温暖化が進む中、夏の寝苦しさは誰もが抱える悩みの一つと言えます。出来るだけ安眠できるように様々な方法を試している人も多いでしょう。そこで、夏の快眠をサポートしてくれる冷感枕をランキング形式でご紹介します。冷感枕と一括りに言っても、特性や効果も多種多様。どんな枕を選ぶかによって、寝心地も大きく変わりますので、ぜひチェックしておきたいところです。今年の夏の眠りが爽やかなものになるように、参考にしてみてくださいね。
冷感枕カバーの特徴
素材の特性を生かしてひんやり感が持続
冷感枕を選ぶ際に重要なポイントの一つとしてあげられるのが、素材についてです。夏の睡眠においてどんな悩みがあるかによって、選ぶ素材が変わってくるからです。例えば、化学繊維か自然素材かによってもその効果は大きく異なります。最近は冷感性の高い素材も開発されているので要チェック。肌触りや吸水性なども踏まえながら、自分にぴったりの素材を選ぶことが大切です。
夏の快眠に欠かせないアイテム
どの季節においても、枕カバーは睡眠の質を上げるために欠かせないアイテムです。中でも夏の快眠にとっては、欠かせない存在だと言えるでしょう。布団カバーにも冷感素材の商品が多くみられますが、熱がこもりやすい頭が快適であることは、寝心地の良さにより一層大きく影響します。
冷感枕カバーの種類
カバータイプ
お気に入りの枕をそのままにカバーだけを変えて冷感を堪能できる優れもの
カバータイプのメリットは、普段使っている枕をそのまま利用し続けられる点にあります。枕といえば寝心地の良さを保つための最重要アイテムの一つですよね。健康のために、自分の体にぴったりあった特注の枕を使っているという人も少なくはありません。カバータイプだと筒状になっているためどんな形状の枕でもすっぽりと覆うことが可能です。
枕の形状によっては、使いたい冷感枕カバーが入らないといった難点も起こり得ます。この場合、暑さを我慢していつもの枕を使い続けるという選択肢もありますが、夏の寝苦しさはたまりません。夏だけは冷感枕カバーに重点を置いて、枕を夏仕様に変える方がずっと快適に寝られると言えるでしょう。
パッドタイプ
機能性重視なら断然パッドタイプがおすすめ
機能性の高さで選ぶなら、パッドタイプの枕カバーがおすすめです。例えば、水分をたっぷりと含んだジェル仕様のものは、枕の上に敷くだけで頭の熱が吸収され快適に寝られます。寝る前に冷蔵庫に入れて冷やしておくといった裏技が使えるのもパッドタイプならではですよね。
ジェル仕様のような特殊な素材を使った枕カバーは、洗濯機で洗えないといったデメリットがある場合も否めません。しかし、パッドタイプの中にも、丸洗いできるタイプや拭くだけで清潔さが保てるものも多くみられます。冷感枕カバーを選ぶ際に、清潔に使えるかどうかをしっかりと見極めることが大切です。
冷感枕カバーの選び方
吸水性で選ぶ
汗の吸水を望むなら天然素材が使われたものを
吸水性を考えると、やはり天然素材に勝るものはありません。特に昔から使われてきた綿素材の吸水性の高さは有名ですよね。また、綿だけではなく麻素材も吸水性がよく、さらに通気性も高いため、蒸れにくいといったメリットがあります。通気性が悪いと、枕に染み込んだ汗が乾かないためベタベタするため、不快で寝苦しい夜になりかねません。
メッシュ素材なら速乾性もあり蒸れずに快適
化学繊維の素材は、自然素材の枕カバーよりも吸水性に劣るといったデメリットもあります。そんな時におすすめなのが、メッシュになった素材を選ぶことです。通気性や速乾性が高く、蒸れることもないので爽やかさが持続します。また、化学繊維は接触冷感に優れているので、メッシュ素材の通気性と合わせると相乗効果も期待できますよ。
冷たさで選ぶ
放熱性の高い新素材なら冷感がUPする
最近は放熱性の高い新素材の冷感枕カバーが続々と登場しています。ポリエステルやレーヨンだけではなく、金属繊維といった特殊な素材を取り入れた枕カバーもあり、毎年暑くなる夏の眠りをサポートしてくれます。放熱性が高いと、熱がこもりにくいといった特徴があるため、寝返りを打つことなく快適な睡眠を得ることができるのです。
接触冷感値の高いものなら快適さが倍増
生地に触れた際に感じる冷たさがどの程度かを図る目安となるのが、Q-maxと呼ばれる接触冷温感測定値です。数値が高いほど冷たく感じる度合いも高くなります。最近の冷感枕カバーは、Q-maxの高さを売りにしているものも多数あるので、冷感枕カバーを選択する際の基準となるでしょう。特に猛暑となる時期はQ-max値が高いものがおすすめです。
清潔さで選ぶ
抗菌防臭効果のあるカバーなら一層快適に眠れる
毎日使う枕カバーですから、できるだけ清潔に使いたいものですよね。頭皮が直接触れるため、匂いが気になるという人も多いでしょう。特に夏は汗もかく上に、そもそも湿度の高い季節ですから菌の繁殖も心配です。そこでおすすめなのは、抗菌防臭効果のある冷感枕カバーです。頻繁に洗濯することももちろん重要ですが、抗菌防臭効果があることで、より一層安心して使用することができます。
丸洗いできるものなら頻繁に洗えて清潔さを保てる
いくら冷感枕カバーとはいえ、汗をかく時期に使うわけですから、こまめな洗濯は欠かせません。そのため、枕カバーを選ぶ時も、洗濯機で丸洗いできるタイプかどうかを見極めるのが大切なポイントと言えます。また、お気に入りの冷感枕カバーを2枚以上持っておくと、毎日快適に使うことができるのでベストと言えるでしょう。
冷感枕カバーのおすすめブランド・メーカー
ニトリ
独自の接触冷感シリーズのNクールが人気
ニトリといえば、枕のほか寝具全般を手がけるブランドとしても有名ですよね。中でも、独自に展開する接触冷感シリーズのNクールが人気を誇っています。スタンダードタイプのものから、強冷感が長持ちするタイプのものまでラインナップが広がっているのが特徴です。
KUMORI(クモリ)
吸汗性と通気性の良いひんやり枕パッドを展開
ナイロン生地と水和性の高さが特徴のマイカ雲母を練りこんだ繊維を使った接触冷感素材。その素材でできた冷感枕カバーを展開するブランドです。中綿の入るタイプもあり、冷たさだけではなくクッション性からも寝心地を追求しています。
ナイスデイ
最強クラスのQ-MAX値の素材が魅力
夏本番に使用することを考えて作られた接触冷感値の高い冷感枕カバーを展開するブランドです。半永久的に効果が保たれるため、コスパも最高。リーズナブルなのでお試しで冷感枕カバーを使ってみたい人にもおすすめと言えます。
LUXEAR (ラクサー)
天然素材と接触冷感素材を組み合わせた快適枕カバー
接触冷感素材と天然綿素材の両面使えるタイプが人気のブランドです。ひんやりとしたポリエステル素材は、夏の夜にぴったり。そして、天然綿は冬でも安心して使える素材のため、年間通して活用できる冷感枕カバーを展開していると言えます。
おすすめ&人気の冷感枕カバーランキング
吸水性でおすすめの冷感枕カバー
宮地株式会社-しっとりパイルの枕カバー 2枚組(2,178円)
天然竹が使われた特殊繊維の冷感枕カバー
数ある冷感枕カバーの中でも、珍しい竹繊維が使われたアイテムです。竹繊維は表面に無数の溝があるのが特徴で、吸水力が非常に高いのです。そのため、汗をかきやすい夏の夜でも、サッと吸収して快適な睡眠をサポートしてくれますよ。
さらに、竹繊維の抗菌力は非常に高く、雑菌が増えるのを防ぐ効果も期待できます。自然素材が使われていることもあり、エコの観点から見ても魅力的な枕カバーだと言えます。爽やかな竹林をイメージしながら眠るのもおすすめですよ。
CoolPass-ひんやり冷感枕パッド(770円)
吸水や速乾性の高い接触冷感素材の冷感枕パッド
接触冷感素材であるECO-IDEAを使った枕パッドで、ひんやりとした肌触りが人気です。吸水や速乾性も高いため、暑い夏でも頭が蒸れることなく快適な睡眠が期待できます。もちろん、洗濯したのちも乾きやすいのも魅力的。
さらにより冷たさを体感するのにおすすめなのが、クーラーで寝室を冷やしてから使うといった方法です。室内が冷えるだけではなく、冷感枕パッド自体もよりひんやり感がUPします。夏の睡眠を快適に保つための裏技と言えるでしょう。
昭和西川-接触冷感まくらカバー(1,089円)
接触冷感素材と天然素材のコラボレーション
接触冷感素材の冷たさだけではなく、優しさを取り入れた冷感枕カバー。肌着にも使われている素材を使用し、吸水性や、放湿性に優れながらも肌触りがいいのが特徴です。ひんやり生地は嬉しいけど、質感がちょっと苦手だったという人におすすめと言えます。
裏面は、綿混のタオル生地になっていて、吸水性もさることながら速乾性も高いといった特徴も。接触冷感素材の表面とリバーシブルで使えるので、季節や気温に合わせて活用できます。夏だけではなくオールシーズンOKな優れものです。
近江ちぢみ-りんねプレミアム枕カバー(3,180円)
通気性の高い麻で涼しさを保つ枕カバー
古くから使われている自然素材としても馴染みのある麻を存分に使った冷感枕カバー。麻は通気性が非常によく、さらりとした肌触りが快眠をサポートしてくれます。また、熱伝導率も高いため、溜まりやすい頭の熱を心地よく外へ放ってくれる働きを持っています。
また、麻は毛羽立ちにくい素材でもあります。そのため、埃も出にくく衛生的ですよ。使用されているのは、化学肥料をほとんど使わずに育てられた麻で、肌に優しいといった特徴もあります。敏感肌の人におすすめのアイテムと言えます。
篠原科学-PILOX’Sドライミング枕パッド2枚組(5,500円)
綿100パーセントなのにひんやり効果抜群の冷感枕パッド
肌に触れる表地に綿100パーセントの天然素材が使われた枕パッド。中材にはシリカゲルB型が使われているため、綿特有の吸湿性だけではなく放湿性も兼ね備えています。そのため、湿度がこもらずサラリとした快適さを保ってくれるのです。
また、表地は天然素材でありながら、接触冷感性も持っているという優れもの。その理由は、綿糸にコーティングされた雲母という鉱石にあります。糸の表面が滑らかになり熱伝導率が上がるため、冷たさを感じるというわけです。
冷感の高さでおすすめの冷感枕カバー
ナイスデイ-強力接触冷感Q-MAX0.5枕パッド(980円)
高い冷感が嬉しい酷暑に使いたい枕パッド
メーカー独自の構造により、高い熱伝導性を保ったまま冷たさを持続して感じる冷感枕カバーです。Q-MAX値が0.54と驚くべき高さを誇り、綿素材と比べると実に倍ほどの値となります。寝苦しい夏には欠かせないアイテムと言えるでしょう。
さらに、枕パッドの中綿に使われている素材には、抗菌防臭加工が施されており、雑菌の繁殖を抑えてくれます。丸洗いもOKなので、いつでも綺麗な状態で使用することができますよ。冷たさと清潔さを兼ね揃えた冷感枕カバーと言えるでしょう。
ロマンス小杉-アイス眠ピローパッド(1,599円)
皮膚からの熱を吸収し放散する冷感枕パッド
繊維を中心に扱う大手化学企業である東洋紡が独自に開発した高分子ポリエチレンであるツヌーガを採用した枕パッドで、他素材に比べて非常に冷感度が高いのが特徴です。皮膚からの熱を吸収し、さらに放散するといった優れた能力があり、寝返りをすればひんやり感が復活。熱帯夜の睡眠を大いにサポートしてくれるアイテムです。
さらに、パッド内には中綿が入っておらず、立体メッシュが採用されています。そのため湿気がこもりにくく、通気性が高いのも特徴。たくさん汗をかいてもすぐに吸収し、そして発散してくれるためサラサラした肌触りが続いて快適です。
OUTLAST-快適快眠クール枕パッド2枚セット(1,780円)
機能性の高い調温素材で快適に眠れる枕パッド
強力接触冷感素材であるナイスクールを採用した枕パッドです。そもそも冷感性の高いナイロン繊維にいわゆる雲母と呼ばれるマイカ鉱石をコーティングすることで、熱伝導率をアップさせさらなるひんやり感を実現させています。また、親水性の高さも誇り、ナイロン特有のベタつきが少なくさらりとした肌触りも特徴。
また、中綿には調温素材であるアウトラストを使用し、冷えすぎることなく人間が快適に感じる温度に保ってくれるといった機能も。調温素材の中に入っているマクロカプセルが、暑いときは熱を吸収し、寒いときは放出することで快適さへと導くのです。冷感枕カバーによる冷えを心配する人におすすめと言えます。
LUXER-ひんやり枕カバー 2枚入り(3,653円)
リバーシブルでオールシーズン使える冷感枕カバー
ひんやりした面には、0.4といった高いQ-MAX値を誇る日本製の接触冷感素材を採用している冷感枕カバーです。肌に触れる部分の涼感が高く、熱中症対策もバッチリ。湿疹が気になる人や皮膚疾患がある人に対しても緩和させる効果が期待できる素材のため、敏感肌の人にもおすすめです。
裏面はコットン100パーセントと、柔らかい素材が使用されていて、赤ちゃんやお年寄りが使っても安心です。化学繊維に起こりやすい静電気も少なく、快適な睡眠が得られます。季節によって使う面を変えることでオールシーズン利用できる冷感枕カバーと言えます。
GENERAL ARMOR-ひんやり枕パッド(704円)
冷房嫌いの人にオススメのジェルタイプ
夏の暑さはたまらないけど、冷房はどうしても苦手という人におすすめのジェルタイプの枕パッドです。熱伝導率の高い素材で、寝付けない夜も爽やかに眠ることができますよ。普通の枕パッド比べると硬い印象がありますが、高級ジェル材のため程よい弾力もあり安心です。
また、気になるお手入れ方法も濡れた布で拭くだけでOKなので、気軽に清潔さを保つことができます。さらに完全防水で防カビ機能も付いているので、寝汗を大量にかいても大丈夫。一晩中クーラーをかける必要もなくなり、節電にもなる冷感枕パッドと言えます。
洗濯機で洗えておすすめの冷感枕カバー
ニトリ-枕カバー(Nクールq-o)(508円)
ブランド独自の接触冷感素材で洗える冷感枕カバー
接触冷感素材が浸透するきっかけとも言えるニトリのNクールシリーズ。中でも一番スタンダードなタイプの冷感枕カバーです。表面は接触冷感生地で裏面は普通の生地となっているので、季節や気温によって使い分けができるのもメリットと言えます。
また、価格もかなりリーズナブルで、初めて冷感枕カバーを使うという人がお試しに買ってみるのにもおすすめです。Nシリーズには、さらにハイクラスなラインナップもあるので自分の体調や性質に合わせて選ぶことができるのも魅力的です。もちろんネットを使えば洗濯機でも洗えて、清潔さも保てますよ。
KUMORI-枕パッド2枚セット(2,680円)
接触冷感素材とメッシュ生地で爽やかな睡眠が得られる冷感枕パッド
Cooling Micax Fiberという接触冷感素材を使用した枕パッド。ひんやりとした肌触りの上に、サラサラで快適なのが特徴です。冷房と併用することでより冷たさを感じることができるので、一層効果を引き立てることができます。
さらに、メッシュ仕様になっているため、通気性や速乾性が高く、夏の夜も蒸れる心配がありません。その上、丸洗いできるので、いつでも清潔に使うことができるのも嬉しいポイント。すぐ乾くので朝洗えば夜には再び使用することが可能です。
東洋紡-洗えるひんやり枕(1,299円)
気兼ねなく洗えるのに高性能の冷感枕
カバーに使われているのは、アイスポイントという東洋紡の冷感素材。吸湿性の高い特殊扁平断面となっていて、熱を逃す効果も抜群です。そのため、熱がこもりにくく、ひんやりとした触感が長く続くといった特性もあります。
中綿に使用されているのが、繊維事業者であるテイジンの製品であるウォシュロンです。特殊なコーティングにより、洗濯しても痩せることなくふっくらとした形状を保ちます。枕とカバーは着脱式で、洗濯も気兼ねなくできるのも安心です。
ディーエイチアイ株式会社-Dクール枕パッド(780円)
丸洗いできて清潔に使える冷感枕パッド
冷感枕カバーとは言え、汗の汚れや匂いは気になるものです。そこで、丸洗いできる枕パッドは非常に重宝するアイテムと言えるでしょう。速乾性の高い生地で、朝洗えば夜にはすっかり乾いているので、一枚あるだけでも十分に使いまわすことが可能です。
気になるQ-MAX値ですが、一般的に0.2以上が接触冷感素材と言われる中で、0.32を誇っているため十分に冷たく感じます。ダイヤルキルティングが施され、洗濯しても綿が偏ることなくいつでも快適な睡眠が得られます。リーズナブルな価格ですから、冷感枕カバーを初めて使う人にもおすすめ。
快眠日和-TASTEX COOL EX まくらカバー(980円)
天然キシリトール配合の洗える冷感枕カバー
冷感枕カバーの中でも珍しい天然キシリトール配合の冷感枕カバーです。キシリトールは水分に反応することで冷たい感じをもたらしてくれる優れもの。暑い夜も、汗に反応することで冷たくなり、涼しさを届けてくれるというわけです。
さらには、化粧品にもよく使われているシルクプロテインも配合されており、眠りながら肌が潤うという一石二鳥の効果も。気になる洗濯も、気兼ねなく洗濯機で洗えるので清潔さも保てます。天然素材ですから、金属繊維が苦手という人におすすめの冷感枕カバーと言えるでしょう。
まとめ
衛生的かつ機能的な冷感枕カバーがおすすめ
どんどん暑くなる夏の夜を見越して、各メーカーから様々な冷感枕カバーが登場していますよね。超冷感を求める人は、Q-MAX値をチェックして購入するのがおすすめ。反面、できるだけ自然な涼しさを求めているという人もあるでしょう。そういった時は、天然素材の冷感枕カバーがぴったりです。冷房にばかり頼っていると、体が冷え切ってしまって体調を崩すことも増えかねません。頭寒足熱といった言葉が昔からあり、安眠の秘訣とも言われています。冷感枕カバーを活用すれば、まさしく頭だけを冷やして足は暖かいまま眠ることができます。自分の体に見合った冷感枕カバーを選んで、夏の夜も快適に眠りましょう。