サウンドバーを壁に掛けて使いたいと考えたとき、設置が難しいと諦めている方も多いのではないでしょうか。サウンドバーを壁に掛けて音響を楽しむには、壁掛けに対応しているモデルを選んだり、別売りのフックを使用したりする方法があります。
身近なオーディオ製品ブランドである、ヤマハやソニーはまず押さえておきたいですよね。他にも高音質を追求したブランドであるBOSEにも壁掛け対応のサウンドバーがあります。高音質なサウンドバーが多くあり、どれを買っていいか迷ってしまいますね。
そこで今回は壁掛けできるサウンドバーの選び方を詳しく解説し、おすすめの壁掛けサウンドバーをランキング形式でご紹介します。順位は、選ぶ際に重要となる下記3点を押さえ比較して決定しました。
- 音質は良いか
- 取り付けは手軽にできるか
- 接続のしやすさ
また、「サウンドバーを壁掛けにすることによるデメリットは?」「DIYで壁掛けする方法はあるの?」といった気になる疑問についてもお答えします。
壁掛けサウンドバーの特徴
サウンドバーを壁に掛けることでより音が広がる
サウンドバーを壁掛けにすることで、クリアな音響が部屋全体に広がり、テレビの音をより楽しむことができます。サウンドバーは映画のような音響を自宅で楽しめるアイテム。しかし、置き場所に困ったり、設置する台によっては共振で音が劣化したりする場合があります。サウンドバーの置き場所がない方や、高音質を楽しみたい方には壁掛けサウンドバーがおすすめですよ。
ホームシアターよりも低コストで配線も手軽
ホームシアターは実際に映画館にいるような臨場感を楽しめるアイテム。しかし、ホームシアターはスピーカーを設置する場所の確保や、配線作業を難しく感じる方がいます。サウンドバーならスペースを取らず配線作業も少なく済みますよ。手軽にテレビの音をグレードアップさせたい方にはサウンドバーがおすすめです。
壁掛けサウンドバーのメリット
スペースを有効活用できる
サウンドバーを空いた壁面に壁掛けすると省スペースに収まります。サウンドバーを置く台を準備しなくて済み、空間ができます。スペースが空くことで部屋がすっきり見えたり、他の家具や機材を置いたりするなど有効活用もできますね。
インテリア性が高くすっきりとおしゃれに見える
サウンドバーを壁掛けにするとおしゃれに見えるため、インテリアにこだわる方におすすめですよ。また、テレビを壁掛けにしている場合は、サウンドバーも壁掛けすると見た目がすっきり。部屋やテレビに合わせてサウンドバーのカラーやデザインも選べます。
壁掛けサウンドバーのデメリット
設置場所が限られる
壁に穴を開けて設置するタイプは、最初に金具を取り付けます。サウンドバーの重さに耐えられるほどの強度がないと設置が難しいため、壁の材質などによっては取り付けが難しい場合も。穴を開けて設置するサウンドバーを購入する場合は、あらかじめ設置できるかどうかチェックしてくださいね。
設置する際に別途費用が発生する場合がある
サウンドバーを壁掛けするには業者に依頼したり、自分でフックを購入したりする方法がありますが、別途費用がかかってしまうことも。取り付け方法によって金額は異なります。初めにサウンドバーの取り付けにかかる金額を確認し、予算内で壁掛けができる方法を選んでみてくださいね。
壁掛けサウンドバーの種類
ワンボディタイプ
一本のサウンドバーの中にアンプが内蔵されている
サウンドバー単体で使用するタイプです。スペースを取らず他のタイプと比べると価格が安いのが特徴。省スペースで高音質を楽しみたい方や、初めての購入でまずはサウンドバーを試したいという方にワンボディタイプがおすすめですよ。
ワンボディタイプは重低音の臨場感が少し劣りますが、あまり大きな音が出ません。そのため、大きな音が出せないマンションなどに住んでる方でも取り入れやすいタイプです。ワンボディタイプでも十分な高音質や臨場感を楽しめるモデルもありますよ。
2ユニットタイプ
低音専用のサブウーファーを別途使用
ユニットタイプはサウンドバーの他に、低音専用のサブウーファーがセットになっています。重低音や臨場感のある音が特徴。サブウーファーを設置する空間の余裕がある方や、迫力のあるサウンドを楽しみたい方におすすめのタイプですよ。
ユニットタイプは、メインスピーカーであるサウンドバーとサブウーファーを繋いで使用します。ワイヤレスなど接続が簡単なものが便利。低音が響き迫力のあるサウンドを楽しむことができますが、床に響きやすいため一軒家向きと言えますね。
壁掛けサウンドバーの選び方
音質で選ぶ
壁掛けによる音質の低下が気になるなら壁掛けモード付きがおすすめ
壁掛けモードが搭載されているサウンドバーなら、壁掛けしたときの適した音質に設定可能。サウンドバーを壁に設置したときの音質の変化を気にせず、最適な音を楽しむことができますよ。サウンドバーを壁掛けしたら、ボタンを押すだけなので設定も簡単にできます。サウンドバーでは、さまざまなモードが付いているモデルがあるので、自分に合ったものを選べますね。
臨場感や立体感のある音にこだわるなら立体音響技術が搭載されているものを
DTS:XやDolbyAtmos(ドルビーアトモス)などの立体音響技術は、臨場感のある音を楽しめます。テレビの内蔵スピーカーと違い、立体音響技術が搭載されているサウンドバーは前面から大きな音が出て、部屋全体に音が広がるためです。立体音響技術が搭載されているとリアルな音で映画鑑賞を楽しめますよ。サウンドバーを選ぶ際は、立体音響技術が搭載されているかチェックしてくださいね。
取り付け方法で選ぶ
壁に直接取り付けられるなら壁掛け付属キット付きが便利
壁に穴を開けて取り付けられるなら、壁掛け用キットが付属しているものが便利。壁掛け対応サウンドバーには、壁掛け取り付け用テンプレートやスペーサーが付いているものがあります。壁掛け用キーホールが付いているので、スタイリッシュに壁掛けできますよ。穴を開けて取り付ける方は、壁掛けキットが付いているかチェックしてください。
賃貸などで壁に穴を開けたくないなら別売りのフックを使用
別売りのフックなどを使用すれば、壁に穴を開けずに取り付けることができます。テレビに取り付けて壁掛け出来る、サウンドバー用壁掛け金具もあります。ホチキスで壁掛けインテリアが実現できる壁美人を使うなど、穴を開けずに取り付けるさまざまな方法がありますよ。壁に穴を開けられないから、と諦めず自宅に合った方法でサウンドバーを取り付けてみてくださいね。
接続方法で選ぶ
有線なら周辺の機器に対応しているかチェック
ARCとeARCに対応したサウンドバーだと、HDMIケーブル1本でテレビと繋ぐことができて便利。ARCやeARCに非対応だと、光デジタルケーブルが必要になるので注意しましょう。またeARCは立体音響技術に対応しているので、ブルーレイで映画をよく見る方はeARCに対応しているものを選ぶのがおすすめですよ。また接続する場合はテレビもARCとeARCに対応している必要があるので、テレビの接続端子も確認してください。
Bluetooth対応ならスマホやタブレットに繋げられる
BluetoothやWiFiに対応したサウンドバーだと、テレビ以外にスマホやタブレットに繋ぐことができます。サウンドバーをスマホやタブレットに繋げれば、高音質スピーカーとしても活躍。特に、WiFiに対応したサウンドバーなら、その都度設定しなくてもすぐスマホに接続できますよ。高音質の音楽も楽しみたい方は、ワイヤレスに対応しているかチェックしてください。
壁掛けサウンドバーのDIY実例
壁美人を使用しておしゃれに壁掛け
壁美人を使用してテレビとサウンドバーを壁掛けにしているDIY実例です。壁美人とは、ホチキスを使用して壁掛けインテリアを実現できる、固定金具シリーズです。ホチキスの小さな穴しか開かないので、壁に穴を開けたくない方におすすめ。壁掛けテレビと壁掛けサウンドバーの相性が良く、すっきり見えますね。
壁掛け付属キットを使用して好きな位置に取り付け
壁に杉板を取り付け、テレビやサウンドバーなどを固定しているDIY実例です。サウンドバーは壁掛け対応のモデルを使用。付属のテンプレートとビスを使って、好みの位置に設置しています。木材のやわらかい雰囲気がおしゃれで、インテリアに統一感が出ていますね。
壁掛けサウンドバーのおすすめブランド・メーカー
ヤマハ
機能性に優れ多種多様なラインナップ
楽器メーカーであるヤマハのサウンドバーは、広がりがあり迫力のあるサウンドが楽しめますよ。コスパの良いワンボディタイプから、機能性に優れた2ユニットタイプまで多種多様。多くの機能から自分に合ったものを選びたい方におすすめです。
ソニー
ワイヤレスでも高音質
ソニーのサウンドバーは音のバランスが良く、多くの人に受け入れられる魅力があります。ソニーのテレビのブラビアに合わせられるスタイリッシュなデザインも人気。ワイヤレスでも高音質なので、スマホで音楽を楽しみたい方にもおすすめですよ。
BOSE(ボーズ)
重低音が得意で見た目もスタイリッシュ
BOSEのサウンドバーは重低音を得意とし、迫力のあるサウンドが楽しめます。BOSEのスマートサウンドバー900はBluetoothやWiFiに対応しており、臨場感のあるサウンドで人気。シンプルでインテリアに馴染むデザインが多いので、デザインにこだわりのある方にもおすすめですよ。
JBL(ジェービーエル)
深みのあるパワフルなサウンド
JBLのサウンドバーは、深みのあるサウンドが特徴です。JBLの2ユニットタイプは映画館のような重厚感のあるリアルなサウンド。スピーカーの場所を確保できる方やパワフルなサウンドを求める方におすすめです。
おすすめ&人気の壁掛けサウンドバーランキング
ワンボディタイプでおすすめの壁掛けサウンドバー
FunLogy-サウンドバーFunLogySOUND3 (9,980円)
コスパが良く初心者におすすめ
1万円以下と導入しやすい価格のサウンドバー。低音域から高音域までカバーし、シーンに合わせて3種類のモードから選べますよ。サウンドバーが初めてで、まずは試したいという方にもおすすめのモデルです。
Bluetoothにも対応しており、無線でスマホやタブレットの音楽、動画が楽しめますよ。テレビとの接続も、光デジタルケーブルかAUXケーブルを繋ぐだけで簡単に接続できるので便利ですね。初心者でも使いやすい機能を備えているサウンドバーです。
JBL-Bar5.0MultiBeam (24,977円)
ボイスコントロールで快適に操作
JBL独自のMultiBermとDolbuAtmosで、広がりがあり重厚感のある低音を実現。サイズはコンパクトながら高音質にこだわっているモデルです。省スペースで高音質や低音を楽しみたい方におすすめですよ。
GoogleアシスタントやAlxaボイスコントロールの他、siriなどのボイスコントロールで操作できます。デバイスに話しかけるだけで音楽を再生することも可能。便利な機能で快適に音楽を楽しめますね。
LG-S75QC (16,980円)
メリディアン社が監修した高音質モデル
英国のハイエンドオーディオブランドのMeridianとパートナーを組み、高音質なサウンドを実現。DolbyAtmosにも対応しており、高音質な映画や音楽を楽しめます。お手頃な価格で立体的な音響を楽しみたい方に適していますよ。
LGテレビと合わせて使うことで、より高音質なサウンドが実現できます。テレビシェアリング機能が付いており、AGテレビのAIプロセッサーがクリアな音を出力。LGテレビにも合うデザインが魅力ですね。
ヤマハ-SR-B30A (32,990円)
スマホで簡単に操作可能
Bluetoothや専用のアプリケーションなど使いやすい機能が揃っています。専用アプリケーションでは、スマホで基本的な操作からサウンドモードの切り替えなどに対応。スマホで快適に操作したい方におすすめですよ。
壁掛けにしても快適に使用可能。壁掛け取り付け用テンプレートと壁掛け取り付け用スペーサーが付いています。別売りの取り付け用部品を準備しなくて済むので、DIYで取り付け予定の方にもぴったりですね。
ソニー-HT-S200F (27,500円)
壁掛けモード搭載
壁掛けモードが付いているモデル。ボタンを押すだけで壁掛けに適したサウンドに設定できるので、最適な音質で楽しむことができますよ。壁掛けテンプレートも付いてくるので、壁掛けして使いたい方におすすめのモデルです。
サイズは壁掛けしやすいコンパクトサイズ。色もチャコールブラックの他にクリームホワイトをラインナップしています。音へのこだわりの他に、コンパクトでインテリアに合う色を選ぶことができる、おしゃれなサウンドバーですね。
2ユニットタイプでおすすめの壁掛けサウンドバー
DENON-DHT-S517 (52,800円)
リアルな3Dサウンド
サウンドバーとサブウーファーで、バーチャルサラウンド技術を駆使した立体的な音を実現。4Kにも対応し、クオリティの高いサウンドを楽しむことができますよ。リアルな3Dサウンドを求める方におすすめです。
ARCやeARC対応しており、非対応のテレビのために光デジタルケーブルも付属しています。4K/60H映像信号に対応するHDMI入力も1系統、出力を1系統装備。簡単接続ですぐに高音質を楽しむことができますね。
ヤマハ-SR-B40A(45,962円)
シーンに合わせた4つのモード
コンテンツに合わせて最適な音を選べる4つのモードを搭載。人の声と背景の音を分けて聞きやすくするクリアボイスは、映画やスポーツ中継などを聞き取りやすくします。シーンに合わせたぴったりのモードを選択できますね。
スマホのアプリケーションのSoundBarRemoteと連携でき、手持ちのスマホで基本操作からモードの選択まで可能。低音と高音が調節できるトーンコントロールも付いていますよ。2ユニットの高音質と便利な機能を求める方に適しています。
JBL-Bar500 (71,500円)
さまざまな音楽を楽しめる
DolbyAtmosとJBL独自のサラウンド技術搭載。使用する部屋を測定する機能により、あらゆる部屋においても3Dサウンドを楽しめます。また、壁に向けて音のビームが放射され、部屋のどの場所にいてもサラウンド効果を体感できますよ。
300以上のオンライン音楽ストリーミングサービスにアクセスが可能。WiFiに接続しておくと自動でソフトウエアも更新されます。多くの音楽やインターネットラジオを楽しみたい方に適したモデルですね。
高音質でおすすめの壁掛けサウンドバー
ソニー-HT-A5000 (106,219円)
別売りのアンプとスピーカーを選べる
低音やサラウンドを拡張できるサブウーファーとリアスピーカーが別売りになっています。サブウーファーで低音をプラスし、後方からのリアスピーカーで臨場感がアップ。好みに合わせて組み合わせたい方に適していますよ。
高画質のためのフォーマットに対応。ドルビーアトモスやDTS:x(R)の他、8kHDRや4Kのパススルーにも対応しています。ゲームや映画をはじめ、いろいろなコンテンツを高画質と高音質で楽しめますね。
DENON-DHT-S217 (24,019円)
スリムなボディで壁掛けにぴったり
DolbyAtmosとDolbyTrueHD対応した高いパフォーマンスを実現するサウンドバー。映画の世界に入り込んだような臨場感を味わうことができますよ。音質にこだわり、価格も抑えたいという方に適しています。
テレビの前に設置しやすい高さ67mmで壁掛けにぴったり。壁掛け用テンプレートと壁掛け用スペーサーが付属していてDIYにも役立ちます。スリムなので、スタイリッシュに壁掛けして高音質を楽しめますね。
BOSE-スマートサウンドバー900 (94,382円)
高級感のあるデザイン
高音質に加え、BOSEのサウンドバーはスタイリッシュなデザインが魅力。細部までこだわった高級感のあるデザインで、お部屋のインテリアを格上げしますよ。音質の他インテリアにこだわりたい方におすすめします。
WiFiやBluetoothに対応し、お気に入りの音楽配信サービスも楽しめます。AmazonAlexaやGoogleアシスタントなど便利な機能も搭載していますよ。便利な機能が充実しているモデルを求める方に適しています。
JBL-Bar1000 (129,880円)
ワイヤレススピーカー付きで高音質
ワイヤレスのリアスピーカーとサブウーファーで劇場のような空間を実現。サウンドバー部の2つと、ワイヤレスサラウンドスピーカーに2つ、合計で4つの天井反射用スピーカードライバーが付いています。シーンに合わせて好きな組み合わせで使えますよ。
壁掛けも可能です。壁掛け用テンプレート紙の他、サウンドバーとワイヤレスサラウンドバーどちらにも壁掛けセットが付属しています。別途壁掛け用の部品を揃える必要がなく、すぐに設置できるので便利ですね。
まとめ
壁掛けサウンドバーで高音質を楽しもう
広いスペースを取れない方でも、壁掛けサウンドバーなら省スペースでスタイリッシュに高音質を楽しめます。また、壁掛けキットが付いていたり別売りのフックなども売られているので、自宅に合った方法でサウンドバーを壁掛けすることができます。壁掛けサウンドバーを取り入れ、高音質な映画や音楽でおうち時間を充実させてくださいね。