日本製の万年筆で、海外でも評価が高いパイロット。1918年の創業以来、100年近く国産万年筆を作り続けているブランドです。万年筆ではモンブランが有名ですが、パイロットは、トレンドに左右されず高品質で幅広いのニーズに応える新しい万年筆を展開してきました。
現在でもカクノを初めとした万年筆を安定した品質で提供し、多くの万年筆ファンから支持を得ています。
パイロットの万年筆の品質へのこだわりは、一貫生産していることにも表れており、ペン先に使用するイリジウム合金を自社製造する徹底ぶり。パイロットのペン先へこだわりは、万年筆にとどまらず、ボールペンにも随所に見受けられます。
今回は、そんな日本が世界に誇る万年筆ブランド、パイロットについてご紹介します。
パイロットブランドの万年筆で有名なものといえば、「キャップレス」や「コクーン」、そして、近年の万年筆ブームの火付け役といっても差し支えないほどの大ヒット商品「カクノ」が挙げられます。
他にも人気の万年筆が数多くありますが、その中でも、特に人気のあるおすすめのパイロット万年筆をランキングでご紹介していきます。
パイロットの万年筆の特徴と価格帯
パイロットとは?
パイロットは1918年に「株式会社並木製作所」として創業されました。1938年にパイロット萬年筆株式会社、1989年、株式会社パイロットと、商号変更がされていきました。その後も吸収合併等を行い、現在は株式会社パイロットコーポレーションという社名となっています。
現在では万年筆をはじめとしたステーショナリー事業を中心に、培われた技術を応用して、玩具や宝飾品事業も展開しています。
創業者である並木良輔氏は、初の純国産万年筆を完成させ、株式会社並木製作所を創業しました。創業時の「ナミキ」は、パイロットが展開する高級万年筆ブランドとして現在でも名前が残っています。
『書く、を支える』を掲げており、よりよい書き味、より良い筆記具を目指して、日夜研究開発が続けられています。そんな筆記具に真摯に取り組む姿勢が国内外問わず高い評価を得ています。
パイロットの万年筆の価格帯は1000円~数万円まで幅広い
パイロットの万年筆は1,000円のリーズナブルなものから、数万円ほどの本格的なものまで価格の幅が広く展開されています。
受注生産のみの高級品の場合、1本で十万円を超えるものまであります。
これから万年筆を使い始める方向けの入門用万年筆から、昔からの万年筆愛好家も唸る本格的な万年筆までラインナップされています。
どの万年筆を購入するか悩んでいる方も、きっとパイロットのラインナップの中からきっとお気に入りが見つかるはずですよ。
パイロットの万年筆のペン先は15種類。太さは極細から特太まで。メインは細字、中字、太字。
パイロットの万年筆のペン先は、15種類あります。シリーズによっては選べる種類が限られますが、日本語を書くのに適した細字や中字は多くのシリーズで採用されています。細字、中細字、中字はそれぞれ筆圧が弱い方向けに、ソフト調のペン先があります。
他にも極細や極太、さらには特太字、縦横で字幅の違うミュージックなど変わったペン先も選ぶことができます。
それぞれ用途によって使い分けることとなりますが、最初の一本目は細字が勧められています。
パイロットの万年筆はカートリッジによるインクの取り替えが可能
万年筆は高級なものになると、直接吸入式といって、本体の軸のなかに、インクを吸入する機構が内蔵されているものがあります。ボトルからインクを吸入するのは、万年筆の醍醐味でもあるのですが、カートリッジが使用できないため、手軽にインク補充をしたいときには不便です。
パイロットの万年筆は、ほぼすべてのモデルでカートリッジによるインクの取り替えが可能です。また、カートリッジだけでなく、コンバーターも使用できるものがほとんどですので、自分の好きなインクを使用することができます。
パイロット カクノ(kakuno)の人気万年筆
パイロット カクノ(kakuno)とは?
カクノ(kakuno)とは、低価格帯の万年筆入門モデルです。低価格でありながら、シンプルかつ万年筆初心者でも扱いやすいデザインとなっています。
価格のハードルの低さと、可愛らしいデザインから爆発的な人気となりました。
近年の万年筆ブームの火付け役となったのも、このカクノの万年筆。
円筒状のデザインが多い万年筆の中で、カクノは転がりにくい六角形。
さらには、自然と正しい持ち方ができるように、握る部分は手にフィットするよう三角形となっています。
また、正しい持ち方をするとペン先に書かれた笑顔のマークと目が合う遊び心もあります。
そういった巧みなデザインが評価され、カクノは2014年度のグッドデザイン賞を受賞しています。
ペン先は初心者向けの細字と中字の2種類から選ぶことができ、まさに入門用の最初の一本目としては最適な万年筆といえますね。
カクノ(kakuno)は様々なインクの種類が選べる万年筆
低価格の万年筆というと、インクの補充ができない使い捨てのものであったり、専用のカートリッジしか対応していないものもあります。カクノはそれらの万年筆と違い、パイロットのインクカートリッジであれば、すべて使用することができます。カートリッジは8色ほどありますので、手軽にさまざまな色を楽しむことができます。
パイロット カクノ 細字 オレンジF
カクノは多くのカラーバリエーションがあります。グレーの本体は同じですが、キャップの色が異なります。
オレンジは性別や年代問わず、どなたでも使いやすいカラーで、人気のある万年筆です。
また、本体が白のカラーバリエーションも存在しています。
パイロット カクノ 細字 ライトグリーンF
こちらは色違いのライトグリーンです。
こちらもオレンジと同じく、どなたでも使えるカラーですね。
春先を連想させるカラーのため、卒業や進学などのお祝いのプレゼントにも喜ばれる万年筆です。
パイロットのカクノはコンバーターでインクの取り替えが可能
カクノは、別売りのコンバーターという器具を使用することにより、カートリッジのインク以外も使用できます。
そもそも、コンバーターとはインクをボトルから吸入するための器具です。
これを万年筆に装着することによって、ボトルで売られているインクも使用できるようになっています。
カートリッジにはない色も使うことができるようになるため、万年筆の楽しさの幅がさらに広がりますよ。
パイロットでは、中でも日本の美しい風景をもとにした色彩雫(いろしずく)というインクシリーズが人気です。
パイロット カクノで使えるコンバーターの種類
パイロットには、数種類のコンバーターがありますが、万年筆によって対応するコンバーターが違います。
カクノで使えるコンバーターの種類を紹介します。
パイロット コンバーターCON-20
CON-20は板バネ式という方式でインクを吸入するコンバーターで、パイロットのコンバーターの中では価格が一番リーズナブルです。インクを吸入するときは上部の板バネ部分を押し込み、バネが戻る力でインクを吸入します。
現在こちらの製品は、生産終了となっていますので、販売店での在庫がなくなり次第、販売されなくなります。また、ネットショッピングでは希少価値のためか、定価よりも高い価格で販売されているところもあります。
パイロット コンバーターCON-50
CON-50は回転吸入式という方式でインクを吸入するコンバーターです。上部のツマミ部分を回転させることでコンバーター内部にあるピストンが動作し、インクを吸入します。
こちらの製品も、CON-20と同様に現在は生産終了となっていますので、販売店での在庫がなくなり次第、販売されなくなります。
パイロット コンバーターCON-40
生産終了となったCON-20、CON-50に替わり、新たに登場したコンバーターがCON-40です。CON-50と同じ回転吸入式のコンバーターですが、コンバーターの内部に4つの金属球が入っています。この金属球が動くことでインクを撹拌させ、インクが片側に寄ってしまう現象、「棚吊り」を防止しています。
パイロット コンバーターCON-70
パイロットから正式に対応しているとはアナウンスされていませんが、新型のカクノであれば、CON-70というコンバーターも使用することができます。CON-70はプッシュ式というコンバーターで、ボールペンのように上部をプッシュすることでインクを吸入します。パイロットのコンバーターの中でインクの吸入量が一番多いのですが、その分コンバーターのサイズが大きく、対応する万年筆も限られています。
旧型のカクノは本体の内部の構造上、はみ出してしまうのですが、新型のカクノは内部の構造が変更されており使用することができます。ただし、公式の正しい使用方法ではないため、故障等があった場合はメーカーによる保証が受けられない可能性があります。使用される場合はあくまでも自己責任となります。
パイロットの人気万年筆 キャップレス万年筆について
パイロットのキャップレス万年筆とは?
キャップレスとは、パイロットが開発した世界初のキャップのない万年筆のシリーズです。
ボールペンと同じように、万年筆の上部を押すことで、本体からペン先が繰り出されます。
他の万年筆では、キャップを外す動作がどうしても必要となりますが、キャップレスは片手でプッシュすることで即座に書き始めることができます。
1963年に登場してからロングセラー商品であり、他の万年筆にはない独特の機構が注目され、海外でも高い評価を得ています。
キャップレス万年筆のインク漏れやペン先の乾燥は?
キャップのない万年筆となると、どうしても心配なのがインク漏れやペン先の乾燥です。
キャップレスはペン先を収納したときに、気密性の高いシャッター状の機構が動作し、ペン先が空気と触れるのを防ぎます。
このシャッター機構により、インク漏れやペン先の乾燥を防ぎ、キャップなしでありながら、長期間の使用に耐えうる万年筆となっています。
パイロットキャップレス万年筆の人気ランキング
即日完売!パイロット キャップレスデシモ万年筆 2009年春限定モデル
キャップレスデシモとは、キャップレスのシリーズの中で、軽量で細身が特徴のモデルです。
通常のキャップレスに比べて細身のシルエットであり、特に女性に人気の高いモデルです。
そのキャップレスデシモですが、2009年春の限定色でパールブルーが登場していました。
透き通るような深い青に細かいラメのボディは、夜空を思い浮かべる幻想的なカラーです。限定品なので入手するには中古品を購入するくらいしかないと思われます。もし、新品の在庫があれば運命的な出逢いですので、購入を検討してもいいと思います。それくらい魅力的なカラーです。
キャップがないという単純なコンセプトだが、実際使ってみるとこれがすごい便利だと気づく。これまでキャップ式は面倒なこともあってあまり使わなかったが、キャップレスになって使う頻度があがったと思う。ボールペン感覚?で使えます。それとペン先は合金なのにザラザラした感じもなく、スラスラ書けます。18Kニブの方も欲しくなってしまった・・・amazon
パイロット キャップレス木軸万年筆 19,000円~
キャップレス木軸は、ボディにカバ材を使用したモデルです。自然素材を使用しているため、使い込むことにより、カバ材の独特の風合いが楽しめるモデルとなっています。長く使うことを前提とした万年筆でならではの楽しみ方です。
ブラック、ディープレッドの2色のカラーバリエーションがあり、どちらも味のある個性的な見た目となっています。
パイロット キャップレス万年筆(FC-15-DL-F) 10,800円~
キャップレスシリーズの通常モデルがこちら。カラーはダークブルーです。この型番のダークブルーカラーは、18Kのペン先が使われていたり、軸リングが金メッキされているなど、他のものと比べて高級感が漂っています。金メッキが施されているものは、ダークブルーの他に、ブラックとディープレッドの2色のバリエーションがあります。
パイロット キャップレス万年筆 シルバー 7000円~
こちらもキャップレスの通常モデルです。先ほどのスタンダードモデルとは違い、ペン先は18Kのものでなく、金メッキが施されておりません。ただ、その分価格も低く、手軽にキャップレスの魅力を味わうことができますよ。メタリックなシルバーのカラーは、理知的でスマートな印象を与えるため、男性への贈り物に適しています。
パイロットキャップレス万年筆 マットブラック 12,000円~
キャップレス通常モデルのカラーバリエーションの1つ、マットブラックには、他のバリエーションにはない、極細字のペン先を選ぶことができます。また、光沢のないマットな色合いは、他のカラーバリエーションとは違う、落ち着いた高級感を演出しています。
パイロットのキャップレス万年筆では限定色、「絣」も人気
キャップレス絣とは、キャップレスの限定色です。絣(かすり)とは藍染めなどに使われている伝統的な模様の一つで、十字や細かい線を散りばめた幾何学模様です。限定色ならではの雅な雰囲気の万年筆です。限定品ですが、過去に再販も行われているようなので、今後再販される可能性もあるかもしれません。和装する機会が多い方は持っておくべき1本です。
キャップレス万年筆の限定品、「楓」は50周年記念商品
2013年に、キャップレス誕生50周年を記念して作られた限定品が、キャップレス楓です。文字通り本体にはカエデ材が使用されていて、通常の木軸とは違う、柔らかな印象の万年筆です。
全世界900本限定で、本体のリング部分にシリアルナンバーが刻印されています。再販されることはまずありませんので、入手には市場に出回っている中古品を探す必要があります。
パイロットの人気万年筆 コクーンについて
パイロットの万年筆「コクーン」とは?特徴や書き味など
コクーンとは、パイロット万年筆のエントリーモデルです。その名のとおり、「繭」のようなコンパクトで美しい流線型のボディは、手に持つとすっぽりと収まります。
エントリーモデルでありながら、金属製のボディと、洗練されたフォルムで安っぽい印象はなく、2013年度にグッドデザイン賞を受賞したほど。
カクノで満足できなかった人が、ステップアップとして手にする2本目の万年筆としては、十分すぎるほどの万年筆です。
また、コクーンはボールペンとシャーペンのラインナップもあるので、3本まとめて購入して、ビジネス用としても良いかもしれません。
コクーンはカートリッジでインクの補充が可能
コクーンはカートリッジでインクの補充ができます。当然、コンバーターにも対応しており、CON-20、CON-50、CON-40のコンバーターを使用することができます。これらはパイロットの万年筆であれば、ほとんどのモデルで共通して使用できるので、カートリッジなどは多少多めに購入しても問題ないありません。当然、カクノで使用していたものもそのまま使用できます。
パイロットコクーン万年筆の人気ランキング
パイロット コクーン 万年筆 Limited Edition2015
コクーンの2015年限定品です。通常のコクーンと比べると500円ほど定価が高くなっています。それは、東日本大震災復興支援のためであり、売上金額のうち、この500円分が寄付されます。カラーは4種類あり、おしゃれなマーブル模様となっています。限定品なので店頭の在庫次第ですが、是非とも手に入れたい1本です。
パイロット コクーン 万年筆 チタンカラー
コクーンのカラーバリエーションの中でも落ち着いた色合いで、男女問わず多くの方が使用できます。
大人びた印象なので、ビジネス用としても最適です。
パイロット コクーン 万年筆 ブルーカラー
こちらは色違いのブルー。先ほどのチタンとは違い、暗めのメタリックブルーが鮮やかです。
若い男性が持っていると爽やかな雰囲気があります。
パイロット コクーン 万年筆 ボルドーカラー
今度は対照的なボルドー。深みのあるワインレッドが美しいです。
女性からの人気が高いカラーです。
コクーンを実際に購入された方のレビューや感想
実際にコクーンを購入された方のレビューを見ると、低価格であるのに品質が高いとの声が多くあります。
昔からの万年筆愛好家の方も、もっと上位のランクの万年筆と遜色のない書き味だったとのレビューもあり、
コクーンはコストパフォーマンスに優れた万年筆であることが分かります。
また、初めて万年筆を使う方のレビューも多く、今まで使っていたボールペンと同じ感覚なのに書きやすいと、エントリーモデルの役割もきちんと果たしています。
コクーンの楽天・アマゾンでの最安値は?
コクーンの楽天・アマゾンの最安値は、2017年現在で、楽天が2300円、Amazonが2000円前後となっています。
定価が3000円ですので、2000円から2800円程度で手に入れられるものと思われます。
パイロットの人気万年筆 カスタム74について
パイロット万年筆カスタム74とは?
カスタム74はパイロット万年筆のスタンダードモデルです。握りやすい太めの軸が特徴的です。
また、11種類のペン先の中から選ぶことができるのも魅力の一つです。
カスタム74の74という数字は、創業74年の時に登場したモデルということを表しています。
カスタム74以外にも数字が入っている名称がありますが、それらは創業何年かをあらわしています。
いわゆる定番の万年筆が欲しいといった方におススメの万年筆です。
パイロット カスタム74万年筆の人気ランキング
パイロット カスタム74万年筆 透明軸
カスタム74シリーズのうち、ボディが透明なモデルです。中に入っているインクが見えるので、視覚的にも楽しい万年筆です。ペンの中身が見える万年筆はペリカンやモンブラン等他のブランドにはなく、パイロットならではのデザイン性が光るモデルですね。
パイロット カスタム74万年筆 ブラック
万年筆はやはり黒という方も多いはず。カスタム74のブラックは、シンプルな見た目で、長年愛されるデザインです。
特に細字は手紙や普段使いにも最適です。ブラックなので大人の男性にも◎
パイロット カスタム74 ダークブルー
こちらは、スタンダードなダークブルーです。黒以外の色でシンプルな万年筆を探している方は、こちらがおススメです。暗すぎず明るすぎない絶妙なデザイン。何年も長く持てる色の万年筆です。
パイロット カスタム74 ブラック ソフトファイン(FKK1000R-B-SF)
こちらは、同じブラックのバリエーションですが、ペン先がソフトファインとなっています。
同じ細字ですが、インクフローがよく、柔らかい書き味なので、万年筆の筆圧が弱い方におススメです。
パイロット カスタム74 2015年限定品 バイオレット・グリーン
2015年の限定色として登場した、バイオレットとグリーンの限定色万年筆です。両方とも暗い色調で、ラメが入っています。
パイロットの「カスタム会」という会に入会している販売店でのみ取扱いされる限定品万年筆です。
パイロット カスタム74 2016年限定品
今度は2016年の限定色です。
万年筆の色は通常ラインナップにもあるブラックとダークブルーですが、通常品と違い、網目模様が入っていますね。
こちらもカスタム会会員のみ取扱いの限定モデルです。
パイロットのカスタム74を使うなら、おススメはダントツで”黒”
カスタム74の万年筆を購入するということは、今後も本格的に万年筆を使っていきたいと考えている方がほとんどだと思います。
好きなカラーを選んで問題ないですが、おススメのカラーはやはりブラック。他のカラーと比べても高級感があります。
パイロットの人気万年筆 エラボーについて
パイロットの万年筆シリーズ、「エラボー」とは?
パイロットの「エラボー」は日本語を書くために開発された、日本人向けの万年筆です。
海外では「ナミキ ファルコン」の名称で広く知られており、国内外問わず有名なモデルです。
独特のペン先がくちばしのような形状であることから「ファルコン」という名称がついており、逆輸入する愛好家もたくさんいました。
書いた文字の美しさにこだわる方にピッタリの万年筆です。
エラボーの本体は金属軸と樹脂軸の2種類
エラボーは、本体が金属軸のものと樹脂軸のもの2種類があります。
樹脂軸の方が金属軸に比べて、やや太めではありますが、ほとんど差はありません。
金属軸の方がカラーバリエーションが豊富なので、見た目重視の方は金属軸にやや軍配が上がるかもしれませんね。
エラボーの書き味と極細
エラボーの特徴は、なんといってもその書き味です。
日本語の持つ、とめ、はね、はらいを美しく表現するために、変わった形状のしなやかなペン先となっています。
硬めの書き味がほとんどの極細ですが、エラボーは極細と柔らかい書き味を両立しており、細かな字でも美しく書くことができます。
エラボーのおススメはSEFの白
エラボーでおススメなのは、過去に限定色として販売された白がおススメです。ペン先は細かい字を書きこめるSEFがおススメ。限定品なので、入手は難しいですが、透明感のある白いボディが綺麗な万年筆です。見かけたら手に入れたい万年筆です。
パイロットの人気万年筆 プレラについて
パイロットの万年筆「プレラ」とは?
コクーンと同価格帯のエントリーモデルである「プレラ」は、他の万年筆と比べると長さが短い、ショートサイズの万年筆です。
シンプルなデザインですが、短く可愛らしい印象なので。万年筆を手軽に楽しみたい方や手の小さい方、女性におススメしたい万年筆です。
同価格帯のプレラとコクーンの万年筆比較と書き味
同価格帯のコクーンと比較すると、金属軸、樹脂軸の違いがあります。
プレラは樹脂軸ですので、ややチープな印象はありますが、反対にそこが可愛らしい見た目と合わさり、女性に人気です。
同じペン先が使われていますので、書き味はほとんど変わりませんが、コクーンの方がインクフローが良く、やや柔らかい書き味です。
見た目も書き味も好みが分かれるところですので、試し書きするなどして、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。
パイロット プレラ万年筆の人気ランキング
パイロット プレラ 万年筆 色彩逢い
プレラ 色彩逢い(いろあい)は、プレラのボディが透明になったモデルで、インクの色を楽しむことができます。
通常のプレラと違い、コンバーターが付属されていますので、購入してすぐにさまざまなインクを楽しむことができます。
パイロット プレラ 万年筆 カリグラフィー
プレラ 色彩逢いには、他のシリーズにはない、カリグラフィーという特殊なペン先を選ぶことができます。カリグラフィーとは、文字を正確にかつ美しく見せるための技術で、西洋の書道とも呼ばれています。
カリグラフィーには、蛍光マーカーのように幅広で、薄いペン先が用いられます。縦横で字幅が大きくことなるため、独特の文字になります。
パイロット プレラ 万年筆 ブラウン
プレラはパステルカラーやビビッドな色調が多く、プライベートで使うには良いけれどビジネスには使いにくいものあります。カラーバリエーションの中で、このブラウンだけは、落ち着きのある色調となっています。ビジネスでも使いたいという方にはブラウンがおススメです。
プレラに使えるコンバーター
プレラ、プレラ 色彩逢いにはコクーンと同じ、CON-20、CON-50、CON-40のコンバーターが使用できます。CON-70はサイズが大きいため使用することができません。
カートリッジインクも使用することができますので、使用用途によって使い分けることができます
パイロットの万年筆は幅広い万年筆好きに最適のブランド
今回はパイロットの万年筆における人気シリーズをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
パイロット万年筆はラインナップが幅広く、全ては紹介しきれませんが今回のシリーズを押さえておけばまず間違いないでしょう。
変わった仕組みを持つ「ジャスタス95」や、細身の「カヴァリエ」など人気の万年筆も多くあります。
ボールペンとは違う、万年筆にしかない書き味を楽しむためにも、自分のお気に入りの1本を探してみてはいかがでしょうか?