スマートフォンなどのAndroidデバイスで音楽や動画を楽しむ際に、イヤホンのケーブルが邪魔だと感じている人は少なくないでしょう。とくに移動しながらだとケーブルが煩わしく感じます。そこで今回は、Android対応ワイヤレスイヤホンをランキング形式でご紹介。種類が多くて迷ってしまいがちなワイヤレスイヤホンの特徴などもあわせて解説します。自分に合ったワイヤレスイヤホンが見つかれば毎日の通勤や通学が快適になり、プライベートでもAndroidデバイスがもっと活躍しますよ。
Android対応ワイヤレスイヤホンの特徴
ケーブルに邪魔されず音楽や通話を楽しめる
ケーブルのあるイヤホンだと動きを制限されるだけではなく、ケーブルに手などが触れたときのタッチノイズにも邪魔されます。その点、ワイヤレスイヤホンならタッチノイズを気にする必要がありません。移動しながら通話をするときにも便利です。
Androidから離れていても音の操作ができる
ほとんどのワイヤレスイヤホンが、Androidデバイスから10mほど離れても電波が届くようになっています。スマートフォンで通話しながら家のなかを移動することも可能。また、音楽を聴きながら運動するなどの、幅り広い使い方が可能です。
Android対応ワイヤレスイヤホンの種類
完全ワイヤレス型
ケーブルが一切ないので最も自由に動けるスタイリッシュなタイプ
左右のイヤホンが独立していて、イヤホンにバッテリーが搭載されているタイプです。ケーブルがない分自由に動けて、タッチノイズなどのストレスもありません。通勤や通学で歩きながら使いたい人はもちろん、ジョギングやジムでのワークアウトをしながら音楽を聴きたい人にもおすすめ。
小さくて目立たないのも利点です。装着時の見た目はもちろん、収納する時もケーブルがないのでコンパクトにしまうことができます。ほとんどの場合保管ケースが充電器になっているので、長時間使いたい時はケースを持ち歩く必要があります。とはいえ、ケースもコンパクトで軽いのでさほどかさばりません。
ネックバンド型
左右のイヤホンがネックバンドでつながっていて充電が長持ちするのが特徴
左右のイヤホンをつなぐネック部分にバッテリーなどが搭載されています。長時間使いたい人や、こまめに充電するのが面倒な人におすすめです。首にかけたままイヤホンを付けたり外したりできるのもメリット。イヤホンを紛失しにくいです。
ネックバンド型は、コードがあるとはいってもとても短いのでほとんど邪魔になりません。安定した装着感と身動きのしやすさ、両方の利点を兼ね備えています。機能性に優れたイヤホンや、高音質モデルが多いのもネックバンド型の特徴です。
左右一体型
選択肢が多く安価な商品が豊富
左右のイヤホンがコードでつながっているタイプのワイヤレスイヤホンです。高品質ながら、価格が抑えられたモデルが豊富にそろっているのが特徴。コードにレシーバーがついていて、そこへバッテリーを内蔵できるというのが低コストで製造できる理由です。
さらに、充電が長持ちする点もメリット。また、イヤホンを外したい時もコードを首にかけておけるため、いちいちしまう必要がありません。紛失もしにくいですよ。長距離移動や満員電車のなかで使用したい場合でも、安心して装着できます。
骨伝導型
耳をふさがずスピーカのように音を楽しめる
頭蓋骨の振動を介して脳に音が伝わるのが骨伝導型イヤホンの仕組み。耳を塞がずに音を聴くことができるため、周囲の様子をちゃんと把握できるのが最大の特徴。イヤホンをしたまま移動するのも安全ですし、街中のアナウンスなどを聞き逃すこともありません。
家のなかでの使用もおすすめ。耳が塞がらない骨伝導型なら、来客に気づくことができたり家族の様子が知れたりするので安心ですよ。長時間使っても耳が痛くならないのも嬉しい点です。プライベートな空間や雑踏の中での使用に向いています。
Android対応ワイヤレスイヤホンの選び方
機能で選ぶ
イヤホンで通話をするならマイク機能付き
イヤホンをつけたままハンズフリーで通話をする場合は、マイク機能をチェックしてください。HFPと略されるハンズフリープロファイルに対応している必要があります。イヤホンを操作することで、スマホに触れなくても通話を受けたり終わらせたりすることが可能。左右一体型ならリモコンにマイクが付いている場合が多いです。完全ワイヤレス型は、イヤホン本体にマイクが内蔵されています。
雨の日も使うなら防水機能付き
防水機能が付いたワイヤレスイヤホンはたくさんあります。しかしながら、ものによって防水レベルが違うので要チェック。雨が降っていても大丈夫というイヤホンもあれば、イヤホンをつけたまま水中に入れるレベルのものもあり様々です。防水性能はIPXという等級で示されていて、数字が大きくなるほど防水性能が上がります。IPX7の防水性能を持っているイヤホンなら、つけたままシャワーを浴びたり泳いだりすることも可能。
音楽やゲームに没入したいならノイズキャンセリング機能付き
ノイズキャンセリング機能とは、イヤホンに内蔵されたマイクが拾った騒音の逆位相の音を出力して騒音を打ち消す機能です。ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンなら、電車や雑踏の中でもイヤホンから聞こえる音がクリア。音楽やプレイしているゲーム音に集中できます。飛行機内など、騒音が大きくなる環境でも充分効果を発揮してくれます。
装着方法で選ぶ
音漏れを少なくするならカナル式
耳栓に似たイヤーピースを耳のなかに入れる装着方法をカナル式といいます。耳との密着率が高く、音漏れが軽減できるのが大きなメリット。静かな場所でも安心して好きな音楽を楽しめます。さらに、外れにくいという利点もあり、運動をしながらイヤホンを使いたい人にもおすすめです。カナル式のイヤホンは、低音の表現が得意だという点も見逃せません。
臨場感のあるサウンドを表現するならインナーイヤー式
耳のなかに引っかけるようにして装着するインナーイヤー式は音がこもらず、広がりのあるサウンドが特徴です。そのため、映画や動画を見る時におすすめ。迫力のある音で楽しめます。さらに、耳を圧迫しないので長時間使っても疲れにくく、閉塞感が苦手な人にもぴったりです。交通量が多い場所などでも、周囲に気を配りながら音楽を聴くことができます。
コーデックで選ぶ
高音質にこだわるならLDACコーデック対応
LDACコーデックはソニーが開発した超高音質コーデックです。LDACコーデック対応のイヤホンなら、CD音源を超えるハイレゾ相当の高音質を堪能できます。Android 8.0以降LDACコーデック対応のスマートフォンが増えたため、選択肢も豊富。LDACコーデックの場合、音質優先モードと接続優先モードを切り替えできるのも特徴のひとつです。
低遅延にこだわるならaptX LLコーデック対応
aptX LLはクアルコム社が従来提供していたaptXコーデックのバージョン違いです。CD音源と同等の音質を保ちながら、低遅延を追求している点が特徴。音がずれて聞こえるストレスが軽減されているため、スマートフォンで映像を見たり、ゲームをしたりする人におすすめですよ。Androidのスマートフォンの一部に搭載されています。
安定して遅延の少ない環境にこだわるならaptX Adaptiveコーデック対応
aptX Adaptiveは2018年に登場したaptXコーデックシリーズのひとつ。状況に合わせてデータ転送のビットレートを可変させ、遅延の少ない安定したオーディオ環境を提供してくれるのが特徴です。通話が混雑するような環境下でも音飛びやノイズが発生しにくいのでストレスがありません。有線接続イヤホンを使用している状態に近いオーディオ体験が可能です。
Android対応ワイヤレスイヤホン のおすすめブランド・メーカー
SONY(ソニー)
高音質にこだわったおしゃれなイヤホンが豊富
LDACコーデックを開発したソニー。音質にこだわったワイヤレスイヤホンを多数そろえています。ハイレゾ高音質タイプや重低音重視のイヤホンなど様々な種類があり、好みによって選べます。デザイン性が高いので見た目にこだわる人にもおすすめですよ。
QCY(キューシーワイ)
使い勝手のいいイヤホンを高コスパで提供
シンプルで使いやすいワイヤレスイヤホンを手頃な価格で提供しているブランドです。人間工学に基づいた装着感で耳が痛くなりにくいのもポイント。外部の音を取り込めるタイプや、4基のマイクを搭載してノイズを低減したタイプなど、ニーズに合ったイヤホンを選べます。
Anker(アンカー)
環境に合ったリスニング環境を選べるウルトラノイズキャンセリング機能が魅力
価格が手頃で性能もいいネックバンド型から、ハイレゾ音源が再生できる完全ワイヤレス型まで、バラエティーに富んだラインナップが魅力。また、ウルトラノイズキャンセリング機能も大きな特徴です。環境に合わせて最適なオーディオ環境が選べます。
BOSE(ボーズ)
BOSEならではの高音質を長時間楽しめるイヤホンが充実
臨場感のあるサウンド表現に定評のある音響機器メーカー、BOSE。ワイヤレスイヤホンも高音質にこだわっていて、ノイズキャンセリング機能も優秀です。外れにくくて長時間使用しても痛くない完全ワイヤレス型も発売されていて、デザインもおしゃれ。
おすすめ&人気のAndroid対応ワイヤレスイヤホン ランキング
安くておすすめのAndroid対応ワイヤレスイヤホン
DASFANCHY-ワイヤレスイヤホン (1,980円)
低価格ながら音質がよくて機能も充実
HiFi高音質が再生可能で、ノイズキャンセリング機能も搭載しています。低価格ながら通話音声も音楽もクリアに聴けるのが魅力。Bluetoothのバージョンも5.0と新しいので、音飛びやノイズも抑えられています。
イヤホンをタッチするだけで曲送りや通話への応答などが可能。操作がとても簡単な上に、スマートフォンとの接続も自動で行います。充実した機能を持ちながらもコンパクトで軽量。ケースもかさばりません。移動が多い人にもおすすめです。
HolyHigh-ワイヤレスイヤホン (3,580円)
臨場感のあるサウンドを実現した軽量な完全ワイヤレス型
アジア人の耳に合わせて設計された、装着感に優れた完全ワイヤレス型イヤホンです。セミインナーデザインで閉塞感はなし。さらに、耳から落ちにくいのでランニングでの使用もおすすめです。重さも片耳わずか4gとなっていて、快適な使用感ですよ。
電流を安定させる複合振動膜ドライバーを採用し、ノイズの発生を抑制。それによってクリアな中高域と迫力のある重低音が実現しました。臨場感のあるサウンドが楽しめるので、映画鑑賞にもおすすめ。価格も手頃で高コスパです。
DeliToo-ワイヤレスイヤホン (3,180円)
長時間連続で使えるのに軽くて使い勝手がいいネックバンド型
重さわずか25gと軽量なネックバンド型のワイヤレスイヤホンです。軽いので快適に使えて、使わないときはイヤホン同士をマグネットでくっつけておけば安定します。人体工学に基づいてデザインされていることにより、落下しにくく、タッチノイズも軽減。
軽量型ながら大容量バッテリーを搭載しています。それにより音楽再生なら9時間から11時間、通話の場合は最大13時間の連続使用が可能です。ハンズフリー機能も搭載しているので、長時間のウォーキングや家事をしながら使いたい人にもおすすめ。
Briskyjp-ワイヤレスイヤホン (2,580円)
耐水性能が高く連続再生時間も長いタフな左右一体型ワイヤレスイヤホン
左右一体型なので落としにくく、フラットケーブルを採用して絡まりにくさも実現したワイヤレスイヤホンです。左右のイヤホンはマグネットでくっつけられるため、使わないときも邪魔になりません。イヤホンの装着方法は遮音性の高いカナル式です。
最大連続時間は18時間。さらにBluetoothのバージョンは音飛びしにくい5.1を採用しているので、長時間ストレスなく使えます。しかも防水等級は、あらゆる方向からの強い噴流水に耐えるIPX6です。汗をかくスポーツ時に使いたい人にも向いています。
ノイズキャンセリング機能付きでおすすめのAndroidワイヤレスイヤホン
Anker-Soundcore Liberty Air 2 Pro (12,980円)
ウルトラノイズキャンセリング機能と専用アプリでどんな環境にいてもノイズを低減
イヤホンの内外、両側に設置されたマイクが周囲の音を検知してノイズを除去するウルトラノイズキャンセリングを搭載。また、屋内、交通機関内など、自分がいる場所に適したノイズキャンセリングが起動するアプリ機能もあります。周囲の様子が気になるときは外部の音を取り込むこともできるため、移動が多い人におすすめですよ。
10層のナノレイヤーで構築されたドライバーを採用し、正確でクリアなサウンドを実現。専用のアプリを使って低音から高音なで自在にアレンジできるので、好みのサウンドで音楽をたのしめます。マイクも高性能で、通話の音声もクリアに伝わりますよ。
QCY-完全ワイヤレスイヤホンT1WH (3,253円)
操作性がシンプルで長時間使える完全ワイヤレス型
収納と充電ができるケースに380mAhの大容量バッテリーを搭載。それによって完全ワイヤレス型でありながら、最大20時間も連続再生が可能です。ケースからイヤホンを取り出すと自動的に電源が入り、ステレオモードになるため便利。ケースに戻せば自動で電源がオフになります。
音質はバランスのいいHiFi高音質。ノイズキャンセリング機能も搭載しているため、透き通った高音質サウンドを楽しめます。通話時も音声がクリア。さらに、片耳で使うことも両耳で使うことも両方できるため、モノラル2台としてふたりでの使用もできますよ。
Per life-Bluetooth 5.2 ワイヤレスイヤホン (5,780円)
高い防水性能でスポーツが好きな人におすすめの骨伝導型
CVC8.0ノイズキャンセリングを採用した高音質なワイヤレスイヤホンです。耳をふさがない骨伝導タイプ。周囲の音をシャットアウトしないので、交通量が多い場所での使用も安全です。耳も痛くなりません。イヤホンの閉塞感が苦手な人にもおすすめですよ。
IPX7という高い防水性能を持っているため、雨や汗に強いのはもちろん、イヤホンを付けたまま泳ぐことも可能。さらに、Bluetoothのバージョンも音飛びや遅延を軽減した5.2となっていて、ストレスなくスポーツなどに集中できます。しかも33gと軽いので、快適に使えますよ。
Ginova-ワイヤレスイヤホン (3,979円)
高度な技術でノイズを抑えた高音質な完全ワイヤレス型イヤホン
周囲の環境音を打ち消してくれるENCノイズキャンセリング機能が搭載されています。通話の音声をクリアに聞くことができるのが特徴。さらに、左右同時接続の新技術によって、接続の安定性と低ノイズが実現しています。音が飛んだり遅れたりすることも少なく、快適です。
13mmの大口径ドライバーを採用している点もポイント。深みのある低音や再現性の高いボーカルを高音質で再生してくれます。再生停止、曲送りなどの操作はイヤホンででき、連続再生時間は8時間。いい音で存分に音楽を楽しみたい人におすすめですよ。
高音質でおすすめのAndroidワイヤレスイヤホン
SONY-ワイヤレスイヤホンWI-C400BZ (5,206円)
強力なマグネットで高音質を実現したネックバンド型のワイヤレスイヤホン
高磁力ネオジウムマグネットという強力な磁石を用いて音の解像度を高めているイヤホンです。パワフルな低音とクリアな中高音が魅力。音漏れを軽減する構造になっているので、電車内などの静かな場所でも気兼ねなく音楽を楽しめます。
ハンズフリー通話も可能で、着信をバイブで知らせてくれる機能も搭載。通話や音楽再生に関する操作はネックバンドのボタンでできて便利です。さらに、最大8台の機器とペアリングができるので、パソコンやタブレットなど様々な機器を使い分けている人にもおすすめですよ。
QCY-完全ワイヤレスイヤホンT13 (4,400円)
自分好みの音質に設定可能なイコライザー付きの高音質イヤホン
7.2mmの大口径ドライバーを採用し、QCY独自のチューニングを施した完全ワイヤレス型のイヤホン。なめらかな音がバランスよく再生されます。専用のアプリを使って音響を調節することも可能。自分好みの音質で音楽を楽しめますよ。
Androidでゲームをプレイする人に快適なゲーム環境を提供する、超低遅延ゲームモードが用意されています。動画をよく見る人にもおすすめ。連続再生時間も8時間なので安心です。また、5分充電するだけで1時間再生できる便利な急速充電式となっています。
BOSE-QuietComfort Earbuds イヤホン (33,000円)
音量に合わせて自動的に音のバランスを最適化してくれる
深みのある低音が魅力的な、臨場感たっぷりのサウンドを楽しめるイヤホンです。音量に合わせて自動的に低音と高音を調節するアクティブEQテクノロジーを搭載。音量を小さくしても音が弱々しくなりません。音楽も通話音声も、常にバランスの良い状態で聞こえるようになっています。
柔らかいシリコンで耳にフィットするよう作られているため、落ちにくく、一日中快適に使用可能。イヤーチップが3種類用意されているため、最適なフィット感を得られますよ。イヤホンを外せば再生が自動的に一時停止になる便利な機能も搭載されています。
SONY-フルワイヤレスイヤホンWF-1000XM4 (30,301円)
Androidでハイレゾ高音質を堪能できる完全ワイヤレスイヤホンはマイクも優秀
LDACコーデックを採用し、CDの音質を超えるハイレゾ級の高音質を実現した完全ワイヤレス型です。さらに、広い帯域でノイズを低減させる高度なノイズキャンセリング機能を搭載。どんな環境下でも音楽や通話音声がクリアに耳へ届きます。
マイクとセンサーを最適にコントロールする機能により、自分が発した声も相手へクリアに伝わるのが特徴。交通量の多い場所での使用にも向いています。イヤホンは安定した装着感で、付け心地は快適。長時間利用する人にもおすすめですよ。
まとめ
使用環境に適したAndroid対応ワイヤレスイヤホンがおすすめ
Androidに対応したワイヤレスイヤホンの種類は豊富なので、何を重視するかを明確にしてから機能性に注目しましょう。そうすることで、自分に最適なイヤホンを見つけることができます。初めてワイヤレスイヤホンを使う人には、落としにくいネックバンド型や左右一体型がおすすすめ。予算に余裕がある場合はとことん高音質にこだわって探すのもいいでしょう。今回はAndroid対応ワイヤレスイヤホンをランキング形式でご紹介してきました。ぜひお気に入りのイヤホンを見つけて、快適な通話や高音質なサウンドを楽しんでください。