ネット配信が普及した現在、音楽を聞く方法といえばパソコンやスマホ、携帯音楽プレーヤーが主流となりました。しかし、音楽を最高音質で楽しみたいと考えるなら、CDから直接聞くのが一番でしょう。そこでおすすめなのがCDプレーヤーです。対応したCDプレーヤーがあれば、SACDというより高音質なCDも再生できますよ。CDプレーヤーのなかにはおしゃれな壁掛けタイプもあり、お部屋のインテリアとして飾るのにも最適。今回はそんなCDプレーヤーの種類や選び方、人気商品を紹介していきます。お気に入りの音楽を高品質で楽しみたい方は是非記事を参考にしてくださいね。
CDプレーヤーの特徴
CDからの再生で高音質な音楽を楽しめる
パソコンやスマホによる音楽再生は、 ファイルサイズを抑えることで多くの曲を取り込むことが可能です。その反面、CD再生に比べて多少音質が落ちてしまう点がデメリットといえるでしょう。CDプレーヤーなら、元のオリジナル音源なので高音質な音楽を聞けますよ。音質にこだわる方にはCDプレーヤーがおすすめです。
音楽専用機として使えばスマホのバッテリーを温存できる
高機能なスマホの普及と音楽のネット配信により、スマホで音楽を聞く方は多いですよね。自宅では充電しながら聞けますが、移動中も聞くとなると急速にバッテリーが消耗してしまいます。代わりにCDプレーヤーを使えば、スマホのバッテリーを温存できますよ。スマホを使いたいときに充電が切れていたという心配がなくなります。
CDプレーヤーの種類
ポータブルタイプ
コンパクトなので持ち運んで音楽が聞ける
ポータブルタイプの魅力は何といっても気軽に持ち運んで音楽が聞けること。毎朝の通学や新幹線などの長距離の移動中にピッタリですね。購入したCDをすぐ聞くことができ、安価なタイプが多いのもメリットです。
最近のCDプレーヤーは、再生速度の調整や指定した箇所のリピート機能なども備わっています。これらの機能を利用すれば、語学学習の効率が上がりますよ。移動中にネイティブな英会話を聞いて勉強するのもいいですね。
据置タイプ
自宅でくつろぎながら聞きたい方に
主に自宅でCDプレーヤーを使うという方は、据置タイプがおすすめです。ポータブルや壁掛けタイプより10,000円以上高価になりますが、再生可能なメディアが多いのが特徴。入出力端子の種類も多く、自分好みで音楽を楽しめます。
CD再生以外にラジオ機能が付いているタイプもあります。普段はラジオ代わりにして使うのもいいですね。騒音に気をつければイヤホン無しで大音量で聞くことも可能。人が集まったときのパーティー用としても便利です。
壁掛けタイプ
スペースを取らずおしゃれなインテリアとしても
据置きタイプでは置くスペースに困っていた方も多いでしょう。部屋のスペースを有効活用したい方は壁掛けタイプがおすすめです。機能性は据置タイプに及びませんが、ポータブルタイプに比べると再生可能なメディアが多いです。
壁掛けタイプはスタイリッシュなデザインが多いので、お部屋のインテリアとして飾っている方も多いですよ。おしゃれな見た目をしているので、壁に掛けておくだけで存在感を演出してくれます。音楽を聞かないときも楽しめますね。
CDプレーヤーの選び方
電源方式で選ぶ
乾電池と家庭用電源どちらも使えるタイプが便利
持ち運ぶ際に便利なポータブルタイプの場合、電源方式に注目して選ぶと利便性が向上しますよ。おすすめは乾電池と家庭用電源の両方が使えるタイプ。移動中は乾電池を使用し、自宅では家庭用電源にしておけば、電池の買い替え頻度が少なくなります。使えなくなった電池の処分も大変なので助かりますね。
USB充電タイプなら電池交換が不要
最近ではUSBに接続して充電できるタイプも登場しています。USB充電式のポータブルプレーヤーの場合、内部充電可能なタイプが多いのが特徴。一旦充電しておけば、携帯音楽プレーヤーのようにしばらくの間使えますよ。乾電池を使わないので、電池交換の手間も一切かかりません。ランニングコストの削減に役立ちます。
スピーカーの有無で選ぶ
スピーカーが内蔵されていると省スペースで使いやすい
スピーカーが内蔵されているタイプなら、イヤホンなしでも音楽を聞くことができます。イヤホンを付けられない家事や料理中に流して、お気に入りの音楽を楽しめますよ。新たにスピーカーを取り付ける必要もなくなるので、限られたスペースに設置可能です。スピーカーの置き場所で困らずにすみますね。
スピーカーなしのCDレシーバーなら高音質を楽しめる
CDレシーバーとは、CDプレーヤーやラジオチューナーが一体になった製品のことを指します。スピーカーは内蔵しておらず、別途スピーカーを用意する必要があります。普段から愛用しているスピーカーがあれば、接続することで自由に音楽を楽しめますよ。ハイエンドモデルなら高音質で聞けるのもメリットです。
対応フォーマットで選ぶ
音楽ファイルの形式にはいくつかの種類があり、これをフォーマットと呼びます。例えば、Windowsで使われる標準の音声形式がWAVE(WAV)です。CDとほぼ同じ音質を保ちますが、データが圧縮されていないのでファイルサイズは大きめ。他にも多くのフォーマットがあり、CDプレーヤーが対応していれば再生できますよ。対応フォーマットの種類が多くなるほど価格が上がりますが、さまざまな音楽ファイルが楽しめます。
MP3再生に対応していれば多くの音楽を入れられる
MP3は、携帯音楽プレーヤーやパソコンで音楽を再生するときに使われる一般的なフォーマットです。人間の聞き取りにくい周波数帯の音を圧縮しており、音質を保ったままファイルサイズを抑えることが可能。CDプレーヤーがMP3に対応していれば、多くの音楽をCDに入れられます。再生時に何度もディスクを交換する必要がなくなりますよ。
高音質で聞きたいときはSACD対応モデルを
音質にこだわりたい方は、SACDに対応したCDプレーヤーがおすすめです。SACDはSuper Audio CDの略で、ハイレゾと呼ばれる音源です。一般的な音楽CDとはフォーマットが異なるため、CDプレーヤーが対応していなければ再生ができません。SACD対応モデルは数が多くなく限定的ですが、お気に入りの音楽を楽しむなら是非検討したいですね。
便利な機能性で選ぶ
移動中に聞くことが多い場合は音飛び防止機能が便利
通勤通学など移動中にCDプレーヤーを利用する方は、音飛び防止機能付きが便利です。 主にポータブルタイプに備わっており、 衝撃や振動が加わっても音飛びしにくくなりますよ。バッグに入れて歩きながら音楽を聞きたい方にもおすすめです。据置タイプを選ぶ場合も、置き場所が振動の影響を受けるときは音飛び防止機能付きが安心です。
A-Bリピート機能付きなら自分の聞きたい箇所だけ聞ける
A-Bリピート機能とは、自分の指定した部分が繰り返し聞ける機能です。聞き取りにくかったフレーズを重点的にリピートできるので、語学学習に効果がありますよ。何度もバックしたり、再生し直す手間がかかりません。機種によりますが、A-Bリピート機能は開始点と終点を設定するだけなので操作も簡単です。
Bluetooth対応ならコードレスで音楽を楽しめる
Bluetoothとは、デジタル機器同士を無線で接続できる規格のことです。インターネットを無線で接続するWi-Fiと似たようなものですね。Bluetoothに対応したCDプレーヤーを使えば、ワイヤレスイヤホンが利用可能。コードレスなので、コードが邪魔にならず音楽を楽しめますよ。CDプレーヤーをバッグに入れた状態でも、コードのために隙間を開ける必要がなくなります。
CDプレーヤー のおすすめブランド・メーカー
ソニー(SONY)
スタイリッシュで操作性も快適
ソニーは東京都港区に本社を置く電子機器メーカーです。映像や音響機器をはじめ、パソコンのVAIOブランドやゲーム機のPlayStationでもおなじみですね。スタイリッシュなモデルが多く、使いやすさと高音質を追求したCDプレーヤーを販売しています。
東芝(TOSHIBA)
語学学習に役立つ便利な機能付きも
薄型テレビや冷蔵庫など、身の回りにある家電製品を製造している東芝は、オーディオ機器も取り扱っています。CDプレーヤーは低価格帯のポータブルタイプが人気。語学学習に最適なTY-P1、Bluetooth送信機能付きのTY-P3など、目的に合わせて選べますよ。
パイオニア(Pioneer)
高機能な据置タイプを揃える
パイオニアは文京区に本社を置く電機メーカーです。オーディオファンからは、スピーカーのパイオニアとして親しまれてきました。CDプレーヤーは据置タイプに力を入れており、高音質ヘッドホン端子や光のデジタル出力を装備することで、多彩な音楽の楽しみ方ができますよ。
パナソニック(Panasonic)
音飛び防止機能付きのCDプレーヤーが豊富
電機メーカーで知られるパナソニックは、世界初のポータブルビデオCDプレーヤーを開発しています。映像と音楽を手軽に楽しめる機器として話題になりました。CDプレーヤーは音飛び防止機能や防水機能など、日常生活で役立つ機能が豊富に搭載されています。
おすすめ&人気のCDプレーヤーランキング
コンパクトでおすすめのCDプレーヤー
パナソニック-ポータブルCDプレーヤー (37,800円)
MP3ファイルから音楽情報を自動出力可能
アクセサリとしても使えるスタイリッシュなポータブルCDプレーヤー。ポータブルとしては高価な部類に入りますが、その分役立つ機能が搭載されています。とくにMP3ファイルに埋め込まれたID3タグから、曲タイトルやアーティスト名を液晶パネルに表示してくれるのが便利です。パソコンで編集する手間が省けますよ。
再生モードを切り替えられるのも特徴です。コンサートホールのような臨場感を楽しみたいときはライブポジション、移動中には電車ポジションを使えば雑音が低減されます。本体には透明パネルを採用しており、中のCDが透けて見える仕様になっています。どんなCDが入っているのか一目瞭然で、見た目も個性がありますね。
キラキラハイム-ポータブルCDプレーヤー (3,100円)
リーズナブルで操作が簡単
コンパクトでリーズナブルなCDプレーヤーをお探しならこちらがおすすめ。シンプルな操作で老若男女問わずお手軽にCDを聞くことができますよ。ホールドスイッチを入れればボタン操作が無効に。バッグに入れたときの誤作動を防ぐのに役立ちます。
約11時間連続で再生可能というスタミナにも注目。バスや電車などの長距離移動中でも、途中で切れる心配がありません。乾電池とAC電源の2WAY電源対応で、コンセントからも電源供給できます。利用環境に合わせて選べるのはうれしいですね。
AudioComm-コンパクトCDプレーヤー (6,578円)
背面CDドアで見た目スッキリ
コンパクトを重視してCDプレーヤーを選ぶならこちら。キュービックデザインで置き場所に困りません。液晶パネルは大きめなので、遠くからでもしっかり見えますよ。CDを入れる部分は背面に備えられているので、表は見た目スッキリしています。
電源は便利な2WAY仕様で、乾電池と家庭用電源共に使えます。コンセントにつなげば、乾電池が入ったままでも自動的にAC電源に切り替わります。乾電池を取り外さないですむのはラクですね。ラジオ受信もできるので、緊急時の防災用グッズになります。
ディノス-壁掛けCDプレーヤー (8,778円)
場所を選ばない薄型の壁掛けタイプ
CDプレーヤーを置く場所がないという方は、こちらの壁掛けタイプがおすすめです。厚さわずか5.3cmの薄型なので、スペースが限られた場所でも心配ありませんよ。リビングや寝室に掛けてのんびり音楽が聞けますね。
全てのボタンには日本語で説明が載っています。ボタン操作に不安がある年配の方へのギフトに選ぶのもいいと思います。置き型使用時のスタンドは、上部にセットしてハンドルとして使うこともできますよ。
高音質でおすすめのCDプレーヤー
パイオニア-CDプレーヤー (22,745円)
音の再現性を追求した専用設計
パイオニアの据置タイプのCDプレーヤーです。大容量の電源トランスを搭載しており、高音質再生に特化しています。処理能力に余裕をもたせることで、わずかな音のニュアンスも再現可能。ディスクドライブは静音設計となっており、共振作用を防いでとにかく動作音が静かなことも特徴です。
一般的な音楽CDのほか、CD-R/RWに記録されたMP3形式の音楽ファイルにも対応。ファイルサイズが小さいので、多くのファイルをCDに取り込みたい方におすすめですよ。質感が高い見た目は、他のコンポーネントとの組み合わせにも適しています。
オンキヨー-CDプレーヤー (22,730円)
デジタルオーディオを最大限まで引き出した特許技術
オンキヨーから販売されているエントリーモデルがこちら。独自に開発した特許技術「VLSC」回路を搭載することで、原音が持つ微細な音声情報まで引き出します。また、1.6ミリ厚の鋼板を採用しており、ノイズの原因となる振動を最大限まで抑制しています。
対応フォーマットは、音楽CD以外にもMP3やWMA形式が再生できます。WMAはWindows標準の音楽データ圧縮形式で、CDの音質をほぼ保ったままサイズを小さくしています。音質にこだわる方はMP3よりWMAがおすすめですよ。
デノン-CDプレーヤー (27,636円)
縦置きにも対応し置く場所に困らない
デノン製の据置CDプレーヤーは、縦置きと横置きどちらでも安定して動作するのが魅力です。省スペースで利用するときは縦置きがいいですよ。デスクトップで使用してもディスクの回転音が妨げることのないように、CDスロットには特殊素材が使用されています。
このCDプレーヤーは単体でも使用できますが、プリメインアンプPMA-50と組み合わせることで音質劣化が完全に排除されます。高音質を追求する方はPMA-50とセットで購入するのもいいですよ。リビングなどに置いて最高のオーディオ環境をお楽しみください。
marantz(マランツ)-CDプレーヤー (28,172円)
スマホやUSBメモリー内の音楽ファイルも再生可能
ハイスピードサウンドを実現するマランツ独自のアナログ出力回路を採用したCDプレーヤー。さらに音質を高めるためのブロックコンデンサーなど、各パーツにもこだわりを見せています。透明感のあるサウンドを楽しめますよ。
音楽CDだけでなく、スマホやUSBメモリー内に保存されている音楽ファイルを再生できるのも特徴。音楽ファイルを一度CDに記録し直す必要がなくなるのは便利ですね。普段はスマホで聞き、自宅ではスマホから接続してCDプレーヤーで聞くという使い方ができますよ。
Bluetooth対応でおすすめのCDプレーヤー
東芝-ポータブルCDプレーヤー ホワイト (5,900円)
語学学習に役立つ機能が満載
語学学習に適した東芝のポータブルCDプレーヤーです。聞きたい箇所を繰り返し再生できるA−Bリピートをはじめ、CDトラックを10ずつスキップできる+10機能、11段階のスピードコントロール機能が搭載されています。学習効率向上に役立ちますね。
CD再生中に電源を切っても、再び電源を入れると途中から再生できるレジューム機能も備わっています。前回聞いた部分を探す手間が省けますよ。リモコン付きで手元の操作もラクラク。乾電池と家庭用電源どちらも使えるので、自宅ではコンセントにつなげば乾電池の節約になります。
LGC-置き&壁掛けCDプレーヤー (4,999円)
1台多役の壁掛けもできるCDプレーヤー
機能性とデザインを両立した万能型CDプレーヤーです。壁掛け式なのでスペースを取らず部屋のどこでも設置可能。付属のデスクスタンドを使えば、卓上に置いて使うこともできますよ。ポータブルタイプなので外出先でも楽しめます。
対応フォーマットはMP3とWMAです。Bluetoothに対応しているので、スマホ内に保存されている音楽ファイルも視聴可能。高音質スピーカー内蔵で音質も問題ありません。また、FMラジオや目覚し時計としても使えます。モバイル電源で給電すれば防災ラジオにも。これだけ機能が揃ってもリーズナブルなのがうれしいですね。
東芝-Bluetooth CDプレーヤー (8,901円)
スマホからワンタッチで接続可能
Bluetooth対応のスマホをワンタッチで接続できる据置タイプのCDプレーヤーです。スマホに保存された曲を迫力あるサウンドで聞きたいときに便利ですよ。USBとSDカード双方への録音が可能で、対応しているメディアとの連携することで使い勝手が向上します。
中央の液晶画面には、LEDレベルメーターが搭載されています。暗い場所でも光るので、音の躍動感を視覚から楽しむことが可能。英字だけでなく漢字にも対応しているので、曲のタイトルがそのまま反映されます。前回停止した部分から再生できるレジューム再生機能も便利ですよ。
ソニー-Bluetooth対応CDラジオ (12,455円)
音量を上げてもひずみが発生しにくい
ラジオ機能が付いたBluetooth対応CDプレーヤーです。ソニー製のウォークマンをお持ちであれば、ワイヤレス再生で室内でも音楽を流せますよ。フォーマットはMP3やWMAに対応し、CD-R/RWも再生可能。パソコンでオリジナルの音楽CDを作る方にピッタリです。
また、MEGA BASSと呼ばれる機能を搭載しており、音量を上げてもひずみが出にくいのが特徴。音量を抑えたときには、迫力のある低音を楽しめます。音程を維持したまま再生スピードだけ変えられる再生速度調節機能を使えば、語学学習にも役立ちますよ。
まとめ
対応フォーマットが多いCDプレーヤーがおすすめ
CDプレーヤーを選ぶうえで注目したいのが対応フォーマットの多さ。音楽CDのみ聞く方は気にしなくて構いませんが、パソコンやスマホと連携したい場合はフォーマットが多いほうが便利です。とくに汎用性が高いMP3やWMAに対応していれば、場所を気にせず使い分けができるようになりますよ。高音質で再生できるSACDに対応しているのかにも注目してみましょう。今回はCDプレーヤーについて、人気ブランド名を挙げながら紹介しました。皆さんも選んでよかったと思えるCDプレーヤーを通して、豊かな音楽ライフを楽しんでくださいね。