在宅ワークやオンライン授業の始まりを機に、新しいパソコンの購入を考えている方も多いと思います。そんな人たちにおすすめしたいのが、低価格のノートパソコンです。最近は低価格でも十二分に使うことができるパソコンが増えています。そこで今回は、おすすめの低価格パソコンをランキング形式で紹介していきます。また、用途によって選ぶ基準が異なってきますので、低価格パソコンの選び方や種類についても解説します。コスパの良いノートパソコンを探している方は参考にしてみてください。
低価格ノートパソコンの特徴
軽作業ならストレスなく進めることができる
かつてはウェブブラウジングでさえ操作が重かったパソコンもありました。しかしながら10年前と比べると、ノートパソコンの能力は底上げされています。したがって、高性能なパソコンに見劣りするスペックだったとしても、ネットサーフィンや文章作成程度の作業なら快適に行うことができます。
海外メーカーが主流の発売元
中国や台湾、アメリカといった外資メーカーが低価格パソコンの製作に注力しています。日系メーカーは初期インストールソフトが豊富なのに対し、外資メーカーは極限まで初期インストールソフトを削減することで低価格を実現しています。海外メーカーとは言っても日本語でのカスタマーサポートが充実しているため、困った時は気軽にお問い合わせができますよ。
低価格ノートパソコンの種類
WindowsOS
世界で一番使われている安心安全のOS
Windowsは世界で10億台以上のパソコンで利用されています。世界で最も使われているということもあり、多くのソフトウェアがWindowsに対応しています。複数のソフトを使用する方には最適なOSといえますね。
Windowsは他のOSと比べて、たくさんのPCメーカーに提供されています。そのため、パソコンの選択肢が多いということがメリットとして挙げられます。機能やスペックをしっかり吟味してパソコンを選びたい方にはぴったりです。
Chrome OS
Googleが無償で提供しているため搭載機種はコストがかなり低い
Chrome OSは無償で提供されているため、搭載パソコンのコストを抑えることができます。また、基本的にソフトウェアをクラウド上で管理しているので、OSの動作が非常に軽く、起動が早いのが特徴です。パソコンに高い負荷がかかる作業には向いていませんが、スプレッドシート作成や簡単な音楽編集などをしたい方にはおすすめです。
Chrome OSはGoogleが提供するWebブラウザーであるGoogle Chrome上で作業することを前提に作られています。例えば文書作成ならGoogleドキュメント、スプレッドシート作成ならGoogle スプレッドシートをChrome上で操作します。これらのデータは自動的にクラウド上に保存されるため、データ紛失のリスクが無く、ほかのデバイスからもデータを編集できるのが魅力です。パソコンやスマホなど、複数のデバイスを使って作業する方にはおすすめのOSです。
低価格ノートパソコンの選び方
CPUで選ぶ
軽いネットサーフィンならIntel Celeron
Intel Celeronは安価で省電力なCPUとして提供されています。また、消費電力が少ないので、バッテリーが長持ちするのがメリットです。さらに、Celeronは小型で軽いため、パソコン自体のサイズや重量もコンパクトに抑えることができます。ただ、性能面では劣るため、音源編集はおろか、Officeの利用にもストレスを感じることが多いです。パソコンを持ち運んで外でネットサーフィンをしたい方にとっては、パソコンの軽量化を実現できるIntel Celeron搭載モデルがおすすめですよ。
Office製品もストレスなく使いたいならIntel Core i3
Intel Core i3はIntelのプロセッサーの中でも値段とスペックのバランスが取れたモデル。上位モデルのCore i5やCore i7の性能と比べると見劣りしますが、Celeronよりかははるかに重い作業でも無理なく進めてくれます。動画編集はさすがに厳しいですが、イラスト編集や音楽編集は快適に行うことができます。Microsoft Officeの利用も難なくできるため、それなりに仕事でパソコンを使う人におすすめできるCPUです。
ディスプレイサイズで選ぶ
頻繁に持ち運ぶなら13インチ以下
13インチ以下のディスプレイであれば、主なラインナップとして11インチモデルと13インチモデルがあります。11インチは横幅約24センチ、縦幅約14センチほどです。B5の紙よりも一回り小さいくらいですね。13インチのパソコンなら横幅約29センチ、縦幅約16センチです。13インチのパソコンはだいたいA4サイズくらいと考えるとよいでしょう。13インチ以下であれば持ち運びの際に邪魔にならないので、出先でもパソコンを頻繁に使う方に合っています。
大きな画面で作業したいなら15インチ以上
ディスプレイが15インチだと、横幅約33センチ、縦幅約19センチほど。13インチのパソコンよりもだいぶ大きいと感じますね。また、大きさに比例して重量も上がるため、15インチのパソコンを持ち運ぶのは結構な負担になることも。ただディスプレイが大きい分、画面が見やすく作業スペースも広がるので、自宅で腰を据えて作業をしたい方にはおすすめできるサイズです。
ストレージで選ぶ
作業効率を上げたいならSSD
高速でデータの読み書きができ、静音で耐久性があるのがSSDの特徴です。読み書きの速度ですが、同じスペックのパソコンならHDDの3倍以上はあります。また、SSDはHDDと違って物理ディスクを持たず、半導体メモリにアクセスすることでデータの読み書きをしています。そのため作業時に音がならず、衝撃に強いのが魅力。ただ、HDDよりも高価なため、少量のデータを扱う場合やクラウドを主な保存先として使う場合には推せるストレージです。
大容量を確保したいならHDD
安価で大容量を求めるならHDDです。HDDなら同じ金額でSSDの約4倍のストレージ容量を確保することができます。ただ、デメリットとしてはSSDよりも読み書きスピードが遅いため、コンピューターの起動に時間がかかることが挙げられます。さらに、物理ディスクでデータのやり取りをするのでふとした衝撃でデータが飛んでしまうことも。とはいえ大容量を低価格で享受できるため、パソコンに写真や動画を大量に保存したい方や、スマホなどのバックアップを定期的に撮りたい方にはおすすめできるストレージです。
低価格ノートパソコンのおすすめブランド・メーカー
Lenovo
モニターや周辺機器も提供しているためPC環境を一貫して整えることができる
Lenovoが提供するノートパソコンの特徴として、非常に頑丈というものがあります。加圧テストや振動テストなど、数々の耐久テストを乗り越えたパソコンが店頭に並んでいます。また、マウスやモニターといった周辺機器も販売しているため、PC周りを一気に充実させたい方にはおすすめのメーカーです。
Acer
ライトユーザーからヘビーユーザーまで対応できる製品のバリエーションが魅力的
Acerは用途に合わせた機種のバリエーションが強み。最近ではGoogleと提携し、Chrome OSを搭載したChromebookを発売しました。ネットサーフィンが主なユーザーから、がっつり画像編集したいユーザーまで対応できるさまざまなモデルを提供しています。
HP
コスパの良さが売りの世界シェア2位メーカー
HPの良さはなんといってもコストパフォーマンスの高さです。安いモデルであってもしっかり作業ができるので、授業用のパソコンを探している学生にはありがたいですよね。また、大画面のディスプレイを搭載したパソコンも多数ラインナップにあるため、広い作業スペースを確保したい方にはおすすめのメーカーです。
ASUS
PC部品から本体まで全て自社開発する開発力が武器
ASUSはPC開発を外部の業者に委託せず、全て自社で行っています。したがって、ニーズの変化に見合ったパソコンを素早く提供しているのが魅力です。また、自社開発のため低コストで販売できることも強み。ラインナップも多いので、低価格帯のパソコンを比較しながら買いたい方におすすめできるブランドです。
おすすめ&人気の低価格ノートパソコンランキング
intel Core i3搭載でおすすめの低価格ノートパソコン
Acer-Aspire3 (62,800円)
15.6インチディスプレイ搭載にもかかわらず重さが2キロ以下
Intel Core i3搭載でストレージは256GBのSSDを積んでいます。そして大画面ながらも重量が約1.7キロ実現。なかなかのスペックで重量も軽いため、15インチモデルでありながらも持ち運びに適しています。
また、画面が180度まで開くので、姿勢や机の高さに合わせてディスプレイの傾きを調整できます。さらにこのディスプレイは、ブルーライトを最大54%カットしてくれます。家でも出先でもしっかりと作業したい方におすすめできるパソコンですよ。
HP-15-da2020TU (59,800円)
HD画質のWebカメラ搭載でリモート会議に最適
15インチモデルのノートパソコンです。SSDを積んでいるため、コンピューターの起動をストレスなく行うことができるのが嬉しいですよね。ディスプレイの上に高画質のWebカメラを搭載しているため、 Web会議やテレビ通話をパソコン一台でできるのも魅力的です。
また、3つのUSBポートの他にSDカードスロットとDVDライターも備え付けられています。たくさんの外部機器を繋ぎながら作業したい人には喜ばしい機能ですね。外部ストレージとのやり取りが頻繁にある方や、リモートでの会議が多い方に見合ったパソコンと言えます。
HP-Pavilion 13 (74,000円)
画面タッチに対応し、指紋認証もできるハイスペックモデル
ハイクオリティな発色が特徴なIPSディスプレイを搭載しています。タッチ操作にも対応しているため、直感で作業を進めることができます。また、細かなつまみを指で調整できるので、画像編集の際にはタッチ操作が活躍してくれそうですね。
薄さは最大1.6センチ、重量は約1.26キロと持ち運びには最適です。バッテリーも最大10時間連続で駆動するので、安心して出先で使えます。指紋認証でロック解除ができるため、セキュリティも申し分なし。外でデザイン編集や音楽制作をしたい方におすすめしたいパソコンです。
Dynabook株式会社-dynabook B65 (74,500円)
HDD500GB搭載で安心のストレージ
人気女優である有村架純が出演したCMでもおなじみのdynabookです。DVDドライブを搭載しているため、映画や音楽CDをこのパソコン一台で再生することができます。15.6インチディスプレイなので、大画面で迫力のある映像を楽しめるのも強み。
キーボードにはテンキーもあり、細かな数字入力にも強いのがこのパソコンのもう一つの魅力。スペックもCore i3搭載でストレージも500ギガバイトあり、申し分ありません。経理などの数字を扱う作業が主な人におすすめです。
Lenovo-IdeaPad S340 (43,956円)
スリムなベゼルでサイズの小ささを実現
Lenovoの人気シリーズIdeaPadです。このパソコンですが、14インチディスプレイ搭載ながらもベゼルがかなり細いため、13インチのパソコンと同等のサイズになっています。画質もフルHDなので動画を見るには打って付けの一台ですね。
また、高速データ通信が可能なUSB Cポートを一つ積んでいるので、外部メモリと素早くデータのやり取りをしたい時に活躍してくれます。メモリは4ギガと少し物足りないですが、SSDを搭載しているためパフォーマンスには問題ありません。外部メモリの使用を伴う作業をしたい方に勧めたいパソコンです。
4万円以下でおすすめの低価格ノートパソコン
HP-1A6C4PA-AAAD (39,500円)
シンプルで軽量なのに多彩な機能あり
白を基調としたシンプルなデザインがかっこいいこのパソコンですが、実は端子にUSB Cポートと有線LANポートを搭載した優れもの。最近では無線LANも安定してきましたが、やはり有線の方が速度が早く接続も安定しています。また、最新のUSB Cポートによる高速なデータのやり取りも可能。
発色のよいIPS14インチのディスプレイを搭載。フルHD画質なので高品質の動画を見ることができます。バッテリーも連続で最大9.5時間使用可能なため、電源を気にせずに高速インターネットや高画質動画を楽しみたい方のニーズを満たしてくれます。
FFF SMART LIFE CONNECTED-IRIE (37,800円)
購入後もカスタマイズできる格安パソコン
標準搭載のストレージは64ギガと少なめですが、精密ドライバーさえあれば最大256ギガのSSDを追加で装備することができます。必要に応じてストレージ容量を調節できるのはありがたいですよね。クラウドを主なストレージで使用するなら64ギガでも問題はありません。
スペックはIntel Celeron搭載でメモリは4ギガと少し心許ない感じですね。ただ、インターネットブラウジングは問題なくできます。フルHDのディスプレイを活かして動画も楽しめます。パソコンの入門機を探している方におすすめの一台です。
Goodモバイル-NAT-KUパソコン (34,800円)
35,000円を切りながらもOffice搭載の良コスパパソコン
NAT-KU PCは、日本メーカーから発売されている中で最安のパソコンです。低価格でありながらもMicrosoft Officeを搭載し、フルHDディスプレイとWebカメラも積んでいるという多機能が魅力的。名前通り納得のいくパソコンです。
メモリを4ギガ、SSDを64ギガ搭載し、さらにCPUはIntel Celeronと、複雑な作業をするには少し不安なスペックです。しかしながら、ちょっとした文書作成や調べ物といった軽作業ならスムーズにこなせます。サブ機として低価格パソコンを探している型におすすめと言えるでしょう。
ASUS-F507MA-BR225T (39,800円)
低価格と大画面を両立した万能モデル
40,000円以下のランキングで唯一の15.6インチモデルです。画面の大きさに加え、迫力のあるスピーカーも魅力的な一台。外部スピーカーやイヤホンがなくても臨場感のあるサウンドを楽しむことができます。
また、アンドロイドスマホや小型カメラの外部メモリとして広く使われているMicro SDのカードリーダーも搭載。スマホやカメラとパソコンのデータのやり取りもスムーズ。 自身で撮影した写真を大画面で見たい方におすすめできます。
ASUS-E203MA-4000G2 (30,800円)
B5用紙ほどの大きさで重さも1キロの超小型軽量パソコン
超小型軽量に加え、バッテリーも最大15時間まで駆動します。もはや持ち運んでいる感覚はなく、充電器を持たなくても安心のバッテリー容量なので、出先でストレスなくパソコンを使うことができます。カフェなどでちょっとした調べ物をするのに最適です。
オフィスソフトですが、Microsoft Officeの下位互換とも言えるWPS Officeを標準搭載しています。提供しているメーカーは異なりますが、Microsoft Officeと互換性があるので、WPS Officeでシームレスに編集可能ですよ。外で気軽にパソコンを使いたい方におすすめの一台です。
SSD搭載でおすすめの低価格ノートパソコン
HP-15-db0000 (49,380円)
テンキーやディスクドライブを搭載し全てが1台で完結
低価格パソコンでおなじみのHPですが、このパソコンには仕事に最適な機能がたくさん揃っています。中でも前面スピーカーは会議の際に活躍してくれることでしょう。ディスプレイの下にスピーカーが設置されているため、音量をあげることなく快適に音声を聞くことができます。
プロセッサーの性能はあまり良くないので、重たい作業は苦手です。しかし、端子やディスクドライブなどインターフェースが豊富なため、大事なデータの移行はパソコン一台で行うことができます。SSD搭載のおかげで快適にデータを扱えることから、書類や動画などを保存し、閲覧したい方におすすめできるパソコンです。
Lenovo- IdeaPad L340 (62,800円)
CPUが優秀で高負荷の作業も難なく可能
Lenovoの人気シリーズIdea Padですが、この機種のCPUにはAMD社のRyzen 5が搭載されています。AMDはIntelの次にCPUシェアを占める会社で、Intelに劣らず高品質なCPUを多数提供。Ryzen 5はIntel Core i5に性能面で匹敵し、動画編集も余裕で可能な優れものです。
GPUにも同じくAMD社 Radeon Vega8を搭載。このGPUですが、PCゲームなどの複雑なグラフィックにも対応できます。したがって、動画編集やネットゲームなど、グラフィックに大きな負荷がかかる作業をしたい方に勧めたい一台です。
HP-15-db1000 (79,800円)
SSDとHDDを両方搭載したハイブリッド機種
SSDを128GB、HDDを1TB搭載しているパソコンです。素早い起動が求められるソフトウェアやOSはSSDへ保存。そして、大容量を必要とするデータはHDDに保存するなど、用途に合わせて保存ストレージを選ぶことができます。
また、Microsoft Officeを標準搭載し、HD画質のWebカメラも装備されています。さらにCPUもAMD社のRyzen 3と、Intel Core 3に匹敵する性能のものを積んでいます。仕事のメインマシンを探している方にマッチする一台と言えます。
富士通-LIFEBOOK (91,334円)
顔認証機能搭載の高スペックモデル
富士通オリジナルのゲームが複数入った通称GAMEPACKが特徴的なパソコン。この機種には顔認証機能が装備されています。顔認証はキーボードのロック解除に比べてセキュリティが強固なため、重要な書類も安心して保存することができますね。
メモリは標準8ギガ搭載で、最大32ギガまで増築することができます。用途に合わせてメモリ容量を増やすことができるのは便利ですよね。CPUもIntel Core i3を積んでおり、パワポ作成などもしっかりできます。用途が特に決まっておらず、とりあえずコスパの良いパソコンを探している方におすすめですよ。
NEC-LAVIE NS (104,800円)
少し値は張るが安定したスペックが強み
低価格パソコンにしては少し値段設定が高めです。しかし、8ギガメモリとSSD256GB搭載でプロセッサーはCore i3を積んでいるなど、多少複雑な作業も十分にこなしてくれる性能が魅力。Microsoft Officeも付属しているので、購入してすぐ作業に取り掛かることができます。
バッテリー駆動は連続6時間とそんなに長くはありません。しかし、15.6インチのフルHDディスプレイを搭載しているので、広い作業スペースが目への疲労を軽減してくれます。家で腰を据えて仕事したい方にはおすすめのパソコンです。
まとめ
intel Core i3とSSDを両方搭載した低価格ノートパソコンがおすすめ
使い勝手もコストの低さも両立できる低価格パソコンは、Intel Core i3とSSDを搭載したものがおすすめです。なぜなら、スプレッドシート作成といった少し負荷のかかる作業でも快適に行えることができ、ストレージも長持ちするからです。さて、今回はおすすめの低価格パソコンをランキング形式で紹介しました。ぜひ、用途に合った低価格パソコンを手に入れて、楽しいパソコンライフを過ごしてくださいね。