シンク周りはスペースが限られている上に、洗い物に使うグッズが多く、置き場所に困っていませんか?中でもスポンジは毎日何度も使い、いつも濡れた状態です。すっきりと衛生的に、かつ見た目もおしゃれに収納したいと思っている方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのがスポンジラックです。スポンジラックを使うことで、便利で快適な水回りになりますよ。今回はそんなスポンジラックの種類や選び方、人気の商品について説明します。
スポンジラックの必要性
細菌が繁殖しやすい台所でスポンジを清潔に保つ
台所でも調理台やシンクは食べ物や生ゴミから菌が繁殖しやすい場所です。中でも洗い物に使うスポンジはいつも水分を含んでいることが多く、お手入れをしたくても一日に何度も使わなければならないので、殺菌や天日干しは面倒ですよね。少しでも衛生的に保つ為には、使った後できるだけ水分を切っておくことが大切です。シンクに直置きするよりもスポンジラックを使えば、かなり水分を減らすことができます。
スポンジ以外のものも置けるとキッチン周りがすっきりする
メーカーやレイアウトによって差はありますが、システムキッチンの幅はI型なら165cmくらい。シンクのサイズはコンパクトな60cmから75cmくらいが標準サイズとなっています。鍋などの収納スペースは充実していますが、シンク周りにはないのでスポンジや洗剤は隙間に置かれることも多く雑然としがちです。スポンジラックを使えば一か所にまとめられて快適になりますよ。
スポンジラックの種類
吸盤タイプ
省スペースでバリエーションも豊富
シンク内にスポンジラックを設置したいなら、吸盤付きを使うとシンクに直接置くよりもスポンジの水を切ることができ、シンク上のスペースも広くなります。このタイプはとても多くの材質やデザインがあり選ぶ楽しさも。価格もリーズナブルで、お気に入りを揃えて時々替えてもいいですね。調理台やシンク脇のスペースが狭い場合、吸盤付きタイプはとても便利です。コンパクトなサイズが多く、スポンジを3個立てて収納できるものもあり場所を取りません。より場所を取らないものでは、吸盤が一つでスポンジを2個横置きにできるものも。猫の手型や葉っぱモチーフが付いたかわいらしいものもありますよ。
吸盤付きはとても便利ですが、デメリットは使っているうちに落下したりしやすい点です。何故落下するかは、どうしてくっつくのかを考えるといいのです。つまり、吸盤とシンクの間が真空になるのでくっつき、劣化による変形や汚れによって真空でなくなるから。おすすめの対処法は、接着面・吸盤についたほこり・油等を綺麗に落とす、劣化で吸盤が平らになっていたら80度くらいの熱湯につけて丸みを復活させるなど。その他、吸盤と接着面の凸凹を修正する為にハンドクリームや歯磨き粉を付ける方法もあります。車のダッシュボードで使用する吸盤接着用専用シールなら強力ですが剥がす時に壁を傷つける恐れがあるので、両面テープくらいが良いでしょう。
引っ掛けタイプ
シンクや蛇口に引っ掛けて使え、通気性に優れる
シンク内に吸盤で取り付けると毎日外してシンクのその部分を洗ったりできなくて嫌という方におすすめなのが吊り下げ式。バンドが付いていて、蛇口に吊り下げたり、挟んで留める構造です。デッドスペースを利用しスタイリッシュにスポンジを収納できます。
フックで取り付けるタイプは本体に沢山パンチングの穴があったり、底面に小さな空洞が開いているものが多いのも特徴です。濡れたスポンジを入れるととても水切れが良く衛生的です。カゴタイプに比べてスポンジを置く面がフラットなのでラックを洗いやすい点も便利。
置き型タイプ
土台がしっかりして安定性に優れている
シンク台の上にスポンジラックを置くスペースがあるなら置き型がおすすめ。吸盤付きのデメリットである、ぶつかったり、吸着力が弱くなって来たりすると気になる落下の心配もありません。スポンジだけを入れるソープディッシュのようなものから、洗剤などと一緒に収納するサイズのものまで揃っています。
置き型の大きな特徴の一つは素材やデザイン性にこだわったものが多いということです。耐久性に優れたステンレス製なら高級感がありクールなイメージ、フラワーモチーフのプラスチックなら優しいイメージ。また、水切りバスケットと同じように、シンクに水が流れるように傾斜や水を流すベロが付いたものもあり快適です。
スポンジラックの選び方
収納する物を考えて選ぶ
スポンジだけなら幅10cm前後のものがおすすめ
一人暮らしやスポンジを沢山起きたくない場合、また、洗剤は別の場所に置きたい場合は小さいスポンジラックがおすすめです。食器洗い用のスポンジはコンパクトなので、シンク内に取り付けた時とても省スペースになります。ラック本体も面積が狭いものが多く、より圧迫感がなくて快適。
洗剤なども入れるなら20cmほどの幅で
洗剤その他とスポンジが一か所に収納できた方が、洗い物をする時に便利という方には少し大き目のスポンジラックがおすすめ。吸盤付きも置き型も揃っていて、仕切りがあるものも多く、シンク周りのグッズをすっきりまとめられます。一つのラックにおしゃれに収納するポイントは、それぞれの色合いを揃えたり、好きなイメージで統一することです。
衛生面を考えて選ぶ
底に大きな穴や隙間のある水はけの良いものを
スポンジラックを選ぶときに最も大切なポイントが水切れの良さです。見栄えだけ考えて選んでも、カビが発生したりしたら嫌ですよね。いつも濡れていることの多いスポンジなので、使わない時にどれだけ水を切って乾かすことができるかという観点から選べば、清潔に保てますよ。
錆びにくく手入れの回数が少なくて済むのはステンレス製
スチールなどにメッキ塗装されたものはリーズナブルですが、毎日使用しているうちに劣化して塗装が剥がれてきやすい材質です。空気や水分によって赤茶っぽく錆びてくる心配があります。価格は高めになりますが、ステンレス製は耐久性が高く美しい輝きが長く保てます。水はけも良いので毎日ラックを洗わなくても済む点も快適。
スポンジラックのおすすめブランド・メーカー
TUBAME(ツバメ)
クールでスタイリッシュなステンレス製
メイド・イン・ツバメとは、金属加工品の生産量とクオリティの高さで有名な新潟県燕市が認めたブランド。さまざまなメーカーで優れた製品が作られています。TUBAMEのスポンジラックはすっきりと美しい高品質ステンレス製。そして日本製ならではの繊細さもあり機能性も高いのが特徴です。
TOWER(タワー)
すっきりしておしゃれなタイプが揃う
スチールにメッキと粉体塗装した素材を使ったさまざまな台所用品が揃うTOWER。スポンジラックはとてもシンプルでモダンなセンスのものがあります。吸盤付きから引っ掛けタイプ、そしてシンクの角に置ける三角のものなど実用性も抜群。
和平フレイズ
シンプルで実用的な白いラック
すっきりしたステンレスの吸盤付きや、粉体塗装した鉄の置き型などがリーズナブルな価格で揃っています。ワイヤーが細いので水切れも抜群、お手入れもラクで圧迫感もありません。塩化ビニルの替え吸盤も販売されているので便利です。
おすすめ&人気のスポンジラックランキング
吸盤タイプでおすすめのスポンジラック
山崎実業 – 吸盤スポンジラック 3連 (957円)
省スペースで効率的
スチールにユニクロメッキ、粉体塗装をしたライトな質感が特徴的。直線的なフォルムがすっきりとスタイリッシュな雰囲気を与えてくれます。どんな台所にも合うベーシックさがあり、シンプルなホワイトも魅力です。
幅12.5ですがスポンジを立てて3個収納できます。間仕切りがあるのでスポンジが倒れることもなくとても使い勝手のよいラック。また、底面が空間の上、スポンジを立てておくことでとても水切れが良く衛生的です。
天馬FAVIE – キッチン 水切りラック 収納シンクポケットM(550円)
インテリアに馴染むシックなブラウン
白や黒のモノトーンや、ステンレスなどの金属感がないスポンジラックを探している方におすすめ。ダークブラウンは木目調のインテリアにとても合います。シンプルでスリムなフォルムはおしゃれな上に使いやすいですよ。
間仕切りはなく幅27cmタイプなので、長めのブラシも置くことができます。底面が空いていて水切れも良く、フレキシブルに使えて便利です。ワイヤーの前がフックになっているのでループ状のものを下げてもOK。
かつはらドラッグストアー – スポンジキャッチャーミニ 猫の手 2個セット(1,000円)
色違いで揃えたくなるかわいらしさ
吸盤部分が猫の顔、スポンジを置く部分は手という、とてもキュートなスポンジラックです。本体の幅は4cmしかないので場所を取りません。色違いを並べたり、魚のスポンジを置いたりしたくなりそうですね。
爪と肉球の上の8つのフックにスポンジを乗せるタイプですが、高さが1.5cmくらいなので予めスポンジのサイズは確認しておく必要があります。シンクの側面にもシンク上の平らな面にも両方設置可能。ステンレス製なので耐久性もあります。
レック Riffle – キッチン マルチ ボトル ・ スポンジラック(580円)
美しいフォルムの2way仕様
ステンレス製のワイヤーがスッキリしたイメージのリーズナブルなラック。両側が曲線になっているので柔らかさもあっておしゃれです。両脇にスポンジ、中央に洗剤と収納しやすい20cmの幅で使いやすいです。
底面の空間で水切れも良く、ステンレスなので錆びにも強い素材。置き型として使うときに便利な滑り止めも付いています。両脇の曲線部分にループ状の小物をかけられる点も便利です。優しいイメージを探している方にもおすすめ。
MARNA (マーナ)- キッチンガーデン スポンジホルダー(273円)
葉っぱがかわいいクリアなスポンジラック
楕円を半分にしたようなとてもシンプルな形と、スポンジを押さえる部分の葉っぱが特徴的なラック。透明感が清潔なイメージを与えてくれます。ポップな4色展開なので、好きな色を選んで楽しい雰囲気にしたいですね。
スポンジラックとしてだけでなく、フック部分にブラシやキッチンツールを下げてもOK。価格もリーズナブルで各色揃えたくなりそうな雑貨感覚のスポンジラックです。人気のお魚スポンジを置くとさらにかわいくなりますよ。
スマイルキッズ- 水切りが早いスポンジラック(248円)
水切れ抜群の斜め置き
スポンジホルダーが、最も水切れのよい45度の角度になった珍しい形で、立てて置くよりも水が切れます。水が流れる部分も角形スポンジの角が出るので衛生的。素材はポリカーボネート樹脂で軽くて扱いやすいです。
数色揃っていて、透明感が清潔なイメージを与えます。スポンジ1個を置くタイプですが、斜めになっているので横置きにするタイプより幅も取りません。プラスチックのような、汚れが付きにくく洗いやすい素材も衛生的です。
蛇口に掛けるおすすめのスポンジラック
umbra (アンブラ)- スリングシンクキャディー(864円)
モダンでカジュアルなデザイン
オリジナリティ溢れるデザイン性が魅力のアンブラ。さまざまなキッチン用品が揃っています。どれも個性的でありながら、日常のシーンによく馴染みます。どんなスポンジも置けるシンプルで機能的なデザインのスポンジラック。フレームに針金が入っているので自在に曲げることができる点も特徴です。
曲線と透かしがおしゃれなイメージですが蛇口に掛けるのも簡単で、底にはブラシの柄も入れられる穴があり、水切れもとても良い実用性の高さもありおすすめです。蛇口に掛けるとシンクの側面との間に空間ができ衛生的。雑貨のようなスポンジラックを探している方にもおすすめです。
タワー – 蛇口にかけるスポンジホルダー ダブル (1,296円)
オブジェのようなスタイリッシュなデザイン
ベルトで蛇口を挟み込むだけで取り付けも簡単、無駄をそぎ落としたようなシンプルデザインも特徴。上にはスポンジを立てて、下には横置きにして2個収納でき場所を取りません。シンクと同系色のスポンジを置くとさらにすっきり見えますよ。
タワーシリーズはスタイリッシュで実用性も高いのが特徴。シンプル過ぎるほどのデザインのスポンジラックも、洗う部分が少なく水切れも抜群です。挟み込む部分にシリコンのカバーが付いていてシンクを傷付ける心配もありません。
山崎実業 プレート – 蛇口にかけるスポンジホルダー 3連(1,180円)
シンプルでどこかかわいらしさがあるデザイン
直線的ですっきりしたデザインですが、スポンジを置く部分の間仕切の形などが音符を連想させます。等間隔なので洗剤は入りませんが、食器用と掃除用をくっつけることなく収納できるので衛生的。取り付けが簡単な点もおすすめです。
12.5cmの幅にスポンジを3個収納するので、あまり厚いスポンジは入りません。目安は3.5cmくらいまでなのでスポンジを購入する際には確認が必要です。対価重量が500gほどあり、取り付け部分のシリコンカバーが傷を防いでくれます。
NOT Home – スポンジホルダー(959円)
ホックを留める簡単取り付け
幅は14.5cmながら、丸みのある構造で思ったよりたくさんのものが収納できます。ポケットは2つに分かれて見えますが、内部は仕切りがなくフレキシブル。狭い方には細長いものを入れたりしても便利です。
内部の厚みがあり、柔らかい素材なので同サイズのステンレス製などと比べて収納力があります。蛇口にくぐらせて取り外しするのが面倒という方にもおすすめの、挟んでホックで固定する方法。底面には大きな穴が数カ所あるので衛生的です。
ステンレス製でおすすめのスポンジラック
TSUBAME(ツバメ) – 水が流れる 洗剤ラック (3,240円)
シンクに水が流れる置き型ラック
しっかりしたステンレス製の置き型タイプ。シンク上に奥行き10cmくらいのスペースが取れれば設置可能です。底面に傾斜があるので、スポンジからの水分がシンク内に流れ、ラック底に溜まらないのでお手入れもラクです。
クールでスタイリッシュで高級感のある素材と、繊細なワイヤー部分も魅力。ワイヤーの間は0.9cmですが、右側の一カ所は2.7cmと広くなっているので、その部分に厚めのスポンジを斜めにして立てることができ、水切れがさらに良くなります。
貝印 – ステンレス スポンジホルダー スタンドタイプ (1,389円)
コンパクトで一人暮らしにもおすすめ
幅が9.3cmと狭いのに、洗剤も置ける機能性の高さが魅力。間仕切りがありますが、スライドできるので入れるものに合わせて調節できます。賃貸などでシンク内に吸盤の跡が付くと困る方にもおすすめの省スペースの置き型タイプです。
シンクのサイズが小さく、シンク上に置きたいけれどスペースが狭いという場合にもおすすめのサイズ。スポンジ2個と、洗剤1本が収納でき、受け皿が付いているので水浸しになる心配もありません。傷防止のシリコンゴムが付いた足は滑り止めにもなります。
KEYUCA (ケユカ) – Clef シンクポケット(1,015円)
ホテルのようなおしゃれさが魅力
モダンでシンプルなアイテムが揃うケユカ。電解研磨仕上げのステンレスはクールでスタイリッシュなイメージです。ホテルのバスルームにありそうな、おしゃれな雰囲気で、洗剤のパッケージやスポンジも合わせたくなりそうですね。
幅14.5cmとコンパクトで、シンク上に置いても、シンク内に吸盤で取り付けてもOKの2wayで圧迫感がありません。ワイヤーなので空気感もあり、底面はほとんどワイヤーに触れないので水切れも抜群です。実際の奥行きは6cm以下なのでコンパクト洗剤を選ぶようにします。
MaxHold (マックスホールド) – スポンジ置き スポンジホルダー(1,399円)
メタリックな吸盤が特徴的
吸盤は真空吸着式で、吸着力が強力なコンパクトなスポンジラック。304ステンレスのメタリックな質感と無駄のないフォルムが、ホテルのようなすっきりした空間を演出してくれます。奥行きが5cmあるので厚めのスポンジも収納できます。
ABS プラスチックのサクションカップがデザイン面でも印象的。大きい感じがしますが、落下の心配がなく塩化ビニル素材の吸盤と比べて、汚れが付きにくい点もおすすめです。黒のラバーをシンクに押しつけ空気を抜いたら、メタル部分を取り付け時計回りにカップを捻る設置方法です。
ORZ – ステンレス スチール シンク ホルダー(4,700円)
高い収納力と省スペース性が魅力
吸盤付きでもなく置き型でもない、シンクにかけるタイプのラックです。シンクのスペースに余裕があるなら、シンク上が広く使えてとても便利。スポンジや洗剤、ゴム手袋など水回りのもの一式が収納できます。
2カ所あるバスケット部分にはスポンジや洗剤を入れて、上部のワイヤー部分にフックなどを付けて小物を下げることも可能。汚れの付きにくいダブルコーティング仕上げで、お手入れもラク。少し高いですが収納力のあるものを探している方にはおすすめです。
まとめ
設置場所に合ったサイズと素材のスポンジラックを選ぼう
スポンジラックを購入する上で一番こだわりたいのは、シンク周りが快適に使えるかどうかという点。コンパクトであることは空間を有効活用でき、家事を快適にしてくれます。また、濡れた状態のスポンジを収納するので、清潔に保てる素材であることも重要です。リーズナブルなものが多いので、違ったタイプを試してみることも可能です。今回は設置タイプから素材まで人気の商品を紹介しながら説明しました。ぜひ快適でお気に入りのスポンジラックを見つけてくださいね。