音楽や映像を鑑賞する時はいつでも快適に、臨場感のあるサウンドを楽しみたいですよね。そこで、耳を塞ぐことなく耳の近くで音楽を流せる肩掛けスピーカーがおすすめです。今回はおすすめの肩掛けスピーカーをランキング形式でご紹介します。肩掛けスピーカーの種類や選び方についても解説しますので、快適に音楽を楽しみたい方は参考にしてみてくださいね。
肩掛けスピーカーの特徴
迫力のあるサウンドを携帯できる
肩掛けスピーカーは耳元で音楽を再生でき、あまり音量を上げなくてもはっきりと聞こえます。首にかけて使うことを想定されているので、小型かつ軽量です。そのため、携帯に便利で屋外でも手軽に迫力ある音楽が聴けますよ。
耳を塞がないので周囲の音も入ってきやすい
イヤホンやヘッドホンで音楽を聴く場合は必ず耳を塞ぐことになります。それに対して、肩掛けスピーカーは耳を塞ぐ必要がありません。周囲の音を聞きやすいため装着したまま会話でき、状況の変化を把握することにも便利です。
肩掛けスピーカーの種類
有線タイプ
接続が安定しているのでテレビと相性がいい
音楽を再生する機器とスピーカー本体をケーブルで繋ぐタイプです。身体を動かしながら使用する場合はケーブルが邪魔に感じるかもしれません。そのため、自宅のソファに座ってテレビを観ることに集中する時などにおすすめです。
有線タイプは無線タイプに比べて接続が安定していることがメリットです。音の遅延が起きないので映像の鑑賞に向いています。なお、送信機を使用すればBluetooth非対応のテレビともワイヤレスで接続できるため、家事などをしながらでも楽しめますよ。
無線タイプ
接続が手軽なのでモバイル端末と相性がいい
Bluetoothによりワイヤレスで接続するタイプです。外出時にスマホなどのモバイル端末と接続して使うなら、ケーブルの煩わしさがない無線タイプを選びましょう。肩掛けスピーカーの大半が無線タイプなので、幅広い選択肢から選べますよ。
無線接続の場合は音の遅延が発生する可能性があります。音楽のみの鑑賞であれば音がずれても気になることはないでしょう。Bluetoothの上位の規格は遅延が少ないので、上位規格に対応したモデルは映像鑑賞にもおすすめですよ。
肩掛けスピーカーの選び方
性能で選ぶ
対応しているコーデックを確認
音声や映像は符号化されて各媒体に記録されます。コーデックとは符号化されたデータを映像や音声に変換するための装置です。音楽データはコーデックの種類によって音質や遅延の多さが異なるため、対応コーデックは必ずチェックしましょう。できるだけ音質が良く、遅延の少ないコーデックに対応したモデルを選ぶことをおすすめします。
aptX対応なら低遅延かつ高音質
SBCはあらゆるBluetooth機器が対応しているコーデックです。Bluetoothに対応していれば使用できますが、他のコーデックと比べて遅延の少なさと音質は劣ります。AACは主にiPhoneで使われているコーデックであり、SBCよりも音質が良くタイムラグが改善していますよ。aptXは圧縮率が低いため、高音質かつタイムラグが非常に少ないのが特徴です。動画も違和感を覚えずに楽しめるでしょう。
音漏れ対策で選ぶ
指向性が高いと音漏れが少ない
肩掛けスピーカーはイヤホンに比べて、耳から遠い場所で音が出ます。そのため、音漏れしやすく交通機関などでの使用には向きません。指向性が高いスピーカーは音の分散が少なく、一方向にのみ進みやすいのが特徴です。音漏れが気になる方は指向性が高いモデルの選択をおすすめします。ただし、指向性が高くても公共の場での使用には注意しましょう。
音漏れが気になるならイヤホンとしても使える2wayタイプがおすすめ
音漏れに気を遣うべき環境で音楽を聴きたい方には、2wayタイプが適しています。本体にイヤーピースが付いており、イヤホンとしても使えますよ。音漏れが心配な時に役立ちますが、イヤーピースを長時間着けると耳が疲れてきます。周囲への迷惑に配慮すべき時にイヤホンとして使い、そうでない時は本体から音を出すなどして使い分けるとよいでしょう。
マイク機能の有無で選ぶ
通話にも使用するならマイク機能付き
マイクが搭載された肩掛けスピーカーなら、通話にも利用できます。スマホを持って通話すると片手が塞がってしまうのが難点です。スピーカーのマイクを利用すればハンズフリーで通話できるため、通話中に両手で別の作業ができますよ。街を歩きながらの通話にも重宝するでしょう。通話することが多い方は、マイク機能付きのモデルがおすすめです。
通話を重視するならノイズキャンセラや音声の抽出機能付き
ノイズキャンセラは周囲の雑音を打ち消す装置です。音声の抽出機能があれば特定の音を抽出して強調されるため、聞こえやすくなりますよ。通話の品質が上がるので、リモート会議を行う方など通話のために肩掛けスピーカーを使用する方におすすめです。また、人の声が聞き取りやすくなるという特徴から、テレビの視聴時にも活躍するでしょう。
使いやすさで選ぶ
100g以下の軽量モデルだと肩への負担を軽減できる
肩掛けスピーカーにはたくさんのラインナップがありますが、重量は様々です。400g程度の重さのモデルもあれば、100gに満たない軽量モデルも発売されています。重量のあるモデルを長時間使用すると、どうしても肩に負担がかかりますね。長時間の連続使用を考えていて、少しでも肩の疲れを予防したい方には100g以下のモデルがおすすめです。
屋外で使うなら連続再生が10時間以上のものを
無線タイプの肩掛けスピーカーは充電して使うため、1回の充電で何時間の再生ができるか確認しましょう。屋外使用を想定しているなら不便を感じることのないように、出来るだけ長く連続再生できるモデルがおすすめです。10時間以上の連続再生ができれば、屋外でも安心して使えるでしょう。1回充電すれば20時間以上の再生ができるモデルもありますよ。
肩掛けスピーカーのおすすめブランド・メーカー
SONY(ソニー)
Bluetooth非対応だが音質は良い
ソニーは有線タイプの肩掛けスピーカーをリリースしています。Bluetooth接続には対応していないため屋外での使用には向いていません。有線のため遅延がなく音質も良いので、屋内でテレビや音楽を楽しみたい方におすすめです。
SHARP(シャープ)
Bluetooth対応で軽い
Bluetooth接続に対応した肩掛けスピーカーを発売しているメーカーです。本体の軽さに特徴があり100g未満のモデルもありますよ。肩への負担が少ないので、長時間の使用にも対応できるでしょう。運動時の音楽鑑賞にもおすすめです。
JBL(ジェービーエル)
Bluetooth対応で遅延が少ない
ワイヤレスで接続でき遅延が少ない肩掛けスピーカーがあります。屋外での音楽再生はもちろん、映像鑑賞にも適していますよ。指向性が高いため音漏れが少なく、マイクが搭載されているのでハンズフリー通話も楽しめます。
Bose(ボーズ)
Bluetooth対応で遅延はあるが音質は良い
無線タイプの肩掛けスピーカーを発売しています。やや遅延が見られることがありますが、高音質なサウンドを表現できますよ。特に、低音の迫力が特徴的です。遅延を気にせずに済むように、動画視聴よりも音楽のみを楽しむのがおすすめです。
おすすめ&人気の肩掛けスピーカーランキング
有線でおすすめの肩掛けスピーカー
ライソン-SP-14 KABS-014(6,980円)
安価で購入できBluetooth接続にも対応
折り曲げても問題ない柔軟性を持つ肩掛けスピーカーです。着脱しやすく快適な装着感が得られ、イヤホンジャックも付いています。安定したサウンドを楽しめるため、音の遅延による違和感のないテレビ視聴が楽しめますよ。
マイクも搭載されているためハンズフリーで通話できます。Bluetoothによる無線接続にも対応しており、約3時間半の充電で最長約24時間もの長時間再生が可能ですよ。そのため、屋外で充電切れを気にせず使いたい方にもおすすめです。
自在設計-ポータブルスピーカー popen(9,980円)
置き型スピーカーとしても使える
左右のスピーカーを繋ぐパイプの部分から低音が発生します。首回りの3か所から音が聞こえるため、抜群の臨場感を体感できますよ。重量は160gと比較的軽く肩への負担がかかりにくいことも魅力です。無線接続にも対応しています。
肩に掛けるだけでなくテーブルなどに置いて使うこともできるため、ラジカセのような感覚で楽しめますよ。防水機能もあるため、屋外で使用している時に雨に見舞われても安心です。屋内外の両方で肩掛けスピーカーを使いたい方におすすめします。
ソニー-SRS-WS1(23,530円)
音と振動を同時に楽しめる
人の身体にフィットするデザインとクッションにより、心地よい着け心地が得られます。ワイヤレス接続にも対応していますが、スマホとは有線での接続も可能です。充電台が付属しているので、置くだけで簡単に充電できますよ。
スピーカー部分に振動板を搭載することで、低音とともに振動が生まれます。振動の強さは3段階で調節可能。テレビでライブ映像や映画の迫力を楽しみたい方におすすめです。テレビ用の送信機にはスピーカーを2台まで接続できます。
ライソン-SP-06 KK-00580(12,729円)
マイクやテレビ用送信機が付いた多機能モデル
本体にイヤホンジャックが付いていますが、ワイヤレス接続にも対応したモデルです。そのため、状況に応じて接続方法を使い分けられますよ。約3時間の充電で約3~5時間のバッテリー駆動のため、主に屋内での使用に向いています。
無線でのハンズフリー通話もできるため多目的に使えます。microSDカードにも対応しているため、microSDカードに保存された音楽データを再生できますよ。ケーブルや無線の接続設定を煩わしく感じる方でもストレスなく使えるでしょう。
音漏れが少ないおすすめの肩掛けスピーカー
JBL-SOUNDGEAR BTA(16,500円)
通話利用におすすめの高音質モデル
aptXのコーデックに対応しているため、遅延が少なく高音質なサウンドを楽しめます。付属の送信機とテレビをケーブルで接続すれば、Bluetoothに対応していないテレビとも無線接続できますよ。約2時間の充電で約6時間の連続再生が可能です。
指向性が高いため音漏れが少ないことも魅力。また、ノイズキャンセラや音声の抽出機能が搭載されており、マイクも内蔵されています。通話の品質が良いため、web会議などビジネスで使いたい方におすすめのモデルです。
山善-QNS-813(10,778円)
軽量な2way肩掛けスピーカー
重さ約96gのため肩に負担がかかりにくい軽量モデルです。スピーカー使用時の再生時間は5時間ですが、イヤホンから音を出す場合は23時間再生できますよ。屋外で使用するなら、音漏れと再生時間を考慮してイヤホンで聴くとよいでしょう。
本体はコンパクトに折りたたむことができ、専用ケースも付属しています。そのため、レジャー先などに持ち運びする機会が多い方におすすめです。噴流水に耐えられるレベルの防水性能も備えているため、雨の中でも使用できますよ。
ネクストゲーション-CH-V9(4,900円)
録画もできるイヤホン付きモデル
おしゃれなデザインの2wayモデルです。左右のイヤホンにはマグネットが内蔵され、使わない時はイヤホン同士を接着させれば楽に収納できますよ。着信があった時に相手の電話番号を読み上げるなどの音声案内機能も便利です。
カメラが搭載されている数少ない肩掛けスピーカーでもあります。本体にSDカードを挿して録画データを保存できますよ。旅行先でカメラを使えば簡単に旅の思い出を残せますね。web上に投稿する動画作成の用途にもおすすめです。
サンワサプライ-400-BTSH015(11,800円)
収納しやすいイヤホンで高音質サウンドを楽しめる
本体のスピーカーとイヤホンの2通りの再生ができるモデルです。イヤホンが付いている部分にはコードリールがあり、ボタン1つで簡単に巻き取れます。イヤホンのコードが邪魔にならず、屋内でも屋外でも快適に音楽を楽しめますよ。
省電力仕様のため長時間再生できるというメリットもあります。イヤホン使用時は最大約45時間も再生できますよ。コーデックはaptXよりも上位のaptX HDとaptX LLに対応しています。高音質かつ低遅延のため、テレビ視聴やゲームにもおすすめです。
BOSE-SOUNDWEAR COMPANION(47,587円)
首周りにフィットする高音質スピーカー
本体は柔軟性があり好きな形状で固定できるのが特徴です。首から肩の形に合わせることができ、快適な着け心地を維持できますよ。マナーモードにも対応しており、着信があった時に振動で知らせるように設定できます。
連続再生は最大12時間ですが、15分の充電で2時間使える急速充電に対応しているのも魅力。外出前に充電忘れに気づいても短時間で充電できるので便利です。防滴仕様も施されているので、運動時や雨天時の使用にもおすすめです。
マイク内蔵でおすすめの肩掛けスピーカー
Bluedio-HS Bluetoothスピーカー(4,323円)
安定したワイヤレス接続でゲームにもおすすめ
上位規格のBluetoothに対応したモデルのため、遅延が少ないのがメリットです。そのため、映画鑑賞やゲームのプレイに適しています。広い範囲にスピーカーが付いているので、迫力と臨場感のあるサウンドが体感できますよ。
SDカードスロットも搭載されています。SDカードに音楽データを保存しておけば無線接続せずに音楽が聴けますよ。また、FMラジオに対応していることも魅力です。幅広い楽しみ方ができ、安価なので低予算の方におすすめです。
シャープ-AN-SX7A(25,130円)
サウンドモード設定であらゆるジャンルの音を聴きやすく
高音質のコーデックに対応しており、特に迫力のある重低音が特徴です。振動板の内蔵により低音とともに振動を体感できますよ。充電時間は約5時間で最長約13.5時間の再生が可能なので、屋外での使用にも向いています。
3種類のサウンドモードも搭載されています。人の声を聞き取りやすく設定でき、重低音の強調もできるなどジャンルに合わせて最適な設定が可能。映画やゲームなど幅広いコンテンツを肩掛けスピーカーで堪能したい方におすすめです。
サンワサプライ-400-SP085(5,980円)
スポーツ時に使いやすい軽量かつ防水仕様モデル
シリコン素材が使用され首や肩にフィットしやすく、着脱も楽にできるデザインです。microSDカードスロットも搭載され、音楽プレーヤーとして使用できますよ。指向性が高く内側に音を発するため、音漏れしにくいというメリットもあります。
重量は約175gで防水性能が高いことも魅力。汗をかいても安心して使えるため、ランニングなどのスポーツで使用したい方におすすめです。使用時間も比較的長く、USBケーブルで約3時間充電した後に約10時間使えますよ。
JVC-SP-A7WT(14,758円)
長時間使用におすすめの軽量モデル
遅延が少ないaptX LLのコーデックに対応している肩掛けスピーカーです。そのため、動画視聴やゲームに適していますよ。防水仕様であることもメリットです。雨の中での運動やキッチンで家事をしながらでも問題なく使用できます。
重量が約83gと非常に軽く、装着し続けていても肩に負担がかかりにくいでしょう。約15時間の長時間の再生も可能なので、長時間の連続使用を考えている方におすすめです。スマホなどの接続機器のリモート操作もできますよ。
シャープ-AN-SS2(16,000円)
人の声がクリアに聞こえるマイク付きモデル
約88gという軽さと約16時間の再生が可能なことから、長時間の連続使用に適しています。防水性能もあるので、水回りでの作業や運動にもおすすめです。付属の送信機には2台まで接続できるため、2人でテレビを楽しめますよ。
ボタン1つで人の声を増幅して再生する機能があります。ハンズフリー通話の他に、ドラマなどテレビを観る時に肩掛けスピーカーを使う機会が多い方におすすめです。aptX LLにも対応しているため、遅延のストレスなく楽しめますよ。
まとめ
使う場所やよく聴くものに合わせた肩掛けスピーカーがおすすめ
肩掛けスピーカーを最大限活用するには、使う場所やよく聴くものに合うモデルを選びましょう。それぞれのモデルが得意とする音楽のジャンルや使うシーンは異なります。したがって、どんな状況でどのような音を聴きたいかが重要です。今回はおすすめの肩掛けスピーカーをご紹介しました。ぜひ自分に最適なモデルを選んで音楽ライフを楽しんでくださいね。