使い分けや家族でのレジャーなど、複数のロッドを一度に持ち歩きたい場面はいろいろありますよね。ロッドベルトがあれば複数のロッドをまとめられて軽量なほか、ロッドの保護にも役立ちますよ。今回はおすすめのロッドベルトをランキング形式で紹介します。選び方についても解説していますので、ロッドの持ち運びをもっと効率よく行いたい方はぜひ試してみてくださいね。
ロッドベルトとは
釣竿を束ねて持ち運びしやすくするための留め具
ロッドベルトは複数の釣竿をまとめられるバンド状の留め具です。釣竿は釣り用語でロッドと呼ばれることが多く、サイズや形状もさまざま。複数のロッドを所持していると、同じロッドケースが使えない場合もあります。ロッドベルトならいろいろなロッドを束ねられるのがメリット。釣り場に複数のロッドを持っていきたいときや、2ピースロッドをまとめる際に活用できますよ。
ロッドが曲がったり破損したりするのを防げる
ロッドをまとめるときはまず太い持ち手の方を巻き付けてから、別のロッドに巻いて固定するというのが正しい使い方です。間にはさまったロッドベルトがクッション代わりになって湾曲や破損を防止できるので、持ち歩きや保管の際にも役立ちますよ。ロッドベルトは厚みがあるものが多く、数か所に分けて巻くことで横置きになった際にもロッド全体を支えることが可能。誤って転倒させた場合にもロッドが折れるリスクを下げられます。
ロッドベルトの種類
セットタイプ
ベルトが数本組になっており数か所で固定できる
ロッドベルトが数本セットになったスタンダードなタイプ。単体売りもありますが、ロッドベルトは数か所で留めて固定するのでセット売りになっていることがほとんどです。上下でそれぞれ留められるように2本組になったものがもっともシンプルな形。
3本以上がセットになったものなら、上下以外にも数か所を固定してより安定させられます。何組かに分けてそれぞれ別のロッドをまとめるといった使い方も可能。ロッドベルトは紛失しやすい部品ですので、複数あると予備代わりにもなりますね。
ショルダー付きタイプ
肩に掛けられ荷物が多い場合の持ち歩きにも便利
肩掛けできるショルダーがセットになったロッドベルトです。肩に掛けられてフィールドまで携帯するのが簡単なほか、まとめて重くなった場合でも比較的楽に持ち運べます。釣りのときは持ち物が多くなりますが、ほかの荷物も一緒に持ちやすくなりますね。
ショルダーを短めにすると肩に掛けたときにもフィットしやすく、手持ちにもできるのがメリット。長めで斜め掛けできるものや、肩当て付きのタイプも多いですよ。ロッドがむき出しになっているのでぶつけないよう注意は必要ですが、ケースよりかさばらずよくポイント移動する場合にもおすすめです。
カバー一体タイプ
先端や2ピースロッドの繋ぎ部分も覆えて破損防止に役立つ
カバーが付属しているタイプのロッドベルトです。ロッドの先端を守るティップカバーやトップカバーと呼ばれる釣り用品がありますが、それとロッドベルトがセットになっています。ロッドをまとめられて、同時に破損しやすい部分を保護できますよ。
2ピースロッドを分解した際の継ぎ手部分も覆うことが可能です。ロッドベルトを巻き付けただけで持ち歩くのは不安という場合にはとくにおすすめ。元々ロッドの先端は壊れやすい部分なので、同時に保護できれば車に積んで移動する際にも安心ですね。
ロッドベルトの選び方
機能で選ぶ
スリット付きならロッドのガイドに通せてずれにくい
ロッドには釣り糸を通すガイドが付いている場合があります。スリットと呼ばれる細長い穴が付いているロッドベルトはガイドに通して取り付けられるので、巻いた箇所で固定させることが可能。ロッドが抜けてしまうという事態も防げます。ロッドベルトによってスリットの大きさは異なるので、持っているロッドに使えるか確認してから購入するようにしましょう。
防水機能付きなら水が掛かりやすい釣り場でも安心
釣りをしていると、持ち込んだ荷物に水が掛かって濡れてしまうこともありますよね。水はねはなかなか避けられませんが、防水機能付きのロッドベルトなら多少濡れても大丈夫で、手入れの手間も掛からないのがメリット。とくに水が掛かりやすい岩場などの釣りでも活躍します。急に雨が降り出しても問題なく使えるのも便利なところです。
滑り止め防止加工付きならガイドがないロッドでもずれにくい
巻いたロッドベルトがずれてしまうと、逆にロッドを傷つけたり破損したりする原因になってしまう場合もあります。ガイドがないロッドを使っている場合、滑り止め防止加工が付いたロッドベルトがおすすめですよ。ロッドベルトの裏面がずれにくい素材になっており、しっかりフィット。滑り止めを利用してジョイントの固着を外すという使い方ができるものもあります。
素材で選ぶ
やわらかいクッション素材ならロッドをまとめても傷つくリスクが減る
ロッドベルトはロッドを1本ずつ巻き付けていきますが、複数本まとめるとロッド同士が触れ合って傷が付く可能性もあります。やわらかくて厚みがあるクッション素材なら、ロッドを巻いたときにも干渉しない間隔を保てますよ。ロッドを車内に横置きするときや、万が一誤って転倒させた場合でもクッション部分が支えとなり傷つきにくいというメリットも。
伸縮性のある素材ならロッドにフィットしいろいろな本数に対応できる
伸縮性のあるロッドベルトはきっちり巻き付けやすいのが魅力。ロッドを1本ずつ巻くときも緩みにくく、複数本をまとめるときにも対応できます。4ピースロッドをまとめる際にも使えますよ。きつくし過ぎるとロッドが曲がる原因になることも。本数が多すぎると干渉しやすくなるため、多くても4本以内を目安にするのがおすすめです。
サイズで選ぶ
15cm以下のミニサイズなら2ピースのロッドをまとめるのにぴったり
ロッドベルトは長いほど余裕が出ますが、2ピースをまとめる場合には長すぎて余ってしまう場合も。まとめる本数が少ない場合には短めのミニサイズがぴったりですよ。何回も巻き付ける必要がないので手間が掛からず、巻いた後のロッドベルトがかさばらないのもよいところです。2ピース以外にも、エギングロッドなど細めのロッドをまとめる際にも活躍します。
30cm以上のロングサイズなら太めのロッドを複数束ねることも可能
長いサイズのロッドベルトは、複数のロッドを束ねるのに便利。太めのロッドにも余裕をもって巻き付けられますね。数回巻くことによりはずれにくくなるというメリットも。本数が多くなり過ぎるとロッドが触れ合って傷つく可能性が高くなってしまいます。ロッドベルトによってはリール部分に巻き付けて保護したり、傷つきやすい部分まで巻いてカバーしたりといった使い方も可能。
ロッドベルトのおすすめブランド・メーカー
DAIWA(ダイワ)
頑丈な作りで長く使いたい場合におすすめ
グローブライド株式会社が運営している釣具専門のブランドです。ロッドベルトはセットタイプのほか、ショルダー付きやカバー一体など一通り展開がありますよ。しっかりした作りで長く使えるところも魅力的。
SHIMANO(シマノ)
シンプルでスタンダードな仕様が使いやすい
釣具を含むアウトドア用品の開発や製造を行っているメーカーです。ロッドベルトはMとLの2サイズ展開ですが、長めでいろいろなロッドに使えるところが便利。短めで手持ちしやすいショルダータイプなど、シンプルで使いやすいものが揃っています。
Abu Garcia(アブガルシア)
ほかとは少し違ったデザインで機能性も抜群
釣具の総合メーカーであるピュアフィッシングジャパンが展開するブランドの1つです。ロッドベルトはさまざまな種類があり、用途に合わせたものを選べますよ。ティップカバーがセットになっているものはDカン付きでショルダーを取り付け可能など、汎用性が高いのも便利なポイント。
Booms Fishing(ブームスフィッシング)
リーズナブルで購入しやすいところが魅力的
釣具や関連グッズを幅広く販売しているメーカーです。ロッドベルトは個数多めのセットタイプもあり、複数の箇所を固定したり使い分けしたりできます。カバーやショルダー付きなど、いずれもリーズナブルな価格帯で購入しやすいのもメリット。
おすすめ&人気のロッドベルトランキング
セットタイプでおすすめのロッドベルト
Daiwa-ネオベルト(A) ミニ (869円)
汎用的に使えるミニサイズで使い勝手抜群
幅25mmの小さめサイズが2本セットになったロッドベルトです。長さは20cmと長すぎないサイズで2ピースのほかいろいろなロッドに合い、巻き付けに時間も掛かりません。しっかりとした厚みがクッション代わりになりロッドを守ってくれますよ。
スリット付きでガイドに引っ掛けられるので、巻き付けるときにずれにくいのもメリット。伸縮性がある素材のため引っ張りながらマジックテープを留めれば、ガイドがないロッドでもきっちりまとめられます。サイズはミニタイプ含め、全部で3種類です。
L-park –ロッドベルト (680円)
リーズナブルで機能性も十分
同色6本がセットになったロッドベルトです。非常にリーズナブルでコストパフォーマンス抜群なところが魅力。6本あるので用途に合わせて使い分けできるのも便利ですね。伸縮性がある素材で巻き付けたロッドをしっかり固定することが可能。
厚さは3mmで細めのロッドに巻き付けてもかさばらず、すっきりとまとめられます。スリット付きでガイドがあるロッドにはとくにおすすめ。スタンダードなブラックのほか、見やすくてアクセントになるレッドとブルーの計3色から選べます。
YAMAGA Blanks-PG Rod Belt 大 (1,650円)
強力な防滑ゴムでジョイントの固着にも対応できる
35cmの長めサイズが2本セットになったロッドベルトです。ブランド名のロゴが入ったタグがクールな印象。裏面の一部に防滑ゴムが縫い込まれており、ロッドにフィットして抜けづらいので安心して使用できますね。
ロッドのジョイント部が外れないときに活用できるのも注目ポイント。防滑ゴムの部分を巻き付けて握るとしっかりホールドされるので、もう片方の手でロッドを回しながら引っ張れば取り外せますよ。ロッドが濡れていても滑り止め効果が持続するのも便利なところ。
オルルド釣具-ロッドベルト 6本セット (777円)
カラーバリエーション豊富で使い分けも可能
同色6本がセットになったスリット付きのロッドベルトです。豊富なカラーバリエーションで、ロッドベルトには珍しい迷彩柄があるのが魅力。好みの色を選んだり複数購入して使い分けしたりすることもできますね。
マジックテープは横幅が小さめの仕様になっており、巻いて留めたときにもたつきにくいのがメリット。裏地はやわらかいクッション素材でこすれて傷つかないよう工夫されています。滑り止め加工付きでロッドが抜け落ちにくく、ガイドがない場合でも安心。
SHIMANO-ロッドベルトBE-012G L (1,144円)
ロングサイズで複数本のロッドを束ねられる
シンプルなデザインとロゴの組み合わせがかっこいい2本セットのロッドベルトです。Lサイズの幅は50mmと大きめなので、束ねたときに安定感がありますよ。表はベルクロジャージ素材でマジックテープをしっかり固定できます。
裏面にはクロロプレンゴムを使用しており、丈夫で耐久性に優れているのが特徴。ロッドベルトは消耗品といわれていますが、長く使えればコストが抑えられるのも嬉しいですね。シルバーのタグがおしゃれなアクセントになっていて、ロッドと同じブランドとして揃えて使うのもおすすめ。
ショルダータイプでおすすめのロッドベルト
Abu Garcia-ロッドキャリーショルダーベルト (2,119円)
ちょっとした持ち歩きに便利なハンドル付き
ロゴ入りのロッドベルト2本とショルダーのセットです。ショルダーの長さは76から120cmまで調節でき、斜めがけにすることも可能。滑り止め付きのハンドルも付属しているので手持ちも楽にでき、移動が多いフィールドでも活用できます。
ロッドベルトにはやわらかい面ファスナーが使われており、複数本でも簡単にまとめられるのが便利。ロッド以外に、ランディングネットなどを携帯する場合にも使いやすいですよ。ショルダーを最短にすればかさばらず、コンパクトに収納できます。
釣king-ロッドキャリーベルト (748円)
リーズナブルなうえしっかりした造りが魅力的
余計な装飾がないシンプルなロッドベルトとショルダーのセットです。肩に担ぐほか斜めがけも可能なので、自転車での移動の際にも使えます。肩当て付きでおさまりがよく、持ち運ぶときにも負担が少なく済みますよ。
複数本はもちろん1本でも携帯できるので、荷物をなるべく少なくしたい場合に便利ですね。ロッドベルトには厚さ4mmのクロロプレンが使用されており、伸縮性やクッション性に優れています。非常にリーズナブルで試しに使ってみたいという場合にも購入しやすいですね。
Daiwa-ネオショルダーベルト(A) (1,600円)
スリット入りでずれにくく安定感がある
ブランドロゴ入りのロッドベルトとショルダーのセットです。ロッドベルトは32cmと少し長めのサイズで、複数の場合だと2本から3本程度のロッドを束ねられますよ。スリット入りでガイドに引っ掛けられてずれにくく、巻き付けも簡単。
マジックテープも強めでしっかり固定できるため簡単に外れず安心ですね。肩当ては柔らかい素材で滑り止めも付いています。担いだときに自然にフィットし、疲れにくいのも嬉しいところ。両手が開くので荷物が多い際の持ち歩きにもぴったりですよ。
REAL METHOD-ハンドルロッドベルト (1,079円)
ハンドルと短めのショルダーでスマートに持ち歩ける
ロッドベルトとハンドル付きショルダーのセットです。手持ちでの持ち歩きも簡単にできるほか、短めのショルダーで肩掛けしたときもスマートにおさまります。移動のスタイルに合わせて持ち方を変えられるのでさまざまな場面で活躍しますよ。
クロロプレン素材を使用しているため防水性が高いのがメリット。ロッドケースと違いいちいちしまう必要がなく、水で濡れていても使えるのでおかっぱりなど移動が多い際にも便利ですね。ロッドベルトの長さは33cmで複数本にも対応可能。
カバー一体タイプでおすすめのロッドベルト
Booms Fishing-保護用ロッドティップカバー (999円)
大きめのティップカバーで長めのロッドにも使いやすい
ティップカバーとロッドベルト1本のセットです。ティップカバーは厚みが3mmあり衝撃に強く、破損しやすい先端や繋ぎ目を守ります。内部はロッドを分けられるよう仕切りが付いており、ぶつかって傷つかないのが嬉しいところ。
ティップカバー付属のベルトではずれないようにしっかり固定できますよ。ネオプレーン素材で水にも強いので、釣りが終わった後にも問題なく使用することが可能。大きめサイズのため、長めのロッドに使うのもおすすめです。
タカ産業-トップカバー A-0089 (480円)
小さめサイズで2ピースや細めのロッドにぴったり
ロゴ入りのティップカバーとロッドベルトのセットです。ティップカバーは全長15cmほどの小さめサイズで、下部のベルトで留められる簡易仕様。クッション性がある素材で2ピースロッドの繋ぎ目を保護できます。
ロッドベルトも幅250mmとスリムでかさばらないのがメリット。アジングなどとくにやわらかい先端のロッドにも重宝しますよ。カラーは3種類ありリーズナブルな価格なので、複数購入しての使い分けもしやすいですね。
GEECRACK-ロッドメッシュカバー GEE7172 スピニングタイプ (1,980円)
2つのカバーで2ピースロッドを分けて保護できる
カバーが2つ付いたスピニング用のロッドベルトです。細い方に先端側、太い方に持ち手側を入れられる構造になっています。2ピースロッドを分けて入れるだけで、傷つかないよう保護できるのが便利なポイント。
カバーに付属しているマジックテープのロッドベルトで固定すれば簡単にまとめられますよ。メッシュ素材で通気性がよく、濡れたロッドを入れてもすぐ乾きます。カバーを付けたまま水をかけてロッドを軽く洗い流すといったことも可能。
Abu Garcia-ロッドティップカバー&ベルト (2,240円)
長めのティップカバーでロッドの大部分を守れる
大きめのティップカバーとロッドベルトのセットです。ティップカバーは全長約73cmと長めのサイズになっているのがポイント。先端だけでなくロッドの大部分を覆うことができるので、持ち運びのときにも安心ですね。
開口部は大きく開くのでロッドの出し入れがしやすく、マジックテープと下部のベルトで固定できます。ネオプレーン素材が使われており、やわらかくロッドを傷つけにくいのも嬉しいところ。ティップカバーはDカン付きで、別売りのロッドキャリーショルダーベルトと併用すれば携帯にも便利ですよ。
まとめ
使いたいロッドや場面に合ったロッドベルトがおすすめ
ロッドベルトはサイズが長めだと多めの本数もまとめられ、細いものは2ピースロッドにぴったり。タイプによって使い勝手がそれぞれ異なるため、ロッドや使う場面に合わせたものを選ぶのがおすすめです。セットタイプは数か所をまとめられて保管の際にも活用でき、個数が多ければ使い分けもできますね。ショルダータイプは1本や複数本も携帯しやすく、徒歩や自転車などでの移動が多い場合に便利。カバー一体タイプは繊細なロッドの先端や繋ぎ目を守れるので、持ち歩きはもちろん車に積む際にも付けておくと安心ですよ。今回はおすすめのロッドベルトをランキング形式で紹介しました。大切なロッドをまとめる際にぜひ役立ててみてくださいね。