文字を書くのはもちろん、イラストを描くこともできるサインペン。誰でも1度は使用したことがあるのではないでしょうか。一言でサインペンと言っても、さまざまな種類があるのをご存知ですか。今回は、そんなサインペンをランキング形式でご紹介します。合わせて種類や選び方も解説。新しくサインペンを購入予定の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
サインペンとは?
文字や絵を描く際に便利な文房具
サインペンとは、ペン先がフエルトでできた筆記具のことです。文字を書くのはもちろん、絵を描くこともできますよ。さまざまなカラーや太さがあり、用途に合わせて選ぶことが可能。どんな場面でも使用できる便利な文房具と言えるでしょう。
ボールペンよりも太く書くことができる
サインペンは、フエルトでできたペン先にインクを染み込ませて使用します。そのため、ボールペンよりも太い文字を書くことができますよ。ボールペンと併用し、文字を目立たせたいときにサインペンを使用すれば、一目で重要な文言を把握することが可能です。
サインペンの種類
水性
薄い紙でも裏写りしない
溶剤として主に水を使用して作られているのが、水性のサインペンです。裏写りしにくく、薄い紙に書いたときも裏写りは気になりませんよ。また、滲みにくいので、文字が滲んで読みにくくなるといった心配もありません。
油性のようなにおいがしないのも特徴の1つです。においが気になる方も安心して使用することができますよ。また、色鮮やかなものが多く、イラストや学習ノートの記入、グラフ作成に向いています。カラフルなサインペンを選びたい方にもおすすめです。
油性
ビニールやガラスにも書ける
油を溶かす揮発性有機溶剤に着色料を加えて作られるのが、油性サインペンです。水性サインペンと比べて、乾きが早いという特徴がありますよ。万が一、書いた直後に触れてしまっても手が汚れてしまうことはないでしょう。
紙以外にもビニールやガラス、金属に書くことができるのも特徴の1つです。水性ではインクを弾いてしまいますが、油性ならそういったことはありません。紙以外のものに記入する場合は、油性サインペンを選ぶようにしてくださいね。
サインペンの選び方
インクの色素で選ぶ
屋外で使用する場合は雨や日光に強い顔料タイプがおすすめ
屋外に設置する展示物に使用する場合におすすめなのが、顔料を使用したサインペン。顔料は耐水性があるので、雨が降ったときも書いた文字や絵が消えてしまうことはありません。また、光にも強く、日光によって文字が薄くなってしまうといったこともないでしょう。光によって消えてしまう心配がないため、長期間保管しておきたいものに使用するのもおすすめです。
染料タイプは水に溶けるのでイラストを描くのに便利
染料は、紙に染み込むことで文字や絵を描くことができる色素です。水に溶けやすく、さまざまな色を組み合わせてイラストを描く際にとても便利。色を重ねていくことで、色を混ぜたような仕上がりにすることもできますよ。また、水に溶けるので、万が一洋服に付いてしまったときも洗濯で落とすことが可能。子どもにも安心して使用させることができるでしょう。
ペン先の太さで選ぶ
宛名書きには0.7mm前後がおすすめ
サインペンにはさまざまな太さのものがあるので、用途に合わせて選ぶようにしましょう。封筒などの宛名書きには、0.7mm前後の太さを選ぶのがおすすめです。細すぎると弱々しくなってしまいますよ。また、太すぎるものを選ぶと文字がつぶれてしまい、宛先がわからなくなってしまう可能性も。太すぎず細すぎないサイズを選んでくださいね。
ポスターなど目立たせたいときは1.0mm以上を
ポスターのように、文字を目立たせたいときは1.0mm以上の太さを選ぶのがおすすめ。太いサインペンでも大きく書くことで、文字がつぶれてしまうといったことはありません。大きな紙に書いたときにも、文字やイラストの線がわかりやすくなりますよ。紙のサイズに合わせて太さを変えることで、よりわかりやすくすることが可能。紙のサイズや文字の大きさに合った太さを選んでくださいね。
用途で選ぶ
布に書きたいときは布専用を選ぶと滲みにくく書きやすい
サインペンで布に文字を書いたとき、滲んでしまって見えにくくなった経験はありませんか。布専用のサインペンを使用すると、滲みにくくなりますよ。布専用のものは通常のものと比べてインクの粘度が高く、滲みが少なくなります。また、水にも強くできているので洗濯することも可能に。洋服やユニフォームに名前を書くことが多い方にもおすすめです。
カレンダーなど書き換える可能性がある場合は消せるタイプが便利
カレンダーに予定を書く際、サインペンを使用する方も多いでしょう。予定が変わったとき、鉛筆のように消せると便利ですよね。サインペンの中には、文字を消すことのできるタイプもありますよ。熱を加えることで文字を消すことができ、何度でも書き換えることが可能。カレンダーや手帳など、書き換える可能性のあるものに使用する際におすすめです。
機能で選ぶ
記入後すぐに使用する場合は速乾性のあるものを
サインペンで文字を書くとき、乾きが遅いため手に付いてしまうといったことがありませんか。速乾性のあるサインペンを選ぶと、残ったインクで手が汚れることがなくなりますよ。また、すぐに乾くので、記入後すぐに使用しても周囲が汚れる心配もありません。乾かす時間がない場合には、速乾性のあるサインペンを選ぶようにしてくださいね。
ツインタイプなら2種類の太さを1本で済ませられて便利
サインペンには、太さの違う2種類が両端に付いているツインタイプもあります。細いペン先と太いペン先を1本で済ませられるので、文字の太さを書き分けたいときに便利。また、太さ違いで何本も揃える必要はなく、コストを抑えることも可能ですよ。2種類の太さを揃えておきたい方や、収納場所に悩んでいる方におすすめです。
サインペンのおすすめブランド・メーカー
ぺんてる
研究に8年をかけてサインペンを作り上げたメーカー
ぺんてるは世界で初めてサインペンを開発したメーカーです。サインペンを作り上げるまでに掛けた研究期間は、なんと8年。当時のアメリカ大統領も気に入ったサインペンは、現在もほぼ同じ形で販売されています。筆タッチなどの種類もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。
パイロット
消せるサインペンが人気
消せるボールペンでおなじみのパイロット。サインペンにも、ボールペン同様消せるタイプを扱っています。カラーも豊富にそろえているので、消せるタイプのサインペン探している方におすすめのメーカーです。
ゼブラ
長年人気の油性サインペンを扱う
ゼブラのサインペンは水性、油性ともに種類が豊富。特に油性サインペンは、長年人気のシリーズを取り扱っています。最近では、同シリーズの水性サインペンも揃えており、書き心地を変えずに種類を揃えることが可能です。
コピック
イラストを描く人に人気のブランド
コピックは、世界50か国以上に愛され使用されているマーカーブランドです。イラストや漫画、デザイン関係の方が愛用していますよ。カラーがとても豊富なので、描いた絵に色を塗りたいときには欲しい色を必ず見つけることができるでしょう。
おすすめ&人気のサインペンランキング
水性でおすすめのサインペン
パイロット-フリクションカラーズ(99円)
書き間違えた時もこすれば消えるので便利
こちらは、キャップの先で擦ることで書いた文字を消せるタイプのサインペンです。文字を書き間違えたときや、予定が変わったときにとても便利。消しゴムのようにカスが出ないので、机の上や紙が汚れることもありません。
カラーが豊富なのも特徴の1つ。全部で24色あり、普段使いしやすい黒や赤から、イラストなどにも使えるピンクなどのかわいい色までありますよ。さまざまな色を揃えたい方にもおすすめのサインペンです。
ぺんてる-筆タッチサインペン(165円)
筆ペンのように先がやわらかく書きやすい
筆先が筆ペンのようにやわらかくなっているサインペンです。筆先がしなるので、細く書くのはもちろん、太く書くことも可能。太く書けることを利用して、文字を書くだけでなく、色を塗る際にも便利ですよ。
インクを混ぜることもできます。薄い色のペン先に濃い色を乗せることで、マーブルのような色合いにすることが可能になります。全18色ですが、組み合わせることでより多くの色を楽しむことができますよ。
トンボ鉛筆-プレイカラー2(110円)
36色から欲しい色をチョイスできる
こちらのサインペンは、全部で36色取り扱っています。さまざまな色を揃えていますが、中でもピンク系の色を豊富に扱っていますよ。色のバリエーションが豊富なので、欲しいと思っていた色を選ぶことができるでしょう。
極細字と太字のツインタイプです。極細字には特殊プラスチック芯を採用。0.4mmと細いペン先ですが潰れにくく、最後まで使い切ることができるでしょう。筆圧が強い方や、極細字が書きにくいと感じる方は、ぜひ試してみてくださいね。
三菱鉛筆-プロッキー(100円)
水性ながらガラスやプラスチックにも書ける
水性のサインペンはガラスやプラスチックにインクが乗らないものが多いですが、こちらはそのガラスなどにも書くことが可能。インクがしっかり乗るので、残ったインクにより手が汚れるといった心配もないでしょう。用途を問わず使用できる水性サインペンを探している方におすすめです。
色弱の方に見にくいとされるピンクを、見やすい色に変えるといった取り組みも行っています。従来のピンクでは色を判別しにくかったのですが、リニューアル後はユニバーサルデザインのピンクになり、判別しやすくなりました。色の判別が難しいと感じる方でも使いやすいサインペンと言えるでしょう。
ゼブラ-クリッカート(85円)
めずらしいノック式サインペン
サインペンではめずらしい、ノック式になっています。キャップが付いていないので、使用時にキャップを外し、閉めるといった作業は必要ありません。また、誤ってキャップを失くしてしまうといった心配もなく、安心して使用することが可能ですよ。
こちらは、モイストキープインクという特殊インクを採用しています。空気中の水分を吸収するインクで、ペン先が乾きにくいという特徴を持っています。キャップがなくてもペン先を中にしまっておけば、乾くことはありませんよ。
油性でおすすめのサインペン
ゼブラ- マッキー(107円)
ツインタイプなので太さで書き分けられる
1976年に発売されたロングセラー商品です。ツインタイプになっており、太細両用と細極細両用の2種類から選ぶことが可能。用途に合わせて太さを変えることができますよ。色も豊富なので、多くの種類から選びたい方におすすめです。
ツインタイプですが、インクタンクは1つを兼用。片方のペン先しか使わない場合も、インクが無駄になってしまうといったことはありません。最後まで無駄なく使用することができ、エコなサインペンとも言えるでしょう。
サクラクレパス-マイネーム ツイン式(148円)
布に書いても滲みにくい
商品名の通り、持ち物に名前を書くために作られています。インクの粘度は通常のサインペンに比べて約2倍。粘度があるため水に濡らしても落ちにくく、洗濯をすることもできますよ。子どもの衣類に名前を書く際にも便利です。
ツイン式になっており、細字と極細字の2つが付いています。名前を書く場所に合わせて、文字の太さを変えることが可能。文字が潰れて見えにくいといったこともありません。もちろん、名前を書くだけでなく筆記具としても使いやすく便利です。
パイロット-布書きペン タフウォッシュ(105円)
洗濯にも強い布専用サインペン
こちらは、布に書くため作られたサインペンです。ボールペンのような形をしているので、書きにくさを感じることはないでしょう。水に強く、洗濯をしても文字が消えないので、服を汚しがちな子どもの衣類に使用するのもおすすめです。
ペン先は、太字から極細字まで3種類あります。書くスペースに合わせて選ぶことができるので、文字が見にくくなってしまう心配もありませんよ。滲みにくいので、滲みによって文字が太くなってしまうこともないでしょう。
寺西化学工業-マジックインキ(88円)
繰り返し使えるインク補充型
こちらのサインペンは、インクを補充することで繰り返し使用できるタイプです。使い切ったら捨てるのではなく、インクを補充して再度使用することが可能。環境にやさしいエコなサインペンと言えるでしょう。
筆記線の幅は1.0mmから1.5mm。太すぎず細すぎないので、封筒や小包の宛名書きにも使用することができますよ。また、ガラスやプラスチック、金属にも使用できるので、用途を選ばず使い続けることが可能です。
シャチハタ-乾きまペン(1,226円)
2週間キャップを外したままでも乾かない
サインペンは乾きやすく、すぐに使えなくなってしまうと思っている方はいませんか。こちらは、特殊インクを使用しており、薄い皮膜で覆われていることでインクの蒸発を防ぐ仕組みになっています。そのため2週間キャップを外したままでも乾かない仕様になっていますよ。
使い切ったあとインクを補充することで、再度使用することが可能です。また、ペン先が潰れてしまったときも、ペン先のみを交換することもできますよ。1本をより長く使用することができ、環境にも配慮することが可能です。
プレゼント用でおすすめのサインペン
コピック- コピックチャオ スタート24色セット(5,940円)
イラスト初心者におすすめのエントリーモデル
こちらは、イラストやデザイン作成に便利なサインペンのセットです。使いやすいカラーが24色揃っており、イラストやデザイン作成初心者の方にも使いやすいセットになっていますよ。これから道具を揃えていく方へのプレゼントに最適です。
ツインタイプになっており、片方は筆ペンタイプ、もう片方は太字マーカータイプが付いています。線を描くときは筆ペン、色を塗るときは太字マーカーといったように、用途によって使い分けが可能。2種類を別々に揃える必要もなく、便利です。
サクラクレパス-洗たくでおとせるサインペン12色(958円)
服に付いても洗濯できれいに
子どものお絵かき中に、誤って洋服にインクが付いてしまうこともあるでしょう。こちらのサインペンは、洗濯でインクを落とすことができますよ。お絵かき中に万が一インクが付いてしまっても安心。小さいお子さんへのプレゼントにおすすめです。
ほかにも子供のことを考えた設計になっていますよ。インクには食用染料を使用しているので、通常のサインペンよりも安全に使用できるでしょう。また、キャップは万が一飲み込んでしまった場合を考慮して通気性キャップを採用。子どもにとって安全なサインペンと言えるでしょう。
lucrubun-アルコールマーカーセット(4,980円)
収納用ポーチも付いていて便利
80本のペンがセットになったものです。さまざまなカラーが80本入っているので、欲しい色を新たに買う必要はなくなるでしょう。また、80本ものペンが入っていながら価格もリーズナブルなので、プレゼントにも選びやすいですよ。
80本のペンをどのように収納するかも考えますよね。こちらは収納用のポーチがセットとして付いています。きっちり入るように作られているので、新たに収納場所を考える必要はありません。ポーチの柄もかわいらしく、かわいいものが好きな方にもおすすめです。
三菱鉛筆-ポスカ中字15色セット(2,077円)
発色のいいサインペン
こちらのサインペンは、見たままの鮮やかな発色で文字や絵を描くことができます。白い紙はもちろん、濃い色のものに書いたときもしっかり発色。紙だけでなく金属やガラスにも書くことができ、幅広い用途で使用できますよ。
最初に乗せたインクが乾いた後、さらにその上から重ね書きをすることが可能。最初のインクが透けて見えるといったこともありません。色の配置を間違えてしまったといった場合にも上から書くことができ、非常に便利と言えるでしょう。
まとめ
用途に合ったサインペンがおすすめ
サインペンについてご紹介してきましたが、大切なのは用途に合ったものを選ぶことです。インクの種類や太さなど、用途に合わせて選ぶことで書きにくいと感じることはなくなりますよ。ぜひ、自分にあった1本を選んでくださいね。