常温保存の野菜の置き場所に、困った経験はないでしょうか。とりあえず空いている場所に置いたり、適当な箱に収納してしまうと、野菜が傷んでしまうことがありますよね。そこでおすすめしたいが、野菜ストッカーへの収納です。野菜ストッカーがあれば、常温野菜をまとめてきれいに収納できて、新鮮さを保てますよ。
野菜ストッカーは、ニトリや無印良品など身近な生活用品店にあり、カインズなどのホームセンターでも入手可能です。また、セリアやダイソーといった100円ショップでも、お手軽価格で展開されていますよ。どの場所に置きたいか、どのくらいの量を入れたいかによって最適なストッカーを選びたいですよね。
そこで今回は、野菜ストッカーの選び方のコツを解説し、おすすめの野菜ストッカーをランキング形式でご紹介します。順位は、選ぶ際に重要なポイントとなる下記3点を押さえて比較して決定しました。
- 便利に使える形状か
- 野菜の鮮度を維持できるものか
- 高いインテリア性はあるか
また、「野菜ストッカーを使うメリットは?」「最適な置き場所はある?」といった質問にもお答えします。
野菜ストッカーとは?
常温で保存可能な野菜を入れる収納
イモ類や根菜類など、常温保存できる野菜を収納するものを言います。冷蔵庫に入れる必要のない野菜を、ひとまとめにしまえるので便利ですよ。常温野菜の保存に最適な材質や工夫のある収納で、ただ置いておくより長持ちする効果が見込めます。
インテリア性があり野菜が取り出しやすい
野菜を隠せる引き出しタイプや、かごやボックスなどで野菜を見せるタイプがあり、インテリア性が高いのが特徴。しかも、取り出しやすいので料理で使う際もスムーズに利用できます。キッチンをおしゃれに演出したい人におすすめですよ。
野菜ストッカーのメリット
常温保存できる野菜の鮮度と栄養価を維持できる
常温野菜の鮮度と栄養価を適度にキープできます。通気性の良い仕様や材質なので野菜が腐りづらく、買ったときの状態を長く維持できるでしょう。桐など天然素材を使用したものであれば、湿気の侵入を防ぎ防虫効果も期待できますよ。
1箇所に野菜をまとめて収納出来るのでキッチンがスッキリ見える
数ある常温保存野菜を1箇所にまとめて収納できるため、キッチンがすっきりとまとまります。引き出しタイプなら種類別に分けて収納できるので、さらに整理できますよ。カゴなどに少しだけ収納するとしてもひと塊にして置いておけるので、ごちゃついた感じがしません。
野菜ストッカーの種類
木製
温かみのある雰囲気で通気性が良い
ぬくもりのある外観が、優しい雰囲気を演出してくれます。また、通気性がよく常温野菜を保存するのに最適な材質といえるでしょう。野菜をできるだけ長持ちさせたいという人は、木製の野菜ストッカーがおすすめです。
木製タイプは、引き出しの付いたワゴン型が多いです。選ぶ際はサイズをよく確認して、キッチン内にすっきり収まるかチェックしてくださいね。引き出しの数も異なるため、どこに何を入れたいかを考えておくと良いでしょう。
プラスチック製
軽量で扱いやすく野菜以外も収納できる
軽いので持ち運びがしやすく、野菜以外の物を収納できるタイプが多いです。色のバリエーションが豊富で、シンプルなデザインが魅力。並べたり積んだりするのに向いています。手軽に入手できてお手入れもしやすいものが良いなら、うってつけでしょう。
また、色の種類が多いので、キッチンの雰囲気に合わせやすいです。そのため、すっきりとシャープな雰囲気にしたいならモノトーン、あたたかみのある雰囲気が良いなら暖色系など工夫できます。スタッキングなどでボリュームが出る場合は、抑えめの色のすると空間にマッチしやすいですよ。
スチール製
バスケットやバケツ仕様でインテリア性が高い
バスケットやバケツ型が多く、インテリア要素が高いタイプです。少ない量の野菜を入れるのに適しており、見せる収納として活躍します。キッチンカウンターや棚の上などに、気軽に置けるコンパクトなものが欲しい人に向いているでしょう。
スチール製は、シルバーだけでなくブラック、ホワイトとカラーバリエーションが豊富です。また、バスケットの場合取っ手だけ木製になっているなど、さまざまなデザインがあります。収納できる容量だけでなく、キッチンの雰囲気に合ったものを見つけるのがおすすめですよ。
野菜ストッカーの選び方
形状で選ぶ
場所をとりたくないなら吊り下げられるネット型がおすすめ
キッチンスペースが狭く野菜ストッカーを置く場所がとれないという場合は、フックに吊り下げられるネット型が便利。壁や棚などにフックを設置して掛けるだけなので、場所をとらずに済みますよ。ネットなので中身がよく見えて、野菜の分量や状態をすぐ確認できるのもメリット。通気性も良く、野菜を良い状態に保ってくれますよ。
きれいに整理して保存したいなら並べやすいボックス型がおすすめ
ポリプロピレンなどプラスチック製のシンプルなボックス型なら、並べて置いてもすっきりとまとまります。角型なので、無駄なスペースをとらないで済むでしょう。野菜の種類別に保存したい場合にもおすすめで、それぞれの野菜の分量や状態もわかりやすいですよ。なるべくシンプルに整理して保存したいなら、うってつけの形状です。
一人暮らしなどで少量を保存したいならコンパクトなざる型がおすすめ
一人分程度の分量を保存したい場合は、ざる型がおすすめです。コンパクトなサイズなら空いている場所に気軽に置けますし、通気性も抜群。さらに、プラスチック製なら野菜が傷むのを軽減させる活性炭入りリフィルが組み込まれているなど、高性能な仕様もあります。簡単に少量の野菜をまとめて置けるので便利です。本物のざるに見立てたものは、趣があって懐かしい雰囲気がありますよ。
使用場所で選ぶ
キッチンで保存するなら湿気や害虫などに強い天然素材を使用したもの
キッチンで多く野菜を保存する場合は、湿気や害虫などを防げる天然素材で作られた収納がベスト。たとえば桐素材の収納であれば調湿作用があり、収納内部の状態を常に良好に保ってくれます。また防虫効果も期待できるためおすすめです。温度や湿度変化が大きく、食べ物を置いておくことが多いキッチンでは、天然素材の収納を検討してみてくださいね。
屋外で保存するならトタン材などで耐久性の高いもの
屋外で保存したい場合は、耐久性に優れたトタン材のストッカーが便利です。トタン屋根など、もともと建築資材として使用されていたトタン材は、錆びづらく軽量で外で扱いやすいのが特徴。トタン製のバケツ型収納などに、野菜を入れて保存すると良いでしょう。光を通しづらく湿気にも強いので、野菜の保存に適した素材といえます。
スペースに限りがあるならすき間に収納できる幅20cm以下のスリムなもの
キッチンのデッドスペースなど、省スペースに置きたい場合は、幅が20cm以下の収納がおすすめ。スリムながらスタッキングできる仕様などもあり、収納力もあります。いろいろな物が置かれているキッチンカウンターでも、ちょっとした隙間に置けるので便利ですよ。一人暮らしで、キッチンスペースが狭い場合などにもおすすめの仕様です。
野菜が傷む前に冷蔵庫で保存するなら野菜を立てて収納できるもの
ストッカーに長期間野菜を置いたままになったり、ストッカーを最適な条件下に置くことができなかったりする場合は、途中から冷蔵庫へ移すのがおすすめ。野菜が傷むのを防げます。冷蔵庫内で野菜ストッカーを使うなら、もともと縦に伸びて育ってきたニンジンなどの野菜を立てて収納できるものがベスト。土の中にあったときと同じ状態で保存することで、鮮度をキープできます。さらに、庫内で無駄なスペースを使わずに済みコンパクトに収納可能です。
野菜ストッカーのおすすめブランド・メーカー
ニトリ
リーズナブルでいろいろな場所で使える仕様がある
高コスパな生活用品を展開するニトリでは、さまざまな仕様の野菜ストッカーが見つかります。袋状の吊り下げタイプや冷蔵庫で使える抗菌仕様などがありますが、人気なのはワイヤーバスケット。シンプルで、場所を選ばないナチュラルデザインで取り入れやすいですよ。冷凍庫用のトレーなどもありすべて手頃な価格なので、気軽に野菜ストッカーを利用したい人におすすめです。
無印良品
環境に配慮した天然素材ストッカーに注目
ナチュラルでシンプルなデザインで人気の無印には、天然素材を使用した野菜ストッカーがおすすめ。ジュート製の袋タイプやブルキナバスケットなどがあり、環境に優しい素材で使い終わった後のことまで配慮されています。自然のぬくもりを感じながらしっかり野菜の鮮度をキープし、エコな製品をなるべく入手したいという人は要チェックです。
カインズ
オリジナル仕様で使いやすい冷蔵庫用がおすすめ
大手ホームセンターのカインズには、プラスチック製の冷蔵庫用収納が複数あります。中でも底面の凹凸加工が施された、野菜を立てやすいオリジナルの収納ケースは使いやすいです。プラスチック製のリーズナブルなケースを扱っているので、手軽に庫内に設置できるタイプを入手しやすいでしょう。
ダイソー
FSC森林承認紙を使った環境を考えた紙ストッカーに注目
豊富な品揃えで人気の100均であるダイソーには、環境を考えた紙製の野菜ストッカーがあります。FSC森林認証紙を使用した紙のストッカーは、伐採や管理が地域や環境に配慮された森林から作られており、環境破壊を防ぎ自然保護をサポート。手軽に冷蔵庫内やテーブルの上でも使えるタイプが欲しい人にうってつけです。しかし販売は店舗または公式オンラインショップのみ。リーズナブルなストッカーを探しているなら、ニトリやカインズなどもチェックしてみてくださいね。
セリア
ソフトなポリエチレン素材の冷蔵庫用が人気
おしゃれなデザインが多い100均として人気のセリアでは、ソフトな感触で使い勝手の良い野菜ストッカーがあります。やわらか野菜ストッカーは冷蔵庫内で使う仕様で、ソフトなポリエチレン素材で庫内にフィットして使いやすいです。取っ手が4つも付いているので、冷蔵庫から取り出しやすいものが欲しい人に特におすすめ。しかし販売は店舗のみなので、リーズナブルで使い勝手の良いものが欲しいなら、ニトリやカインズをチェックしてみてくださいね。
おすすめ&人気の野菜ストッカーランキング
おしゃれでおすすめの野菜ストッカー
ニトリ-ワイヤーバスケット(999円)
木のぬくもりを感じる取っ手がおしゃれ
スチール製で、バスケットタイプの野菜ストッカーです。シンプルなデザインですが、取っ手が木を感じさせる素材でおしゃれな雰囲気。幅が27cmとコンパクトなので、一人暮らしのキッチンに置くとマッチするでしょう。
野菜のほかに、キッチン雑貨などを入れても素敵です。野菜入れ用と小物入れ用など、用途違いで購入するのもおすすめ。木のぬくもりを感じる優しい雰囲気があるので、どんな空間とも相性が良いでしょう。場所を選ばず使えるデザインが良いなら最適です。
無印良品-ジュート 野菜保存袋(390円)
リーズナブルで環境とお財布に優しい
ジュート素材を使った野菜保存袋です。ジュートは通気性が良いので、野菜が傷みづらいのが特徴。見た目もナチュラルで、キッチンに置いたり壁に吊り下げて利用できます。袋状なので、野菜の種類ごとに分けて保存したい場合に便利ですよ。
ジュートは、使った後に焼却しても有毒ガスが発生しないエコな素材です。しかも天然繊維の中でもとてもリーズナブルで、環境やお財布に優しい素材といえます。袋自体は丈夫で長持ちするので、高コスパで環境を考えた製品を使いたい人におすすめです。
レックス-キッチンワゴン(8,720円)
ワゴンのバスケットは持ち手付きで取り出せる
スチールバスケット型のワゴンで、野菜のほかにドリンクやお菓子なども収納できます。バスケットは持ち手付きで取り外せるため、外へ持って行くことも可能。バーベキューなどで野菜を持ち出したいというときに便利ですよ。
通気性の良い網状なので、野菜の保存には最適。丈夫なスチール素材で、たくさん収納しても歪んだりしません。いろいろな物を収納してもすっきりとした外観で、収納力がありながらもスタイリッシュにまとめたいならおすすめです。
タワー-ベジタブルストッカー(1,650円)
2個までスタッキング可能で上下の段をスライドして引き出せる
かさばりがちな野菜を、すっきり整理できる野菜ストッカーです。前後の面以外はメッシュ仕様なので通気性が高く、常温野菜の保存に最適。2個までスタッキング可能で、持ち手を掴んでスライドすることで上下の段を楽に引き出せます。狭いスペースに置けるタイプを探している人は要チェックですよ。
動かせる仕切りがあり、冷蔵庫内での野菜整理にも大活躍します。野菜のサイズや種類ごとにきれいに分けて、収納してみましょう。カラーはブラックとホワイトで、クールですっきりとした印象のミニタイプ収納が欲しい人に向いています。
ソファ・デザイン家具 エント-傾斜付き3段スチールラック(4,800円)
傾斜付きバスケットで中身が見渡しやすい
スマートでスタイリッシュなデザインのスリムラックです。傾斜付きバスケットは中にしまった野菜が見やすく、取り出しやすいですよ。メッシュカゴは通気性に優れているので、野菜のほかに果物などを収納したい人にもおすすめです。
細長いスリム形状なので、ちょっとしたスペースに置けるのがメリット。しかもカゴは簡単に取り出せるつくりなので、食材を運ぶ際やお手入れが楽にできます。小物入れやマガジンラックなど、キッチン以外での用途でも使えるタイプが欲しいなら要チェックです。
木製でおすすめの野菜ストッカー
家具インテリア館-天然素材・桐無垢ストッカー(5,181円)
防虫や調節作用が期待できる桐無垢仕様
天然素材の桐無垢でつくられた、チェスト型の野菜ストッカーです。桐は調湿作用があり湿気の侵入を防いで、乾燥時の蒸れも軽減してくれます。さらに防虫効果も期待できるため、キッチンで使用したい人には最適な仕様といえるでしょう。
デザインはかわいらしく、キッチンを明るく演出してくれます。ナチュラルカラーは優しい雰囲気に、ブラウンは落ち着いた雰囲気になるでしょう。インテリアとしても魅力のあるストッカーが欲しい人におすすめですよ。
山善-キッチンワゴン(10,999円)
ホコリが侵入せず隠れキャスターで楽に移動できる
桐素材で側面に穴のないデザインの野菜ストッカーです。穴からホコリなどが侵入せず、中が常に清潔に保てますよ。側面と背面は壁になっていないので、通気性は抜群。野菜収納の中にホコリが溜まるのが気になる人に最適でしょう。
一見棚のように見えますが、実は底面にキャスターが付いています。移動が楽で掃除の際も便利ですよ。高さはキッチンカウンターと同じなので、物を置いたり作業がしやすいシェルフ仕様が欲しい人に向いています。
大竹産業-ユースフルボックス(6,580円)
カフェ風のおしゃれなデザインでキッチンを明るくする
抗菌効果や腐食に強い、桐製の野菜ストッカーです。高級箪笥などに使われる素材だけあって高品質で、野菜の新鮮さをキープし続けてくれます。引き出しを取り出して単品としても使えるので、持ち運び用としても便利ですよ。
英語のロゴがキュートなアクセントになっていて、カフェのようなおしゃれな雰囲気です。キッチンをおしゃれに演出したい人に、おすすめのデザインですよ。小物や雑貨入れなどにもなり、多用途で使用できるタイプとしておすすめです。
スリムでおすすめの野菜ストッカー
インテリアパレット-野菜スリムストッカー(1,780円)
野菜がたっぷり入って取り出しやすいスタッキングタイプ
幅24cmとスリムで場所をとらない、ポリプロピレン製の野菜ストッカーです。玉ねぎやじゃがいもなどをたくさん入れられる容量で、3個セットのお得感が魅力。ファミリー向けとしておすすめの野菜ストッカーです。
スタッキング可能で、後ろにキャスターが付いています。3段に重なっていても手前を持ち上げて引っ張れば、移動が楽にできますよ。スタッキングタイプで取り出しやすいものを探しているなら、ぜひ検討してみてくださいね。
ニトリ-野菜・冷凍庫トレー(499円)
透明プラスチックのシンプルデザインで野菜の状態がよく見える
冷凍庫または冷蔵庫内で使う野菜トレーです。プラスチック製で軽いため取り出しやすく、野菜を立てて収納できてコンパクト。仕分けもしやすく、葉物や根菜などを立てる収納で、新鮮さをキープしたい人におすすめです。
とてもシンプルな形状で、庫内に無駄なく収まります。透明なので野菜の状態も見やすく、取っ手付きですぐに野菜を取り出せるのもメリットです。冷蔵庫の狭い空間の中で、野菜の様子をいつでもよく見えるようにしたいならうってつけの仕様ですよ。
カインズ-野菜収納ケース(498円)
底面の凹凸加工が野菜を立てやすくする
冷蔵庫内で利用すると、便利な野菜ストッカーです。底面に凹凸があり、野菜を立てて収納しやすい仕様になっています。野菜を立てて収納しているけれど、少ない量になると野菜が倒れてしまって困っていたという人は要チェックです。
ポリプロピレン製の軽量ボックスなので、取り出しやすいです。中が汚れたら布でさっと拭き取ればすぐにきれいになり、お手入れもやしやすいでしょう。掃除が楽にできて、野菜を立てやすい冷蔵庫用の収納が欲しい人におすすめです。
野菜ストッカーの置き場所は?
玄関の日陰など風通しの良い冷暗所が最適
野菜ストッカーの置き場所は、風通しがよく直射日光が当たらない冷暗所にするのがベスト。日光を避けて温度が上がり過ぎないようにし、風が通る場所で湿度を上げないようにすることで、野菜の鮮度をキープできます。適切な場所に置くことで、野菜ストッカーの効果を大いに感じられるでしょう。
まとめ
野菜ストッカーを利用して野菜を美味しく保存しよう
野菜ストッカーは、キッチンで使うなら天然素材で防虫や調湿効果が期待できるもの、冷蔵庫で使うなら野菜を立ててしまえるものなど、保存場所に適した仕様を選ぶのがコツです。また、なるべく風通しの良い冷暗所に配置しましょう。野菜ストッカーを利用して常温野菜をより丁寧に保存し、鮮度の高い材料で美味しい料理を楽しんでくださいね。