あなたはマキネッタという名前を聞いたことありますか。マキネッタは直火にかけるだけで本格的なモカを入れることができる、イタリア伝統のコーヒーメーカー。見た目にもすごくおしゃれで、いま日本でも人気のあるアイテムです。ネット通販で探すとアルミ製のクラシカルなものやイタリアっぽいカラフルなものから、IHコンロ対応のものまでいろいろなマキネッタが販売されていますよ。今回はマキネッタの使い方やブランドをはじめ、デザインや使いやすさで厳選したおすすめのマキネッタをご紹介していきます。コーヒーが大好きな方は、ぜひチェックしてみて下さいね。
マキネッタとは?
お家で本格的なモカが入れられるおしゃれなコーヒーメーカー
イタリアでは一家に一台あると言われている、直火で淹れる簡易のエスプレッソマシン。モカエキスプレスやモカポットと言われることもあります。デザインもイタリアらしくてすごくおしゃれなものが多いです。マキネッタで淹れたコーヒーはエスプレッソマシンで淹れたものと比べると少し薄く、エスプレッソ特有の細かい泡であるクレマはありません。本場イタリアではエスプレッソとは区別してモカコーヒーと呼ばれます。
マキネッタの構造と仕組み
豆をセットして直火にかけるだけで簡単に抽出できる
マキネッタは一番下にボイラーと言われるお水を入れる部分、その上にはバスケットと言われるコーヒーを入れる部分があります。さらにその上に出来上がったコーヒーが入るサーバーがあります。マキネッタの使い方は、お水とコーヒーをセットして直火にかけるだけ。火にかけると温まったボイラーの中のお水が蒸発して、バスケットの中のコーヒーを通りおいしいコーヒーが自動でサーバーに入る仕組みです。
マキネッタにおすすめのコーヒー豆
香りの高い深煎りの豆を細挽きにして
マキネッタは簡易のエプレッソマシンなので、エスプレッソ用にブレンドされた豆を使うのがおすすめです。焙煎は香りと苦みが強い深煎りに。好みもありますがストレートで飲むならシティローストやフルティロースト、ミルクを入れて飲む場合にはフレンチローストやイタリアンローストがおすすめです。通常エスプレッソを淹れるときには極細挽きにしますが、マキネッタを使うときには極細挽きだとバスケットが目詰まりしてしまうので細挽きにしましょう。ちなみにアラビアやエチオピアを原産とする、酸味の強いモコーヒー豆にモカというブランドがあります。このブランドとマキネッタで淹れるモカコーヒーとは全く別のものです。
迷ったらモカ専用のコーヒー豆
イタリアではメジャーなモカコーヒー、モカ専用の豆も販売されています。初めてマキネッタを使う時には、どの豆が良いか迷ってしまいますよね。そんな時おすすめなのが、世界140か国で愛されるコーヒー豆のブランドillyのMOKA。モカ用に挽いてある豆もあるので、コーヒーミルがなくてもすぐにおいしいモカコーヒーが飲めます。マキネッタの定番ブランドビアレッティ社からは、コーヒー豆の他にスッキリとしたMOKAと、濃い目のMOKA INTENSOの2種類の粉が販売されています。専用の豆でモカの味を楽しんだら、じっくり自分好みの豆を探してみるのも良いでしょう。
マキネッタの使い方
最初にお水とコーヒー豆をセット
一番下のボイラー部分にお水を入れます。お水の量は1人前50cc程度が目安で、マキネッタによってはボイラーの内側にここまでお水を入れるという線がついていることもあります。線がなければ大体半分から7割程度の位置まで入れれば良いでしょう。豆はボイラーの上に乗っている小さめの容器、バスケットに入れます。豆の量はバスケットにすりきり一杯を目安にして、豆は上から押さえつけないようにふんわりと入れましょう。豆を入れたバスケットはボイラーの上に乗せます。
直火にかけたら香りを楽しみながら待つ
下部のボイラーと上部のサーバーをねじって止めます。ゆるいと火にかけた時に接続部分から水が漏れてきてしまうので、ギューっとしっかりとめて下さい。いよいよマキネッタを火にかけます。火加減は弱火から中火で、抽出が始まるといい香りが立ち込めますよ。コポッコポッという音がしたら抽出が終わり、おいしいモカコーヒーのできあがりです。抽出が終わった後長く火にかけておくと、コーヒーが煮立って味が落ちてしまうのですぐに火から下ろしましょう。マキネッタが小さくてガスコンロなどにうまく乗らない場合には、マキネッタ用の五徳を使うと便利です。
マキネッタのお手入れ方法
使用後は分解して水洗い
マキネッタはアルミ製でもステンレス製でも水洗いが基本です。コーヒーの油分がマキネッタの内側に膜を作って、独特の鉄臭さをカバーしてくれるので洗剤は使わず水だけで洗いましょう。使用後はマキネッタが十分冷えてから分解してお手入れします。と言ってもパーツはそれほど多くないので比較的簡単、フィルターやパッキンも全て外しましょう。フィルターやパッキンは消耗品で、フィルターが目詰まりしてきたりパッキンに汚れや臭いがこびりついて落ちない場合には交換が必要です。
洗った後はすぐに拭いて黒ずみの原因になるのを防ぐ
アルミ製は使っているうちに、だんだん黒ずみや白いシミが出てくるのが気になる方も多いと思います。そういった汚れのようなものは、洗った後に残る水分と本体のアルミが反応してできるもので人間の体に害はありません。アルミは錆びもつきやすいので、洗った後によく拭いてしまいましょう。シミも防ぐことができますよ。
マキネッタの選び方
使い勝手も考えて素材を選ぶ
家で使うならお手入れが楽なステンレス製
アルミ独特の黒ずみなどがなく錆にくいステンレス製のマキネッタは、お手入れが簡単なので普段家で使うのにおすすめ。ずっときれいに使えて衛生的なので日本人好みです。ステンレス製のマキネッタはスタイリッシュな雰囲気で、ツヤのある表面は高級感が漂います。アルミより価格が高く重いのがデメリットですが、衝撃に強く傷がつきにくいというメリットもあります。
アウトドアには軽くて熱伝導率が良いアルミ製
アルミ製のマキネッタは軽量なので、リュックサックに一つ入れても邪魔になりません。熱伝導率が良いので火にかけるとすぐに温まるのもアウトドアでは嬉しいですね。そもそもイタリアの伝統的なマキネッタはアルミ製で、優しく素朴で少しクラシカルな良い雰囲気。一番の大きなメリットはリーズナブルなことです。例えば代表的なアルミ製のマキネッタ、モカエキスプレス3人用は4,666円。対してスチール製のイルサ3人用は7,128円とアルミ製の1.5倍ほどの価格になっています。
美味しく飲めるサイズで選ぶ
マキネッタは表示されているサイズでしか淹れられない
私たちが普段使っているコーヒーメーカーは、5カップと書いてあったら1~5カップまで淹れられるのが一般的です。しかしマキネッタの場合には3人用と書いてあったら、3カップしか淹れることができません。出来上がり量はエスプレッソを飲むためのデミタスカップ1杯分の50cc。1回で飲みきれる、ぴったりサイズのマキネッタを選んで下さい。
減量フィルターが点いている機種なら半分の量が淹れられる
マキネッタは基本的に量を調節することはできませんが、イルサなどの機種には減量フィルターというパーツが付属しています。 減量フィルターをバスケットの中にセットすると豆を入れるスペースが半分になり、豆を減らしても十分な圧力をかけることが可能に。朝は家族全員分を、日中は自分の文だけ淹れたいという人におすすめです。
欲しい機能で選ぶ
IHコンロを使っているならIH対応のものを
直火で入れるマキネッタ、実はIH対応のものもあります。おいしいモカコーヒーを自宅で飲んでみたいけど、家のコンロがIHだからと諦めているあなたには朗報ですね。IHでは基本的にステンレス製で底が平ら、直径は12cm以上が推奨されています。ただし全てのステンレスが使用可能というわけではないので、ぜひ対応のものを選んでください。またアルミ製や小さいサイズのマキネッタも使用できる、ヒーティングプレートというものも販売されています。
圧力弁付きならエスプレッソのようなクレマができる
エスプレッソの上には細かい金色の泡が浮いています。その泡をクレマと言い滑らかな舌触りを作り出す、エスプレッソにはなくてはならない存在です。マキネッタで入れるモカコーヒーにはクレマがないのが一般的ですが、どうしてもクレマが欲しいという人はビアレッティのブリッカなど圧力弁付きのマキネッタを選ぶと良いでしょう。エスプレッソマシンほどのしっかりとしたクレマではありませんが、手軽に濃厚でエスプレッソに近いコーヒーが楽しめます。
マキネッタのおすすめブランド・メーカー
BIALETTI(ビアレッティ)
日本でも人気の高い本場イタリアの老舗ブランド
マキネッタの定番ブランドで日本でも人気があるビアレッティは、コミカルで親しみやすいひげおじさんの絵がトレードマーク。1933年に初めてのマキネッタであるモカエキスプレスを販売し、イタリアに一大ブームを引き起こしました。現在ではコーヒー器具を中心に、調理器具や家電、日用品なども販売しています。イタリアでシェアNo.1を誇るモカエキスプレス、 クレマのあるコーヒーが飲めるブリッカ、美しいステンレス製のヴィーナスなどが人気機種です。
ILSA(イルサ)
金属の食器を作るイタリアの伝統的なメーカー
イタリアでアルミのプレス工場として始まったイルサは、1956年にステンレスの製品の製造を始めるとすぐに市場からの高い評価を受けました。現在ではマキネッタ用ステンレスのポットなどを中心に、包丁や食器アイスクリームスクープなどを製造しています。高い加工技術と洗練された無駄のないデザインが人気で、イルサはステンレス製マキネッタの代表的な製品となっています。
VALIRA(ヴァリラ)
地中海デザインのしゃれな調理器具を販売するスペインのブランド
洗練された地中海デザインの調理器具を扱う、スペインのブランド。IHに対応した高級なお鍋やフライパンを多く扱っています。マキネッタもIHに対応した製品イザベラが人気。シンプルかつスタイリッシュなデザインで、IH調理に適した18/0のステンレスを使用しています。
ALESSI(アレッシィ)
美しい調理器具などを扱うイタリア発のトップブランド
アレッシィはイタリア北西部で伝統的な金属工房として創業しました。現在では世界70カ国以上で愛される、ハウスウェアの一流ブランド。ため息が出るほどに美しい金属の食器や調理器具、モダンでカラフルな雑貨などを扱っています。コーヒーの用品ではステンレス製のカップやマキネッタなどの品揃えも豊富、ドーム型をしたLACUPOLAや使い勝手にもこだわった高級品アレッシィ 9090などが人気機種です。
おすすめ&人気のマキネッタランキング
お手入れが簡単でおすすめのマキネッタ
BIALETTI-ヴィーナス 2杯用 (4,924円)
女神のように美しいデザインのマキネッタ
日本でも人気のあるビアレッティ社が販売する、ステンレス製のマキネッタです。その美しいツヤとスタイリッシュなフォルムは気品のある女性のような佇まいで、ヴィーナスという名前がぴったり。シンプルな形なので洗浄もしやすく、ステンレス製の製品なのですぐに拭かなくても黒ずんだりシミができたりしないのでお手入れが簡単です。
こちらの二人用のヴィーナスは直径8cm、幅10.5cm、高さ13.5cmですから、500mlの缶ジュースにハンドルが付いたくらいの大きさです。重さは330gなので水を入れると、調度500mlの缶ジュースと同じくらい。普段使っているポットやお鍋などと同じ感覚で、シンク下にしまったり片手で出したりできるサイズです。
ILSA-オムニアNeo 2杯用 (4,320円)
蓋が大きく開くので中が洗いやすい
ステンレスの製品で非常に人気の高い、イルサ社のマキネッタです。2015年にモデルチェンジしてさらに使いやすくなり、価格は旧モデルよりリーズナブルになりました。ステンレス製なので汚れが落ちやすく、蓋が大きく開くので中は洗いやすい形です。
ステンレスは私たちが普段使っている、お鍋や包丁などに使われているとても身近な素材なので撮っても扱いやすいですね。水洗いの後はいつもの洗い物と同じように、普通に水を切っておけば錆びることもありません。
お手入れが簡単でおすすめのマキネッタの比較表
商品画像 | ||
---|---|---|
ブランド | BIALETTI | ILSA |
商品名 | ヴィーナス 2杯用 | オムニアNeo 2杯用 |
価格 | 4,924円 | 4,320円 |
特徴 | 女神のように美しいデザインのマキネッタ | 蓋が大きく開くので中が洗いやすい |
サイズ | 幅8×奥行10.5×高さ13.5cm | 幅31×奥行23×高さ28cm |
容量 | 120ml | 100ml |
キャンプにおすすめのマキネッタ
RISOLI-ZARINA 6杯用 (7,140円)
キャンプがもっと楽しくなるカラフルなマキネッタ
まず目を引くのがイタリアらしいカラフルな色使い、ハンドル手や蓋のシルバーとのコントラストもおしゃれです。緑のたくさんあるところにテーブルを出して、コーヒーを淹れたらとっても楽しい気分になりそうですね。
リゾリ社は日本でもオリーブ色のおしゃれなフライパンやグリルなどが人気の、高い鋳物製造の技術を持ったイタリアの調理器具メーカーです。ザリーナは一番底の部分のアルミが薄くなっているので、火の伝わりが良くて早くお湯が沸くのが特徴。燃料が限られている キャンプでは特に嬉しい仕様です。
BIALETTI-モカエキスプレス 3杯用 (4,666円)
モカコーヒーの名前の由来にもなった伝統的なマキネッタ
世界で初めて販売されたマキネッタで、イタリアでのシェアはNo.1という実力派。モカエキスプレスという商品名が、モカコーヒーの名前の由来になったと言われています。素朴なアルミ製の質感がおしゃれで、キャンプはもちろんキッチンの片隅におけばおいしいコーヒーと共にイタリアンな雰囲気が味わえます。
モカエキスプレスは80年以上前から続く伝統的な形はそのままに、少しずつマイナーチェンジしてより使いやすく進化しています。真ん中には指をあげたユーモアのあるヒゲおじさんのイラスト、みんながイメージするマキネッタの定番の形。その美しく機能的なデザインは、ニューヨーク近代美術館MOMAにも展示されていることからもどんなに優れているかが伺えます。
BIALETTI-モカアルピナ3杯用 (7,020円)
アウトドアにぴったりのデザイン
マキネッタはコンパクトなのでアウトドアにもぴったり、自然の中で飲むコーヒーの味はまた格別です。こちらのモカアルピナは深みのあるグリーンに高く盛り上がったドーム型の蓋、見ただけでも登山やキャンプに持って行きたくなるデザインです。
アルプスを守る山岳部隊であるアルピーニの帽子をモチーフに作られたモカアルピナは、毎年イタリアで開催される部隊の記念イベントで販売された商品。オオガラスの黒い羽がポイントです。フィルターエアーパッキンなどの消耗品は、モカエキスプレスなど他のビアレッティの製品と同じものを使うことができます。
PEZZETTI -直火式エスプレッソメーカーLuxexpress (4,438円)
ダッチオーブンの横で楽しみたいクラシカルなマキネッタ
ペゼッティは70年の歴史を誇る老舗で、イタリアでは有名なブランドです。現在はイタリアの大手家庭用品メーカーであるギディニ社のブランドとなっていて、シンプルなものやカラフルでおしゃれなものまで多数のマキネッタをラインアップしています。
軽量なアルミのマキネッタはアウトドアにぴったり、小型のガスバーナーや固形燃料を使うと簡単に本格的なコーヒーを味わうことができます。特に寒い日はおいしく感じられますね。Luxexpressはクラシカルな雰囲気が素敵なアルミ製のマキネッタで、中央にPEZZETTIの刻印が彫られています。
キャンプにおすすめのマキネッタの比較表
商品画像 | ||||
---|---|---|---|---|
ブランド | RISOLI | BIALETTI | BIALETTI | PEZZETTI |
商品名 | ZARINA 6杯用 | モカエキスプレス 3杯用 | モカアルピナ3杯用 | 直火式エスプレッソメーカーLuxexpress |
価格 | 7,140円 | 4,666円 | 7,020円 | 4,438円 |
特徴 | キャンプがもっと楽しくなるカラフルなマキネッタ | モカコーヒーの名前の由来にもなった伝統的なマキネッタ | アウトドアにぴったりのデザイン | ダッチオーブンの横で楽しみたいクラシカルなマキネッタ |
サイズ | 幅17.5×奥行10×高さ22cm | 幅9×奥行16×高さ16.5cm | 幅8.5×奥行15×高さ19.5cm | 幅18.5×奥行10×高さ20cm |
容量 | 320ml | 150ml | 160ml | 335ml |
IH対応でおすすめのマキネッタ
VALIRA-イザベラ 4杯用 (5,832円)
IHに適した18/0ステンレスを使用した人気商品
イザベラは下の方が柔らかく広がったステンレス製のマキネッタ。底面が10cmと広いのでコンロに乗せた時にも安定性が良くなっています。IH対応のマキネッタの中では比較的リーズナブルで人気の商品。スペインの大手調理器具メーカー、ヴァリラ社の製品です。
ステンレス製の製品でもIHに適しているものとそうでないものがあります。例えば18/8ステンレスと18/0ステンレスは金属の配合が違い、適しているのは18/0ステンレス。オールメタルのIHヒーターならアルミでも使えますが、熱効率がいいのはやはり対応の製品です。さらに広さは12cm以上26cm未満が推奨。イザベラは18/0ステンレスで底面は平ら、広さは10cmと推奨より少し狭いですがほとんどのIHで使用可能です。
BIALETTI-モカインダクション 6杯用 (8,640円)
IH対応になったモカエキスプレス
伝統的なアルミ製マキネッタのイメージが強いビアレッティですが、IH対応のマキネッタも販売されています。形はモカエキスプレスとほぼ同じ、サーバーはアルミ製でタンクがステンレス製。サイズは6人用の1種類だけですが、IHにも対応できる広い底面になっています。
大きさは直径が11cm、高さが20.5cmですから、キッチンに2Lのペットボトルがあるところをイメージしてもらうと分かりやすいかと思います。サーバーの色は赤と黒の2色があります。ビビットな赤もイタリアっぽくて素敵ですが、シックなボディにシルバーのひげおじさんがついたブラックがおすすめ。落ち着いたデザインで、お茶の時間をゆっくり楽しめそうです。
G.A.T-カフェティエラ Magnifica 3杯用 (5,400円)
小さめサイズのIH対応マキネッタ
こちらのMagnificaはハンドルとツマミがウッド調になっているお洒落なマキネッタ。ツマミの形もユニークで素敵です。IH対応のマキネッタは底面が広くないと使えないので、大きいサイズのものが多くなっています。Magnificaは3杯用と比較的少なめのサイズなので、小さいサイズが欲しい方におすすめです。
G.A.Tはマキネッタを専門に扱うイタリアのメーカーで、サーバーがガラスになったおしゃれなマキネッタ、おしゃれな電気式のマキネッタなどユニークな製品を豊富にラインナップしています。ところでこの電気式のマキネッタ、海外製品では日本電源100Vで使えない場合も多いので購入の際にはご注意ください。100V-200Vの変換器もありますが、お値段は1万円近くします。
IH対応でおすすめのマキネッタの比較表
商品画像 | |||
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ブランド | VALIRA | BIALETTI | G.A.T |
商品名 | イザベラ 4杯用 | モカインダクション 6杯用 | カフェティエラ Magnifica 3杯用 |
価格 | 5,832円 | 8,640円 | 5,400円 |
特徴 | IHに適した18/0ステンレスを使用した人気商品 | IH対応になったモカエキスプレス | 小さめサイズのIH対応マキネッタ |
サイズ | 幅10×高さ17cm | 幅19.5×奥行11×高さ21cm | 幅10×高さ16.5cm |
容量 | 200ml | 280ml | 150ml |
クレマができるおすすめのマキネッタ
BIALETTI-ブリッカ 2杯用 (8,773円)
おしゃれなクレマがご自宅で
エスプレッソのようにクレマがあるコーヒーを飲みたい人におすすめなのが、こちらのブリッカ。ブリッカはコーヒーをサーバーに入れる抽出口に圧力弁がついています。これは圧力鍋のクルクル回る重りと同じような役割をするもので、マキネッタの中の圧力を調整します。高い圧力をかけながらコーヒーを抽出することでエスプレッソほどではありませんが、より苦みと深みのある濃いコーヒーになりクレマもできます。
おいしいエスプレッソにはきめが細くて厚みのあるクレマができる、という人もいるくらいエスプレッソにとってクレマは大事な存在です。コーヒーを淹れる時には二酸化炭素の泡が出ます。エスプレッソマシンは圧力をかけながら抽出するので、コーヒーの中に二酸化炭素が溶け込みカップに入れた後に金色の美しい泡ができるのです。圧力をかけることができるブリッカならクレマはできますが、豆の鮮度や挽き方などいくつかの条件が揃わないとしっかりとしたクレマはできません。きれいなクレマができるように色々試してみるのも楽しみですね。
クレマができるおすすめのマキネッタの比較表
商品画像 | |
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ブランド | BIALETTI |
商品名 | ブリッカ 2杯用 |
価格 | 8,773円 |
特徴 | おしゃれなクレマがご自宅で |
サイズ | 幅8×奥行14×高さ14.5cm |
容量 | 80ml |
減量フィルター付きでおすすめのマキネッタ
ILSA-イルサ 3杯用 (5,443円)
イルサの一生ものマキネッタ
スチール製のマキネッタの代表といえば、こちらのイルサ。金属加工技術で評価の高いイルサ社の製品です。表面の美しいツヤは品のある高級感を演出し、ハンドルやツマミまでステンレスで仕上げたシンプルで無駄のないデザインになっています。オールステンレスなので汚れも付きにくく、一生ものと言えるマキネッタです。
マキネッタは抽出できる量が固定なのが少し不便ですが、イルサは減量フィルターが付いているので量の調節ができます。穴の開いたステンレスの円盤のような減量フィルターをバスケットに入れ、容量を少なくすることで半分の量でもおいしいモカコーヒーを淹れることが可能です。
ILSA-ズランチョ 4杯用 (14,040円)
シンプルなデザインがおしゃれ
表面はツヤ消しになっていますが、アルミではなくステンレス製のマキネッタです。見た目にもどっしりとしたボディはかなり肉厚、安定感があり熱が均等に伝わります。汚れがつきにくくお手入れも簡単で、落ち着いたデザインが好みの方におすすめです。
この個性的なマキネッタでモカコーヒーを淹れて、きれいな色のデミタスカップに注いだらとてもおしゃれ。友達が来たときにはイタリアンスイーツを食べながら、コーヒータイムを楽しむのも素敵です。減量フィルターがついているので、普段は少なめの量を入れることができますよ。
アレッシィ-9090 (20,578円)
数々の賞を受賞したマキネッタ
その価格20,578円という高級品ですが、美しさは調理器具の枠を超えた美術品。1979年にはイタリアで最も権威のあるデザイン賞COMPASSO D’OROを受賞、ニューヨークの近代美術館MOMAにも展示されている逸品です。エスプレッソが好きな方へのプレゼントとしても最適ですよ。
アレッシィはイタリアの一流ブランド、ハイクオリティで個性的なデザインが特徴です。アレッシィ9090は液だれしにくい注ぎ口や片手で開閉のできる蓋など、デザイン性の高さだけでなく機能性にも優れたマキネッタ。減量フィルターが付いているのでさわやかな朝のコーヒーは家族みんなで、ランチの後は1人でゆっくりなど必要に合わせて量を調節できます。
減量フィルター付きでおすすめのマキネッタの比較表
商品画像 | |||
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ブランド | ILSA | ILSA | アレッシィ |
商品名 | イルサ 3杯用 | ズランチョ 4杯用 | 9090 |
価格 | 5,443円 | 14,040円 | 20,578円 |
特徴 | イルサの一生ものマキネッタ | シンプルなデザインがおしゃれ | 数々の賞を受賞したマキネッタ |
サイズ | 幅25×奥行35.5×高27.5cm | 幅8.2×高さ19.5cm | 幅12.5×高さ20.5cm |
容量 | 150ml | 200ml | 300ml |
おしゃれなデザインでおすすめのマキネッタ
PEZZETTI-直火式コーヒーメーカー ステンレスライトパープル2cup(3,764円)
上品なライトパープルで優雅な気持ちに
イタリアでも広く愛用されているペゼッティ社の直火式コーヒーメーカーです。こちらはキッチンが明るくなるようなカラフルな色合いが特徴のシリーズ。ライトパープルは、洗練された品の良さを与えるカラーです。優雅な気持ちでコーヒーをいただけますよ。
水とコーヒーをセットして直火にかければ、3分ほどで2人用のコーヒーが抽出できます。とても簡単にコクのある美味しいコーヒーを楽しめるのが魅力。持ち運びしやすいため、お庭でコーヒータイムも素敵ですね。ライトパープルのカラーがお庭のグリーンに鮮やかに映えそうです。
BIALETTI-クラス 6カップ用(7,383円)
デザイン性と実用性を兼ね備える
丸みを帯びた優しいフォルムが特徴の、ビアレッティの直火式エスプレッソメーカー。「クラス」という名前のとおり、優雅で上品な佇まいです。コロンとした柔らかいデザインはかわいらしい印象も与えるため、女性には特に好まれるでしょう。
汚れやさびに強いステンレス製なのも高ポイント。手入れが簡単なだけでなく、光沢があり品の良いステンレスは、キッチンインテリアとしても優秀ですよ。ハンドル部分は持ちやすく、熱くなりにくいシリコンを使用。実用性もばっちりのエスプレッソメーカーです。
まとめ
お手入れが簡単なステンレス製のマキネッタがおすすめ
マキネッタの選び方や知っておきたい有名ブランド、おすすめのマキネッタなどをご紹介してきましたがいかがでしたか。イタリアらしいカラフルなものやクレマができるもの、IH対応のものなど様々なマキネッタを見てきました。中でもおすすめはステンレス製のマキネッタ、お手入れが簡単なのでいつものお鍋や食器と同じように手軽に使うことができます。本格的なモカコーヒーが淹れられるおしゃれなマキネッタで、あなたも至福の1杯を楽しみませんか。
マキネッタに関するQ&A
マキネッタで使用する豆の量はどのくらい?
マキネッタでコーヒーを作るときには、1杯につき7gくらいのコーヒー豆が必要です。ただし中煎り豆の場合は深煎りに比べて豆の中の水分量が多いので、グラムあたりのかさ(分量)は若干少なくなります。焙煎具合に応じて豆の量を調整してみてくださいね。ふだんはマキネッタに備えつけのバスケットに、すりきり一杯を目安に豆を入れるだけでよく、コーヒーを作るたびに計量する必要はありません。
マキネッタでクレマを上手に作るコツは?
クレマは抽出時にコーヒーに含まれる炭酸ガスが圧縮され、水の中に溶けだしたもの。きめの細かいクレマを作るには、炭酸ガスが多く含まれた豆を使うことが大切です。深入り豆には多くの炭酸ガスが含まれているので、美しいクレマを作りたい場合は深煎り豆を選びましょう。またガスは徐々に抜けていくため、なるべく焙煎して時間が経っていない豆を選び、抽出する直前に挽くことをおすすめします。
マキネッタの使い始めに必要なお手入れは?
新品のマキネッタには金属臭が残っていることがあり、そのまま使うとコーヒーに金属の臭いがうつってしまいます。使い始めは中性洗剤を使って内部を洗い、3回ほど実際に豆を入れて試運転し、コーヒー膜でコーティングしておきましょう。本場イタリアでは豆のかわりに酢を入れて試運転することが多いので、豆をムダにしたくない場合は酢を使ってみてもよいですね。コーヒーの風味を守るため、通常のお手入れは洗剤を使わず水洗いだけにしておきましょう。