海に生息するメバルは、正式にはスズキ目カサゴ亜目メバル科メバル属に分類されます。岩場や障害物を好みます。主に夜行性で食欲が旺盛でパワフルな魚でエキサイティングな釣りが人気です。しかし、初心者はどのラインを選べば良いのか悩みますよね。そこで今回は、おすすめのメバリングラインをランキング形式でご紹介致します。様々な種類なラインの種類がありますので、太さや色などの選び方のポイントを詳しく解説致します。どのラインを選べば悩む方は、本記事を参考に是非お気に入りのラインを見つけてくださいね。
メバリングラインの特徴
メバルを釣る為にアタリの感度を正確に伝える機能が求められる
メバルは大型になればなるほど、警戒心が強くなりアタリが小さくなります。よって感度の高いラインでないとアタリを見分ける事が難しくなります。可能な限り細くて、耐摩耗性と感度が高いラインを選ぶのがおすすめですよ。
パワフルなメバルを釣るには高い強度が求められる
小型のメバルを狙う時は超高感度の極細ラインを使用するのがおすすめです。小型を狙っていても、たまに大型のメバルがひっかかる時があります。その時に強度が弱いとすぐに切れてしまうので、常に強度の高いラインを使っておくのがおすすめですよ。強度の強いラインを選んで、不意の大物もターゲットに釣りをするのも楽しい釣り方の一つです。
メバリングラインの種類
ナイロンライン
操作性が高く比重が軽めでゆっくりと沈む
ライントラブルが少なく初心者向けにおすすめのラインです。伸縮するので、アタリを逃すバラシや糸切れのラインブレイクなどが少なく、扱いやすいライン。夜間ゲームの時には、ライントラブルが少ないことで快適に釣りを楽しむことができますよ。
ナイロンラインは比重が軽い為、水にゆっくり沈む性質を持っています。そのため、表層部付近にいるメバルを釣るのに有効。また、警戒心の強いメバルには、できるだけ細めのラインを選択して水中で目立たないようにするのがおすすめです。
フロロカーボンライン
アタリが取りやすく比重が高く早く沈む
ショックリーダーが不要でメンテが楽で扱いやすいライン。比重が高く水に沈みやすい性質があるので、単独で中層からボトム層を狙うのに最適なラインです。ショックリーダーにナイロンを使えば、表層部も狙えるのでメバルのいる層を読んで使い方を工夫するのがおすすめ。
また、ナイロンと比較して根ズレにも強いので中型から大型まで狙うことができます。さらに吸水性が低く、紫外線の劣化も少ないので、長く使えて経済的。硬度も高いので感度も高いので小物や警戒している時の微小なあたりを逃さず、繊細な釣りを楽しめますよ。
PEライン
アタリがとても取りやすく比重が軽く水面に浮く
軽量で飛距離を出しやすいのが特徴のライン。原糸を複数編み込みした上から樹脂でコーティングしています。そのため、表面が滑らかなで強度は高く、根ズレにも多少強い性質を持ちます。固いものに対する擦れには弱いので、障害物の多い環境では、ショックリーダーを利用するのがおすすめです。
また、比重が軽く水に浮きやすい性質を持ちます。そのため、軽めのリグを使用して、水面上にルアーをきびきびと動かして、メバルに喰いつかせる釣りをする際に有効。さらに感度も非常に高く、極小なあたりも手元に伝わるので、成果を上げやすいラインです。
メバリングラインの選び方
ルアーを飛ばす距離で選ぶ
近距離の岩場などを狙う場合はライントラブルの少ないラインを
近距離の岩場などを狙う場合は、ライントラブルの少ないナイロンラインを使うことをおすすめします。太さは3lbから4lbあたりがおすすめ。ライン長さは75mから100m程度必要です。ラインが延びるので、メバルが掛かった際のショックで切れるようなことはめったにありません。逆に伸びるので感度が下がりますが、摩擦や傷に強くライントラブルが少ないので扱いやすいラインです。
遠投で沖にいるメバルを狙う場合は感度の高いラインを
遠投で沖に居るメバルを狙う場合は、感度の高いPEラインを使用することをおすすめします。太さは0.3号から0.4号がおすすめ。ライン長さは100mから150mは必要です。表面が滑らかなので、抵抗がすくなく遠投に向いています。素材としては伸びないので感度は非常に高め。傷には弱いので、リーダーは6lbから7lbのフロロカーボンを使いましょう。フロロのライン長さは75m程度あれば良いでしょう。
釣る時間に合った色で選ぶ
昼間に釣をする場合はクリア系の地味な色を
昼間にメバル釣りをする場合は、クリア系の目立たないラインを選ぶようにしましょう。昼間はメバルが不活性状態なので、興味を持ってもらえるようなルアーアクションをして喰いつかせて釣る必要があります。そのため、目立つ色をさけて、クリアやダークグリーなどの水に馴染んでメバルからは目えづらいカラーを選ぶことをおすすめします。
夜間に釣りをする場合はピンクやイエローなど目立つ色を
夜間のメバル釣りをする場合は、なるべくピンクやイエローなどの目立つ色のものを選ぶようにしましょう。人間の視認性は高く、メバルにとっては視認性が低く警戒されにくいとされるカラーがピンク、イエロー系です。視認性が良いと、ルアーがどの層にいるのか確認しやすいので、メバルを探りやすいメリットがあります。まずは、ピンク系のカラーからトライしてみるのをおすすめします。
メバルがいる水深で選ぶ
深い層にいるメバルを狙う場合は擦れても切れないラインを
深い層にいるメバルを狙う時は、擦れに強いフロロカーボンラインを使うのがおすすめ。メバルは結構暴れるファイタータイプかつ、岩場などの障害物に生息しているので、擦れてもラインブレイクしないラインを使う必要があります。フロロは摩擦にも強いので、リーダーは必要ありません。比重も重いので水に沈みやすく深い層にルアーを落とすのが簡単なラインです。
沖の表層部にいるメバルを狙う場合は強度の高いラインを
沖の表層部にいるメバルを狙う場合は、強度の高いPEラインを使うのがおすすめ。PEラインの0.15から0.3号が細くて感度が良好ですよ。使用するルアーとしては、小型の魚の形をした樹脂でできたハードルアーがおすすめ。簡単に遠くに飛ばすことができますよ。さらに広範囲の表層部を狙えますよ。ただし、傷に弱く、傷から切れやすいラインなので、リーダー部だけフロロカーボンを使うのがおすすめです。最近では表面の硬度を高める加工を施しているラインもありますので、試してみると良いでしょう。
メバリングラインのおすすめブランド・メーカー
ダイワ
釣り具トップメーカー
本社を東京都東久留米市前沢に置く釣り具やスポーツ用品や自転車を手掛けるスポーツブランドメーカー。社名はダイワ精工ですが、釣り具ブランド名をダイワとしている。1955年より釣り具を製造しており、確かな技術が信頼を得ています。トラウトラインとしては、プレッソというブランドが人気です。
シマノ
1970年から釣り具を手掛けている老舗
本社を大阪府堺市に置くアウトドアスポーツメーカーです。自転車部品と釣具の製造が主軸にした事業を手がけています。フィッシング用のラインは50種類程あり、タナトルやピットブルというラインブランドが人気のメーカーです。
クレハ
NEWクレラップが有名な会社
本社を東京都中央区日本橋に置く中堅化学メーカー。工業化学品、合成樹脂、家庭用品、医薬品などを手掛けています。釣り糸としては、フロロカーボンのパイオニアとして、シーガーというブランドが人気のメーカーです。
デュエル
小物中心の釣り具を製造する総合メーカー
本社を福岡県福岡市に置く釣具メーカー。ルアーやフィッシング用ラインを中核に事業を展開しています。ラインブランドとして、国内向けにデュエルと、海外ルアー用のヨーヅリとハードコアの3ブランドを展開しています。
おすすめ&人気のメバリングラインランキング
初心者におすすめのメバリングライン
サンヨーライン-APPLAUD GT-R nanodaX 100m 16lbs (1,848円)
第4のマテリアルナノダエックスを採用
ナイロンやPEラインなどの従来の素材から進化した第4の新しい素材であるダックスXを採用したライン。ナイロンのしなやかさはありつつも、強度を高めています。さらに結束強度は約50パーセントも向上させている高性能なラインです。
さらに従来品よりも水を吸いにくくなっているのも特徴。その効果によりフロロカーボンと同じレベルで劣化に強く、長く使用することができますよ。長さも300mもあるのでたっぷりと使えるので初心者におすすめのラインです。
ヤマトヨテグス-スーパーナイロンメバル 100m 2lb (1,243円)
操作性の高い扱いやすいナイロンライン
カラーはスーパーオレンジを採用。昼間だけでなく夜でも視認性がとても良いラインです。特に夜にその効果を感じるでしょう。ルアーの場所をしっかりと把握できるので、夜間釣りが初めての方も安心のラインです。
また、通常のナイロンよりもしなやかで感度性能は高いラインとなっています。表面には特殊加工が施されており、ガイドの滑りも抜群。ライントラブルも少なめなので、初心者におすすめの扱いやすいラインに仕上がっています。
モーリス-バリバス メバルゲート 100m 3lb (935円)
扱いやすいライトゲーム用ナイロンライン
ライン性能が安定しており、扱いやすいラインです。ナイロンのしなやかさを最大限引き出しているのが特徴です。適度に伸びるので、障害物にひっかかるようなライントラブルも比較的回避しやすいですよ。
カラーもライトピンクで視認性を確保しています。また、強度のしっかりとしているので、通常のナイロンよりも長く使えますよ。メバル以外にも様々な釣り方に使えるので、初心者は一本持っていると便利ですよ。
デュエル-ハードコア アジメバル CN 150m 3lb (770円)
超強力複合素材のカーボナイロンを採用
ナイロンとフロロカーボンの素材を混ぜ合わせて作った特徴のあるライン。ナイロンとフロロカーボンのそれぞれの良い特徴を組み合わせた性能を持っています。摩擦や耐久性が高く、ライントラブル回数が少ないですよ。
また、低伸度で感度も良好。さらに吸水性が低く、使用している際の強度劣化が抑えられています。フロロカーボンかナイロンで迷ったら、このラインを選ぶのがおすすめ。価格もリーズナブルなので、初心者におすすめですよ。
ラパラ-ラピズム モノ 150m 2lb (591円)
新素材ナイロンを採用した高感度なライン
素材は伸び率21パーセントの新世代ナイロンを採用しています。この素材は、伸び率が低く、衝撃吸収力が非常に高いのが特徴。ロッド操作のアクションがルアーに伝わりやすいので、フッキング率も高められますよ。
さらにラインの強度も高いので、通常のナイロンよりも細いラインを選択できます。そのため、感度も上げられるので、どんな軽いアタリも逃しません。結束強度も高いので、ライントラブル時の回復率が高くなり、初心者にも扱いやすくなっています。
浅い層にいるメバル用におすすめのメバリングライン
クレハ-シーガーR18 リミテッド 100m 2lb (2,117)
シリーズ最上級フロロカーボンライン
細くしなやかで操作性や強度が高いフラッグシップのライン。太さも細めのタイプなので、飛距離が出やすいラインです。比重は重めで沈むので、ルアーとの組み合わせで表層から中層にいるメバルに対応ができますよ。
また、適度に強度もあるので、ライントラブルも少ないのでおすすめです。巻き癖もないのでセッティングがしやすいのもうれしい特徴。表層できびきびルアーを動かすことのできます。ショックリーダーがなくても中型サイズまでなら、このライン一本で対応が可能ですよ。
ダイワ-月下美人 TYPE-F 150m 1.0lbから4.0lb (1,430円)
小さなアタリも逃さない低伸度のライン
ラインのカラーは視認性を抑えたクリアと、視認性の高いオレンジの2つのカラーから選択が可能。フロロカーボンラインとして、1.0lbからラインナップがあります。操作性も高く、感度も高いメバリング専用のラインです。
ラインの比重は重めなので、表層から深い層までのメバルを幅広く狙えます。また、平行巻きタイプなので、糸本来の設計性能を常に発揮してくれます。太さとカラーのラインアップが豊富なので、組み合わせ次第で幅広いシチュエーションに使えるラインですよ。
東レ-メバリングフロロ 150m 4lb (1,386円)
耐摩耗性に優れているフロロカーボンライン
表面の固さを極力抑えて、しなやかさを極限まで高めています。そのしなやかさにより、直線性が高く、トップ層の釣りをする方におすすめのライン。さらに岩場での引っ掛かり時のライントラブルにも強く、扱いやすく調整されていますよ。
また、太さと強度の関係で言うと、0.4号で2ポンドまでの耐久性能を出しています。通常のラインと比較すると約20パーセント程度、高い強度です。しなやかさと強さを両立させている扱いやすい高性能なメバリングラインですよ。中型程度のメバルを狙う方におすすめです。
ダイワ- ジャストロンフロロ 300m 1.7号 (1,237円)
用途は無限大でたっぷり使える
一番の特徴は、たっぷりと使える300mの大容量ということ。価格はとてもリーズナブルな設定です。おおよそ3回から4回分使えるので経済的です。かつ基本性能も高く、使い勝手や汎用性も高い初心者におすすめのラインです。
ラインの特性としては、強度がとても高くしなやかな質感。用途としては表層から中層にいるメバル釣り向けです。不意に大きなシーバスがひっかかっても対応はできる強度をもっています。さらに100m毎にマーキングシールがついているので、管理しやすいですよ。
深い層にいるメバル用におすすめのメバリングライン
シマノ-ピットブル 4 150m 2号 (906円)
高分子量ポリエチレン素材を採用
独自のVT工法を採用しており、4本の糸が均一に編み込まれています。この効果により、編み込みの偏りがなく強度を安定させています。日本製の高い技術がつぎ込まれたラインでありながら、コストが抑えられていて人気があります。
特殊技法で作られたラインは真円度が高く、糸つぶれを抑えています。そのため、ラインのテンションが緩みづらく、魚がばらけるのを防止できますよ。深い層にいる中型から大型を狙う方におすすめのラインですよ。
サンライン-Small Game PE-HG 150m 0.15号 (8,150円)
ロングキャスト用の高性能PEライン
ライトゲーム用に究極の細さを実現したライン。深い海底状況が手にはっきりと把握できる感度がもっています。さらに微小なアタリも逃さない高感度設計となっています。0.15号の感度の良さは驚きの感覚を実感できますよ。
ラインカラーはサクラピンクを採用し、視認性を確保。日中だけでなく、夜間でもラインの視認性が高いです。さらに強度も高いので、ボトムにいる小型から中型まで対応できますよ。上級者におすすめのラインです。
よつあみ-X-Braid X4 150m 0.25号 (3,863円)
世界最高の糸質を誇るPEライン
独自開発の高密度ピッチ製法とWX4工法により耐磨耗性と直線強力の性能を、飛躍的に向上させています。通常相反する耐摩耗性と直線強力の2つの性能のいいとこどりをしたライン。障害物のある深い層でも戦えますね。
カラーはオーキドホワイトで昼から夜間まで使える視認性を高めたライン。空気抵抗も比較的少ないので飛距離を出しやすいですよ。感度も高く比較的扱いやすいので中級者から上級者におすすめのラインです。
デュエル-ARMORED F+Pro 150m 0.1号 (3,234円)
耐久性を追求した究極のハイエンドPEライン
従来品に比べ約2倍の耐摩耗性能を高めたライン。トラブルレスが少なく、飛距離も出せる様に設計がされています。さらには、強力と感度も高く、メバルリング釣りに必要な性能をすべて満たしたラインです。
夜間でも視認性を確保しつつ、水中ではカモフラージュ効果で見えなくできるライトピンクカラーを採用。またラインにコシがあるので、横風にも流されにくく、ルアーを思い通りに動かすことができますよ。ボトム釣りの難しい局面で活躍する上級者向けのラインです。
ダイワ-UVF 月下美人 月ノ響II+Si 150m 0.2号 (3,600円)
夜間ゲームでも活躍するホワイトピンクカラー採用
超高密度繊維加工によって、耐摩耗性と強度の性能を向上させています。さらに表面にシリコン加工を施しているので、滑りが良く飛距離を稼げますよ。150mの25m毎に黒マーキングが付いているので管理しやすいですね。
また、伸びの低い素材を採用しているので高感度を実現しています。直線破断伸度は約3パーセントと低く、遠くの小さなアタリもしっかりと感じられますよ。価格もリーズナブルで初心者から中級者におすすめのラインです。
まとめ
初心者には操作の簡単なフロロラインがおすすめ
これからメバル釣りを始める方には、ライン性能のバランスが良いフロロカーボンラインがおすすめです。アタリも比較的に感じやすく、紫外線や吸水で劣化もしないので、ライン交換頻度も少なく、初心者が練習するのにおすすめのラインです。今回おすすめしたメバリングラインから、ぜひ自分の興味のあるラインを手に入れてメバルをたくさん釣ってくださいね。