バッティングの相棒となるバットは、じっくりと選びたいものです。実際に自分で試し打ちをしてみて選ぶことができれば理想ですが、現実的には不可能ですね。そこで、今回はおすすめの軟式バット人気比較ランキングをご紹介。バットは素材や重さ、長さなど選び方にポイントがあるので詳しく解説します。是非お気に入りのバットを見つけて、バッティングを楽しんでくださいね。
軟式バットの特徴
すべての軟式ボール規格に対応
軟式バットは軟式ボールを打つときに使用します。とはいえ、軟式ボールには小学生向けの小さなものから、大人用の大きなものまで存在します。また、2016年には軟式ボールの規格が変わり、現在のバットを継続して使用できるか不安の人もいるでしょう。しかし、ご安心ください。軟式バットは現在すべての軟式ボールに対応しています。使用するボールの規格を心配する必要は一切ありませんよ。
硬式バットよりも軽く子供も使うことができる
小学生や中学生など、身体が大きくなる前に重いバットを振らせるのはケガの原因になると考える人たちも少なくありません。軟式バットの重さは700g程度であり、硬式バットに比べて200gほど軽い傾向があります。そのため、子供も安心して使用することができます。
軟式バットの種類
金属バット
木製バットに比べて芯が広い
素材にジュラルミンやアルミなどが使われています。金属でできているため、木製バットとは違い、折れるということはないでしょう。長く使用できるため、予算が限られている部活動やサークル単位での購入なら、選んではいかがでしょうか。
また、あたると長距離が期待できる、バットの芯と呼ばれる部分があります。金属バットは比較的この芯の部分が広く、初心者におすすめです。ある程度のミート力がなくても振りぬくことができ、ヒット性のあたりが期待できるでしょう。
木製バット
芯にあたるとかなり飛距離がでる
素材にはアッシュやハードメープル、ヒッコリーなどが使用されています。木でできているためバットがしなりやすく、その反発による飛距離が期待できます。さらに芯が狭い分、あたるとかなりの飛距離が期待できます。ミート力に自信がある人は是非使用してみてくださいね。
プロ野球選手はルール上、全員木製バットを使っています。あこがれの選手に近づくといった意味でも、木製バットは魅力的です。木製バット特有の打球感も、バッティングの楽しさを増大させる要素の一つでしょう。
複合バット
反発力が高く、軽い力でもボールが飛んでいく
素材には主に金属とウレタンが使われています。ウレタンは反発力が極めて高く、力に自信がなくてもボールを飛ばすことができるでしょう。また、軟式ボールがバットに潰されて威力を失ってしまうということもなく、スイングスピードが速い人にもおすすめです。
ボールの規格がM号に変更され、反発性を追い求めた複合バットが注目されています。多くのメーカーが開発を進めているため、その種類は膨大です。選ぶのが大変そうですが、この記事を読めば解決につながるでしょう。
軟式バットの選び方
長さで選ぶ
自分の腕の長さに合わせるのがポイント
振りやすさ、当てやすさを重視するにあたって、バットの長さ選びは重要です。体の大きさによってストライクゾーンは変わるため、悩む方も多いでしょう。バットの長さは基本的に、腕の長さに合わせます。脇から指先までの長さを測り、その値に1.3を掛けてください。それが自分に合うバットのおおよその長さです。例えば、腕の長さが60cmの場合、78cmが適正長さとなります。
初心者は短めがおすすめ
長いバットはその遠心力により、長距離を打つことができます。しかし、バットが長い分、自分の手元から遠い位置にバットの芯があるため、高いミート力を必要とします。また、基本的にバットが長くなると重量も重くなりがちです。初心者は腕に対して短いバットから始め、慣れてきたら長いバットに変えるというのが理想的でしょう。
重さで選ぶ
自分がやや軽いと感じる重さがおすすめ
バットは軽いものと重いものでは、約数百グラムの差があるため、選ぶのは難しいです。重さ選びのポイントは少し軽いと感じる重さを選ぶことです。重いバットを選んでしまうと、フォームが崩れてしまって、ミート力の低下に繋がります。確実に振り切れる重さを選んで、自分の思い通りのスイングをできるようにしましょう。
より長打を狙いたい人は少し重いバットがおすすめ
バットは重い方がより遠くにボールを飛ばすことができます。しかし、バットコントロールが難しくなるため、ある程度のミート力が必要とされるでしょう。まだ自分のフォームが出来上がっていない初心者の方や、身体の小さい子供には適していません。ある程度バッティングに自信のある方、長打を狙いたい人にはおすすめです。
重心位置で選ぶ
ミートを重視したいならミドルバランスがおすすめ
バットには重心位置はトップバランスとミドルバランス、カウンターバランスの3つに分けられます。それぞれ重心を先端、中間、手元に置いているということです。バットの芯ではなく、重心位置であることに注意。好みが分かれるところですが、ミートを重視したい方は重心が真ん中にあり、安定しているミドルバランスがおすすめです。
より長打を狙いたいならトップバランスがおすすめ
トップバランスはヘッドスピードが速くなるため、打球が遠くに飛ぶようになるのがメリット。しかし、その分遠心力が働くため、バットコントロールがしづらくなります。初心者や力に自信のない人は扱いづらいです。もし選ぶなら、力強く振りぬける自信がある重さを選ぶことがポイント。軽量でトップバランスのバットもあるのでおすすめですよ。
軟式バットのおすすめブランド・メーカー
MIZUNO(ミズノ)
絶大な人気を誇るビヨンドマックスを開発
スポーツ業界に数多くの商品を出品しているミズノ。軟式バットに関しても例外ではありません。軟式野球では今日、打球部の柔らかいビヨンドと呼ばれるバットが注目されています。ミズノは非常に高い反発力を持つビヨンドマックスというバットを開発し、その売り上げはトップレベルです。
ZETT
スポーツ製品の大ベテラン
ZETTは創設100周年を超える老舗のメーカーです。スポーツ製品の取り扱い数において業界最大級のため、ひとりひとりのニーズに合う商品が見つかるでしょう。軟式バットの種類も豊富であり、細かな部分までこだわりたい方におすすめです。
SSK
プロ野球選手やメジャーリーガーにまで愛されている
SSKのマークがついたバットは野球中継を見ているとよく目にします。SSKは野球少年からプロ野球選手まで、多くの人に愛されています。その人気は日本にとどまらず、メジャーリーグでもシェアを誇っています。憧れの選手と同じバットを使いたい人におすすめですよ。
久保田スラッガー
軽量バットでミートを支援
スラッガーという名前ですが、比較的軽量のバットを得意としています。単打を狙いたい方におすすめです。また、バントやバスターのような小技やテクニックを駆使する方にもいいですね。プロ野球では俊足バッターやバントを得意とする選手に愛されています。
おすすめ&人気の軟式バットランキング
金属製でおすすめの軟式バット
ルイスビルスラッガー(Louisville Slugger)–AC21 WTLJRB21A ls21ss (13,200円)
超々ジュラルミンの力でボールと遠くに飛ばすことができる
このバットは超々ジュラルミンでできています。超々ジュラルミンとは工業製品や飛行機部品などに使われる、いわゆる強いアルミです。ボールが当たった時の反発力が強いため、ビヨンドのようにボールを遠くに飛ばすことができるでしょう。
こちらは中学生、高校生、一般と幅広い層に人気です。83cmと84cmの2サイズ展開しており、いずれも軽量でトップバランスです。ビヨンドのような長打力を維持しつつ、金属バット特有の打球感を楽しめますよ。
ZETT (ゼット)-ANDROID MG ゴールド1982 BAT32023-1982 (12,078円)
パワーを効率的にボールに伝えることができる
テーパー部の強度をさらにアップさせたダブルステッピング構造を採用しています。これにより、打撃時のバットの逆反りが抑えられます。よって、スイングスピードやパワーをより効率的にボールに伝えることができるでしょう。
さらに、バットの縦方向に特殊磨き加工を行うことにより、ボールを確実にとらえます。そのため、気持ちの良い打球感と、ボールに高回転のスピンを与えます。ミドルバランスでありながら、長打も十分に狙えますよ。
SSK (エスエスケイ)-軟式JR金属BAT サカモトモデル SBB5016 (4,356円)
初心者の方や子供も扱いやすいスペック
長さ74cm、重さ465gと少年野球向けとなっています。このバットはSSKバットを愛用している、坂本選手のバットをモデルとしています。プロ野球選手に憧れている子供にはうれしい一本ですね。ブラックとオレンジを基調としたかっこいいデザインとなっています。
長さの短いバットであるうえに、ミドルバランスであるというところも特徴の一つでしょう。重心が安定しているため、振りぬきやすさやミートのしやすさは十分期待できます。初心者の方が初めに買うバットとしてもふさわしいです。
久保田スラッガー-BrowbeatV1 ka-6504 bat-86 (15,400円)
メーカー独自のキャップで高いバットコントロールを実現
バットの先端に広いくぼみのあるキャップを採用することで、バットコントロールを向上させたデザインとなっています。このヘッドキャップはスラッガー完全オリジナルです。素材には高反発で高強度な超々ジュラルミンが使われていますよ。
また、スーパートップバランスであることも特徴です。重量約710gと、一般向けのバットの中では軽い方ですが、遠心力は十分に生かすことができるでしょう。そのためミート力を損なわずに長打も狙えるお得なバットですよ。
ビヨンドでおすすめの軟式バット
MIZUNO (ミズノ)–ビヨンドマックス レガシー 1cjbr157 (49,500円)
飛び派の期待に応える歴史的なバット
ウレタン肉厚と細いFRPが合わさってできています。細い芯形状を実現したことで反発力が高まり、非常に高い飛距離を期待できます。さらにこのバットはトップバランスであるため、ロングヒッターの方は見逃せませんよ。
近年、規格が変わった軟式ボールを分析したうえで施されたバットの硬度バランス。ミズノ独自のNEWウレタン素材を使用しており、かつてない反発力と飛距離をもたらします。ベストのさらにその先を追及したミズノの自身のある一本です。
ASICS(アシックス)-DUAL FLASH XX 3121A755 (17,773円)
飛びと打感を一本にまとめたDUAL構造バット
ウレタン素材は、復元力の高さなどから肉厚にするほどよりボールをはじき返すと言われています。このバットの最大厚肉は業界史上トップレベルの最高の約23.5mmとしており、飛距離アップが期待できます。この肉厚感はアシックスでしか味わえないでしょう。
ウレタン素材が最も薄い部分は8.0mmで、しっかりとした手ごたえと打感を得ることができます。どの部分で打つか分かりやすいように、ウレタン素材の厚い面と薄い面で異なるデザインが採用されています。そのため、打撃スタイル、打感の好み、シチュエーションにより打ち分けが可能ですよ。
MIZUNO (ミズノ)-ギガキング 1CJBY13880 6203 (32,780円)
高い反発力でギガ飛びを実感できる
打球部にはフラルゴPUフォームが採用されています。これは、ボールを柔らかく受けとめる弾性力と、しっかり弾き返す復元力を両立させる新素材です。力に自信のない人から上級者まで、だれもが飛距離の違いが実感できるでしょう。
反発力を向上させるとバットの耐久力が犠牲になりがちです。ギガキングは先ほど紹介したフラルゴPUフォームの採用とFRP製芯材の改良でこの問題を解説しています。耐久力を気にせず、長く愛用できますよ。
MIZUNO (ミズノ)–ビヨンドマックスオーバルVA 1CJBR15984 2103ai (28,050円)
飛びと打感を兼ね備えたオーバル構造
楕円形の芯材が中に入っているバット。芯材の面の部分は、ボールトの接地面が大きくなり、打球が前方に飛びやすいです。素材はカーボンとグラス、ポリウレタンからできており、高反発が期待できます。一方、芯材の凸の部分は覆っているポリウレタンの厚みが薄くなるため、打撃時にしっかりとした感触が伝わります。
一方、芯材の凸の部分は覆っているポリウレタンのが厚みが薄くなるため、打撃時にしっかりとした感触が伝わります。また、トップバランスであるため、長打を狙いたい人やヘッドの効いたスイングができる人におすすめです。普段味わえない、打撃面によって変わる打感を楽しむことができますよ。
飛距離を重視する人におすすめの軟式バット
ASICS(アシックス)-レガートゼロ 3121A266 412 (47,520円)
空気の力で飛ばす新構造複合バット
反発を追及していった結果たどり着いた、Air Bump構造。空気が入る新構造で、今までにない飛びを実現しています。反発係数は従来のアシックスのバットの約1.13倍で、今までのバッティングの常識を覆すでしょう。
さらにこのバットは自分のスイングレベルや、投手の急速に合わせて反発を調整できます。バットの先部分にはエアー注入口がついており、空気圧を調整することができます。空気圧は約2.5から3.5気圧まで調整可能です。
SSK(エスエスケイ)-MM18 SBB4023 (39,600円)
空気の力で飛ばす新構造複合バット
飛距離を求め、ウレタンを厚くしていった結果生まれたMM18。ウレタン厚さはなんと18mmにもなるのです。ウレタンを厚くすると重量が重くなってしまいますが、芯棒とウレタン部の構造を工夫しています。そして、重量がありながらも振り抜きやすさを実現しています。
ウレタンそのものにも高反発素材を採用しています。しっかり弾き返す反発力により芯部分での反発係数アップ。さらに、トップバランスでとにかく飛距離にこだわりたい人におすすめの一本といえるでしょう。
ASICS(アシックス)-BURST IMPACT EX BB4035 (36,960円)
広い範囲で強いインパクトを得られる
軽量で高強度なジュラルミン素材の芯に、高反発発泡ウレタンを採用。これにより広い範囲でインパクトが得られるようになっています。芯を外しても満足のいく打撃感覚が得られ、当たり負けすることなく振りぬけますよ。
さらに、先端にある50gもの重りが打撃の強いインパクトをサポートします。この重量を振りぬけるパワーヒッターにおすすめです。また、パワーに自信がない方でも、遠心力を使って十分に飛距離を出せるでしょう。
ZETT (ゼット)–ブラックキャノンZ2 (23,096円)
強烈な弾きを利用してライナーで飛ばすことができる
打撃部に三重管構造を採用しています。最外層と中間層の間に特殊なラバーを内蔵。これにより大きなたわみを瞬時に復元でき、ボールを強く速く弾いてくれます。ライナー系の打球が飛びやすく、いい打球感が得られますよ。
またこのバットはハイブリッド構造となっています。打撃部側と比較し、よりグリップ側の強度を上げることで、インパクト時のバットの逆反りを抑えることができます。この構造はスイングパワーをそのままバットに伝えてくれるでしょう。
Rawlings(ローリングス)–HYPERMACH AIR TI BR0HYMAIT (36,410円)
エアポケットにより初速の速い打球を繰り出せる
打球部にエアポケット構造を導入。この構造は空気の力により、打球の初速をアップさせてくれます。そのため打球が内野を抜けやすく、よりヒット性のあたりを増やしてくれるでしょう。低弾道のバッターにはぴったりですね。
また、チタン合金と100%カーボンのハイブリットチューブを内装しています。そのため軽さと反発性を兼ね備えており、振り抜きやすく飛びやすいバットとなっています。トップバランスであるため、パワーヒッターにも対応しています。
まとめ
自分の身体と目的に合った軟式バットがおすすめ
より長打を狙いたい方は、トップバランスで重量のある複合バットがおすすめです。ボールの質量に負けず、反発してくれることでボールはより遠くに飛んでいきます。ミドルバランスや軽量バットなどは、バットコントロールがしやすいため、初心者の方にいいですね。今回はおすすめの軟式バットをご紹介しました。是非あなたの身体と目的に合ったバットを見つけて、バッティングを楽しんでくださいね。