身近なようで遠かった4kの映像。テレビやディスプレイが壊れるまで、4kモニターと距離を置いている方も少なくないでしょう。一方、確実に普及は進んでおり、衛星放送などは4k放送が基本になりつつあります。また、AmazonプライムやNETFLIX、ゲーム機など、多くのユーザーがいるサービスも4k対応のコンテンツを展開。グッと身近になり、もはや当たり前の映像になっています。美しいモニターで映画やスポーツを観たい。4k対応のゲームをプレーしてみたい。そんな思いを持ちつつ少し距離を置いていた方も、対応モデルが充実してきた昨今、4kにエントリーするチャンスが広がっています。今回はキメ細かな映像を映し出せる4kモニターの解説です。参考にしながら、使い方に合うモデルを選んで下さい。
4kモニターのメリット
色々な器機と接続可能な映像が美しいモニター
4kを簡単に言うと、フルハイビジョンのモニターより画素数が4倍多いモニターです。非常に高精細で美しい映像を映せます。また、パソコンやゲームのハードなど、多くの家電と連携。従来のモニターより、美しいグラフィックを再現できますよ。
作業スペースが広がり疲れが軽減
パソコンやテレビの画面、映像に使われているフルHD。解像度にすると1,920×1,080という値です。4kの解像度は3,840×2,160。モニターを4枚つなぎ合わせた性能があり、画面上の作業スペースが格段に広がります。従来モニターより視点や画面の移動が少なくなり、目や肩の疲れを軽減できますよ。
最新のサービスやソフトと連携できる
4kは普及が進んでいる映像で、有名な動画配信サービスなどが、すでに4kのサービスを展開しています。また、PS4などのゲームにも、4kに対応したソフトが少なくありません。最新のサービスや新しいソフトと連携できるのも、4kモニターのメリットでしょう。
4kモニターのデメリット
仕事でマルチタスクに陥りやすい
4kモニターは従来のモニターより広い作業スペースを持ち、パソコンで作業中は多くのウィンドウを開けます。色々なファイルを開けることでマルチタスクに陥りやすく、気を付けないと作業効率が落ちるでしょう。動画やSNSなど、余計なサイトを閲覧してしまうリスクも上がります。仕事で使うときは、日々のプラン立てや自制心が必要です。
使うにはハイスペックなハードが必要
4kモニターは従来のモニターよりハイスペックです。そのため、映像を入力するパソコンやゲーム機のスペックが高くないと、本来の性能を発揮できません。ゲーミングパソコンや4kに対応したゲーム機などを持っていない方は、ハイグレードなハードを別途で用意する必要があります。
4kモニターの種類
TN方式
ゲームとの相性が良く価格が安い
液晶パネルの駆動方式は大きく3つに区分できます。3つの内、もっとも長く生産されているのがTN方式のモニター。パソコンのモニターなどで、世間一般にも広く普及しています。ねじれネマティックという別名通り、電圧で液晶分子にねじれを起こし、映像を作っていますよ。他の駆動方式に比べて色が淡くなり、角度によって見にくくなるのがデメリット。液晶の正面に座って使う、1人用のモニターとして使うのがマストです。
すでに生産方法が確立されており、大量生産することができます。普及しているので、低価格で幅広い選択肢を得られるのがメリットです。また、低いグレードから応答速度が速く、滑らかな映像を観られるのもメリットでしょう。反射的な操作が必要なFPSなど、アクション系のゲームでは遅延が起こりません。ゲームと相性が良いモニターです。
VA方式
コントラストに優れ映像鑑賞と相性が良い
コントラストが弱いTN方式の弱点を改善したのが、VA方式のモニターです。VA方式のデメリットは応答速度が少し遅いことと、普及率が低いことでしょう。グレードの高い液晶テレビやモニターが多くなります。中間色の立ち上がりを助けるオーバードライブという機能を搭載していると、応答速度がデメリットになりません。
視野はTN方式より少し上ですが、角度で映像に違いが出ます。1人用で使うのが最適でしょう。黒を表現するのが大得意。他の液晶に比べて圧倒的なコントラスト比があり、メリハリの効いた映像が見られます。映画やアニメ、スポーツ観戦などの映像鑑賞に向いたモニターです。
IPS方式
パソコン作業に向いたモニター
スマートフォンの画面で、IPS方式を見慣れている方も多いでしょう。高級な液晶だったのは過去の話。今日では技術の確立が進み、色々なグレードのモニターに採用されています。速度が遅いため、高速反応が難しい方式です。また、画面裏にあるバックライトの影響を受けやすい方法で、白っぽい画面になるのもデメリットと言えます。
一方で視野が広く、角度が変わっても映像の質は落ちません。複数人で使うことができます。また、優れた色の再現性があり、プロもグラフィック作業などに使えるでしょう。写真や動画の編集、イラスト作成など、細かな作業に向いたモニターです。反射的なプレーを求めないRPGやオフラインゲームなどにも、美しいIPS方式がピッタリでしょう。
4kモニターの選び方
応答速度で選ぶ
4kモニターの応答速度は5㎳以下が目安
モニターの応答速度は、説明書などに記載されている㎳の数値で解ります。応答速度は色を表示するまでの立ち上がりに必要な時間。数値が上がるほど映像に残像ができたり、操作遅延を起こしたりするのが特徴です。逆に1㎳に近づくと、滑らかな映像で操作性も高まります。4kモニターは高度な映像が求められるアイテム。5㎳以下が目安になります。
ゲーム用には1㎳がおすすめ
対戦や共闘が多いFPSなどのシューディングゲーム、技を繰り出す格闘ゲームなどは、反射や操作性が求められます。そのため、応答速度が速いモニターを用意するといいでしょう。1㎳がおすすめです。また、ゲームはジャンルを問わず、映像が滑らかで操作性が高いとストレスを感じません。4kモニターをゲーム用に選ぶのであれば、反応速度の速いモニターがおすすめです。
オーバードライブ搭載のTN方式やVA方も応答が良い
TNモニターとVAモニターの応答速度は、G TO GやGray to Grayと記載されている場合もあります。IPSモニターは遅い応答速度が弱点。しかし、速度が一定で色を均一に立ち上げられます。一方、応答速度に差を持つのが、TNモニターとVAモニター。白から黒を立ち上げるのが速く、中間色が遅れます。遅れを加味している応答速度が、G TO GやGray to Gray。完全に色が反映されるまでの、リアルな速さです。通常の応答速度と同じで、1㎳に近いほど素早くなります。
オーバードライブは中間色の立ち上がりをサポートする装置で、TNモニターとVAモニターの遅れを改善するために搭載されています。応答速度と一緒に記載されていることが多く、速いモニターの目安になる機能です。より美しい映像を観たい方は、チェックするといいでしょう。
HDR対応の有無で選ぶ
SDRは従来通りの明るさを持つ規格
輝度は映像の明るさを表す言葉です。人間の目が認識できる明るさの範囲をダイナミックレンジと言い、数字で表すと10の12乗を知覚しています。SDR(スタンダードダイナミックレンジ)が映す明るさは10の3乗。10の3乗は、従来のモニターが表現できる輝度の数値です。輝度が高いほど、肉眼で見る景色に近い映像を流せるモニターになります。
HDRはSDRより優れた高輝度の規格
HDR(ハイダイナミックレンジ)は名前の通り、SDRより明るさの幅を広げた技術の規格です。HDRのモニターが持つ輝度は10の5乗。従来からあったモニターより、100倍の明るさを映せるスペックがあります。より肉眼に近く、多くの情報を映せるのが特徴です。すでに動画配信などで対応サービスが始まっており、今後の普及が見込めるでしょう。NETFLIXなどを使っている方は、HDR対応がおすすめです。
接続する器機に合う端子を選ぶ
HDMIとDisplayPortの2つが主流
4kモニターの端子はHDMIとDisplayPortが主流です。家でも見られるのがHDMI。PS4やデスクトップパソコン、液晶テレビなど、多くの家電に搭載さています。DisplayPortはHDMIと似ていますが、少し小さいのが特徴。高精細な画像に対応した、新しい機器に搭載されています。接続したい器機を確認し、間違えないように端子を選んで下さい。HDMIは2.0以降、DisplayPortは1.3以降のバージョンが4k映像に使えます。
端子は多めに見積もるのがおすすめ
4kモニターは単体で映像を観ることができません。パソコンやゲームのハード、配信サービスを利用できるセットトップボックス、テレビチューナーなどと接続することになります。色々な映像を観ることができ、今後は性能を発揮できるコンテンツが拡大していくでしょう。後々の使い方をイメージしながら、端子を多めに見積もっておくのも有効な選び方です。
画面サイズの違いで選ぶ
モニターとの距離にインチを合わせる
4kモニターのサイズは様々で、おおよそ23インチから50インチくらいまでが、一般向けに市販されています。一概には言えませんが、狭い画面がゲーム用途、中間サイズはパソコン用途、広い画面はテレビ用途に使うのが便利です。最適なインチは、ユーザーが画面全体を、視界に捉えられる距離から割り出すのがおすすめ。モニターの高さに対し、1.5倍くらいから画面全体を確認できるようになります。画面が広くなるほど、見やすい距離は遠くなっていきますよ。
32インチ付近を基準にすると画面サイズを決めやすい
4kモニターは27インチ以下も主流で、ゲーム用に使われています。通常のモニターより4倍の情報があるので、映像が美しいためです。一方、画面が狭いと文字が読めず、仕事用やパソコン作業用には不向きでしょう。広いモニターはテレビと同じ使い方がマスト。例えば42インチは画面の高さが64㎝で、1m以上も離れないと映像全体が視界に入りません。奥行があるデスクにパソコンを置いていたとしても、1mは作業しにくい距離でしょう。
色々な要素を踏まえると、32インチが汎用的な画面サイズと言えます。32インチは高さ40㎝。1.5倍すると60㎝ほどから画面全体が視界に入ります。文字を拡大せずに読むことができ、デスクに置いてキーボードやマウス操作もできるでしょう。ゲームや動画も滑らかにプレーできます。自分の使い方に合わせて、画面サイズを選んで下さい。
スピーカーの有無で選ぶ
モニターから音を聴きたい方はスピーカー内蔵に
テレビと同じようにスピーカーが内蔵されている4kモニターは、モニターから音を聴きたい方におすすめです。ヘッドホンを接続できる出力端子なども備えており、少ない機材で音を聴くことができます。スピーカーやヘッドホンなど、音が出るアクセサリーを持っていない方にも便利でしょう。ボリュームコントロールも、モニター側で行えます。
出力器機がある方はスピーカー非搭載も
スピーカー非搭載のモデルは音が出ません。パソコンに接続したスピーカーや、ゲームのコントローラーに繋いだヘッドホンから音を聴きます。4kモニターのみが欲しいということであれば、スピーカーなどの出力機器は、すでに持っている方も多いでしょう。スピーカー非搭載のモデルも選択肢にできます。スピーカー非搭載はパーツが少なくなり、コスパが良くなる傾向です。より希望に合ったモデルを、幅広い選択肢から探せるでしょう。
4kモニターのおすすめブランド・メーカー
DELL(デル)
映像が美しいプロフェッショナル用モニターが選べる
有名なパソコンメーカーで、リーズナブルな価格帯から人気があります。パソコン経験者の中でも中級者以上に支持されており、扱っているモニターの性能も信頼できますよ。映像が美しいプロフェッショナルモニターが選べ、仕事に使う方は要チェックです。
EIZO(エイゾー)
映像を扱う現場に多く採用される優秀なモニター
エイゾーはディスプレイを専門に扱っている日本のメーカーです。パチンコなどのアミューズメント系から、手術やレントゲンに使う医療用まで、幅広いモニターを扱っています。放送や乗り物に使われている映像システムも優秀。エイゾーのモニターは現場に広く採用されおり、その1つに4kモニターも入っています。
hp(ヒューレットパッカード)
普遍的な人気がある多機能なモニター
略称であるhpは日本にも広く浸透しています。世界中に拠点があるグローバル企業で、パソコン関連のアイテムは、世間一般に広く普及していると言えるレベルです。パソコンのシェアは業界でも屈指。多機能ハイスペックな4kモニターも、普遍的な人気があります。ユーザー目線のスマートなデザインと便利な機能も、人気の秘密でしょう。
LG(エルジー)
ゲーミングモニターを探している方は要チェック
韓国の総合家電メーカーで、液晶テレビやディスプレイが非常に有名です。日本の家電量販店にも、よくエルジーのモニターが並んでいます。韓国はオンライン大国と呼ばれるほど、ネットゲームが盛んな国。応答速度が速いゲーミングモニターは、ゲーマーも要チェックと言えるでしょう。
おすすめ&人気の4kモニターランキング
TN方式でおすすめの4kモニター
エイスース-ゲーミングモニター (42,801円)
ゲームに嬉しい機能が多数ある
エイスースは台湾のパソコン周辺機器メーカーです。日本ではアスースが定着した呼び名でしょう。今日ではエイスースに名前を統一し、東京都などに直営店舗があります。ゲーミングブランドが非常に有名。本機も応答速度1㎳に達した、ゲーミングモニターになっています。
GamePlus機能を搭載しており、色々なゲームに使える要素があります。エイム(銃などの照準)をサポートするモードはFPS向け。リアルタイムの戦略が求められるRTSに適したタイマーもあります。対戦や協力プレーのファンには、魅力的な機能でしょう。
エイスース-液晶ディスプレイ PB287Q (103,730円)
どの用途にも卒なく対応できる
マルチな要素を秘めた28インチのTNモニターです。応答速度は1㎳で、ゲーミングモニターとして期待に応えてくれます。HDMIを2つとDisplayPortを1つ搭載。スピーカーを内蔵したモデルで、動画や映画の鑑賞にも便利です。
人間の目では追えませんが、裏側から光を当てて調光している液晶画面は、チカチカと点滅しているのが特徴です。フリッカーと言い、長いあいだ観ていると吐き気、めまいなどを起こします。調光の方法を工夫することで、チカチカを抑えているのがフリッカーフリー。目の疲れを軽減してくれますよ。また、外からの光りを拡散し、不要な映り込みの防止ができるノングレア画面を採用。長く眺めても疲れず、仕事にも便利です。
ジャパンネクスト-JN-T2888UHDR PCモニター (29,980円)
リーズナブルなHDR対応モデル
ジャパンネクストは液晶ディスプレイを取り扱うメーカーで、4kモニターのラインナップが豊富です。有名な家電量販店にも並んでおり、国内メーカーの安心感があります。本機はTNパネルですが、デスクワークにマッチしたIPSパネルも非常におすすめですよ。
28インチの4kモニターで、応答速度は2㎳。オーバードライブ搭載です。かなりリーズナブルですが、HDRにも対応しています。そのため、ゲームや動画鑑賞など、おおよそのプライベート用途には対応できるでしょう。なお、テレビ用途であれば、同社43インチの4k対応ディスプレイも非常におすすめです。
VA方式でおすすめの4kモニター
ジャパンネクスト-JN-VT4302UHD (39,970円)
スピーカー付きで映画や動画の鑑賞におすすめ
43インチの広いVAパネルが特徴です。VAパネルらしく、コントラストが非常に優秀。一般的なディスプレイのコントラスト比は、もっとも暗い黒を1とすれば、白に1,000倍の明るさがあります。一方、本機は1の黒に対して、白は4,000倍の明るさ。メリハリの効いた映像を楽しめますよ。
4kモニターの中でもパワーがあるスピーカーを搭載しており、迫力ある音も楽しめます。43インチで字幕などの文字も鮮明。通常のテレビサイズなので、映像の迫力にも期待できるでしょう。映画や動画の鑑賞、テレビ用途におすすめです。
アイオデータ-HDR対応液晶モニター (59,939円)
超有名ゲームが推奨する美しいVAパネル
アイオデータはCMなどで、ご存知の方も多いでしょう。日本にあるパソコン周辺機器メーカーの老舗です。グラフィックの技術に精通しており、モニターはゲーム環境にもおすすめ。本機も世界的に有名な超メジャーゲームが、推奨しているディスプレイです。
オーバードライブ搭載で31.5インチのVAパネルです。Gray To Grayの応答速度は3㎳で、動作はメジャーなゲームメーカーが認めています。美しいグラフィックが持ち味のゲームをプレーするには、持ってこいのモニターでしょう。しっかりとHDRにも対応しています。
IPS方式でおすすめの4kモニター
デル-PremierColor搭載液晶モニタ (177,930円)
汎用性が高いIPSモニター
32インチの4kモニターです。標準カラーの再現性に優れている、PremierColorテクノロジーを搭載しています。デルのハイエンドシリーズだけが持つ機能で、グラフィック業界の標準色に調整されているのが特徴。仕事などで使う場合も、コントロールの手間を省けます。
もちろん、ユーザー自身の色彩調整も可能。好みがある方はカスタムカラーモードで調整するといいでしょう。32インチの広さに加えて、IPSとしては優秀な6㎳の応答速度があります。HDMIとDisplayPortを卒なく搭載。非常に汎用性が高いIPSパネルです。
エイゾー-FlexScan (129,600円)
スピーカー搭載のビジネス向け4kモニター
27インチの4kモニターです。エイゾーのモニターらしく、長時間の使用が予想される、ビジネス用途に便利な機能を搭載しています。フリッカーフリーの調光で画面のチラつきを予防。ブルーライトカットにより、ユーザーの目を守ってくれます。
HDMIとDisplayPortに加え、USBはType-Cを搭載。ノートパソコンと連携しやすいのも、ビズネス向けの要素と言えます。応答速度はGray To Grayで5㎳。薄型パネルですがスピーカーを搭載しています。ゲームや動画なども十分に楽しめるでしょう。
ヒューレットパッカード-27インチ 4Kディスプレイ (31,500円)
長時間でも疲れずに使える工夫がある
IPS方式で27インチの4kモニターです。HDMIとDisplayPort、両方の端子があり、色々なコンテンツに対応することができます。パネルは4㎝の薄さ。デスクのスペースを経済的に使えるでしょう。IPS方式らしく応答速度が14㎳なので、ゲーム以外の用途におすすめです。
モニターを観るときに嬉しいのがブルーライトカット。メガネのレンズなどにコーティングしている方も多いでしょう。本機はローブルーライトモードを搭載。画面だけでブルーライトをカットできます。また、外からの光を分散し、画面の映り込みが減るアンチグレアを採用。長いあいだ観ても、疲れないのがメリットです。
エルジー-27UL650-W (62,790円)
SDR画質がHDR画質に変わる
HDRに対応した27インチの4kモニターです。応答速度は5㎳。ブルーライトカットとフリッカーフリーのパネルです。また、画面にはノングレアを採用。使用が長時間になっても疲れない要素が揃っています。ゲーミングモニターには含まれませんが、エルジー製ということもあり、対応はできるでしょう。
注目したいのが搭載されているHDR効果。ピクチャーモードから設定することができ、SDR映像をHDR並みの画質に変換できます。HDRコンテンツを利用するか迷う方は、効果を使うことによって、参考になる映像を観られるでしょう。もちろん、高精細な画面はデスクワーク環境にも最適です。新時代に適応したIPSディスプレイとして、非常におすすめですよ。
ココパー-HDMIモバイルディスプレイ (39,800円)
車中泊でも4kのゲームを楽しめる
ココパーは2,015年に発足した新しいメーカーで、中国の深センにあります。深センは中国のシリコンバレーと呼ばれている都市。最新のテクノロジーを持つメーカーが集まっています。ココパーも例に漏れず、新世代機と言えるモニターを扱っています。
15.6インチのモバイルモニターで、HDRに対応しています。HDMIに加えてUSBのType-Cがあり、通信端末やモバイルバッテリーとの連動も可能です。重さは830gでスピーカーを搭載。ヘッドホン用の端子も忘れてはいません。小さなサイズでHDR対応は希少です。車中泊などでゲームをする方は、要チェックの4kモニターでしょう。
まとめ
目的や周辺機器に合った4kモニターがおすすめ
4kモニターは目的を想定して種類やインチを決めると便利です。ゲームやスポーツ観戦には応答速度が速いモニター。イラスト作成や写真編集などの仕事には、色が美しいIPSモニターがいいでしょう。端子数は多めに見積もっておくと、新しい機器やサービスを利用したいときに困りません。