おすすめのLANケーブル人気ランキング!【種類や規格の解説も】

インターネットの回線をお家に設置しようとすると、必ず必要になるのがLANケーブルです。最近ではインターネットは広く使われるようになったものの、集合住宅やオフィスでもWi-Fiが使われることが多くなっています。そのためLANケーブルは馴染みが薄い上、規格などもいろいろあるのでどれを選べばいいか分からないという方も多いでしょう。今回はLANケーブルの用途や予算に合わせた種類や規格をはじめ、選び方やおすすめの商品などをご紹介します。インターネットは無線より、LANケーブルで繋ぐ方が障害物などの影響を受けにくく通信が安定しています。きれいに配線しやすいケーブルや10Gbpsといった高速の通信に対応できるものなど、用途に合わせてお伝えしていきますのでぜひチェックしてみて下さいね。

LANケーブルとは?

インターネットに有線で接続するためのケーブル

LANケーブルはご家庭やオフィスなどで、インターネット回線を有線でつなげる時に使うケーブルです。インターネット光やADSLといった回線を繋げて家庭内LANを整備すれば、インターネットが定額で使えて便利ですね。プリンターも複数のPCから印刷できたり、レコーダーなどもいろいろな機器から接続が可能になります。

家庭内LANを構築するには通信会社が提供しているモデムと無線LANルーターをつなげばご家庭でも無線のWi-Fiが使えるようになりますが、それを接続するには有線であるLANケーブルが必要になります。またWi-Fiを使えばスマホなどは便利ですが、デスクトップPCやプリンターなどWi-Fiに対応していないものはLANケーブルで接続します。無線で接続できるノートPCなどでも有線の方が通信が安定していて、条件によっては速度が早くなることも多いですよ。

繋ぎ方はケーブルを挿すだけ

インターネット環境を作ると言うと、少し難しいイメージがありますがそんなことはありません。デスクトップPCやプリンター、PS4などはLAN ケーブルをさせるコネクタを持っているので、そこにLANケーブルを挿すだけ。さらに、ケーブルの反対側をモデムなどに接続するとインターネットに接続できます。

以前はPCとPCを繋ぐ時はクロスケーブルで、ハブとPCを繋ぐのはストレートケーブルなど接続するのにネットワークの知識が必要でした。しかし現在ではクロスケーブルはほとんど使われず、全部同じケーブルで接続すれば良いので簡単。延長用のアダプタやカバーなどの、きれいに配線できるアクセサリーも豊富です。ただし2000年より前に購入した古い機器では、クロスで接続する必要があるものもあります。

LANケーブルの種類

スタンダード

低価格で通信の安定性も良い

ケーブルの形状は丸くて、直径5~6mm。LAN ケーブルと言うと、この形を想像する人が多いと思います。スリムなタイプに比べると存在感のある配線になってしまいますが、通信の安定性が良いのがメリットです。最近ではフラットケーブルなども価格が下がってきていますが、それでもスタンダードタイプの方が1割程度安いです。

電気的な特性の面でケーブルは太い方が、信号が伝わりやすくノイズが少ないという特徴があります。そのため見えない所に配線する場合や、信号が伝わりにくい長い距離を配線する場合に適しています。特に10m以上ではスタンダードタイプがおすすめで、ラインナップも15mを超えるくらいから極細やフラットは少なくなります。

極細

取り回しがしやすくケーブルが混みあう場所もすっきり配線

名前の通りスタンダードに比べて径がとても細いケーブルで、太さは3~4mm程度。すっきりと配線できるのでケーブルが混みあうPC裏やTV裏、ルーターの周りなどにおすすめです。また良く曲がるので取り回しがしやすいのもメリットです。

極細なら存在感が控え目なので美しさもあり、家具の裏など狭いところを通したりすることも可能。ただしスタンダードとは逆に径が細いので特性は良くないです。そのため短めの配線に適していて、ラインナップも2~3mまでのものが多いです。また価格はスタンダードに比べて2割程度高めになります。

フラット

平たい形で絨毯の下や扉の下を通すときに便利

フラットケーブルは幅が4~8mm程度ありますが、厚さが1~2mmと薄いため見た目にすっきり配線できるのがメリット。壁際に這わせるときも、ケーブルクリップで引っ掛けるだけできれいに配線できます。スタンダードよりは特性が落ちますが、5~10m前後の長さで使いやすく人気のある種類です。

ドアの下や開き戸の下は少し隙間があれば入れることができるので、 スタンダードのケーブルが入らないところにも便利。上からの圧力にも強いので、じゅうたんの下などを通すことも可能です。ただしスタンダードに比べると引っ張り強度は低く、お値段も少しですが高めになります。

LANケーブルの選び方

お家のレイアウトに合わせた長さで選ぶ

PC脇のルーターに繋ぐなら1mで十分

市販されている LAN ケーブルは、0.5mからのラインナップがあります。PCデスクのすぐ隣に無線ルーター置いている場合なら1mのケーブルで十分でしょう。足りないと困るのでつい長めに買ってしまいがちですが、長過ぎればノイズが入りやすくなりますし余っていると見た目も良くありません。LANケーブルを購入する時には、どこを通って配線するかを考えながら実際の長さを計ってぴったりの長さを購入するのが理想です。

8畳間の端から端に繋ぐなら10mのケーブルが必要

お部屋の中にLANケーブルを配線する場合には、壁際ぴったりのところを這わせると見た目にも美しく歩いていて脚に引っかかることもありません。例えば8畳間の角にテレビを置いていて、その反対側の角にルーターを置きたいという場合はケーブルの長さは7mと少し必要になります。市販のケーブルで8mというのはほとんどないので10mを購入すると良いでしょう。ケーブルバンドやクリップなどを使って、きれいにレイアウトしてくださいね。

用途に合った通信速度で選ぶ

カテゴリというのはLANケーブルの速度に対する規格で、CAT5やCAT6などCATと数字で表記されることもあります。数字が大きいほど高速になり、現在販売されているものではCAT5~7が一般的です。ネットの通信は使われている機器やケーブルの一番遅いものに合わせた速度になるので、今あるルーターやPCなどと同等以上の速度が出るLANケーブルを選ぶのがおすすめ。一般的なインターネット光回線では最大1Gbpsで、それを基準に見ていくと1990年代から使われるCAT5は100Mbpsと遅いです。検討するとしたら通信速度が1GbpsあるCAT5e以上でしょう。

ネット動画を見るなどの一般的な使い方なら低価格なCAT6がおすすめ

カテゴリは数字が大きくなるほど高速ですが、その分価格も高くなりますから用途に合ったものを選ぶと良いでしょう。例えばYouTubeの視聴は4Kでも25Mbps~40Mbpsなので、通信速度が1GbpsあるCAT5eやCAT6で十分。どちらかと言えばCAT5eより伝送帯域が広く、通信が安定しているCAT6がおすすめです。ラインナップも多く価格も手頃ですよ。

オンラインゲームで遅延が気になるならCAT7がおすすめ

オンラインゲームは無線でやっていますか、それとも有線でしょうか。ゲームで0.1秒を争うなら通信が安定していて、ノイズが少ない有線の方が有利になる場合も多いですよ。その場合にはLANケーブルはCAT7がおすすめ。伝送帯域は600MHzとCAT6の2倍以上あり、シールドをしてあるのでノイズ干渉にも強いです。ただしそのノイズ対策の力を発揮させるにはSTP対応の機器を使い、アースをとる必要があるので少し手間がかかります。CAT7の通信速度は10Gbpsです。もちろんインターネット回線が1Gbpsでは大きなメリットはありませんが、2Gや5G、10Gbpsの光が一般家庭用にも出始めているのでチャレンジしてみるのも良いでしょう。

便利な機能で選ぶ

対応の無線ルーターには電源供給の要らないPoEですっきり配線

インターネットに接続する機器の電源は、それぞれの機器についているAC ケーブルから取ると思います。しかしその電源をLAN ケーブルから供給できるPoE対応のケーブルというものもあり、電源がとりにくい場所でもケーブル1本で配置が可能です。PoEで接続するには機器もLANケーブルも両方対応している必要があり、無線ルーターやハブなどは通常のLANコネクタとPoE対応のLANコネクタ両方を持っているものが販売されています。

PoEは対応のルーターやハブ、レコーダーから電源をとれば、LANケーブルをつないだ先の機器には電源が不要。天井にセキュリティカメラを付けたい場合や、オフィスにIP電話を並べる場合などに便利です。電源がある場所でも機器が多いと、ケーブルはたくさんになってお部屋のコンセントも不足するのでPoEにしてしまうとすっきりしますよ。

ネット会議などで持ち運ぶならリールタイプもおすすめ

最近はSkypeなどを使ったネット会議も多いですよね。必要な時だけ会議室にプロジェクターやPCを持ち込んで、設置するといった場合には設置も収納もスピーディーにできる巻き取り式のリールタイプが便利です。ケーブルを束ねてケースに入れるなどの面倒な作業も不要で、コンパクトにまとまるので持ち運びにも便利ですよ。

導線のタイプで選ぶ

5m以下の配線なら取り回しのしやすいより線が便利

カタログなどを見ていると単線とより線と言う言葉を見かけることがあるでしょう。1本のLANケーブルの中には細い8本の線が入っています。それぞれの中に導線が1本ずつ入っているのを単線、細い導線がいっぱい入っていてそれを捻って1本にしているものをより線と呼んでいます。より線はよく曲がるので配線がしやすく、振動や曲がりに対して単線よりも耐性があるのがメリット。単線よりはノイズがのりやすいなどのデメリットもありますが、5m程度までなら取り回しのしやすいより線が便利ですよ。

隣の部屋までなど10m以上の配線には単線がおすすめ

単線はより線に比べてノイズが載りにくく、高速の通信ができるのがメリットです。ケーブルの中が太い導線1本でできているので硬くて少し配線しにくいですが、リビングのPCから書斎にあるモデムまで10m以上の配線をしたいといった場合には単線がおすすめです。単線は曲げには耐性がないのでなるべく真っすぐに配線して、ケーブルはしっかり固定しましょう。

LANケーブルのおすすめブランド・メーカー

サンワサプライ

リーズナブルな製品から自作パーツまでラインナップが豊富

信頼性が高い国内大手のPC周辺機器メーカーです。キーボードやマウス、USBメモリなどはもちろん、PCデスクなどのOA家具やケーブル類などが充実しているのが特徴。LANケーブルはリーズナブルなスタンダードタイプをはじめ光ファイバーケーブルや屋外用などの産業用、医療や食品メーカー向けの抗菌タイプなど種類が豊富です。自作用の100m以上あるケーブルやパーツなども揃っていますよ。

エレコム

日本最大級のPC周辺機器メーカーでやわらかケーブルが人気

サンワサプライ同様にマウス、キーボード、USBメモリなどのPC周辺機器を扱うメーカーです。多くの分野でシェアトップを占めている業界最大手企業の1つ。20,000点以上の幅広い商品を扱っているのが特徴で、LANケーブルもラインナップが豊富で人気があります。中でも人気が高いのは柔らかくて配線がしやすいやわらかケーブルで、1,000回の曲げ伸ばし検査を行っている耐久性も高い製品です。

バッファロー

ツメの折れないLANケーブルが人気

国内大手のPC周辺機器メーカーで、黒ベースに赤のワンポイントがイメージカラーになっています。ハードディスクやメモリ、ネットワーク機器では高いシェアを持っていて、ルーターなどは電気量販店でも目にすることも多いのではないでしょうか。LANケーブルはツメの部分に従来よりも柔らかい新素材を採用した、ツメの折れないLANケーブルが人気。ツメ部分を500回曲げ伸ばしするテストに耐えられるコネクタです。

卸問屋ジェネシス

ネット通販を中心に激安ケーブルを販売

ネット通販でケーブルやケーブル加工用の工具、モバイルアクセサリーなどを販売している専門商社です。CAT7ケーブルは最近普及してきましたが、一般的にはまだお値段が高め。しかし卸問屋ジェネスではCAT7のフラットケーブルが、5mで980円などリーズナブルな価格で購入できます。自作用のケーブルやコネクタ、加工用の工具、配線用の延長コネクタなども低価格で購入できますよ。

おすすめ&人気のLANケーブルランキング

フラットタイプでおすすめのLANケーブル

卸問屋ジェネシス-フラットLANケーブル CAT7 10m(1,380円)

高速リーズナブルで人気の高い商品

最近は価格が下がってきたこともあり、壁際にもすっきりと配線しやすいフラットケーブルが人気です。こちらのケーブルはお部屋の端から端など長めの配線に便利な10mで、とてもリーズナブル。厚さが2.2mmなのでフラットケーブルとしては少し厚い方ですが、実際に配線してみるとあまり気にならない範囲です。

今はCAT7がオーバースペックという方でも、この価格なら将来を見込んでこちらを選んでおくのも良いでしょう。フレッツ光が普及し始めて、CAT5のケーブルを買ったことに後悔した方もいると思います。徐々に2Gや5Gの回線が出てきているので、この機会に高速のLANケーブルを試してみませんか。

ウルマックスジャパン-LANケーブル 10m CAT6 フラット (711円)

4色のカラーが選べる低価格なフラットケーブル

10mで711円というリーズナブルな価格が魅力的なLANケーブルです。手頃な値段なのでPCをWi-Fiでつないでいる方で、安定した通信のため有線LANを設置したいといった乗り換えにもおすすめ。CAT6なので普通に1Gの光回線利用している方には十分なスペックです。

もう1つおすすめのポイントはカラーバリエーションがあることです。一般的に黒と白が多いLANケーブルですが、こちらはその他にオレンジと青がラインナップされています。インテリアとしてちょっと遊び心を入れたり、機器ごとに色分けしてどこのケーブルか分かりやすくしたりもできます。

エレコム-巻取り式LANケーブル CAT6対応 2.5m (1,380円)

ネット会議や出張におすすめ

両端にあるコネクタを引っ張るとケーブルが引き出せる巻き取り式の LAN ケーブルです。長さは2.5mあり、4段階にストッパーがかかるので必要に応じて調節可能。巻き取りは真ん中にあるボタンを押すだけです。

柔らかいケーブルなので設置がしやすく、曲げ伸ばしに対する耐久性も高いので携帯用にぴったり。コネクタも隣のケーブルと干渉しにくいスリムなタイプになっています。 Skypeなどを使った打ち合わせを会議室でやる場合や、出張先のホテルで資料をまとめたい時などにもおすすめです。

BELDEN-LANケーブル 1874A (13,300円)

音楽鑑賞におすすめの最高級LANケーブル

こちらはレコーディングスタジオなどでプロが愛用する、アメリカのケーブルメーカーBELDEN社のLANケーブル。長さ15mで13,300円というオーディオ用高級ケーブルです。8本のケーブルを2本ずつ、電気特性を計算しつくしたピッチでよってあります。ノイズが載りにくいのが特徴で、日本の規格でいうとCAT6以上のスペックです。

最近ネットワークオーディオというシステムがじわじわと普及し始めています。PCやネットワーク上につないだHDDであるNASと接続して使う、オーディオプレーヤーのことで音楽をダウンロードしたりストリーミングで聴けるのでとても便利。そんな時に使いたいのがこちらのLANケーブルで、ハイレゾ再生など高音質な音楽の転送におすすめですよ。

エレコム-高耐久すきま用アルミ強化フラットLANケーブル 0.5m  (1,093円)

サッシの隙間を通して屋外にも配線できる

ベランダを通して隣の部屋にLANケーブルを入れたい、1階から2階に外の壁を這わせて配線したいといった時に便利な隙間用フラットLANケーブルです。薄さは1.4mm、アルミテープで強化しているのでドアサッシのすきまに挟むように配線が可能。家の壁に穴を開けなくても屋外に配線ができます。

長さは0.5mあり両側にコネクタが付いているので、延長用の中継アダプタを使ってLANケーブルとつなげると良いでしょう。CAT5eに準拠しているのでアダプタもCAT5e以上に対応したものを使えば、1Gbpsの通信速度を保ことができます。またすきま用アルミケーブルは防水加工になっていないので、屋外に配線する場合は防水のカバーやテープで処理が必要です。

極細でおすすめのLANケーブル

サンワサプライ-カテゴリ6準拠極細LANケーブル 2m (712円)

PC裏もすっきり配線できる

人気メーカーサンワサプライ製で、直径3.2mmの極細LANケーブル。2m程度の短いケーブルならお値段もあまり高くならないので、信頼性の高い有名メーカーの製品が安心です。見た目もクリアのコネクタがすっきりした印象で、ツメ折れ防止用の保護カバーも付いています。

こちらのケーブルは良く曲がるので取り回しが楽。電源ケーブルやモニター用のHDMIケーブル、キーボードなどケーブルが多くてごちゃごちゃしがちなデスクトップPCの裏もすっきりと配線できますよ。モデムをPC脇に置いている方におすすめです。

Buffalo-スリムLANケーブル CAT6 2m (421円)

TV周りの配線にもおすすめ

国内大手メーカーBaffaloの製品ですが、2mで421円と比較的低価格。直径3.6mmとスマホの充電ケーブルと同じくらいの細さなので、見た目の雰囲気も違いますよ。スリムなケーブルはついケーブルが混みあってしまうTV周りにぴったりです。

コネクタもスリムなので干渉しづらく、抜き差しもしやすいです。コネクタのツメには柔軟性のある新素材を使用していて、180度曲げても折れないのでうっかりツメに絨毯などが引っかかっても大丈夫。2,000回の曲げ伸ばし検査に合格するほど高耐久なので、抜き差しの多いレコーダーにもおすすめですよ。

サンワサプライ-つめ折れ防止CAT7LANケーブル 細径 3m (1,122円)

ゲーム用におすすめの高速ケーブル

10Gbpsの超高速転送できるCAT7ケーブルです。オンラインゲームではちょっとしたラグが発生するだけで致命的。ノイズがあると通信速度の低下にも繋がるので、対策はしっかりしたいところです。こちらのケーブルはノイズ対策がとられているので、劇的に通信環境を改善することができます。そのためにもSTP対応のLANポートがあるルーターやハブを使用して、正しくアースをとるのがおすすめですよ。

既に一部の通信会社では、2Gや5G、10Gの高速通信サービスが始まっています。高速のプランを体験するにはPCやルーターの他、LANケーブルも10G対応が必要。こちらは信頼性の高いメーカー品で、CAT7としては細身で扱いやすくおすすめです。ただし直径は5.0mmのしっかりした感じのケーブルで、CAT6e以下の極細ケーブルのイメージとは少し違います。

スタンダードにおすすめのLANケーブル

エレコム-1m CAT6準拠 やわらかLANケーブル (294円)

リーズナブルで取り回しも楽だからオールマイティに使える

やわらかくて良く曲がるので配線しやすい、その名もやわらかLANケーブル。CAT5eに比べてノイズに強いCAT6ケーブルですが、CAT5eより径が太くなり曲げにくいのが難点でした。それを解決したのがこちらのケーブルです。

価格は1mで294円と非常にリーズナブル。10mでも1,000円前後なので特に細い必要はないが、曲線が多いところに配線したいという場合には極細タイプのケーブルよりやわらかケーブルが最適です。またスリムコネクタなので、ハブなどで何本かケーブルがささっていても隣のポートと干渉しづらく抜き差しがしやすいです。

サンワサプライ-PoE対応 CAT6A 2m (380円)

電源の取りにくい場所でもすっきり配線できる

LANケーブルから電源を供給できるPoE対応ケーブルです。ネットワークカメラなどはPoE対応のものが多くなっていて、天井に設置する場合でもLANケーブルだけですっきり配線できます。オフィスのIP電話もそれぞれに電源をとると、電源タップはいっぱいになりコードもごちゃごちゃするのでPoE対応が便利ですよ。

長さは2mとハブからIP電話などに配線するには扱いやすい長さです。ネットワークカメラを設置する場合、机にレコーダーを置いて天井に設置するには良い長さですが床にレコーダーを置くならもう少し長い方がベスト。価格も380円と手頃なので、すぐにPoE対応ケーブルが必要でない方も1本あると後々便利かもしれませんよ。

エレコム-CAT6対応 LANケーブル 100m (5,084円)

自作用ケーブルで美しい配線をオーダーメイド

LANケーブルを無駄なくすっきりと配線したいという、こだわり派のあなたにおすすめの商品です。例えばモデムからルーターまで30cmのLANケーブル、プリンターからルーターまで11mぴったりのLANケーブルなど一般には販売されていない長さでも作ることが可能。

リール付きなので引き出すのも簡単で使いやすいです。直径は6mmなので少し太目ですが、10mを超える配線にもおすすめの単線ケーブル。CAT6対応なので、家中のLANケーブルをCAT5から全部変えるといった用途にもおすすめですよ。

バッファロー-屋外用LANケーブル Cat5e 100m(9,672円)

屋外を通すなら専用のケーブル

安定した通信環境を確保するため、自宅のインターネット環境をWi-Fiから有線に乗り換えたいという方も多いでしょう。そんなとき屋外を通せば最短距離で、各部屋を繋ぐことができるという間取りの場合もありますよね。屋外を配線するなら専用のLANケーブルを使いましょう。

100mで9,672円と手頃な価格の屋外用ケーブルは、CAT5eなので速度は1Gbpsに対応。高速で安定した通信ができます。通常ゴムやプラスチックは日に当たるとボロボロになってしまいますが防水、防塵になっていて、直射日光による劣化にも強いのが屋外用ケーブルの特徴です。また通常部屋の中ではありえない、氷点下の気温や60℃の高温でも動作しますよ。

LANケーブルの自作方法

パーツとケーブルでLANケーブルをオーダーメイドできる

自作のLANケーブルの魅力は好きな長さにオーダーメイドできることです。購入するLANケーブルは大体長さが決まっているので、少しずつ余ることが多いですよね。束ねたり隠したりして美しいレイアウトになるよう工夫していると思いますが、自作するとぴったりの長さが自由に作れます。また無駄がなく100mや300m単位で購入するので、少し割安になるのもメリットです。

結線ミスが大幅に減るロードバー付きが作りやすい

材料はLANケーブルとコネクタ、その他に専用のかしめ工具とテスターが必要になります。コネクタはネット通販でも購入可能で10個1,000円弱、100個だと3,000~4,000円程度。ロードバーが付いているタイプが作りやすいですよ。

まずケーブルを必要な長さより少し長めにカットして、カッターやハサミで外側の被覆をはぎます。中に8本の線が入っているので、それを橙白、橙、緑白、青、青白、緑、茶白、茶の順番に平らに並べます。先端を真っすぐに切り揃えて、ロードバーを外皮の際まで挿しこみます。ロードバーから出ている線をギリギリのラインで切り、プラグを挿しこみます。最後にかしめ工具を使ってコネクタをかしめて完成です。出来上がったケーブルはテスターで断線がないかチェックしましょう。

まとめ

一般的な使い方ならCAT6以上のフラットケーブルがおすすめ

LANケーブルの選び方をはじめ人気のメーカーや厳選を重ねたおすすめのLANケーブル、さらには自作ケーブルの作り方まで見てきましたがいかがでしたか。いろいろなものがあるので、予算や用途に合わせてぴったりのものを選んで下さいね。それでもたくさんあり過ぎて迷ってしまうという方には、CAT6以上のフラットケーブルがおすすめです。お部屋の中で数m配線するなら、壁に沿ってすっきりとまとまるフラットケーブルきれい。ご家庭でごく一般的な最高速度1Gのインターネット光を使っているなら、速度も十分でコスパの良いCAT6、CAT6A、CAT6Eなどのケーブルが良いでしょう。ネット通販でもいろいろな種類のものが販売されているので、LANケーブルが欲しくなった方はぜひチェックしてみて下さいね。

コメントを残す

*

About

モノナビはモノの比較サイトです。
各ジャンルの専門家がおすすめの商品を紹介して、あなたのモノ選びをより豊かにします。