ギブソンのエレキギターを代表する人気が高いレスポール。パワフルなサウンドが特徴で、ロックやパンクミュージックには欠かせない存在です。コピーモデルや搭載されているものの種類や素材も多種多様なので、購入する時に迷ってしまいますよね。そこで今回はおすすめのレスポールをランキング形式でご紹介します。是非レスポールを探すときの参考にしてみてくださいね。
レスポールとは?
半世紀もの長い歴史を持つギター
もともとレスポールは、ギタリストのレス・ポール氏のシグネチャーモデルとしてギブソンより発表されたモデルのことを言います。1952年に発表されて以降、様々なギタリストやアーティストに愛されてきました。そのため多くの類似品が存在しますが、正式にレスポールと呼ぶことが出来るものはギブソン製のものとその傘下のエピフォン製のもののみです。
レスポールの特徴
音痩せすることの無い太く温かみのある音
ギブソン初のソリッドボディのエレキギターで、厚みのある甘いサウンドが特徴です。歪ませても良く映えるため、ロックミュージックやパンクミュージックとの相性抜群。サウンドの表現力が高いため、ギターソロにも向いています。
レスポールの種類
レスポール・スタンダード
王道サウンドで木目を生かした色彩が特徴的なレスポールシリーズの基本形
現代のレスポール・スタンダードは、今まで培ってきたレスポールの歴史を尊重しつつも、現代的なアレンジが加えられています。様相や基本的なスペックは従来のまま。その上で、より様々な音楽に合うようにマイナーチェンジを繰り返し、より高性能なものに仕上がっています。
レスポールはギブソンの看板商品であり、毎年最新版が発売されています。その度にアップグレードされていますが、現代のレスポール・スタンダードは2012年モデルのものをベースとして開発され続けてきました。自動チューニングシステムが導入されるなど様々な進化を遂げています。
レスポール・カスタム
タキシードに似合うギターがコンセプトのレスポールシリーズの最上級モデル
レスポール・カスタムは、艶感の強い黒いカラーリングとゴージャスな装飾が特徴。コンセプトとしてタキシードに似合うギターを掲げており、高級感に溢れフォーマルな印象を受けるギターになっています。ラック・ビューティの愛称でも知られる美しいレスポールです。
レスポール特有の甘く温かなサウンドを持ちますが、レスポール・スタンダードのサウンドとは異なり、音の立ちや抜けがとても良いのが特徴です。ロックミュージック以外にもジャズミュージックとの相性も抜群。歪ませても音がぼやけることなく綺麗に抜けていくので、様々な音作りを楽しむことが出来ます。
レスポール・スタジオ
装飾を抑えたレスポール・スタンダードの直系の廉価版モデル
レスポール・スタンダードと比べても劣るところのないレスポール・スタジオ。レスポールモデルの廉価版としてはレスポール・ジュニアやレスポール・スペシャルが有名ですが、独自の個性を持つギターと評価され始めたため、直系の廉価版モデルとは言われなくなってきました。このような経緯から、レスポール・スタジオはレスポール・スタンダードに忠実に廉価版として販売されるようになりました。
レスポール・スタジオは、サウンドに影響を及ぼさない装飾などを廃してレスポール・スタンダードに忠実に設計されています。価格が抑えられ軽量化もされているため、取り回しのよいことが特徴。レスポールの廉価版モデルで手に取りやすく、初心者の方にもおすすめのギターです。
レスポールの選び方
ピックアップの種類で選ぶ
歯切れがよくシンプルなサウンドが好みならシングルコイル
シングルコイルは明るいサウンドが特徴的で、音の歯切れも良いです。音立ちがとても良いため、硬い音を好む方におすすめ。また、レスポンスが良く、ピッキングの強弱も付けやすく伝えやすくもあるので、繊細な表現を得意としています。カッティング奏法やアルペジオ奏法との相性が良く、クリーンな高音域の音を際立たせたいという方にもおすすめです。
ロック系の音楽に用いられるようなパワフルなサウンドが好みならハムバッカー
ハムバッカーはシングルコイルに比べ、出力が高くパワフルでノイズにも強いことが特徴です。中音域や低音域の表現が豊かで、より厚みのある温かいサウンドを楽しむことが出来ます。深く歪ませても音が通るため、ロックやメタル系ミュージックを好む方におすすめのギターです。配線の仕方次第ではシングルピックアップとしても使うことができるため、ギター1本で様々な音作りが出来ますよ。
使用しているアーティストで選ぶ
エース・フレイリーが使用した貫禄たっぷりのレスポール・カスタム
エース・フレイリーが所属していたロックバンドKISS。コープス・ペイントと奇抜な衣装が特徴で、2014年にはロックの殿堂入りを果たしています。そんな伝説的なロックバンドの黄金期に活躍したギタリストがエース・フレイリーです。彼はライブではレスポール・カスタムを愛用していたことでも知られています。このギターの仕様は、チェリー・サンバーストでピックアップが3つ搭載されている独特なものになっていました。当時の人気から2011年にはこのモデルを復刻したAce Frehley 1959 Les Paul Standardが販売されています。
藤原基央愛用のレスポール・スペシャル
BUMP OF CHICKENのギターボーカルとして活躍する藤原基央。BUMPのほぼすべての曲の作詞・作曲を手掛ける彼は様々なギターを使っていますが、中でも印象的なのがTVイエローのレスポール・スペシャル。レスポール・スペシャルとMatchless DC30の組み合わせは彼のトレードマークとも言えます。BUMPのようなポップスやロックなどの音作りをしたい方におすすめ。
レス・ポール氏が愛用したレスポール・レコーディング
言わずと知れたギブソン・レスポールの生みの親であるレス・ポール。カントリーミュージックを得意とし、そんな彼はレスポール・レコーディングを最期まで使用していたと言われています。ホンジュラスマホガニーで作られており、独特な木目と硬度が特徴的。現在では制作できないとも言われています。弾きやすくアンプも選ばないのでどんなシーンにも活躍することでしょう。
レスポールのおすすめブランド・メーカー
ギブソン
本格的なレスポールのサウンドと定番のデザインを楽しめる本家ギブソンのレスポール
アコースティックギターやエレキギターなどを製造する世界でも極めて有名なメーカーであるギブソン。1952年よりレス・ポール氏と共同開発のシグネチャーモデルとして制作されたのがレスポールです。長年多くのギタリストに愛され、現在もマイナーチェンジを繰り返して様々なレスポールモデルの製造がおこなわれています。ギブソンのレスポールは、安定したサウンドとクラシックな見た目が特徴です。さらにカスタムショップでは多くの著名人のシグネチャーモデルをレスポールのバリエーションとして生産しています。
エピフォン
唯一本家ギブソンからレスポールを名乗ることを許されているエピフォンのレスポール
ギブソンの傘下として、レスポールモデルギターの名称を唯一レスポールとして呼ぶことの許されているエピフォン。ギブソンと比較しても、リーズナブルで手に取りやすいことが特徴です。またリーズナブルでありながらもそれを感じさせることのない質の高さに定評があります。
TOKAI
本家を凌ぐクオリティで質の高いコピーモデルを生産するTOKAIのレスポール
静岡県に拠点を置く東海楽器製造株式会社では、ギターやピアニカなどの楽器を製造しています。中でもレスポールのコピーモデルは本家を凌ぐほどのクオリティで出来が良いと言われています。厳しい品質管理が行われており、音の質もとても良いです。
おすすめ&人気のレスポールランキング
ギター初心者におすすめのレスポール
Gibson-Les Paul Studio Tribute 2019 Satin Iced Tea (121,000円)
軽量化され弾きやすく初めてのレスポールにおすすめ
レスポールトリビュートの2019年モデルのギター。これは、レスポールのサウンドを大切にしてきたプレイヤーの反応や助言から、軽量化とレスポール特有の音響を両立させたウルトラ・モダン・ウェイト・リリーフ処理が施され制作されました。レスポール・スタジオならではのポジションマークとバインディングが無いことが特徴です。
ピックアップにはサウンドバランスの取れたクリアな音質が特徴の490ハムバッカーが採用されています。また、ルックスはサテン仕上げのラッカーフィニッシュでクラシカルな雰囲気たっぷり。サウンドもスタンダードに劣ることなく十分にレスポールの音を楽しむことが出来ます。
Gibson–Les Paul Studio 2019 Ebony (141,900円)
様々なジャンルにマッチする汎用性の高いレスポール
コイルタップが可能となっており、この一本で様々なサウンドを使い分けることが可能。歯切れのよいカッティングや歪ませたバッキングなど多様な楽しみ方が出来るので、ロックやメタルにもおすすめです。ギブソン製品に標準搭載されている498Tピックアップが採用されており、ギブソンのレスポールらしいサウンドを体感出来ます。
また、軽量化と音の鳴りを両立させたウルトラ・モダン・ウェイト・リリーフ処理が施されています。そのため、レスポールの音を損ねることなく軽量化が実現。ネックにはスリムテーパーが採用されており、より演奏しやすくなっているのも特徴です。
Epiphone-Les Paul Special VE Vintage Worn Heritage Cherry Sunburst (17,600円)
入門者向けの弾き易いレスポールモデル
エントリーモデルとして作られたローコストのレスポールです。コストを抑えつつ、しっかり品質管理がされていることが窺える完成度の高さが特徴。とにかくたくさんギターを弾いて練習したい方におすすめです。
また、ボディもネックもすべて艶消しがされており、触り心地がよく見た目の印象も良いです。演奏する際にもネックに施された艶消し効果で滑りが良いため、自然な弾き易さで心地よく使うことが出来ます。さらにレスポールモデルの中では比較的軽量で、初めての方でも扱いやすいですよ。
著名人が使用するおすすめのレスポール
Gibson–Les Paul Standard ’50s P90 Gold Top (242,000円)
松本孝弘が愛用するレスポール・スタンダード ゴールドトップ
50年代のレスポールは、ネック・シェイプにグリップ感があり、ヴィンテージ感のあるハット・ノブなどが特徴として挙げられます。このモデルもそれを踏襲しており、クラシカルな雰囲気のギターに仕上がっています。艶やかなゴールドカラーが目を引く一本です。
B’zの松本孝弘もGibson Les Paul Gold Top 1954やGibson Les Paul Gold Top 1955を愛用しています。主にBluesmanのレコーディングに多く用いられました。また、松本孝弘は日本人で唯一ギブソンからシグネチャーモデルのレスポールが販売されているギタリストでもあります。
Gibson–Les Paul Custom (507,100円)
ONE OK ROCKのようなハードなロックミュージック好きにはこれ
ONE OK ROCKのToruも愛用するレスポール・カスタム。Toruが使用するレスポール・カスタムは白塗装のもので、リアピックアップをSeymour DuncanのSH-4 JBに変更するなどアレンジが加えられています。パキッとステージ映えするのでライブに使用する時などにぴったりですよ。
太くてパワフルなサウンドで、歪ませても音痩せすることもありません。ONE OK ROCKのようなハードロック系ミュージックを好む方やパワフルな音質を求める方におすすめです。また、レスポール・カスタムはスタンダードのハイクラス版のため風格も兼ね備えています。
Epiphone–Les Paul Classic (45,980円)
ギブソンモデルがエピフォングレードで展開
ELLEGARDENやthe HIATUS、MONOEYESなどで活躍する細美武士が使っていたEpiphone Les Paul Classic。レスポールクラシックシリーズのものを艶消しして仕上げられています。チェリーサンバーストカラーで、クラシカルな雰囲気が特徴です。
コイルタップが搭載されており、多彩な音作りが可能。また、スリムテーパーネックが採用されているなど、機能性に優れた一本になっています。さらにピックアップにはAlnico Classic PROが搭載されており、ヴィンテージライクなサウンドを実現しています。
Gibson–Les Paul Junior (140,250円)
幅広い年齢層に絶大な人気を誇るレスポール・ジュニア
1954年に登場して以来、数々のギタリストを虜にし、絶大な人気を誇るレスポール・ジュニア。リリース時には、学生や初心者に向けて作られたものでしたが、アーティストたちにも愛されています。ヴィンテージタバコバーストカラーの落ち着いたカラーの一本です。
レスポール・ジュニアは様々な音作りが可能で、ジャンル問わずに貢献してきました。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカリスト、ギタリストとして活躍する後藤正文もレスポール・ジュニアを愛用しています。彼は、レスポール・ジュニアの赤色のものや、ジョン・レノンモデルのものを多く使用しています。
個性的なカラーリングでおすすめのレスポール
Epiphone-Les Paul Modern Figured Caribbean Blue Fade (71,500円)
拘りのパーツセレクトと鮮やかなブルーが特徴的なレスポールモダンモデル
NAMMショウ2020でも紹介された話題のレスポール。ボディには現代的なヒール加工が施されており、ネックも握りやすいように設計されています。また、ギブソン直系のモダンモデルとして、メタリックフィニッシュが特徴的な一本です。
コントロールノブにはクリアタイプのものが用いられています。さらにペグにはグローバーのロックペグがあしらわれており、随所に拘りが見られるレスポールになっています。なによりも淡く爽やかなブルーが目を引くデザインで裏面との色彩の対比もとても綺麗です。
Gibson USA–Les Paul Studio Smokehouse Burst (141,900円)
ハイパワーなサウンドが特徴のシックなレスポール・スタジオ
ギブソンUSAレスポール・スタジオの2019年モデル。ピックアップには490Rと498Tが組み合わされており、ハイパワーなものになっています。コイルタップが可能で、シングルコイルサウンドもハムバッカーサウンドも一本のギターで楽しめます。音作りの勉強にもおすすめですよ。
ブリッジとテールピースにはアルミが素材として採用されており、弦からの振動がさらにダイレクトに伝わるように設計されています。また、軽量化もされており、ネックにはスリムテーパーが用いられています。そのため弾き易く取り回しも容易です。
Tokai–LC235 WR (206,800円)
希少なエボニー指板を採用した高品質なレスポール
ホワイトで縁取られたワインレッドのボディが特徴的なレスポールカスタムモデル。また、パーツには主にゴールドがあしらわれており、高級感に溢れた作りになっています。レギュラーシリーズ最上位と言われる完成度です。
明るめで伸びの良い音質が特徴で、音抜けも抜群。歪ませても音がつぶれることなく心地よいサウンドを体感することが出来ます。ロック系ミュージックにはもちろんのこと、ジャズ系ミュージックにもマッチする音でマルチに使えますよ。
Bacchus–BLP-BP/R (37,400円)
コストパフォーマンスの高い美しいレスポールモデル
ボディトップにバールポプラを採用した個性的な外観が特徴のレスポール。上位機種にも引けを取らないと言われる華やかさが特徴です。また、杢目を生かしたバーストカラーで仕上げられています。どれも特徴的な杢目が目立ち、鮮やかな色彩が目を引くギターです。
カラーバリエーションはブルーバースト、ブラックバースト、レッドバースト、ブロンドバーストの4色展開。背面にもそれぞれのカラーに合わせた鮮やかな塗装が施されていることも特徴です。コストパフォーマンスが高くコレクションとしても重宝されます。
FgN–NLS10RMPTB BBT (108,240円)
高品質で扱いやすい国産のレスポール
国産エレキギターの中でも数々の名器を残してきたフジゲン。そんなフジゲンの伝統的なレスポールとしての特徴と国産ならではの扱いやすさを併せ持つ限定版のレスポールです。パッと目を引くような鮮やかなブルーのグラデーションになっています。
軽量化はされていますが程良い軽量化がされているため、ヘッド落ちや音の濁りが生じてしまう心配もありません。コイルタップも可能なので、様々な音作りをすることが出来ますよ。また、50年代の構造や音の鳴りを大切にしており、音抜けがとても良いです。
Epiphone–Les Paul Standard 50s (62,480円)
カラーリングや細部の仕様などを見直し大幅にリニューアルした2020年モデル
NAMMショウで発表されたレスポール・スタンダード。ギブソンの1950年代の伝統的なスタイルからインスパイアされた最新のレスポールです。カラーリングやヘッドストックを大き目のものに変更するなど、よりギブソンに近づけた仕様にアップグレードされています。
ピックアップには、カムバッカーを2基搭載しており、パワフルなサウンドを体感することが出来ます。ロック系ミュージックが好きな方、王道の音作りがしたい方、初心者の方にもおすすめの一本です。杢目が一本一本異なるのでお好みのものを探してみてください。
Gibson–USTOM SHOP
60th Anniversary 1959 Les Paul Standard (792,000円)
1959 Les Paulの60周年を記念したレスポール のスペシャルモデル
流水状の特徴的な杢目にルートビアカラーを組み合わせた個性的なレスポール。落ち着いた琥珀色の美しい色彩が特徴です。濃いブラウンとクリーム色のパーツのコントラストのバランスが抜群の一本になっています。
サウンドに関しては、レスポール特有の甘く太いサウンドを持ちながらも、レスポンスにも優れています。比較的軽量で扱いやすさも兼ね備えた仕様。限定のスペシャルモデルらしい特別仕様のレスポールモデルギターになっています。コレクションとしても自慢できる一本です。
まとめ
自分好みの使用感とサウンドのレスポールがおすすめ
多くのギタリストに愛され、現在も進化を続けるレスポール。ピックアップや材質、作られた年代によっても音や見た目、使用感が全く異なってくるので、購入する際には実際に弾いてみてから決めることをおすすめします。ぜひ自分のお気に入りの一本を見つけてくださいね。