おすすめのモニタースピーカー人気ランキング!【YAMAHAも】

パソコンを使用した楽曲制作なら、楽器を奏でる技術の必要はありません。しかしパソコンのスピーカーだけでは、何だか音が物足りないと感じてしまいますよね。そんな時におすすめしたいのがモニタースピーカーです。モニタースピーカーがあれば音を正確に確認することができます。そこで今回はモニタースピーカーについて詳しく解説いたします。これからパソコンで楽曲制作をしようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

モニタースピーカーとは

音を確認するためのスピーカー

音楽プレーヤーなどのスピーカーは音を調整することで、聴くことを楽しめるようになっています。一方モニタースピーカーは原音を忠実に再現することを基本にしており、調整前の音そのものをチェックすることが可能。音同士のバランスが取りやすくなっています。

 DTMの作成作業には必須

DTMとはDesk Top Musicの略で、パソコンを使用して音楽を作成することです。パソコンに内蔵されているスピーカーではなく、モニタースピーカーなどの外部機器で音を確認しながら作業するのが一般的。ヘッドフォンでも代用できますが、モニタースピーカーの方が再生能力は高いという位置づけです。

モニタースピーカーの種類

バスレフ型

小型でも量感ある低音を体感できる

スピーカーの箱部分に穴が開いているのが特徴で、音を共鳴させ低音域を膨らませることができます。小型のスピーカーでも低音が響かせることができることから、最近のモニタースピーカーの主流タイプ。品揃えが豊富で、たくさんの種類から選ぶことができます。

バスレフ型の中でも穴の位置が前面にあるものをフロントバスレフ、背面にあるものをリアバスレフと呼びます。尚、リアバスレフを壁際に置くと背面の穴をふさいでしまい、バスレフ型の良さを台無しにしてしまうことになります。そこでリアバスレフを設置する時は壁から10cmほど離すことを意識しましょう。

密閉型

音にバランスが生まれる

スピーカーの箱部分に穴がなく、全て覆われているのが密閉型です。デメリットはバスレフ型のように低音を共鳴する構造がなく、低音に物足りなさを感じてしまう可能性も。しかし音をフラットに再生することができるので、音を精密にチェックしたい時に向いています。

最近はバスレフ型が主流です。そのため密閉型の品数は少なく、選択の幅が限られてしまいます。しかしバスレフ型のように、低音が強調されてしまうと楽曲制作に支障がある方は密閉型おすすめ。機能もしくは仕様欄に密閉型と表記してあるものを選ぶようにしましょう。

モニタースピーカーの選び方

口径サイズで選ぶ

大きければ大きいほど低音域の再生が豊かに

スピーカーの口径とはスピーカーから音の出る円い部分の直径のことで、単位はインチで表します。一般的にはサイズが大きいほど豊かな低音の再生が可能。結果、音全体の迫力が増すことにもなります。モニタースピーカーの本来の目的は音を確認することですが、口径サイズが大きければ音を楽しむという使い道を見出すことも可能です。

自宅で使うなら口径3~7インチがおすすめ

自宅で使うには大きさに限界があります。そこで自宅で使うなら口径3~7インチを目安にするのがおすすめです。そもそも大きいサイズのスピーカーは大きな音量で聴くことで十分な音質を得られるもの。サイズが大きいのにも関わらず小さな音量で聴いてしまうと、逆に音域特性が微妙になってしまうこともあります。深夜に使う場合や個室で音楽制作する時など大きな音を出すことができない時は、5インチ以下の小型タイプでも十分です。

アンプで選ぶ

使い勝手の良さはアンプの有る無しをチェック

モニタースピーカーは名前に「スピーカー」と付いているので、全ての機種で音を再生できるように思われがちです。しかし音を再生できるのはアンプが内蔵されているものだけ。アンプが内蔵されていないものは、別にアンプを用意して接続しなくてはなりません。尚、アンプの有無は見た目だけでは判断できないことがほとんどなので、仕様欄を確認することが必要です。

アンプ内蔵型なら初心者でも安心

スピーカーの中でもアンプが内蔵されているものはアクティブスピーカーと呼びます。一方アンプが内蔵されていないものをパッシブスピーカーと呼び、アンプを別に用意する必要があります。一見面倒にも思えますが、カスタマイズ性が上がり音にこだわりがある人にとっては最適です。とはいってもアンプ選びは知識が必要となり、初心者にはハードルが高いことも。そこで音楽制作をできるだけ気軽に始めたい初心者には、アンプが内蔵されているアクティブスピーカーがおすすめです。

音圧レベルで選ぶ

音の良し悪しは音圧レベルをチェック

ある電気量に対してどれだけ大きな音が出せるかを表したものを音圧レベルと呼び、単位はdB(デシベル)を使います。言い換えると、同じ電気量でも音圧レベルの数値が高いほど大きな音を出すことができるというわけです。スピーカーの音が小さくて分かりにくいと感じることが多い人は、音圧レベルの項目をしっかりチェックしておきましょう。

自宅で作業するなら85dB前後で十分

自宅や深夜での作業は大きな音を出しにくいのが現状です。そのため音圧レベルが高く大きな音を出力できる機種であっても、スピーカーの能力を最大限発揮できないことも。せっかく高スペックモデルを高い金額で購入しても勿体ないですよね。そこで自宅の一室で作業することだけを考えるのであれば、85dB前後を目安にするのがおすすめです。

周波数特性で選ぶ

再生可能音域は周波数特性をチェック

周波数特性とは音を再生できる音域を数値化したようなものです。単位はHz(ヘルツ)を使い、スピーカーが再生できる音域を知る目安。一般的に「○Hz~○Hz」のように表し、低音は数値が小さく、高音なら高くなります。つまり数字の幅が大きいほど、スピーカーが再生できる音域が広くなるということです。音楽制作など、再生したい音域が広い時には必ず確認しておきましょう。

50~60Hz~20kHzをカバーしているものがベター

人間が耳で聴き取ることができる音域、すなわち可聴域は一般的に20Hz~20kHzだと考えられています。そのためスピーカーの周波数特性の理想は可聴域と同じく20Hz~20kHzです。しかし20Hz~20kHzを完全にカバーできているスピーカーは数が少ないため、見つけにくい場合も。そこで低音は50~60Hz、高音は20kHzをカバーしているものを基準にすれば比較的探しやすいですよ。

入力端子の種類で選ぶ

RCAプラグで接続するのが一般的

RCAプラグはオーディオ機器やDJミキサーで多く採用。左と右の音声が、赤と白のケーブルに分かれているのが特徴です。但し、ケーブルの種類は多数あり、機器によってはフォーンプラグやXLRプラグで接続しなくてはならないケースもあります。購入前にはスピーカー側の入力端子だけではなく、出力側の端子もチェックしてください。

イヤホン入力端子があればスマホの音もチェックできる

スマホはRCAやフォーンプラグ接続に対応していないので、このままではスマホの音を確認することができません。しかしモニタースピーカー側にイヤホン入力端子があれば、スマホの音もチェック可能。スマホは扱いに慣れている分、手軽に音楽制作に取り組むことができます。しかも別に音楽専用機器を用意する必要がないので、初期費用を抑えることも可能です。

モニタースピーカーのおすすめブランド・メーカー

YAMAHA

様々な制作環境に対応するスピーカーを作る

自宅で趣味程度に使うだけでなく、スタジオでも使えるスピーカーを取り揃えています。中にはプロも愛用するほど高スペックのものも。またYAMAHAならではの精確性が人気で、世代を超えて様々な人々に愛されています。

JBL

卓上で使えることを意識している

オーディオスピーカーとしても有名。一貫して使いやすさを追求しているモデルが多いのが特徴です。モニタースピーカーにおいても同じで、コンパクトで使い勝手の良いものが中心になっています。そのためモニタースピーカーを初めて購入する人におすすめです。

GENELEC(ジェネレック)

プロ向けに作られ注目度も高い

モニタースピーカーを扱う有名メーカー。プロフェッショナル向けに作られた8000シリーズがあります。しかし他社メーカーの自宅用によりも高価格帯なので、気軽に購入することはできません。そのため本格的に楽曲制作する人におすすめです。

FOSTEX(フォステクス)

コンパクトでコスパも良い

バスレフ型のモニタースピーカーが多い中、密閉型のモデルもラインナップに並びます。密閉型を探している人におすすめのメーカーです。中にはスタンバイ・モード搭載など、エコに配慮したものも。電気代の節約になりますよ。

おすすめ&人気のモニタースピーカーランキング

DTMにおすすめのモニタースピーカー

Mackie-CR3(12,320円)

スタジオで使えるほどの品質

50Wパワーアンプやポリプロピレンコートウーファーなど、スタジオクォリティに匹敵する高品位なパーツを装備。さらにウェーブガイドデザインを搭載した木製キャビネットが特性を生かし、高音質再生が可能になります。

フロントパネルに電源とボリューム調整つまみがあり、周りを緑のLEDライトが点灯。暗い部屋での操作に役立ちます。またステレオミニプラグの差し込み口があるのでスマホと接続可能です。さらにヘッドフォン端子も付いており、静かに作業することができますよ。

YAMAHA-HS5(31,240円)

コンパクトなのに様々な制作環境に対応

バイアンプ仕様のため、トータル70W出力を実現しています。そのため5インチとコンパクトではありますが、迫力あるサウンドを体感可能です。自宅やスタジオなど、様々な環境下で使用可能。使い勝手の良さが魅力ですよ。

再生周波数帯域は54Hz~30kHz。幅広い音域を再生可能です。特に高音域が30kHzまであるのは注目すべきポイントとなります。高音域を中心に楽曲制作する時や、手持ちのスピーカーでは高音域が上手く再生できない場合は是非チェックしてみてくださいね。

Pioneer-DM-40(20,570円)

低音が豊かで高音質

Groove技術を採用しており、迫力のあるキック音を再現可能。DJやダンスミュージックの制作で役立ちます。またフロントバスレフ方式を採用しているので、壁に音が反射しません。そのため何かと物が多い卓上でも、置き場所に悩むこともありませんよ。

キャビネットのフロント部がラウンド形状になっており、不要な音の干渉を抑制してくれます。また凸形状ディフューザーをトゥイーター部へ採用。ウェーブガイドも設置することで、音に立体感が生まれています。

FOSTEX-6301NX(53,020円)

環境に配慮したエコデザイン

30年以上使用され続けてきた6301シリーズの最新モデルです。最近にしては珍しい密閉型を採用しており、音質がフラットになります。そのため音のバランスを取りやすくなるのがメリット。モニタースピーカーは密閉型に限るといったこだわりのある人におすすめです。

電源のオン・オフと音量調整は前面のつまみで調整可能です。またスタンバイ・モードを搭載しており、一定時間操作しないと消費電力が0.5W以下の状態に。次に操作した時には瞬時に通常状態へ戻るのでわずらわしさはありません。

YAMAHA-MSP5 STUDIO(55,000円)

MSP5Aの後継機種で機能もグレードアップ

高品位サウンドをコンパクトに凝縮。DAWでのコンピューターベースの音楽制作に対応しています。また最大出力音圧レベルは101dB 1m on Axisと申し分ありません。消費電力も60W確保していることから、スタジオでも使用可能です。

再生周波数帯域は50Hz~40kHzあるので、人間の可聴域をほぼカバー。聴き取りにくい音も少なくなります。また防磁設計がなされており、他の機器へ悪影響を軽減可能です。スピーカー横のモニターの色むらで困っている人は、是非チェックしてみてくださいね。

小型でおすすめのモニタースピーカー

JBL-104-Y3(16,280円)

原音の再現能力が高い

原音再現能力が高く、音そのものをチェックするといった目的をしっかり果たすことができます。そのため他のアンプに繋げた時、音のバランスが途端に崩れてしまう心配も減少。異なるアンプを使い分ける人にもおすすめです。

使い勝手の良い卓上タイプ。パソコンの脇に置くことができます。また30W+30Wの高出力、最大音圧レベル104dB SPLと、コンパクトなのに大ボリュームです。尚、音の聞こえる範囲が120度あるので、部屋での設置場所に困りません。

VECLOS-SSA-40S(4,481円)

真空二重構造で周りの雑音をシャットアウト

エンクロージャーに真空二重構造を採用することで、雑音の元になる有害な振動を遮断。クリアな音を楽しむことができます。またスピーカーの音はフロント部分からしか出ないので、直線的な音を再現可能です。

Bluetooth接続に対応しており、スマホスピーカーとしても使用可能。使える幅が広いのがメリットです。またリトラクタブル・スタンドにより角度を好きな方向に固定することができるので、音を独り占めすることもできますよ。

Fluid Audio-クラシックシリーズ C5(23,328円)

安心・安定の伝統的なモニター技術搭載

これまで実績のある技術とパーツのみを使用しています。そのため高音質でありながらコスト削減を実現しました。尚、周波数特性は54Hz~22kHz、最大音圧レベルは90dB以上と理想のスペック。音にこだわりがある人にもおすすめです。

RSバランスとRCAアンバランスの入力端子を装備。パソコンやミキサー機器など、定番の音楽機材はほぼカバーできます。但し、1ペアで重量が8.6Kgもあるので、手で持ち運ぶのは不向きです。そのため移動時に車が使える人や、使う場所が固定されている人におすすめ。

GENELEC-8010APM(85,800円)

プロフェッショナル向けに作られたコンパクトモデル

プロフェッショナル向けに作られた8000シリーズの中でも最小モデル。H195×W121×D116mmと、デスク上に2基おいても邪魔になりません。また重量は1.5kgと軽量です。そのため外部のスタジオに持ち運ぶ時にも便利ですよ。

音圧レベル96 dBで迫力ある音質。コンパクトでも引けをとりません。またXLRバランス端子を採用しており、ノイズの影響を受けにくいのもメリットです。尚、底面にねじ穴が付いており、スタンドに固定して使うこともできます。

コスパが高くておすすめのモニタースピーカー

ProGroup -MS-210J(6,578円)

無名ブランドではあるが圧倒的なコストパフォーマンス

150×146×246mmとコンパクト。パソコンが置かれたデスク脇にも難無く設置可能です。また4インチのウーハーと1/2のツイターを搭載しており、小さくても高音質を実現します。迫力ある低音をクリアな高音を是非体感してみてくださいね。

音質が良くモニタースピーカーとしてだけではなく、音楽鑑賞用としても使用可能。3.5mmジャックを採用しているので、スマホの音楽を再生したい時にも便利です。また音量、低音、高音の調整つまみがあるので、音を自分仕様にカスタマイズしたい人にもおすすめです。

ALESIS-Elevate 3 MKII(9,980円)

コンパクトなサイズで卓上利用可能

高密度木製キャビネットを採用することでクリアな音を実現。タイトな低音が魅力です。また3インチのウーファーと1インチのシルクドームツイーターを装備しています。そのため正確な音像で再生することが可能です。

アンプ内蔵型なので初心者におすすめです。音楽機器とはRCAステレオケーブルを使用します。またヘッドフォンに出力することもできるので、音を漏らさずに作業可能。自宅など、静かにしなければならない場所での作業にも最適です。

FOSTEX-PM0.1e(9,350円)

バランスのとれた音質を楽しむことができる

30年以上使用され続けてきた6301シリーズの最新モデルです。最近にしては珍しい密閉型を採用しており、音質がフラットになります。そのため音のバランスを取りやすくなるのがメリット。モニタースピーカーは密閉型に限るといったこだわりのある人におすすめです。

電源のオン・オフと音量調整は前面のつまみで調整可能です。またスタンバイ・モードを搭載しており、一定時間操作しないと消費電力が0.5W以下の状態に。次に操作した時には瞬時に通常状態へ戻るのでわずらわしさはありません。

BEHRINGER-モニタースピーカー(8,910円)

歪みのない自然な音を再現可能

60Hz〜23kHzの全周波数帯域と100 Wの高出力に対応しており、音に歪みがなく原音を忠実に再現することができます。また5.5インチウーファーと0.5インチツイーターの2way構成を採用。迫力あるサウンドを実現することができます。

パワフルな音質できるのにも関わらず、W15×W22.5×D14.2cmとコンパクトボディ。置き場所を選びません。またクロスオーバーを内蔵しているので、高精度な位相制御を行なうこともできます。尚、壁・天井取付け用ブラケットが付属しており、しっかり固定したい時に便利です。

まとめ

アンプ内蔵型で卓上タイプのモニタースピーカーがおすすめ

モニタースピーカーを選ぶ上で使い勝手を優先するなら、アンプ内蔵型で卓上タイプのモニタースピーカーがおすすめ。アンプ内蔵型なら別にアンプを用意する手間がありません。またコンパクトタイプは置き場所に困らないので自宅での作業に便利です。今回はモニタースピーカーについて詳しく解説してきました。是非お気に入りのモニタースピーカーを見つけて、DTM制作にチャレンジしてみてくださいね。

コメントを残す

*

About

モノナビはモノの比較サイトです。
各ジャンルの専門家がおすすめの商品を紹介して、あなたのモノ選びをより豊かにします。