ダイエットや健康づくりに役立つ体のデータを、自宅で測定できたら嬉しいですよね。毎日継続して計測することで、健康管理がしやすくなり注意しながら食事や運動を行えるようになります。そこでおすすめなのが体組成計です。体組成計には、50g単位で細かく測定が可能なものやスマホと連携して体調管理ができる高機能モデルまで様々なものがあります。今回はそんな体組成計の種類や選び方、人気商品について詳しく解説します。精度が高く機能性の高い体組成計を検討している方は、是非この記事を参考にしてみてくださいね。
体組成計とは?
体に微弱な電流を流して体組成を計測する仕組みの機器
体組成計は、人体には感じない0.1㎃以下の微弱な交流電流を流すことで、電気抵抗値を計って計測します。そのデータと、あらかじめ入力しておいた身長、年齢、性別をもとに体重に占める体脂肪の割合を算出して表示する仕組みです。高精度に計測できる特性から、自分の体組成を正確に把握できるようになるのが特徴です。
体組成計と体重計の違い
体組成計は内臓脂肪レベルや筋肉量まで計測できる
体組成計を使えば、体重計や体脂肪計ではわからなかった筋肉量や基礎代謝量、内臓脂肪レベルを知ることができます。体の変化を細かく知ることで、生活習慣病の予防や体調管理がしやすくなるでしょう。また基礎代謝量が減っていると、ダイエットをしていても効果が得られにくくなることも。自分の基礎代謝量や筋肉量を把握することで、効率よくダイエットを行えるメリットがあります。
体組成計の種類 ・使い方
両足測定タイプ
体重計のように乗るだけで手軽に測定できる
体組成計は、素足で体組成計に乗って測定する両足測定タイプがあります。体重計のように測定できるので、初めての人でも扱いやすいでしょう。微弱な電流を流して測定するため、靴下を履いていると正確な数値を計測できないことも。乗るときは素足で、毎日同じ時間帯で計測することがポイントです。
両足測定タイプは、体内水分量の影響を受けやすいといわれていましたが、最近は性能が向上し、高精度な計測が可能なものも増えています。手軽さを重視していて、簡単に測定したいという人は両足測定タイプがおすすめです。
両手両足測定タイプ
グリップを握って測定する正確性が高い高機能タイプ
手のひらで電極が付いたグリップを握り、全身に電流を流して計測する両手両足測定タイプもあります。 素足で体組成計に乗るのと同時に、グリップを握って計測定します。このタイプの特徴はなんといっても正確さ。体型や水分量の影響を受けにくいのでより正確に測定が可能です。
グリップを握って計測することで、手足それぞれをパーツごとに計測し数値を測定します。より高精度でデータを取得できるので、健康管理がよりしやすくなるでしょう。 トレーニングや本格的なダイエットをしている人や、正確な数値を把握したい人におすすめです。
体組成計の選び方
目的別に選ぶ
健康管理が目的ならシンプルでリーズナブルのものを
体重を測りたいけど、機能的なものが欲しいという人は基礎代謝や体脂肪などの基本的な計測機能が搭載されているものを選びましょう。安価なエントリーモデルは3,000円前後から購入でき、コストを掛けたくない人にもおすすめです。毎日使うことがないなら、必要な時だけ取り出しやすい薄型の軽量タイプもおすすめ。狭い隙間にも収納でき、出し入れがしやすいので手軽に使えるでしょう。
ダイエット用なら部位別に体脂肪率を測定できるものを
ダイエットのために体組成計を使いたいなら、体脂肪や基礎代謝量、BMI値が測定できるモデルがおすすめです。筋肉量を知ることで、脂肪の燃えやすさを把握することができ効率よくダイエットができます。体組成計の中でも、両手両足測定タイプは腕や足など部位別にも体脂肪率を計測できるものもあります。気になる部分を項目別にチェックすることで、ダイエットのモチベーションを高めることができるでしょう。
トレーニング用なら筋肉量を測定できる高機能モデルを
筋トレやハードなトレーニングを実践している人におすすめなのが、アスリートモードの搭載されたトレーニング用高機能モデルです。一般成人に比べて筋肉量が多く、筋肉に含まれる水分量が少ないアスリート向けのモードです。1日12時間以上の本格的トレーニングをして体を鍛えている人は、アスリートモードの搭搭載されているものを選びましょう。 より正確な筋肉量を測定できます。
機能性で選ぶ
日々の変動を確認したい人は50g単位で計測できる高精度型
ダイエットを行う人にとって、体重の増減を細かく測定できるのは大切なポイント。特に日々の増減を50g単位で計測できる体組成計は、わずかな体重の変化に気付きやすくダイエット計画を立てやすくなります。体重変化を棒グラフなどで管理している人、毎日チェックして記録したい人は高精度で表示される体組成計を選びましょう。
家族で使うなら個々のデータを登録できるものが便利
家族みんなで使う体組成計を選びたいという人におすすめなのが、個人データを登録できるものです。体組成計は身長や年齢を登録しておく必要があり、事前に家族分登録することですぐに使うことができます。乗った人が誰かを、自動で判断して測定を開始する高機能モデルも。選ぶ際には、対象年齢と登録人数数を確認しておきましょう。
スマホ連携タイプなら正確にデータ管理やチェックができる
健康管理やダイエットをより効率的に行うのに効果的なのが、スマホ連携タイプの体組成計です。計測後、Wi-FiやBluetoothで接続して自動でアプリにインプットすることができます。体重や筋肉量などの数値をグラフ化して確認できるので、モチベーションアップにも役立つでしょう。アプリと連動して、筋トレやストレッチメニューを提案をしてくれるので、適切なトレーニングで効果を高めることもできます。
体組成計のおすすめブランド・メーカー
タニタ
健康づくりをサポートする日本の計測器大手メーカー
世界初の体脂肪計や部位別体組成計を開発したタニタは、ニーズに合わせた機器が充実しています。普段の健康管理として使えるエントリーモデルはもちろん、高精度で筋肉量を計測するアスリートモードなど用途に応じた体組成計を選べます。
オムロン
高性能とリーズナブルを両立させた健康医療機器メーカー
細部まで使い勝手の良い設計と、初めての人でも計測しやすいシンプルな機能が特徴です。高機能モデルは、乗るだけで登録ユーザーの中から自動で計測者を識別して測定を始めます。オムロン独自の健康アプリとも連動しているので、健康管理がしやすいのも特徴です。
パナソニック
家電メーカーだからこそダイエット機能が充実したモデルが中心
健康、美容家電に力を入れているパナソニックだからこそのダイエット機能が充実したモデルが多数。ダイエットのモチベーションを高めるキラキラマークや、1か月前の体重を同時に表示させて目標を高める機能などが搭載されています。ダイエット用の体重計を探している人におすすめです。
yamazen(山善)
50g単位で体重が計測できる高コスパの体組成計
山善の体組成計は、価格が安価でコスパが高いのが特徴です。赤ちゃんやペットも計測できるベビーモードも搭載されています。50g単位で計測が可能なので、赤ちゃんの成長記録も付けやすく家族みんなで使えるのが嬉しい。重量も1.35kgと軽量で収納もしやすいのポイントです。
おすすめ&人気の体組成計ランキング
健康管理におすすめの体組成計
TANITA-FITSCAN(2,998円)
大きめの文字で表示が見やすい価格も性能もバランスの取れた高コスパモデル
コンパクトで使いやすい体組成計が欲しいなら、安心のブランドのベーシックモデルがおすすめ。基本的な機能は欲しいけど、価格は安く抑えたいという人に最適です。奥行きは21cmと小さめなのと、コンパクトで薄いのでどんな隙間にも収納しやすいのが魅力です。
また液晶画面が大きめで、計測結果を確認しやすい視認性もポイントです。立ったままでも結果が見やすいのはいいですね。前回の測定結果を表示できるので、体重や体脂肪率の比較ができ、モチベーションアップにもつながります。
オムロン-体組成計 (2,390円)
狭いスペースにも収納しやすいコンパクトサイズで手軽に測定できる
コンパクトで収納しやすいA4サイズのオムロンの体組成計。厚さは28㎜と薄型設計の上、4隅には滑り止めのゴムがついているので立てかけて置いても床を傷つけません。埃がたまりにくいフラットなデザインでお手入れも簡単。毎日気持ちよくお使いいただけます。
計測できる測定機能は、体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、BMIと充実の計測機能を備えています。わずか4秒計測ができる高速測定機能が魅力。結果をすぐに知れるので、朝の忙しい時間でも手軽にチェックが出来るでしょう。電源を入れなくても乗るだけで自動で測定を開始するのも使いやすいポイントです。
パナソニック-体組成バランス計(4,490円)
過去の自分と今の自分に真っ向から向き合える女性のためのヘルスメーター
女性にとって嬉しい、今までの健康管理の成果が一目でわかる機能が充実しています。体重と9項目の測定が可能です。体脂肪だけでなく、体幹のバランスや、骨レベルも測定でき自分の身体のバランスを認識できます。
1か月の減量目標を入力できるので、測定値から目標までの数値をカウントダウン表示することも可能。設置した目標値を達成するとキラキラマークも表示されます。数値のスマホとの連動は出来ないので個人での管理が必要です。
YAMAZEN-ビックデホワイト(3,990円)
ビック液晶で家族みんなが見やすい視認性が魅力
電源をONにしたときに、前回測定値を表示するので、その日の測定とすぐに見比べることが可能です。体重や体脂肪率だけでなく、体の水分量や筋肉量も測定できバランスよく健康管理が可能です。 厚みは2.5cmと薄型設計なので、置き場所にこだわらないのも魅力。
重さは1kgちょっとと持ち運びがしやすく、いつでもどこでも使えます。家族人数を5人まで登録でき、毎日の健康管理を家族みんなでおこなえるでしょう。見やすい大型液晶で何の数値を表示しているかをすぐに確認できます。
ツカモトエイム-ボルトヘルスメーター(2,980円)
電池の要らないエコ機能とシンプルデザインが魅力
スタイリッシュでフラットの体重計に、本体中央には円形レバーが付いた他とは一線を画すおしゃれなデザイン。このデザインは、2017年のドイツデザイン賞を受賞しています。 カラー展開も、落ち着いた質感が人気のブラックとバスルームに馴染むシンプルなホワイトデザインをご用意。
円形レバーを押し上げると約1分間、計量に必要な電気を発電し計測を開始。電池不要でエコに使用できます。人とは違うスタイリッシュなヘルスメーターが欲しいという人におすすめ。面倒な操作も必要ありません。
ダイエット用におすすめの体組成計
タニタ-インナースキャンでデュアル(13,400円)
ダイエット管理を楽しくできる機能が詰まったヘルスメーター
医療現場で培った最先端のテクノロジーを駆使し、高周波と低周波の2つの磁力で測定します。この測定方法は、細胞レベルで個人差を反映した計測が可能。健康管理をもっと楽しく行えるよう、多彩なトレーニングアプリと連動しているのもポイントです。
トレーニングアプリとの連動で、目的や好みに合わせて楽しくダイエットをおこなえるでしょう。かがんで体組成計にかざさなくても、Bluetooth通信で手元で確認できる便利さも魅力。よりダイエットをしやすく続けやすい機能が充実したモデルになっています。
パナソニック-体組成バランス計(9,900円)
乗るだけでユーザーを認識し素早く測定を開始する
乗るだけで電源が自動で入り、ユーザーを自動認識する「のるだけID」機能が搭載されています。事前に4人まで体重や体脂肪を登録しておけば、乗るたびにユーザー設定をする必要がありません。数値を確認するのに便利な、大画面液晶とバックライト表示も視認性が高いので快適に使用できます。
女性にとって嬉しい、データシークレット機能も便利。他の人から見られないようデータをロックしプライバシーを守ります。ダイエットのモチベーションをアップできる減量目標の設定や、カウントダウン表示も搭載。前回値から最長1年前までの比較データを確認できます。
オムロン-カラダスキャン(9,982円)
両手両足測定で気になる部位別にダイエットの進捗状況をチェックできる
MYダイエット基準日と測定日を比較して測定することで、ダイエットの進捗状況を判定できます。体重と皮下脂肪率、骨格筋率の変化を基準日からどれほど変わっているかを知ることで、正しくダイエットができているかを知ることができます。
皮下脂肪と骨格筋率が同じ年齢や体格、性別平均値の中で多いのか少ないのかを5段階で表示。自分の体格の平均値を知ることで、ダイエットのモチベーションにもつながります。 大画面の液晶で視認性が高く、カラーで見やすいのも魅力です。
Tobbiheim-スマホ連動体脂肪計(3,998円)
USB充電式で従来の電池式よりっも便利で環境に優しい設計
1時間の充電で約半年の使用が可能な省エネ機能が魅力の体脂肪計です。乗れば起動し、降りると自動で電源がオフになるので、電源ボタンの操作は不要です。4つの高精度センサーにより正確に測るので、誤差を最小限に抑え正しく計測が可能。
アプリと連動することで、目標体重を設定したり数値履歴をグラフ化して推移を確認することもできます。アプリでは最大99人まで体重管理を登録でき、家族みんなで毎日の健康管理が叶うでしょう。赤ちゃんの体重を測るベビーモードも搭載しています。
エレコム-体組成計(10,780円)
グラム単位まで正確な測定ができる
筑波大学との産学連携により、体積推定方式を採用した内臓脂肪レベルや体脂肪率を測定できます。体重管理が詳細に把握できる、グラム単位の正確な測定が可能になりました。アプリと連携することで、体脂肪率や骨格筋率をグラフ表記し体の変化を認識しやすくなります。
測定データがWi-Fiで通信できるのも魅力の1つ。測定データ専用アプリに自動転送するので、面倒な操作は不要です。 過去のデータを週、月ごとにチェックすることができダイエット用として最適に活用できるでしょう。
トレーニング用におすすめの体組成計
オムロン-体重体組成計(12,712円)
乗るだけで約4秒で体重測定が可能
測定結果が今回の測定結果と前回の測定結果が同時に表示されるので、比較して増減を確認しやすいのがポイント。今回の体重は大文字で表示されるので、間違えずに認識できます。体重表記は50g単位と細かく表示され小さな体重変化が一目でわかるのも魅力です。
iPhoneとAndroidのスマートフォンで測定データ管理が可能。カラー識別の見やすいカラーと大文字数値表記で、データを管理しやすいのが特徴です。透明電極とガラス天板でおしゃれなフラットデザインなのも魅力。どこで使っても空間に馴染むスマートデザインで置き場所を選びません。
multifun-デジタル体重計(3,980円)
驚異の14項目を計測できるスマホ連動型高機能モデル
フラットな形状と、どんな場所にもマッチするスタイリッシュなデザイン。強化ガラスを使用した透明感のあるトップでインテリアに馴染みやすいのが特徴です。Bluetooth、android、Apple各種のスマホ内でデータを管理できるのも魅力です。
対象年齢が6歳以上の機種が多い体組成計の中でも、赤ちゃんやペットの体重を測れるベビーモード機能も搭載。抱いたまま体重計に乗ると抱いている人の体重を自動で差し引きます。専用アプリで体の数値をデータ化でき、ちょっとした変化に気付きやすいのも魅力的。
タニタ-体重計(30,800円)
世界初の胎内を部位別で筋質測定が可能な高機能モデル
加齢や運動習慣によって変化する、筋肉量を部位別に測定できる世界初の高精度機能が搭載されています。トレーニングの成果をより正確に分析することができ、モチベーションをアップできるでしょう。脈拍測定アルゴイズム機能を搭載し、各個人の心肺能力に合わせた最適で質の高いトレーニングを実現します。
測定可能項目はタニタ製品の中でも最多の26項目。測定データはすべて、スマホアプリに集約ができるので体調管理も簡単に叶います。アプリでは、筋肉スコア、筋質点数、脂肪スコアをデータ化して表示。日ごとにデータを確認でき毎日の変動を認識できるでしょう。
タニタ-体組成計(3,457円)
トレーニング初心者におすすめなアスリートモード搭載のモデル
日ごろの体調管理に加え、7項目が測定できるベーシックなモデル。5人分のデータが登録できるうえ、ゲストモードもついているのでお客さんも気軽に計測が可能です。 立ったままでも計測結果が見やすい、文字高30㎜の大型表示で視認性が高いのも魅力。
乗った人を自動で認識する「乗るピタ」機能を搭載し、測定も楽に叶います。筋力トレーニングしている人向けに、アスリートモードを搭載。モードを切り替えることで、電気抵抗を適正にし正確に測定を可能にします。
オムロン-体重体組成計カラダスキャン( 10,780円)
部位別測定で体組成の変化を細かくチェック
カラダチャート機能が充実したオムロンのカラダスキャン。今日測ったすべての測定値と、過去を1日、1週間、1か月、3ヶ月と測定値の変化を確認できます。皮下脂肪率と骨格筋率を、同年齢やBMIの人の平均値と比べて多いのか少ないのかを5段階で評価します。
この過去のすべての数値から現在の数値とどのように変化しているかを5段階で表示するので、体がどのように変化しているのを確認しやすいのはポイントです。6種類の表示を切り替えボタンで瞬時に変更し、確認したいデータに素早く切り替えられます。
まとめ
ダイエットにはモチベーションを高める機能付きがおすすめ
体組成計を選ぶうえでこだわりたいポイントは、どんな用途で体組成計を使いたいかどうかを考えることです。日ごろの体調管理なら、基礎機能のみのモデルで十分です。一方、ダイエット用なら50g単位で計測できるものやアプリと連動して体重推移を確認できるものがおすすめです。本格的なトレーニングをしているなら、アスリートモードは正確に計測する上で役立ちます。今回は体組成計について人気のブランドを挙げながら詳しく解説しました。ぜひ皆さんも日ごろの体調管理に便利な体組成計を選んでくださいね。