おすすめの弓道弦人気比較ランキング!【響も】

弓道をたしなむ方の中には、弦にこだわりたい方も多いことでしょう。しかし、弦によって耐久性や引きやすさが変わってくるので、どれが一番自分に合うか分かりにくいですよね。そこで今回は、おすすめの弓道弦についてランキング形式で紹介します。選び方や弦を長持ちさせる方法も合わせて解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

弓道弦の特徴

弓全体の耐久性に関わる

弓道弦は使用する弓との相性が非常に大切になってきます。例えば、反動が弱い弓道弓に対して硬い弓道弦を使用した場合、矢を放った後の戻りがお互いにずれてしまいます。すると、射形や弦音が崩れてしまうことはもちろん、弓自体への負担が大きくなって破損しやすくなってしまうのです。

弦音の良し悪しで射形の正確さが分かる

透き通ったような美しい弦音は、弓道弓と弓道弦の相性が良い証拠です。また、射形の美しさも弦音に影響します。つまり、美しい弦音が出るということは、弓道における美を極める者にとって非常に大切になってくるのです。

弓道弦の種類

麻弦

弓への負担が少なく特に竹弓との相性が抜群

麻弦はその名の通り、天然素材の麻を使用して作られています。そのため、非常に柔らかく、引きやすい特徴があります。弓道弦が柔らかい場合、弓への負担が少なくなるので、弓全体の耐久性を維持しやすくなりますね。

一方、柔らかいということは耐久性に欠けるデメリットも。弓道弦が切れるまでの使用回数が合成弦より少なく、コストパフォーマンスは比較的悪い印象があります。そのため、高級である竹弓と合わせて使用する方が多いです。

合成弦

リーズナブルな一方で高い耐久性を誇る

合成弦は各メーカーによって製造方法が異なります。主な原材料としては、あらゆるダメージからの耐久性に優れたテクノーラ繊維やザイロン繊維が使用されています。麻弦と違い、グラス弓やカーボン弓で使用する方が多いです。

高い強度を誇る一方、比較的リーズナブルな価格で購入できるメリットも。切れにくい上、たとえ切れたとしても安く手に入る点が、特に初心者は嬉しいですよね。学校の部活や選手大会では主に合成弦を使用しているので、スタンダードな弓道弦といえます。

弓道弦の選び方

弓の長さに合わせて選ぶ

身長170cm以下なら並寸や三寸詰を

弓道弦は基本的に、使用する弓道弓に合わせて選びます。身長170cm以下の場合は三寸詰や並寸の弓道弓を使用することが多いので、それらに応じた長さの弓道弦を選びましょう。また、弓道弓の長さは矢束からも分かるので、そちらを参考に選ぶのもOK。ただし、並寸用を二寸伸の弓道弓へ使用するなど、短い弓道弦を長い弓道弓へ転用することはできません。そのため、長い弓道弓に変更した場合は弓道弦も合わせて買い替えましょう。

身長170cm以上なら二寸伸以上を

身長170cm以上であれば、弓道弓は二寸伸から四寸伸となります。そのため、それらに合わせた弓道弦を選んでください。初心者の方がはじめて弓道弓セットを購入した場合、弓道弦もついてくることが多いので、そちらを参考にする方法もあります。いずれにおいても、目分量で選ぶのではなく、自分の弓の長さをしっかり把握してから選ぶといいですね。

太さで選ぶ

弓力13kg以下なら0号を

弓道弦の太さは合成弦であれば号、麻弦であれば匁(もんめ)という単位が使われます。いずれも数が大きくなるほど太くなるため、より強い弓力が必要です。初心者の弓力は一般的に8kgから12kg程度であり、筋肉量が少ない女性は男性よりも弱い傾向にあります。そのような弓力の場合は、はじめに0号から選ぶと良いでしょう。引きやすい弓道弦は、美しい射形を覚えていく上でも大切な要素です。また、弓力が弱い状態で太い弓道弦を使用すると、弓の耐久性が下がってしまいます。弓を長持ちさせたい場合は、無理せずに自分の合った弓道弦を選びたいですね。

弓力13kg以上なら1号または1.6匁以上を

一方、弓力13kg以上の場合は0号よりも太い弓道弦に挑戦してもOK。麻弦の場合は1.6匁から選ぶことができます。一方、合成弦は弓力が13kgから15kgの場合は1号、15kg以上の場合は2号以上を選択しましょう。弓道弦が太くなるほど矢飛びが良くなりますが、その分の反動が強くなるため、継続的な弓力強化が必要です。

弦輪で選ぶ

通常使用時は上が白で下が赤いタイプを

弦輪とは、弓の先端に弦を取り付ける際に作る輪のことを指します。上側の先端を日の輪、下側の先端を月の輪と呼び、それぞれ輪を引っ掛けるように弓へ取り付けていくのです。一般的には日の輪が赤色、月の輪が白色であることが多いですが、現在ではさまざまな色の弦輪が揃っています。弓道弓の色と合わせて、自分好みにカスタマイズするのも楽しいですね。

追悼射会時は上下ともに白いタイプを

弓道をたしなむ方の中では、少数ながらも追悼射会を担う場合もあります。亡くなられた弓道の先生への恩を表し、冥福を祈る射会です。その際には、日の輪も月の輪も白い弦輪でそろえます。このようなとき、実際に弓をつがえるまでは日の輪に黒い布をかぶせておくというしきたりも。日本古来の武道として厳密な作法があることが伺えますね。

弓道弦のおすすめブランド・メーカー

山武弓具店

1本1本丁寧に仕上げられた高品質な弦が魅力

弓道弓においてトップシェアを誇る山武弓具店は、弓道弦においてもその品質の高さが有名。1本1本丁寧に編み上げられた弓道弦は、引きやすさや弦音、矢飛びのいずれにも優れています。弓道をたしなむ者なら、一度は使用することがあるメーカーです。

suizan雅

伝統技法を受け継ぎながら高品質の麻弦を生み出す

幅広いラインナップの中で、特に麻弦のシェアがトップクラスのメーカーです。太さも比較的多く取り揃えてられており、竹弓使いの御用達メーカーともいえます。弓道弦の手入れ方法さえきちんとできれば、長くお付き合いすることになるでしょう。

東山堂平安弓具

グラス弓やカーボン弓との相性が抜群

業界最高峰と自負する煮込み弦製法によって、耐久性とやわらかさを併せ持つことを実現したメーカー。中には女性や初心者にも扱いやすい弓道弦もあります。グラス弓やカーボン弓使いの方に特におすすめしたいメーカーです。

曽根弓具店

上品な弦音が心地よい

四神の弦を代表とする曽根弓具店は、美しい弦音が特徴的。また、長さによって弦輪の色が異なる弓道弦もあります。細かいデザインまでこだわってオリジナリティを出したい方におすすめです。

おすすめ&人気の弓道弦ランキング

弓の長さに合ったおすすめの弓道弦

東山堂平安弓具-金響 (1,760円)

最高峰の煮込み製法で製作

特徴的な銅色が鈍く光る合成弦。松ヤニやひまし油を入れて煮込む製法によって、なめらかな引き心地と耐久性を併せ持たせています。並寸や二寸伸に対応しているため、平均的な長さの弓にちょうどいい弓道弦ともいえます。

また、太さは弓力13kg以下に対応する細いサイズと、弓力19kgに対応する太いサイズ、そしてその中間に当たる普通サイズがあります。汎用性が高く、特にグラス弓やカーボン弓で使用されることが多いです。弓道を練習中で弓力の変化が予測される学生さんにおすすめの弓道弦。

東山堂平安弓具-吟 (715円)

澄んだ弦音が使用者の琴線に響く

耐久性を重視し、羽毛立ちを抑えた合成弦。並寸と二寸伸に対応しています。弦輪は比較的柔らかいため、初心者や女性でも扱いやすいのが特徴。これから弓道を始めてみたいという方にもおすすめの弓道弦です。

また、矢をつがえる場所を一定にするための仲仕掛けも付いています。そのため、矢をつがえる位置が分かりやすく、位置がぶれるということもありません。弓道に不慣れな初心者が練習していく上でぴったりな弓道弦といえます。

山武弓具店-茜 (1,430円)

女性人気の高い上品な茜色が目印

その名のとおり、赤い弦と仲仕掛けが特徴的な合成弦です。長さは並寸と二寸伸の2種類で、いずれも売れ切れる前にストックしておきたい弓道弦。弓道を習い始めた学生や、上品な色合いにひかれた女性に人気が高い傾向にあります。

また、その上品な見た目に反して、矢飛びの優秀さは目を見張るものがあります。そのため、普段使いはもちろん、弓道大会でも使用可能。デザインと機能性、どちらも大切にしたい方におすすめの弓道弦です。

山武弓具店-真 Premium (715円)

触り心地も最高の高級弦

弦輪が作りやすく、扱いやすさでは群を抜く合成弦です。元となった真よりも弦輪が滑りにくくなっており、弓へしっかり引っかかります。そのため、無駄な振動やほつれが少なくなり、弓への負担が軽減するのです。

また、矢飛びや弦音の良さは真はもとより、他の弦よりも優れていることをメーカーが自負するほど。しかし、使用する弓によって相性は変わってくる上、しっくり来るまでに100射以上引いたという方もいます。そのため、じっくり弓道をたしなみたい方におすすめです。

曽根弓具店-朱雀弦 (1,760円)

当メーカーNo.1の人気を誇る

名前のとおり朱色のパッケージが目を引く弓道弦です。曽根弓具店で展開する四神の弦の1つとして販売されている合成弦となります。非常に美しい弦音が特徴的で、曽根弓具店で扱う弓道弦の中でも人気が高いです。

また、長さは並寸から四寸伸まで対応。子供のころに使いはじめた場合でも、大人になって体格が良くなった後も使えるのは嬉しいですね。他の四神の弦と引き比べをしても面白いことでしょう。お気に入りの弓道弦を探している方におすすめです。

太さで選ぶおすすめの弓道弦

山武弓具店-金龍弦 (1,790円)

1号から3号まで対応可能

美しい金色が目に映える合成弦です。号数は3パターンあり、3号は弓力20kg以上に対応しています。金龍弦を使用してみて気に入ったという方は、弓力の成長に合わせて号数を変えられるメリットがあります。

また、長さは並寸と二寸伸と2種類あります。学校の部活で弓道を始めた学生さんにもぴったりです。見た目の美しさから、弓道をたしなむ方へのプレゼントとしても人気。家族や友人、親戚などに弓道家がいる場合は覚えておいて損はありません。

山武弓具店-煌 (1,518円)

強度と弦音を追求した高品質な弦

ザイロン繊維という強靭な素材を利用して作られた合成弦。職人が1本1本丁寧に作り上げたことから、弦音もすばらしいものとなっています。弦輪には本麻を使用しており、合成弦の耐久性と麻弦の柔らかさを併せ持つ弦です。

一方、一部ではあるものの麻が使用されていることで、値段は少し高め。弦輪も初心者には作りにくいため、中級者から上級者向けの弦です。弓道大会で弦輪がずれて焦ることがないよう、練習用で使いたい弦になります。

曽根弓具店-よいち弦 (825円)

弓道弦のスタンダード

この世で一番という意味が込められた合成弦です。研究と開発に5年かけられて作り上げられた弓道弦は、多くの弓道教室で使用されるほどスタンダードなものとなりました。伝統と新技術を融合したことで、耐久性にも優れています。

また、値段も大分リーズナブルで、学生でも購入しやすくなっています。特に弓道大会のために頑張る方には、何本かストックしておきたい弓道弦ですね。練習量が多く、耐久性が良い弓道弦をお探しの方におすすめ。

suizan雅-桂 別作 (2,200円)

抜群の安定性でロングセラー中

竹弓の状態を長く保ちたいと考える方にぴったりな麻弦です。太さは1.6匁から2.0匁まで対応。特注にはなりますが、2.1匁以上も販売しています。麻弦でここまで幅広い太さを取り揃えているのは珍しいです。

また、安定性に優れ、多くの竹弓使用者に愛され続けています。ただし、お手入れはこまめに行いましょう。煮込み弦のため、特に冬に使用する場合は麻ぐすねをかける必要があります。丁寧に扱うことで300射以上は持つため、手入れに慣れた中級者から上級者向けの弓道弦です。

山武弓具店-響 (1,400円)

弓道家の望みをすべて叶えた合成弦

山武弓具店でトップクラスの人気を誇り、値段もお手頃な合成弦。耐久性はもちろん、矢飛びにも優れ、なおかつ弦音も美しい点が人気の秘密です。初心者はもちろん、中級者や上級者も愛用している弓道弦といえます。

一方、弦が若干硬めのため、弦の引きすぎによる反動には注意が必要。弓の耐久性を損なわないためにも、優れた弓道弦に合わせて自らの射形も整えたいところです。どの弓道弦もあまりしっくり来ないという方は、一度試してみることをおすすめします。

弦輪で選ぶおすすめの弓道弦

山武弓具店-天弓弦 (2,640円)

弓へのクッション性が高く負担が少ない

鋭い弦音が特徴的な合成弦。弦輪には本麻と高級生地が使用されており、柔軟性に優れています。そのため、弓に対するクッション性が増しており、1200回もの試射テストにもクリアしている素晴らしい一品です。

また、そのクッション性から竹弓はもちろん、グラス弓やカーボン弓との相性も抜群です。安定性にも優れており、射手への負担も同時に軽くします。やや高級な点はデメリットですが、一度は引き心地を感じてみたい弓道弦です。

山武弓具店-飛翔弦 (1,540円)

従来の合成弦よりも段違いの強度を発揮

0号から2号までラインナップされている合成弦です。注目すべき点は、従来の合成弦よりも強度や弦音、伸び率が大幅にアップしているところ。バランスの良い性能が初心者でも心地の良い引きを実感させてくれます。

また、弦輪の色は並寸が白、二寸伸は黒で統一。一見質素にも見えますが、シンプルイズザベストな方にはぴったりですね。特に1号は完売することが多いので、何本かストックしておきたい弓道弦となります。

曽根弓具店-白虎弦 (1,540円)

長さによって違う弦輪の色が魅力的

異なる合成繊維を編み込み、麻弦のような柔らかさを再現した合成弦です。特筆すべきは、その弦輪の色。通常、日の輪と月の輪の間では紅白や白黒で統一されることが多い中、白虎弦は長さによって弦輪の色が違ってきます。

また、弓道弦を作る際には異なる合成繊維を編みこんでいます。そのため、合成弦でありながらも、麻弦のような美しい弦音が特徴的です。デザインと弦音のどちらも美しい弓道弦が欲しい、という方におすすめです。

suizan雅-富士 (3,550円)

麻弦シェアNo.1を誇る高級弦

冴えた弦音と矢勢が光る麻弦。注目すべきは、その品質です。麻弦シェアは業界ナンバーワンを誇り、伝統工芸にも指定されています。四寸伸まで対応しているので、体格の良い方でも気持ちよく使用することができますね。

一方、弦輪を作る際には少し注意点も。繊細な麻弦のため、何度も作り直しているうちに麻がほどけてしまう可能性があります。そのため、弦輪は作り直しても2回までとした方が得策です。竹弓を扱う上級者向けの弓道弦ともいえます。

弓道弦を長持ちさせる方法

松ヤニを溶かしてわらじで擦る

柔らかくて切れやすい麻弦を使用している場合は、松脂を摩擦ですりこむことで長持ちしやすくなります。このとき、わらじですると松脂を浸透させやすいですが、現代で所有している方はあまり多くありません。その場合は切れた弦を編むことで、手作りのわらじを使用することができます。弓道弦を強化したい方や、弦を美しく見せたい方におすすめです。

射形を整える

物を長持ちさせる基本的な方法は、間違った使い方をしないことです。弓道弦においては、ねじったりずれたりしないようにする必要があります。そのため、適宜射形を確認し、必要以上に手がつっぱっていないか、強く握りすぎていないかなどをチェックしましょう。射形を整えることで、弓道弦を長持ちさせることだけでなく、より美しく、より正確な射手となれます。

まとめ

合成弦で引きやすい弓道弦がおすすめ

弓道弦を選ぶなら、合成弦で引きやすい弓道弦がおすすめです。合成弦であれば総じて耐久性が高く、リーズナブルな価格で購入できます。また、引きやすさは自分の体を守り、弓の耐久性を維持するために重要な要素です。今回は弓道弦について、おすすめのものをランキング形式で紹介しました。自分の体格や弓力に合わせて最適なものを選びたいときは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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