家庭菜園や観葉植物を育てる際に欠かせないのが水やりです。ペットボトルやコップでの水やりも可能ですが、植物が増えると何度も水を汲みに行き、手間がかかって苦労することもあるのではないでしょうか。そんな方におすすめしたいのが、使いやすいじょうろです。育てている植物の種類や数、場所にあったじょうろに出会えれば、効率の良い水やりが可能になります。また、部屋や庭に置くだけでも周りの雰囲気をぐっとおしゃれにしてくれるじょうろもたくさんあります。イングリッシュガーデン風のものからスタイリッシュなジョーロまで、お好みの雰囲気のジョーロを探してみませんか。今回は、そんなじょうろの種類や選び方、人気商品について詳しく説明します。育てる植物が増えて毎日の水やりに苦労している方や、機能性に加えてお庭やお部屋のインテリアにぴったりのじょうろをお探しの方は、是非この記事を参考にしてみて下さいね。
じょうろの使い方
庭のガーデニングや家庭菜園に
自宅の庭の花壇や畑、プランターでの菜園には、広範囲に効率よい水やりを叶える特徴のジョーロがおすすめです。プランター用には4L~6L、畑や庭には8~10L以上など幅広いサイズのジョーロが販売されています。広範囲への水やりは重さが体への負担になる場合もあります。素材により重さが変わってきますので、用途にあった素材と容量を選びましょう。
室内の観葉植物や盆栽に
乾燥が大敵な盆栽や観葉植物には毎日小まめな水やりをすることで、植物を元気に保ちたいですよね。室内の植物には、ピンポイントで水やりを行うことが出来がじょうろが最適です。周りを濡らすことなく、たっぷり水をやれる物がおすすめです。
じょうろの種類
プラスチック製
軽くて使いやすい
何といっても軽いのがプラスチック製の特徴です。あまりおしゃれなイメージのないプラスチック製ですが、大きさやカラーバリエーションも多いのも魅力的です。また、耐久性の面でも、錆や腐食の心配はなく綺麗な外見を保ちやす。一方で、直射日光に当たると変色・ひび割れをしてしまう恐れがありますので、置く場所には注意が必要になります。
広範囲を持ち運ぶ場合には重さが重要になってきますよね。水の重さは1L=約1Kgとなるため、8Lの容量であれば、約8Kgの重さになります。容量が大きいほどじょうろ本体の軽いじょうろがおすすめになります。プラスチック製のじょうろはカラフルな見た目の物も多く、女性やお子様にも持ち運びやすいのが最大の魅力です。
ブリキ・トタン製
おしゃれで可愛い
インテリアとしても楽しめるというのもじょうろを選ぶうえで重要なポイントですよね。おしゃれさと可愛さが特徴的なのが、ブリキ・トタンのじょうろです。難点としては、重い材質である点、錆びてしまうという点があります。
女性やお子様が大容量の水やりを行うには、不向きな素材になります。日々の水やりには6L以下のサイズがおすすめになります。一方で、持ち運びを減らし、オブジェとしてその錆を利用してレトロでアンティークな雰囲気を出す使い方はいかがでしょうか。素材の変化と周りの雰囲気に溶け込む過程を楽しむには最適です。
ステンレス製
丈夫で長持ち
錆にくく、耐久性が強いなのがステンレスの特徴です。見た目もスタイリッシュなデザインの物が数多く販売されています。スタイリッシュなお部屋の雰囲気をより際立たせるインテリアとしても楽しめます。丈夫で飽きのこないデザインが多いため、一つのお気に入り探してみましょう。
重さもあるため小さいサイズの物が多いのも特徴です。ステンレスの特徴を生かし、細く水キレの良い注ぎ口のデザインの物もありますので、日々の室内での水やり用には最適です。また、丈夫できれいな見た目の続く素材のため、長く一つの物を使いたい方におすすめです。
じょうろの選び方
使い方に合わせて容量を選ぶ
ガーデニングや家庭菜園にはたっぷり水やりの出来る8~10L以上の大容量タイプ
本格的にガーデニングや家庭菜園をしている方には8~10L以上の大容量タイプがおすすめです。育てている植物や鉢の数によっても変わってきますが、目安としては4L~6Lがベランダガーデニングや数個のプランター向きになります。それ以上の鉢の数もしくは地植えしている場合には、水やりの面積が広くなりますのでたっぷり水やりの出来る8~10L以上を選ぶことで水くみの回数を減らすことが出来ます。
室内で日常使うなら持ち運びが便利な2L以下の小型がおすすめ
小さな多肉植物や盆栽、観葉植物を室内で育てている方には、2L以下のサイズがおすすめです。小さなじょうろや水さしは小型なものでは300mlからと幅広いサイズ展開で販売されていて、デザインも豊富にあります。鉢が1、2個の場合には小さいサイズが気軽に利用でき、置き場所に困る心配もないので便利です。インテリアのアクセントとしても楽しめるようなデザインを選んで見るのはどうでしょうか。
注ぎ口の形状で選ぶ
広範囲の水撒きにはハス口タイプ
シャワーのような注ぎ口のことをハス口といいます。ハス口のタイプは柔らかく雨のような水を植物に与えることが出来ます。また、広範囲に一度に水をやる場合や、葉水を好む植物を育てるのに最適です。ハス口になっていることで、土の一か所に水を集中して与えて、くぼみを作ったり、土を固めてしまったりするのを防ぎます。種まき後のデリケートな時期などには、ふんわりとした土の状態を保つためにハス口タイプでの水やりをおすすめします。
根元にしっかりと水をやるなら細口タイプも
ピンポイントで水をやりたい場合には細口タイプがおすすめです。小さめの鉢に植えていて場所が限られているなど、根元に直接水をたっぷりあげたい際にはこのタイプが適しています。根元への水やりは、水圧がかかり土を固めやすくなります。植物がしっかり根付いている場合には問題ないですが、根付く前には勢いが出すぎないように注意が必要です。
じょうろのおすすめブランド・メーカー
イギリス・ホーズ社(Haws)
愛好家に定評のおしゃれブランド
イギリス(ロンドン)の園芸家ジョンホーズが生みの親であるHaws社は、1855年に設立された老舗ブランドです。水の量に関わらず、バランスよく散水が可能なWATERING CANで特許を取得しました。性能、品質ともに優れ英国を代表するじょうろとして認められています。カラフルでおしゃれな見た目だけでなく、取っ手の場所一つをとっても使う人のことを考えたデザインも特徴の一つです。品質改良も加わり、絹糸のような水やりの出来るじょうろとして園芸家の間でも高い人気を保っています。
とんぼじょうろ
使い勝手抜群の定番じょうろ
一度は見たことのあるプラスティック製の定番じょうろです。豊富なサイズのラインナップが魅力で2L~13Lまでのサイズを取り揃えています。色の展開は緑と青の二色です。青色はノズル一体型、緑色はノズルを取り外し可能でこし網が付いているのでハス口のつまりも防ぐことが出来ます。本格的な園芸、栽培からベランダガーデニングまで幅広い用途に使用可能なブランドです。
根岸産業有限会社
職人の匠の技が魅力
東京都墨田区にある根岸産業は屋根職人の初代がトタンで園芸金物を製造する会社として設立しました。銅、ステンレス、真鍮で如雨露を製造していて、サイズは2L~6Lのガーデニングや盆栽用のラインナップを販売しています。特徴的なのが長い竿で、水圧をコントロールし、一定の圧力での散水を可能にしています。また、じょうろ先端のハス口を種類の異なるものと付け替えできるのも魅力の一つです。
SALUS(佐藤金属興業)
ステンレス製じょうろでスタイリッシュな雰囲気に
新潟県燕市のSALUS(佐藤金属興業)は、キッチン用品や雑貨を製造しているだけあって、デザインがおしゃれです。園芸に特化したブランドとは一味違うスタイリッシュな見た目が特徴で、キッチンにもおけるデザインです。すべてステンレス製で注ぎ口も細口で細長い竿なので寄せ植えにも水が挿しやすく水切れもよい使いやすさも魅力です。
おすすめ&人気のじょうろランキング
プラスチック製でおすすめのじょうろ
Haws-ラクティカン6L (5,151円)
ユーザー思いな工夫のあるロングセラー
軽くたっぷり入れても水がこぼれにくいように給水口に高さが付けてあります。重たくても運びやすいように持ち手もデザインされているので、女性でも使いやすいです。また、注ぎ口の形状がハス口と細口の2Wayタイプになっていて付け替えが可能で、紛失防止用に使わない注ぎ口はじょうろに取り付けておくことが出来ます。
PLASTEX-Evergreen じょうろ (2,808円)
前傾型スリムなデザインの個性派
フィンランドのデザインで前傾したデザインですが、水が入っていても、空でも安定したバランスを保っている遊び心が魅力です。注ぎ口は細口のみですが、先端についているカーブが水の飛び出しを防いで注ぎやすい工夫がされています。
トンボじょうろ-6型グリーン (678円)
魅力の価格と安定の使いやすさ
本体はプラスティック製で軽くて持ち運びが便利、かつハス口はステンレス製で柔らかい散水を実現します。ノズルが付けはずし可能なタイプのため、中にごみが詰まってもこし網の掃除もしやすいデザインです。機能面も工夫のされたじょうろですがお手頃な価格も魅力的です。
RoyalGardener’sClub -ガーデンジョーロ 4L (2,700円)
こだわりの配色とデザインに機能性をプラス
落ち着きのある色味の7色展開でスリムなボディーがおしゃれです。使用しない時には底面にフックが内蔵されていて引っ掛け収納も可能にしています。また、スライド式の蓋が付いているため運ぶ際に水がこぼれにくいデザインで、満杯まで水を入れて効率のいい水やりを実現します。
リッチェル-クリア水さし 1L (1,242円)
水の分量が分かるメモリ付きの透明水さし
透明な本体にメモリ付きの小型じょうろです。水の分量を量ることが出来るため、液体肥料を薄めたり調合したりする時にこのメモリが役立ちます。涼し気な黄色、黒、赤のクリアボディーが部屋のインテリアにもなじみます。
タカギ-NANOジョロ4L (1,029円)
並々入れてもスライドカバー付きでこぼれない
白と水色のカラーにシンプルなボディーですが機能面が充実しています。満杯に水を入れるとこぼれてしまうという悩みがありますが、このじょうろは注ぎ口に蓋が付いていて運ぶ際に水がこぼれるのを防いでくれます。ハス口はステンレス製で柔らかな水を散水可能です。
ブリキ・トタン製でおすすめのじょうろ
尾上製作所-トタン ジョウロ 6L (1,780円)
丈夫で長持ち大容量タイプ
丈夫で耐久性のある亜鉛鉄板で作られているため、安心して長く使うことが出来ます。また、紫外線による劣化の影響が少ないため、野外専用として使用する方にもおすすめです。シンプルなシルバーのボディーがどんな雰囲気にも溶け込み、長く使っても飽きの来ないデザインが魅力です。
アイリスオーヤマ-ブリティッシュウォーターポットBTW-36 (1,420円)
アンティーク風の色味でイングリッシュガーデンにぴったり
アンティーク調の5色のアースカラー展開で、取っ手部分がカーブしたデザインが印象的なため、見えるところに置いてもおしゃれです。ハス口は簡単に取り外しができ、水さしとしても利用できますので、ベランダや庭先の水やりにもぴったりです。
セーフティー3-ブリキジョーロ 1.6L (1,394円)
ベランダガーデニンングにおすすめ
運ぶ時と水やり用の二つの持ち手が付いているため、持ち運びが便利です。また、お子様や女性でも手軽に使いやすい程よいサイズが魅力です。ひび割れの置きにくいブリキ製なので、長く使うことが出来ます。ベランダに置いても雰囲気をおしゃれに演出します。
Spice of Life-クラシカル ウォーターリングカン Cタイプ (2,700円)
クラシックアンティークな雰囲気が周りに溶け込む
高級感のあるダークブラウンのボディーがお部屋のディスプレイとしてもおしゃれです。軽量に作られていますが、水を入れても運びやすいよう持ち手を大きくする工夫がされています。注ぎ口は細口のみのためベランダや室内での使用がおすすめです。
ステンレス製でおすすめのじょうろ
佐藤金属(SALUS)-ミッテジョーロL (2,480円)
室内の観葉植物にぴったりのスタイリッシュな水挿し
容量は900mlの室内向けのみずさしです。注ぎ口の先端が細くなっているため植物に触れることなくピンポイントで根元への水やりを行うことが出来ます。水切れも良く周りを濡らしてしまう心配が少ないため、室内での水やりには最適です。
eva solo-アクアスター ウォーターリングカン 2L (5,940円)
革新的で斬新な使ってみたくなる魅力
デンマークの老舗ブランドから派生したメーカーの水さしで、他のじょうろや水さしとは異なる外見が個性的です。細い注ぎ口からは容器内の水の量に関わらず、一定の水が出るよう設計されています。室内に置いても場所も取らないため、いつでも水やりが出来るのも魅力です。
根岸産業-盆栽ジョーロ4号 竿長如雨露4L (18,500円)
盆栽用だけではもったいない憧れのハイクオリティー
あくまで手仕事にこだわる職人仕事のため、発注後3か月の人気商品です。ハス口2種類がセットで付属されますが、好みに応じた散水を可能にしています。針の先の細さほどのハス口から出る水の柔らかさはでバランスの良い散水が可能です。
佐藤金属(SALUS)-マルメジョーロS (1,285円)
室内の植物にぴったりの小型サイズ
290ml の小型じょうろで室内で1-2鉢の植物を育てている方に使いやすい一品です。部屋の片隅にも置きやすいシンプルでかわいいフォルムが特徴的です。食洗器での洗浄が可能で、汚れが気になったらすぐに洗えるので長く綺麗に使うことが出来ます。
まとめ
機能性とデザイン性を併せ持ったじょうろがおすすめ
じょうろを購入するうえで、こだわりたい一番のポイントは機能性です。育てている植物の量、場所にあうじょうろを選べるかが使いやすさにつながります。特に、夏場には毎日行う水やりの効率を良くしてくれる機能とデザインを併せ持つじょうろが長く使うことの出来るじょうろだと言えます。今回は、じょうろについて人気のブランドを上げながら紹介しました。皆さんもお気に入りのじょうろを見つけてくださいね。