結婚式をする新郎新婦にとって、思い出になる結婚式用ゲストブック。挙式後も開けば結婚式の思い出が蘇ります。そんな結婚式用ゲストブックには、オーソドックスなシートタイプや流行りのカードタイプをはじめとして、さまざまな種類があります。この記事では、そんな結婚式用ゲストブックの中でもおすすめのものを、特徴や選び方をふまえてご紹介します。
結婚式用ゲストブックの特徴
結婚式に列席したゲストがわかる
結婚式や披露宴にはたくさんのゲストが出席します。新郎側なのか新婦側なのかを確認することで、席への案内がスムーズになり、急な人数変更などにも対応しやすくなります。また、名前を書き忘れた祝儀袋があった場合でも、ゲストブックがあれば照らし合わせられるので便利ですよ。
年賀状や挨拶状用の住所録として使える
列席してくれたゲストに、内祝いや新居などの挨拶状を後日送ることもあるでしょう。そのようなときに役に立つのが住所を書いてもらえるゲストブック。あらためて住所を聞くことなく、スマートに送れますよ。
ゲストにコメントを書いてもらえるものもある
結婚式や披露宴では新郎新婦も忙しく、なかなかゲストとゆっくり話せないことも。カード式のゲストブックなら、あらかじめ招待状と一緒に同封するだけでゲストに2人へのメッセージを書いてもらえます。結婚式が終わったあとに見直せるすてきな思い出になりますよ。
結婚式用ゲストブックの種類
シートタイプ
ご年配にもなじみが深いオーソドックスなタイプ
記帳タイプは、当日式場の受付でゲストに直接記帳してもらうタイプのゲストブックです。通常、メッセージを書いてもらう欄はなく、名前のみか名前と住所のどちらかを記帳します。最近では横書きのものも多いですが、和風婚のときには雰囲気に合わせて縦書きのものも人気です。
記帳タイプは縦書きのものもあるように、日本でも「芳名帳」としてなじみが深いもの。そのため、ご年配の方には記帳タイプのほうが書きやすく落ち着くという方もいらっしゃいます。また、カードタイプだと書いてから渡すまで時間が経ってしまうのでその間の保管に気を遣いますが、記帳タイプではそういった事はありません。
カードタイプ
招待状と一緒に送付すれば受付に時間がかからない
カードタイプとは、取り外しができるタイプのゲストブックです。一枚ずつ取り外して招待状と同封し、結婚式までに書いて持参してもらう形が多いです。コメントを書いてもらう欄があり、ゲストからの温かいコメントをもらえるのもうれしいですね。
また、もう一つのメリットは受付が混雑しないこと。受付で直接記入するタイプは書くことに時間がかかるため、開始時間がせまるとゲストが多くなり、受付が混雑してしまいます。カードタイプだと、あらかじめ書いてきてもらえるので混雑を避けられますよ。
寄せ書きタイプ
式の雰囲気や季節に合わせたデザインを選べる
寄せ書きタイプは、欧米式のゲストブックで近年人気がでてきています。デザインのかわいらしさやゲスト参加型が魅力的なゲストブックです。木の幹や枝の絵に、ゲストに葉や花に見立てた指紋やメッセージカードをつけてもらいます。特に、メッセージカードは指紋を押すのに抵抗がある方でも参加してもらいやすいですよ。
別名ウェディングツリーと呼ばれるように、木のデザインがメジャーでしたが、風船や動物といったかわいらしい柄や、桜や紅葉など季節が感じられるようなデザインも増えてきました。ただのゲストブックとしてだけでなく、人前式での結婚証明書としても使えますよ。また、寄せ書きタイプにはメッセージを書いた小さな板を、フレームの中に入れてもらうハートドロップスという方法もあります。
結婚式用ゲストブックの選び方
書字方向で選ぶ
伝統的な和風結婚式なら縦書きがおすすめ
書字方向とは文章を書く方向のことです。日本では昔から新聞や小説などさまざまなものが縦書きで書かれています。そのため、縦書きはおごそかで伝統的な格調高い和風婚式の雰囲気にはぴったりですよ。また、ご年配の方は、新聞などを読む機会が多く、昔ながらの縦書きのほうが親しみがあるので、ゲストの年齢層が高い式にもおすすめです。
ロマンティックな洋風結婚式なら横書きがおすすめ
ロマンティックな洋風の教会式や人前式などでは、欧米式の結婚式の雰囲気に合わせて横書きが主流です。ノートや書類など横書きで記入することも多くなっているため、横書きのほうが書き慣れている方も多いでしょう。また、ペンを持った手を左から右に動かして書くので、ペンのインクで手や袖を汚してしまったり、引きずったあとが付いてしまったりということがありません。
記入する内容で選ぶ
ゲストが多いときには待たせない名前のみ
ゲストが50人以上の場合、受付で記名するのに時間がかかってしまい、混雑して長い列ができてしまうことも。そんなときは、名前のみのゲストブックにすれば書く時間が短く、混雑を緩和できますよ。100人など大人数の場合は、新郎側と新婦側で2冊の芳名帳を4冊に増やすのも手です。また、1ページに複数人記入できるので、他のゲストブックに比べて必要枚数が少なく、お手頃な価格なのもうれしいですね。
後で住所録として使いたいときには名前と住所
最近では、携帯電話での連絡が主流になっていますが、新居の挨拶状や内祝い、年賀状やお中元お歳暮など贈り物をする際に必要になってくるのが住所です。あらためて聞くのは面倒ですし、先方にも気を使わせてしまうかも。ゲストブックに住所を書いてもらっていれば、そんな手間も心配もいりません。必要なときにさっと取り出せて便利に使えますよ。
ゲストの想いがつたわってくるコメント付き
ゲストブックで人気があるのがコメント付きのタイプ。当日は、新郎新婦はもちろん、ゲストもバタバタしていてあまり話せないことも。コメント付きなら、あらかじめ書いてもらえるので、ゲストも慌てることなく落ち着いて書いてもらえますよ。カードタイプ以外でも、大きめのシールを貼ってもらうタイプのウェディングツリーでも簡単なコメントをもらえますよ。
演出で選ぶ
ゲストの顔がひと目で分かるチェキ付きゲストブック
ゲストが多い式では、お互いに招待したゲストの顔が覚えられないことも。ゲストブックの中には、チェキサイズの写真用スペースが付いているものがあり、写真を貼っておけば住所録として使うときなどにも役立ちます。ウェルカムスペースなどで結婚式当日のゲストを撮ってメッセージをもらえば、さらに結婚式の思い出が増えますよ。
ゲストに協力してもらって完成させるウェディングツリー
通常のゲストブックは、事務的な流れ作業になってしまって物足りなく感じることも。ウェディングツリーなら一風変わった演出でゲストにも記入を楽しんでもらえますよ。テーマを用意して、ウェディングツリーにつけるカラー別に項目を用意しておくと、アンケートをとることもできますよ。新郎新婦だけでなく、ゲストにも眺めて楽しんでもらえるウェディングツリーになりますね。
ウェルカムボードにもインテリアにも使えるウェディングドロップス
ウェディングドロップスはウェディングツリー同様、欧米ではメジャーなゲスト参加型のゲストブックです。かわいいフレームはゲストブックとしてだけではなく、ウェルカムボードやインテリアとしても華やかで目を引きますよ。まだ日本ではなじみが薄いので説明のひと手間は必要ですが、すてきな演出で新郎新婦はもちろん、ゲストの思い出にも残るでしょう。
結婚式用ゲストブックのおすすめブランド・メーカー
ファルベ
企画から発送まで一手に担うウェディングアイテム専門店
ファルベはゲストブックを始めとしたウェディングアイテムを専門に扱うお店です。ゲストブックはエレガントなものからカジュアルなもの、季節感のあるものなどデザインが豊富です。オーダーでも作ってもらえるので、オリジナルのゲストブックが手に入りますよ。スタッフは全員女性で、かゆいところに手が届くサービスも魅力です。
ティアーモ
さまざまなテイストのウェディングのペーパーアイテムを取り揃える
ティアーモはウェディング用のペーパーアイテムやプチギフトを扱うお店です。カジュアルなものからフォーマルなものまでさまざまなテイストのゲストブックがあります。席次表や招待状など他のペーパーアイテムともおそろいの柄が選べるので、招待状から結婚式までテイストをあわせられるのは嬉しいですね。
アナザークルーウェディング
和風やリゾート風のデザインのゲストブックが豊富
アナザークルーウェディングは、ゲストブックをはじめとしたウェディングアイテムを取り扱っています。ゲストブックには、南国の雰囲気のボタニカル柄があり、リゾートウェディングにおすすめ。また、アナザークルーウェディングでは、ゲストブックとおそろいの柄のウェルカムベアも扱っているので、悩みがちなウェルカムスペースのインテリアに統一感をもたせることもできますよ。
ムゲット
ウェディングツリーやウェディングドロップをたくさん取り扱う
ムゲットで扱っているのは、遊び心あふれるゲストブック。ウェディングツリーは定番の木のデザインではなく、風船やブライダルカーという一風変わったデザインになっています。欧米ではメジャーなウェディングドロップスも扱っていて、オーソドックスなフレーム型とかわいいメイソンジャー型を揃えています。デザインとフレームの組み合わせで18ものバリエーションがありますよ。
おすすめ&人気の結婚式用ゲストブックランキング
記帳タイプでおすすめの結婚式用ゲストブック
アナザークルーウェディング-ゲストブックテノール(1,980円)
名前だけなら200名分書けてコスパがよい
エレガントでなめらかな手触りのベロア生地を表紙に使用したゲストブックです。色も落ち着いたネイビーやレッド、アイボリーの3色展開で、どんな式にでも合わせやすいです。そんな高級感のあるゲストブックが手頃な値段なのもうれしいですね。
中のシートには、1枚に5名分書けます。1冊40枚入りなのでなんと最大200人まで書けますよ。シートは取り外し可能なので、受付でははずして書いてもらい、挙式後、保存するときには新郎新婦でまとめて一冊に収められます。
ファルベ-ウッドフラワー芳名帳フォレスト (6,490円)
自分のイメージにぴったりなオリジナルの表紙がオーダーメイドで作れる
こちらのゲストブックは、ナチュラルな木製の表紙に生花を再現してつくられたおしゃれなアーティシャルフラワ-があしらわれています。自然の雰囲気を生かしたナチュラルウェディングやボタニカルウェディングにおすすめです。オプションで花の色を変えられるので、式のイメージにも合わせやすいですよ。
また、このゲストブックには表紙にレーザー加工で刻印を入れます。データ入稿などもできるので、自分が気に入った画像で加工できますよ。縦にして、和柄を入れれば、優しい白木の風合いがぴったりの和風婚にも使えます。
ティアーモ-芳名帳パールホワイト紅白房 (1,980円)
パール調の表紙と中の松の絵が和風婚の雰囲気を引き立たせる
光の加減できらきらと光るパール調の表紙が魅力的な和風芳名帳です。紅白の結び紐で綴られていて、おごそかな和風婚の雰囲気にぴったりです。また、金色の題字がアクセントになり、さらにおめでたさを引き立てます。
表紙を開くと目に飛び込んでくる金色に輝く松の絵の見開きは圧巻。他にも、鶴や亀といったおめでたい席には定番の絵柄が入ります。中の台紙にも上品な雰囲気の大礼紙が使用され、松の絵が描かれているなど神前式でも恥ずかしくないフォーマルなゲストブックです。
カードタイプでおすすめの結婚式用ゲストブック
ムゲット-ゲストブック カードタイプ (3,465円)
ゲストカードをリングバインダーで留められてばらばらにならない
格調高いレザー製の表紙とゴールドのおしゃれな題字で、結婚式のテイストを問わずに使えます。レザーの色はエレガントなホワイトとシックなブラウンの2色。パール調の専用ケースも付いていて、挙式後もほこりや汚れなどから大切に守ってくれますよ。
中は上下の2段式で、新郎側と新婦側のゲストカードを上下に分けて入れれば、1冊にまとめて収納できて便利ですよ。リングバインダーの留め具が付いているので、万が一落としてしまってもばらばらになって困ることはありません。リングは上下で別々に開けられるので、必要な方だけ取り外せます。
ピアリー-リーヴルスタイルゲストブック (3,040円)
表紙にフォトを入れられて思い出を残せる
ゲストカードをアンティーク調のボックスに収めるタイプです。カードは裏面全体がメッセージ欄になっており、メッセージだけでなく、イラストやデコレーションにも最適です。ボックスには背表紙が付いているため、挙式後は本棚やインテリアとしても収納可能なので、いつも手元におけるのがうれしいですね。
また、このゲストブックの表紙には写真を入れることが可能。挙式や披露宴の写真などお気に入りの写真を一緒に保管できます。手に取るたびに結婚式の思い出がよみがえるオリジナルのゲストブックが作れますよ。
ファルベ-フラワーアレンジゲストブック(5,500円)
式に合わせたアレンジがカスタマイズできる
こちらは、アートフラワーアレンジメントの装飾が目を引く華やかなゲストブックです。おすすめしたいのは、カスタマイズできる自由度の高さ。中の用紙はカードタイプやチェキタイプ、シートタイプの3種類の中からお好きなものを選べます。また、フォトアルバム用のリフィルも追加できるので、思い出の写真を一緒に保管することもできますよ。
また、オプションで表紙のフラワーアレンジメントも自分の好きなように変えることができますよ。エレガントなアレンジメントだけでなく、紅葉や桜、ひまわりなど季節感あふれるアレンジメントもあります。式の雰囲気にあわせるもよし、季節を取り入れるもよしで、きっとお気に入りの一冊が見つかりますよ。
ファルベ-ボックス型カード式芳名帳アジュール (3,960円)
他にはないチャペル型のカードがかわいいゲストブック
こちらは、収納ボックス付きのカードタイプのゲストブックです。欧米では、結婚式のブルーはサムシングブルーといわれていて、花嫁が幸せになれるという言い伝えがあります。ボックスのきれいなスカイブルーは、まさにサムシングブルーにぴったり。さらに、オプションでフラワーやストーン付きのリボンを付けてのアレンジもできますよ。
そして、中に収めるカードは、教会式にピッタリのかわいらしいチャペル型。ステンドグラスやベルが切り抜きになっていて、細部にもこだわった作りになっています。かわいらしく手がこんだカードは、ゲストにもきっと喜んでいただけますよ。
寄せ書きタイプでおすすめの結婚式用ゲストブック
ファルベ-寄せ書きタイプ芳名帳「マレーナ」 (4,840円)
マリン柄でリゾートウェディングにぴったり
表紙の付いている寄せ書きタイプです。まるで砂浜のようなさらさらとしたベロア調の表紙と、中の海のような青いシートの組み合わせは、自然とリゾートの海を思い起こさせます。マリンリゾート風のウェディングにぴったりですね。
寄せ書きをするシートには、ゲストの名前のみを書きます。南国の海のような澄んだ水色に貝殻をあしらったマリン柄です。ブルーと水色の2枚入りなので、新郎新婦と分けて記入してもらうこともできますよ。
PRODUCED BY FLEUR–ゲストブックlove letter (3,500円)
下線の有無で名前だけでもメッセージ付きでも選べる
ラブレターの絵柄がかわいいフェミニンなテイストのゲストブックです。ざらざらとした手触りの上質な絹目調の用紙を使用。上品で高級感が味わえる仕上がりですよ。大きさや下線の数で50人から100人まで幅広い人数に使用できます。
ゲストが名前を書きやすいように下線がついているタイプと下線がついていないタイプが選べます。おすすめは下線がついていないタイプ。人数を気にせずに使えますよ。また、本物の寄せ書きのようにメッセージを一緒に書いてもらえば、見返すたびに温かい気持ちになれますよ。
形にとらわれないおすすめの結婚式ゲストブック
トコシェ-キャンバスウェディングツリー (8,690円)
道具が一式揃っているのでウェディングツリーがすぐに作れる
ウェディングツリーは、用紙以外にもインクや説明用紙など、入用なものが多く用意が面倒くさく感じることも。こちらのウェディングツリーには、インクや説明用紙はもちろん、イーゼルまでセットになっています。さらに、予備のインクまでセットなので、インクパッドが乾いて困る心配もいりません。
キャンバスウェディングツリーは、その名の通り紙の代わりに本物のキャンバス地を使用。結婚式が終わったあとも、イーゼルに立てかけてインテリアとして飾っておけます。ファブリックボードのように壁に飾ってもすてきですね。
ファルベ-コルクゲストブック (13,200円)
コルクボードにピンでとめる新しいゲストブック
こちらのコルク製のボードでできたゲストブックは、ピンで葉のカードを留めていく新しいタイプのウェディングツリーです。カードをピンで刺すのでカードが落ちづらく、間違えて貼ってしまっても後から貼り直せますよ。葉の色はグリーン、オレンジ、ハートの中から選べます。
このゲストブックの魅力は、少人数のアットホームな式でも使えるところ。通常のウェディングツリーは指紋を押すので、人数が少ないと葉がすかすかになってしまうので、ウェディングツリーを小さくせざるをえないことも。これならカードが4cm程度と大きいので、30人程度の式でも華やかに活躍してくれますよ。
ムゲット-ハートドロップスウェルカムボード (13,260円)
中に入れるチップの大きさで100人以上でも対応可能
こちらのハートドロップスは、ハートチップの大きさを2種類から選べ、最大120人の大人数ウェディングでも対応できます。アクセントに赤やピンクのハートチップも入っているので、ワンパターンになってしまうこともないですよ。にじみにくいペンも同封されているので、書かれた文字がにじんで読めないなんてこともありません。
フレームのデザインは11種類。もちろん新郎新婦の名前や挙式日を入れられますよ。デザインカラーは明るくナチュラルなホワイトとシックで落ち着いたブラウンから選べて、ゲストブックとしてもウェルカムボードとしてもしっかり役目を果たしてくれますよ。
まとめ
自分もゲストも楽しめる結婚式用ゲストブックがおすすめ
結婚式用ゲストブックの種類もデザインもさまざまです。式のテイストや自分の好みに合わせて選べば、ウェディングへの気持ちがさらに高まりますよ。また、ゲストブックは、最初にゲストの目に入るものです。そのため、お祝いしてくれるゲストにも心から喜んでもらえるようなゲストブックを選んで、すてきな結婚式を過ごしてくださいね。