銭湯や温泉など浴槽に浸かる日本のお風呂文化は、体や髪を洗うときも座る人も多いのではないでしょうか。今回は快適なお風呂時間を過ごすために、人気のバスチェアのおすすめポイントをまとめました。家族で使うバスチェアから、赤ちゃん用、そして介護用など様々な利用シーンに応じて、ランキング形式でご紹介いたします。
バスチェアの特徴
掃除しやすくおしゃれなバスチェアが人気
浴室は水分が多く、湿度も高くカビが生えやすい環境です。バスチェアもそのままにしておくと、知らない間にカビだらけなんてことも。お風呂は毎日のことなので、毎回お掃除するのも大変ですね。そんな方にはカビが生えづらいアクリル素材や、防カビ防菌加工のバスチェアが人気です。
介護用や赤ちゃん用など使う人に合わせたバスチェアがおすすめ
まだ首の座っていない赤ちゃんや、介護やケガで体の不自由な方をお風呂に入れるのは一苦労。そんな方をサポートする役目もバスチェアは担っています。赤ちゃんやご年配の方も安心して使用できる安全なバスチェアを活用することで、日々のお風呂時間がとても楽になります。
バスチェアの種類
家族用バスチェア
子供から大人までみんなで使えるバスチェア
子供から大人まで家族みんなでで使えるバスチェアはサイズも豊富です。椅子の高さは20センチから35センチくらいの間になりますが、使いやすい標準サイズは25センチ程度になっています。子供用に20センチの低めのサイズ、大人用に30センチの高めのサイズなど2台セットで購入するのもおすすめです。
子供から大人まで使えるバスチェアの形状は、コの字型、アーチ形、四本足型など形状も様々です。さらに、素材もプラスチック、アクリル、木製と種類もたくさんあります。形や素材から浴室のデザインに合わせて選ぶのもよいですね。
赤ちゃん用バスチェア
一人で座れない赤ちゃん用のバスチェアがあると親は便利
首が座っていなかったり、支えがないと座れない赤ちゃんと一緒の入浴はママも一苦労です。そんなときは赤ちゃん用のバスチェアが大助かり。赤ちゃんバスチェアに座らせてそのまま赤ちゃんの体を洗ったり、親が髪や体を洗っている間や湯舟に使っている間に、座って待たせておくのに便利です。
赤ちゃん用のバスチェアは安全な優しい形状も特徴。丸みを帯びた形状や柔らかい素材が多く、ぶつかっても安心なものが多いです。ただし、お風呂場は石鹸や水で滑りやすい環境です。予期せぬ事故を防ぐために安全に使うことを心がけましょう。
介護用バスチェア
介護用には高さのある専用バスチェアが便利
足腰の悪いお年寄りやケガをして体をうまく動かせない人向けには、介護用のバスチェアがおすすめです。介護用のバスチェアは、座ったり立ったりしやすいような作りが特徴です。背もたれや手すりがあるタイプもあり、体への負担を軽減させることができます。
介護用バスチェアは体の不自由な方の一人の入浴の際にも十分使えますが、介助者目線の使いやすさも特徴です。補助がしやすい高さに要介護者を座らせ、髪や体を洗うことができます。転倒や滑り防止も考慮されており、安心な作りです。
バスチェアの選び方
椅子の高さで選ぶ
立ったり座ったりするのが楽なのは35センチ以上の高さ
35センチ以上のバスチェアは、介護不要ですが立ち座りに不安がある方におすすめです。膝や腰の痛みなどがある高齢者の方、手術後の方、怪我をしている方、また妊婦の方などに使いやすくなっています。その他には背の高い方にもおすすめです。立ち座りのときになるべく体への負担を軽減できると、転倒などの事故も防げます。
子供から大人までみんなで使いやすいのは25センチから30センチ
バスカウンターという蛇口付の台が付帯しているタイプが多いのが日本の浴室の特徴。そこにシャンプーやリンス、洗面器を置いて洗う方は多いと思います。このバスカウンターの台の高さに合うバスチェアは25センチから30センチです。子供から大人まで座りやすい高さで、バスカウンターも使いやすいスタンダードなサイズです。
形状で選ぶ
定番の箱型は安定性もありお子様や高齢者にも安心
箱型は、口の開いた箱を逆さにしたような形が特徴です。最近はいろんな形状のバスチェアがありますが、箱型はバスチェアの定番の形で、ひと昔前は箱型のバスチェアが主流でした。側面がしっかりあるため安定した作りで、座ったときに安定感が一番のメリット。しかし安定している反面、表面積が多い分、通気性はあまりよくなく、裏面はカビが生えやすいため、小まめな掃除が必要です。
コの字型は通気性が良いので乾かしやすくカビが生えづらい
コの字型はその名の通り、カタカナのコの字の形が特徴です。真ん中が開いているので通気性がよく、乾きやすくカビが生えづらくなっています。バスタブにかけられ、乾かすことができ、足の部分も清潔に保てます。表面積が少ないため、軽いのが特徴。安定性を保つために、強度の高いアクリル製のプラスチックで作られているものも多く、価格は少し高めになります。
アーチ型は通気性がよく安定感も優れている
アーチ型は、箱型とコの字型の中間タイプ。コの字型よりも足部分が太く、また箱型にない真ん中が空いた形状のため、アーチ型、コの字型のいいとこ取りが特徴です。通気性がよくカビにくく、さらに、この字型より座ったときの安定感があります。スタイリッシュな形状のものもあり、おしゃれなデザインのバスチェアもあります。
素材で選ぶ
プラスチック製はデザイン性もよく人気
ほとんどのバスチェアはプラスチックでできています。プラスチックの中でも、光沢があり透明性のあるアクリル樹脂はバスチェアに多く使われています。耐久性にも優れており、落としても割れにくく、安心して座ることができます。次に多いのがPET樹脂といわれるペットボトルに使われる素材。透明で耐久性に優れているうえ、シャンプーやせっけんなどの薬品にも強いのが特徴です。
木製は夏は冷たく冬はあたたかい自然素材が魅力
木製はヒノキやスギなど香りを楽しむことができ、木の家具やインテリアが人におすすめです。座ったときに、プラスチックにはないあたたかさや柔らかい座り心地など、天然素材ならではの魅力があります。木は水回りには敬遠されがちな素材ですが、しっかりと乾燥させて、日々お手入れをすれば、長く快適に使うことができます。
バスチェアのおすすめブランド・メーカー
SHIPPOU(七宝)
日本の伝統模様が特徴
SHIPPOUのバスチェアは日本の伝統模様の七宝柄が特徴。SHIPPOUシリーズはひとつひとつ丁寧に職人さんが作っています。透明感のあるおしゃれなデザインは洗面器とセットで贈り物などにも最適です。
Favor(フェイヴァ)
アクリルの特徴を生かした透明感のあるバスチェア
Favorは素材の美しさを最大限に活かしたシンプルさで、高級感ある大人のバスグッズが魅力のブランドです。アクリルの素材を活かしたシンプルな透明なカラーバリエーションが特徴。バスチェアと一緒に洗面器や桶などセットでそろえるのもおすすめです。
Aprica(アップリカ)
ベビーグッズメーカーの安心赤ちゃんバスチェア
ベビーカーなどで有名なアップリカのベビーバスチェアはとにかく使い勝手に優れています。赤ちゃんの成長を見越した3段階切り替えなど、ベビーグッズメーカーならではの便利機能は多くのママに指示されています。新生児から2歳まで安心して使うことができます。
山善(YAMAZEN)
総合商社の介護バスチェア
山善の介護用バスチェアは種類も豊富で価格も魅力です。高さや色も選べ、山善の介護用バスチェアは家庭用としておすすめです。工作機械や住設機器、家電など幅広い商材での総合商社のバスチェアは品質にも定評があります。
おすすめ&人気のバスチェアランキング
耐久性があり家族で長く使えるおすすめのバスチェア
フェイヴァ-アクリルバスチェア (7,260円)
光沢感あふれるアクリル素材のバスチェア
高い透明度と耐久性のあるアクリル素材が特徴です。アクリル素材ならではの光沢感を活かしたスケルトンカラーのバリエーションはとても美しく、透明感があります。この透明カラーは圧迫感なく、バスルームの広さも感じられる空間も演出できます。
透明なボディは汚れがすぐにわかるので、掃除がしやすいのも特徴。裏側の汚れもすぐ分かるので、バスチェアをひっくり返して、大量のカビを発見するようなこともありません。つるつるとしたアクリル素材は凹凸がないので、掃除もしやすくすぐに汚れを落とすことができます。
LIALO-アクリルバスチェバスチェア (2,480円)
乾きやすいコの字型のバスチェア
乾きやすいコの字型が特徴。通気性がよくカビにくく、清潔に保てます。コの字型のバスチェアは浴槽にひっかけて乾かすことが可能です。足の部分が床から離れると、乾かしやすくカビにくさもさらにアップします。
サイズも25センチ、30センチ、35センチと好きなサイズで選ぶことができます。カウンター付きの浴室で使う場合は30センチがおすすめ。コンパクトで場所も取らない形状なので、お子様と大人のサイズで複数揃えても邪魔になりません。
RETTO-Aラインチェア (6,600円)
小さな背もたれが安定性をアップさせる
小さな背もたれのフィット感にこだわった、座り心地のよいバスチェアです。座面の水切り穴をなくし、座り心地はさらりとした質感です。日本製ならではの座り心地に細部までこだわった設計は、毎日のバスタイムをより快適に過ごしやすくしてくれます。
裏面もシンプルで、余分な凹凸がなく、水アカがたまることなくぬめりを防げます。さらに四つ足なので通気性もよく、カビが生えづらい設計です。軽量なので、お子様も女性も扱いやすいサイズなのでお手入れも簡単ですよ。
SHIPPOU-バスチェア (9,680円)
日本の伝統模様七宝デザインが美しいバスチェア
SHIPPOUは名前の通り、七宝柄をあしらったラグジュアリーかつ高級感あふれるバスチェアです。カラーバリエーションは、4種類あり、クリアカラーとくすみがかかったマットタイプがあります。クリアカラーはガラスのような美しさが特徴、マットタイプは曇りガラスのような趣があります。
1枚のアクリル板で凹凸がないため、座り心地がよいのはもちろんですが、お掃除もしやすいのが特徴。アクリルのためカビも生えづらいですが、すぐに汚れが見つかり落としやすいです。コの字型の形のため、バスタブに引っ掛けて乾かせば、足ゴムもカビが生えることなくしっかり乾かすことができます。
アンバイ-風呂椅子 (15,400円)
天然ヒノキの木のバスチェア
天然ヒノキの木のバスチェアは家具デザイナー小泉誠氏によるデザイン。手に馴染む、持ちたくなる、見せたくなる、そんなコンセプトのもと考案された匠の一品です。釘は一切使わない職人技と美しい木のデザインは、ものづくりの伝統が詰まっています。
天然木のため、黒ずみや変形することがあるため、メンテナンスが必要です。使用後はよく水で洗い流し、逆さにして乾かすと長持ちします。水に強く軽く傷みにくいヒノキ素材を利用していますが、日々のメンテナンスで耐用年数は大きく変わります。木が好きで、長く大事に使っていきたい方におすすめです。
HUBATH-h30バススツール (4,070円)
防カビ加工の日本製のバスチェア
アーチ形で側面に開口部があり通気性が高く、乾きやすいのが特徴です。さらに防カビのための鏡面仕上げは汚れが付きづらく、さっと拭くだけで簡単に汚れが取れます。バスタブに引っ掛けて乾かすことができますので、お手入れも簡単にできます。
カラー展開は全部で6色。定番のアイボリーからピンク、ブルーなど珍しい色も用意してあります。さらに洗面器とミニ桶の3点セットなので、まとめてお風呂空間の演出ができます。洗面器とミニ桶も鏡面加工でカビにくく、おしゃれな形で使いやすいのが特徴です。
シンカテック–風呂椅子 (2,289円)
木目調の箱型バスチェア
シンカテックのバスチェアは昔ながらの箱型の風格のバスチェアです。素材はポリプロピレンというプラスチック素材のため、木製に比べお手入れが格段にしやすいです。木のデザインは好きだけど、木製のバスチェアは諦めていたという方におすすめです。
見た目だけでなく、安心の日本製もこの木製バスチェアの特徴。カビ、ぬめり防止加工もしてありお手入れのしやすさも優れています。優しい木目調でかつお手入れもしやすい素材加工でコストパフォーマンスにも優れたバスチェアです。
赤ちゃん用でおすすめのバスチェア
リッチェル-おふろチェア (2,995円)
ひんやりしないお風呂チェア
冬など寒いときに赤ちゃんが座ってもひんやりせず、ほんのり温かい素材が特徴のバスチェア。赤ちゃんが冷たくて座った瞬間に、びっくりすることもなくママも安心して使えます。保温性もあり肌ざわりも温かくやわらかい優しい素材です。
対象年齢は6か月から24か月。お座りができるようになった頃から使うことができます。高い背もたれがあるので、まだお座りが不安定でもしっかりと座ることが可能です。ずり落ちを防ぐ、おしりストッパーもあるので、安心して使うことができます。
アガツマ-おふろマットアンパンマンコンパクトおふろチェア (3,995円)
子供に大人気のアンパンマンバスチェア
子供が大好きなアンパンマンのキャラクターバスチェアです。人形のキャラクターを回したり動かしたりして遊べるため、お風呂嫌の子供も楽しく入ることができます。対象年齢は2歳までなので、大きくなっても楽しく遊びながらお風呂に入ることができますね。
2段階のリクライニングがあるため、座ることができない3か月頃からも使うことができます。背もたれを倒して、寝かせた状態で体を洗うことができるので簡単です。使わないときは折りたたむことができるので、浴室で場所をとることもありません。
アップリカ-あかちゃん用バスチェア (3,670円)
有名ベビーメーカーの安定のバスチェア
生まれてすぐから成長に合わせてバスチェア。首が座っていない赤ちゃんもフルリクライニングで寝かせて洗うことができるのでママも安心して入浴させることができます。柔らかいマット素材で赤ちゃんにも優しいフロントガード。ママと赤ちゃん両方に優しいバスチェアです。
アップリカのバスチェアは各パーツが取り外せるのでお手入れも楽々、いつでも清潔に保てます。ベビーバスはパーツが多い分、隙間の水が乾かずカビやすいのも悩みの一つです。パーツが取り外せるバスチェアは特許取得でまさにアップリカならではの特徴です。折りたたんで収納することもできますので場所も取りません。
永和株式会社-ふんわりバスチェア (1,609円)
空気をいれて膨らませるやわらかバスチェア
空気で膨らませるタイプの赤ちゃん用バスチェア。ポンプが内蔵しているので、上下させると空気が入り空気入れがなく膨らませることができるのが便利です。空気を抜けばコンパクトになり、帰省や旅行のときも持ち運ぶことができます。
対象年齢はしっかりと自分で座れる7か月程度が目安。座り始めの赤ちゃんはお部屋でお座りの練習としても使うことができます。ベビー用品は一時的にしか使わないため、低価格でかさばらないタイプはおすすめですね。
介護用でおすすめのバスチェア
Cific-介護用シャワーチェア (6,580円)
ワイド吸盤足ゴムで抜群の安定感
介護用のため安全、安心設計のシャワーチェア。アルミ合金製の丸パイプの4本脚と吸盤足ゴムは耐久性と強度に優れ、136kgまでの重さに耐えることができます。肥満や妊婦、お年寄りから怪我など様々な方の入浴をサポートします。
ひじ掛けと背もたれで、一人での入浴の際にも少ない負担で立ち座りができます。ひじ掛けは跳ね上げ式で、介助者付きでの入浴の際など不要時は後ろに下げることも可能です。椅子の高さも6段階で調整可能なので、一人ひとりの入浴環境に適応できます。
山善-シャワーチェア (3,300円)
安定感抜群で組み立て簡単のバスチェア
しゃがむのが辛い方向けの背もたれ、ひざ掛けなしの簡易的介護用バスチェアです。高さを7段階で調整でき、好きな高さで立ち座りができるようになっています。浴室を圧迫しない、コンパクトのデザインながら100kgに耐えられる安定性で安心して使うことができます。
座面はクッションマット付で、座ったときの冷たさも解消。クッションマットは取り外しが可能なため、冷たさが気にならない方は取り外すこともできます。クッションマットのカラーバリエーションも6種類あり、お好きなデザインを選ぶことができます。
まとめ
使う人や環境に合わせたバスチェアがおすすめ
バスチェアは、子供から大人まで使えるものから介護用、赤ちゃん用と特定の使う人に合わせたものまで様々。介護用、赤ちゃん用は使い勝手や安定性、安心に考慮したバスチェアを選ぶのがおすすめです。普段使いのバスチェアはお好みのデザインや座り心地、お手入れのしやすさを基準に選ぶのがおすすめです。ほとんどの人が毎日お風呂に入るのでお風呂は日常生活の一部です。使いやすく清潔に保ちやすいバスチェアを選び、快適なお風呂時間を過ごしましょう。