少し前までは、子供がパソコンを使うことを前向きに考えられていませんでした。しかし、最近では小学校でのプログラミングの必修化やパソコンを使っての勉強の導入で、子供用のパソコンを購入する家庭が増えてきています。そこで、おすすめの人気子供用パソコンをランキングで紹介します。また、どんなパソコンが子供には使いやすいのか、詳しく解説しますね。
子供用パソコンの特徴
プログラミングやタイピングの練習ができる
子供専用のパソコンには、遊びの要素の機能が多くついていて、それがメインとなっているものがあります。しかし、長い間使用することを考えるなら、少し高価にはなりますが大人も使用できるような普通のパソコンを選びましょう。最低限でもマウスとキーボードが付いていれば、プログラミングやタイピングの練習ができますよ。
軽量かつコンパクトで子供が持ち運びやすい
子供にパソコンを使わせるのなら、保管や管理もしっかり子供にさせたいと思うことでしょう。しかし、パソコンは繊細で衝撃などに弱く、一度壊れてしまうと修理に何週間もかかる場合もあります。軽くて子供でも持ち運びやすいパソコンを与えれば、うっかり落としてしまったという事故も防げますね。
子供用パソコンの種類
ノートパソコン型
タイピングの練習がすぐできる
初めてパソコンを使う子供でしたら、まずはキーボードの使い方を知らなければ文字を入力することができません。ひらがな入力もありますが、今はローマ字入力が主流となっています。つまり、タイピング練習の第一歩は、ローマ字を学習することと言えるでしょう。
ローマ字の学習という点を踏まえると、ノートパソコン型を使用するには小学生以上の年齢が最適です。一度ローマ字の法則を覚えれば、タイピングが面白くなることでしょう。また、ノートパソコン型なら家中どこでも使うことができるので、ご飯の支度をしながらお子さんのタイピングの練習に付き合うことができますね。
タブレット型
タッチペンを使って飽きずに使える
幼稚園児や保育園児は、まだ鉛筆をきちんと持つことができません。しかし、指でなぞることのできるタブレット型を使えば、遊び感覚でパソコンに触れさせることができますよ。使い慣れてきたころにタッチペンを持たせれば、鉛筆の持ち方も一緒に覚えることもできるでしょう。
最近のタブレットは、追加でキーボードをつけることができるものがあります。小さい頃はタッチペンを使い、成長したらキーボードを追加してタイピングの練習をさせることもできます。長く使うときは、キャラクターがついたタブレットより、大人が使うタブレットに近いものを選べば飽きがきませんよ。
子供用パソコンの選び方
パソコンのキーボードで選ぶ
キーはフルサイズキーボードよりも小さめが使いやすい
手の小さな女性や子供にとって、フルサイズのキーボードは使いにくいことがあります。通常手の平をつけたままキーボードを押しますが、小学生や手の小さい人だと、一番遠い位置にあるEnterまで指が届きません。まずは標準のキー配列で小さめのキーボードを選んで、キーに慣れさせるのが先決です。画面が大きいパソコンはフルサイズのキーボードが基本になるので、キーボードのサイズをチェックして選びましょう。
誤打を防ぐならキーの押す感覚は軽めのものを
小さめのキーボードを選んでも、押すときの感覚が重いとしっかりと押し込めず、誤打につながりやすいです。パソコンによってはキーが湾曲になっていて、フィット感が軽めのものがあります。タイピングのスピードが速くなり、カタカタと聞こえるキータッチ音が子供を楽しい気持ちにさせるでしょう。子供にはまだ指の力がないので、浅めのキーを選ぶこともポイントです。
ストレージで選ぶ
SSDなら軽量かつスピードが速い
ストレージとは、データを保存しておく場所のことを言います。最近では、SSDと呼ばれるストレージが主流になってきて、処理速度のスピードが速いという特徴があります。また、機械部分が小さいのでパソコンを軽くすることができ、持ち運びが楽です。さらにパソコンの立ち上がりも早いので、イライラすることはなくなります。
コスト重視ならHDD
HDDは、安価で大容量のストレージのパソコンに使われています。色々なアプリやゲームを保存する場合は、大容量のストレージでなければパソコンの動作が鈍くなってしまいます。動画などを編集する時もデータが重くなりますので、余裕をもった容量のパソコンを選ぶのが大切になってきます。知らないうちに保存した写真の枚数が多くなって、処理速度が遅くなることがよくあるので注意しましょう。
メモリで選ぶ
メモリは最低4GB以上必要
メモリとは、一時的に作業内容を記録するためのものです。子供が使用するならメモリは少なくてもよいと考えるかもしれません。しかし、メモリが小さいと処理速度が遅くなるため、レスポンスが悪くなります。最低でも4GBあれば、タイピングなどの練習には支障がないでしょう。あとからどうしてもメモリを増やしたいときは、パソコンによっては増設することも可能ですよ。
動画を編集するならメモリは8GB
パソコンを使いこなしていくと、動画鑑賞や音楽の視聴、動画や写真の編集に興味をもつ子供も出てきます。メモリが少ないと、作業する処理速度が遅くなり、画面が固まるなどの症状がでることも。後からメモリを追加することもできるものもありますが、最初から8GB以上のメモリが搭載されているパソコンなら、増設の手間もかからず安心して使用できますよ。
子供用パソコンのおすすめブランド・メーカー
ASUS(エイスース)
コスパもよくサポートも充実
台湾初の人気メーカーASUSは、価格がリーズナブルで軽量なのが特徴です。同じスペックで国産メーカーのパソコンと値段を比べると、価格がかなりやすくなります。だからと言って性能が落ちるわけではありませんので、子供に持たせるパソコンとしてはコスパが高いメーカーになります。
Dell(デル)
目に優しい画面が定評
デルのパソコン画面は非光沢で、自分の顔などの映り込みが低減されています。また、発色が自然で液晶特有のギラつき感がありません。子供にはできるだけ目に優しい画面を見せたいとお考えなら、おすすめのメーカーです。
Fujitsu(富士通)
最初の1台として最適なパソコン
富士通は様々な機能を兼ね備えていて、初めて子供に与えるパソコンとして最適です。安いパソコンだと、セキュリティーのソフトやメーカーサポートが不十分で、トラブルが起きた時に満足のいく対応が得られないことも。しかし、富士通なら国産メーカーですので、サポートは万全ですし必要なソフトやアプリはすでに入っていますよ。
lenovo(レノボ)
ゲーミングやプログラミングに最適
パソコンでゲームをするときに、レノボの名前はよく聞きますよね。キータッチが優れていて、タイピングしやすいことで評判なためです。また、キーとキーの間が他のメーカーと比べてより狭いので、女性や子供のように小さい手の人には打ちやすい間隔になっています。
HP(ヒューレットパッカード)
軽くて持ち運びがラクラク
コスパが良く軽量なので、大人が使うのなら2台目で選ぶ人が多いです。スペックによっては動画や写真編集、ゲームをするときに固まる可能性があります。しかし、タイピングなどで子供が使うパソコンとしては、安い価格のパソコンでも十分に機能を発揮できますよ。
マイクロソフト
高額だけど高性能品質
マイクロソフトは、他のメーカーに比べて価格が高めです。しかし、最初はタブレット、絵を描きたいならタッチペン、大きくなったらキーボードと、必要に応じて追加することができます。子供の成長で使う用途を変えて買うことができます。
おすすめ&人気の子供用パソコンランキング
低価格でおすすめの子供用パソコン
レノボ-IdeaPadD33010.1型2-in-1パソコン (48,024円)
2-in-1でキーボードが着脱できる
液晶画面が10.1インチで少し小さめですが、4万円台でキーボードを着脱できるパソコンはレノボしかありません。学習アプリを入れてもスペックは最低限確保できています。重さも1.135kgですので、子供が簡単に持ち運ぶことができます。
やはり特徴は、キーボードをとってタブレットとして使えることでしょう。最初はタブレットで慣れさせて、小学生くらいでキーボードをつけてタイピング練習するにはもってこいです。絵や文字を書くにはタブレット、タイピングの練習にはキーボードと使い分けましょう。
ヒューレットパッカード-Ryzen5 14型フルHD (59,500円)
値段は安いのに機能が豊富
他のメーカーのパソコンと比べて、同じスペックでも値段が安くておすすめのパソコン。しかし、安いからといって簡素な作りではありません。HPのパソコンはフルHDなので画質が鮮明です。さらに情報処理の中枢であるCPUのコスパが高いのが特徴です。
しかも、画質にこだわりがない人であればCPUの性能は落ちますが、2万円台でメモリ4GB、ストレージが128GBでSSDの、同じタイプのパソコンも取り扱っています。これなら、アプリを色々インストールしても速度が落ちません。子供にとってどちらが良いか、しっかりと相談して決めることができますね。
エイスース-E203MA-400G2 ノートパソコン (26,550円)
薄型軽量でコスパが最高
本体が16.9mmとかなり薄く重さも約1kgなので、子供が持ち運びするのも楽々です。子供用のバッグにも入れることができますので、外出先でも使えます。また、タブレットを置いているかのように180度開閉できるのもポイントです。
最大の特徴は、バッテリーの駆動時間が14.6時間という長さなので、バッテリーを気にすることなく外出先でも使えます。外観は角が丸みを帯びていてスタイリッシュなデザイン。子供が大きくなっても飽きのこないパソコンでしょう。
ノートパソコンでおすすめの子供用パソコン
富士通-FMV LIFEBOOK NH75/E2 (128,800円)
家族で共有できるパソコン
他のパソコンに比べて、画面が17.3型とかなり大きいです。その分、見やすく目の負担が軽減されるので、子供にも安心です。重さがあるので、家の中でも移動させずに親の目が届くところに置いて使うのをおすすめします。
動画の編集や年賀状の作成などにも簡単に使うことができますよ。DVDに写真を焼いたりすることも可能。最初は子供専用としてではなく、1台のパソコンを誰でも使えるように家族全員で共有にして、追々子供専用にするのも良いですね。
マウスコンピューター-mouse F5-i5-MA 15.6型 (95,800円)
国内生産なので、安心して修理に出せる。
マウスコンピューターは、パソコンの知識が豊富な人が自分が使いやすいように改造するパソコンとして有名です。必要なスペックは十分に確保できているので、子供の興味が広がっても十分に使えます。最初の段階から機能を追加したりなども、必要ありませんよ。
また、ほとんどのパーツが国内で生産されているのも安心のポイント。メーカーサポートも24時間365日電話での応対が可能です。パソコンが動かなくなった場合、すぐに対応してもらえるのもマウスコンピューターの魅力です。パソコンが苦手な人におすすめです。
マイクロソフト-Surface Laptop 3 13.5インチ VGY00018 (119,680円)
薄くて軽いスタイリッシュなデザイン
子供に使わせるには少し高額なパソコンだと考えるかもしれません。しかし、3万円程度かかるOfficeのソフトが標準装備されているので、納得できる価格ですね。A4サイズの大きさがあるのに重さが約1.2kgしかないのも特徴的です。
付属のペンを購入すると、手書き入力が可能です。キーボードがまだ使えない小さい子供でも、ペンでお絵かきをして遊べますね。家族で共有すれば、多少値段が高くてもそれ以上のパフォーマンスを発揮してくれるパソコンになるでしょう。
デル-Inspiron 15 3000プレミアム (88,020円)
高スペックなのに低価格
デルの特徴は、何といっても値段が安いこと。メモリが8GB、SSDが512GBという標準以上のスペックなのに実質8万円台で買えますよ。子供にはあまり高いパソコンを持たせたくないけれど、きちんとしたパソコンを買ってあげたいと考えている人におすすめです。
重さが約2.2kgあるので、子供の持ち運びには不向きでしょう。特に移動させることがないのであれば、子供が使うとしても問題ありません。大人にはキータッチがやや浅めと感じるかもしれませんが、子供にとっては十分に押下できるので向いていますよ。
エヌイーシー-PC-N1575AAR LAVIE N15 (159,780円)
タイピングしやすく静音設計のキーパッド
おすすめするノートパソコンの中で、一番値段が高いノートパソコンがNECのLAVIEシリーズです。カラーは、カームレッドとネイビーブルーとパールホワイトがあり、子供の好きな色を選んであげると喜ぶでしょう。Officeや動画編集のソフトは最初から入っています。
画面を斜めから見てもきれいに見えるIPS方式を採用。また、ブルーレイも再生できますよ。高価格ですが、ほとんどが最高機能になっているので、納得できる価格といえるでしょう。いろいろ揃っているので、あとから買い替えや買い増しをする必要もなく、最終的にはお得かもしれませんよ。
ファーウェイ(HUAWEI)-MateBook 13/i5-8G-512G-MX250 (112,200円)
ブルーライトカットの機能がついているPC
ファーウェイは、スマートホンやタブレットでも有名な中国の大手メーカーです。13インチとそれほど大きくはない画面ですが、文字や画像を鮮明に映し出す2Kフルビューディスプレイになっているのが特徴。また、スペックもCPUがi5とタイピングの練習をするには十分です。
さらに、子供にパソコンを使わせる上で最も気になるブルーライトをカットする機能が搭載されています。バッテリーの持ちも長いので、外出先でも時間を気にすることなく使うことができます。薄くて軽く、子供でも持ち運びが楽なのも魅力のひとつです。
タブレットでおすすめの子供用パソコン
エヌイーシー-LAVIE Tab E 8型 (20,400円)
サポートが充実した人気のタブレット
ノートパソコンでもNECは人気ですが、タブレットも根強い人気です。国産メーカーという信頼とメーカーサポートが充実している点がメリットです。使い方はもちろん、修理の受付やセットアップの方法まで初めての人でもわかりやすいですよ。子供に持たせたいけれど、実は親も使い方がよくわからないという方におすすめです。
最近の子供は、大人が使っているスマホを日常的に目にしているため、タブレットを触ることに抵抗はないでしょう。まずは、タッチパッドでタブレットの使い方覚え、遊びながら徐々にプログラミングをさせて学習させたいと思うならおすすめです。最初の一歩にぴったりですよ。
アップル-iPad 10.2インチ 第7世代 (38,000円)
一番人気のある使いやすいタブレット
iPadは色々な種類があり、何を選べばよいかわからなくなりますよね。子供に使わせるなら、スペックはそれほど必要ないでしょう。サイズが大きくなると重くはなりますが、できれば画面は大きいほうが子供の目に負担はかかりにくいです。10.2インチの第7世代なら、大きさと重さのバランスが子供にも最適です。
タッチやペンでの操作ができるようになったら、キーボードを追加してタイピングの練習にも使うことができるでしょう。子供の学習以外でも、動画を見たりメールしたりと使えます。子供のタブレットとしての利用が卒業したら、家族で共有する便利な1台として、あっても損はしませんよ。
マイクロソフト-Surface Go2 (77,800円)
ノートパソコンのようなタブレット
見た目や大きさがアップルのiPadと近いですが、Officeが搭載されているので値段が高くなっています。子供には最初は必要ないかもしれませんが、文章や絵を書くようになると、必要になることもありますよね。最初から搭載されていれば、子供の興味を引き出せますよ。
キーボードやタッチペン、マウスを追加することができます。コンパクトでキーボードの間隔が狭いため、子供でもタイピングを練習するのに使いやすいですよ。タッチペンもタブレット型で使用すれば、滑らかで書きやすく違和感ありません。
アマゾン-Fire 7 タブレット キッズモデルピンク (11,980円)
子供に優しい子供のためのタブレット
おすすめするパソコンの中で、一番子供が使うのに向いているタブレットです。本体は普通のタブレットですが、衝撃吸収のカバーがついていたり、2年間の保証がついていたりしますので、万が一のトラブルにも安心です。また、有料で子供向けの学習アプリもインストールができます。
使用できるコンテンツを年齢別に選別したり、アプリの制限をして家族で使い分けたりもできます。もし子供が成長して使わなくなったら、子供っぽいカバーを外して、大人が動画鑑賞用やメールの作成などで使うのはいかがでしょうか。
VANKYO-10インチタブレット (19,599円)
とにかく安くて初めてのタブレットに最適
VANKYOのタブレットは、高い販売台数を誇っています。ストレージが32GBと少し物足りなさを感じますが、格段と安い価格が魅力。初めて子供にタブレットを触らせるときにおすすめの1台です。
キーボードは、Bluetoothで接続すれば使用可能。また、子供が使う学習アプリやお絵かきアプリを使う程度なら十分な容量です。ランクアップして同じメーカーの違うパソコンを購入しても、GPS機能もついているので、カーナビゲーションとして使うことができるでしょう。
まとめ
使用用途に合っている低価格な子供用パソコンがおすすめ
一言で子供用のパソコンと言っても、年齢や使いたい用途によって選ぶパソコンが違ってきます。まずは、子供にどのようにパソコンを使わせたいか、もしくは使ってほしいかを明確に決めておきましょう。そうすると、自然とパソコンの値段や種類が見えてくるでしょう。値段やネームバリューに惑わされず、おすすめやランキングを参考に、ぜひ子供にとって最適なパソコンを選んでください。