バス釣りを初めると、ルアーはたくさん種類があって、どれを選んだらいいか迷いますよね。シャッドは、バス釣りにぴったりのルアーです。冬の間、動きが鈍い魚が食いつくので、使いやすいルアーです。シャッドは、選び方や使い方にポイントがあるので、詳しくご紹介していきますね。ページ下部では、おすすめのシャッドをランキング形式でご紹介します。ぜひ、お気に入りのシャッドを見つけてくださいね。
シャッドの特徴
アメリカに生息する小魚を模した小さめのルアーのこと
もともとは実在する魚の名前です。シャッドは、日本では釣りのジャンルになっています。サイズは6cm前後で、小さめのルアーですよ。シャッドはバス釣りにぴったりなため、とても人気のルアーです。潜行深度やカラーに種類があるので、釣り場によって使い分けることができますよ。
リップが長いのが特徴でバス釣りによく使われる
シャッドは、ミノーとクランクの間の形状で、リップが長い造りです。冬季のバスは、動きが鈍く水底の方にいることが多いです。そんなときに活躍するのが、シャッドルアー。ゆっくりした動きで、バスが追いつけるスピードにゆっくり泳がせることができますよ。
シャッドとクランクベイドの違い
クランクベイトは左右に揺れる動きをして速く泳ぐ魚におすすめ
シャッドはクランクベイトと比べてリップが長いのが特徴です。シャッドとクランクベイトは、形状だけでなく動き方にも差がありますよ。シャッドは魚の目の前で止まるような動き方ができます。クランクでは速すぎて追いつけない様な、動きの遅い冬の魚にはシャッドが最適です。春になり、魚の動きが活発になると、クランクで広範囲の魚を狙えるようになります。
シャッドの種類
フローティングタイプ
浮くタイプなので動きが活発
フローティングタイプは、一定の速度で引くと浮いてくる動き方をするルアーです。浮く分だけ、沈むタイプと比べて活発に動くという特徴があります。そのため、活発な状態の魚を狙うのにぴったりですよ。潜んで獲物を狙っているバスに向けて、アピールすることができます。
根がかりといって、草や枝に引っかかってしまった場合でも、フローティングタイプは取れやすいです。浅瀬の釣りでは、根がかりすることが多いので、フローティングタイプがおすすめですよ。ルアーを失くす事態を防げます。
サスペンドタイプ
浮きも沈みもしないタイプのルアー
サスペンドタイプは、一定の速度で引くと、浮きも沈みもしないルアーです。同じ深度を保てるので、魚がたくさんいる深度に当たると、たくさん釣ることができますよ。浮き上がってこないので、水底にいる冬季のバスにおすすめです。
冬のバスは、動きが鈍くなります。そのため、目の前にシャッドルアーを投げ込んで一旦止めてから、追いかけて来られるスピードで動かすのがポイントですよ。シャッドはサスペンドタイプが主流なので、迷う場合はサスペンドタイプがおすすめです。
シャッドの選び方
潜行深度で選ぶ
潜行深度とは?
潜行深度とは、シャッドを引いていった時に水面から沈む深さのことです。潜行深度は、購入時のページやパッケージに表示されていますよ。引いてくる速度によって、深度は上下するので、引き具合で調整するようにしましょう。場所によって、魚が多い深さが変わります。より多くの魚がいる深度を狙えば、魚を釣れる確率が上がりますよ。
水深1mを狙うならSR
SRとは、シャローランナーの略です。シャローは浅いという意味で、浅瀬のことを指します。SRは、おかっぱりでメインの潜行深度ですよ。おかっぱりとは、船ではなく陸地から釣ることをいいます。岸釣りやショアと呼ばれることもありますよ。水深1mは水面に近いので、活発な動きの魚が集まる深度です。魚が活発な場所での釣りにおすすめのシャッドです。
水深2mを狙うならMR
MRは、ミッドランナーの略です。ミッドランナーは、中間の深度のことを指しますよ。1番難しい深度ですが、ブラックバスの餌であるえびや小魚などが生息するので、えさを求める状態のバスを釣るのに適しています。ミドルレンジは、水温の変化によってバスの深さが多少変わってきますよ。もし釣りにくいと感じた場合は、同じシリーズで違う潜行深度のものを使ってみることをおすすめします。
水深2.5mを狙うならDR
DRは、ディープランナーのことです。ディープは深いという意味で、水底の深い場所を指しますよ。川や海の底は、水温が一定で、最も環境が安定している場所です。動きがあまり活発でない、冬のバスは底にいることが多いですよ。DRは、底に魚がたくさんいる釣り場におすすめです。水深が深いと、魚の姿が見えにくいので、見えない所から釣る楽しさが味わえますよ。
ウェイトで選ぶ
魚に音の違和感を与えないなら固定重心タイプ
シャッドには、固定重心タイプと重心移動タイプがあります。固定重心タイプは、水の中での動きがスムーズだという特徴がありますよ。細かい動きにも反応して泳ぎます。重心移動タイプは、近づくと内部でマグネットがぶつかる音がして、魚に違和感を与えることがあります。ミスしないで確実に釣りたい場合は、固定重心がおすすめです。
飛距離を出すなら重心が移動するタイプ
重心移動タイプは、中にマグネットが入っていて、釣り手の動きによって重心が変わるタイプです。投げるときに、重心が前に移動することで、飛距離が出せるのが特徴ですよ。飛距離が出ると、より広い範囲でターゲットを狙うことができます。魚に接近したときの音が気になる方は、ウェイトホールドカップ付きのシャッドがおすすめ。泳いでいる間は、マグネットを固定しておけますよ。
水の色で選ぶ
水が透明なら自然な魚の色
水が透き通っている場所は、魚からルアーがよく見えます。不自然な色だと、ルアーだと気づかれてしまうので、自然な小魚の色を使うことが大切です。自然な小魚の色を模したシャッドなら、魚から見ても自然なので食いつきが良いですよ。白やグレーや茶色などの、落ち着いた色味が自然に見えます。また、光沢感にこだわっているシャッドなら、リアルな質感が出せます。
水が濁っているならピンクなどの目立つ色
水が濁っている場所は、魚がルアーに気づかないことがあります。そのため、濁った中でも見えやすい目立つ色にする必要がありますよ。濁りは灰色から茶色なので、明るいピンクやイエローがおすすめです。白地に青や黄色の蛍光色をペイントしたシャッドもおすすめ。お気に入りの使いやすいシャッドを見つけたら、自然な色と目立つ色を揃えておきましょう。
シャッドのおすすめブランド・メーカー
レイドジャパン
飛距離が長いシャッド
レイドジャパンは、岡山県の釣具メーカーです。レベルシャッドは、まるで精密機械のように、さまざまな要素が詰め込まれていますよ。小型軽量ながらも、抜群の飛距離が出るので扱いやすいシャッドです。
ダイワ
2種類の大きさで使い分け
リールのダイワと呼ばれる釣具メーカー。スティーズシャッドを販売しています。54mmモデルと60mmモデルの2種類があります。54㎜モデルはレスポンスがよく、60mmモデルは飛距離が長いですよ。
ジャッカル
ダックビルリップ形状
琵琶湖の沿岸にある滋賀県の釣具メーカーです。ソウルシャッドという、釣り好きに有名なルアーがありますよ。ソウルシャッドは色の種類が豊富で、新しいカラーがどんどん出ています。大きさが5サイズもあり、潜行深度も種類があるので、釣り場に合わせて細かくシャッドを変えられますよ。
DUO(デュオ)
レアリスシャッドを販売
静岡県の釣具メーカーです。レアリスシャッドというシャッドを販売しています。自然のままの魚の色から、濁った場所で目立つ色まで揃っていますよ。新しいカラーがどんどん出ている人気のシャッドです。
おすすめ&人気のシャッドランキング
固定重心タイプでおすすめのシャッド
ハンクル-シャッド65MR S エリア (1,720円)
素早く潜行する
トラウトというマス類の釣りに適したスローシンキング設定のルアーです。スローシンキングとは、ゆっくり沈んでいくルアーのことで、深い深度を狙えます。冬の寒い時期、底にいる魚を狙うのにぴったりですよ。
糸のよれを防ぐスイベルという金具が使われているので、自然な動きになりますよ。魚ルアーだということがばれにくいのでおすすめです。また、重心移動をあえてやめることで、キックバックで沈んでいく動きができるようになっています。
DUO-テトラワークス トトシャッド (970円)
防波堤にぴったり
こちらは、防波堤やテトラポットなどの海釣りにぴったりのシャッドです。ルアーを足元まで引いてくることができるので、釣れる確率が高まりますよ。ロングリップなデザインなので、水の抵抗が少なく、浮き上がらずに深度を保てます。
ミノーに比べて、引きを明確に感じられるので、釣りの初心者向きですよ。早い動きと、手を止める動きの組み合わせで、魚を食いつかせることができます。スローリトリーブという、ゆっくりと巻く使い方では、ボディを揺らして小魚のようなリアルな動きをします。
ダイワ-スティーズ シャッド MR-S 赤羽シャッド (1,317円)
タフコンディションにおすすめ
タフコンディションという、魚が釣りにくい状況でも釣りやすいルアー。警戒心が強くなってしまった状態のバスに警戒心を抱かれない、固定重心のサイレント仕様になっています。2mまでの潜行深度に対応しています。
サイレントタイプなので、目の色がレッドになっています。シルバーアイのノーマルタイプと区別しやすいので、両方揃えるのがおすすめ。ハリにサクサス加工されているので、刺さり性能が40パーセントアップしています。
ハイドアップ–HUシャッド SP 60mm ピンクバックシャッド (1,815円)
連続動作も得意
こちらは、バランス設計が優れているシャッドです。水をとらえるリップ設計なので、釣り手の動きによく反応します。トゥイッチという、リールを巻きながら小刻みに動かすテクニックが連続で使えるので、扱いやすいですよ。
潜行深度は1mから1.5mです。固定重心ですが、飛距離も出せますよ。リトリーブという、ルアーをリールで巻く速度が、調低速から超高速まで対応できます。魚の動きの速さに合わせられるので、使いやすいですよ。
重心移動タイプでおすすめのシャッド
ジャッカル-ソウルシャッド 58SP (1,584円)
安定した飛距離
たくさんの種類があるソウルシャッドのオリジナルモデルです。ソウルシャッドはバランスがよく、高速リトリーブでも安定感のある泳ぎをするシャッドです。釣り場を選ばず、幅広く使えるシャッドなので、1つ持っていると重宝しますよ。
マグネット式の移動重心なので、飛距離が出せますよ。また、バランス設計が優れているので、ロッドの動きについてきます。素早い動きにも対応できるので、トゥイッチのほかに、ジャークというロッドをあおる動きも得意です。
レイドジャパン-レベルシャッド (1,584円)
ロングディスタンス性能
重心移動やボディシェイプによって、ロングディスタンス性能を実現したシャッドです。50.3mmという飛距離が出にくいサイズですが、これは飛距離が出やすくなっています。飛距離が出ると、より遠くの魚も狙えるのでチャンスが増えますよ。
潜水深度は、1.5mから1.8mです。細かくて速い動きができるので、リアルな小魚のように見えて、魚の食いつきがいいですよ。浅掛かりやミスバイトが少ないところも魅力です。カラーは、コバスやスケルトンキャンディなどの6種類から選べます。
メガバス-アイバイアイシャッド TYPE-R (1,870円)
重心瞬間移動システムで飛距離が出やすい
重心瞬間移動システム搭載で、飛距離が出やすいシャッドです。スローフローティングタイプで、泳いでいる間は、水深1mをキープすることができます。平坦な湖など、波がない場所での釣りにぴったりですよ。
カラーは20色から選べるので、何色か揃えれば澄んだ水や濁った水など、どんな水の環境でも対応できますよ。なかには、無色透明のシャッドもあります。また、1億回投げ込んでも耐えられるほど、耐久性が高いところも魅力です。
デュエル –ハードコアシャッド 75SF R1367 ゴーストワカサギ (880円)
急速潜行と運動性の両立
ニューフリクションリップという、リップとボディを完全に切り離したシャッドです。余分な水流を流すので、急速潜行と運動性を両立しています。トリプルミラー構造という、3種類のミラーを使った構造になっていますよ。
ニューマグネット重心移動システムで、磁力が20パーセント上がっているので、飛距離が出やすいですよ。泳いでいる間は、移動球を固定しておけます。固定重心タイプと重心移動タイプの、長所が融合したルアーです。
セットでおすすめのシャッド
Blue Ocean–バス ルアー シャッド セット5個セット (1,500円)
バス釣りにぴったり
色違いのシャッドルアー5個セットです。1つ当たりの価格が安価なので、シャッドのお試し用として使いやすいですよ。子どもの練習用としてもおすすめです。サイズは60mmで、標準的な大きさのシャッドルアーです。
すべてフローティングタイプで、潜行深度は1.5mから2mです。バスのえさが生息するミッドランナーなので、バス釣りにぴったりですよ。また、トレベルフックという3本針タイプの釣り針が付いているので、獲物が引っ掛かりやすいところもポイントです。
SILANON-3種類ルアー セット (1,099円)
3種類揃うので幅広く使える
シャッドとミノーとクランクベイトのセットです。3種類が2個ずつで、計6個のセットです。お手頃価格なので、釣りの初心者におすすめですよ。シャッドは、立体的な目や、光沢のある表面で、見た目から魚を惹きつけます。
ミノーは、細長く小魚らしい見た目のルアーです。バス以外にも、ヒラメや青物などに使えますよ。クランクベイトは、丸みのあるボディのルアーです。動きが大きく、魚にアピールしやすいです。フックはステンレス製なので、錆びにくいですよ。
風迎釣具楽天市場店-バス釣り ハードルアー セット 19個 (2,860円)
各種揃っていて初心者にぴったり
こちらは、バス釣りハードルアーの19個セットです。シャッドはもちろん、ミノーやクランクも入っているので、初心者におすすめです。ルアーは根掛かりなどで無くしてしまうこともあるので、練習には安くて量があると安心ですよ。
サイズは、6.5cmから13cmまでの幅広いルアーが揃います。とりあえず色々な種類のルアーを使ってみて、釣りに慣れたいという方にぴったりですよ。ルアーを無くしやすい、子どもに釣りを教えるときにもおすすめです。
シャッドの使い方
ただ巻きだけでも釣れる
ただ巻きとは、そのままの意味で、リールを巻くだけの釣り方法です。ただ巻きはテクニックが必要ないので、初心者でも簡単に釣れますよ。また、釣竿を揺らさなくていいので、体力の消耗が少ないです。そのため、子どもにもおすすめの釣り方法ですよ。一定速度で巻くと、シャッドの動きも一定なので、滑らかでリアルにすることができます。
ジャーキングをする時はダート幅を調整することが大切
ジャーキングとは、釣竿を素早くあおり、リールを巻きながら元に戻す動きのことです。ジャーキングすると、シャッドが激しく動きますよ。ジャーキングすることで、小魚が逃げている動きを再現できます。ただ巻きだけでは食いつかないターゲットに有効な方法です。このとき、動かす幅を調整することで、食いつく確率を上げられます。
ポンプリトリーブをする時にはロッドの曲がりを活用
ポンプリトリーブとは、釣竿を手首で立てて、巻きながら釣竿を倒す動作のことです。シャッドが、引いては止まるという動きを繰り返すことで、魚の食いつきがよくなりますよ。また、釣竿の曲がりを活かすテクニックもあります。曲がりを活用してシャッドを泳がせると、強弱の付いた動きになります。曲がりと動作を組み合わせることで、また違った動きができますよ。
スローフローティングさせることで効果的なアクションに
スローフローティングとは、浮きも沈みもしないサスペンドタイプのルアーを、少し浮き上がるようにすることをいいます。サスペンドタイプのフックサイズを小さくすることで可能になりますよ。フックには番号があるのですが、それを1つ小さなものに変えるだけなので簡単です。少し浮き上がることで、動きが良くなるので釣りやすくなりますよ。
まとめ
飛距離が出やすいシャッドがおすすめ
飛距離が出やすいと、距離の分だけ釣るチャンスの範囲が広がります。重心移動するタイプのシャッドの方が、飛距離が出ますよ。みなさんも使いやすいシャッドを手に入れて、ぜひ釣りに行ってみてください。