優柔不断な人の心理や原因は?【直し方や対処法も】

買い物に行ってもなかなか決められない…、仕事の大事な案件を決めるのが怖い…、食事の注文に迷って、後ろをみると行列が出来ている…。皆さん、こんな経験はありませんか?どうしてもすぐに決められない時ってありますよね。今回はそんな優柔不断でなかなか決断を出せない人の原因や心理状況をまとめてみました。自分が優柔不断かもしれないと思ってる人は、特徴がいくつ当てはまっているか自己診断してみましょう。また、普段から自分の事を優柔不断だと思っている人は、この機会に改善策を参考にして即断即決の出来るカッコいい人になりましょう。

優柔不断になる原因は?

自分で考える習慣がなく決断力がないことが原因に

優柔不断になる原因は様々ありますが、大きな要因としては育ってきた環境と時間に対する価値観が考えられます。
末っ子や一人っ子で家族から甘やかされて育っていると、周囲の人があらゆる事をしてくれます。小さい時から、自分で考えて行動する機会が極端に少なくなってしまいがちです。周囲の環境という事で、自分ではそんなつもりが無くても知らず知らずのうちに、優柔不断に陥る習慣が染み付いてしまっている可能性もあります。自覚するまで時間がかかるので、一度自分の行動を振り返ってみるのも良いかもしれませんね。
また何か物事を判断する時に、人生という限られた時間の中で生活しているという事を常に意識している人は、即断即決で決める人が多いです。時間に対して厳しい目線を持てば、自然と考え込んでいる時間が勿体無いという意識になるかもしれませんね。

優柔不断な人の特徴や心理状況

2つから決めれない

数ある商品から2つまで絞る事が出来たけど、最後の決断が出来ない。どちらも魅力的な商品に思えてしまい、なかなか1つに絞る事が出来ない事が多いです。商品であれば2つとも購入できますが、仕事となると必ずどちらかに決めないといけないですよね。

自分に自信が持てない

優柔不断な人は自分に自信がない人が多いです。何かを決めるにしても自分の考えが正しいのか、本当にこれでいいのかといつまでたっても答えが出せずにいます。自信を持ちすぎるのも良くありませんが、もう少し自分を信頼してみても良いのではないでしょうか。

優柔不断な人は甘えん坊?

優柔不断な人は甘えん坊という特徴も備えています。自分では決められない=誰かに決めて欲しい、責任は取りたくないなどの考えがあるからです。決断力のある男性を見ると、男らしいと感じる女性も多いのではないでしょうか。これは男性に甘えたいという女性の願望から来てると考えられます。男性の皆さんは、女性の前で優柔不断な面を出さないように気を付けましょうね。

失敗したくない

失敗が怖いという気持ちから優柔不断になってしまう人も多いようです。たしかに何か大きな失敗した後はなかなか決断出来なくなりますよね。失敗を恐れる気持ちは誰もが持っていると思いますので、失敗をしない為に失敗するぐらいの気持ちでどんどん挑戦していきましょう。

周囲の評価を気にする

周囲からどう見られているのか、周りの人から少しでも良く見られたい、そういった気持ちが強い人も優柔不断の特徴を持っています。何かをするにしても、まずは他人の顔色をうかがってから始める人は要注意です。知らないうちに優柔不断のレッテルを張られているかもしれません。

思い出して後悔する

過ぎた事を思い出して後悔してしまう人も優柔不断な人の特徴です。過去の事をくよくよ思い出して、なかなか前に進めなくなってしまっています。後悔しても何も変わらないので、出来るだけ先の事を考える様に意識しましょう。

自分のキャパシティを超えている

必要以上の事を考える人も優柔不断の原因の1つに考えられます。考えすぎる人は、自分の中で判断材料をどんどん増やしてあらゆる可能性を想定してしまい、結果的に答えが分からなくなってしまいます。自分にとって今一番必要な事は何かを整理してから行動するよう意識していきましょう。

周囲の意見を聞きすぎる人

何かを始める時は、周りの人の意見をどうしても聞いておきたいですよね。しかし、周りの人の意見を全て聞いていると、結局何も手につかなくなってしまう事があります。最終的に決めるのは自分だという意識をしっかり持って、他人の意見は参考程度に聞くようにしましょう。

責任は負いたくないタイプ

優柔不断な人の特徴の1つに、他人のしている事の責任まで負いたくないという気持ちを持っている事があります。物事を率先して前に進めていくタイプではなく、誰かが決めた内容に沿って作業していく事に安心感を覚えるからです。

自分をオープンに出来ない

自分の感情をオープンに出来ない人は優柔不断の特徴を兼ね備えています。もちろん、全ての感情をオープンにする必要はありませんが、必要最低限の気持ちを相手に伝えないと何事も前に進まなくなってしまうかもしれません。

とにかく真面目

優柔不断な人の一番大きな特徴はとにかく真面目だという事です。真面目過ぎて周りの事、将来の事など必要以上の内容まで考え過ぎてしまっています。真面目な事はとても良い事ですが、時には思い切って考える事をやめるのも1つの方法かもしれませんね。

優柔不断な人の長所

真面目で何事にも慎重に取り組む

優柔不断になりやすい人は、何事にも真面目に取り組み、慎重に物事を考えてから行動する事が多いです。石橋を叩いてから別の石橋の様子も確認して、それからようやく渡りだす、というイメージです。大きな失敗をする事が少なく、安定した毎日を過ごしたい人にとっては非常に良い点です。しかし一方で、人生の大きな決断をする時には非常に大切な事ですが、日常生活の小さな事まで慎重になってしまうと、「気付いたら1日が終わっていた」なんて事もあるかもしれません。

集団行動の中で周囲と足並みを揃えて行動出来る

集団行動の中で周囲と足並みを揃えて行動出来る、これも優柔不断な人が持ち合わせている長所の一つです。周りの人が決めてから自分も決める。そうする事で周囲の人達と同じペースで行動したり、何かを取り合って争いあう事も少なくなります。言い換えれば、自己犠牲精神の強い人が多いという事です。自分よりも他者の利益を最優先に考えることが出来ます。

マイペースで進める

優柔不断な人は、周囲の意見を聞きながらマイペースに自分の考えの答えを出すので、しっかりと考えられた理論や根拠が備わっています。周りの人の意見を聞きながら自分の考えと摺り合わしているので、他の人よりも考える時間が多くかかってしまいます。一方で、しっかりとした根拠や理論も兼ね備えているので、内容としてはほとんど完成された意見や案件が出てくる事も多いのが特徴です。

優柔不断な人の短所

周りの人の意見に流されやすい

周りの人が思いつきで話した事や、意見に対して考え込んでしまうのが優柔不断な人の短所です。その場その場に居合わせた人の数だけ、考えが増えていき、最終的に答えが出るまで莫大な時間を要してしまいがちです。また、周りの人の意見と揃えようとすために、自分の意見や考えとは違っていても、頷いてしまう事が多くなりがちです。自分は賛成していない場面でも多数決で賛成意見が多ければ、同調してしまったり、面倒事を押し付けられる事もしばしば有るかもしれません。しかし、相手の意見に合わせて答えを出すため争い事に巻き込まれる事が少なく、社交性が求められる場面には重宝されるかもしれません。

周りの人がイライラしてしまう

優柔不断な人に対して、周囲の人がイライラしてしまう事も少なくありません。買い物や食事などのプライベートの場面では、友人や恋人などある程度理解がある相手と一緒なので問題ないかもしれませんが、仕事の場面だとそういう訳にもいきません。あまりの決断の遅さに、取引先や上司から仕事が出来ないというレッテルを貼られてしまう可能性もあるので注意したいところです。

責任のある立場に適していない

優柔不断な人は決断の遅さから、責任管理能力が少ないと捉われがちです。仕事においても、重要なポジションにつく事から自然と離れていっているかもしれません。決断の遅さで、せっかくのチャンスを逃すのは勿体ないですよね。
決断を出す事を先延ばしにする場合は、相手にちゃんとした理由も説明してからにしましょう。

優柔不断な相手への対処方法は?

期限や締め切りを明確に提示する

優柔不断な人と接する時の対処法として、期限をはっきりと決めるという方法があります。優柔不断な人は、期限が定まっていないといつまでもズルズルと考え込んでしまいがちです。日ごろから小さな事でも期限を定めてあげる事で、考え方にもメリハリがついていき、徐々に答えを導き出すまでのスピードが上がっていきます。また優柔不断な人は、一度出した結論に対して本当にこれで良かったのかなどと時間が経ってから再度考え始める事が頻繁にあります。そういった傾向が見え出したら、自分自身の考え方もブレないようにして、方向性が間違っていない事をしっかりと話し安心させてあげましょう。

予め選択肢を限定してあげる

優柔不断の人は自分で考えれない訳ではありません。むしろありとあらゆるケースを考え過ぎる傾向があります。なので、予め方向性や選択肢を絞って提案してあげると、それについて深耕して考えてくれるのでより良い答えが返ってくきます。仕事では時間内に出来るだけ数をこなす簡単な単純作業よりも、新規事業のような1つの事を深く掘り下げて考える部署の方が意外と向いているのかもしれません。もちろん周りのフォローも必要ですが。

優柔不断の直し方・改善方法

優先順位をしっかりと考える

優柔不断な人は物事を考える時に、対象の魅力ある点を深く考え込んでしまいます。例えば、食事で迷っている人がいるとします。今食べたい物を2つまで絞りました。優柔不断な人はここで両方の良い点だけを考えがちです。しかし、決断の早い人は、昨日は飲み会があったから今日はカロリーの低い方を選ぼう、とか旅行先に来ているので自分の好きな物ではなくてご当地メニューを食べてみよう、と考えます。ここで、大切な事は自分の中で優先順位を決めるルールを決めてしまう事です。自分の中でルールを決めてしまう事によって、決断までの時間を作業化してしまう事が可能になり、結果として優柔不断になる思考にたどり着かないようにしています。

考え過ぎない

あまり深く考え込まずに、一度それまでの考えを整理して答えを出してみましょう。自分自身はまだはっきりとした答えが出ていなくても、相手は何かしらの答えを求めています。特に仕事の場面においては、早いスピードで行動したり意見を出す事が評価の基準になっているところも少なくありません。上の役職に付いている人ほど結論が早いのではないでしょうか。一度そういった視点で、上司の行動や対応を見てみるのも良いかもしれませんね。現状までの考えでいいので、自分自身の意見をはっきりと形にしていきましょう。相手と話す事によって、新しい答えや解決策が生まれる可能性も有ります。

失敗に対して恐れすぎない

例えば野球でバッターボックスに立った時に、相手のピッチャーが何を投げるかを深く考え過ぎると、タイミングが遅れたり、気付いたらボールを投げていた。という事になってしまいますよね。では野球選手はどうしているのかというと、必ず1球目から打とうとしている訳ではなく、相手の癖や考え方を探しながら2球目3球目と挑んでいます。たった少しの時間ですが、その中でもどうすればヒットが打てるかをしっかりと考えて答えを出してる訳ですね。スポーツの世界では瞬時に判断する事が求められるので、スポーツ経験者には優柔不断な人が少ないです。
失敗を恐れていては、何も始まらないし、解決しません。むしろ小さな失敗を積み重ねる事で、大きな失敗の数を減らせたり、万が一大きなミスをした時にも適切な対応が取れるようになります。

焦らずゆっくりと時間を掛けて治す

優柔不断で悩んでいる人は1日でも早く治したいと思っているはず。しかし、その性格は今まで育ってきた環境や、これまでの考え方から出来た物なので一朝一夕では治りません。むしろ、自分が優柔不断だと悩んでしまう事自体が、真面目に考え過ぎてしまう優柔不断の人の特徴かもしれません。思い切って、優柔不断だけどそれの何が悪いのかぐらいの気持ちで治していきましょう。

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