コバエを家の中で見つけるととても不快な気分になりますよね。コバエは一度に30~50個もの卵を産卵し、大体1週間で羽化するため、すぐ大量発生につながる可能性があります。そのため1匹でも見かけたら早急に駆除しましょう。コバエの駆除に便利なコバエ取りは、昔ながらの粘着テープ式や薬剤を使用するものなどがあります。当ページではどういった場所にはどんなタイプのコバエ取りが最適か、またおすすめのコバエ取りも紹介していますので是非参考にしてください。
コバエ取りの特徴
発生したコバエの駆除ができる
特に食事中や就寝時にコバエが自分の周りを飛んでいると不快に感じますよね。ほとんどのコバエ取りは殺虫することが目的なので、発生してしまったコバエに対して有効的に働きかけます。数多くあるコバエ取りのなかでも粘着タイプや電気タイプは長期間の効果が得られますが、薬剤タイプは1ヵ月程度で効果が薄れてしまう商品もあるのでこまめに取り換えることをおすすめします。
コバエの発生を予防するのにも効果的
コバエは一度の産卵で50個もの卵を産むこともあるので、コバエ取りを使用すればこれから産み付けて羽化するコバエを駆除することにもつながります。また、コバエ取りのなかにはコバエを寄せ付けないようにすることができる商品もあるので、コバエが発生しやすいゴミ箱やキッチンの三角コーナーなどにあらかじめ使用しておくとコバエの発生を防ぐこともできます。
コバエ取りの種類
粘着タイプ
色や匂いで引き寄せて駆除
粘着タイプはシートやテープなどでコバエを捕獲し殺虫するのが特徴です。粘着部分がコバエの寄り付きやすい色にしてあったり、コバエが好きな匂いのチップなどを併用して使ったりします。粘着スペースが埋まるまではコバエを捕獲できるので、長期間使用することができるでしょう。
粘着タイプはとにかく何でもくっつくので、コバエ以外の虫を駆除するのにも効果的です。一方で、人の髪の毛や服などにくっつくとなかなか取れません。そのためなるべく高めの場所や部屋の隅に設置することをおすすめします。特にペットや小さなお子さんがいるなら要注意。
薬剤タイプ
殺虫成分で駆除
薬剤を使用するタイプのコバエ取りは殺虫成分によってコバエを駆除します。コバエが好きな匂いで薬剤のジェルやゼリーに誘いこむのが特徴です。また薬剤の入っているケースもコバエが入り込みやすいような形状、色になっていてより効果的にコバエを誘うことができます。
薬剤タイプは効果が1ヵ月程度のものも多いため、こまめに取り換えるとよりコバエを効率よく捕獲できます。なお、薬剤のジェルやゼリーはケースの中に入っていますが、小さなお子さんはケースをあけて誤飲してしまう危険があります。そのためできるだけ高い場所に設置すると良いです。
電気タイプ
光で引き寄せて駆除
電気タイプのコバエ取りは、光に集まるというコバエの特性を利用して誘い込みます。そして、電流によって感電させて殺虫するのが特徴です。コバエのみならず、さまざまな虫の殺虫にも効果があります。電源はコンセント式やUSB式があるので、使いたい場所に応じて選びましょう。
電気タイプのコバエ取りは光を利用するため明るい時よりも暗い時に効果を発揮します。そのため、昼間よりも夜に電源を入れておくと良いです。ただし、電気タイプのコバエ取りは虫の死骸が床に落ちるので、本体の下に新聞紙を敷いておくのがおすすめです。
コバエ取りの選び方
使用する場所で選ぶ
キッチンや床には据置タイプ
据置タイプは安定した場所ならどこでも利用できるので便利です。髪の毛や服に触れても粘着式のようにくっつく心配はないので、人がよく通る場所にも設置できます。特にコバエが発生しやすいキッチンでも、コバエ取りの存在を気にする必要もなく調理中も邪魔になりません。また、床への設置も可能ですが、小さなお子さんやペットがいるなら誤飲を防ぐため、手が届かない場所に設置しておきましょう。
天井にはテープタイプ
粘着テープタイプのコバエ取りは天井に取り付けるのが最適です。天井なら人が触れてくっつくこともありません。ただし、リボンが長い場合は頭につかないよう工夫して取り付けてください。かなり強力な粘着力があるので、コバエ以外にもハエや蛾など大きな虫を捕獲することもできます。ただし見た目が悪いので、来客時に見えない部屋や場所に利用すると良いでしょう。
庭には棒タイプ
粘着スティックのコバエ取りは庭への利用に最適。庭に匂いで誘い込むコバエ取りを設置しても風などで匂いが薄れてしまいますが、粘着剤のついた棒を差し込んで利用するタイプなら匂いではなく色と止まり木効果でコバエを捕獲するので外でも有効的なのです。また、薬剤も使用しないため植物への害も心配する必要はありません。
排水口には錠剤タイプ
コバエの中には排水口のヘドロから発生する種類もいます。そのため排水口に錠剤タイプのコバエ取りを利用しておくと家の中で飛び回る前に駆除することがきます。お風呂や洗面所、キッチンの排水口にまんべんなく設置するとより効果的です。ただし錠剤タイプは1ヵ月程度で溶けてなくなってしまうので、小さくなったら追加で投入してください。
発生するコバエの種類で選ぶ
ショウジョウバエとノミバエには天然由来成分のもの
家でよく見かけるコバエはショウジョウバエとノミバエという種類であるケースが多いです。ショウジョウバエは約2ミリほどの大きさで黄赤色をしていて、ノミバエも大きさは約2ミリで黒褐色なのが特徴。いずれもゴミにたかるため、キッチンに多く発生します。キッチンでは食材やお皿などを利用するため、万が一成分が付着しても安全な天然由来成分のコバエ取りを利用しましょう。
チョウバエやキノコバエには殺虫能力の高いもの
排水口から発生しやすいコバエはチョウバエで大きさが約5ミリで黒色なのが特徴。また、腐葉土や植物に発生しやすいコバエはキノコバエで、大きさが約2ミリで黒灰色なのが特徴です。排水口や植物の周りに食材を置くケースはほとんどないでしょうから、殺虫能力を重視したコバエ取りを使用しても問題ありません。ただし家のなかに置く観葉植物には念のため天然由来成分のものか粘着スティックのものを利用すると良いです。
コバエ取りのおすすめブランド・メーカー
アース製薬
殺虫剤や防虫剤の種類が豊富
アース製薬は殺虫剤や防虫剤、衛生用品など生活に欠かせない幅広い商品を製造。コバエ取りは粘着式や据置式だけでなく、スプレータイプも取り扱いしています。また、コバエを寄せ付けない目的の商品も展開しているので、コバエ取りと併用するとより効果的。
キンチョー
据置タイプやスプレータイプなどさまざまなコバエ取りを展開
キンチョーは殺虫剤や虫よけ、清掃用品などの製造を手掛けているメーカーで正式な企業名は大日本除虫菊株式会社。コバエ取りは据置タイプやスプレータイプを販売。また、排水口用の珍しい泡スプレーも取り扱いしていてチョウバエに効果的です。
フマキラー
スプレータイプの虫よけが主流
フマキラーは殺虫剤、家庭用品、園芸用品などを展開しているメーカー。スプレータイプのコバエ、ハエ取り商品を多数製造しています。種類は少ないですが据置式のコバエ取りもあるのでスプレーを使いたくない場合も安心です。
桐灰
リボンタイプのコバエ取りを製造
桐灰ではさまざまなカイロを製造しているのが特徴です。ほかにも血流改善や熱中症対策など人の健康を守る商品が多いです。しかし、唯一の虫よけ商品としてハエ取りリボンを販売。昔ながらのパッケージはどこか親しみを感じます。
おすすめ&人気のコバエ取りランキング
据置式でおすすめのコバエ取り
アース製薬-コバエがホイホイ (349円)
角切りゼリーでしっかり捕獲
コバエが好きな香りで引き寄せて、先端の突起物に止まらせ、中のゼリーへ潜り込ませて殺虫する商品。赤色のデザイン、紹興酒と黒酢の香り、止まり木効果というコバエの好みを網羅しています。ショウジョウバエやノミバエに効果的なのでキッチンやゴミ箱まわりに設置すると良いです。
使い方は下容器のシールをはがし、下容器とフタについている矢印の位置を合わせて、時計方向にゆっくり回すだけと簡単。きちんとロックされるので、ペットやお子さんが誤って倒してしまってもフタが外れる心配はありません。高保湿の角切りゼリーだから乾燥に強く、約1ヵ月は効果が持続します。
アース製薬-コバエがホイホイ スリム (352円)
隙間を有効活用しながらコバエ駆除
上記で紹介したコバエがホイホイのスリムタイプ。コバエがホイホイの3分の1ほどの厚さなので、家具や調理スペースなどの隙間に設置することもできます。コバエの好きな香りで誘い込み、中のゼリーでしっかり殺虫します。そのためコンパクトなサイズになっても捕獲力は変わりません。
使い方は下容器のシールをはがし、下容器にフタをしっかりはめ込むだけ。ショウジョウバエやノミバエに効果があるので、家庭の台所やゴミ箱まわりに設置するのがおすすめ。空いたスペースを有効活用できるうえ、来客時も目立ちにくいです。
キンチョー-コバエがポットン 置くタイプ (363円)
コバエ誘引植物の香りを採用
コバエが好きな香りと色で誘い、マットの有効成分で殺虫するタイプです。香りにはコバエ誘引植物「テンナンショウ」の香りを配合し、捕獲力を高めています。ショウジョウバエとノミバエに効果的なので、キッチンやゴミ箱まわりへの設置がおすすめ。
落とし穴式の食虫植物であるウツボカズラをヒントに、コバエを容器の中へと誘い込む「リーディングエッジ構造」を採用。そのため容器のスジをつたったコバエを穴に落とすことができるのです。効果は約1ヵ月持続します。
ヘキサチン-コバエとり (268円)
大口径の穴でどんどん捕獲
香りと色で殺虫成分のゼリーに誘い込むタイプのコバエ取り。ふた部分の上部には大口の穴を採用し、捕獲しやすくしています。傾けると液がこぼれてしまう可能性があるので、セットする際は注意し安定した場所に設置しましょう。
使い方は下容器のシールをはがし上容器をはめこむだけと手軽です。食品のまわりや観葉植物などの使用も可能。使用期間は約1ヵ月ですが、直射日光が当たる場所では効果が短くなってしまうので気を付けてください。
フマキラー-コバエ激取れ (199円)
コバエの習性を網羅したトラップでしっかり捕獲
コバエの好きな香りと色で誘引し捕獲するコバエ取りです。上へ登る虫の習性を利用したトラップ方式を採用し捕獲力を高めています。また、開口部を増やした形状により、誘引成分が広がりやすいのも特徴です。
フマキラーの従来品と比べ2倍の効力を有します。使用方法は下容器のシールをはがし、上容器と下容器をしっかりはめ込むだけ。ショウジョウバエに効果的なので食品の周りやキッチンに設置するとより捕獲しやすいでしょう。
粘着式でおすすめのコバエ取り
キンチョー-コバエがポットン 吊るタイプ (580円)
設置場所が自由自在
コバエが好きな香りと色で誘い、粘着シートで捕獲し殺虫します。香りにはコバエ誘引植物「テンナンショウ」の香りを採用し、誘引力をアップしています。吊るタイプなので、タオル掛けや冷蔵庫などに取り付けることもできて便利です。
粘着式ですがカバーで覆われているため、髪の毛や服などが触れてもくっつく心配がありません。また、粘着シートはコバエが好きなオレンジと黄色のコントラストを採用しているこだわりも見られます。薄型のコバエ取りですが、従来品と比べて30%も捕獲力がアップしているのも魅力。
キング園芸-コバエ取りガーデン用 (193円)
植物にも優しいコバエ取り
プランターや植木鉢のまわりのコバエの捕獲におすすめの商品。コバエを特殊誘引剤でおびき寄せ、粘着シートでしっかり捕獲します。薬剤がこぼれる心配もないため、植物への影響もありません。土の上や地面などに設置するだけでなく、植木鉢やプランターに吊り下げることもできて便利です。
水や油分が入ると捕獲力が低くなってしまうので注意が必要です。雨や水があたらない場所に設置してください。誘引剤の効果は2~3週間なので、効果が薄れてきたと感じたら取り換えるか果物などを入れてみると良いです。
アース製薬-ハエとり棒 (299円)
効果が長持ちでコスパ良し
コバエが止まりやすいよう、赤い色の長い棒を採用。棒の根本ギリギリまで広範囲で粘着剤がついているのもコバエを捕獲しやすい理由の一つです。粘着剤は強力なのでコバエだけでなく、ハエや蛾など大きめの虫の駆除にも役立ちます。
使い方は棒のフィルムをはがし台座の穴に差し込むだけと簡単です。台座の穴は4つなので、一度に4本の棒を同時に立てることができます。効き目は約3ヵ月と長持ちなのも魅力。ペットやお子さんが触らないように、高い位置に設置することをおすすめします。
桐灰-ハエとりリボン (310円)
強力な粘着力でさまざまな虫を捕獲
強力な粘着力でコバエだけでなく、さまざまな虫を捕獲できる優れもの。テープに粘着力がまんべんなくついているので長期間効果が持続します。薬剤を使用しないので小さなお子さんやペットがいても安心して使えます。
使い方は、ひもに指をかけ筒を回しながらゆっくりと引き出して、天井に留めるだけ。手や衣類に粘着剤が触れないように注意しましょう。天井に留める際は落ちてこないように押しピンでしっかり固定するようにしてください。
アース製薬-土からわいたコバエ撃滅 粘着剤 (765円)
観葉植物や家庭菜園などに最適
土に挿して使用するタイプの粘着式コバエ取りです。土からわきやすいキノコバエ、またキッチン回りのショウジョウバエにも効果的。可愛らしい葉っぱの形で観葉植物に設置しても見た目を損なわないのも嬉しいです。
薬剤不使用なので植物への影響も心配しなくて済みます。また、水がかかっても大丈夫なので、水やりの際も取り外す手間はかかりません。設置する際は、本来の効果を最大限発揮するために誘導路の段差部分が土と平行になるようにしてください。
マルカン-コバエ取りボックス (312円)
昆虫の飼育ケースに発生するコバエを捕獲
昆虫の飼育容器に設置可能なコバエ取り。飼育ケースの中には昆虫のエサやマットなどがあり、コバエの大量発生の要因になりかねません。そのため、昆虫を敷くする際は飼育ケースの内側にコバエ取りを設置すれば簡単に捕獲できます。
使い方は、ボックスを組み立てて粘着シートと誘引ゼリーをセットするだけ。その後は付属の両面テープとフックでしっかり飼育ケースに設置します。2個入りなので大きめの飼育ケースには2個設置するとより捕獲力が高まります。
電気式でおすすめのコバエ取り
ベルソス-電撃殺虫器 (1,580円)
安全な設計で掃除も簡単
コンセントをさして電気を流す殺虫器です。吊り下げても置いても使えるので、コンセントから1メートル以内ならさまざまな場所で使用可能。光で虫を引き寄せるので、コバエ以外の害虫も殺虫することができて便利です。
電流によってショック死した害虫は受け皿に格納されるので、掃除も簡単。なお、外枠には絶縁素材を使用しているため、万が一お子さんやペットが触れてしまっても大丈夫です。薬剤を使用せず、煙や臭いも発生しません。
アクセル-ビリビリキャッチャー (824円)
アウトドアやレジャーにも最適な電池式
電池式の電撃殺虫器です。コンセントがない場所でも使用できるため、アウトドアにも最適です。また、庭やベランダ、玄関まわりに設置しても良いでしょう。吊り下げても置いても使用できるため、さまざまなシーンで活躍します。
カバーがないので、お子さんやペットがいるなら手の届かない高い場所へ吊り下げて使用しましょう。また、四方30cm以内に物を置かないよう注意。また、駆除した虫の受け皿がないため、屋内での使用はなるべく避けると良いです。
VOOPH-電撃殺虫器 (4,894円)
快適な睡眠を邪魔しない殺虫器
360度全方位に電流が流れているため、捕獲率が高いのが特徴の殺虫器。蚊やコバエ等の羽虫が好む365nm波長のUVライトを使用しています。煙や臭いもないうえ、薬剤不使用なのでお子さんやペットがいる家庭でも安心です。
静かに柔らかい青い光なので睡眠時に使用しても快適です。また、ベットサイドランプの機能もあります。外枠には絶縁材を使用しているため、安全性が高いのも魅力。据置でも吊り下げでも使用できる2WAYタイプです。
まとめ
設置する場所に最適なコバエ取りがおすすめ
コバエ取りには粘着タイプや薬剤タイプ、電気タイプがあります。粘着タイプは服や髪にくっついてしまう、薬剤タイプや電気タイプは小さなお子さんやペットの誤飲や感電の危険を伴うという、それぞれの弱点があることを理解してください。そのため、どんなタイプのコバエ取りを使用するにしても、なるべく手が届かない安全な設置場所を選びましょう。