アウトドアのためにルーフテントをお探しですね。ルーフテントがあれば車上に広いスペースが確保できるため、車中泊よりもリラックスできるのが魅力です。しかし、ルーフテントにはおもに3つの形状があり、利用する人数によっては狭く感じるため注意しましょう。当ページでは、ルーフテントの種類や選び方、おすすめのモデルについてまとめたので、きっとあなたにぴったりの商品が見つかりますよ。
ルーフテントの特徴
自家用車がキャンピングカーのように使える
アウトドアであると便利なキャンピングカーですが、購入しようとしても100万円は優に超えるためなかなか手が届かない場合も多いでしょう。しかし、ルーフテントなら数十万円とキャンピングカーを購入するよりは安く済みます。また、運転しなれた自家用車にそのまま設置できるのも嬉しいです。
災害時にも活躍する
ルーフテントを設置していれば、車での寝泊まりが楽にできます。アウトドアはもちろんですが、災害で自宅が被害に遭い寝ることができない状況でも活躍します。避難所での生活に抵抗を感じる場合も、ルーフテントでプライバシーを確保できるのは大きなメリットとなるはずです。
ルーフテントの種類
シェル型
簡単に組み立てられる
シェル型は貝が口を開いたような三角形の形状が特徴です。入口から奥にかけて天井が低くなっていくため、1~2人の少人数での利用をおすすめします。また、複数人集まるキャンプでも、宿泊はテントを利用し、ルーフテントを荷物置きとして利用するならシェル型でも良いでしょう。
シェル型は少し力を入れるだけで簡単に組み上がります。そのため、キャンプ慣れしていない方や力の弱い女性、高齢者でも利用しやすいです。シャル型はルーフテントのなかでも比較的安価に購入できるので、お試しで使ってみたい場合にも手が届きやすいです。
タワー型
収容力があり手軽に取り付けられる
タワー型は長方形の形状が特徴です。シェル型とは違い天井が高めなので、収容スペースが広く確保できます。2~3人の利用ができるため、カップルや家族でもお子さんが小さい場合におすすめ。また、1~2人と少人数で利用する場合でも、荷物が多くなりがちならタワー型を選ぶと安心です。
タワー型は天井が高いためルーフテントのなかで座ったり移動したりすることもできます。また、四方が壁になるため通気性が良いのも嬉しいです。タワー型はシェル型よりも組み立ての手間がかかるため、簡単に組み上がるタイプを選ぶようにしましょう。
トップテント型
家族でも広々使える
トップテント型は地上に設置する一般的なテントと同じ形状です。ルーフテントのなかでは最も収容スペースが広い種類と言えます。家族など複数人で快適に車上泊を楽しみたいならトップテント型をおすすめします。一方、値段が高めなので耐久性が高く長年使える商品を選びましょう。
トップテント型は通常のテントのように、カスタマイズできるのも魅力です。サイドタープなど別売りのオプション品を組み合わせればアウトドアがさらに快適になることでしょう。トップテント型を自分好みにカスタムするのも楽しみになりますね。
ルーフテントの選び方
組み立て方で選ぶ
安価な手動式
手動式はハンドルを手で回しながらルーフテントの開閉を行います。自動で組み上がるタイプと違い少しの手間と時間を必要としますが、その分安価なのがメリットです。また、モーターがないことから軽量なのも手動式の特徴。キャンプ慣れしている方もしくはイチから自分で作業する楽しみを味わいたい方で、なるべく安いルーフテントを希望する場合には手動式を選ぶと良いでしょう。
手軽な電動式
電動式はルーフテントのロックを解除し、リモコンのスイッチを押すだけでゆっくりと開閉します。手動式と比べると楽なうえ短時間で完成するのが特徴。ただし、モーターがある分重さがあり、価格もやや高めのモデルが多いです。少し値段が張ってでもルーフテントの開閉にできるだけ労力をかけたくない方、キャンプ初心者の方は電動式を選ぶと良いです。
素早く組みあがるダンパー式
ダンパー式はルーフテントのロックを解除するだけで一気に組み上がります。組み上がるまでの時間はわずか数秒です。ただし、収納時は手動となることを理解しておきましょう。小さなお子さんやペットがいるなど到着後すぐにルーフテントを使いたい場合や、キャンプ慣れしていて収納方法が大体理解できている場合にはダンパー式を選ぶと良いです。
設置後の車高や重量で選ぶ
立体駐車場の高さ制限は2.5m以下が多い
立体駐車場の利用、トンネルやガード下の走行時には高さ制限があるため、ルーフテントを設置した後の車高を考えなくてはなりません。立体駐車場は高さ制限2m~2.5mのケースが多く、ガード下に関しては高さ制限が1.8m以下という場合もあるので特に注意しましょう。収納した状態のルーフテントの高さは大体30cmなので自家用車の車高と合わせた高さで、普段利用する道や駐車場の高さ制限に収まるかを確認しましょう。
最大積載量を超えない重量のものを
自動車には積載できる荷物の最大重量の目安があり、最大積載量に対して荷物が重いと事故の原因になりかねません。トラックと違い普通自動車は貨物を運ぶ前提で作られているわけではないため、車検証を見ると最大積載量という項目は空欄になっています。そのため自家用車では車両重量と車両総重量を目安に最大積載量を計算します。
車両総重量から車両重量と乗車する人の重さを引くと、積載可能な荷物の重さが分かります。たとえば車両総重量が1,300㎏、車両重量が1,000㎏の車に体重55㎏の大人が3人乗った場合、「1,300-(1,000+165)=135」となり135㎏までの荷物が積載可能。なお、ルーフテント自体は50㎏ほどの重さなので、荷物が多かったり乗車人数が多かったりするならなるべく軽いものを選ぶと良いです。
耐水圧で選ぶ
耐水圧1,500mmは最低限必要
アウトドアでは天気予報が晴れでも突然雨が降り出すこともあるため、テントが雨に耐えられることも大切です。雨に強いかどうかは耐水圧で示されていて、耐水圧が低いと雨が染みこむ可能性があるので注意しましょう。耐水圧1,500mmあれば大雨にも耐えられるため、アウトドアでは耐水圧1,500mm以上のテントを選んでおくと良いです。
耐水圧2,000mm以上なら強い雨でも安心
天気が急変しやすい山では突然強い雨が降ったり、一晩中降り続いたりすることもあります。耐水圧の数値が高いほど雨への浸水リスクが低くなるので、長時間の強雨に備えるなら耐水圧が2,000mm以上のルーフテントが安心です。ただし、耐水圧が高いほど通気性が悪く夏は蒸れやすいデメリットがあるため、通気口が広めの商品を選ぶのがおすすめ。
ルーフテントのおすすめブランド・メーカー
ikamper
耐久性と耐水性に高いこだわりを持つ
ikamperは旅行好きの創始者が、自身の経験を参考に製作しているアウトドア用品メーカー。代表的なルーフテントがスカイキャンプというモデルです。同社のルーフテントは耐久性と耐水性に非常に優れているのが特徴で、多くのキャンパーからも高評価を得ています。
SMITTY BILT
テント内の高さを持たせ開放感を実現
SMITTY BILTのルーフテントは大人2名向けのコンパクトサイズから大人4名が就寝できるビックサイズまで幅広いです。他社と比べてテント内の高さを確保されているのが特徴。長身の方は特にチェックしておきたいメーカーです。
YAKIMA
手入れがしやすく防犯性に優れたモデルを展開
YAKIMAのルーフトップテントは他社に比べて軽いため、幅広い車に設置可能です。付属のマットレスは厚みがあり快適なうえ、取り外して洗濯ができるのも特徴。さらに鍵付きの仕様のため安心感も高いです。
Feldon Shelter
強風や強雨を想定した耐久性抜群のモデルを製造
Feldon Shelterでは強風や強雨といった過酷な環境でのアウトドアを快適に過ごせるルーフテントを製造。強い日差しにも耐えられる生地を使用しているのも特徴です。また、独自のドーム型ルーフを採用し、屋根に水をためないようにしているほど特に防水への意識が高いです。
おすすめ&人気のルーフテントランキング
シェル型でおすすめのルーフテント
ギブソン-グラヴィス ルーフテント (290,278円)
メイドインジャパンの安心感が魅力
大人2名が就寝可能なルーフテント。コンパクトで手ごろな価格のルーフテントを探している方にぴったり。開口部は2枚構造で防虫ネットを装備しているため、風通しが良く、不快な虫の侵入を防ぐことができます。
ストライプ柄のおしゃれな防水生地と防水ファスナーで雨もしっかり対策。内側の高さは 1.3mあるので座っても圧迫感を感じにくいです。すべて国内生産を行っている安心感と品質の高さを持ち合わせています。
ikamper-スカイキャンプ2.0 (547,800円)
収容力のあるシェル型ルーフテント
延長ボードを引き出せば大人3名もしくは大人2名と子供2名までが就寝可能なルーフテント。シェルタイプで広いルーフテントを探している方におすすめ。ハードシェルタイプなので耐久性と断熱性にも優れているのが特徴。開閉が約30秒という短時間で済むのも嬉しいです。
天井には透明の小窓がついているので、昼間は太陽の光を感じ、夜間は夜空を見ることもできます。また、快適さを追求し、マットレスには従来品と比較して厚みを50%増量した低反発フォームを採用。広さと快適性を兼ね備えた商品と言えます。
CampGear-ファミリールーフトップテント ハードシェルタイプ (278,900円)
コスパ抜群の大型モデル
拡張可能なキングサイズフロアによって、大人2人と子供2人の計4人まで就寝可能なルーフテント。収容力がありつつも低価格なルーフテントを希望する方におすすめ。開閉は手動操作で約1分で完了するスピーディさも魅力。
天井にはスカイビューウィンドウが付いていて、寝るときにはテントの中から夜空を眺められます。なお、スカイビューウィンドウも強度をもたせているため、雨でも安心。付属のハシゴの長さは2段階調節なので、さまざまな車高の車でも利用可能です。
iKamper-SKYCAMP MINI (492,800円)
冷え込む環境でのアウトドアにも最適
大人2人が就寝可能なルーフテント。繊維強化プラスチックで作られたハードシェルを使用し、さらに断熱材を組み込んだ二層構造になっているため防音性と結露耐性があります。季節を問わずアウトドアをする方や夜間冷え込む山地でのアウトドアを快適に楽しみたい方におすすめ。
防音性が高いことから、風の音も気にならず安眠の妨げにはなりません。また、室内のマットは低反発マットレスを装備しているため快適に過ごすことができます。マットレスの下にはハニカムアルミパネルを仕様し耐久性を持たせています。
タワー型でおすすめのルーフテント
Hewfli-タワー型ルーフテント (137,540円)
防水性能に優れた低価格モデル
大人が2人寝られる程のルーフテントです。コンパクトで低価格なタワー型ルーフテントを探している方にぴったり。コスパの良いルーフテントですが、耐水圧2,000mmと防水性能もしっかりあるので雨でも安心です。
油圧昇降式を採用しているため、スムーズに開閉ができるうえさびにくいのも魅力。テントの内部にはポケットがあり、小物を収納しておくことができます。また、LEDライトが付属しているため、夜間でもテント内を明るく保つことができます。
Edeco-ハードシェルルーフトップテント (359,042円)
開放感にあふれたデザイン
大人が2人寝られる程のルーフテントですが、高さが115cmあるのでより広く感じるでしょう。また、四方のカバーを下げれば全体がメッシュ素材になるため、開放感が味わえるのが特徴。底板は丈夫で平らなので、座っても寝ても快適です。
組み上げる際はバックルを外しカバーを開くだけで、衝撃補助アームによって簡単に開きます。キャンプ慣れしていない方でも一人で開閉が可能。重量が約81㎏と重めなので、普段から乗車人数が少ない車に設置すると良いでしょう。
TMB Motorsports-RTENT-8704-black shell (371,051円)
少人数向けのコンパクトなタワー型ルーフテント
内部の広さが約208cm×約119cmと大体セミダブルベッドほどのサイズ。大人2人が就寝するには少し窮屈です。そのため、大人1人もしくは大人1人と子供1人が寝られるテントを探している場合に最適と言えます。
低反発マットレスを標準搭載しているため、リラックスできるでしょう。また、重量が45.4 Kgとルーフテントのなかでは軽いため、設置後の車の最大積載量にも余裕を持てます。懐中電灯が付属しているためアウトドアのさまざまなシーンで役立つはずです。
トップテント型でおすすめのルーフテント
SMITTY BILT-XLオーバーランダーテント (211,000円)
大人4名まで対応の大きめサイズ
最大で大人4人が就寝できるXLサイズの大型ルーフテント。さらに高さも130 cmあるので圧迫感がないのも嬉しいです。収容力抜群なだけでなく、価格を抑えられているのも魅力の1つと言えるでしょう。
登山用品などでもよく使用されるリップストップ生地を採用し、軽量かつ強度が高い仕上がりを実現。また、大きめのサンルーフを採用していることで、テント内でも太陽の光や月明りを感じることができます。1人でも数秒で折りたたむことができるので操作性にも優れています。
iKamper–X COVERルーフトップテント (437,800円)
ファミリー層に最適な広めのモデル
大人3名もしくは大人2名と子供2名の就寝が可能なキングサイズ。3分で設置可能という手軽さも魅力。本体重量56kgとキングサイズのルーフテントにしては軽いため、軽自動車やコンパクトカーの方にもおすすめです。
厚み6.5cmの高密度低反発マットレスを採用しているため、身体への負担が少ないのも嬉しいです。マットレスの下にはハニカムアルミパネルが装備され耐久性も抜群です。5つの大きな窓が通気性と採光を確保してくれます。
YAKIMA–POLeR スカイライズ ルーフトップテント (208,000円)
防犯面でも安心の鍵付きタイプ
大人が3~4名就寝可能で迷彩柄がおしゃれなルーフテント。鍵がついているので、防犯面で安心できるルーフテントを探している方におすすめ。女性だけでのアウトドアや貴重品を持ち込む場合でも安心です。はっ水素材を使用しているうえ防水カバーも付属されているため耐水性に優れています。
フォームマットレスは厚さ6cmとクッション性に優れており、汚れても洗濯可能なのが嬉しいです。天窓付きで星空を見ながら就寝することもできます。ちなみに、ポートランド発祥のアウトドアブランドPOLeRとのコラボ商品です。
Feldon Shelter–クロウズネスト ルーフトップテント (327,800円)
機能性抜群のモデル
大人が2~3名就寝可能なルーフテントです。防水性や耐久性を重視する場合にぴったりのルーフテント。なぜなら独自のドーム型ルーフは屋根に水が溜まるのを防げるうえ、耐風の役割も兼ね備えているからです。さらにアルミ製の強化フレームやステンレス製金具を採用し、長期間にわたる高い耐久性を実現しています。
使用しているリップストップ生地は、紫外線への耐性や耐久性に優れているのが特徴。また、テントのベース部分にはポケットを搭載したり天井には収納用ストラップを設置したりと収納スペースも十分。テント内の高さが125cmあるので、長身の方でも快適に過ごせます。
SMITTY BILT –ルーフトップテント (179,800円)
コンパクトサイズでも開放感がある
大人2名が快適に過ごせるサイズのルーフテント。テント内の高さは130cmと高いので、小学校低学年くらいのお子さんなら立つこともできるほど。コンパクトだけれど、圧迫感を感じないルーフテントを希望する場合におすすめ。
大きめのサンルーフが通気性や採光性にも優れています。また、夜は星空を眺められる楽しみもあります。収容時の高さは30cmと低めなので、車高が高い車でも立体駐車場などの高さ制限以内に収まりやすいでしょう。なお、フラットのルーフラックが取り付けてあればどの車種でも取付可能です。
Feldon Shelter-クロウズネスト エクステンドテント (382,800円)
強風時にも安心の高い強度を誇る
大人が2~3名就寝しても快適なルーフテントです。オリジナルの蜂の巣型構造で、一般のルーフトップテントの約3倍の強度を実現しています。強風などの衝撃に強いため、とにかく耐久性が高いルーフテントを探している場合にぴったり。
大きめの窓によって360度景色が楽しめるうえ、エアロダイナミクスを考慮した設計なので強風時でも安全です。ベース部分に装備された小物入れ用ポケットは収納に便利。さらにポケットの底部が通気性に優れたデザインなので、濡れた靴などを乾かすこともできます。
YAKIMA-スカイライズ ルーフトップテント サイズS (148,000円)
防水性抜群なコンパクトサイズのルーフテント
大人2名が就寝できるSサイズのルーフテント。コンパクトで低価格なトップテント型を探している場合に最適。はっ水素材にPUコーティングを施しているため防水性は抜群です。収納時の防水カバーも付属しているのも嬉しいです。
厚さ6cmフォームマットレスによって快適に寝ることができます。さらにフォームマットレスは洗濯可能なので、テント内での飲食も汚れを気にしなくて良いです。また、鍵がついているので安心して就寝できるのが魅力。
まとめ
利用する人数に合わせたルーフテントがおすすめ
ルーフテントは自家用車をキャンピングカーのように使うことができる便利なアイテムです。シェル型、タワー型、トップテント型といった3つの形状がありますが、商品によって内部の広さが異なります。そのため、家族や友人など一緒にキャンプを楽しむ人数を考慮したうえでルーフテントを選ぶのがおすすめです。