スペイン料理の中でも人気が高いパエリアは、どこの家でも手軽に作る家庭料理のひとつです。海鮮と野菜、お米など日本人にもなじみ深い食材を使うことから、日本でもとても人気があります。キャンプやホームパーティーなど大人数で集まる時はもちろん、家族みんなで食事をするときでも、見栄えが良く簡単に作れるパエリアは華やかにテーブルを彩ってくれます。フライパンで作ることもできますが、専用の両手鍋を使えば本格的な料理を楽しめます。パエリア鍋はスタンダードな鉄製からお手入れが簡単なステンレス製、そのままテーブルに出したらおしゃれな陶器製、アウトドアで活躍する特大サイズなど種類も豊富です。人数に合わせた大きさや熱源によって変わる素材など、パエリア鍋を選ぶポイントと、おすすめ商品をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
パエリア鍋の特徴
底が平らで浅型の両手鍋
パエリアはエビやムール貝などの材料を炒めてから、お米と一緒にスープで炊き上げる料理です。全体に万遍なく火が通る、熱伝導の良い鍋を使うのがおいしいパエリアを作る秘訣です。その為、パエリア鍋は底が平らで浅型なのが特徴です。最も早く均等に熱が行き渡る鉄製が一番多く、両側に取っ手が付いているため持ち運びがしやすいです。出来上がったら鍋のままテーブルへ運べるのも良い所ですね。
深型や蓋付きを選べばパエリア以外の使い道も
そんなに頻繁に作らない料理の為に専用の鍋を買うのはもったいないと思うかもしれません。従来のものより深型で蓋付きのものを選べば、作れる料理のレシピは一気に広がります。材料を炒めてから煮込む、すき焼きやシチューもおいしく作ることが出来ます。蓋付きなら蒸すことも出来るので、餃子やアクアパァッツァなども簡単に作れます。多様性で選ぶことができるのもパエリア鍋のおすすめポイントです。
パエリア鍋の素材
鉄製
熱伝導と耐久性に優れたオールラウンダー
パエリア鍋の中で一番多く使われているのが鉄製の鍋です。熱伝導が良く、家庭のコンロでもおいしく作ることが出来ます。この鍋一つで炒める、炊く、焼くの全てが出来て、強火を使えるのでおいしいおこげも楽しめます。家庭でも本格的なパエリアを作りたい方におすすめです。昔から鉄鍋で作った料理はおいしくなると言われていますが、それはなぜでしょう。答えは、鉄鍋からにじみ出る鉄分です。鉄鍋から溶出する鉄分は、二価鉄という人体に吸収されやすい鉄分なので栄養補給になります。また、酢やトマトなどクエン酸を含む食材によって鉄分の量が増え、それが料理と混ざり合うことで味に深みが増して、一層おいしくなるのです。
丈夫で長持ちの上、栄養素の補給までできる鉄製の鍋ですが、唯一の注意点はお手入れの仕方です。パエリア鍋だけではなく、全ての鉄鍋に必要なのが「シーズニング」という作業です。まず使用前に油を入れ、強火で熱してください。全体に油を広げたら煙が出始めるまで待って火を止めます。数十秒待ち、少し冷めてから調理を始めてください。これで鍋の焦げ付きを防止することができます。使用後はスポンジやたわしを使って汚れを水で落とします。火にかけて完全に乾かした後、油を塗っておきましょう。水分が残っているとサビが出る原因になります。少し手間はかかりますが、失敗なくおいしい料理を作るポイントなので覚えておきましょう。使い込むほど油がなじんで使いやすい鍋になっていきます。
ステンレス製
中性洗剤が使えてお手入れ簡単でサビにくい
ステンレス製のパエリア鍋の一番のポイントは、使用後に中性洗剤が使える所です。日用品で一番大切なのはお手入れが簡単なことですよね。フライパン感覚で使えて、使用後にサビる心配もほとんどいらないステンレス製は、とても扱いやすい素材といえます。見た目も清潔感があって綺麗なので、そのままテーブルに出しても料理が映えますね。食材の色や出来上がりの美しさも、料理を見せるうえで大切なポイントです。
ステンレス製のパエリア鍋に欠点があるとすれば、それは鉄製と比較すると熱伝導がいまひとつの所です。冷めにくいので一度温まれば予熱で調理ができるほどですが、最初に使う時は温まるまでに少し時間がかかります。そこで考え出されたのが、ステンレス層の間にアルミニウムを挟んだ三層構造の鍋です。熱伝導の良いアルミニウムを挟むことで欠点をカバーし、より使いやすく進化しています。鉄鍋と比べてお値段は少し上がりますが、お手入れが簡単でサビにくく、長く使えるステンレス製は魅力的な鍋といえるでしょう。
陶器製
見た目がおしゃれで熱源を選ばない
陶器製のパエリア鍋は見た目がおしゃれなものが多いです。鉄やステンレスなどの金属製と違ってカラフルで、サイズや形も色々なタイプがあります。耐熱の陶器なので土鍋のように直火も使え、そのままオーブンに入れることもできます。パエリア以外でもグラタンやラザニアなどのオーブン料理に使えて、冷めた時は電子レンジで温めることもできます。そのままテーブルに出してもおしゃれな鍋は、みんなの会話もはずみ、食卓を楽しく盛り立ててくれそうですね。
陶器製のパエリア鍋は保温性に優れ、食べ終わるまでアツアツの状態を保ってくれます。土の質感を生かした厚みのある鍋の為、どうしても重くなるのが欠点ですが、オープンも電子レンジも使える便利さは他の鍋にはない魅力です。使用後は食洗機で洗浄することができるタイプもあり、もちろん洗剤も使えます。お気に入りのものを一つ持っていれば、アクアパッツァやアヒージョなどのおしゃれな料理も簡単に作ることができますよ。ひびやかびなどに注意すれば、長く使えるおすすめの鍋です。
パエリア鍋の選び方
人数に合わせた大きさで選ぶ
1人用なら18cm 4人用なら28cmがちょうどいい
パエリア鍋は人数に合わせて鍋の大きさを選ぶことが出来ます。一番小さな直径18cmの鍋が1人前の量です。22cmが2人用、28cmが4人用、32cmが5~6人用というのが大体の目安です。家庭のコンロで作るなら、五徳のサイズは30cm間隔が標準です。均等に熱を行き渡らせることができるのは、直径32cmぐらいまでになります。自宅のコンロで作る時は30cm前後までのパエリア鍋を選びましょう。
大人数でのキャンプには特大サイズのパエリア鍋がおすすめ
キャンプやバーベキュー、お祭りなど、野外での行事でおすすめなのが特大サイズのパエリア鍋です。直径60cmのもので、20人分の量を一度に作ることが出来ます。家庭用のコンロでは火が行き渡らないので、バーベキューコンロや炭火などの熱源が必要になります。パエリアを作るだけではなく、平らな鍋は鉄板として使うこともできます。焼きそばや焼き肉、ハンバーグなど他の料理も作ることができる特大サイズのパエリア鍋。大人数での楽しい行事を盛り上げること間違いなしですね。
熱源を考えて選ぶ
直火(ガス)なら熱伝導のいい鉄製で
自宅でパエリアを作る時、最初に考えなくてはいけないのが熱源です。コンロがガスの場合、直火で使うことができるパエリア鍋を選びましょう。一番おすすめなのは強火で本格的なパエリアが作れる鉄製です。丈夫で多少の焦げ付きが出来ても長く使うことが出来ます。鉄の鍋は人体に必要な鉄分を自然に摂取することができるので、体にもいいですね。鉄は熱伝導がいいので、強火で一気に炊き上げて短時間で調理ができます。
IH調理器ならIH対応のタイプがおすすめ
自宅の熱源がIHクッキングヒーターの場合は、IHに対応しているパエリア鍋を選びましょう。今はいろいろなブランドから出ていますので心配はいりません。100V用と200V用がありますので、自宅のコンロがどちらかを確認して下さい。IHの良い所は火を使わずに安全に調理か出来る所です。一定の温度を保って調理が出来るので、じっと見張っている必要がなく、安心して他の料理に取り掛かることができます。
パエリア鍋のおすすめブランドメーカー
EL CID (エル シド)スペイン製
本場スペイン製パエリア鍋の有名ブランド
パエリアの本場スペインのレストランで、一番使われているのがEL CID(エル シド)のパエリア鍋です。パエリアを作るのに適した絶妙な厚さの鉄鍋で、素早く加熱することができます。鉄製なのでお手入れに少し手間はかかりますが、表面にデコボコを付けたエンボス加工で、焦げ付きが少なく使いやすいです。丈夫なのできちんとお手入れをすれば10年以上もつといわれています。本場スペイン風の本格的なパエリアを作りたい人におすすめです。
和平フレイズ dancyu (ダンチュウ)
プロ仕様の調理道具を家庭用に
和平フレイズの dancyu (ダンチュウ)シリーズは、プロが使う調理道具を家庭用に使いやすく工夫し、開発した商品です。プロ仕様の良さをそのままに家庭用に作られたパエリア鍋は、一般的なものより深めで蓋付きなのが特徴です。鉄製のため予熱や強火での調理に向いています。深型の良い所は材料がはみ出すことなく、じっくり調理ができる所です。蓋が付いているので、パエリア以外の煮込み料理や蒸し料理にも活躍しそうですね。
ル・クルーゼ
フランス生まれのカラフルな鋳物ホーロー鍋
ル・クルーゼの鍋の魅力はなんといってもその美しいコーティングのカラーと、ずっしりとした鋳物独特の重さにあります。素材は鋳物ホーローで、熱源を選びません。直火でもIHでもオーブンでも、その優れた熱伝導と蓄熱性でゆっくり均一に熱が入り、冷めにくいのが特徴です。ドーム型の蓋が食材の持つおいしさを引き出してくれます。料理をきれいに見せてくれる鮮やかな色のホーロー鍋は、そのまま食卓に乗せてもとてもおしゃれですね。
燕三条 匠弥(TAKUMIYA)
日本一の金属加工の町で生み出される信頼の日本製鉄鍋
新潟県燕三条地区は古くから日本を支えてきた金属加工の町です。先人から受け継いできた技を伝承する職人たちによって生み出される鉄鍋は、料理を楽しむための本格派鍋です。油なじみが良く高温に強いので、強火で一気に炊き上げるパエリアのような料理との相性は最高です。きちんとお手入れをすれば末永く使える、安心の日本製鉄鍋です。
おすすめ&人気のパエリア鍋ランキング
鉄製でおすすめのパエリア鍋
EL CID(エル シド)-スペイン製パエリア鍋 30cm (2,160円)
本場スペイン製で本格的なパエリアを
パエリア発祥の地、スペインを代表するブランドEL CID(エル シド)のパエリア鍋です。最も使いやすい30cmの大きさの鍋は4人用で、家族での食事にピッタリです。一見するとアルミかステンレスのような美しい銀色の鍋ですが、火にかけるとあっという間に黒く変色します。これは鉄製の鍋には必ず起こることなのでご安心ください。黒い焦げの正体は「黒錆」で、鉄をボロボロにしてしまう「赤錆」とは別の安全な錆です。黒錆は酸化被膜となることで逆に赤錆の発生を抑え、鉄の表面をコーティングしてくれる役割があります。使うたびに被膜が厚く、強くなり、上手に使えば10年以上使えるパエリア鍋に。自分で「育てる」楽しみのある鍋なのです。
スチール製(鉄製、非IH対応)で重量は780g。鍋表面にあるデコボコのエンボス加工で、食材と鍋の間に水分と油分がゆき渡り、焦げ付きを防止します。強火で調理すればおいしいおこげも作れて、本場スペインの味が楽しめますよ。赤い取っ手も食欲をアップさせる大切なポイント。そのまま食卓へ並べれば、太陽の国の雰囲気を味わうことができるでしょう。
ダンチュウ-鉄パエリア鍋 28cm (3,628円)
プロ仕様の深型で多様性のある鉄鍋(蓋付き)
料理のプロが使う道具を一般家庭用に、より使いやすく改良しているのがダンチュウシリーズです。鉄鍋の良さを生かしたまま、パエリア鍋に多様性を持たせることで料理の楽しさを追求しています。従来のパエリア鍋より深めでガラス製の蓋を付けることで、焼く、炒める、炊く以外に煮込む、蒸らすができるようになり、すき焼きや餃子などレシピの幅が広がります。
4人用の28cmの鍋で重量1840gと、深くなる分だけ重さはありますが、これ一つあればどんな料理にも使えて便利ですね。IHにも対応しているのも嬉しい特典です(100V・200V)。蓋は強化ガラスで調理中の状態を見ることもでき、同じサイズのフライパンにも使えて便利です。
遠藤商事-パエリア鍋 30cm (3,690円)
スーパーエンボス加工で焦げ付きにくい鉄製鍋
遠藤商事のパエリア鍋はスーパーエンボス加工により、表面に細かいデコボコを作っています。そのため一般的な鉄鍋に比べて焦げ付きにくく、使いやすいです。パエリアの魅力の一つであるおこげも、エンボス加工なら底に焦げ付くことなくきれいに作ることができますよ。
直火、オーブン以外にIHにも対応していて、重量は940gと軽量です。鉄製なので使い始めは強火で空焚きをしてから油を敷きます。スーパーエンボス加工によりこびりつきの汚れが減る為、使用後の洗浄が楽になります。お手入れもきちんとすれば長く使うことができる魅力的なパエリア鍋です。
ステンレス製でおすすめのパエリア鍋
匠-Objet(オブジェ) パエリア鍋 30cm (6,480円)
鉄より軽く熱伝導に優れた全面アルミ芯三層鋼を採用
レストランでプロの料理人も使っているというパエリア鍋です。鉄よりも優れた熱伝導を目指して採用された全面アルミ芯三層鋼は、オーブンはもちろんIHも対応しています。重量は1070gで鉄製に比べると少々重くなりますが、驚きの5年保証つきです。日本製ならではの信頼度ですね。
水筒やポットなどの材料に使われることからもわかるように、保温性が高いのもステンレスの特徴です。そのままテーブルへ並べてもアツアツの状態を保ってくれるパエリア鍋。いつまでも銀色に光る美しいステンレス製鍋は、料理をおいしそうに引き立ててくれることでしょう。
燕三条-ステンレス製鍋 24cm (5,400円)
オール熱源対応プロ仕様のステンレス製
オブジェは金属加工の町新潟県燕三条で、1982年から現在まで続くロングセラーシリーズです。アルミニウムをステンレスでサンドした全面アルミ芯三層鋼で、熱伝道と軽さを追求しています。鉄よりも軽い分厚みを増し、熱の伝え方をマイルドにして焦げ付きにくくなるように仕上げています。
業務用でも家庭用でも使いやすく、オール熱源対応です。ステンレス鍋の魅力はお手入れのしやすさにあります。洗剤とお湯を使って洗えるのは嬉しいですね。お手入れ簡単で使いやすさを追求したステンレス製鍋は、丈夫で長く使うことができるパエリア鍋です。
宮崎製作所-オブジェ パエリア 27cm OJ-70 (3,996円)
お手入れ簡単で飽きのこないシンプルなデザイン
宮崎製作所のオブジェパエリアは、アルミ芯を採用して熱伝導を高めたステンレス鍋です。18-8ステンレスを内側に、特殊有磁性ステンレス鋼を外側に、間にアルミ芯を挟んでいます。ゆっくりと熱が伝わり、焦げ付きにくいパエリア鍋です。
オブジェパエリアは、飽きのこないシンプルなデザインで長い間愛されてきました。直火とIHにも対応していて、5年間の保証が付いた信頼の日本製です。ステンレスはキッチンのシンクに使われることでもわかるように、サビや腐蝕に強い素材です。鉄製に比べてお値段は張りますがお手入れが簡単なので、仕事をしていて家事にあまり時間をかけられないという人におすすめです。
陶器製でおすすめのパエリア鍋
ル・クルーゼ-ビュッフェキャセロール 26cm (24,192円)
フランス製ホーロー鍋でおしゃれなパエリアを
フランスを代表するブランド、ル・クルーゼは鋳物ホーロー鍋のパイオニアです。計算されたドーム型の蓋と独自のスチームコントロール機能で食材の旨味と栄養をしっかりと閉じ込めます。最大の魅力といえる豊かなカラーヴァリエーションは、エナメルコーティング技術を開発してきた努力の賜物。美しさだけではなく、耐衝撃性や匂いと汚れ防止、耐久性など使いやすさを追求しています。色を選択するというわくわくするような気持ちを味わえる希少な鍋です。
鋳物ホーロー鍋の特性としての唯一の弱点は、4.1kgの重量です。しかしその重みがあってこそ力を発揮するのがル・クルーゼの鍋。優れた蓄熱性と保温性で、パエリアはもちろん、リゾット、すき焼きなどの料理におすすめです。全ての熱源に対応しているのも大事なポイントですね。その見た目のおしゃれさで、テーブルに乗せれば注目の一品になることでしょう。
Regas(レガス)- カエスラ クラシック25 25cm (3,240円)
耐熱皿でアツアツのままテーブルへ
Regas(レガス)はスペインで陶芸の町として知られるカタルーニャ州のブレダで、200年近くの間素焼きの鍋や焼き皿を製造してきたメーカーです。カエスラと呼ばれる素焼きの器は、タパスという小皿料理に多く使われます。このクラシック25は25cmの大きさで両耳に取っ手が付いているので、パエリアはもちろん、アヒージョやスパニッシュオムレツなどのオーブン料理におすすめです。
陶器製の耐熱皿で、直火やオーブンだけではなく電子レンジも使えます。冷めてしまった料理を電子レンジで温め直せるのは便利ですね。コロンとしたフォルムと素朴な質感は、本場スペイン産ならではのデザインです。アツアツのままテーブルに運べば太陽の国の雰囲気を醸し出してくれますよ。
四季彩-かすみ志野 変形8号 25.3cm (2,679円)
和食器の大鉢のような個性的なデザインで和風の演出を
四季彩は美濃焼の和食器を扱うメーカーです。焼き物は一点一点形や色が微妙に異なり、それが料理に表情を与えてくれます。和食器のような個性的な雰囲気のある両手鍋で、和風パエリアや和風焼きパスタ、焼きカレーなど、多彩なメニューを楽しむことができます。
大き目の取っ手が付いているので、そのままテーブルへ運びやすいです。耐熱陶器で直火、オーブンはもちろん電子レンジ、そして食洗機も使えます。食器と同じように洗剤で洗えて、お手入れが簡単なのは嬉しいですね。焼き物の多様性を感じさせてくれるパエリア鍋です。
IH対応でおすすめのパエリア鍋
燕三条 匠弥(TAKUMIYA)-共柄 パエリア鍋 26cm (2,592円)
焼く炒める以外に揚げるを可能にした深型本格派鉄製鍋
金属加工の町、燕三条で培われた技術の結晶といえるのがこの匠弥シリーズです。数々の洗練された技によって生み出された鉄鍋は高温に強く、高火力で焼いたり炒めたりといったハードな調理に耐えることが出来ます。1.6mmの鉄材を使用し77mmの深さを持つ鍋は、揚げ物もからっと揚げることができて、メニューの幅が広がります。
使えば使うほど油がなじみ深まっていく鉄製の鍋は、直火以外にIHにも対応しています。重量は960gと鉄製としては軽量です。深型の鍋は食材をこぼしにくいので、中華料理にもおすすめです。きちんとお手入れをすれば長く使うことができる、安心の日本製パエリア鍋です。
EBM-鉄ブルーテンパー パエリア鍋 32cm (3,056円)
鉄製なのに焦げ付かない IH対応パエリア鍋
ブルーテンパー材はフライパンや中華鍋の加工用に作られた特殊加工のことで、一般的な鉄鍋に比べて焦げにくく、錆びにくいのが特徴です。使用前の空焼きも必要がないのでとても扱いやすいです。直火はもちろん、IHにも対応しています。
最初は透明シリコンで表面がコーティングされています。徐々に剥がれてきますが、剥がれ落ちた時には油がなじんでいます。使用前にしっかり熱してから油を入れて、使用後は洗剤を使わずに水洗いをするのがポイントです。鉄鍋の良い所を生かしたまま使いやすい加工を施した鍋は、丈夫なのでアウトドアでの利用もおすすめです。
杉山金属-オーブンプレート(蓋付き) 19cm (2,030円)
そのまま魚焼きグリルに入れてオール熱源対応(蓋付き)
杉山金属は燕三条で自社工場を持ち、独創的なアイディアを生かした製品を生み出しています。その真骨頂といえるのがこのオーブンプレートです。魚焼きグリルにそのまま入れることができる、蓋付きのプレートはとても便利。オーブンは予熱が必要ですが、魚焼きグリルは予熱がいらないのでスピーディーに調理ができます。今注目の調理法ですね。
19cmでサイズは小さめですがパエリアならちょうど一人前、アヒージョやグラタンにはピッタリの大きさです。IHを含む全ての熱源に対応し、重量810gのスチール製。コンパクトで使いやすいと好評価のオーブンプレートです。アイディア次第で色々な料理に活躍しそうですね。
特大サイズでおすすめのパエリア鍋
バエロカンポス社-パエリャ鍋 55cm 16人用 (2,480円)
本場スペイン製鉄鍋は大人数でのアウトドアに最適
バエロカンポス社は、本場スペインのバレンシアで創業70年の老舗ブランドです。家庭やレストランだけではなく野外のパーティーでも定番料理のパエリアは、特大サイズの鍋とともに愛されてきました。この55cmの鍋は16人用のサイズです。この大きさでこのお値段はお得ですね。
鉄製なので熱伝導が良く、大きな鍋でも均一に熱が入るので早く炊き上げることができます。一度温まると冷めにくいので野外の料理に最適です。たくさんの食材を大勢で調理して、みんなで一緒に頂くのがアウトドアの醍醐味です。このパエリア鍋があれば楽しいひと時を過ごせることでしょう。
TRAMONTINA(トラモンティーナ)-業務用パエリア鍋 60cm 20人用 (2,7000円)
南米No.1ブランドは特大サイズでもアルミ製で軽量に
トラモンティーナは南米、ブラジルのメーカーです。アルミ素材の表面にスターフロンという独自のテフロン加工を施し、使いやすく仕上げています。60cmの鍋は20人用のパエリアを一度に作ることが出来ます。アルミ素材の為、このサイズで重量3125gと軽量になっています。
テフロン加工の良い所はお手入れのしやすさです。洗剤を使うことができるので、使用後の後片づけも楽に出来ますね。大勢で楽しくパーティーをした後は、すぐに片づけを済ませたいという人におすすめです。
EL CID(エル シド)-巨大 ビックサイズパエリアパン 90cm 50人用 (43,200円)
アウトドアで楽しく本場のパエリアを
世界で愛されるブランド、EL CID(エル シド)の巨大サイズパエリア鍋は、なんと50人分のパエリアを一度に作ることが出来ます。そのサイズ90cmは人が入れそうな大きさです。この巨大サイズの鍋でパエリアを作る時は、時々鍋を動かして全体に火が行き渡るように調整しましょう。
巨大なパエリア鍋を大きな鉄板に見立てれば、焼きそばや焼き肉などの調理にも活躍します。重量は11kgなので一人で運ぶのは大変です。4か所に取っ手が付いているので、4人で持ち運ぶのが良さそうです。大勢でわいわい食べる本場のパエリアは、参加者全員を笑顔にしてくれることでしょう。
まとめ
料理の幅が広がる多様性のあるパエリア鍋がおすすめ
パエリア鍋を選ぶ時に一番こだわりたいのは、とにかく美味しいパエリアを作ることです。本場の味に近づけたいと思ったら鉄製の鍋が一番でしょう。けれど日常的に食べるほどではない料理専用の鍋を買うことに抵抗を感じる人もいると思います。そんな人にお勧めなのは他の料理にも使える多様性のある鍋です。深型で蓋付きの鉄鍋なら、鉄の良さを生かしたまますき焼きや餃子など、煮込んだり蒸したりする料理もおいしく作ることが出来ます。今回はパエリア鍋の選び方について、具体的なブランド名を挙げながらご紹介しました。これを参考に皆さんにとって使いやすいパエリア鍋を見つけてくださいね。