ハイレゾなどの新しい音楽形式が登場し、音質以外の付加価値を楽曲に求めることが多くなりました。精細な音やライブ感を楽しみにして、鑑賞を楽しんでいる方も多いでしょう。そんな変化を背景にして、今では温かみや耳障りといった、いわば音の感触にも注目が集まっています。肌触りがあって、暖かなアナログ音の人気が高まるに連れ、新しいファン層を獲得しているのが真空管アンプです。聴覚だけでなく視覚からも感じる真空管アンプは、音楽を楽しむという意味で、デジタルアンプに勝るとも劣りません。また、キットを組み立てたり、メンテナンスしたりできる手作り感も、近年のアンプにはない新鮮な魅力になっています。今回は、懐かしくも新しい、真空管アンプを掘り下げます。解説を参考にしながら、お気に入りモデルを見つけて下さい。
真空管アンプとは?
真空管を使用して音を増幅させる仕組みの装置
真空管アンプとは、音を増幅させるパーツに真空管を用いたアンプを指します。真空管はマイナス側からプラス側に流れる電気の粒子を増幅させたり、整列させたりするパーツです。また、振動させて音を出すことにも利用できます。その特性を使って音を増幅し、出力側に伝えているのが真空管アンプです。
真空管アンプの増幅方法は、真空管のみに限りません。トランジスタ(半導体)と組み合わせた、ハイブリッドのアンプもあります。嗜好性の高さからマニアックだった真空管アンプですが、色々なモデルが増えたおかげで、誰もが門を叩けます。アナログの手触りや音質を、手軽に味わえるアンプです。
真空管アンプのメリット
半導体を使ったアンプより音の耳障りがいい
一般的なアンプの増幅パーツには、トランジスタが使われています。真空管アンプはトランジスタの代わりを真空管がこなし、音を増幅しているのが特徴です。真空管が作った音の波長をグラフ化すると、トランジスタより滑らかな曲線を描いています。柔らかで耳触りがよく、優しい音が聴けるアンプと言えるでしょう。
インテリアとしても楽しめるアンプ
レトロな雰囲気や木漏れ日のような真空管の光は、アナログならではの優しさがあります。真空管アンプが作った曲と同時に視覚から優しさを感じることで、普通のアンプにないリラックス効果が得られるのもメリットです。真空管アンプはインテリアとしても、大いに価値があるアイテムでしょう。
真空管アンプのデメリット
真空管の消耗でランニングコストが掛かる
消耗品である真空管があるため、一般的なトランジスタ式のアンプに比べるとランニングコストが掛かります。真空管の耐用年数は5から7年が平均です。音が変調してくると、セットで数千円の真空管を交換しなければいけません。交換作業があることから、手間もトランジスタ式より掛かります。一方、手作業の面白さが人気になっており、手作りを味わえる点はメリットと言える要素です。
一般的なアンプより低出力
例外もありますが、真空管アンプの性能は基本的に、トランジスタ式より劣ると考えていいでしょう。電力効率が悪く、W(ワット)で表される出力が低めです。そのため、スピーカーなど、出力機器の選択肢が減ってしまう傾向にあります。ただ、この問題はアンプ同士や最適なスピーカーとの組み合わせで、解決が可能でしょう。また、家庭で使うには問題ない出力、10w以上の真空管アンプも豊富です。きちんと調べておけば、必要以上に音を心配する必要はありません。
真空管アンプの種類
シングルアンプ
音が繊細でフルレンジスピーカー向け
真空管アンプは大きく2種に区分できます。1つめの種類は、背が高い出力用の真空管(出力管)が2本立っている、シングルアンプです。もう片方のプッシュプルアンプに比べると出力管の数が少なく、音質を重視したシステムになっているのが特徴でしょう。
シングルアンプは出力管が少ない分、素直な音を出力します。そのため、音が非常に優しく、アンプ類の中でも繊細な表現が得意です。一方でスピーカーなどは、出力の弱さから制限される傾向にあります。スピーカーのおすすめとしては、音が出る丸い部分(コーン)が1つの、フルレンジスピーカーになるでしょう。出力が8w以上になるとコーンが2つある2WAYなども選べるため、特にこだわりがなければ8w以上の真空管アンプを選ぶのがおすすめです。
プッシュプルアンプ
出力が大きく2WAY以上のスピーカーにも使える
プッシュプルアンプと呼ばれるタイプは、基本的に出力管が4本並んで立っています。出力管は出力に直結するため、前者のシングルアンプよりパワーを得られるのが特徴です。電力効率がよくなり、多くのスピーカーから厚みのある音が楽しめます。
コーンが複数の2WAYや3WAYスピーカーは、中低音を分けて出力します。そのため、出力が低いシングルアンプでは、性能をフルに発揮できない可能性もあるでしょう。一方で、プッシュプルアンプなら問題を解決できます。中低音にこだわった厚めの音を得たい場合は、特にプッシュプルアンプが有効です。プッシュプルアンプは家庭用に適した10w以上の出力を選びやすく、初めて真空管アンプに触れる方も心配なく選べるでしょう。
真空管アンプの選び方
アンプ形式の違いで選ぶ
初心者にも選びやすいプリメインアンプ形式
プリメインアンプは1台だけでアンプとして完結しており、オーディオとスピーカーを接続すれば、それだけで音をコントロールできます。入門用やライトなシステム構築におすすめの形式です。入出力に真空管があるモデルは、4本から7本のほどを使います。簡単な一方で、ランニングコストは掛かるでしょう。トランジスタ式とのハイブリッドが選べるため、ランニングコストを抑えたいなら、ハイブリッドが有効です。この場合、音が少しクッキリして聴こえます。少しだけデジタルチックになるイメージです。
コスパがよく組み合わせが柔軟なプリアンプ形式
オーディオに接続して音を増幅する、プリアンプに真空管を用いたタイプです。この形式は、パワーアンプかプリメインアンプと接続して、スピーカーから音を出力する必要があります。一方で価格帯が低く、非常に種類が多いのはメリットでしょう。出力が物足りない手持ちのプリメインアンプに後付けするなど、使い方にも幅があります。また、出力側を選ぶ場合もアンプやスピーカーを自分で決定でき、大出力を得ることが可能でしょう。コストを抑えて真空管を導入したいなら、プリアンプ形式にするのがおすすめです。
大出力を捻り出すパワーアンプ形式
プリアンプから送られてきた信号を増幅して、スピーカーなどに送っているのがパワーアンプです。真空管アンプの中で抜群に大出力なのが、この形式のメリットでしょう。システムを構築する上で選択肢が多く、マニアックになれます。一方でパワーアンプの真空管を変えると、バイアス調整と言われる電流の調整を行わないといけません。これは取扱店などに頼む必要があるでしょう。また、組み合わせるアンプやスピーカーの知識に、それらを買い揃えるための資金が必要不可欠です。音質志向の上級者向け、ということになるでしょう。
システム構築が不要なステレオ内蔵形式
真空管アンプはステレオシステムに内蔵されていることがあります。ステレオシステムと言っても見える位置に真空管があり、雰囲気などは壊していません。また、オーディオからスピーカーまで一式がセットなので、システム構築は不要です。届いたそばから、真空管アンプの良さを味わえます。そのシステムでしか使えないアンプですが、お手頃価格で全てが揃うのもメリットでしょう。エントリー用やインテリアとしては、非常におすすめのモデルです。
管の種類で選ぶ
クラシック音楽には三極管がおすすめ
真空管のタイプは大きく二極化できます。その1つが三極管と呼ばれるタイプで、クラシックや古いヴォーカル曲向けです。特徴としては優しさやレトロ感が強く、柔らかい音が広がります。三極管の主流は「300B」系と言われる量産モデルで、普通のスピーカーに使いやすい、8w以上を多く選べるのが特徴でしょう。
さらに「2A3」系の真空管もあります。プッシュプルで20wほど得られる300Bに比べて、15wほどの低出力タイプです。しかし、300B以上に繊細な表現が得意です。「845(221)」と言われる高級タイプは、自作アンプ用に人気があります。とりわけ出力があり、30wから70wを得られるのが特徴です。パワーアンプを使う、上級者向けの特徴と言えます。
近代音楽には多極管が有利
真空管を二極化したもう1つが、3極より多い多極管です。多極管はエッジが効いて、鮮明な音が持ち味です。電子音に少し近づくイメージで、輪郭がクッキリした音になります。ロックなど、近代音楽用として選ばれるのが、使われ方の傾向でしょう。特徴からギターアンプにも使われており、主流の「EL34」系が、これに当たるモデルです。2本では8wほどしか出ませんが、4本になると20wから40wもの出力を得られます。そのため、よくプッシュプルアンプに立っています。
もっとも有名なのは「KT88」系です。量産されているので、かなり入手しやすいモデルでしょう。EL34と同様の出力ですが、音質は芯が細い感じです。一番プッシュプルに寄っているのは、「6L6」系の真空管と言われています。言い換えればスピーカー向けで、4本なら15wから35wの出力です。中音に強く、2WAYスピーカーなどには良い相性でしょう。
接続機器に合わせて選ぶ
ノートパソコンやスマホにはUSB端子やデジタル端子付き
デジタル音源の代表はCDです。真空管アンプの仕様にCDという説明があり、この入力端子は解りやすいでしょう。ノートパソコンやスマホの音楽ファイルを聴く場合は、USB端子やデジタル端子があると便利です。真空管アンプに光や同軸のデジタル端子が付属することは少ないものの、持っているタイプもあります。これらの真空管アンプは、DAP(デジタルオーディオプレーヤー)と呼ばれるモデルにも、接続することが可能です。新しい楽曲の形に対応したモデルと言えるでしょう。
レコードプレーヤーにはフォノ端子付き
真空管アンプはレトロな雰囲気から、レコードプレーヤーに接続することが少なくありません。レコードプレーヤーに接続する場合は、できればフォノ端子付きにするといいでしょう。レコードプレーヤーにフォノイコライザーがある場合は不要ですが、音質は内蔵タイプよりも真空管アンプが有利です。入力端子にPHONO(フォノ)と書いてある真空管アンプを選べば、レコードプレーヤーにとって性能が間違いありません。
音源に合わせて選ぶ
ハイレゾはCDを超える高音質音源
CDに入っているデータ量をビットレートという数字で表すと、44.1kHz/16bitになります。この数字は大きいほど、生音に近くリアルになるのが特徴です。ハイレゾ音源と呼ばれるファイルのビットレートは96kHz/24bit以上で、主流は192kHz/32bit以上にもなります。CDより遥かにデータ量があり、繊細な音まで録音できていることが解るでしょう。ハイレゾはCDを超える高音質な音源です。
DAC搭載機はハイレゾを聴ける
ハイレゾ音源は誰もがダウンロードできる環境にあり、すでに一般化していると言えます。そのため、ハイレゾを再生できる真空管アンプが増えており、高音質な楽曲に興味がある場合はチェックしておくといいでしょう。それらの真空管アンプは、ハイレゾに対応したDAC(ダック)という回路を搭載しています。スマホやノートパソコンのハイレゾ音源を聴く場合は、DAC搭載などと書かれた真空管アンプを選んで下さい。なお、USB-DACという表記も一般的です。
真空管アンプのおすすめブランド・メーカー
トライオード
女性向けのビジュアルがありキット類も魅力
トライオードのアンプは真空管を強調した、非常に美しいビジュアルが特徴です。厳つくないスマートな美しさがあり、女性向けのデザインも選べます。アンプとしての性能も、もちろん忘れてはいません。また、キットを多く扱っており、レトロな雰囲気や扱いやすさが人気です。
SANSUI(サンスイ)
真空管を使った格安ステレオシステムに注目
サンスイは以前、高級アンプを主力に活躍していたメーカーです。現在はメーカーとしてではなく、1つのブランドとして別会社が扱っています。最大の特徴は格安とも言えるステレオシステムで、手に入れるのも扱うのも難しくありません。メーカー時代の基礎は受け継いでおり、レトロな雰囲気や品質はそのままです。
BUTLER(バトラー)
半導体と真空管のハイブリッドを選べる
バトラーは真空管とトランジスタのハイブリッドモデルが魅力です。片方をトランジスタに任せることで出力を確保しており、スピーカーにも柔軟なのが特徴でしょう。ハイレゾに対応するなど、アナログとデジタルの融合が見事です。
イーケイジャパン
組み立てキットの人気シリーズは不動の人気
真空管アンプ、特に組み立てキットは、イーケイジャパンがリーディングカンパニーと言えるでしょう。エレキットというシリーズには不動の人気があります。組み立てるモデルはどうしても、上級者向けのイメージを拭いきれません。しかし、イーケイジャパンなら話は別です。ラジペンだけで組むタイプなど、初心者にも簡単なモデルが揃っています。
おすすめ&人気の真空管アンプランキング
安さでおすすめの真空管アンプ
バトラー-Vacuum2 18W MK2 (43,600円)
出力側のコストが抑えられるモデル
入力側にEC83ないし12AX7という管を立てる、ハイブリッドの真空管アンプです。この管はミニチュア管と呼ばれるプリアンプ用の主流モデルで、ギターアンプなどに使われています。そのため、入手に困ることはありません。
真空管は三極ですが出力側がトランジスタ式です。25wの出力を得ることに成功しており、スピーカーには柔軟な対応ができるでしょう。出力側でコストを抑えることも可能です。出力管がないことで、通常のプリメインアンプ形式よりサイズが小さく、幅20㎝の奥行が26㎝、高さは20㎝にとどまっています。置き場所にも苦労せず、システムを構築できるモデルです。
ヤーキン-MS-6V6 真空管アンプ (66,900円)
真空管のA級プリメインとしてお得な値段
完成したプリメインアンプ形式は簡単に使える反面、100,000円を超えるような高級モデルが主流です。一方で本機は手軽さや性能を保ったまま、値段を抑えることに成功しています。また、スタイリッシュなフォルムやレトロな真空管の並びが、インテリアとしての価値を高めているのも魅力です。
出力管には6V6が使われています。これは主流モデルである6L6の小型クラスで、出力は弱めですが特性は似ています。中低音に強く、近代曲におすすめと言えるでしょう。12.5wの出力があるため、2WAYスピーカーも接続できます。
エフエックスオーディオ-TUBE-00J UNLIMITED (8,410円)
軍用選別グレードの真空管を搭載したプリアンプ
格安で知られるエフエックスオーディオが用意した、小型の真空管プリアンプです。プリメインアンプやパワーアンプ、アンプ内蔵のスピーカーに接続して音を出します。感度が弱いプリメインアンプに接続するなど、真空管の雰囲気をローコストで導入したい方におすすめです。
使用している真空管は6K4の軍用選別グレードです。以前、真空管は民間品より精度が高いものを、軍用に選別していました。その名残のデッドストックなどを放出しています。そのため、敷居が高いわけではなく、ワンセット1,000円程度です。球を変えて音の変化を楽しむ「たま転がし」などにも、手軽に挑戦できるでしょう。趣味には丁度いいモデルです。
安さでおすすめの真空管アンプ比較表
商品画像 | |||
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ブランド | バトラー | ヤーキン | エフエックスオーディオ |
商品名 | Vacuum2 18W MK2 | MS-6V6 真空管アンプ | TUBE-00J UNLIMITED |
価格 | 43,600円 | 66,900円 | 8,410円 |
特徴 | 出力側のコストが抑えられるモデル | 真空管のA級プリメインとしてお得な値段 | 軍用選別グレードの真空管を搭載したプリアンプ |
サイズ | 幅20×奥行26×高さ20㎝ | 35×22.5×16cm | 高さ33×幅98×奥行99mm |
重量 | 5.0kg | 17kg | 275g |
組み立てキットでおすすめの真空管アンプ
トライオード-TRK-3488Kit (103,455円)
オーソドックスな組み立てキットとして魅力
プリメインアンプ形式の組み立てキットです。トライオード特有のレトロでスタイリッシュなインターフェースや、オーソドックスな真空管の立ち姿は魅力でしょう。もちろん、A級アンプとしての性能や、組み立てる楽しさも備えています。
はんだごてをパーツの差し込みに作業に使い、配線もひとしきり自分で行います。組み立て工程は中、上級者に向いているでしょう。一方で10wの出力やプリメインアンプ形式の特徴は、初心者にも優しい設定です。オーソドックスな高級アンプであり、全てのテクニックステージで醍醐味を味わえます。
イーケイジャパン-CUBIC kit TU-H82 (26,277円)
超簡単な組み立てでUSB-DACが味わえる
入力側に真空管(プリ管)を用いた、ハイブリッドのアンプです。プリ管はギターアンプに用いられる主力の12AU7やECC82を使っています。出力側がデジタルアンプで8.2wということもあり、近代曲にも適用できるモデルです。
ハイレゾ対応ではありませんが、CD音質に対応したUSB-DACを搭載しています。また、ヘッドホンを使えることもあり、音楽ファイル用にも使えるモデルです。組み立ては非常に簡単で、はんだごてを使いません。ラジペンのみで完結します。これらの特徴や値段は初心者に対して非常に優しく、エントリー用が欲しい場合は要チェックでしょう。
イーケイジャパン-TU-8100 (20,900円)
配線要らずで組み立てられるキット
真空管にPCL86(14GW8)を使ったパワーアンプキットです。この真空管は三極と多極の長所を合わせているのが特徴で、低出力ながら低音に力があります。シングルアンプは音がクリアで伸びやかということもあり、繊細な表現の曲におすすめです。
はんだごてを必要とするものの、配線作業はありません。そのため、キットが初めてでも扱いは簡単でしょう。一方でUSB-DACのモジュールが取り付けられるなど、拡張性に面白みがあります。2wの出力を合わせると、パワーアンプ形式らしいカスタマイズ向けのモデルです。中、上級者におすすめと言えます。
ニューテクト-真空管ヘッドホンアンプ (25,300円)
最新の真空管Nutubeを利用したポータブルタイプ
組み立てキットとしては珍しい、ポータブルタイプのヘッドホンアンプです。最大の特徴は、非常に小さなNutubeという真空管を用いていることでしょう。幅11.1㎝で奥行が6.5㎝、高さ2.9㎝のポケットサイズを実現しています。
はんだごてを使い、小さな本体に合わせて細かなパーツを扱います。そのため、組み立て作業に慣れていない場合は、少し苦労するかもしれません。一方でイヤホンジャックにアナログ接続できるため、使い方は非常に簡単です。ポータブルオーディオに適した、扱いやすい1台と言えるでしょう。
組み立てキットでおすすめの真空管アンプ比較表
商品画像 | ||||
---|---|---|---|---|
ブランド | トライオード | イーケイジャパン | イーケイジャパン | ニューテクト |
商品名 | TRK-3488Kit | CUBIC kit TU-H82 | TU-8100 | 真空管ヘッドホンアンプ |
価格 | 103,455円 | 26,277円 | 20,900円 | 25,300円 |
特徴 | オーソドックスな組み立てキットとして魅力 | 超簡単な組み立てでUSB-DACが味わえる | 配線要らずで組み立てられるキット | 最新の真空管Nutubeを利用したポータブルタイプ |
サイズ | 幅31×奥行28×高さ19cm | 幅8.8×奥行11.7×高さ9cm | 幅14.2×奥行17.8×高さ13.6cm | 幅11.1×奥行6.5×高さ2.9㎝ |
重量 | 12kg | 約790g | 約 1.8kg | 110g |
ステレオ内蔵でおすすめの真空管アンプ
サンスイ-SMS-850BT (19,780円)
最新機能を使いながらレトロな音を保っている
真空管とトランジスタを使った、ハイブリッドのアンプを搭載しています。インターフェースの中央に真空管が見え、暖かい雰囲気は健在です。15wの2WAYスピーカーを搭載しており、デジタルサウンドなども問題なく流せるでしょう。
見た目はアナログですが、中身は非常にデジタルです。まず、USBとデジタル端子搭載で、CDを含むデジタル音源に対応しています。また、Bluetooth搭載モデルでもあり、スマホの接続が可能です。もちろんラジオも聴けて、誰もが真空管の良さを体感できます。
サンスイ-SMC-500BT (27,700円)
懐かしいフォルムから精細なデジタル音源を流せる
ハイブリッドの真空管アンプを搭載しており、75wの出力と2WAYスピーカーを持ちます。70年代から80年代のステレオスタイルを意識したデザインで、レトロなインテリアとしても魅力的でしょう。真空管の良さとパワフルな出力を同時に味わえます。
USB端子があり、MP3とWMAのデジタルファイルに対応しています。また、Bluetooth搭載で、スマホとの接続も可能です。懐かしフォルムから、精細なデジタル音源を再生できるでしょう。フォノイコライザー搭載のモデルでもあり、レコードプレーヤーに接続できるのも特徴です。
ウィーン-真空管アンプステレオセット (20,800円)
見た目と性能は価格帯より上を行く
このセットはオーディオが付属せず、真空管のプリメインアンプとスピーカーがセットになっています。出力は片方で15wあり、必要なら他のスピーカーも選びやすいでしょう。お手頃な値段で好みのシステム構築を目指せる、非常に便利なセットです。
プリ管とトランジスタを用いたハイブリッドで、真空管は6P15と6N2を2本ずつ搭載しています。ギターアンプに使われる12AX7などに似ており、耳に優しいレトロな音が特徴です。スマホに接続できることもあり、デジタル音源を楽しむこともできるでしょう。ヴィンテージ感がある見た目や性能は、価格帯の上を行きます。
飛鳥工房-真空管アンプセット (178,000円)
有名メーカーのパーツを天然木材で仕上げた作品
オリジナルというワケではなく、飛鳥工房がカスタマイズしたステレオセットです。そのため、オーダーメード的な要素が強く出ています。スピーカーはフォステクス社の、FE83ENというユニットが特徴です。和紙の技術を応用することで、非常にしなやかなコーンを成形。幅広く繊細な音を出力します。
真空管アンプはリーディングブランド、エレキットのモデルを使用し、低音にまで強みを持たせています。それらをビーチ・ウォールナットで仕上げ、かわいさをプラスしたのも特徴でしょう。iPhoneなどを簡単に接続でき、これ1台でおしゃれなシステムとして成り立っています。簡単設置で上質な音が聴け、女性にも非常におすすめの真空管アンプです。
ステレオ内蔵でおすすめの真空管アンプ比較表
商品画像 | ||||
---|---|---|---|---|
ブランド | サンスイ | サンスイ | ウィーン | 飛鳥工房 |
商品名 | SMS-850BT | SMC-500BT | 真空管アンプステレオセット | 真空管アンプセット |
価格 | 19,780円 | 27,700円 | 20,800円 | 178,000円 |
特徴 | 最新機能を使いながらレトロな音を保っている | 懐かしいフォルムから精細なデジタル音源を流せる | 見た目と性能は価格帯より上を行く | 有名メーカーのパーツを天然木材で仕上げた作品 |
サイズ | 約 幅39.2×高さ20.4×奥行14.8cm | 本体:約 幅35×奥行23.5×高さ13.8cm | アンプ:26.5×27×14cm | アンプ:幅15.8×奥行15×高さ12cm |
重量 | 約4.0kg | 約5.2kg | アンプ:7.5kg | 約1.8kg(木製カバー除く) |
まとめ
楽曲に合った性能の真空管アンプがおすすめ
真空管アンプは楽曲に合わせると便利です。三極管か多極管を目安に、聴く音楽に合わせて選んで下さい。また、音質の好みやスピーカーに合わせ、シングルかプッシュプルを選ぶのも有効です。次に気になる真空管を選び、たま転がしなどで音の変化を楽しむといいでしょう。