地上デジタル放送を見るためには地デジアンテナが必要です。様々な形状のものがあり、中には工事が不要なものもあります。また受信感度の強さも違います。それぞれの特徴や違いがありますので、お住いの環境に適したアンテナを購入するのがおすすめですよ。今回はおすすめの地デジアンテナをランキング形式で紹介します。これから地デジアンテナの購入を考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
地デジアンテナの特徴
地上デジタル放送を見るためのアンテナ
地上デジタル放送が使用しているUHF電波に対応しているアンテナのことを言います。2011年に終了しているアナログ放送はVHFアンテナになりますので、必ず地上デジタルはUHFアンテナを選びましょう。地デジアンテナの受信方法は東京スカイツリーなどの電波塔から直接電波を受信します。地デジアンテナを設置するメリットは月々に費用がかからないことですね。ケーブルテレビは契約しているケーブルテレビ会社に料金を払う必要があります。しかし地デジアンテナを使用する場合、工事費用など以外は無料でテレビを見続けることができます。
自分の住んでいる地域に合った電波を知ることが大切
地デジアンテナを選ぶ際はまずは自分が住んでいる地域が電波の強い強電界なのか電波の弱い弱電界なのかを知ることが必要です。自分が住んでいる地域の電界を知るには、関東地方にお住いの場合は東京スカイツリーに近いのか、地方にお住まいの方は地元の中継局に近いのかを知りましょう。
地デジアンテナの種類
八木式タイプ
受信感度が高く受信電波が弱い地域でも使える
アンテナと言われるとこの八木式アンテナを想像する方が多いかと思いますね。こちらは直接屋根の上に設置します。工事などは必要ですが、受信感度が高いのが特徴です。電波を拾う素子と言われる短い骨を増やすことによって受信感度をさらに良くすることが可能になりますよ。
弱電界地域にお住いの方は、この八木式アンテナが候補になります。しかし、八木式アンテナは屋根の上に設置をするために、業者などに設置工事を依頼する必要があります。また、建物の外観を損ねる心配もありますね。手間や外観よりも、映りを優先する方向けと言えるでしょう。
平面タイプ
壁などに設置するため建物の景観を壊さない
平面アンテナもしくはデザインアンテナとも呼ばれています。こちらは屋外または屋内の壁に設置をするアンテナになります。見た目がスタイリッシュで建物の外観を損ねないのがメリットになりますよ。また風の影響も受けにくいので耐久性にも優れています。
平面タイプのデメリットとしては八木式タイプに比べて受信感度がやや落ちることになりますね。この3タイプの中でも真ん中くらいの受信感度になります。また建物の位置によってはうまく電波が受信できない場合があります。設置方向を考えないといけませんが、スマートな外観をご希望なら平面タイプですね。
室内タイプ
工事が不要で室内に設置できる
室内タイプのアンテナは工事が不要で設置の際のコストがかかりません。また室内であればどこにでも設置できるのが特徴です。室内の壁や窓に張り付けられるタイプなどもありインテリアを邪魔しませんよ。3種類の中でも一番手軽で低コストのアンテナになりますね。
しかし、室内アンテナには見逃せないデメリットがあります。それは受信感度の低さです。平面アンテナよりさらに受信感度は落ちますね。そのため弱電界地域の方は電波を受信することができません。電波が強い強電界地域に住む人には手軽でお勧めのタイプになりますよ。
地デジアンテナの選び方
設置場所で選ぶ
屋内に設置する場合はブースター内蔵のものがおすすめ
室内に設置する場合は電波をうまく受信できない場合があります。そこでブースターという電圧を増大させてテレビ信号のエネルギーを大きくすることができる機能が内蔵されているものを選ぶことがおすすめですよ。ブースターが内蔵されているアンテナを選ぶことで受信感度が良くなり、電波が受信しにくい場所でもテレビ映像を楽しむことができます。
屋外なら耐風性に優れたものなど耐久性があるものがおすすめ
屋外に設置する場合は風や雨や雪にさらされることがあります。そのため風の影響を受けやすい地域にお住まいの方は風の影響を受けにくいタイプのアンテナか、耐風性の高いアンテナを選びましょう。また積雪が多い地域や海岸沿いにお住まいの方も雪害用や塩害用などの地デジアンテナを選ぶのが良いでしょう。屋外でもなるべく長く使用できる地デジアンテナを考えて選ぶことがポイントになります。
受信電波の強さで選ぶ
受信電波の弱い地域なら動作利得が7~14dB
弱電界地域にお住いの方が一番気にしなければいけないことは、受信感度の高さになります。受信感度が低いと電波を受信することができず、テレビを見られません。電波の弱い地域では動作利得数が7.0dB以上が推奨になりますね。また素子も重要になり、こちらの数も弱電界の場合は20以上あると良いといわれていますよ。さらに良くするにはブースターが内蔵されているものを選ぶとなお良いでしょう。
受信電波の強い地域なら動作利得が5~10dB
強電界にお住まいの方なら基本的に動作利得数が少なくても受信ができますよ。中電界地域にお住まいの方は5dB~10dB程度必要になります。素子数についても強電界であれば4~8素子程度になり、中電界地域であれば14~20素子がおすすめになりますね。ご自身がお住まいの地域がどの電界地域になるのか把握して受信電波の強さで地デジアンテナを検討してみてください。
住んでいる家の形態で選ぶ
マンションやアパートなら工事が不要なもの
マンションやアパートにお住まいの方は、勝手に工事などできません。また賃貸だと壁に穴を空けることもできませんよね。そのためアンテナを選ぶ際は工事が不要なもの、自身で簡単に設置や取り付けができるものがおすすめになりますよ。電波が受信しにくい地域でしたら、ベランダなどに設置できるタイプもおすすめですよ。
戸建てなら屋外に設置できるものがおすすめ
戸建てなら屋外に設置できるものがおすすめですね。戸建てであれば工事をしてはいけないなど気にする必要がないため、なるべく屋外に設置するのが良いですよ。屋外に設置することで電波を受信しやすくなりますので安定したテレビ映像を楽しむことができますね。手軽さを取るよりも安定して長く使用できるものを選ぶのがポイントとなります。
地デジアンテナのおすすめブランド・メーカー
DXアンテナ
八木式アンテナの種類が豊富で耐久性にも優れている
八木式タイプのアンテナが豊富です。雪害用や塩害用など様々な環境に適した八木式アンテナが用意されていますよ。平面アンテナや室内アンテナもありますが、家庭用の八木式アンテナだけでも24種類程度もありました。そのため雪が多い地域でも海岸沿いにお住まいの方でも安心して、お住まいの環境に合った地デジアンテナを選ぶことができますよ。
日本アンテナ
平面タイプでも弱電界に対応商品もあるので使いやすい
家の外観を壊さない平面タイプの地デジアンテナが優れています。平面タイプでも電波の弱い弱電界にお住まいの方でも使えて、ブースターも内蔵されているタイプもありますよ。そのため見た目も気になるけど中電界や弱電界にお住まいの方でも使える平面タイプが欲しい方にはおすすめです。
マスプロ電工
円柱型など形が豊富でデザイン性に優れている
平面タイプの地デジアンテナで円柱タイプなどおしゃれなデザインのアンテナを取り扱っているのが特徴です。平面タイプの種類が豊富なためデザインにもこだわりたい人、特に平面タイプを考えている方にお勧めですね。室内タイプの地デジアンテナも、お部屋のインテリアを邪魔しないスタイリッシュなデザインがありますよ。
サン電子
カラーが豊富で建物の外観やインテリアを邪魔しない
室内アンテナのカラーが一番豊富です。他<div class=”sh”><a id=”syuttenurl” href=”出典元のURLを挿入” target=”_blank” rel=”nofollow noopener noreferrer”>Rakuten</a></div>メーカーでは白や黒がほとんどですがこちらのメーカーはブルーやイエロー、ピンクなど約8色のカラーバリエーションが用意されています。室内タイプを検討されていてインテリアにこだわりがある方は、こちらのメーカーはおすすめですね。
おすすめ&人気の地デジアンテナランキング
八木式タイプでおすすめの地デジアンテナ
マスプロ-UHFアンテナ U206 (3,100円)
組み立て安くて動作利得が高い
動作利得は8.5~13.5dBでとても高い利得数です。また前方と後方からの感度を比で表した数値である前後比は19~28dBになります。素子数については20あります。さらに反射器の最適化によりとても受信感度が高い商品になりますよ。
上下に開くだけで固定ができる新構造の反射器を使っています。F型コネクターを採用しているため組み立てが簡単にできます。値段も安くて組み立ても簡単でさらに受信感度も高いアンテナで弱電界地域の方には特におすすめですね。
マスプロ-30素数UHFアンテナ LS306TMH (8,580円)
アンテナ4本分の動きにより高い利得性能
4段動波器によりアンテナ4本分の動きをします。そのため電波を最高感度で受信することができますよ。動作利得は12.9~16.0dBになりとても高い利得数なのがわかります。さらに素子も30あるため大変受信感度が高く安定したテレビ映像を楽しむことができます。
こちらも上下に開くだけの反射器を採用しているため組み立てがとても簡単で設置時間の短縮にもなりますよ。環境にも配慮している商品で有害物質も含みません。こちらも弱電界地域に方には大変おすすめの地デジアンテナになります。
DXアンテナ-UA20 (2,860円)
ケーブルの接続部分が外れにくい新型の防水キャップ付き
受信チャンネルはオールチャンネルの13~52chが可能です。また動作利得数は8.5~13.8dBになります。素子は20になり、前後比は19~28dBになります。こちらは中電界地域や弱電界地域の方向けの地デジアンテナです。
さらに、耐風性にも優れた製品で破壊風速は45mになります。そのためある程度強い風には耐えられるアンテナになります。またケーブル部分には接続部分が外れにくい新型の防水キャップを使用しているためキャップの加工は不要です。
日本アンテナ-家庭用屋外用UHFアンテナ AU14R (4,436円)
前後比、利得が優れていて高感度受信ができる
従来の反射器を大型コーナーリフレクターにしています。そのため前後比が高く高い利得数が可能な地デジアンテナです。動作利得は8.0~11.0dBになり、前後比は16.0~25.0dBといった比較的に高い数値となっているため安定して電波を受信することができます。
取付金具にはZAMメッキが採用されておりさびにも強い金具になります。また重量も約900gといった重さになり八木式アンテナの中でも軽量化されている製品になります。中電界地域や強電界地域の方向け地デジアンテナです。
DXアンテナ-UAX20 (8,710円)
弱電界地域用で動作利得が9.5~15.7dB
こちらの地デジアンテナは通常のアンテナよりも受信感度が高い構造になっています。こちらはパラスタック式動波器を採用しています。パラスタック式とは素子がX状に何本も付いていて、通常の素子よりも2倍程度の素子が付いているものになります。そのため受信感度が通常よりも高くなるのですね。
パラスタック式のアンテナのため弱電界地域ではとても向いている地デジアンテナです。ただし、その分強度や風の影響も受けやすいのが欠点。しかし、Uステーと取付金具は従来品にくらべても1.5倍ほど強度がアップしているので、強度の面でも安心ですよ。
平面タイプでおすすめの地デジアンテナ
DXアンテナ-UHF平面アンテナ オフホワイトUAH261W (6,480円)
ブースターを取り付けできる新構造で外観を壊さない
こちらの地デジアンテナはブースターを取り付けても外観を壊しません。それは、業界でも初の背面にブースターを取り付けることができる新構造になっているからです。ブースターが露出せずに取り付けることができるので外観を壊すこともなく、多少電波を受信しにくい場所でもテレビ映像を楽しむことができるのでおすすめですよ。
軽量化されているのに加えて、本体を取付金具に装着してねじを締めるだけで設置ができる構造になっています。そのため設置も簡単にできますよ。屋外への設置でも簡単に設置したいと考えている方にはおすすめです。
日本アンテナ- F-PLUSTYLE エフプラスタイル UDF90C
(9,780円)
薄型で様々な場所に設置ができる
風の影響も受けにくい薄型のアンテナです。受風面積が0.127㎡で、平面アンテナの中でも最小面積となっています。そのため風の影響も受けにくく建物の外観も壊しません。台風などが多い地域の方や外観を気にする方にはおすすめです。
さらに壁だけでなくベランダや鉄管柱など様々な場所への設置が可能です。コンパクトで使いやすいマルチ金具の採用がされていることと、設置がしやすいように背面にハンドルが装備されています。アンテナ自体をつかみやすく設置しやすい構造になっています。設置場所にこだわりがある方にはおすすめです。
マスプロ-フォームホワイト U2SWLC3 (3,756円)
業界でも最小サイズで目立たないデザイン
壁に取り付けるタイプの地デジアンテナの中でも業界でも最小サイズ。高さが36cmで、横幅が15cmといったサイズになります。そのため目立つこともなく見た目も良いアンテナになりますので、見た目を気にする方にはおすすめですよ。
また、設置できる場所も多いアンテナです。壁だけではなくベランダのフェンスや室内に置き型アンテナとしても設置することができます。そのため住んでいる家の構造や形態また受信電波の良し悪しによって、設置場所の調整が可能。そのためマンションやアパートにお住まいの方にもおすすめですよ。
DXアンテナ- UH26BA(7,290円)
小型で軽量さらにワンタッチの簡単取り付けが可能
小型で薄型なのが特徴の地デジアンテナです。本体の薄さが4.9cmになり、設置時の壁からの薄さが11.3cmになります。そのため壁に設置してもすっきりとした見た目になり本体が目立つことはほとんどありません。軽量のため取り付け時も楽にできます。
さらに平面アンテナなのに素子数も高いのも特徴です。素子数が26素子あるので八木式アンテナ並みの素子数になります。総合利得数が26dB~31dBといった利得数になり平面アンテナの中でも高性能な地デジアンテナですよ。ベランダにも設置ができるのでおすすめです。
室内タイプでおすすめの地デジアンテナ
日本アンテナ-UDF85B (6,980円)
ブースター内蔵で電波が弱い地域でも安定した受信ができる
ブースター機能で性能が高いアンテナです。アンテナ自体の利得は6.5~8.5dBですがブースター機能を使うことによって17~21dBまで増幅することができます。そのため電波が弱い地域でも受信することができますね。
さらに、室内だけではなく屋外にも設置ができます。室内で電波が受信しにくいと感じた場合には屋外に設置することも可能です。受信の状況によって設置場所をかえることができるので、室内で使用するのか屋外で使用するのか迷っている方にも向いていますよ。
マスプロ-UTA2S (1,760円)
電波の強い強電界地域用でインテリアを邪魔しない
見た目がとてもスタイリッシュで綺麗なデザインになっています。また手のひらサイズの小さいサイズになります。そのため薄型のテレビの横やパソコンの横においてもインテリアを邪魔しません。室内アンテナでデザインを気にする方はこちらをおすすめになります。
アンテナの向きを90度回転することができるので受信方向を調整することも可能です。ただし受信感度はそれほど高くないため、強電界地域にお住いの方向けの地デジアンテナになります。値段も安く、強電界地域の方にはこれだけで済むのでおすすめです。
DXアンテナ-US10WB (1,290円)
壁にも取り付けができるし置くだけの簡単設置も可能
室内はもちろん市販の丸木ねじを使えば壁に取り付けをすることも可能です。傾きも調整が可能です。お好きな角度に調整して受信がしやすいかを見てみましょう。設置場所は送信局方向の窓側に設置するのがおすすめです。
カラーもホワイトだけでなくブラックもありますのでお部屋のインテリアに合ったものを選ぶことができますよ。こちらのアンテナは強電界地域向け。電界地域によっては受信できない場合もありますので、自分の電界地域を調べたうえで購入をしましょう。
サン電子-IDA-7CB-IW (4,322円)
ブースター内蔵でカラーバリエーションも豊富
こちらの地デジアンテナはカラー豊富なのが特徴です。アイボリーの他にピンクやイエロー、グリーンやブルーなど7色のからバリエーションの中からお好きなアンテナを選ぶことができますよ。インテリアにこだわりがある方や好きなカラーを使いたい方にはおすすめです。
電源もお好きなものを選ぶことができます。AC100Vコンセントから電源を取る方法かパソコンのUSB端子からも電源を供給することができます。そのためコンセントの位置も気にせず好きな場所でお使いいただける地デジアンテナになります。
ANTOP-AT-127 (2,250円)
卓上にも壁にも窓にも取り付けられるペーパーアンテナ
こちらの地デジアンテナは室内アンテナのペーパーアンテナというタイプのアンテナになりますね。ペーパーのように薄くて両面ステッカーがついているため壁に貼り付けて使用することもできれば、窓ガラスに張り付けて使用できるアンテナになります。付属のスタンドがついているので卓上にも設置できます。
薄いだけでなく、両面兼用で木目調のダークミルクとライトオークで綺麗なデザインになっています。インテリアのちょっとしたワンポイントにもなりますね。工事ももちろん不要なのでどこにでもお好きなところに設置ができますよ。
まとめ
受信感度が強くて取り付け簡単な地デジアンテナがおすすめ
地デジアンテナを選ぶ際は受信感度が高くて取り付けも簡単なものがおすすめです。受信感度に低いアンテナを選んでしまうと電波を受信することができずにテレビを見ることができません。なるべく受信感度が高いものを選ぶことと、お住まいの形態によりますがなるべく工事などの手間が少なくないアンテナを選ぶことが、負担を少なくできておすすめですよ。ぜひ自身の環境に合ったアンテナを選んで、快適なテレビ視聴を楽しみましょう。