自宅で日本酒を楽しむとき、保存の方法に困ることはありませんか。特に一升瓶のように大きなサイズの日本酒は、家庭用冷蔵庫には収まらないですよね。日本酒を美味しく保存したいなら、日本酒セラーがおすすめ。日本酒セラーは、日本酒を適切な温度で保管してくれますよ。飲みかけの日本酒も、品質をキープして保存することが可能です。そんな、日本酒セラーのおすすめをランキングにして紹介します。家庭用小型タイプや一升瓶が入るものなど、さまざまな日本酒セラーがラインナップ。事前に知っておきたい日本酒セラーの種類や選び方も紹介します。
日本酒セラーとは?
日本酒のおいしさを最大限に保つための貯蔵庫
ワインをワインセラーで保管するように、日本酒を温度管理して保存できるのが日本酒セラー。温度変化を受けやすい日本酒を保存するために、最適な温度で保管できるのが特徴です。繊細な日本酒の劣化や、風味が落ちるのを防いでくれます。
日本酒セラーの種類
コンプレッサー式
冷却性能に優れているので冷えムラが起きにくい
コンプレッサー式の日本酒セラーはモーターで作動するタイプで、冷却能力の高さが特徴です。冷却能力が上がるぶん、運転時のモーター音が大きくなる傾向がありますが、冷えムラや霜が付きにくくなっていますよ。電気代を抑えられるのも、魅力です。
コンプレッサー式は、中型から大型サイズの日本酒セラーに搭載されていることが多いです。温度管理できる環境を整えて、日本酒を保存したい人に向いていますよ。日本酒のコレクションが多い人は、コンプレッサー式の日本酒セラーを検討してみるといいでしょう。
ペルチェ式
コンパクトで静音性の高さが魅力
ペルチェ式は電気を使って作動し、小型冷蔵庫などに多く使用されている冷却方法です。コンプレッサー式に比べると冷却力はあまり高くありませんが、静音性に優れているのが特徴。寝室など音が気になる場所に、日本酒セラーを設置したい人におすすめですよ。
ペルチェ式の日本酒セラーは、比較的リーズナブルな価格帯が揃っているのが魅力。日本酒セラーを試してみたい人にも適しています。また、ペルチェ式は冷却だけでなく加熱ができる商品もあるので、幅広い用途で使えるものを探している人にもおすすめです。
熱吸収式
耐久性が高いので長く愛用できる
熱吸収式の日本酒セラーは、アンモニアを使って気化熱で作動させるタイプ。冷却機能は、コンプレッサー式とペルチェ式の間と、バランスの良さが特徴です。耐久性があるため、長く使えるのが魅力。稼働音もさほど気にならず、静音性を求める人に向いていますよ。
熱吸収式は、ほかの冷却方法に比べると種類が少ない傾向です。希少なぶん価格帯も高めに設定されていますが、冷却機能と静音性のバランスの良さが魅力。長く使える日本酒セラーを探している人は、候補に入れてみるといいでしょう。
日本酒セラーの選び方
温度設定で選ぶ
火入れした日本酒を保存するなら5度から15度に設定できるもの
一般的日本酒は、火入れという加熱殺菌処理が行われています。ラベルなどに、火入れと書かれているのでチェックしてみましょう。火入れされた日本酒は、比較的品質変化が起こりにくいとされています。とはいえ、保存環境によっては品質が保たれない場合も。火入れされた日本酒は、5度から15度くらいに設定できるものを選ぶといいでしょう。
生酒を保存するならマイナス5度から0度に設定できるもの
生酒は、酒造りの工程に火入れの作業を挟んでいないお酒です。生酒は酵母や菌が生きた状態なので、温度変化に弱い性質があります。そのため、しっかりと冷蔵保存することが大切。生酒で楽しめる味や香りなどの品質を保てる、マイナス5度から0度に設定できる日本酒セラーを選ぶといいですよ。できる限り酵母や菌の活動を抑えることで、鮮度を保つことができます。
種類を問わず日本酒を保存するなら仕切り付きの個別温度管理できるもの
火入れした日本酒と生酒など、違う種類の日本酒を一度に管理したいなら個別温度管理できる日本酒セラーがおすすめ。個別温度管理ができる日本酒セラーは上下に分けて保存できる構造になっているため、それぞれに違う温度が設定できます。個別に温度が設定できると、日本酒を熟成させた熟成酒も楽しめますよ。種類の違う日本酒も、品質を保ちながら保存できるのはうれしいですね。
大きさで選ぶ
家庭で気軽に日本酒を楽しむなら6本程度収納できる小型サイズ
好みの日本酒があり、決まった本数を収納しておきたい人には、小型サイズの日本酒セラーがおすすめ。コンパクトな作りになっているので、スペースが限られている人にも向いています。家庭で日本酒を楽しむ人に、適したサイズ感が魅力です。試しに使ってみたい人や、本数を増やさず日本酒を保存するセラーを探している人にも適していますよ。
日本酒をコレクションしたいなら15本から30本程度収納できる中型サイズ
日本酒セラーを置くスペースに余裕がある人や、たくさんの日本酒を保存したい人におすすめなのが中型サイズ。中型サイズになってくると、仕切り板で仕分けができるものが主流です。棚板が移動できるタイプなら、日本酒の大きさに合わせられるので収納しやすくなりますよ。すでに多くの日本酒がある人や、これから先も本数を増やしていきたい人にも適しています。
飲食店で業務用に使用するなら30本以上収納できる大型サイズ
コレクションを含め、たくさんの日本酒を保有しているなら大型サイズの日本酒セラーがおすすめ。大型サイズは業務用としても使われるくらいのサイズなので、設置場所の確保ができるか事前にチェックしておくと安心です。一度に多くの日本酒が保存できるのはもちろん、個別温度設定ができるなど機能面も充実しているのが特徴です。
機能性で選ぶ
縦置きできるものなら空気による劣化を防げる
日本酒は横に寝かせると空気に触れる面が多くなり、風味に変化が出てしまう原因に。ほかにも、日本酒の蓋は金属製がほとんどですよね。寝かせてしまうと蓋の金属面に日本酒が触れてしまうため、本来の品質が落ちてしまう可能性があります。そのため、横置きではなく縦置き保存のできる日本酒セラーのほうが日本酒の品質を保ちやすくなりますよ。
紫外線対策機能付きなら光による劣化を防げる
日本酒は繊細な製品なので、紫外線を避けることも大切。日本酒の瓶は茶色が主流なのは、紫外線から日本酒を守る役目も担っているからです。いまでは茶色の瓶だけでなく、さまざまな瓶で販売されていますよね。そのため、日本酒セラーにも紫外線対策機能が付いていると安心です。主に扉を紫外線カットしてくれているので、チェックしてみるといいでしょう。また紫外線というと日光と思いがちですが、蛍光灯にも潜んでいます。日本酒セラー庫内の電気がLEDだとさらに安心ですよ。
扉が透けているものなら中身が確認しやすく便利
扉が透明ガラスなら、わざわざ扉を開ける手間を省いて庫内を確認できますよ。日本酒セラーの扉を頻繁に開け閉めしていると、庫内の温度が安定しない原因にもなります。日本酒セラーを設置する場所によっては、扉が透けていると日本酒が目立つのでインテリアの一部にもなりますよ。機能面だけでなく、見た目のデザインにもこだわりたい人はチェックしてみましょう。
日本酒セラーのおすすめブランド・メーカー
アクア
マイナス温度で保存可能な商品が魅力
ワインクーラーのシェアNO.1メーカーのグループ会社であるアクア。ワインクーラーのノウハウを生かした日本酒セラーを販売しています。一番の魅力は、マイナス温度で日本酒を保存できる商品が揃っているところ。マイナス温度に設定できる、日本酒セラーを探している人におすすめのメーカーです。
さくら製作所
低温管理技術を生かした日本酒セラーが豊富
蔵元が推奨するマイナス5度から0度の低温管理できるよう、0度以下でも凍らずに保管できる商品を開発しています。日本ならではの住宅事情を考慮した、省スペース設計の日本酒セラーが魅力。精密な温度管理をして日本酒を楽しみたい人におすすめのメーカーです。
レマコム
一升瓶も保存できるサイズ感が魅力
レマコムの製品は、飲食店でも使われることが多いのが特徴です。業務用として利用できるため、温度設定の範囲が広いですよ。なかでも、冷凍ストッカーや冷蔵ショーケースが日本酒の保存にぴったり。一升瓶の日本酒を、縦置きで保存したい人におすすめです。
サンコー
俺の酒蔵が人気
一升瓶を縦置きできる、俺の酒蔵が人気のメーカーです。日本酒を美味しく保つため、温度や保存方法にこだわって作られていますよ。一升瓶サイズを複数保存できる日本酒セラーを探している人におすすめのメーカーです。
アイリスオーヤマ
コスパの良さが魅力
アイリスオーヤマでは、日本酒専用のセラーは販売されていませんが、ワインセラーの販売があります。幅広い温度に設定できるため、日本酒セラーの代用としても使えますよ。価格を抑えたい人や、日本酒以外のお酒も保存したいと考えている人におすすめです。
おすすめ&人気の日本酒セラーランキング
家庭用小型でおすすめの日本酒セラー
さくら製作所-ZERO CHILLED OSK9-W(76,500円)
奥行き42cmの省スペース設計が魅力
小型ながら、業務用基準で作られた冷却力の高い日本酒セラーです。温度は、0度から22度までを1度刻みで設定できますよ。日本酒を低温管理できるので、自宅でも本格的な日本酒を楽しめるのがうれしいですね。
白と黒を基調とした、スタイリッシュなデザインが魅力のひとつ。リビングに置くのもよいですね。庫内は、仕切りで3段まで分けられます。一升瓶3本に四合瓶3本までを、分けて保管できますよ。四合瓶なら9本まで保管可能です。
さくら製作所-ZERO CLASS Smart SB22(70,000円)
最大22本収納可能な日本酒セラー
720ml入りの瓶なら寝かせて最大22本収納できる、小型ながら収納力の高さが魅力の日本酒セラーです。縦置きの場合は一升瓶が5本、四合瓶なら4本を一度に保管できますよ。設定温度は0度から20度まで設定できるので、日本酒も安心して保存できるのが魅力です。
小型ながら、0度設定ができるだけのパワーがあります。コンプレッサー式ですが、静音性を高めた作りになっていますよ。庫内灯はLEDを使用しているので、紫外線対策もできるのはうれしいですね。小型でも、なるべく多い本数を管理したい人におすすめの日本酒セラーです。
レマコム-冷蔵ショーケースR4G-63SLW(40,920円)
好みで選べる2色カラー展開
お店で見るような冷蔵ショーケースも、日本酒の管理にぴったり。卓上にも置けるコンパクトなサイズながら、一升瓶なら9本縦置き収納できますよ。カウンターバーのような雰囲気も出せる日本酒セラーです。
4面ガラス張りのデザインなので、どこから見ても中身が確認できるのはうれしいですね。ガラスが曇るのを軽減するために、結露防止機能付き。設定温度は2度から12度で、温度がいつでも確認できるようデジタル表示されます。
アイリスオーヤマ-ワインセラーIWC-C161A-B(44,313円)
冷却能力の高さが魅力
冷却能力の高い、コンプレッサー式のセラーです。ワインセラーとして販売されていますが、温度を4度から18度に設定できるため、日本酒の管理にも適していますよ。シックでおしゃれなデザインは、リビングなど人目のある場所に置いても絵になりますね。
庫内には棚板が付いていますが取り外しができるので、日本酒の縦置きも可能です。また、ガラス扉は3重構造なので、断熱性が高く庫内の冷却力を保ってくれるところも魅力。デザイン性や冷却力に、こだわりたい人におすすめですよ。
ウィステリアマウント-冷蔵ショーケースsc40b (35,800円)
見栄えするデザインがおしゃれ
前面ガラスの2重ドアで、保冷性を高めつつ見た目のデザイン性もある日本酒セラーです。一升瓶を6本縦置きできる収納量になっていますよ。庫内だけでなく前面上部もLEDライトで照らせるので、ディスプレイとしても活躍してくれますよ。
庫内温度は0度から10度まで設定できるので、日本酒を安心して保管できます。小型ならではのコンパクトさなので、床置きだけでなくカウンターテーブルに置くことも可能。家庭での使用以外に、業務用としてもおすすめの日本酒セラーです。
安いでおすすめの日本酒セラー
サンコー-俺の酒蔵S-RFS20B(34,800円)
日本酒の質を保つことに特化した日本酒セラー
日本酒の品質を最大限保つ仕様が特徴の日本酒セラーです。一升瓶を縦置きにして5本まで収納できますよ。静音性にも優れているので、寝室に置きたい人にもおすすめ。庫内には、ラックと転倒防止ガードも付いているので、日本酒以外の飲料も入れられます。
扉はガラス張りで、開閉しなくても中身が確認できます。また、ガラスには紫外線防止機能が施されているので、鮮度維持の面でも安心。価格のほかに、機能面にも重視して選びたい人におすすめの日本酒セラーです。
セラー専科-ルフィエールLW-S12(15,950円)
シンプルで使い勝手の良い日本酒セラー
リーズナブルな価格ながらタッチパネルを搭載し、シックなデザインが魅力的な日本酒セラーです。リビングなどに置いていても馴染みやすいデザインはうれしいですね。初めての日本酒セラーとしてもおすすめです。
庫内にはラックが付いていますが取り外しできるので、日本酒の縦置きも可能。縦置きにして、一升瓶が3本収納できますよ。シンプルなデザインが好きな人や、操作が簡単なものを探している人にも適していますよ。
サンルック-冷庫さんSR-R4803(18,800円)
ペルチェ式の静音性の高さが魅力
本格的な日本酒セラーではなく、気軽に取り入れられるものを探している人におすすめ。庫内の仕切りを外せば、一升瓶も5本まで保管できます。ドアポケットも付いているので、ほかの飲料を入れるのも良いですね。
本体のカラーは5種類あるので、置く場所に合わせて選べます。本体自体もコンパクトなので、スペースを取りすぎないのはうれしいですよね。温度は、約0度から3度まで3段階で調節できるので、日本酒の保存にぴったりです。
一升瓶が入るおすすめの日本酒セラー
アクア-SAKE CABINET CSR-15H(K)(112,750円)
マイナス5度設定ができる日本酒セラー
一升瓶は9本、四合瓶なら12本まで縦置きで収納できますよ。小物収納できるスペースがあるので、小瓶や器を冷やせます。可能な限り良い状態で日本酒を楽しめるのはうれしいですね。庫内温度はマイナス10度から、プラス10度まで設定可能。マイナス温度の設定ができるので、生酒の保存をしたい人におすすめの日本酒セラーです。
日本酒の劣化を防ぐための遮光性も備わっているので、長く保管できるのも魅力。本体はブラックのシックなデザインになっています。リビングに置いても、インテリアの一部としても馴染んでくれる日本酒セラーですよ。
さくら製作所-ZERO CHILLED OSK20-B(118,000円)
一升瓶が6本収納できる
さくら製作所が販売しているセラーのなかで、一番広い範囲で温度設定ができる日本酒セラーです。最低温度は0度で最高22度まで、1度刻みで設定できますよ。庫内の上下で設定温度を変えられるので、日本酒以外のドリンクもまとめて収納可能です。
日本酒セラー本体は、奥行きと幅がコンパクトに作られています。静音性も高いので、置き場所を選ばないのはうれしいですね。スタイリッシュなデザインの、一升瓶が入る日本酒セラーを探している人におすすめです。
サンコー-俺の酒蔵 朝霧(49,800円)
最大12本の一升瓶を収納可能
俺の酒蔵よりも、一升瓶の本数を多く収納できるのが朝霧タイプです。ラックも付属されているので、自分好みの配置にできますよ。コンパクトな作りながら、たっぷりと日本酒を保存できる日本酒セラーです。
紫外線防止機能付きのガラスを採用しているので、お気に入りの日本酒の鮮度を守ってくれますよ。庫内温度は3度から18度まで調節可能。幅広い温度調整ができるので、好みの温度の冷酒を探してみるのも良いですね。
レマコム-冷蔵ショーケースRMCARAAA46450N(52,360円)
業務用としても使える
一升瓶が最大で12本収納できる、頼もしさが魅力。業務用レベルサイズの、日本酒セラーを探している人におすすめですよ。本体底面にはキャスターが付いているので、置き場所を変えるのも楽にできて、便利に使えますね。
庫内には温度調整ダイヤルが付いています。温度は0度から10度まで設定可能ですよ。庫内の仕切りも取り外しができるので、一升瓶と四合瓶を組み合わせるなどカスタマイズできるのが魅力。たくさん収納できる大きさながら、比較的リーズナブルな価格もうれしいですね。
まとめ
日本酒セラーは日本酒の美味しさをキープして保存できておすすめ
温度に繊細な日本酒を、自宅で本格的に楽しむなら日本酒セラーを取り入れるのがおすすめです。マイナス温度や0度など、低めの温度設定ができるとさまざまな日本酒が楽しめますよ。ランキングを参考に、お気に入りの日本酒セラーを探してみてくださいね。