おすすめの虫除けハーブ人気比較ランキング!【スプレーも】

玄関先で人と話したり、ベランダで洗濯物を干していただけで蚊に刺された経験がないでしょうか。そんなときに虫除けハーブがあれば、天然由来の香り成分で蚊やハエを寄り付かなくする効果があります。虫除けハーブと一言でいっても、かなりたくさんの品種があります。今回は、ポプリなどに加工して虫除けをするハーブや、加工せずそのままでも虫除け効果のあるハーブを、それぞれランキング形式でまとめてみました。また、玄関先に置くとおしゃれな、寄せ植えを作る上での注意点も調べてみましたよ。ハーブ初心者の方は勿論ですが、家庭菜園をしている方向けに食用植物の害虫除け効果のあるハーブもご紹介します。虫除けハーブはインテリアグッズとして使用したり、料理にも使用できますので、上手に使っておしゃれで快適な日々を過ごしましょう。

虫除けハーブの特徴

虫除け効果が実証されている

虫除けハーブとは、植えておくだけで殺虫効果があるのではなく、ある程度の虫を寄せ付けない働きをする植物のこと。虫除けハーブには天然の芳香物質、エッセンシャルオイルが含まれていて、その香りは虫や鳥から自らの身を守るための成分でもあります。香り成分として、カンファーやシトロネラール、メントール成分を多く含んでいるハーブに虫除け効果が実証されています。植物名にも効果が表れている蚊取草は、シトロネラール成分を含有しています。ラベンダーに含まれているリナロール成分は、乾燥させてポプリなどに使うと更に虫除け効果がアップ。虫除けハーブは古代から人々となじみが深く、ヨーロッパでは虫除けのためにハーブを詰めた、サシェという香り袋がありました。日本でも小香袋という虫除け袋が奈良時代に使用されていました。虫除け品種として代表的なハーブは、ミントやローズゼラニウム、ニームなどがありますよ。

害虫をよけ益虫を呼び寄せるハーブ種も

虫除けハーブには、畑や庭に植えると他の植物につく害虫除けができる品種もあります。さらに、それらの植物にとって有益な益虫まで呼び寄せるハーブも。このように他の植物の生育を助ける役目を持つ植物を、コンパニオンプランツとよびます。キャベツとセージを一緒に植えると、モンシロチョウが嫌って卵を産みつけない効果があります。また、いちごとキャットニップを一緒に植えれば、アブラムシや甲虫の幼虫除けになるほか、蜜蜂を呼び寄せて受粉の手助けをしてくれますよ。他にもトマトとバジル、きゅうりとタンジーなど相性の良いハーブを近くに植えることで、害虫被害を最小限に食い止める事ができるのも虫除けハーブの特徴です。

虫除けハーブの種類

栽培タイプ

庭や鉢に植えたままでも虫よけ効果を発揮

虫除けハーブを育て、鉢植えを玄関や窓辺に置くだけで虫除け効果を発揮する品種があります。カレンソウやゼラニウムは窓辺やベランダに置くだけで蚊除けになりますし、タンジーはハエ除けにも。室内で栽培することでハーブティーや料理にも使えて便利です。

畑の周りに香りの強いニームやタイムを栽培すれば、ナメクジなどの害虫から作物を守る役割を果たしてくれますよ。アロマスプレーなどと比較すると効果は穏やかですが、寄せ植えをすると玄関先をおしゃれに演出できます。また、必要であれば剪定してドライハーブを作ることも可能です。

加工タイプ

葉や花を乾燥させたり精油を抽出してから使用

栽培したままの状態よりも、葉や枝を乾燥させたり精油を抽出することで効果が強まる虫除けハーブもあります。ローズマリーは乾燥させてポプリやサシェを作り、部屋に飾ったりタンスに入れたりすると防虫効果を発揮しますよ。ラベンダーはドライにした後、スワッグやポプリを作ってインテリアを兼ねながら虫除けができますね。

ハーブから精油を抽出する方法もあります。煮出したり水蒸気をハーブにあてることで精油を抽出する水蒸気蒸留法が有名ですが、少し手間はかかります。ハッカ油があると虫よけスプレーを自宅で作ることも可能。無水エタノール1に対して水9の割合で、ハッカ油を数滴たらすだけで簡単に自然派の虫除けスプレーが完成します。市販の虫除けスプレーには、ディールという有害物質が含まれているので、小さいお子さんのいるご家庭はハーブで作ると安心ですよ。ちなみに精油をアロマオイルと勘違いしている方が多いのですが、アロマオイルは人工的に作られた合成香料のこと。精油の正しい英語名はエッセンシャルオイルです。ドライも精油も、香りが薄れてくると効果も薄くなるので小まめにチェックしましょう。

虫除けハーブの選び方

料理にも使えるハーブで選ぶ

バジルやミントなら汎用性が高く様々な料理に使える

バジルやミントなどのハーブは、スーパーで小分けの袋が販売されていますが、キッチンで簡単に栽培できますよ。シオネールやリナロール成分を含有のバジルは、ハエや蚊が嫌がる香りです。パスタやピザなどお料理にも幅広く使えるので便利ですよ。もぎたての葉をちぎってミネストローネなどのスープに散らせばフレッシュな香りを楽しめます。ミントはハーブティにしたりアイスにのせたりするとおしゃれです。ミントの一種でモヒートミントという品種はカクテルにすると絶品。家で飲むときにさわやかなカクテルを作ってみるのもいいですね。虫除けができてお料理にも使えるので一石二鳥です。

東南アジア系の料理を作るならレモングラスがおすすめ

シトラス調のレモンの香りが強めなのが、レモングラスの特徴です。東南アジア料理のトムヤンクンの香りづけに使われています。レモングラスを下味にしてエビを焼けばタイ風シュリンプに。また、葉をすりつぶしてお肉を焼けば、エスニック風のいつもと違ったステーキに仕上がります。ハーブティもさわやかな香りで食後にもいいですね。フライパンにレモングラスの葉を敷いてさんまを焼くと、生臭さが抜けて香り高い仕上がりになるので、和食にも活用できます。葉の成分はシトラールやリナロールを含み、ゴキブリやダニ除けにもなるのでキッチンで育てるといいですね。

動物対策で選ぶ

ペットのノミダニ除けをしたいならペニーロイヤルミント

家で飼っているペットのノミダニ除けには、ペニーロイヤルミントが効きます。外で飼っている場合は近くに植えておくだけでも効果があります。乾燥させた葉を首輪に入れてもいいですね。ただ、毒性があるので何でも食べてしまう犬や猫のいるご家庭には向きません。人間が使う場合もハーブ浴や押し入れの虫除けには使えますが、ハーブティなど料理として口にするのは控えた方が良いでしょう。屋外で栽培する場合は、カメムシやアリ除けに効果は抜群です。

庭に入る野良猫に困っているならルーやローズマリー

ガーデニングや家庭菜園を楽しみたいと思ったのに、野良猫が入ってきて庭をトイレ代わりにするなどお困りのご家庭はないでしょうか。ルーやローズマリーは香りが強いので、庭に植えておくだけで猫除けになりますよ。猫がトイレの場所にしている付近や、庭の出入り口にハーブを植えてみましょう。ローズマリーの香り成分は蚊やブヨ除けにも効果があるので、お庭で作業するときに虫刺されの心配もなくなります。ルーの香り成分にはハエ除けの効果もありますよ。反対に猫を飼っているご家庭は、誤って栽培しないようハーブの種類に気を付けましょう。

栽培場所で選ぶ

畑で使用するなら生育の手助けを兼ねるローマンカモミール

ローマンカモミールはキャベツや玉ねぎなどの食用植物と相性が良く、玉ねぎにつくスリップスという体調1ミリほどの害虫が寄り付かなくなります。植える間隔は玉ねぎ4株から5株の間にカモミールを1株くらい。たくさん植えすぎると花アブやスズメバチが寄ってくるので気を付けましょう。また、アブラムシが付いたり、アブラムシの天敵であるテントウムシが寄ってきたりしますよね。食用植物と一緒に植えておくことで、被害を最小限に食い止めることができます。ハーブティやオイルにも使用できますが、キク科の植物にアレルギーのある方や妊娠中の方は使用しないようにしましょう。

室内で使用するなら部屋の浄化を兼ねるホワイトセージ

シオネールやカンファーという成分を含むホワイトセージ。強い香りで蚊やハエを寄せ付けない効果があります。古くから神聖なハーブとして儀式や祈りに使用された歴史があります。現代でも乾燥したホワイトセージの葉をいぶしておこなう、スマッジングとよばれる浄化があります。部屋の浄化や、天然石の浄化などに効果があると言われていますよ。ホワイトセージは食用には向きませんが、浄化だけではなく、ホルモンのバランスを整えたりリフレッシュ効果があるハーブ種です。

虫除けハーブのおすすめブランド・メーカー

株式会社 ポタジェガーデン

土耕栽培のハーブにこだわるメーカー

ハーブ中心に開発と栽培をしているメーカーで、ハーブと相性の良い果樹苗やイタリア野菜苗も提案しています。水耕栽培で育つハーブが主流になってきている昨今、ハーブ本来のしっかりとした香りを出すため、土耕栽培にこだわっています。ハーブ苗セットなども販売していますよ。

LAND PLANTS(ランドプランツ)

育てやすさの難易度でハーブが選べる

観葉植物やガーデニング、インテリア雑貨を扱う会社。ハーブは苗からではなく、生長したものをおしゃれな鉢に植えたタイプを多く販売しています。苗から育てる自信がない方にもおすすめ。育てやすさの難易度が3段階に分かれているので、初めての方でもハーブを選びやすいですよ。

株式会社 ITANSE (イタンセ)

様々なハーブ栽培キットを提案

家庭菜園やガーデニング用品の卸売りと小売りを手がけるメーカー。様々な栽培キットを提案してます。ハーブ苗のお任せ3点セットは、料理用やガーデン用などテーマを自由に選べてユニークです。かわいらしいボトルで水耕栽培できるハーブキットも販売しているので、贈り物にもいいですね。

株式会社 リンデンバーム

アフターフォローのしっかりしたメーカー

大神ファームという、ローズガーデンのあるハーブ園を経営する大分のメーカー。バラは600種類、ハーブは200種類も栽培されています。苗を購入すると、細かい指示書がついてきて栽培初心者でも安心して育てられます。アフターフォローが良いと評価の高いメーカーですよ。

おすすめ&人気の虫除けハーブランキング

栽培タイプでおすすめの虫除けハーブ

LAND PLANTS-蚊取草 鉢植え(2,980円)

虫除けハーブ同士の交配で作られた品種

蚊取草や蚊嫌草とも呼ばれている、蚊が寄りづらくなるというハーブ種。バラの香りのゼラニウムと、柑橘系の香りのシトロネラ草を交配して作られた品種です。虫除けハーブ同士の掛け合わせなので、虫除け最強ハーブと言われています。蚊が嫌う成分のシトロネラールを多く含有。蚊は人間の発する二酸化炭素の成分に反応して寄ってきますが、カレンソウには二酸化炭素のニオイの感覚を麻痺させる働きもありますよ。

高さは20センチから30センチほどで、半日陰でも育ちます。気温は5度以上あった方が良いので冬は室内におくようにしましょう。多湿を嫌い乾燥を好む品種なので、水やりは土が乾いた時に滴るくらいあげ、風通しの良い場所に置くといいですよ。バラのようなさわやかな香りがして癒やされます。特に新芽から強い香りが出ますので、葉が枯れてきたらカットして栄養がいきわたるよう管理しましょう。病害虫もほとんどないので、初心者でも育てやすいですよ。蚊が侵入してくる玄関先やベランダに置くのがおすすめです。

ITANSE 株式会社-スイートバジル 9センチポット 3個セット(2,998円)

料理にも使えてキッチンで手軽に蚊除けができる

蚊の嫌がるシオネール成分やリナロール成分を含んだハーブで、日当たりの良いキッチンなどに鉢ごと置くだけで効果を発揮します。パスタやピザ、ソーセージなどお料理にも幅広く使用できるので、虫除けも兼ねた一石二鳥のハーブですよ。背丈が20センチほどになったら一番上を摘心して、脇芽を成長させましょう。摘心をくりかえすほど芽が多くつきます。

トマトにつくアブラムシを防ぐコンパニオンプランツでもあるバジル。料理にしても相性の良いバジルとトマトを一緒に植えて、ベランダで育てるのもいいですね。熱帯アジア原産で寒さには弱いので、冬は室内管理して気温に気を付けましょう。キッチンで手軽に虫除けをしたい方におすすめです。

ITANSE 株式会社-ローマンカモミール 9センチポット 3個セット(2,998円)

リンゴの香りがさわやかなコンパニオンプランツ

畑に植えておくと、周りの植物を元気にしてくれるコンパニオンプランツとして有名な品種です。食用植物のキャベツや玉ねぎと一緒に植えると相性が良く、害虫が付きづらくなります。また、ガーデニングではバラの近くに植えると、アブラムシがローマンカモミールにつくのでバラが元気に育ちますよ。家庭菜園やガーデニングで害虫にお困りの方におすすめのハーブ種です。

耐寒性はありますが、高温多湿に弱いので夏場はこまめに刈り込みをして、風通しを良くしてあげましょう。水やりは土の表面が乾いたらあげてください。乾燥気味の方が育ちやすいですが、生長期に水が切れると葉が傷んで育たなくなるので気を付けましょう。踏みつけにも強いので、芝生代わりに植えてもいいですね。生長は遅めなので広範囲の芝生には向きませんが、花や葉はリンゴの香りがしてさわやかです。

株式会社 打出農園-レモングラス(大株)苗(2,500円)

トムヤンクンなどアジア料理に欠かせないハーブ

レモンの香りが清々しい、インドや東南アジア原産のハーブ種。シトラール成分含有で蚊やゴキブリ、ダニ除けに有効です。蚊やダニにはエッセンシャルオイルを使用し、ゴキブリには乾燥させたレモングラスの葉をキッチンに置くだけで効果を発揮します。乾燥した葉は、タンスに入れておけば衣類につく害虫にも効果がありますよ。

葉や茎はレモンの風味がするので、お茶にして飲んだり、アジア料理のトムヤンクンやの香り付けにも使えます。レモングラスの葉の株元をカットして使用しますが、葉の両脇は鋭いので手を切らないように気を付けましょう。慣れれば手でちぎれるようになりますが、最初ははさみを使ってカットするのがおすすめです。アジア料理を家庭でよく作るという方は栽培してみてはいかがでしょうか。

ITANSE 株式会社-ルー 9センチポット3個セット(2,980円)

庭に入る野良猫対策に

別名ネコヨラズとも呼ばれていて、自宅の庭に野良猫が来て困る、というご家庭にもおすすめのハーブ。一般的に猫は柑橘系の香りが苦手です。野良猫がいつも侵入してくる付近や、トイレの場所にしている付近に植えこむといいでしょう。樹液に触れると肌が荒れてしまうこともあるので、手袋などをして作業するとよいですね。

柑橘系の香りがするハーブで、耐寒性もあって丈夫なため屋外でも栽培できます。なるべく日当たりが良く、水はけの良い場所で育てましょう。乾燥した葉を植物のまわりにまくと、虫除けにもなります。香りの強い小枝を洋服ダンスに入れておくと防虫効果がありますし、ハエも嫌がる香りなので食品棚などキッチン付近に置いてもいいですね。

加工向けでおすすめの虫除けハーブ

株式会社 リンデンバーム-ラベンダー(ラバンディン系)苗(506円)

乾燥させて使用すると虫除け効果がアップ

ラベンダー含有のリナロールという成分は蚊やゴキブリ、蛾除けに効果的です。蜂には効果がないのですが、ミント系と一緒に使用することで蜂除けにもなります。ユーカリ系を一緒に使用すればダニやハエにも効果がありますよ。鉢植えのままでも多少効果がありますが、乾燥させてポプリやサシェを作って使用した方が香りも強く効果的です。ラベンダーは花の咲き始めの時期が一番香りが強いので、夏前の花が開花し始める頃に摘み取りましょう。根元から3節くらいで葉が少し残るようにしてカットすると、新しい芽が出やすいですよ。

同じラベンダー種でも香りが強めだったり弱めだったり、タイプは様々です。ラベンダーは大きく分けて5分類。イングリッシュ系、フレンチ系、ラバンディン系は多少の寒さのある地域でも育てやすいですが、デンタータ系とプテロストエカス系は温暖な地域での栽培がおすすめです。初心者におすすめなのはラバンディン系で、香りが良く暑さにも寒さにも比較的強い品種です。

株式会社 charm-ローズマリー 立ち性 3号 (1,010円)

コバエやゴキブリにも効果のあるハーブ種

ローズマリーの香りは、蚊やコバエ、ゴキブリ、ブヨなど様々な虫への忌避効果があります。枝をカットして根元と先端部分をつなげてリボン等で結べば、シンプルでおしゃれなリースが簡単に作れます。乾燥させてサシェを作り、クローゼットや押し入れなどに入れても虫除け効果が。ローズマリーは4月から6月が開花時期ですが、開花前の朝が一番香りが強いので、まとめて収穫して乾燥させておくのもいいでしょう。

ローズマリーには、生長すると高さ2メートルほどになる立ち性と、高さ30センチほどで地を這うように生長するほふく性があります。ちょうど中間で高さ30センチから1メートル弱の半ほふく性のタイプも。比較的丈夫ですが高温多湿には弱いので、なるべく日当たりが良く風通しの良い場所で育てましょう。乾燥にも強く手軽に育てられる品種ですよ。殺菌と除菌効果もあり、細かくちぎって掃除機に吸い込ませると排気口からローズマリーの香りが出てお部屋も浄化できます。

ファーム フローラル-ペニーロイヤルミント 這性 (361円)

乾燥させた葉はペットのノミ除けにも

葉や茎に毒素成分があり、他の植物の近くに植えるとカメムシやアリなどの被害から守ってくれます。香りは強めのミント系。乾燥させても防虫効果はなくならないので、ポプリにして活用もできます。ノミ除けにも有効なので、ペットの首輪に乾燥させたペニーロイヤルミントを入れて使用してもいいですね。ただ、毒性があるので、ペットが誤って舐めたり食べたりしないようにしてくださいね。

基本的に日光の当たる場所で栽培した方が育ちが良いですが、湿り気を好む品種なので水やりは小まめに行いましょう。夏場は朝夕2回の水やりが望ましいです。丈夫で育てやすい品種なので、半分日陰や日照時間が短い場合でも栽培できます。繁殖力が強いので、伸びてきたら小まめに刈り込みをしましょう。

ITANSE 株式会社-タイム 10.5センチ 2個セット (2,980円)

マイナス20度でも枯れない丈夫な品種でナメクジに効果

タイムにはチモールという成分が含まれていて、蚊やハエ、ナメクジなどの虫除けに効果があります。マイナス20度でも生育できる耐寒性で、丈夫で育てやすい品種です。横に広がって生長するほふく性と、上に向かって伸びていく立ち性の2種類があるので、寄せ植えにする場合は一緒に植えるハーブの種類によって選ぶと良いでしょう。

乾燥させたタイムは衣類の虫除けやペットのノミ除けにもなります。また、魚料理や煮込み料理などにも使えるので重宝しますよ。なるべく日当たりが良い場所で、少し乾燥気味に栽培しましょう。肥料をあまり与えすぎると、香りやスパイシーさが少なくなってしまいますよ。

みんなの花屋さん ほのか-ホワイトセージ3~3.5号ポット(499円)

浄化に効果的で蛾やハエ除けにも

ヨモギに近い独特な香りを持つハーブ種で、カンファー成分が蚊やハエ、蛾除けに有効です。白色の葉が個性的で、寄せ植えに入れるとシックな雰囲気になります。アメリカのカリフォルニアから、メキシコの西海岸の地域でのみ自生。現地では昔から聖なるハーブと呼ばれ、儀式などに使用されていました。ホワイトセージの葉をいぶすことで、スマッジングと呼ばれる空気の浄化ができます。

地植えより鉢植えがおすすめですが、湿気に弱いので水のやりすぎに気を付けましょう。春や秋は日光に良く当たる場所に置き、夏場は明るい日陰で管理するといいですよ。大暑性はありますが、蒸れないように風通しの良いところに置くのがベストです。天然石の浄化をしたい方にもおすすめのハーブ種です。

有限会社ハーバルK-タンジー 3号ポット(418円)

ノミやダニに効果のある品種

ショウノウに似た香りのするハーブで、ハエやノミ、ダニ除けに適しています。家の出入り口やベランダに置けばハエの侵入が防げますよ。葉を乾燥させて布にくるんでカーペットの下に置けば、ノミやダニの予防にもなります。香りが強めなので、猫除けにもなると言われています。野良猫の侵入にお困りの方は、試してみてはいかがでしょうか。

タンジーはきゅうりやかぼちゃ、ベリー類のコンパニオンプランツとしても有効です。害虫であるコガネムシや羽虫除けの効果があるとされているので、家庭菜園をされている方にもおすすめのハーブ。風通しが良く、日当たりの良い場所を好みます。地植えの場合は肥料も少し撒く程度で、特に水やりをしなくても十分育ちますよ。

寄せ植えにおすすめの虫除けハーブ

園芸ネット株式会社-ローズゼラニウム3~3.5号ポット 2個セット(792円)

日陰でも栽培できる蚊除けハーブ

シトロールやシトロネラールを25パーセントから40パーセントも含んでいるので、蚊よけに最適です。多少日陰でも栽培できるので、玄関脇に寄せ植えとして置いてもいいですね。近くを通るだけで甘い香りがするので、来客時にも最適。ゼラニウム系は様々な花の色があるので、ハーブの寄せ植えのポイントになりますし、開花時期も比較的長いです。環境が良ければ冬も咲き続けることもある、育てやすいハーブですよ。

ローズゼラニウムはピンクの花が咲き、甘いバラの香りがします。ミントのようなさわやかな香りもしますよ。夏の暑さには強いですが耐寒性に劣るので、気温が3度以下になってしまう場合は室内管理をしましょう。また、水の与えすぎによる根腐れにも注意が必要です。花びらはサラダに散らしてレストランのような演出ができますし、葉を乾燥させてポプリやサシェにもできます。

株式会社 インタープランツネット-ニーム4号ポット(880円)

200種もの昆虫に効果があるハーブ

インド原産の、インドセンダンと呼ばれるハーブ種。現地では古くから畑を囲むように植えて虫除けをしていました。アザディラクチン成分で、バッタやアブラムシ、ハダニ、蚊など200種もの昆虫に効果があると言われています。葉を乾燥させて土に混ぜると、ネキリムシやアブラムシを寄せ付けない効果も期待できますよ。

暖かい地方の品種なので、暑さには強いですが耐寒性はあまりありません。気温が10度以下になる場合は室内管理が望ましいでしょう。室内では、乾燥した枝葉でゴキブリ除けになりますし、生ゴミ置き場に置けばコバエが発生しにくくなります。また、縁の下に乾燥した枝葉を置くことでシロアリ除けにもなりますよ。

有限会社 ハーバルK-虫よけハーブ 12種の虫が嫌いなハーブセット(4,752円)

キャットニップなど12種のハーブセット

代表的な虫除けハーブが12種類がセットになったタイプ。おなじみのラベンダー系やミント系の他、キャットニップという品種も入っています。ネペタラクトンという成分は、猫が興奮したり陶酔状態になったりします。猫を飼っている方は、乾燥させておもちゃに仕込んであげると喜んで遊びますよ。

いちごの周りに植えると、アブラムシや甲虫除けになるコンパニオンプランツでもあります。鳥害からも防ぎ、益虫である蜜蜂をよぶことでいちごの受粉の手助けができます。耐寒性があり、半日陰でも生長するので育てやすいですよ。

e-ティザーヌ-フィーバーフュー 9センチポット (385円)

ヨモギに似た香りでアリや蜂を寄せ付けない

フィーバーフューは、熱を下げる、という意味。古くから解熱剤や頭痛薬として用いられてきました。ナツシロギクとも呼ばれている品種で、カモミールに似た花を咲かせます。かわいらしい寄せ植えを作りたい方におすすめ。ヨモギに似た強い香りで、蜂やアリを寄せ付けない効果もあります。

バラと一緒にフィーバーフューを植えることで、バラをアブラムシの被害から守ってくれるコンパニオンプランツとしても使えます。ハーブティーなど食用にもできますが、妊娠中の方は口にしないようにしてくださいね。また、血液をあえて固めないようにする抗凝固薬を飲用している方も、薬と同時に摂取しないようにしましょう。

虫除けハーブの寄せ植えのコツ

手入れの頻度が同じハーブを選ぶ

寄せ植えとは、いくつかの植物を一つの鉢に植えて育てることです。様々な花を一つの鉢で観賞でき、庭や玄関をおしゃれに演出できます。単一色や同系色でまとめるとシックな雰囲気になりますし、対比色にすると個性的な寄せ植えに。しかし、色合い重視でハーブを選んでしまうとうまく育ちません。なぜなら、ハーブが育つのに適した環境や、水やりの頻度がそれぞれ違うためです。例えば、耐寒性のあるカモミールと、あまりないレモングラスは寄せ植えには不向きです。湿気を好むレモングラスと乾燥を好むセージも、一緒の鉢で育てるのは難しいでしょう。カモミールとレモンバームはどちらも耐寒性があるので、寄せ植えの相性がいいですよ。セージも同じく耐寒性があるので一緒に植えてもいいですが、繁殖力が強いので注意が必要です。ハーブは繁殖力の強いものが多く、寄せ植え自体に向かない品種もあります。特にミントは、アップルミントやペパーミントなどの同じミント同士でも、交雑してしまったり弱い品種がなくなってしまう場合も。単体で植えるか、プランターなどに仕切りを作って他の品種と植えた方がいいでしょう。

背が低いものを手前に並べると綺麗

寄せ植えを作る上で気をつけなければいけないのが植物の高さ。鉢の後ろに高さのあるハーブを植え、手前に向かうほど草丈の低いハーブを植えるとバランスが良くおすすめです。苗を選ぶときも、上に向かって伸びる立ち性の苗か、横に広がって伸びるほふく性の苗かをよく調べて購入しましょう。ラベンダーはポピュラーなハーブですが、繁殖力が強いため寄せ植えにはあまり向きません。似たような花を咲かせるロシアンセージは、高さもあり、寄せ植えの鉢の後方に植えるのにちょうど良いですよ。

まとめ

用途に合わせた虫よけハーブがおすすめ

屋内での栽培を考えているなら料理にも使えるハーブや、リースが作れるハーブがおすすめ。屋外でガーデニングを兼ねて栽培するのなら、コンパニオンプランツを兼ねたハーブが最適です。また、天然由来の虫よけスプレーや芳香剤を作って、贈り物にすれば喜ばれそうですね。玄関先に寄せ植えを置くと、虫除けをしながらセンスのある空間になります。栽培キットなども種類が豊富なので、気軽に虫除けハーブの栽培を始めてみてはいかがでしょうか。

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