おすすめのフレアナットレンチ人気比較ランキング!【KTCも】

バイクや乗用車の整備の際、配管の途中にあるフレアナットを回すのに難儀することがありますよね。安易にスパナを使ったせいでナットをなめてしまった、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな時におすすめなのがフレアナットレンチです。より多くの面でナットに触れて安全確実に回すことができますよ。今回はおすすめのフレアナットレンチをランキング形式でご紹介します。選ぶ時のポイントも合せて紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

フレアナットレンチの特徴

配管の途中にあるナットを回すことができる

配管の接続部分をナットで留めている場合があります。このナットがフレアナットと呼ばれるものです。配管の途中にあるのでメガネレンチでは手が出せません。しかしフレアナットレンチであれば、メガネレンチの一部が切れたような形なので、配管があってもナットを回せます。

5面接触で高いトルクを期待できる

たとえばナットに2面で接触するスパナレンチより、ナットの全周に触れるメガネレンチの方が強い力で締め付けできます。フレアナットレンチの多くは5面接触。より多くの面で触れるので高いトルクが期待できる上、作業時にナットを痛めることも少なくなります。

フレアナットレンチの種類

両口型

両端でそれぞれ別サイズのナットを回せる

ナットは大きな物から小さな物までサイズが多様です。回す時には相応しい口径のレンチを使わなければ、ナットを痛めてしまいかねません。色々なナットのサイズに対応するため、両端で口径が違うフレアナットレンチがあります。

ナットのサイズの多様さに対応できる両口型フレアナットレンチ。市場では、使用頻度の高いサイズを数本組のセットで販売している場合があります。せっかく道具を揃えるのであれば、セットを購入して幅広い作業に備えるのも良いですね。

コンビネーション型

両端の機能が別で用途が多い

両口型とは違って、一方がフレアナットレンチとは別の工具の形状をしているもの。それがコンビネーション型です。いちいち道具を持ち替えることなく、手元で180度回転させるだけで別の作業に取りかかることができます。

両端のコンビネーションにはパターンがあります。片方がスパナレンチになっているものや、メガネレンチになっているものが主流です。オープンラチェットレンチになっているものもあるので、自分の作業に相応しい1本を探してみるのも良いですね。

首振り型

首の角度を変えて狭い場所でも作業できる

フレアナットを回す作業に障害物は付き物です。すぐ隣にある配管や壁が邪魔をして、上手くフレアナットレンチが回せないという場面は少なくありません。そんな時に活躍してくれるのが首振り型のフレアナットレンチです。

首振り型は、その名の通り首の角度を変えることができるフレアナットレンチです。障害物を避けてナットを回すことが可能になるほか、狭い場所や奥まった場所での作業にも柔軟に対応できます。作業中のストレスを軽減してくれる画期的な道具ですね。

フレアナットレンチの選び方

長さのタイプで選ぶ

より大きなトルクを求めるならロングタイプ

ナットをレンチで着脱する際、道具と手元にはてこの原理が働いています。支点・力点・作用点の位置関係によって、小さな運動でも大きなトルクを生み出せるのが、てこの原理。ロングタイプのフレアナットレンチはその原理を大いに活用しています。堅く締まったナットでも軽い力で回すことができるので、作業がよりスムーズになるでしょう。

狭い場所で扱うならショートタイプ

作業中にフレアナットに出会う機会は多々あります。たとえば自動車やバイクのブレーキの油圧ラインなどです。こうした場所では入り組んだ配管が邪魔をして道具を取り回しづらいもの。そんな時でも、ショートタイプのフレアナットレンチなら動きを制限されることが比較的少なくなります。よりストレスのない作業ができること請け合いです。

便利な機能で選ぶ

素早く作業したいなら早回し機能付き

フレアナットレンチの中にはラチェット機構、いわゆる早回し機能を備えたものがあります。一方向にのみスムーズに動き、逆方向には進まない仕組みです。早回し機能を持つフレアナットレンチであれば、ナットを扱う際、レンチを回す度に放して噛ませ直すという動きはいりません。素早く短時間で作業を終わらせたいときにうってつけの道具です。

より強くホールドしたいなら6面接触型

レンチとナットの接触面が広いほど摩擦は大きくなって、より大きなトルクをかけることができるようになります。またナットの側面を傷付ける心配も少なくなります。六面接触型は先端部が開閉式。フレアナットの全周をメガネレンチのようにカバーできます。全体を掴むので、摩耗して丸みを帯びたナットに対応しやすいことも利点です。

形状で選ぶ

障害物が少ないならフラットタイプ

もしも比較的広い作業空間が得られるのであれば、選ぶべきはフラットタイプのフレアナットレンチでしょう。障害物を気にせず、てこの原理を大いに活用してスムーズに作業を進められるからです。首に角度がついていないため、力をストレートに伝えることができるほか、工具そのものにかかる余計な負荷も最小限で済ませられます。

障害物が多いならクローフット

障害物が多すぎて首に角度が付いたレンチさえ差し込めない。そんな時に便利なのがクローフットレンチです。通称カニの爪。エクステンションバーを併用すると、かなり狭くて奥まった場所にあるナットでも回すことができます。スピンナハンドルやラチェットハンドルを繋げて使うこともできて、小さいながらもたいへん融通の利く工具です。

フレアナットレンチのおすすめブランド・メーカー

イチネンTASCO(イチネンタスコ)

鍛造品ならではの丈夫さ

フレアナットレンチを、金属を溶かして鋳型で成型するのではなく、鍛えて造っています。大きな圧力を加えたことで、より強度の高い丈夫な工具となっているのが特徴。長く使っていても口が開いたりすることはありません。

TONE(トネ)

角度を付けた首で作業がしやすい

柄に対して首がフラットではなく、15度という微妙な角度が付けられています。もちろんこれは適当に付けられたものではありません。計算され、ナットやボルトに対して力を加えやすいよう設計された最適な角度です。

KTC(ケーティーシー)

ブレーキパイプ関連の作業に最適

ブレーキパイプフレアナットとクラッチパイプフレアナットの着脱に特化したフレアナットレンチです。口径部の形状は、対象に5点が接するよう計算されたもの。ナットを安全かつ確実に回すことができます。

ASTRO PRODUCTS(アストロプロダクツ)

ストッパー加工でナットから抜けにくい

5面接触でトルクがかけやすいフレアナットレンチ。最大の特徴は口径部に施されたストッパー加工です。これは口径部の表と裏で形状が違うというもの。作業中にレンチがナットから外れてしまうことを防ぎます。

おすすめ&人気のフレアナットレンチランキング

両口型でおすすめのフレアナットレンチ

旭金属工業-両口フレアーナットレンチ (631円)

首に角度を付けていないシンプルな1本

首に角度を付けていない、ストレートタイプのフレアナットレンチ。ブレーキパイプなどに着けられたナットやボルトをなめずに回すことができます。リーズナブルなお値段と十分な剛性を兼ね備えた1本です。

表面はクロムメッキ仕上げ。傷が付きにくくて丈夫な、錆や変色にも高い耐性を持つ工具に仕上げられています。両端の対辺寸法はそれぞれ8mmと10mm。全体の長さは154mm、重さは68gとたいへん扱いやすいサイズ感です。

イチネンTASCO-フレアナットレンチ (4,433円)

鍛造品なので非常に強度が高い

溶かした金属を鋳型に流し込んで鋳造された工具もある中、こちらのフレアナットレンチの製法は金属を叩いて成型する鍛造。鋳造のものよりも高い強度を誇ります。長い期間使い続けていても口が開きません。

サイズ17×22mmのフレアナットレンチは空調工事に最適。とりわけエアコンの取り外しで大活躍します。全体はフラットではなく、首に角度が付いているタイプ。全長235mm、重量220gとサイズも重さもたいへん手頃です。

PeroTools-フレアナットレンチ セット 4本組 (2,880円)

クロムバナジウム鋼で造られた非常に丈夫な工具

素材にクロムバナジウム鋼を使用したフレアナットレンチ。クロムが硬さを、バナジウムが強靱さを与え、高い耐摩耗性と硬度を備えた工具となっています。美しく磨き上げられた光沢仕上げのボディも魅力の1つです。

首に角度が付いていることをオフセットと呼びます。こちらのフレアナットレンチの4本セットはいずれもオフセット角度15度。力を籠めて作業をしやすい角度です。狭い場所で取り回しやすく、コストパフォーマンス的にも素晴らしい逸品です。

TONE-フレアナットレンチ (1,500円)

力を加えやすいオフセット角度15度設計

高圧パイプ用やブレーキパイプ用のフレアナットに最適なフレアナットレンチ。首のオフセット角度は作業のしやすさを考えて付けられた15度です。スパナなどではなめがちなフレアナットを、傷付けることなく確実に回せます。

ブレーキ周りのオーバーホールにはなくてはならない1本。フレアナットはかなり高いトルクで締められているものです。それらを回すには専用の道具が一番。このフレアナットレンチは、口径部の強靱さといい作業のしやすさといい、文句なしの工具です。

HAZET-両口フレアナットレンチ (5,559円)

梨地仕上げで滑りにくい

ボディの素材は錆に強くて剛性も非常に高いクロムバナジウム鋼。表面を梨地仕上げにしてあり、油などで手が滑ってしまうことを防ぎます。全体の長さは190mm、重量は160gと、作業しやすい手頃なサイズ感の1本です。

メーカーであるHAZETの品質管理はとても厳しいことで有名。ドイツ連邦共和国の国家規格であるDIN規格よりも、はるかに厳しい社内規格で生産管理しています。職人たちのこだわりに裏打ちされた特別なフレアナットレンチです。

KTC-ブレーキパイプ用メガネレンチ (1,989円)

5点接触で確実にナットを回す

5点接触の口径部が確実にナットをホールド。品名にはメガネレンチとありますが、形状はフレアナットレンチです。クラッチパイプフレアナットやブレーキパイプフレアナットの着脱に特化しており、安全確実な作業をサポートします。

全体の長さは145mm、口径部の二面幅寸法は10×12mmで、重さは72.6gあります。ブレーキホースに固着したナットもなめずに着脱することが可能。厚みがあってしっかりした印象の、頼りになるフレアナットレンチです。

ASTRO PRODUCTS-オフセットフレアナットレンチ (1,738円)

ストッパー加工を施した口径部が特徴の一品

スパナレンチよりも多い5面接触でフレアナットをしっかりとホールド。フレアナットにはアルミなどの柔らかい材質で造られたものも多くあります。専用の工具であるフレアナットレンチがあれば、ナットを傷付けることなく確実に着脱できます。

特徴のひとつが、口径部にストッパー加工が施されていること。レンチがナットから抜けないようにという工夫です。また、15度に設定された物が多い中、こちらのフレアナットレンチのオフセット角度は30度。特別感のある優れた一品です。

コンビネーション型でおすすめのフレアナットレンチ

スエカゲツール-3本組フレアナットギアレンチセット (7,800円)

ラチェット機能付きのフレアナットレンチ

フレアナットレンチ部分にギア数72山のラチェット機能が付いた1本。回す度にナットからいちいち工具を外して付け替えることなく、素早く作業することができます。作業性に優れたフレアナットレンチです。

口径部が10mmと12mmと14mmの3本セット。いずれも、もう一方の口径部はスパナレンチになっています。本体の素材は錆に強くて剛性も高いクロムバナジウム鋼。持っているといざという時に便利な、優れたフレアナットレンチです。

Snap-on-オープンエンド フレアナットコンビネーションレンチ  (6,032円)

メーカー独自のフランクドライブ機構を採用

口径部にフランクドライブ機構を採用したフレアナットレンチ。この機構は口径部にある凹凸がボルトやナットと密着するというもの。より高いトルクが期待できる上に、ナットやボルトの角が丸まってしまうことを防ぎます。

全体の長さは180mm、重さは500gあります。コンビネーションになったもう一方の口径部にはスパナレンチを採用。いちいち持ち替えることなく、続けて2つの作業を進めることができる、たいへん優れたフレアナットレンチです。

MAC TOOLSコンビネーションフレアナットスパナ (7,300円)

メーカー独自の面接触構造を備えた工具

口径部に、マックドライブと呼ばれるメーカー独自の面接触構造を採用したフレアナットレンチ。アルミなどの柔らかい素材が使われることの多いフレアナットも確実にホールドします。傷を付けず、効率的にナットを回すために設計された1本です。

首の部分はオフセット角度15度。狭くて奥まった場所でも使いやすい、薄型オープンエンドのヘッドです。材質は高い剛性と防錆性を併せ持つクロムバナジウム鋼。1本持っていると便利な優れたフレアナットレンチです。

首振り型でおすすめのフレアナットレンチ

スエカゲツール-フレアナット フレックス ギアレンチ (2,848円)

ラチェット機能付きの首振りフレアナットレンチ

ギア数72山のラチェット機能付きフレアナットレンチ。もう片方の口径部はスパナレンチになっています。オイルライン用やブレーキパイプ用のフレアナットの着脱に適した、たいへん作業性に優れた1本です。

首振り型なので、とりわけ狭くて奥まった場所での作業に威力を発揮。首に角度を付けてフレアナットにアクセスし、着脱することができます。ラチェット機能付きなので回す度にいちいち噛ませ直す必要もありません。

SIGNET-フレックス フレアナットレンチ (2,464円)

首振り型でしかも口径部が可動

このフレアナットレンチの最大の特徴は、何と言っても口径部がカニのハサミのように開いたり閉じたりすること。狭くて奥まった場所にあるナットをしっかりと掴むことができます。首振りの角度も大きく設計されています。

首振りタイプの大きな利点はストロークを稼ぎやすいこと。ナットへの工具の着脱回数をより少なくすることができます。全体の長さは297mm、重さは190g。作業性に優れた、持っていて損はないフレアナットレンチです。

TONE-フレックスクロウフットレンチ (2,791円)

首振り型のクロウフットレンチ

奥まった狭い場所での作業に威力を発揮するクロウフットレンチが首振り型になりました。首振りの角度を自由に決められる優れた工具です。これまでは届きにくかったナットやボルトにもすぐにアクセスすることができます。

注意しなければならないのは、あくまでも手工具であること。インパクトドライバーなどの動力工具に付けて使うものではありません。肉厚があってよく力をかけることができる、作業性に優れたフレアナットレンチです。

GEARWRENCH-ラチェッティング フレックス フレアナット レンチ セット (21,026円)

ラチェッティングとフレックスの機能を併せ持った工具

首にラチェッティング機能とフレックス機能を備えたフレアナットレンチのセット。しかも口径部が可動式になっているので、ナットをしっかりホールドすることができます。限られたスペースしかなくても使いやすい工具です。

6本セットになっており、専用のケースに収められています。対応可能な口径分の二面幅は9mmから21mmまで合計12種類。1セット持っていれば他のフレアナットレンチはいらないというくらい充実したセット内容です。

まとめ

使用する環境に適したフレアナットレンチがおすすめ

今回はおすすめのフレアナットレンチを紹介しました。フレアナットが用いられる配管の多くは、複数のパーツが組み合わされた構成ユニットです。うっかり一部を破損させると全体を交換する必要に迫られ、高い代償を支払うことにもなりかねません。しかも、それらのナットは奥まった場所や狭い箇所で使われている場合が多々あります。そうなるといよいよ、整備するには環境や状況に適したフレアナットレンチが必要です。今回のランキングを参考にして、ぜひ理想の1本を探してみてください。

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