時間をかけず部屋全体を素早く暖めることができたら嬉しいですよね。そこでおすすめしたいのが電気ストーブです。スイッチを入れるだけですぐ暖かさを実感でき、コンパクトで待ち運びがしやすいことも電気ストーブの利点です。この記事ではおすすめの電気ストーブをランキング形式で紹介します。また電気ストーブには暖房方式に種類があるので、用途にあわせた選び方も詳しく解説します。お部屋に合った最適な一台を見つけて、快適な日常を過ごしてくださいね。
部屋全体を暖める電気ストーブの特徴
暖まる速度が速い
電気ストーブの大きな特徴の一つは高い速暖効果です。スイッチを入れてから暖まるまでの時間が非常に短いのが魅力です。また、灯油やガスストーブはその都度燃料の補充が必用になりますが、電気ストーブはコンセントさえあればすぐ暖めることが可能です。
石油ストーブに比べ持ち運びがしやすい
電気ストーブは小型で軽量のタイプが多く、持ち運びがしやすいことも大きな特徴です。石油ストーブは製品本体の重さに燃料の重さも加わるので、気軽に持ち運びするには不向きです。女性やお年寄りが使う暖房器具としても、電気ストーブはおすすめですよ。
部屋全体を暖める電気ストーブの種類
放射式
即暖性が高い
電磁波の一種である赤外線や熱を放出し暖めるタイプを放射式と呼びます。代表的なものにはハロゲンヒーターやカーボンヒーターがあります。広範囲を暖めることは不向きなので、脱衣所や台所といった狭い空間の暖房として適しています。
放射式は空気を暖めるのではなく、赤外線が当たった対象を直接暖める仕組みになっています。温風式のように暖めた空気をファンで室内に送るタイプではありません。デスクの下やトイレに設置し、足元など直接体を暖めたい方におすすめです。
温風式
温風によって体感温度が上がりやすい
電気で加熱した電熱部にファンで風を送り、暖かくなった空気を室内に送風するタイプを温風式と呼びます。温風によって部屋中に暖かさが充満するので、体感温度が上がりやすくなります。温風式のタイプではセラミックファンヒーターが一般的で、6畳から8畳程度の部屋なら十分暖めることができます。
温風式にはセラミックファンヒーターの他に石油やガスを燃料にするタイプがあります。石油はその都度補充が必用で、ガスは室内にガス栓がないと利用できません。その点セラミックファンヒーターはコンセントがあればどこでも利用できて便利です。
部屋全体を暖める電気ストーブの選び方
省エネで選ぶ
手動で節電をしたいならワット数単位の電力切り替え機能付き
電気の使い過ぎに注意したい方は、ワット数単位で電力切り替えが出来る機能付きタイプを選びましょう。電気ストーブによっては電力切り替えが弱中強といった単純な表記しかないものもあり、節電には不向きです。放射式電気ストーブの消費電力を例にあげると、1時間当たり500Wで約13.5円、1000Wで約27円となります。消費電力を元にこまめに節電したい方はワット数単位で電力切り替えができる電気ストーブを選びましょう。
自動で節電をしたいならエコモード機能付き
節電はしたいけれどこまめに調整をするのが面倒という方には、エコモード機能付きタイプをおすすめします。エコモードには様々な機能があり、近くに人がいる時だけ暖める人感センサーや、部屋が暖まり過ぎると自動で温度調整する機能などがあります。エコモードは手間のかからない節電機能ですが、安全面としても優れています。小さな子供やお年寄りのいる方にもおすすめですよ。
設置場所で選ぶ
脱衣所やキッチンといった狭い場所に置くなら邪魔にならない小型サイズ
電気ストーブは小型で持ち運びのしやすいタイプが多く、脱衣所やキッチン、デスクの下など狭い場所で使う暖房器具として優れています。足元などを部分的に暖めたい方は、ハロゲンヒーターやカーボンヒーターといった放射式を選びましょう。部屋全体を均等に暖めたい方は、温風式のセラミックファンヒーターをおすすめします。
リビングや寝室といった広い場所にはパワーのある大型サイズ
リビングや寝室といった広い場所を暖める場合は、大型サイズの電気ストーブを選びましょう。小型でハイパワーのタイプもありますが、暖まるまでかなり時間がかかり電力も無駄に消費してしまいます。広い場所に設置する際は暖める範囲が狭い放射式の電気ストーブではなく、熱が広範囲にいきわたる温風式で大型のタイプを選びましょう。
機能性で選ぶ
小さな子供やペットがいる方には安全な自動電源オフ機能付き
電気ストーブは軽量で持ち運びがしやすい反面、設置した製品が倒れやすいというデメリットがあります。小さな子供がいる方やペットを飼われている方は、自動電源オフ機能付きタイプを選びましょう。また子供やお年寄りが誤って操作して火傷を負わないために、チャイルドロック機能が備わったタイプを選ぶこともおすすめです。
暖まり過ぎを防ぐためには温度調整機能付き
暖房の効きすぎが原因で体に負担をかけてしまう暖房病をご存じでしょうか。電気ストーブで暖められた空気は部屋の上方に行くため、上半身、特に頭部が暖められることになります。暖房が効きすぎると頭痛やめまい、のぼせ、肌の乾燥などが生じ、体に負担をかけてしまいます。小さな子供に留守番をさせたり、就寝の際に電気ストーブをつけたまま眠ったりしたい方は温度調整機能付きのタイプを選びましょう。
部屋全体を暖める電気ストーブのおすすめブランド・メーカー
ニトリ
リーズナブルな価格とシンプルなデザインが魅力
ニトリの商品は生活に馴染むシンプルなデザインが特徴です。価格もリーズナブルで、手に取りやすいものが殆どです。電気ストーブもサイズやカラーが豊富に揃っており、お部屋に合ったものを選ぶことが出来ます。
Aladdin(アラジン)
レトロで個性的なデザインを好む方におすすめ
設立当初は石油ストーブをメインに開発していたアラジン。技術を他の製品に応用しトースターやグラファイトヒーターも販売しています。レトロなデザインはアラジンの代名詞となっており、他のメーカーとは違う個性的な電気ストーブを好む方におすすめです。
YAMAZEN(ヤマゼン)
サイズバリエーションが豊富で低価格も魅力
機能性や価格帯など幅広い種類の家電を揃える老舗ブランド山善。暖房器具もオイルヒーターからコタツまで様々なラインナップが展開されています。温風式や放射式に問わず低価格で高機能な電気ストーブが多いので、用途に合った納得の一台が選べるのではないでしょうか。
CORONA(コロナ)
独自の高輻射ブラックセラミックコーティングにより体の芯まで暖める遠赤外線が魅力
コロナは、寒冷地用の本格的なストーブや石油ストーブで有名です。独自の高輻射ブラックセラミックコーティングを施したシーズヒーターも人気。人体に吸収されやすい3ミクロンから20ミクロンの遠赤外線がたっぷり放出される設計になっており、放射式ながら広範囲を暖めることが可能です。
おすすめ&人気の部屋全体を暖める電気ストーブランキング
省エネでおすすめの部屋全体を暖める電気ストーブ
アイリスオーヤマ-人感センサー付き大風量セラミックヒーター (6,980円)
人感センサーが人の動きを察知して自動でONとOFFが切り替わる
人感センサーは人の動きを感知し運転をコントロールします。人の動きを検知せずそのまま運転されたとしても12時間を経過すると自動で電源オフに切り替わります。温度の過度な上昇で起きるヒートショック対策にも効果的です。
セラミックヒーターは灯油やガスなどの燃料を使わないので、部屋に嫌な臭いが充満しません。換気をすることがなく部屋の暖かさを保つことが可能です。節約効果と安全性を兼ね、尚且つリーズナブルな暖房を探している方におすすめです。
CORONA(コロナ)-コアヒート (22,600円)
ゆらぎ運転で体感温度を察知し定期的に出力をセーブ
独自に開発したブラックセラミックコーティングシーズーヒーターが魅力です。ブラックセラミックコーティングは人体に吸収されやすい3ミクロンから20ミクロンの遠赤外線を豊富に放出します。赤外線が当たる箇所だけではなく、体の芯から暖めることができますよ。
体感温度を考え定期的にパワーをセーブするゆらぎ運転機能によって、電気代を29パーセントから39パーセント節約可能。1150ワットのハイパワーなので広い範囲を暖めることができます。リビングや応接間など広いスペースに利用したい方におすすめです。
YAMAZEN(ヤマゼン)-セラミックヒーター (7,980円)
人感センサーとオートオフ機能で消費電力を節約
5段階の温度センサーによって、お好みの室温を自動で保つことが可能です。暖房のつけっ放しを防ぐオートオフ機能や人感センサーも付いています。自動で効率的な節電をしてくれることも大きな魅力ですね。
風量は二段階切り替えができ、静音とターボモードがあります。速暖性を求めるならばターボモードを使い、部屋が暖まったら静音モードで室温を保つ利用方法がおすすめ。シンプルで多機能、そして低価格が魅力のモデルですね。
コイズミ-電気ストーブ (12,100円)
暖かさをワット単位で三段階に切り替えられる
電源を入れてからわずか0.2秒で立ち上がり、すぐ暖かさを実感することができます。本体が浮いたり転倒したりした場合、通電を停止するので安全性にも優れています。スリムなたて型なので起き場所をとらないことも利便性がありますね。
ワット数を800ワットと500ワットと200ワットの三段階で切り替え可能です。本体サイズは訳78センチの高さがあるので、広範囲を暖めることができます。狭いスペースに速暖性のある電気ストーブを設置したい方におすすめです。
テクノス-セラミックヒーター (3,980円)
過熱防止機能で温度の上がり過ぎを自動に察知し電力を抑える
コンパクトなデザインとシンプルな操作性が魅力のセラミックファンヒーターです。風量と風向きの切り替えができ、石油やガスといった燃料を使わないので無臭で気になりません。非常に軽量なので持ち運びやすいことも便利ですね。
軽量な製品なので転倒も懸念されますが、自動オフ機能がついているので安心です。節電に効果的な過熱防止機能もあり、電力量の使い過ぎを防ぎます。お子さまやペットを飼っている方におすすめのモデルですね。リーズナブルな価格もおすすめポイントです。
おしゃれでおすすめの部屋全体を暖める電気ストーブ
Aladdin(アラジン)-遠赤グラファイトヒーター (45,000円)
レトロモダンでおしゃれなデザインはインテリアにこだわる人におすすめ
どこか愛着のある懐かしいデザインが魅力のアラジン。暖房器具としての実績もさることながら、お部屋のインテリアとしても存在感は抜群です。暖房の立ち上がりも0.2秒と素早く、すぐ暖まることができます。
アラジン独自の指向性が高いグラファイトは、暖かさを遠くまでいきわたらせることができます。チャイルドロック機能も搭載しているので、小さな子供がいても安心。電気ストーブとして高性能なのはもちろん、インテリアとしてのデザイン性を求める方におすすめです。
BRUNO(ブルーノ)-カーボンヒーター (16,500円)
石油ストーブのような可愛いデザイン性に加え人感センサーや静音設計など機能面も魅力
ノスタルジックなカラーと独特のフォルムが魅力のブルーノは、おしゃれな生活雑貨で有名な株式会社イデアインターナショナルが手掛けています。石油ストーブのようなデザインがレトロ感をより一層際立たせています。製品自体が縦長なので、スペースを取らずに設置することが可能。
カーボンヒーターながらファンを搭載しているので、部屋全体に暖かい空気を送り込むことができます。熱源がカーボンなので室内の空気を汚しません。さらに人感センサーも搭載しているので節約性にも優れています。デザイン性と節約を兼ねた暖房をお探しの方におすすめですね。
cado(カドー)-電気ヒーター (24,800円)
amadanaのデザイナーとSONYのエンジニアが作るスリムでスタイリッシュな電気ヒーター
スタイリッシュなデザインが一際目を引くカドーの電気ヒーター。優れたデザインの秘密はamadanaのデザイナーとSONYのエンジニアの開発によるものです。無駄なデザインを削ぎ落した近未来的なフォルムが特徴的ですね。
左右約70度の首振り機能で広範囲を暖めることが可能です。電熱線部分は赤く発色しすぎず、インテリアの妨げになりません。電気ストーブのデザインにこだわる方でも、ブランド性を特化して選びたい方におすすめです。
±0(プラスマイナスゼロ)-カーボンヒーター (5,940円)
圧迫感のない丸みのある三角フォルムはどんなインテリアにも相性抜群
コロンとした三角フォルムが特徴のカーボンヒーターです。製品の高さは約35センチと低く抑えた設計になっているので、コンパクトで圧迫感がありません。和洋問わずどんなお部屋にもマッチするデザインになっています。
天面のダイヤル式のスイッチを回すだけのシンプルな操作性。首振り機能もついているので、コンパクトながら広範囲を暖めることができます。脱衣所やトイレなど狭い場所にオシャレな暖房を設置したい方におすすめです。
HERMOSA(ハモサ)-レトロヒーター (7,590円)
70年代のアメリカやヨーロッパの普遍的デザインを現代的に落とし込んだデザインが魅力
どんなお部屋にも設置するだけでレトロな雰囲気を醸し出してくれるハモサのロングセラーです。暖房器具としてのみならずインテリアとしても長く愛用できます。スイッチを入れるだけですぐ暖かさを実感できる速暖性も魅力ですね。
ハモサは鎌倉市の稲村ヶ崎に本拠地を設けています。アメリカやヨーロッパのヴィンテージを日本のマーケットに落とし込んだ製品を多く企画しています。本格的にレトロな雰囲気を求める方におすすめのメーカーです。
一人暮らしでおすすめの部屋全体を暖める電気ストーブ
±0(プラスマイナスゼロ)-リフレクトヒーター (14,300円)
持ち運びしやすいコンパクトサイズながら400Wで1000W相当の暖かさを実現
高効率反射板によって拡散しがちな熱を集中させることができます。400ワットの消費電力で1000ワット相当のあたたかさを生み出すことが出来る省エネ設計になっています。コンパクトなサイスながら自動首振り機能で広範囲を暖めることも可能。
デスクワークやキッチンの足元に設置するなど、狭いスペースに収まるサイズ感も魅力です。電源さえ確保できればキャンプのテント内でも活躍しますね。コンパクトサイズと暖かさにこだわる方におすすめです。
アイリスオーヤマ-遠赤外線電気ストーブ (5,970円)
ブラックコートされたシーズヒーターは少ない出力で体の芯まで暖める
本体の上部についた取っ手は、デザイン性と持ち運びがしやすいという両面を満たしています。転倒時の自動オフ機能や温度の上がり過ぎを察知する温度ヒューズ機能も搭載され、安全性も優れています。薄型なので場所をとらない点も良いですね。
熱源であるニクロム線をブラックコートし、通常よりも遠赤外線が多く放射されやすいことも特色。ブラックコートしていないニクロム線を用いた電気ストーブに比べ身体の芯まで暖まることができます。サイズ的にも機能的にも一人暮らしにぴったりな電気ストーブです。
Three-up(スリーアップ)-スチーム機能付 スマートストーブ (6,080円)
スチーム機能付きで冬の乾燥にも配慮した高機能ストーブ
マットな質感が上品さを醸し出すスチーム機能付き電気ストーブです。スチームは室内の乾燥を防いでくれるので、長時間利用したい方におすすめです。コンパクトサイズで持ち運びしやすいこともポイントですよ。
電力は弱中強の三段階切り替えができるので、こまめな節電ができます。薄型なので転倒も気になりますが、自動オフスイッチが付いているので安全面も考慮されています。スチーム機能付きの電気ストーブは暖房によってお肌の乾燥が気になる女性の方などに特におすすめ。
YAMAZEN(ヤマゼン)-あしもとあったか 電気ストーブ (5,918円)
デスク下や脱衣所などどこにでも持って行けるコンパクトサイズが魅力。
豊富なデザインと機能性の電気ストーブを揃える山善の中でも、このモデルはコンパクトサイズとシンプルな操作性が魅力です。運転切替はオンとオフのみ。消費電力は400ワット1種類で1時間あたりの電気代は約10.8円と非常に安価です。
オーブントースターのようなレトロなデザインはお部屋のインテリアとしてもぴったりです。リーズナブルな価格なので補助暖房として利用するのも良いですね。シンプルな操作性も含めスタンダードな電気ストーブをお探しの方におすすめです。
TEKNOS(テクノス)-パラボラ型ハロゲンヒーター床置 (6,101円)
大きな円形のパラボラ型は広範囲に温かさを広げる
スイッチを入れると広範囲をすぐ暖められることがパラボラ型の利点です。換気不要で部屋の空気を汚さず利用することができます。床置きタイプなので不意の転倒が気になりますが、自動で電源がオフになるので安全ですよ。
円形のパラボラは上下に角度が調整出来るので、床置きながら上方向へ熱を送ることができます。足元だけではなく、体全体を暖めることが出来ますね。スクエア型や円柱型が主流の電気ストーブが多い中、個性的な形を求める方にもおすすめです。
まとめ
省エネ重視な「部屋全体を暖める電気ストーブ」がおすすめ
電気ストーブを効果的に利用したいのならば、省エネ機能が充実したモデルがおすすめです。省エネ機能は暖まり過ぎ防止や自動電源オフといった安全性も兼ね備えており、火災や暖房病の予防にも繋がります。省エネ機能が充実する電気ストーブの中にもデザイン性やコンパクト性を重視しているモデルもあり、選択肢は豊富ですよ。今回は部屋全体を暖める電気ストーブをランキング形式で紹介しました。是非自分にあった電気ストーブを選んで、快適な日常を過ごしてくださいね。