バイクに乗って、泊りがけの長距離走行を楽しむ人もいますよね。ホテルなどの宿泊施設を利用すると、宿泊する日数が増える毎にお金がかかってしまい、気軽に楽しめません。そんな出費を抑えてツーリングを楽しみたい人に人気なのが、ツーリングテント。ここでは、ツーリングに適したテントの選び方や、人気の商品をご紹介します。ぜひ購入の参考にしてくださいね。
ツーリングテントの特徴
泊りがけのツーリングでお金をかけずに寝泊まりできる
ツーリングを長距離で楽しみたいけど、宿泊代金をなるべくかけたくないという人もいますよね。そんな時にツーリングテントがあれば、宿泊代を大きく抑えて寝室を確保できます。キャンプ場なら、トイレや水道が使えて、火も使えるので、調理ができてアウトドアも楽しめます。
コンパクトでありながらプライベート空間を手に入れられる
ツーリングに適したテントは、コンパクトで軽量。女性や子供でも持ち運べるほどのサイズに折りたためます。一方で、商品によっては広げた時に一人~二人が横になれるほどのプライベート空間が手に入りますよ。雨風をしのぐだけでなく、着替えもできるので、屋外でも周囲の目を気にせずに寛げて便利です。
ツーリングテントの種類
自立式
どんな地面でも設営しやすい
ツーリングに適したコンパクト性の高いテントは、大きく分けると自立式と非自立式に分かれます。自立式はペグで地面に打ち込まなくても、テントを設営できるアイテム。自立式でのペグや張り縄の役割は、風に飛ばされないようにする役割を担っています。
自立式テントは、非自立式テントに比べるとポールの本数が多くなるので、重くなりがち。一方で、ペグを打ち込めないアスファルトの上でも設営できるので、場所を選びません。また、設営した後でも簡単に移動ができるなどのメリットがあります。ビギナーにも設営しやすいタイプです。
非自立式
コンパクト性に優れた上級者向き
非自立式のテントは少ないポールで、もしくはポールを使わずに設営します。そのため、ペグや、張り縄を使わないと設営ができません。そのため、設営は地面にペグを挿せる場所に限られますが、ポールが少ない、または無い分、コンパクトに収納できる軽量なものが多く販売されています。
地面にペグで固定する分、一度設営すると移動が簡単にはできません。しかし、慣れれば設営が簡単にでき自由度が高いので、一本のポールで設営したり、木に吊り下げたりと、環境に合わせてアレンジも楽しめます。おしゃれなものが多く、ほかの人と被りたくない人にもおすすめです。
ツーリングテントの選び方
携帯性で選ぶ
荷台から左右15㎝に収まるかどうかチェック
ツーリングで荷物を荷台に載せる場合、まず確認したいのが折りたたんだ時の大きさです。バイクに積載できるサイズは決まっており、荷台から左右に15㎝までしか積載できません。そのため、サイズ選びは非常に重要。バイクによって荷台の大きさは異なるため、しっかりと確認し、積載できる範囲に収まるサイズのテントを選ぶ必要があります。
本文重量は4~5kg以内がベター
バイクに載せて、移動するツーリング用のテント。大きさが適していても重さがあると、走行中にバランスを崩してしまうなど、安全面が心配です。テントは重くても4~5kgまでに抑えましょう。中には、1㎏以内の超軽量タイプも販売されています。より軽量さを重視して選ぶなら、耐久性などの強度もしっかりと確認しておきたいですね。
快適性で選ぶ
通気性を高めるならベンチレーション付き
テント選びでは、設営した後の過ごしやすさにもこだわりたいですよね。夏の高温多湿では、テントを締め切ると暑くてとても寝られる環境ではありません。また、入り口を全開にすると、プライバシーが守られませんよね。ベンチレーションは、天井や下部がメッシュになっており、外気を取り入れることで空気循環を促すシステム。テント内の快適性を高めてくれます。
結露防止にはダブルウォールテントで快適
テント内と、外の温度差が高いと発生する結露。冬の暖かい室内でも、窓が結露で濡れる経験をしているかと思います。テント内も人がいると温かくなるため、外気温と差が生まれることで結露が発生します。シングルウォールテントは、結露がダイレクトにテント内にできるため、タオルで拭き取るなどしなくてはいけません。ダブルウォールテントは、フライシート内で結露ができてもインナーテントまでは結露しにくいため、結露のしにくさで選ぶならダブルウォールテントがおすすめです。
設営方法で選ぶ
初心者でも素早く設営できるワンタッチ式テント
テントを設営したことがない人にとっては、テントで寝床を作るのは大変な作業です。テントの種類はいくつかあり、慣れていれば簡単で時短に設営できても、コツがわからないと時間をかけても完成できないものも。テント設営に不安をかかえているなら、ワンタッチで組み立てられるテントを選ぶと安心です。撤収する時もさっと片づけられるので、ストレスなくプライベート空間を確保できますよ。
前室が広いとバイクの雨除けにも活用できる
テントには、中で過ごす空間のほか、前室が確保できるアイテムもあります。前室には地面にシートが覆われていないので、靴を置くのに最適。夜間に急な雨が降られても、靴濡れを防止できます。また、靴の盗難が防げたり、シートを下に敷けば荷物置き場にもなったりと、より広くスペースを使えます。中には、バイクを前室の中に留めて置けるワイドなサイズのものもあるので、用途に合わせて選びましょう。
ツーリングテントのおすすめブランド・メーカー
コールマン
機能性の高さが不動の人気
アメリカのアウトドア用品メーカー。100年以上の歴史があり、今でも多くのアウトドア愛好家から支持を集めています。ツーリング向けのテントは、一人でも設営しやすい工夫が満載。コンパクトでも簡易的ではない過ごしやすい空間が人気です。
DOD
デザインと機能性が魅力的
ウサギのロゴが印象的なアウトドアメーカー。ほかにはない個性的で、遊び心満載なアイテムを扱っています。ネーミングもカマボコテントやチマキテントなど、分かりやすくおしゃれ。ほかの人と被らないテントを、探している人におすすめです。
ロゴス
安定の組み立てやすさで幅広いキャンパーに人気
ファミリーに人気のロゴス。3ルームの大きなテントから、ソロキャンプ向けのテントも幅広く扱っています。ツーリング向けテントには、組み立てのしやすいものや、前室にバイクを置けるワイドタイプなど、豊富な種類からニーズに合ったものを選べます。
FIELDOOR(フィールドア)
リーズナブルな価格設定で手に入れやすい
高品質なアウトドア用品でありながら、手に入れやすい価格設定のフィールドア。アウトドアを始めたい人に、優しいメーカーです。テントは、ビギナーでも扱いやすいドームテントから、ハイセンスはワンポールテントまで、幅広く扱っています。
おすすめ&人気のツーリングテントランキング
ソロ・1人用でおすすめのツーリングテント
ギアトップ-バックパッキングテント(10,980円)
ダブルウォールで快適な空間が実現
コスパの良いベストプライスなアウトドア製品を製造、販売するギアトップのテント。ベンチレーターが上部に2つ搭載され、インナーテント上部は広範囲がメッシュ素材。結露しにくい快適な空間で過ごせます。
裏面はウレタン防水加工が施されているので、撥水性が高く天候関係なくツーリングをする人にもおすすめ。 テントが濡れても、タオルで拭いて広げておけば乾くのが早く、片付けもしやすいですよ。高さ100㎝なので、圧迫感なくゆったり過ごせます。
シックスムーンデザインズ-ルナーソロ2018(42,900円)
天候を選ばず問題なく使える頼もしさ
変形六角形の個性的なテント。この形状により、どの方向から吹く風にも耐えられる頼れるアイテムです。トレッキングポールなどで設営できるワンポールテントで、重量は710gと超軽量。頂部に搭載されているループを利用して、上から吊るす設営も可能です。
コンパクトでありながら、前室もしっかり備えられています。そのため、靴を置けるほか、閉じていても通気性は抜群。上部には通気口もあり、省スペースでも過ごしやすい環境は妥協したくない人におすすめです。
ニーモ・イクイップメント-ニーモブレイズ1P(53,776円)
インナーテントのプライバシーパネルにより周囲の目が気にならない
斬新な発想を形にしたニーモの一人用テント。メインポールとサブポールが一体型になった独自構造を採用。設営が簡単でありながら広さを確保。重量は790gと軽量なので、持ち運びの負担を軽くしながら、広い空間で過ごしたいミニマリストにおすすめです。
収納袋は、サイズを変えられます。ポールとテント本体を一緒に入れる時と、別に収納する時とそれぞれ最適なサイズにし、いつでもスッキリコンパクトに持ち運べますよ。バックパック収納や、バイクの荷台に乗せて収納など、シーンに合った収納方法ができて便利です。
フィールドア-フィールドキャンプドーム100(7,150円)
1万円以下のリーズナブルさでコスパ最高
手軽な価格と、機能性の高さで人気のフィールドアのドーム型ソロテント。縦200㎝、横100㎝なので、大人の男性でも一人が寝るのにゆったりサイズ。前室もしっかり搭載されているので、靴の置き場にも困りません。
インナーテントは、吊り下げ式なので、設営しやすく、ビギナーにもおすすめです。フライシートにはベンチレーションを両サイドに採用。テントを閉めていても、空気の入れ替えができるので、快適に過ごせますよ。
ロゴス-ソロドーム(20,350円)
カモフラデザインが目を引く個性派
日本のアウトドアメーカー、ロゴスのソロキャンプ用テント。出入り口が前後に2カ所あり、どちらからでも出入りが可能。さらにどちらも、メッシュの大きな窓にもなるため、 風通しも抜群。気候や時間によって快適な使い方ができますよ。
耐水性に優れたテントで、インナーシートは耐水圧2,000mm、フライシートは3,000mm。大雨が降ってしまっても、雨漏りの心配がありません。天候関係なくツーリングを楽しみたい人におすすめです。
2~3人用でおすすめのツーリングテント
GROOVY-ツーリングテント(9,720円)
シーリングネットで、フックハンギングできないランプも使用可能
アウトドアでのお役立ちグッズを数多く販売しているGROOVYのツーリングテント。幅46㎝に収める収納力を実現。バイクの荷台に載せることを考えたツーリングに適した商品です。テントを設営すると、横幅140㎝なので、一人で使うなら荷物も置いてゆったり寛げます。
前室は、一箇所だけでなく、両サイドに用意されています。 大人が二人で使うなら、それぞれの前室に荷物を置いて、横になれるスペースを確保。コンパクトに持ち運べて、荷物をとにかく少なくしたいツーリングにおすすめです。
ニーモ・イクイップメント-タニ2P(63,800円)
日本の山岳シーンに適したデザインが使いやすい
デザイン性と機能性を兼ね揃えた、アウトドアギアで有名なニーモ・イクイップメントのテント。山岳用テントの強度を高めたフラッグシップモデルです。フライシートに使われる生地は、シリコンコーティングリップストップ生地を採用。耐久性に優れています。
ベンチレーションは、ジッパー式で、内部からも開閉可能。空気の入れ替えができるほか、強風が吹く天候の際は、完全に締め切ることもでき、耐風性にも優れています。さまざまなコンディションに対応できるため、変わりやすい天候にも安心。
プロモンテ-ライトウェイト・アルパインテント(48,890円)
改良を重ねてユーザーのニーズに応え進化し続けるシリーズ
登山者の為に、軽量さとコンパクトさを考えられた二人用テント。約1, 550gの総重量で、 テント本体は、幅約25㎝、ポールは約37㎝に収納可能です。コンセプトを変更せずに改良を重ね、発売から7代目となり、強度を保ちつつも軽量化を実現しました。
テントに使われる生地は国産、さらに日本の工場で生産されています。熟練の職人による丁寧な縫製により、質の良さが実現しました。破損した場合のアフターフォローが短時間で、適正価格で出来るため、長く頻繁にテントを使う人におすすめです。
スノーピーク-ファルPro.air2(51,480円)
時短設営で天候を気にせず立ち上げ可能
ビギナーから上級者まで人気のアウトドアブランド、スノーピークのテント。インナーテントと、フライシートをジョイントすることで一体化。設営の時短になるので、スピーディにテントを設営したい人におすすめです。悪天候でも手間がかかりません。
上部にはベンチレーションを搭載。支えを立てることで、空間を広げてより優れた空気循環を促します。インナーテントを取り外しても、使用可能。シェルターとしても使えるので、用途に合わせて使い分けられて便利です。
アライテント-トレックライズ1(46,420円)
大きな出入口で通気性と開放感抜群
上級者にも愛用者の多い、アライテントから販売されているテント。大きなベンチレーションと、入り口に搭載された広いメッシュ窓により、通気性に優れています。夏に熱気がこもりにくいので、暑い時期に使うテントを探している人におすすめ。
フレームスリーブは、切れ目がないので、設営のしやすさを実現。素早く設営し、スムーズな準備が可能です。主な縫製部分には、水の侵入を防ぐシームシーリング加工が施されています。天候に左右されずに、快適に過ごせるテントです。
DOD-チマキテント(21,800円)
シーンに応じて最適な設営が選べる
手持ちのタープやポールに吊り下げて使う、DODのワンポールテント。タープを中心にし、寝室としてチマキテントを設営すれば、シェアハウススタイルのアウトドアが実現。仲間とのツーリングにもおすすめです。
タープがなくても2mのポールがあれば、単体での設営も可能です。 テントの生地にはポリコットンを使用。厚さがあり、燃えにくいので、火の粉が飛んでも穴が空きにくく安心です。名前とデザインにインパクトがあり、周囲の目を引きそうですね。
前室が広いおすすめのツーリングテント
コールマン‐ツーリングドームST(16,800円)
手軽な価格で快適な空間が手に入る高コスパアイテム
アウトドア用品で人気の、コールマンから販売されているコンパクトなドームテント。ポールをポケットに入れて設営するポールポケット式を採用。設営する際に、テント本体からポールが外れるのを防げるので、ビギナーにもおすすめです。
メインポールのほか、フロントポールが搭載。高さのある広い前室が実現しました。フライシートの背面側にあるファスナーを開けば、後室も作れます。出入りする時に寝ている隣の人をまたがなくても、近くの出入り口から出られます。大人一人ならゆったりと、親子でも快適に寝られるサイズです。
MSR-ハバNX(58,300円)
ポールをフックにかける吊り下げ方式で簡単設営
コンパクトで、居住性に優れたMSRのソロテント。ポールには、弾力性に優れた航空機グレードの複合素材を採用。風が強く吹いても柔軟に対応し、折れにくく安心です。ポールや本体などの総重量は1,290gと軽量なので、ツーリングのほか、バックパッキングもしやすいアイテムです。
耐水性に優れた縫製を施しているため、シームテープを排除。経年劣化によるシームレステープの剥離をなくし、軽量化も実現しました。レインフライとフロアには、高温や高湿度に強いコーティング技術を採用。経年劣化を防ぎたい人におすすめのテントです。
ファイントラック-カミナドーム1(60,500円)
優れた繊維技術を活かしたメイドインジャパン
国産のアウトドアブランド、ファイントラックの4シーズン山岳テント。ダブルウォールテントの快適さを実現させながら、総重量1,280gの軽量さも獲得できます。持ち運ぶ際に、負荷を最小限に抑えたい人におすすめです。
折りたたんで収納した時に、形状はお弁当箱型。バックパックに入れる時に、無駄なスペースを生まずにすっきりパッキングできます。収納袋は余裕があり、口も広いため、撤収がスピーディ。ストレスを感じずさっと片付けができますよ。
DOD-ライダーズ(28,800円)
大型窓を搭載して通気性抜群
バイクに積みやすい58㎝サイズを実現した、DODのテント。キャノピーを立てると、バイクもテント内に入れられます。雨からバイクを守り、テント内からいつでもバイクを眺めることが可能。ゆったりと過ごすことができる、ゆとりのあるテントです。
ワンタッチで設営できるシステムを採用しているので、ツーリングで設営時間が遅くなっても、スムーズに組み立てが可能。片付けも簡単なので、設営に時間をかけたくない人におすすめです。広いテント内で、タンデムツーリングも快適です。
まとめ
快適な室内で過ごせるツーリングテントがおすすめ
ツーリングテントは、荷台に載せるためにコンパクト性や、軽量性を重視して選んでしまいがち。もちろんそれも重要ですが、今はコンパクトでありながら、テント内が広かったり、通気性が良かったりと快適な空間のアイテムも数多く販売されています。ぜひコンパクト性だけでなく、ゆっくりくつろげる空間をつくり出すテントを選んで、便利にご活用ください。