おすすめのせいろ人気ランキング!【蒸し方・使い方も】

点心や蒸し料理などを本格的に調理できたら嬉しいですよね。そんな時におすすめしたいのが「せいろ」です。せいろがあれば中華や和食の幅が広がり、見た目にも美しく仕上がります。しかし、実はせいろにも様々な種類があることをご存知でしょうか。人数や用途に合ったせいろを選ぶと、初めてでも快適に使うことができますよ。そこで今回は、せいろの種類や選び方について詳しく解説します。おすすめブランドのせいろも紹介するので、せいろ選びに迷っている方は参考にしてみてくださいね。

せいろの特徴

水分をギュッと閉じ込め旨みも栄養も逃さない

野菜には豊富な栄養が含まれていますが、調理時に水分が出てしまうことで、同時に栄養も逃げてしまうのが特徴です。せいろを使うことによって、蒸気の熱が野菜の水分を補うため、栄養を逃がすことなく仕上げられます。またせいろでは蒸気が100℃を超えることはなく、低温調理で旨味も凝縮。肉や魚についても、せいろは余分な脂を落とします。茹でたり煮たりでは難しかったふっくら感とヘルシーさの両立も、せいろを使うと簡単に実現できるでしょう。

そのまま食卓に出せる手軽さとおしゃれな見た目

材質やサイズのバリエーションが豊富な点もせいろの特徴です。竹や杉、ひのきといった材質は、木目の美しさや木の香りを楽しませてくれます。点心などに使われることの多い15cmほどの小さなサイズであれば、調理後にはそのまま食卓に並べることも可能。せいろを重ねて使うと、食卓に華やかさも生まれます。お手入れについても、お湯で洗い乾燥させるだけのため、せいろは手軽に本格的な料理を楽しめる調理器具です。

せいろの種類 ・使い方

中華せいろ

野菜やお肉を手軽でヘルシーに仕上げたいなら浅型の中華せいろ

浅型である中華せいろは、点心や肉まんなど、背の低い調理に向いています。2~3段重ねて使うこともできるため、数種類の食材を一度に蒸すときにも便利です。野菜や肉を一緒に蒸して、翌日の下ごしらえなどに使いたい方にもおすすめ出来ます。

中華せいろは浅型のため、茶碗蒸しなどの背の高い調理には向きません。しかし和せいろと違いフタが編まれているため、布巾をかませる必要もなく、適度に蒸気を逃がしてくれるのがポイントです。和せいろよりも手軽に使うことができますよ。

和せいろ

高温短時間で茶碗蒸しやおこわにおすすめは和せいろ

深型である和せいろは厚みのあるフタによって、中華せいろと比べると密閉性が高くなります。そのため高温で時短調理を実現するのが、和せいろの特徴。茶碗蒸しなど背の高い容器を使う調理のほか、トウモロコシやブロッコリーなど、ボリュームのある食材もスムーズに蒸すことができます。

中華せいろと比べると、比較的大きめサイズの物が多い和せいろ。そのため、そのまま食卓に出したり収納したりには、やや不便さがあるのがデメリット。しかしその分、大人数分の調理を一気に仕上げることが出来ます。おこわや赤飯など、ご飯物を楽しみたい方にもおすすめです。

せいろの選び方

サイズで選ぶ

1人分や重ねて使うなら18cm~21cm

肉まん2個が入る直径18cmのせいろに、野菜やベーコンなどを入れて蒸すと、1人分程度の蒸し料理が出来上がります。野菜だけなら2~3人分のボリュームになるため、翌日の下ごしらえとしても便利です。また、重ねて使う場合にも、18cmのせいろであれば食卓にも並べやすいでしょう。家族が3人程度のご家庭には、肉まん3個が入る21cmがおすすめです。ご飯やパンの温め直しにも使えるため、ご飯用とおかず用に分けて同時にも使えますよ。

4人分からまとめて作るなら24cm以上

直径24cmになると、肉まん4個が入ります。野菜蒸しも、人参やじゃがいも、ブロッコリーなどをまとめて入れることが出来、仕上がりが3~4人分程度にボリュームアップ。18cmのせいろと比べると、食卓には並べて出しにくくなりますが、2合分のおこわも一気に作ることが出来ます。5人以上のご家庭や来客用に揃えたい場合には、27cm以上のせいろもおすすめです。

素材で選ぶ

長時間調理に優れているのはひのき

せいろの中でも、もっとも高価な材質がひのきです。厚みがあり、弱めの中火で90分程度蒸すことが出来るほどの強度と耐久性が特徴。密閉度と通気性のバランスが良く、水滴が食材に落ちることもありません。上品な木肌も魅力的で、一生モノとしても愛用していくことが出来ます。本格的なせいろを求めている方や、贈り物としてもおすすめです。

手頃な価格で使いやすいのは杉

杉はせいろの中でも、もっともリーズナブルな材質です。耐久性はひのきと比べて劣るものの、30分以内の調理であれば問題なく使えます。また、香りの強さも杉製せいろが持つ特徴。シンプルな蒸し料理にも芳醇な香りを足してくれるでしょう。一生モノとは言えず1~2年で買い替えが必要にはなりますが、木の香りを楽しみたい方や、手頃な価格で揃えたい方におすすめです。

せいろの香りをおさえたいなら竹

強度と耐久性がひのきより下、杉より上の中くらいに位置するのが竹です。杉製せいろ同様、30分以内の調理に限るものの、杉のように食材に香りは移りません。香りの好みを気にせず使えるので、おもてなしにも向いていますね。価格も手ごろで耐久性もあるため一般家庭に多く普及しているタイプです。香りが苦手な方やせいろデビューとして試しに使いたい方にもおすすめです。

せいろのおすすめブランド・メーカー

照宝

中華なら横浜中華街の料理器具専門店を使いたい

横浜中華街にある調理器具店、照宝(ショウホウ)。50年以上の歴史を持つ照宝は、せいろの留め材に桜皮を使うなど天然素材にこだわっています。照宝の杉せいろは、通常のせいろより1cmほど深いのが特徴。深さ約5cmのせいろなら多少背の高い調理も可能になり、同一サイズ他メーカーのせいろよりバリエーションが増えるでしょう。また、直径10cm~60cmのサイズ展開や大釜用、IH用など様々なサイズが揃っているのも魅力ですね。

山一

和せいろの伝統と使いやすさが揃う鍋付きも

長野県にある株式会社山一は、桐の米びつやまな板などを手掛ける和食調理器具メーカー。国産ひのきを使用した山一の和せいろは、江戸時代から続くカンナ仕上げであることが特徴です。一般的な布ヤスリ仕上げのせいろと比べ、木肌のツヤが生き、耐水性が高くなっています。一生モノのせいろを求めている方には注目のポイントですね。また、他メーカーよりもフタに厚みを持たせている点も注目すべき点。より均一でムラのない仕上がりになるため、数種類の食材を同時に蒸したい方は、山一の和せいろがおすすめです。

パール金属

リーズナブルなせいろで手軽に始めたい人に

やかんや圧力鍋など、様々なキッチン用品で人気のパール金属。「和の里」シリーズとして展開されているパール金属の中華せいろは、天然竹を使用しています。豊富なサイズ展開で手持ちの鍋とも合わせやすく、1,000円程度から購入出来るリーズナブルな価格帯も魅力ですよね。他メーカーと比べると耐久性にはやや劣りますが、気軽にせいろを使いたい方におすすめです。

おすすめ&人気のせいろランキング

ひのきでおすすめのせいろ

かごや-中華せいろ 30cm (21,430円)

蒸気を閉じ込め時短調理を実現

お魚も丸ごと入れられる大きめ30cmサイズの中華せいろです。大きなせいろは手持ちの鍋と合わせにくいですが、こちらは専用のステンレス鍋がセットになっています。合わせて使用すると密着度が高まり、蒸気が洩れず短時間調理を実現してくれますよ。

直径30cmの大きいサイズで密着度が高いのが特徴です。数種類の食材を入れても均一に火が通りやすく、野菜などもゴロゴロとそのまま入れて使うことが出来ますね。大人数のご家庭やおもてなし料理に向いています。

山一-中華せいろ 21cm (16,500円)

木曽ひのきを多層に重ねた力強い本格派

職人が1つひとつ手作業で作る「山一」の中華せいろです。木曽ひのきを薄くし、何層にも重ねてステンレスによって強く綴じて仕上げています。そのため、耐久性が他メーカーのせいろより強く仕上がっているのが特徴。また、安全性にも注目して作られているため、身と蓋が外れにくくなっています。

山一の中華せいろは、せいろの身を桜の皮で縫い上げています。そのため、見た目にも美しい仕上がりとなるのが特徴です。本格的な中華せいろを求めている方はもちろんのこと、贈り物用に探している方にもおすすめです。

吉野-和せいろ 33cm (21,780円)

ご飯モノが作りやすい深型タイプ

深型33cmタイプの和せいろです。使用している天然のヒノキが蒸気を適度に吸収するため、食材に水滴が落ちにくいのがポイント。麻製のふかし布もセットになっており、到着後すぐに使うことが出来ます。深さがあるため、赤飯やおこわなども作りやすいですね。

3種類のタイプから選べるようになっています。蒸気を逃がしながら使いたい方には「深型五寸四ツ穴底」がおすすめです。「深型五寸井桁底」は四ツ穴底よりも蒸気を閉じ込めるので、おこわ作りなどに向いていますね。安定感や大量調理には「角型せいろ」が良いでしょう。

木の香-和せいろ 33cm (8,600円)

抗菌性の強さで長く愛用できる

栃木県で木工職人によって作られた、日光ひのきが使用されている和せいろです。強い抗菌性を持つ日光ひのきはダニなども発生しにくいため、長く衛生的に愛用出来ますね。使用方法などの相談をメールで受け付けているのも、安心できるポイントです。

こちらのせいろを購入すると、せいろの制作過程で出されるひのきの削り皮がプレゼントで付いてきます。そのまま芳香剤としても使えるため、ひのきの香りが好きな方におすすめです。また、濃い色合いやしっかりとした造りから贈り物にも向いています。

かかし屋-和せいろ 丸型1段2升用(15,000円)

選べるサイズ展開と便利な麻布付き

国産ひのきを使用した和せいろで、2升用から4升用まで揃っています。竹製のせいろずと麻製のふかし布、専用の蓋までセットになっているため、そのまますぐに使えますね。羽釜でも家庭用の鍋でも使うことが出来、重ね使いにも適したせいろです。

「丸形1段2升用」は直径30cmです。せいろの中でも大きなサイズとなるため、4~5人の家族や親戚の集まりなどにも使えるでしょう。イベントやお店など、より大人数向けには「3升用(33センチ)」以上がおすすめです。

杉でおすすめのせいろ

照宝-中華せいろ 15cm(6,710円)

蒸し板セットで中華鍋が無くても使える

横浜中華街から名を広げた「照宝」の杉製中華せいろは、蒸し板もセットとなっています。蒸し板があれば中華鍋以外の鍋とも合わせて使うことが出来るので、手軽にせいろデビューが出来ますね。IHに対応しているのも使いやすいポイントです。

1人前にちょうど良い15cmサイズの他、2種類のサイズ展開があります。シュウマイを5~6個程度蒸す場合におすすめは18cmサイズ。どちらのサイズもコンパクトで重ね使い、贈り物におすすめです。2~3人分で使うことが多い方は、21cmサイズが使いやすいでしょう。

かごや-中華せいろ 30cm(12,788円)

高い密着度で大人数分もムラなく仕上げる

かごやブランドの杉製中華せいろには、アルミ鍋がセットで付いています。底部分のすのこは固定式で安定しているのがポイント。より安全に、ムラの無い調理が可能になります。桜皮と籐皮を留め具に使い、見た目も美しく仕上がっています。

30cmと大きなサイズですが、かごやの中華せいろは重ねた時の高い密着度が特徴です。蒸気が逃げないため、どの段もムラのない蒸し料理に仕上がるでしょう。そのため大人数分を複数種類、一気に作りたい時にもおすすめです。

竹虎-中華せいろ 18cm(4,840円)

IH対応の鍋セットで1人暮らしにもおすすめ

竹材専業メーカー「竹虎」から販売されている杉製中華せいろには、IH対応の鍋がセットで付いています。竹アジロ編みの蓋は通気性が良く、調理中には杉の香りを楽しむことが出来るでしょう。また、身の留め具には桜の皮を使用しているので、見た目のアクセントとなっています。

ひとり暮らしにおすすめの直径15cmサイズもあり、価格的にも気軽に取り入れられるせいろです。また、段数も1段から3段まで選べるので、複数種類の調理を楽しみたい方は2段以上にすると使いやすいでしょう。

TABLE&STYLE -角型せいろ 15cm(2,750円)

スタイリッシュで安定性の高い角型せいろ

こちらの杉製せいろは、角型に作られているのが特徴的です。使い勝手の良さはそのままに、よりスタイリッシュな食卓を演出してくれます。角型のため鍋に合わせにくいのがデメリットですが、15cmの小さめサイズですので、大きめの鍋ならちょうど良く収まりますよ。

角型のせいろは調理中にもしっかりと固定されるため、安定性が高いのがポイント。せいろそのものの見た目だけでは無く、中に入れる小籠包なども安定した状態で食卓に出すことが出来ます。そのためお店などで使いたい方にもおすすめです。

中華の扉-中華せいろ 15cm (3,465円)

コンパクトで収納にも便利な2段セット

ガスにもIHにも対応のステンレス鍋がセットになった杉製の中華せいろです。2段のせいろと蓋もセットになっているため、到着後にはすぐ使うことが出来ます。収納にも幅を取らず、日常使いに重宝するでしょう。

15cmのせいろ2段は、ひとり暮らしでも数人のご家族でも使いやすいサイズ感。値段的にも手頃で、初めての中華せいろにもおすすめです。 また、専用のステンレス鍋がセットになっているため、手持ちの鍋サイズに不安がある方でも安心して使えますよ。

竹でおすすめのせいろ

パール金属-中華せいろ 27cm (2,040円)

家族数人で使いやすいサイズと手頃な価格

キッチン用品を多く手掛けるパール金属の中華せいろは、竹製で耐久性に優れています。27cmサイズのため、30cm以上の鍋があればぴったりのサイズ感で使えるでしょう。手頃な価格ながらも天然の竹を使用し、余分な水分を吸収してくれるのがポイントです。

竹製のため、木の香りが食材に移るのを防ぎたい方も安心して使えます。また、他メーカーのせいろと比べてもリーズナブルな値段ですので、気兼ねなく日常的に使いたい方も安心して使えるでしょう。 3~4人分用のせいろを手軽に取り入れたい方におすすめです。

かごや-中華せいろ 18cm( 6,435円 )

丈夫で長持ちする一生ものの調理器具

ガスにもIHにも対応のステンレス鍋がセットになった「かごや」の杉製中華せいろは、1~3人前用で使い勝手の良さがあります。籐皮とステンレス釘を使用した留め具のため耐久性にも優れ、長期間愛用出来るでしょう。

取っ手部分にも籐を使用したかごやの中華せいろ。隅々まで丈夫さにこだわって作られたせいろは、一生モノとしてのせいろを求める方にもおすすめです。竹製品は、経年劣化も楽しむことが出来ますよ。

萬洋 – 中華せいろ 24cm  (882円)

気兼ねなく使い始めたい人におすすめ

竹や籐の製品を多く手掛けるメーカー、萬洋。中でもせいろは「竹の精」という伝統竹工芸品シリーズのひとつです。優しい色合いとシンプルなデザイン性が特徴的ですね。中華にも和食にも使いやすい製品に仕上がっています。

882円というリーズナブルさが目立つ萬洋の中華せいろ。試しに使いたいという方はもちろんのこと、直径24cmあるので2~3人家族でも使いやすいですね。竹製のため香りも弱く、日常使いに出来るせいろです。

ハイスト – 中華せいろ 15cm (2,790円)

カフェランチ用としても使いやすいサイズと色味

こちらは業務用として販売されている中華せいろで、2段重ねの身と蓋がセットになっています。ランチセットに小籠包を出す時や、1人分の野菜蒸しにも使いやすいサイズです。留め具も天然素材のため、店内の雰囲気を邪魔することがありませんよ。

15cmの小さめサイズのため、お店での使用だけではなくご家庭でも使いやすいでしょう。2~3人の家族でも、野菜だけを蒸したり小籠包などを気軽に楽しんだりすることが出来ますよ。また、淡いホワイトであることも特徴的で、優しい色合いがお好みの方にもおすすめです。

まとめ

使いやすいサイズと素材のせいろがおすすめ

せいろを取り入れる時には、作る量に合わせたサイズと、好みの素材を考慮して選ぶことが大切です。大人数のご家庭や来客用に揃えたい場合には、24cm以上のせいろが使いやすいでしょう。ひとり暮らしや、複数段重ねて使いたい方には小さめの21cm以下がベスト。また、素材や値段でも異なる特徴を持つのがせいろです。一生モノのせいろとして、ひのき製のせいろを選ぶのも良いですね。今回はおすすめのせいろを素材別にご紹介しました。ぜひ自分に合ったせいろを取り入れて、自宅で本格的な蒸し料理を楽しんでくださいね。

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