同じ姿勢が長時間続く液タブでの描画作業で、肩凝りや頭痛の悩みを抱えている利用者は多いですよね。液タブスタンドはそんな悩みを軽減し、仕事の質とスピードを高めるために欠かせないアイテムです。導入することで姿勢が良くなり描画作業を進めやすくしてくれます。そこで、今回は人気のおすすめ液タブスタンドを選び方のポイントをおさえてご紹介します。より快適に作業したいと思っている方はぜひ参考にしてください。
液タブスタンドの特徴
肩凝りや猫背を解消できて作業に集中できる
デスクに直置きの液タブを自分好みの角度や高さに調整できるのが液タブスタンドです。長時間の前傾姿勢と下向きの視線は凝りと猫背の原因です。高さや角度を変えるだけで姿勢を改め、作業に付き物だと思っていた不調の悩みを軽減できます。無理のない姿勢に変えることで作業がはかどりますよ。
デスク周りの窮屈さを解消できて作業ストレスが軽減する
液タブはパソコンに接続して使うため、自由に使えるスペースがなくなり、不便を感じますよね。作業環境が狭い場所での液タブスタンドの使用は、新たな作業スペースを生み、デスク周りを広く使えます。また、液タブの収納場所としても機能します。快適な環境で無駄な動きが減り、描画作業が進むでしょう。
液タブスタンドの種類
専用スタンド
プロが選ぶ安定感のある仕様
液タブスタンドを使うにあたって、液タブが不安定だと作業が思うように進みません。液タブメーカーがアクセサリとして販売する専用スタンドは、作業効率を上げる目的でモデルに合わせて作られています。液タブ自体の重さと描画に筆圧がかかるので、ズレ防止として滑り止めが各所に施されており、固定具で止めるタイプもあります。
液タブスタンドにとって重要な角度調整機能は、自由に角度を調整できるタイプと、より固定力の強い段階的な調整方法の二種類。メーカーによっては携帯できる薄型や耐荷重量の大きい耐久性のあるタイプなど幅広い特徴で展開しています。共通しているのは、作業効率を落とさないつくりになっているということですよ。
兼用スタンド
デスク周りの作業環境を充実できる
長時間の使用で熱を持ちやすいパソコンやタブレットの使用を前提としているので、台座にはスリットや通風穴によって熱がこもらないデザインが施されています。ほとんどのスタンドが放熱性と耐久性に優れたアルミ合金で作られています。素材を活かし、見た目にもこだわっていますよ。
そして、角度の調節は無段階で選べるほか、デバイスの高さの調整もできるので、手元にスペースが空いて作業しやすくなりますよ。使わない時は折り畳んで収納したりと、作業環境に合わせて細かくカスタマイズが可能です。特にデスク周りが狭い人におすすめといえるでしょう。
液タブスタンドの選び方
安定感で選ぶ
すでに液タブを所有しているなら液タブのサイズに合ったものを
液タブと液タブスタンドには画面の大きさを表すインチ表記と、そのものの大きさを表す外形寸法の二つが記載されています。これを参考に、合ったサイズを選びましょう。液タブと同じメーカーで揃えるなら、対応機種の確認は必須です。仕様によって使えないこともあるので、しっかりと確認しましょう。長時間の作業になるからこそ使い心地は大切ですよ。大きさに合わせて液タブスタンドを選ぶことで、描画作業をスムーズに進められますね。
滑り止めがついているものなら液タブがずれにくく作業しやすい
液タブスタンドには、液タブとスタンド、そして、液タブスタンドとデスクの2カ所の接地面があります。この接地面で滑ると作業効率が下がります。液タブの作業で避けられないは筆圧。ペン先だけではなく時には描画中に手首や腕が触れることもあるので無意識のうちに前へ押す力が加わってしまいます。滑り止め付きの液タブスタンドを使うことで、デスク上のスタンドの滑り防止と画面に傾斜をつけた時の安定性が高まり、安心して作業を継続できますよ。滑り止めの位置や大きさも液タブスタンドを選ぶうえで欠かせないポイントです。
機能重視で選ぶ
姿勢を改善するなら角度の調整機能付き
長時間続けることの多い液タブでの描画作業は、思った以上に体へのダメージが大きいものです。首や背中が凝るのは、良くない姿勢で液タブを操作するためで、姿勢改善には液タブスタンドが欠かせません。大切なのは自分に合った角度。液タブの角度は、デスクと椅子の高さにも関係しますので、少ない角度調整機能のものは、満足できないこともあります。多角度で調整できると、自分の姿勢に合わせた楽な角度を見つけられますよ。
長時間使うなら放熱対策機能付き
パソコンの長時間使用と同じように、液タブも長時間の使用で熱を持ちます。精密機械なので、反応が鈍くなったり、バッテリーの寿命が短くなるなど、作業に支障が出てきてしまいますよね。デスクに直置きは熱がこもりやすいので、デスクとの間に空間ができる液タブスタンドの利用が効果的。放熱されるようにスリットが入っているとより効果が高まりますよ。そして、熱伝導率の良い金属製で放熱対策がされてれているスタンドを選ぶことをおすすめします。
作業環境で選ぶ
デスクが狭いなら折り畳み式でコンパクトに収納できるもの
狭い作業スペースでは、小さく折り畳んで収納できる液タブスタンドを選ぶとよいでしょう。角度調整タイプは薄いもので1センチくらい、高さ調整機能の付いたリフト型のスタンドだと5から6センチまで薄く畳めます。使う時だけ取り出してセッティングすることで限られたスペースを有効活用できます。そして、頻繁に収納するなら重さも考慮すべきポイントですよ。持ち上げても苦にならない1キロ前後の軽いものを選びましょう。
デスクを広く使うなら高さ調整機能付きでスペースを空ける
液タブを置いたデスク上は自由なスペースが少ないので窮屈に感じます。そういう時は、縦の空間を上手く使いましょう。高さ調整機能付きのスタンドを選ぶと、作業空間がぐっと広がります。デスクに直接置くリフト型とデスクのへりに固定するアーム型があります。まずは液タブの設置がしやすく、価格が抑えられるリフト型を導入してみましょう。
液タブスタンドのおすすめブランド・メーカー
XP-PEN(エックスピーペン)
入門から上級まで使える液タブを展開する日本のメーカー
描画に必要な本体からアクセサリーまで豊富に取りそろえているので、自分に合ったものを見つけやすいメーカーです。初心者向けのセットもあり、イラストを始めたい人を親切にサポートしてくれますよ。高額になりがちな上級者向け液タブでもリーズナブルな価格設定で導入しやすいです。
Parblo(パーブロ)
高コスパと高品質が売りのメーカー
液タブとしては低価格の3万円程度の手ごろな価格で取りそろえています。高感度の筆圧検知レベルの機能が備わっていることなど、機能性はとても高いです。イラスト制作だけではなく、オンライン授業や会議に取り入れたい人におすすめですよ。
HUION(フイオン)
高レベルの性能とリーズナブルな価格のメーカー
購入目安にするモニターの解像度や筆圧検知機能などの性能レベルは、どれも高スペックで高クォリティです。サイズが大きくなり価格が上がるプロ向けのシリーズでも、価格を抑えて販売しています。価格、質ともに満足度がとても高いものを提供しています。
Wacom(ワコム)
最先端で高品質の液タブと言えばこのメーカー
液タブ購入を検討する際、必ず候補に挙がる人気メーカー。初心者向けのエントリーモデルからプロ用の大型モデルまで、創作活動を刺激して制作スタイルに合わせて選べるのが特徴です。制作効率が上がり質の高い描画作業が可能なので信頼度がとても高いですよ。
おすすめ&人気の液タブスタンドランキング
角度調整機能でおすすめの液タブスタンド
XP-PEN-アルミ製スタンド (8,330円)
軽量なのに安定感抜群
10度から65度まで必要に応じて角度調整が可能で、角度調整の自由度が高いスタンドです。液タブとの接地面が広いうえ、四隅に特製の滑り止め付きで滑らず安定感抜群。アルミ合金製のシンプルな構造で、デバイスの重さや作業の圧力に耐えられる設計がなされています。
液タブに限らずiPadなどの他デバイスにも対応しています。凹凸が少なく厚さ1センチで軽量なので、収納しやすく、かばんに入れて持ち運ぶのに適しています。液タブのメーカーが販売しているので、角度調整に限らず機能の充実具合は優れていますよ。
Parblo-折りたたみタブレットスタンド (6,665円)
小さめ液タブに合わせやすい
10インチから16インチの小さめのタブレットに適しています。小さめタブレットは手に持っての作業や、角度調整を違うもので代用しがちですよね。作業効率を考えるなら専用スタンドの利用をおすすめします。
角度は15度から90度まで角度調整が可能で、液タブを支える部分とデスクの接地面には、端から端まで大きめに滑り止めが付いています。細かい配慮が嬉しいスタンドですね。カラーは全体的にブラックなので、液タブ本体となじみやすいデザインです。
ARTISUL-Tablet Kickstand (7,382円)
イーゼルにもなって一台二役
液タブや板タブなど描画作業で使いやすいスタンドです。一見とてもシンプルなデザインですが、調整角度は5度から70度までとても幅広い範囲で可能だという特徴があります。また、スタンドの脚を180度回転させることができ、イーゼルのように使うこともできますよ。
作業中は浅い角度で使用し、終了後はイーゼルとして使い、液タブを立て掛けて保管が可能です。作業環境が狭いと、液タブの置き場所に困りますよね。これは省スペースで保管できるので、悩みを解決してくれますよ。
BoYata-ノートパソコンスタンド (7,444円)
角度調整の自由度と安定感
畳むと厚さは6センチまで薄くなりますので、持ち運びや使わない時の収納に適しています。高さ調整可能なタイプの中でも薄く折り畳めるので、省スペースに保管できますね。一方、コンパクトですが1キロ以上の重さがありますので、軽さゆえの不安定さはありません。
角度と高さは無段階で調整が可能なので、自分に合うように調整できるのが嬉しいところです。滑り止めの配置への気遣いと、アルミ合金素材でデザイン性が高いことなど、利用者に求められるポイントを全て網羅していますよ。オフィスや自宅のインテリアに合わせやすいのも人気の理由です。
Wacom-Wacom Cintiq スタンド ACK620K (10,461円)
液タブスタンドとしての能力高め
ほとんどの液タブスタンドは台に乗せるせるタイプですが、こちらは本体とスタンドをネジで固定するタイプです。しっかりと安定し、スタンドに滑り止めが付いているので作業による圧力や重さでスライドしません。スタンド自体は小型なのにしっかりとした液タブの土台になっています。
角度は19度から68度で、タブレットを設置したまま自由に角度調整可能なところが便利です。使用後は立てたまま保管するので、液タブ使用頻度の高い人におすすめ。Wacom Cintiq16専用のスタンドです。液タブの品番等を事前にしっかりと確認してくださいね。
コンパクトさでおすすめの液タブスタンド
HUION-液晶タブレットスタンド ST300 (8,549円)
コンパクトで幅広の滑り止め付き
液タブメーカーのアクセサリーとして販売されていますので、シリーズと合わせて使えます。構造上接地面が広いうえ、大きいシリコンゴム製の滑り止めが付いています。圧力でずれることはなく、安定した描画作業ができますよ。
角度調整のスタンドを畳めば、厚さ11ミリまで薄くなります。液タブを使わない時は収納できるので邪魔になりませんね。外出先での液タブ利用や移動が多い働き方をしている方、安定性とコンパクトさの両方を求める方におすすめです。
HUION-液晶タブレットスタンド ST200 (10,059円)
軽量で薄型なのに安定感もあり
大きくくり抜かれたデザインが印象的なこの液タブスタンドは、折り畳んで小さくでき、厚さは7.6ミリという驚きの薄さになります。重さは556グラムという超軽量のコンパクトな液タブスタンドです。しかしながら、素材はアルミニウム合金を使っているので、丈夫で耐久性も心配ありません。折り畳み後は平らな状態にできますので、バッグに入れて持ち歩くことが可能ですよ。
長時間の液タブ使用は本体に熱を持ってしまうので動作の遅れがきになることがありますよね。このスタンドの形状と素材は優れた放熱性をもち、パフォーマンスの維持に役立ちます。液タブメーカーのアクセサリーですので、作業時の姿勢や安定感などしっかり人間工学に基づいてデザインされています。
XP-PEN-折りたたみスタンド (4,705円)
折り畳んで薄型になる簡易作業向けスタンド
液タブメーカーのシンプルな液タブスタンドです。角度はかえられませんが、スリムでコンパクトな折り畳みスタンドです。長時間連続した作業をしない方や、出先でプレゼンをするときなど、少し角度が欲しい時のスタンドとして重宝しますよ。
軽量なABS素材で折り畳むとフラットになりますので、バッグに入れて楽に持ち運べます。全体的にシンプルな機能ですが、しっかり滑り止めが付いており、安定して作業ができますよ。16インチまでの液タブ利用者におすすめです。
BoYata-ノートパソコンスタンド (4,739円)
持ち運びと収納に適した設計
超軽量の折り畳みノートパソコンスタンドです。幅の調節が自由に決められるので、最小45ミリ、最大165ミリまでの間で調節できますよ。10から17インチまでのパソコンや液タブに使えるのでとても適応性が高いです。
折り畳んだ状態は超コンパクトなのでかばんの隅に入れておけますね。液タブの使用頻度が低い人や、デスクの作業スペースが狭くて片づけておきたい人向けです。そして、アルミ素材で接地面が少ないので放熱性がとてもよく、長時間作業しても液タブが熱くなりにくい点が優れています。
Parblo-折りたたみタブレットスタンド (4,230円)
デザイン性と機能性が伴ったスタンド
とても薄く折り畳めるスタンドです。タブレットの落下やズレ防止のために数カ所と、全体を支える脚にも滑り止めが付いています。見た目は薄くコンパクトですが耐荷重量は20キロありとても丈夫です。安心して作業が進むスタンドですよ。
アルミニウム合金製で熱伝導率が良く、空気がこもりにくいこのスタンドは放熱性に優れています。地味でシンプルなデザインが多い液タブスタンドですが、デザイン性にも優れています。置いておくだけでデスク周りがスタイリッシュになりますね。
Wacom-モバイルスタンド ACK62701K (12,879円)
驚くほど薄くてコンパクト
ご紹介している液タブスタンドの中で最も薄いのが、こちらのモバイルスタンドです。最厚部分で3.75ミリです。丈夫なメタル製で、たたむとフラットになります。付け外しは簡単で本体にはめ込んで使うのでぴったりはまり、安定性がありますよ。
重量は365グラムでとても軽量です。このコンパクトさは他では見かけませんね。付け外し可能で滑り止めや角度調整機能があるので、作業効率アップに期待できます。スタイリッシュなデザインもワコムらしくてすてきです。Wacom Cintiq Pro13、16専用ですよ。
耐久性でおすすめの液タブスタンド
BoYata-ノートパソコンスタンド (8,558円)
滑らない安心と長く使える耐久性
ノートパソコンスタンドで人気のBoYataは、液タブスタンドとしても使えます。幅広の滑り止めと無段階で角度調整と高さ調整が可能です。リフト型なので薄くフラットにはなりませんが、アームを下げて小さくすることが可能です。
スタイリッシュなアルミ合金素材は、熱伝導率がよく軽いのに耐久性もありますよ。アームが勝手に動かず20キロまで支えることができます。ずっしり重いパソコンやタブレットでも、自然と圧力をかけてしまう液タブの描画作業にも対応可能な強度です。
ZENLO-ノートパソコンスタンド (6,264円)
コンパクトなのに強度も十分
厚さ3ミリの丈夫なアルミ合金製です。折り畳むと6センチまで小さくでき、635グラムと軽量です。耐荷重量は20キロまであり問題なく液タブ作業が可能です。耐荷重量は丈夫なスタンドを選ぶポイントになりますよ。
長時間の作業を考え、放熱性を高めるために設置場所は穴の開いたデザインにしています。タブレットの滑り落ち防止でシリコン製の滑り止めパット付きです。使用中のバランスが良くなるよう四隅が広がっているのは他にないデザインですね。
Frunsi-タブレットスタンド (3,898円)
多機能で様々なデバイスに対応可
耐荷重量は35.2キロもありますので特に耐久性に優れています。シンプルな構造で丈夫なスタンドを探しているのならピッタリです。隙間を空けることでタブレットから出る熱を放熱し、熱がこもらない工夫がされています。
9段階の角度調整や折り畳んでフラットにできる点など、欲しい機能満載の多機能スタンドですね。実は、液タブやパソコン用だけではなく、スマホ用のスタンドも内蔵されているおまけ付き。少し大きめの17インチまでのデバイスに対応しています。
Klearlook-ノートパソコンスタンド (5,555円)
液タブと色彩統一で作業環境をデザイン
最大耐荷重量は20キロで、耐久性のあるアルミ合金素材を使用しています。金属ですが、さびない素材なので丈夫で長く使えますよ。大きめの17インチまでのタブレットやパソコンに向いていますので、利用者の多い16インチの液タブにちょうど良いですね。
素材や機能はどれもよいので他社と比べて甲乙つけ難いですが、最近のパソコン用のスタンドで見かけないカラーの黒です。黒が多い液タブに合わせるならピッタリです。作業環境には見た目のデザイン性や統一性も大切ですよ。
Wacom-Ergo Stand ACK62801K (55,534円)
安定性と機能性に優れたプロ仕様
ワコムのプロ仕様の液タブスタンドです。24インチの液タブを設置するのでスタンドにもある程度の重さが必要で、がっしりとした造りになっています。重さが19.5キロとスタンドとしては重めですが、その分液タブを動かしてもぐらつかない安定感があります。
角度や高さの調整の他に、液タブを回転して自分好みの作業ができる、まさにプロ用のスタンドといえます。ワコムらしくスタイリッシュでかっこいいデザインが魅力的です。Wacom Cintiq Pro 24用 Wacom Ergo Stand (ACK62801)専用ですので、お持ちの方はぜひチェックしてみてくださいね。
まとめ
液タブに合った丈夫な液タブスタンドがおすすめ
液タブスタンドの強度は作業の効率や安定性に大きく関わってきます。使用頻度と使用場所の違いも液タブスタンド選びに大切です。合わないものを使うと壊れやすくなり、作業効率が落ちてしまいますよね。液タブメーカーのスタンドだと、パフォーマンスの向上を考えて設計されていますので選びやすいです。機能や耐久性においても十分なレベルなのでおすすめですよ。他デバイス兼用は、素材や耐荷重量の表記があるので強度の参考にするとよいですよ。スタンドのデザインだけに注目するのではなく、自分の条件に合った液タブスタンドを選びましょう。