揚げ物は苦手、家では揚げ物はしない、という方、結構いらっしゃいますよね。苦手の大きな原因は油跳ねの問題ではないでしょうか。跳ねた油はヤケドだけでなくシミの原因にもなり、絶対避けたいものです。そこで是非おすすめしたいのが、オイルスクリーンです。今回は、おすすめの人気オイルスクリーンをランキング形式でご紹介します。オイルスクリーンにはメッシュの細かさや、ハンドルの素材によって様々な種類があります。選び方のポイントをご説明しますのでご自分にぴったりのものを見つけてください。油跳ねを気にすることなく揚げ物が楽しめ、毎日のお料理のバリエーションが増えることでしょう。
オイルスクリーンのメリット
揚げ物をする時のやっかいな油跳ねをガード
オイルスクリーンは、数あるキッチンツールの中でも意外と認識されていないツールです。その名の通り、オイルスクリーンとは油を遮る道具。揚げ物や炒め物の際の油跳ねをガードしてくれます。円形の網に持ち手がついた形というごくシンプルなつくりながら、一度使えばその機能性に今までなぜ使わなかったの?、と驚く方が多いツールです。
湯切りや裏ごしにも使える
油跳ねをガードするという本来の用途以外にも便利な使い道があります。たとえば茹で野菜の湯切りの時、火傷しそうで戸惑うことがありますよね。ザルをシンクにおいては不安定だし、手で持つのは熱くてちょっと難しい。そんな時、オイルスクリーンがあれば、持ち手があるため、鍋に蓋をするように湯切りすることで、お湯に手が近づくことがなく安心です。また、メッシュを利用して、根菜などの裏ごしに使う方法もあります。説明書で対応用途を確認してみてくださいね。
油跳ねの恐怖から解放される
揚げ物がおっくうな理由の筆頭に挙げられるのが、油跳ねの恐怖ですよね。やけどの経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。かといってフタをするのは危険だし、蒸気がこもってせっかくの揚げ物がべったりしてしまっては残念です。オイルスクリーンなら網目から蒸気を逃がしつつ、中の様子を見ることもできるので、タイミングを逃さずカラっと美味しい揚げ物に仕上がります。
お掃除が楽になり油臭さも軽減
コンロに飛び散った油の掃除の面倒さが、揚げ物が敬遠されるもう一つの理由です。目に見える以上に油の飛散範囲は広く、周囲に残った油はやがて酸化し、臭いの原因にもなります。オイルスクリーンを使うことで油の飛び散りはかなり抑えられますので、調理後の掃除を楽にするだけでなく、翌日にまでうっすら残るいやな油臭さを軽減してくれます。
オイルスクリーンのデメリット
網目があるぶん洗うのがやや面倒
しっかり油をガードしてくれるがゆえに、オイルスクリーンの網目には油がしっかりついています。冷めると油は落ちにくくなりますので、使用後は油が固まる前に洗ってしまいましょう。網目に残り落ちにくくなった汚れは、スプレー状の洗剤や、セスキ炭酸ソーダ液をスプレーしてお手入れすると楽ちん。メッシュが壊れないよう、取り扱いは丁寧にしてくださいね。
表面に油がべったり付くので一時置き場に困る
ちょっとしたことですが、いざ使い始めると戸惑うのが、ちょっとどこかに置きたいな、と思ったときに置き場に困ること。なにせ油がべっとりですので、テーブルや作業台に平置きにするのはイヤですよね。立てかけて置ける場所をあらかじめ検討しておくのがよいでしょう。
オイルスクリーンの使い方
鍋に蓋をするように置いて使う
揚げ物をする時に、鍋に蓋をするように使う、というのが一般的です。メッシュから中が見えるので、揚げ上りを逃しません。油跳ねが怖くて鍋に近づくのが怖いという方も、オイルスクリーンがひとつあるだけでかなり安心できますよ。
片手で持ってガードするように使う
オイルスクリーンは、炒め物にも便利です。水分の多い食材を鍋に投入する瞬間、ちょっと身構えてしまいますよね。そんな時は片手にオイルスクリーンを持ってガードするという使い方がおすすめ。フライパンにソースを投入したり、フランベしたりする際にも使えそうですね。
オイルスクリーンの選び方
直径で選ぶ
揚げ物専用なら鍋のサイズにあわせて
オイルスクリーンを購入する前に、まず鍋の直径を把握しておきましょう。オイルスクリーンには様々なサイズのものがあります。揚げ物専用の鍋がある場合はその径に合わせて、複数の鍋やフライパンで使用する場合は、大きいサイズに合わせて選びましょう。ただし、大きすぎると邪魔だったり使いにくかったりするので、あらかじめ鍋のサイズはきちんと測っておきましょう。
多用途使いなら鍋よりも少し大きめサイズを
鍋において使うだけでなく、炒めものの油跳ねをガードしたり、湯切りや裏ごししたりもできるオイルスクリーン。多用途使いをお考えなら、少し大きめがおすすめです。メーカーにより20cm程度から、大きいものでは32cmのフライパンまで対応するものもあります。使用シーンを事前に想定してサイズを選定しましょう。
メッシュの細かさで選ぶ
細かいメッシュは油跳ねにより効果的
メッシュの細かさはオイルスクリーンにより様々です。メッシュという単位を見かけますが、これは1インチ四方の中にメッシュのマス目がいくつあるかを示しています。つまり数字が大きいほど細かいメッシュということです。オイルスクリーンの場合30から40メッシュ程度が一般的ですが、50メッシュ以上のものもあります。メッシュが細かいほど油跳ねを抑える効果が高いので、油跳ねがどうしても苦手な方におすすめです。
粗目のメッシュは中が見えやすくお手入れもラク
鍋の中の見やすさ、の点では粗目のメッシュがおすすめです。中が見えにくいと、鍋からオイルスクリーンを一度はずして確認するという手間が増えます。別の料理を同時進行している場合など、いちいち手を取られるのは面倒ですよね。外している間は油が外に跳ねる可能性も。また、粗目はお手入れもラク。油跳ねへの効果よりも見やすさを優先するなら、細かいメッシュが勝ります。
持ち手で選ぶ
ワイヤータイプはシンプルでスタイリッシュ
ワイヤータイプのシンプルな持ち手のものは、すっきりスタイリッシュな見た目が魅力的です。ステンレスの単一素材なので、お手入れも簡単。使用後に洗剤で洗って水分を切り、ワイヤーをひっかけておけば、さびも生じにくく長くつかえます。厚みもないので、収納場所にも困りません。サイズを変えて複数使用する場合にはワイヤータイプがおすすめです。
ハンドルタイプはしっかり握りやすく安心
一方、持ちやすさの点ではハンドルタイプがおすすめです。ハンドルタイプは、ワイヤーの持ち手に、木製や樹脂製のパーツを組み合わせたもの。持ち手の中が抜けているワイヤータイプに比べると、ハンドルタイプは指のグリップが効き安定感が増します。手持ちして使うことが多い方や、手の小さい方にはハンドルタイプがおすすめです。
オイルスクリーンのおすすめブランド・メーカー
ミネックスメタル
金属商材のスペシャリストがつくるヘビーユーザー向け
アミ・ワイヤーの専門メーカー、ミネックスメタルが作るオイルスクリーンは、堅牢さを感じさせます。フレームの太さ、メッシュやハンドルの取り付けなど、パーツそれぞれに丁寧さが感じられます。ヘビーユーザーも納得のつくりです。
高儀
ミニマルなシンプルさが使いやすさにつながる
ユーザーの声を取り入れた革新的なモノづくりで知られる高儀のオイルスクリーンは、ミニマルさが魅力です。余分な要素をそぎ落とした結果得られた軽さは、日常使いに嬉しいポイントの一つ。日々の料理を軽やかに楽しめます。
工房アイザワ
機能美を感じさせる美しいつくり
日本の伝統工芸を生かした道具づくりをつづける工房アイザワのオイルスクリーンは、機能美を感じさせるつくりが特徴です。たとえばワイヤーループ。デザインとしての美しさに加え、ちょっとひっかけておくなどささいなアクションへの対応が計算ずくであることに気づかされます。
家事問屋
金属製品の産地新潟の英知がつまった多用途向け
金属製品のメーカーが集結する新潟に拠を構え、その英知を集結させたものづくりを得意とする家事問屋のオイルスクリーンは、マルチな使い勝手が魅力です。裏ごしにも適したメッシュサイズや、2か所についたハンドルの形状が特徴。様々なシーンでの使用を想像させてくれます。
おすすめ&人気のオイルスクリーンのランキング
粗目でおすすめのオイルスクリーン
ニトリ-油はね防止ネット30cm (399円)
初めてのユーザーにお勧め
オイルスクリーンってどんなものなのか、何が便利なのかわからないという初めてのユーザーにおすすめです。その魅力はなんといっても驚きのコスパです。この価格で日常使いに何ら遜色ないつくりは、試してみる価値が大いにありです。
Y字形状が特徴的なワイヤーハンドルは、4点でしっかり溶接されていて安心。湯切りの際にもしっかりとホールドしている感覚で安定感があります。28cmのフライパンまで対応するサイズ感は、炒め物にも便利です。
KEYUCA-Loozaオイルスクリーン30cm(834円)
多用途対応なのにこのお手頃感
シンプルなワイヤーハンドルのオイルスクリーンは油跳ねをしっかり防ぐのはもちろん、食材の裏ごしにも対応しています。15cmの持ち手は湯切りにも十分な長さです。多用途対応でありながら、手ごろな価格は納得感大ですね。
KEYUCAのステンレス製キッチン用品との相性もよいスタイリッシュさも二重丸。つりさげておくだけでサマになり、毎日使うのがきっと嬉しくなりますね。28cmのフライパンまで対応可能なサイズです。
高儀-油はね防止ネットオイルスクリーン29cm(1,150円)
シンプルを極めた軽やかな使い勝手
実直なまでに無駄を排除したシンプルなつくりは、長年ハードウェアを作り続けてきたメーカーならでは。大型サイズで140g程度という重量は、日常使いに負担がかからない軽やかさです。揚げ物の多いご家庭ではきっと重宝するでしょう。
持ち手は一般的なものより少し長めの約17cm。手の甲への油跳ねはシミになりやすく絶対避けたいものです。わずかな差でも、油から距離をとれるのは嬉しいポイントですね。28cmサイズまで対応しています。
新越ワークス-キッチンネット23cm (1,502円)
裏ごしにも納得の安定感あるメッシュが自慢
小ぶりなサイズが小さな鍋にぴったりなオイルスクリーンです。天ぷら鍋などに置いて使うのには便利なサイズ感ですね。でもそれだけではもったいない。この商品は、キッチンネットの名称が示す通り、ネットが自慢のアイテムです。
一般的なものより太い線を用いているため耐久性があります。また、ネットのメッシュサイズ、張り感、強度が裏ごし作業を想定したつくりになっており、安定感を確保しつつ作業ができます。20年以上販売されているのも納得ですね。
タマハシ-天ぷら名人油ハネ防止ネット25cm(2,020円)
手にしっくりなじむ木を使用したハンドル
多くのオイルスクリーンの持ち手はステンレスワイヤータイプですが、これは持ち手に木を使っているのが特徴です。ワイヤーハンドルの空間部分に木が組み込まれた仕様。中が抜けていないのでしっかりと握れます。
炒め物の際など、手で持って油跳ねをガードする使い方が多い方や、手の小さい方にはこのハンドルは負担が少なく使えることでしょう。木を使ったナチュラルテイストのデザインがキッチンにやさしさをもたらしてくれます。
家事問屋-うらごし・油はね オイルスクリーン 20cm(1,650円)
2つのハンドルが特徴のコンパクトな小ぶりサイズ
2か所につけられた持ち手の形状がこだわりを感じさせるオイルスクリーン。20cmというサイズは手軽に保管、取り出しができ、食洗器に入れるにも便利です。コンロの近くに吊り下げて毎日使いたくなりますね。
裏ごしを主な用途として作られているため、オイルスクリーンのほか裏ごし作業にも最適です。フラットなデザインのしっかりしたフレーム部は、スタイリッシュさを感じさせてくれます。コンパクトながらキッチンの頼れるアイテムになってくれるでしょう。
細かめでおすすめのオイルスクリーン
ミネックスメタル-18-8オイルスクリーン29cm(1,856円)
高密メッシュなのに軽やかな使い勝手のよさ
油をしっかりガードしてくれる頼もしいオイルスクリーンです。その特徴は50メッシュという網目の細かさ。見た目にもしっかり安心感のある密度感です。油跳ねは絶対無理、という方にはきっと強い味方になってくれるでしょう。
大き目サイズでメッシュ密度も高い仕様ですが、180gですので負担にならない重量でしょう。さびにくい18-8ステンレス製。持ち手のパーツに刻まれた18-8ST MINEXの文字が品質への確かな自信を感じさせてくれます。
工房アイザワ-油はね防止ネット23cm(2,915円)
機能的であればこその美しさ
機能美が自慢のオイルスクリーンは、しっかり密度の50メッシュ仕様です。ハンドルと対角につけられたループは、収納時だけでなく調理中一時的にちょっとひっかけておくことも可能。小さなパーツですが、気が利いた工夫が感じられます。
シンプルな美しさを備えるこのオイルスクリーンは、マルチユース。裏ごしや湯切りにも対応しています。日々使えばつかうほど、その価値が分かるでしょう。きっとキッチンの手放せないアイテムになりますよ。
ママクック-油はね防止ネット24cm (3,937円)
ステンレス素材を知り尽くした安心のつくり
金物の産地、燕三条で本格的な揚げ鍋も手掛けるメーカー、が作るオイルスクリーンは、油跳ね防止効果の高い50メッシュ仕様。ステンレス素材を知り尽くしてこその丈夫なつくりはユーザーに安心を与えてくれます。
ちょっとひっかけるのに便利な、ワイヤーループがついているのも嬉しいポイント。24cm対応のサイズ感は大きすぎず、揚げ鍋だけでなく小さ目のフライパンにも便利です。これひとつあれば、不安なく揚げ物料理を楽しめます。
一工夫ある使いやすさでおすすめのオイルスクリーン
工房アイザワ-油はね防止ネットフッ素樹脂加工23cm(3,630円)
お手入れ楽々のフッ素樹脂加工
機能美に一工夫が加わるとこうなる、という好例が、このオイルスクリーンです。50メッシュという細かい目だと、どうしても油のこびりつきが気になるもの。この商品はフッ素樹脂加工を施しそのデメリットを解消しています。
フッ素樹脂加工のないものと比べると少し価格は上がりますが、その価値は使えばすぐにわかるでしょう。お手入れ簡単で、日々のちょっとしたストレスがなく楽しく使えるアイテムです。これがあれば揚げ物の回数が増えそうですね。
HANAKO-マルチ油はね防止ネット29cm(2,420円)
フッ素樹脂加工の大き目サイズならこれ
大き目サイズのフッ素樹脂加工タイプなら、このオイルスクリーンがおすすめです。大きい鍋で大量の揚げ物を作ったら、油切りネットとして利用するという使い方もあります。ワイド設計ならではの利便性ですね。
お手入れ楽々のフッ素樹脂加工のオイルスクリーンは、揚げ物頻度の高いご家庭にはマストといえるでしょう。コンロを掃除する面倒が軽減されるだけで、負担感は大幅に減りますよ。キッチンの必需品になりそうですね。
Leye レイエ-油ハネを防ぐメッシュカバー 29cm(4,070円)
黒いネットで反射を防いで中が見やすい
一目見てわかるこのオイルスクリーンの特徴、それはメッシュの色。一般的なものがシルバー色であるのに対し、この商品のメッシュは黒っぽい色をしています。このメッシュ色が光の反射を抑える効果を持っています。
50メッシュのネットで油跳ねをしっかりおさえつつ、見やすさも兼ね備えたこのオイルスクリーン。まさに理想的なコンビネーションです。これがあれば揚げ上りを逃さず、カラっとジューシーな美味しい揚げ物が楽しめます。
SCANPAN-Accessoriesシリーズ スプラッターガード16-24cm(6,600円)
2cm刻みの段差が5サイズにフィット
デンマークの高級調理器具ブランドが提供するオイルスクリーンは、特殊な形状が特徴です。波状につけられた2cm刻みの段差が、16cmから24cmの鍋やフライパンにピタッとはまり、抜群の安定感です。
325gという重量が鍋へのフィット感を高めるので、安心して使えます。乗せるだけのオイルスクリーンでは不安定でちょっと不安という方におすすめです。便利さと高級感あるデザインが相まって、長く大切にしたいアイテムになることでしょう。
ヨシカワ-油はねガードハンドル付き(18~20cm用)(2,200円)
フライパンカバーとオイルスクリーンの融合
その名の通り、しっかりしたハンドルがついているのが特徴のオイルスクリーン。いわばフライパンカバーとオイルスクリーンの融合といった形状です。カバー部分はフッ素樹脂加工された鉄製のしっかりしたつくりです。
中央のネット部分の直径は12cm。ここから蒸気が抜けるので、べたつきの心配がありません。18cmと20cmの鍋やフライパンに対応可能な溝がついています。薄いオイルスクリーンでは心もとないという方におすすめです。
まとめ
細かめのメッシュがおすすめ
細かめのメッシュでしっかり油跳ねを抑えれば、ヤケドやシミなどをしっかり防げ、お掃除の手間も軽減されるのでるのでおすすめです。鍋において使ったり、手に持って油をガードしたり。さらには湯切りや、裏ごしに活用したりもできますよ。使い方をイメージしながらご自分にピッタリのオイルスクリーンを選んでくださいね。