日々のお弁当作りには大変なことが多いですよね。特に時間がなかった日や弁当箱を忘れて帰ってきたとき、もっと手軽なものがあればいいのにと思ってしまいます。そこで、お弁当箱としてタッパーを使ってみてはいかがでしょうか。同じサイズのものをたくさん揃えやすいですし、冷凍やレンジに対応したものであれば、時間があるときに作り置きも可能です。
タッパーと聞くと、多くの方が旭化成のジップロックシリーズを思い浮かべるかもしれません。丸型や角型と種類豊富なので、中身に合ったものを選ぶとお弁当箱として十分使えます。タッパーウェアブランズでは耐熱や耐冷に優れたガラス容器も。選択肢が多いからこそ、どれを選べばいいか迷ってしまいそうです。
そこで今回は、おすすめのお弁当向けタッパーをランキング形式でまとめました。人気のポイントとして下記3点を挙げて比較しています。
- 冷凍やレンジ使用ができるか
- お弁当の量に適したサイズか
- お弁当の中身に適した形か
また、「お弁当の汁漏れや液漏れは心配ないの?」「作り置き弁当を冷凍してレンジで温めて食べることは可能?」などの疑問にもお答えしています。
お弁当向けタッパーのメリット
耐熱や耐冷温度が幅広く冷凍やレンジでの温めができる
タッパーは冷凍保存やレンジ使用を前提として作られているものがほとんど。そのため、耐熱や耐冷温度が幅広く設定されています。中身に注意すれば、タッパー弁当ごと冷凍ストックして食べるときはレンジ加熱といった使い方もできますよ。
サイズ展開が豊富で大きさが違うものを組み合わせて使える
普通のお弁当箱にはない魅力は、タッパーの豊富なサイズ展開です。タッパーの大きさを工夫すれば、大きなタッパーの中に小さなものを入れる「タッパーinタッパー」という方法も。小さいタッパーにおかずを小分けに冷凍しておけば、朝は入れるだけでとても簡単です。
同じものを複数用意しておけるのでずぼらな方も安心
まったく同じタッパーを複数揃えやすいのも魅力的。同じタッパーなら積み重ねて収納出来て場所を取りません。もし学校や職場に忘れてきても、ストックがあるのでずぼらな方も安心。万が一壊してしまっても替えが利くので、ガシガシ洗ってもOKです。
お弁当向けタッパーのデメリット
仕切りがないので詰め方に工夫が必要
タッパーは一種類の食材や料理を保存することを想定して作られています。そのためお弁当箱のような仕切りがなく、使いづらく感じることも。お弁当用のカップなどを使って仕分けたり、そもそもタッパー自体をわけて複数持参したりといった工夫が必要になります。
見た目が地味なので恥ずかしいという声も
タッパーは自宅での使用を想定していることもあり、お弁当箱と比べるとどうしても地味で残念な印象になりがち。そもそもタッパーを持ち歩くことに抵抗がある方には不向きです。可愛いワックスペーパーやピックなどを使うと多少華やかになります。
お弁当向けタッパーの種類
プラスチック製
軽くて割れる心配なく持ち運びしやすい
一般的なタッパーはほとんどがプラスチック製です。丈夫で割れる心配がなく、お弁当として持ち運ぶのにも向いています。比較的安価で手に入りやすいため、忘れや壊れ対策に個数を多く揃えたい人にはプラスチック製がおすすめです。
プラスチック製のタッパーは非常に軽いので、持ち運びに向いています。ただ、商品数が多いからこそ密閉具合にはかなりばらつきが。しっかり密閉できるものを選ぶか、汁漏れの可能性があるものは入れないと割り切って使うと良いでしょう。
シリコン製
柔軟性のある素材は折りたたみ可能
最近はシリコン製のタッパーも増えています。シリコン樹脂はプラスチックと比べると耐熱性や電気絶縁性に優れていて、レンジ使用程度では溶ける心配がありません。やわらかい触り心地もシリコン製品特有のものです。
柔軟性に優れたシリコン製はしっかりと形を保つことができますが、自在に形が変えられるのも特徴。シリコンタッパーは折りたたみができるものがほとんどです。小さくたたんでしまえば帰りの荷物も小さくなるので、移動が多い日などに使い分けても良いですね。
耐熱ガラス製
色移りや匂い移りしにくく傷にも強いので衛生的
ガラス製のタッパーも多く存在します。ガラスは扱い方が雑だと割れや欠けが起こって危険な上、重さもあるので弁当としての使用は不向きだと考える方も多いですよね。しかし扱い方に注意すればすごく使いやすい素材ですよ。
例えばガラスの耐熱温度はプラスチックやシリコンよりもかなり高いです。そのため、多くの容器がオーブンでの使用も可能とされています。野菜やウインナーにオリーブオイルをかけてグリルにしたり、昨晩の残りのシチューでドリアにしたり、お弁当の幅がぐっと広がります。
お弁当向けタッパーの選び方
形状で選ぶ
丸型なら丼ものお弁当に使いやすい
お弁当箱の多くは楕円形や丸みを帯びた長方形。完全な円形の弁当箱はとても珍しいですよね。丸型の弁当タッパーは、丼もののお弁当にジャストフィットします。丼ものは基本的にごはんの上にお好みの具材を乗せるだけの簡単料理。丸型のタッパーを使えばスペースも余らないので、他の食材で隙間を埋める必要もなし。寝坊した日やお弁当用の食材を切らしている日に活躍してくれます。
四角型はサンドイッチ弁当がシンデレラフィット
お弁当にサンドイッチを作る人も多いですよね。多くの場合はお弁当箱に入るサイズに切って他の食材と一緒に詰めたり、アルミホイルなどでくるんで直に持っていくのではないでしょうか。タッパーであれば正方形で大きいものもあるので、サンドイッチをそのまま入れることも可能。タッパー弁当箱が守ってくれるので、カバンの中でサンドイッチがつぶれてしまう心配もありません。
容量で選ぶ
900mlサイズは成人男性や食べ盛りの学生でも大満足
意外と迷いがちなのが、お弁当箱の容量です。特に家族や恋人のお弁当を作るときに、本当に足りるのか不安になりますよね。一般的な成人男性や食べ盛りの学生のお弁当箱のサイズは900ml程度です。はじめに容器のサイズを決めてから、その中に入れるメニューを考えると失敗が少ないですよ。お弁当箱を購入しても良いですが、毎日ではない場合は家にある大きめのタッパーを使うと非常にお手軽です。
600mlサイズは成人女性が食べ切れる容量
成人女性が食べ切れる容量は600ml程度とされています。容量を先に決めてしまうのは、自分が普段食べている量を知るのにもすごく便利。600mlを基準にして、前日食べ過ぎた日やダイエット中の時は、もう少し小さめのタッパーにすればうまく調整できます。サイズが大きすぎて恥ずかしい場合は、300mlを2つ用意するなどの工夫ができますよ。
耐熱や耐冷温度で選ぶ
耐熱温度が140度以上ならレンジで温め可能
お弁当を職場や家でレンジを使って温めて食べる人も多いですよね。その時に注目したいのが耐熱温度です。140度以上と設定されていればレンジでの温めができるので、レンジさえあれば温かい食事を楽しむことができます。ちなみに、食洗器も耐熱温度が90度以上であればほぼ大丈夫。いずれも商品に記載があるのでチェックしてから使ってくださいね。
耐冷温度がマイナス18度以下ならお弁当箱ごと冷凍できる
冷凍庫での使用がしたいなら、耐冷温度も確認したいところ。冷凍庫使用の耐冷温度はマイナス18度が基準になります。弁当箱やタッパーが冷凍可であれば、食材をあらかじめ詰めてそのまま冷凍することも可能です。プラスチック、ガラス、シリコンのいずれもクリアできる温度ですが、耐熱温度と同様に耐熱温度の記載も確認したうえで使用しましょう。
SNSでも人気!お弁当向けタッパーの活用例
スクエア型タッパーにサンドイッチがぴったりフィット
旦那の仕事の日の弁当は大体おにぎりが多い
仕事の合間に普通の弁当は食べる気がしないんだってさ
今日はサンドイッチにした
タッパーに入れるだけだと全然可愛くないな…
おじさんの弁当なんて可愛くする必要ないけど柄ナプキンを敷いた
よし、可愛くなった
自己満です
おにぎりやサンドイッチなど、仕事の日は片手間に食べられるメニューを好む旦那様をお持ちのこの方。スクエア型のタッパーをお弁当箱に使用していました。柄ナプキンを敷くことで見た目がかなり華やかになっています。
レンジ調理を視野に入れてタコライス弁当を実現
本日の夫のタコライス弁当!
上のタッパー(ご飯とタコスミート)をレンジで温めた後に、レタスとトマトをオンして食べてもらってますぅ。
2つのタッパーを組み合わせて、お弁当でタコライスを可能にしたアイデアお弁当。ごはんにタコスミートとチーズを乗せたものを先にレンジで温めます。後からサラダ部分を乗せることで、生野菜のシャキシャキ感を残すことができますね。
お弁当を丸ごと冷凍して朝の手間を軽減
今週のタッパー弁当。このまま冷凍して職場でチンして食べる。
時間がある週末にタッパーお弁当を冷凍庫にストックする方もいました。会社に電子レンジがあれば、お弁当を冷凍のまま持参して会社で温めて食べることが可能。毎朝お弁当を作る必要がなくなり、朝のわずらわしさも軽減できます。
お弁当向けタッパーのおすすめブランド・メーカー
旭化成
ジップロックでおなじみの大手タッパーメーカー
大手の繊維メーカーである旭化成。ジップロックを取り扱っていて、耐熱、耐冷の袋や容器を販売しています。特にジップロックのタッパーは形がシンプルで使いやすく、各サイズをそろえるユーザーも少なくありません。
タッパーウェアブランズ
タッパーに特化した老舗ブランド
アメリカ発で世界的に有名な企業となったタッパーウェアブランズ。密閉性の高いタッパー製品に特化しており、日本でも末永く人気のあるメーカーです。汁物すらこぼれない密閉力でお弁当箱としての使用にも向いています。
ACTUS(アクトス)
環境に配慮して繰り返し使えるZIPTOPを開発
プラスチック製品が多数使い捨てされていることに問題提起をしたACTUS。シリコン製のジップ式コンテナであるZipTopは約5,000回以上使用できる高い耐久性が魅力です。彼らの理念に賛同し、環境のためにZipTopに乗り換えるユーザーが多く注目を集めています。
山崎実業
シックでおしゃれなtowerブランドを多数展開
山崎実業は60年以上の歴史があるインテリア雑貨メーカー。キッチン用品シリーズであるtowerシリーズはシンプルでおしゃれなデザインが人気で爆発的に売れています。おしゃれで何度も使いたくなるデザインのタッパーは、お弁当箱としても活躍してくれますよ。
100円均一SHOP(DAISO・Seriaなど)
お手頃価格で手が出しやすい
低価格で予想以上の品質や使いやすさを実現してくれる100円均一SHOP。タッパー製品も多く取り扱っていて、手にしたことがある方も多いのではないでしょうか。密閉性に不安が残るものが多いので、チェックは必須。お試し利用したい方にはとてもありがたい存在です。
おすすめ&人気のお弁当向けタッパーランキング
プラスチック製でおすすめのお弁当向けタッパー
タッパーウェアブランズ-クリスタルウェーブネクスト丸型(2,134円)
安定のタッパーウェアブランズは汁漏れの心配なし
本体もふたもポリプロピレン製のタッパーです。容量は390mlと小さめ。カラーバリエーションも豊富でおしゃれな見た目なので女性におすすめです。ふた上部のエアキャップを外せばレンジ使用時に蒸気を逃がすことができます。ふたをしたままでもレンジ使用OKです。
タッパーウェアブランズといえば高い密閉力が魅力。秘訣はシールと呼ばれるふた部分で、逆さまにしても汁物がこぼれないようになっています。スープやカレー、シチューなどを入れることができ、お弁当のメニューの幅が広がりますよ。
旭化成-Ziploc スクリューロック 730mL(283円)
730mlの大容量は丼弁当にも重宝する
スクリューロックはジップロックの丸型タッパーの総称です。商品名の通り、ふたはスクリュー式になっていてしっかり密閉可能。ふたを回すと簡単に開けることができます。同じサイズをいくつか揃えたら、積み重ねて保管もできますよ。
730mlの大容量なので男性も大満足の容量。ごはんも具もたくさん入るので、かつ丼や牛丼などの丼ものメニューのときに重宝します。ごはんの上に具をのせるだけで良いので朝のお弁当作りの時短につながりますよ。
HOME RECIPE-フードコンテナS 400ml 3個組 ブルー(550円)
プチプラだけどレンジ加熱OK
圧倒的なコスパの良さが魅力的なお弁当用タッパー。サイズは400mlと小さめですが、低価格で個数を揃えることが可能です。同じものをたくさん揃えて、汚れたり傷ついたらすぐに替えてしまうような使い方もできますよ。
プチプラアイテムでありながら、ふたをしたままのレンジ加熱にも対応。ふたに開閉できる弁があり、加熱した際に食材からの蒸気を逃がすことができます。サラダやフルーツなど、いろいろなものを入れて使えますよ。
山崎実業-tower 密閉フードコンテナ 1,500ml(1,980円)
タッパーらしさを感じさせないスタイリッシュデザイン
タッパーは残念との概念を払拭してくれるデザイン性の高さが魅力。あまりタッパーでは見かけない奥行きがある長方形型で、とてもスタイリッシュですよ。ふたの上部が透明なので中身が一目でわかるのも使いやすいです。
密閉機能も充実しており、ふたについているボタンを押すとワンプッシュで開閉できます。パッキンがあるので汁漏れの心配もありません。部品が多い印象の密閉容器ですが、各部品は分解できてすべて食洗器対応のためお手入れが簡単です。
シリコン製でおすすめのお弁当向けタッパー
ACTUS-ZipTop ディッシュM 保存容器(2,750円)
角型や丸形にとらわれない袋型のタッパー
環境に配慮して、プラチナシリコンで作られたジップパックです。ふたが一体型なので紛失の心配もありません。容量は710mlでたっぷりと入ります。耐熱や耐冷の温度が幅広く、レンジ、食洗器、冷凍すべてOKです。
シリコンは非常に柔軟性のある素材なので、お弁当を食べ終わったあとは畳むことも可能。コンパクトに持ち運びできます。仕切りがしづらいので、多くの食材を入れるよりも、サラダやおかずなど1つの食材を入れるのがおすすめです。
Ciccinoー丸型シリコン折りたたみ容器 4個セット(2,900円)
4サイズのシリコン製タッパーは折りたたみ可能
丸型のシリコン製タッパーが4サイズセットになっています。小さいものは350mlから、大きいものは1,200mlまで。よく食べるお父さんにも少なめがいいお子さんにも選んで使えます。耐熱温度は220度、耐冷温度はマイナス20度ととても幅広いのも特徴的です。
また、側面が蛇腹になっていて、使用後は上から押すだけで畳むことができます。容器を畳んだ状態で収納できるバッグも付属。サイズや使い勝手に迷うのであれば、まずは多くのを網羅しているこのアイテムをおすすめします。
耐熱ガラス製でおすすめのお弁当向けタッパー
タッパーウェアブランズ-プレミアグラス コンテナー 1L(1,892円)
におい移りや着色の心配が少ないガラス製
プラスチック製品が多い印象のタッパーウェアブランズですが、ガラス製品も取り扱っています。このガラス製コンテナは大容量の1Lサイズ。本体は耐熱ガラス製ですが、ふたはプラスチック、パッキンはシリコンが使われています。
容器本体はガラスなので耐熱温度が高くオーブンでも使用可能です。しかしふた部分はプラスチックなのでNG。レンジやオーブンを使うときは必ず外してください。透明ガラスは見栄えが良いだけでなく、におい移りや着色の心配なく使えます。
NEXUS SPITZE-tainetsubox Lサイズ 2個セット(1,980円)
耐熱テスト済でふたのままレンジ使用OK
多機能で使いやすいガラス容器です。たっぷり1,040mlサイズが2つセットになっています。冷凍やレンジ使用はふた含めてOKです。おかずの作り置きに向いていて、具材と調味料を入れて冷凍しておけば、レンジだけで一品が完成します。
例えばジャガイモや豚肉などの具材と調味料を入れて冷凍。食べたいときにふたの蒸気口をあけてレンジでチンすれば簡単に肉じゃがを作れます。お弁当を食べるときにレンジがあれば出来立てを食べることができてとても便利です。
アットカグ-密閉タッパー 蓋付き2個セット(2,560円)
オーブン使用も可能な優れた耐熱性
ガラス製容器にプラスチック製のふたがついたタッパーです。電子レンジや冷凍で使用できてとても便利。ふたには4面ロックがついているので、しっかりと密閉が可能です。煮込み料理などを持ち運びしても、液漏れなどの心配がありません。
2サイズがセットになっていて、それぞれの容量は530mlと1,040ml。それぞれが男性と女性の適量サイズなので、お弁当箱使用向きと言えます。1つずつ使っても良いですが、メインのお弁当とフルーツやサラダと2つ組み合わせて使っても便利ですよ。
実は簡単?タッパー弁当の詰め方のコツ
詰め方が難しそうなタッパー弁当ですが、以下のコツを押さえれば意外と簡単に詰められます。
- レタスを仕切りに使って彩りを
- カップやピックなどお弁当グッズで飾る
- クッキングシートやワックスペーパーを使う
- カラフルなおかずを一品は入れる
余白を無くし色鮮やかなものを入れることでおしゃれに
タッパーが残念だと感じる理由として、無機質な透明感のある見た目が挙げられます。おしゃれに見せたいのならば、可能な限りその余白をなくしてあげましょう。特に色味は不足しがちなので、食材で補えないときはワックスペーパーやピックなどでデコレーションするのがおすすめです。
夏場は腐らないよう保冷バッグや保冷剤を活用して
最近はお弁当箱に保冷剤がついているものが多いですよね。タッパーは家庭での食材保存を想定しているため、残念ながら保冷機能は高くありません。特に食材が腐りやすい夏場は対策が必要です。お弁当ごと凍らせて持ち運ぶときも、念のため保冷バッグや保冷剤を併用しましょう。
まとめ
お弁当向けタッパーを使って毎日のお弁当を楽しく彩ろう
お弁当箱としても使えるタッパーを紹介しました。タッパーの最大の魅力である耐熱や耐冷温度の幅広さが、お弁当の可能性を広げます。サンドイッチ弁当や丼もの弁当など、一品入魂のお弁当箱にも重宝しますよ。ぜひお気に入りを見つけて、日々のお弁当作りに役立ててくださいね。