おすすめの圧着ペンチ人気比較ランキング!【リングスリーブにも】

オートバイのパーツを買ったらケーブルと端子が分かれていた。家電が断線したので修理したい。そんなときはランキング形式で紹介している、圧着ペンチを用意するのがおすすめです。圧着ペンチは色々な端子をケーブルに固定する道具で、1つあるとDIYやメンテナンスの対象が大きく広がります。一方で圧着できる端子が決まっていて、種類の分け方が少し専門的。端子の知識も必要なことから、理解を持って選ぶのが肝要です。今回は解りにくい部分を詳しく掘り下げますので、適切な圧着ペンチで正確に端子をカシメて下さい。

圧着ペンチとは?

端子に圧力をかけてケーブルと密着させる専用工具

端子と言えばケーブル付きを思い浮かべますが、ケーブルが付いていない端子も市販されています。ホームセンターや家電量販店に並んでいる、金属部分のみのギボシ端子やリングスリーブが例です。圧着端子という呼び名が一般的。圧着ペンチは刃の凹凸で、ケーブルと圧着端子を密着させることができます。

電工ペンチとの違い

電工ペンチはケーブル加工もこなす圧着ペンチ

圧着ペンチと電工ペンチを区別する明確な線引きはありませんが、電工ペンチはケーブルを切ったり剥いだりできるマルチツールとして認識されています。非常に細かい視点だと区別することも可能です。一方、端子を圧着するという主な目的が同じで、軽く言うと別の呼び方。同一工具とみなすのが一般的な考え方です。同じ括りに留めておく方が、むしろ理解しやすいでしょう。

圧着ペンチの必要性

圧着ペンチは代用の工具が存在しない

圧着ペンチはダイスという溝が刃に刻まれた工具です。刃を閉じるとダイスが適度な隙間を作ります。隙間は端子を潰すのにピッタリなサイズ。ハンドルを握り込むだけで正確な圧着が行えます。他の工具は適度な隙間がなく、代用品で端子を完璧に圧着させることはできません。圧着端子を扱うときには圧着ペンチの用意が必須、と言われる理由です。

圧着ペンチのメリット

圧着端子を正確に美しくカシメる

カシメはビーズ細工などに使う接合パーツです。圧着端子のように継ぎ目がある接合パーツを、工具で締めて固定するときもカシメという言葉を使います。端子とケーブルを美しくカシメてくれるところが、圧着ペンチ最大のメリットと言えるでしょう。

作業後の安全を確保できる

端子は電気を通すパーツで、しっかり圧着しておかないと作業後に漏電などの危険が伴います。また、圧着端子やケーブルを絶縁する被膜が、作業中に破損していた場合も同じです。圧着ペンチを使って正確に接続しておけば、後々のトラブルがありません。

多目的に使える種類がある

圧着端子をケーブルに接続するときは、ケーブル側に加工を加えることが少なくありません。そのため、圧着ペンチには幾つかの役割を兼ねた種類があります。色々な作業ができるマルチツールとしても便利。特に電気関係の工具を持っていない場合は、リーズナブルな存在になり得ます。

圧着ペンチのデメリット

全ての圧着端子を加工できるわけではない

圧着端子は大きく分けると4つの種類があります。圧着ペンチは各々で対応している端子が違い、圧着できるタイプと圧着できないタイプがあるので注意して下さい。選び方などを参考にしながら、扱う圧着端子にダイスを合わせるのがマストです。

圧着端子を理解して選ぶ必要がある

圧着端子は名称が難解です。例えば絶縁被覆付など、一般的に馴染みのない漢字が登場します。少し厄介な一方で、形や特徴が解ると区別は簡単。名称に合った圧着ペンチが選べるようになります。また、圧着ペンチのハンドルで対象を判断できる場合もあり、あまり難しく考える必要はありません。

圧着ペンチの種類

圧着ペンチ

圧着する作業を専門にしている特化型

圧着ペンチの種類は作業する範囲で3つに大別できます。圧着端子とケーブルをカシメることに特化しているのが、もっともポピュラーな圧着ペンチです。刃の部分をダイスのみで構成できることから、小型化しやすいのが特徴。使い方は一般的なペンチと大差ありません。

圧着ペンチは解りやすいのがメリットで、選ぶときに適性を把握しやすい種類です。見分け方は非常に簡単。赤、青、黄、緑などグリップの色を見ると、対応している圧着端子の大凡が解ります。特化型でケーブル側を加工することができないため、ケーブルカッター、もしくは代用の工具を持っている場合におすすめです。

電気器具用電工ペンチ

家電などの修理や再配線を行える

圧着端子をカシメるときは、ケーブルも加工することがあります。周りにある絶縁用のカバーを剥いで導線を出す、ケーブルを適度にカットするなどが例です。特化型の圧着ペンチは加工ができないことから、キレイに加工できるケーブルカッター、ケーブルストリッパーを用意するのがマスト。一方、電工ペンチは単体でも作業できます。

電気器具用電工ペンチには、ケーブル用のカッターを設けた長い刃があります。また、複数の工具を兼用している刃も一般的です。家電などに使われている端子を圧着するのが得意。一方で関連した作業に対処できるため、他用途のマルチツールにも選ばれています。

自動車用電工ペンチ

乗り物のメンテナンスやカスタムに用いる

電工ペンチを言い換えると、圧着以外の作業もこなす圧着ペンチです。自動車用も電気器具用と同じで、関連作業に対応することができます。両者とも刃が長いことから、大型化しやすいのがネック。挟む端子は細かい種類が多く、小型化しやすい圧着ペンチの取り回しが有利です。一方、あまり工具が揃っていないときは1本で済むことから、リーズナブルなマルチツールになります。

自動車やオートバイなどは、バッテリーと接続する12V用のケーブルを配線しています。自動車用電工ペンチは、ライト、ナビなどの電装品に合う圧着端子をカシメたり、専用のケーブルを加工したりするのが得意です。乗り物にパーツを組み込むときは、ボディに合わせたケーブル加工が必要。再配線するために、切断や延長を行うケースが少なくありません。主なケーブルを加工できる自動車用電工ペンチは非常に便利です。

圧着ペンチの選び方

圧着端子に合わせたタイプで選ぶ

絶縁していない端子をカシメる裸圧着端子用

裸圧着端子は名前の通り、絶縁用の覆いがありません。カシメてケーブルを接続する部分も、金属が剥き出しになっています。配電パネルにネジ留めされているY字状のフォーク端子、平たいリングになった丸型圧着端子などをカシメることが可能です。また、細い管になっている裸圧着スリーブも対象。特化型の圧着ペンチを選ぶときは、赤いグリップが目印になります。

皮膜が施されている場合は絶縁被覆用を使う

ケーブルに圧着する部分が絶縁用の皮膜で覆われているタイプを、絶縁被覆付圧着端子と呼びます。皮膜で覆われている場合、破損を防ぐために絶縁被覆用のモデルを使って下さい。漏電防止で家電などに付いているアース線の先端が例。絶縁済みのギボシ端子をカシメることも可能です。古い橋の飾りである擬宝珠(ぎぼし)に似ていて、凹凸を持つオスと、筒状のメスに分かれています。車やバイク、ラジコンなどの配線に多い端子。グリップは赤と青の2色になっています。

接続部が開いている場合はオープンバレル用を使う

ケーブルに接続する部分が開いている圧着端子もあります。オープンバレルと呼ばれている、裸のギボシ端子に多い構造です。オープンバレル用の圧着ペンチで挟むと開いていた口が閉じ、ケーブルを頑丈に固定することが可能。ハンドルの色が判断材料にならず、オープンバレルの名前で探すと見つかります。

なお、オープンバレルのギボシ端子は明確な規格が定まっていません。端子メーカーごとで微妙に形が違います。そのため、端子メーカーの名前からキレイに圧着できるモデルを割り出すのがおすすめです。

導線をより合わせるリングスリーブ用

リングスリーブは円筒形のリングで、終単重合わせとも呼ばれています。電極に差す端子と役割が違い、分かれている導線をより合わせるための道具です。ケーブル側の皮膜を1.5から3.5㎜くらい剥がし、導線を出す加工が必要。専用工具がない場合は電工ペンチを選ぶといいでしょう。なお、大中小の3サイズに分かれており、対応サイズも調べるのがおすすめです。特化型の圧着ペンチを選ぶときは、黄色いハンドルが目印になります。

絶縁処理済みのリングスリーブには絶縁閉端子用を

リングスリーブは裸と皮膜付きのタイプに分かれています。他の端子と同じで絶縁処理が施されている場合、破らないように圧着できる専用モデルを選んで下さい。皮膜付きのリングスリーブは日本語で絶縁閉端子。絶縁閉端子用の圧着ペンチを用意すると、適度な力で導線を合わせることができます。水色か緑色のグリップが解りやすい目印です。

刃の機能で選ぶ

ケーブル加工に強いカッターとストリッパーの機能

導線や周囲の被膜をキレイにカットする、ケーブルカッターという工具があります。太いケーブルも切断面をフラットにできるため、持っていると非常に便利です。また、ケーブルストリッパーも役立つ工具の1つ。皮膜だけカットして、中の導線を剥き出すことができます。電工ペンチの刃に付いていることがあり、専用のカッターやストリッパーを持っていないときは非常におすすめです。

より線などを切れるワイヤーカッター機能

ワイヤー用のカッターが付いた刃もあります。ワイヤーは硬い金属で作られており、単線でも普通の刃物では切れません。複数の金属線が集まった、より線のワイヤーは更に頑丈です。切るときには専用の刃物が必要。ワイヤーカッター機能を持つ電工ペンチなら、DIYなどで使う太さが切断できます。なお、10㎜など、太いワイヤーを切るときは単独のワイヤーカッターがマスト。専用工具で非常に強力な切断能力があります。

ネジを潰さずに切断するボルトカッター機能

長いネジを切断するときは、ボルトカッターという専用工具を使います。大型の刃が付いており、ネジ山を潰さずにカットできるのがメリットです。テコの原理を用いて人力を増幅する仕組みが、圧着ペンチと同じ。そのため、刃の先端にボルトカッターを備えた電工ペンチは少なくありません。切断できるモデルは、対応のボルトサイズをスペックに記載。適用サイズM2.6からM5、などが一般的な例です。

安全を重視して選ぶ

電気工事士技能試験に適応したモデルは安全

有名な国家資格の1つに電気工事士技能試験がありますよね。実技用の工具類を購入して持参します。必須の圧着ペンチは、国家試験に適応しているモデルが豊富。特に推奨品はプロも使うため、安全性と性能に間違いがありません。なお、工具類を一括入手できる試験用のセットも便利。絶縁済みのドライバーや圧着ペンチ、小型ナイフ、巻き尺などがセット内容です。初歩的なDIYとメンテナンスに使う工具が一気に揃います。

安全装置付きはしっかりカシメるまでハンドルが開かない

圧着端子を中途半端にカシメると、ケーブルが外れて漏電する恐れがあります。正確に圧着できたか解る安全装置はおすすめで、既定の位置までダイスを動かし、しっかりカシメるまでハンドルが開きません。

一方、間違ってダイスより大きな端子を入れたり、皮膜を巻き込んだりするとトラブルがあります。端子を取り出そうにも安全装置の影響で、開かいないのがネックです。対処法を知っておくと便利。ハンドルの脇に解除用の小さいつまみがあります。ペンチなどで挟み、軽く回すと安全装置が簡単に解除できます。

圧着ペンチのおすすめブランド・メーカー

ロブテックス

圧着ペンチの性能はプロが用いるレベル

ロブテックスのトレードマークは左を向いたロブスターです。電気用工具の王道と言える、ロブスターシリーズを扱います。電気工事士試験が推奨する工具も扱っており、性能はプロが用いるレベル。セット品なども非常におすすめです。また、巨大な端子をカシメるハイパワーの圧着ペンチも扱います。

KNIPEX(クニペックス)

握りやすい圧着ペンチが世界中で使われている

クニペックスは1,882年に創業したドイツの老舗メーカーで、対象物を挟むプライヤーが得意です。人間工学を利用したハンドルが非常に美しく、ハンドツールは全て握りやすく作られています。圧着ペンチも例に漏れず感触が逸品。高品質なことから、クニペックス製は世界中で選ばれています。

HOZAN(ホーザン)

電気工事士の試験に強く推奨品が優秀

ホーザンは大阪の工具メーカーです。一般家庭向けの工具を豊富に用意する一方、研究開発やメンテナンスサービスはプロの世界を想定しています。また、電気工事士の試験対策に力を注いでおり、特化した推奨品が非常に優秀。ラインナップも豊富で、圧着ペンチを選ぶときは無視できません。

MARVEL(マーベル)

切れ味の鋭さからカッター付きなどが非常におすすめ

一般には少し馴染みのないメーカーですが、マーベルは電気用工具を扱う名手です。切れ味やハンドリング性能の素晴らしさから、プロが隠れた名品と評する工具を扱います。大きな端子も楽々圧着。用いている刃が優秀で、カッター、ストリッパー付きの電工ペンチなどは非常におすすめと言えるでしょう。

おすすめ&人気の圧着ペンチランキング

特化型でおすすめの圧着ペンチ

ロブテックス-圧着工具 (5,338円)

最適なパワーでリングスリーブを美しく潰す

リングスリーブ用の圧着ペンチで、刃に3つのダイスが付いています。大中小、どのリングスリーブにも対応できるのが特徴です。電気工事士技能試験に推奨されている圧着ペンチの1つ。国から認められた安全性があり、よく実技に使われているモデルでもあります。

リングスリーブの大を潰せる圧着ペンチは、他の工具に比べると少し大型化する傾向があります。600gを超えるようなモデルも少なくありませんが、460gと軽量に留めているところはメリットです。取り回しを保っているため、細かい作業にも使いやすいでしょう。

ホーザン-電気工事士技能試験 工具セット DK-28 (11,680円)

ケーブル加工一連の工程にワンセットで対応する

電気工事士技能試験用セットで、ホーザンの推奨モデルを詰め合わせています。ドライバーや、ボルトを挟んで回すウォーターポンププライヤーなど、ベーシック工具が一度に揃う充実の顔ぶれです。試験に関係がない場合も、セット内容はおすすめと言えるでしょう。

中小のリングスリーブをカシメるP-737圧着ペンチに、多機能なストリッパー、P-958が付属します。測って曲げる、剥いでカシメるなど、ほとんどの工程にワンセットで対応することが可能です。P-737とP-958を同時に入手すると、12,000円くらいになるのが相場。他の工具にポーチが付くことを加味すれば、かなりリーズナブルな価格です。

クニペックス-圧着ペンチ プレシフォース (19,525円)

幅広いサイズの絶縁被覆付圧着端子をカシメる

プレフォーシスは、大中小3つのダイスを持つ圧着ペンチです。0.5から6.0㎟サイズの、絶縁処理されている端子を圧着することができます。プロ用ですがカシメる絶縁被覆付圧着端子の対応幅が広く、家庭で行うDIYやメンテナンスにも活躍するでしょう。

プレフォーシスのようなハイグレードモデルは、品質を求める層に選ばれている圧着ペンチです。プロ級の技術を持つユーザーから、常に使用感の良し悪しを試されています。人間工学を使った握りやすいハンドルは、クニペックス製の例に漏れず高評価。非常に頑丈な刃ですが、487gで小回りが利くところも好評を得ています。高品質な構造が人気につながっているモデルです。

マーベル-ハンドプレス(裸圧着端子・スリーブ用) MH-38 (9,458円)

初心者もサイズ判断がしやすいデザイン

4つのダイスを持つ圧着ペンチです。裸圧着端子とスリーブ用を兼ねており、マーベルがシリーズ化しています。もっとも大きいモデルがMH-38。ダイスの横に大きく圧着端子のサイズを記載しており、初心者も判断しやすいデザインです。例えば8㎟の圧着端子は、先端にある8のダイスでカシメます。

MHシリーズはMH-5など、他に5つのモデルがあります。MH-38より小さいモデルで、家庭サイズの圧着端子をカシメることも可能です。同じように対応サイズを把握でき、メーカーの適用範囲表でも確認することが可能。シリーズで色々な裸圧着端子とスリーブを圧着できるため、よく使う端子に合わせてモデルを選ぶといいでしょう。

クラノ-コネクタ 圧着ペンチ MC4 (2,300円)

セット内容が充実したMC4ケーブル用のセット

ケーブルを処理するときに役立つ、ワイヤーストリッパーが付属した圧着ペンチです。他にもナットやボルトを回すスパナレンチ、MC4ケーブルに接続する端子が付属します。工具類をまとめるポーチも入手できることから、非常にリーズナブルな価格と言えるでしょう。

MC4ケーブルや接続用の端子は、太陽光発電のシステムに使われています。そのため、一般的なDIYやメンテナンスで扱うことは、ほとんどありません。一方、近年は自宅を自分でリフォームするセルフリノベが増え、一般家庭への需要も増加。太陽光発電の導入を検討している場合、用意しやすい圧着ペンチセットの1つです。

電気器具用でおすすめの圧着ペンチ

ロブテックス-電装圧着工具 FK5 (1,644円)

5つの専用工具を兼ねている汎用さが魅力

一般的な電気器具用の電工ペンチは、圧着と皮膜の剥ぎ取り、ケーブル切断の3つを得意にしています。一方、FK5は他に2つの専用工具を兼ねているのが特徴です。ワイヤーカッターとボルトカッターも備えており、5WAYに汎用できる刃は魅力的と言えるでしょう。

1.25㎟と2㎟、5㎟のオープンバレル端子に対応しています。テレビなどの家電やラジコンに使われているケーブルを処理できるため、メンテナンスや趣味で使う機会が多いモデルです。電気器具やホビーに人気ですが、端子サイズが合う場合は自動車をメンテナンスしても問題ありません。

フジ矢-万能電工ペンチFA101 (555円)

切れ味は自転車やオートバイの整備にもおすすめ

ストリッパーに加え、ワイヤーカッターとボルトカッターを刃に備えているのが特徴です。ケーブル加工に必要な一連の工程を1本のみでこなします。絶縁端子をカシメる万能モデルの1つ。対応している圧着端子のサイズは1.25㎟、2㎟、5.5㎟の3つです。

フジ矢は大正時代から続くハンドツールの名手で、鋭い切れ味を持つ刃が広く知られています。小気味よく切断できるため、ワイヤーカッターとストリッパーはメンテナンス工具に人気です。ブレーキワイヤーをカットする専用工具の主流。家電などの修理に用いられますが、自転車やオートバイのメンテナンスにも威力を発揮します。

ツールズアイランド-各種配線対応圧着ペンチ (980円)

価格重視で選べる小ぶりなマルチツール

ストリッパーとワイヤーカッター、ボルトカッターを刃に設けた電工ペンチです。家電の配線を占めるオープンバレルと裸端子、スリーブを圧着できます。カッターは銅や真鍮など、柔らかい素材のみに対応。上位モデルの刃に比べると鋭さがなく、広く浅く作業してくれるイメージです。

刃の性能は上位に劣るものの、家庭用であれば問題なく活用できます。1,000円を切る電工ペンチは少ないため、価格重視でマルチツールが欲しいときの有力な候補になるでしょう。色々な機能を備えていると、工具の刃は長くなる傾向です。ハンドルを含む全長が、220㎜から240㎜くらいになることも多くあります。一方、本機は全長200㎜で重さが190g。小回りが利くところも圧着作業に嬉しい点です。

自動車用でおすすめの圧着ペンチ

エーモン-よく使う工具セット (1,980円)

車やオートバイに用いる端子を正確にカシメる

車のカスタムパーツに使われているケーブルを、剥がしたりカシメたりする電工ペンチセットです。車やオートバイの電装品は、ケーブルに端子がないタイプも少なくありません。自分で車のソケットに接続するコネクタを取り付けますが、セットの中に4組入っています。

エーモンはオープンバレル端子や、ギボシ端子を扱うメーカーとしても有名です。車、オートバイのカスタムに圧着端子が多用されています。エーモン製の端子を正確に処理できる工具は意外と有利で、指針にして探すケースも少なくありません。よく使う工具セットはエーモンの純正。相性を考えなくても正確に圧着作業できます。

デイトナ-圧着電工ペンチ(バイク専用品) (2,121円)

オートバイ用の王道電工ペンチ

デイトナはオートバイのカスタムに使うパーツを卒なく扱っているメーカーです。用意している電工ペンチは、扱う端子とケーブルを美しく加工できるよう設計されています。オートバイ用に特化しているのが特徴。メンテナンスシーンにおいて、圧着電工ペンチは王道工具の1つに挙がります。

オートバイの電装品を取り付ける際は、再配線やケーブル延長の作業が欠かせません。1本で大凡の作業に対応できるよう、切れ味がいいストリッパーと配線カッターを設けています。また、固定に用いる硬いボルトを、5サイズ切断できるところもメリットです。

まとめ

端子や工具の状況に合う圧着ペンチがおすすめ

圧着ペンチは、自分がカシメる端子に合ったモデルを選ぶのが肝要です。リングスリーブ、オープンバレルなど、使う端子は必ず事前に把握しておいて下さい。また、圧着にはケーブルを加工する作業が伴うことも少なくありません。工具が少ないときはマルチツールの電工ペンチや、セットを選ぶのも有効な手段です。

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