食材を細かく砕いたりすりつぶしたりする、すり鉢があると何かと便利です。家に一つ置いてあれば、毎日の献立にちょっとした変化を加えることができます。加工した後、そのまま食器として食卓に出せるタイプもとても便利。そこで、今回はおすすめの人気すり鉢をランキング形式でご紹介。また、すり鉢には色んな種類があり、使いこなすためには自分に合ったものを選ぶ必要があります。すり鉢の種類や選び方についても詳しく解説するので、どんなすり鉢が自分に合っているのか分からないという方は参考にしてみてくださいね。
すり鉢の特徴
食材をすりつぶしてペースト状にでき離乳食も作れる
すり鉢はすりこぎという木の棒で、食材を櫛目が刻まれた鉢の底にこすり、すりつぶすことができる器です。ゴマのように硬いものを粒子状にできるほか、山芋のように柔らかいものを潰してペースト状にすることもできます。野菜を潰して、乳幼児用の離乳食作りにも。
料理の幅を広げる
すり鉢は自宅にあると、料理の幅を広げるのに一役買います。ポテトサラダ、イワシのつみれ汁など、挑戦できるメニューが増えることが期待できるからです。また、山芋や長芋をとろろにする際、すり鉢ならミキサーよりも滑らかにすることができます。
すり鉢の種類
標準タイプ
すりおろしたものが底にたまるので料理に適している
標準タイプは円錐状に近い形になっています。そのため、すりおろしたものが底にたまりやすいです。底にたまった食材を混ぜたり、さらに潰しやすくなるので料理に適したタイプといえるでしょう。
標準タイプは持ち手や注ぎ口がついている機能的なものが多いです。持ち手を持てば潰すときにすり鉢を安定させることができます。注ぎ口があれば完成後に器に移しやすいのはもちろん、完成したソースを料理にそのままかけられるというのも便利。
どんぶりタイプ
食器の代用として食卓に出すこともできる
どんぶりタイプはその名の通り、どんぶりの形をしているすり鉢となります。和え物などを作った後、食器の代用として食卓にそのまま出すことも可能です。洗い物が増えないのは嬉しいところ。
また、ゴマをすった後、ラーメンを入れてゴマの風味たっぷりにするという使い方もあります。どんぶりタイプはデザインも豊富なので、デザインにこだわりたい人にもおすすめ。和風なものだけでなく、洋風でスタイリッシュなものも人気です。
すり鉢の選び方
サイズで選ぶ
1~2人用なら6号
1~2人で使うのであれば、6号がちょうど良いサイズです。大きめのどんぶりといったサイズ感となります。もし、ゴマをすったり、少量のものに使用するだけ場合は4号から5号の小さ目なサイズを選んでください。
2~4人用なら7号
2人から4人など大人数で利用するのであれば、7号が適当なサイズです。大量に作りたい場合はこういった大きめのサイズを選ぶと良いでしょう。だし汁を足すとろろを作る場合などは、大きめの7・8号が目安。
目の粗さで選ぶ
ゴマなど小さい食材をすりたい場合は目の細かいタイプ
目の粗さによって、向いている食材の硬さや大きさは異なります。ゴマや離乳食などには、目の細かいタイプのすり鉢が良いです。目が細かいほど仕上がりがすべらかなものになるので、どの程度の状態にしたいかも選ぶポイント。
イモなど大きな食材をすりたい場合は目の粗いタイプ
大きな食材をすりたい場合は、目の粗いタイプが向いています。イモなどを目の粗いタイプですると、細かいものよりも速く完成させることができますよ。イモ専用のすり鉢を作っているメーカーもあります。
手入れが簡単になる溝なしタイプも
すり鉢には櫛目が無いタイプのもあります。こちらは目に食材が詰まらないので、使用後のお手入れが簡単です。ナッツなど小さくて柔らかいものに向いているタイプ。
機能性で選ぶ
安定感を求めるならシリコンゴム付き
力を入れて潰す時には安定感が大事になります。テーブルの上ですべってしまい、中身をこぼしてしまうという事態になれば元も子もありません。すり鉢の底に滑り止めのシリコンゴムがついているものなら、安定感が高いですよ。
山芋などが注ぎやすいのは注ぎ口付き
ペースト状になったものをすり鉢から別の容器に移す際には、注ぎ口付きのものが便利です。こぼすことなく、スムーズに注ぐことができます。山芋などをすることが多い人には注ぎ口付きのものをおすすめ。
すり棒付きならすぐに使い始めることが可能
すり鉢単体で販売しており、すり棒(すりこぎ)は別売りということも多いです。購入後にすぐ使い始めたい人には、すり棒付きのものがおすすめ。セットのすり棒なら、そのすり鉢の大きさに合った長さのものが付属しているので使いやすいです。
すり鉢のおすすめブランド・メーカー
もとしげ
職人が手作業で目入れした高い品質の国内ブランド
もとしげはすり鉢専門のメーカーです。熟練の職人が手作業で目入れしており、高い品質が特徴。島根県石見地方に伝わる陶器、石見焼の手法で作られている国内ブランドとなります。
東屋
伊賀黄土を使用した目に食材が残りにくいブランド
伊賀黄土を使用して作られており、職人が丁寧に手作りしているメーカーです。外側だけでなく、内側にも軽く釉薬を施しているので目に食材が残りにくいという特徴を持ちます。サンショウの木が素材として使われ、すりへりにくいので長持ち。
ル・クルーゼ
カラフルなデザインの大手食器ブランド
フランスの大手食器ブランドであるル・クルーゼは、調理用品も多く展開しています。カラフルなデザインが特徴で、おしゃれさを重視する人におすすめ。他のキッチン用品とコーディネートするのも良いでしょう。
ストーン
大理石を使用した洋風ブランド
大理石から作るため、ストーンのすり鉢は重量があります。そのため、使用時にズレにくく安定感が良いです。洋風でスタイリッシュな印象を与えるデザインなので、おしゃれなすり鉢が欲しい人に向いています。
おすすめ&人気のすり鉢ランキング
小さな食材をするのにおすすめのすり鉢
ル・クルーゼ–モーター&ペッセル すり鉢 (5,400円)
カラフルでおしゃれな洋風すり鉢
大手キッチンウェアメーカーであるル・クルーゼのすり鉢です。すり鉢とお揃いの色をしたすりこぎ付。櫛目が無いので、洗いやすく匂いが付きにくいのが特徴。離乳食や香辛料などの小さなものに向いています。
デザインが色鮮やかでおしゃれなことが特徴。6色のバリエーションがあるので、キッチンの雰囲気に合わせやすいです。外観のデザインにこだわりのあり人に向いています。
ストーン-マーブル 乳鉢 セット【S】 (1,430円)
大理石で作られたスタイリッシュなすり鉢
直径9.4cmのマーブル模様にデザインされたすり鉢です。櫛目はありませんがザラザラしており、食材を細かくすることができます。すり鉢と同じく大理石で作られた、すりこぎが付属。
注ぎ口とシリコンゴムは無く、スパイスやハーブをつぶすのに適しています。おしゃれなすり鉢が欲しい人におすすめ。インテリアとしての役割も果たすスタイリッシュなすり鉢です。
貝印-ミニすり鉢 (2,280円)
シンプルなデザインでどんぶりタイプのすり鉢
直径が約10.3cmしかない、ミニすり鉢です。バットのような形をした、持ちやすいすりこぎが付属。注ぎ口が付いていないので、固形物への使用に向いています。
とてもプレーンなデザインなので、食卓にも合わせやすいですよ。特にデザインにこだわりが無く、使いやすいすり鉢を探している人に向け。大手メーカーの貝印なので、品質も信頼できます。
益子焼(益子焼き)のわかさま陶芸-ナチュラルベージュしのぎ すり鉢(小) (1,760円)
モノトーンで落ち着いた雰囲気のすり鉢
栃木県に伝わる益子焼という製法によって、手作りされたすり鉢です。素朴なすりこぎも温かみを与えます。直径11cmと小さなサイズで、納豆などを入れる食器としても向いているでしょう。
モノトーンがおしゃれで、わかさま陶芸の中でも人気のあるすり鉢です。かわいい小さな取っ手が二つ付いているのもアクセントになっています。デザインにこだわり、小さな食材を良くつぶすという人におすすめ。
大きな食材をするのにおすすめのすり鉢
もとしげ-すり鉢&すりこ木セット 大 (2,596円)
職人の手仕事が光るすりこぎ付の大きなすり鉢
高いクオリティを誇る、もとしげのすり鉢です。サイズは10号で、直径18cmとなっており800ccも容量があります。これ一つあれば色んな食材に対応できるでしょう。すり鉢のサイズに合った30cmのすりこぎも付いているので、購入後にすぐ使うことができます。
カラーは白と黒の2色から選べます。シンプルなデザインなので、既存のキッチン用品にも馴染みやすいでしょう。すり鉢を初めて使うという人や、もっと大きいものが欲しいという人にもおすすめです。
東屋-擂鉢 七寸 (7,150円)
重厚な存在感の本格的なすり鉢
国産メーカーである東屋が作った高級感のあるすり鉢です。すりこぎは別売りとなっているので注意しましょう。注ぎ口がありますが、底にシリコンゴムは付いていないので、布巾などを下にひいて使ったほうが良いです。
職人の丁寧な仕事が伝わるしっかりした造りをしており、耐久性も高いです。長持ちするので、一家に一つ置いておきたいですね。サイズは7号となっており、二人以上で食事をすることが多い人に向いています。
華陶苑-唐草波紋すり鉢 大(8寸) (4,103円)
波状の櫛目が特徴のすり鉢
美濃高田焼きの製法で作られたすり鉢。すりこぎはついておらず、すり鉢単体販売なので注意してください。唐草模様のデザインは食器としての利用にも向いているでしょう。TV番組でも紹介された人気商品です。
このすり鉢は櫛目の形が大きな長所。波状になっているので従来のものよりも早く、そしてキメ細かく調理することが可能です。個性的で大きな食材を調理できるすり鉢を探している人におすすめ。
華陶苑-すり鉢(大) 波紋 20cm minoruba(ミノルバ) (3,680円)
つやつやとした質感と波紋の櫛目が特徴のすり鉢
TV番組でも紹介された華陶苑の、つやつやとした質感が美しいすり鉢。左手でもすりやすいという、波紋状のすり目が大きな特徴です。より早く、力を入れずにすることができます。
すりこぎが付いていないすり鉢の単体販売。注ぎ口が二つついているタイプで、注ぎやすくなっています。より快適に使え、食卓にも並べられるすり鉢を探している人に向きです。
食器の代用となるおすすめのすり鉢
share with Kurihara harumi–十草すり鉢 小 (1,650円)
有名料理家がプロデュースしたかわいらしいすり鉢
有名料理家である栗原はるみさんがプロデュースしたすり鉢です。注ぎ口がついており、離乳食などペースト状のものを注ぎやすくなっています。電子レンジで温められるほか、食洗器にも対応なのが嬉しい。
どんぶりタイプなので、食器としてそのまま使うことができます。デザインはどっしりというより、カジュアルでかわいらしい印象。機能的でおしゃれなすり鉢が欲しいという人におすすめです。
かもしか道具店-すりバチ・すりコギセット 溝のないすり鉢 (5,830円)
平らな底で安定感のある革新的なすり鉢
一見して分かる通り、従来のものと違って台形に近い形状です。そのため、片手で押さえる必要がなく、両手の力を使ってつぶせます。櫛目が無いタイプですが、きちんと食材をつぶせるように専用のすりこぎが付属しているので安心です。
注ぎ口がありますが、底にシリコンゴムは付いていないので利用するときはテーブルを傷つけないように注意。色のバリエーションが4種類あるのは嬉しいですね。機能性もあり、食器の代わりにもなるすり鉢が欲しいという人におすすめです。
めぐみ鉢-溝のないすり鉢「めぐみ鉢」 (3,800円)
カラーバリエーション豊富な櫛目無しのすり鉢
テレビショッピングで紹介されためぐみ鉢のすり鉢。由緒正しい瀬戸焼のうち赤津地区に伝わる赤津焼の製法で作られています。櫛目が無く、色がお揃いのすりこぎが付属されています。注ぎ口が付いており、機能的です。
カラーバリエーションは7色もあり、食卓を美しく彩ります。扱いやすく、食器の代わりになるすり鉢が欲しいという人向き。初めてすり鉢を持つという人にもおすすめですよ。
SAKUZAN-すり鉢&すりこ木 白 M (2,200円)
まるで食器のようなデザインのすり鉢
注ぎ口が付いてはいますが、一見するとすり鉢には見えないでしょう。素朴な印象のすりこぎ付き。電子レンジは可能ですが、食洗器には対応していないので確認してから使ってくださいね。
直径14.7cmという大きさや、さり気ない波状のデザインも茶碗のようです。食器代わりになるすり鉢を探している人向けですよ。手頃な値段なので、予算が限られているという人にもおすすめ。
マルホン-すり鉢 (1,880円)
どんぶりタイプで食卓に出しやすいすり鉢
多くのシェアを占めるすり鉢の大手メーカー、マルホンのすり鉢。石のような質感が、ナチュラルな風合いのデザインです。注ぎ口はついておらず、すりこぎも付属していないので注意してください。
直径18.5cmのどんぶりタイプで、すり鉢とは分かりにくいデザインです。電子レンジも食洗器も対応しているので、普段使いもしやすいでしょう。定番のすり鉢とは一味違ったものを探している人におすすめ。
すり鉢の洗い方
スポンジではなくタワシで洗うと簡単
すり鉢を洗う際にはまず、大まかにスポンジで汚れを落としましょう。その後、少し水を張り、タワシで櫛目の詰まりを除きます。タワシを使えば簡単に手入れができるので、参考にしてみてください。
まとめ
用途に合った機能的なすり鉢がおすすめ
すり鉢を選ぶのなら、良く使う用途と食材に合っているサイズと目の粗さをポイントにしてください。また、注ぎ口とシリコンゴムが付いている機能的なものを選ぶと良いでしょう。今回はおすすめのすり鉢をランキング形式で紹介しました。自分に合ったすり鉢で料理や食事を楽しんでくださいね。