パンやお菓子をつくるときに、生地がくっついて困った経験はありませんか。そんなときに便利なのが、クッキングマットです。生地がくっつきにくい素材を選べば、ストレスフリーにお菓子やパンづくりを楽しめますよ。クッキングマットは素材やサイズがさまざまで、選び方にポイントがあるので、細かく解説していきます。また、ページ下部ではおすすめのクッキングマットをランキング形式でご紹介しますよ。
クッキングマットとは?
パンやクッキーなどのお菓子作りのときに敷くマットのこと
クッキングマットとは、自宅でパンやお菓子などの生地を作るときに使う台のことです。パン捏ね台と呼ばれることもあります。パンやお菓子づくりには、小麦粉や水を使うことが多く、台に生地がくっつきやすいです。生地がくっつきにくいシリコン製や、表面に加工されたクッキングマットを使うと、手早く簡単に生地がまとまりますよ。
生地を捏ねたり成型したりするときに便利
生地を捏ねるときには力を入れるので、作業台とマットがずれにくい仕様のものがおすすめです。また、1cm刻みや円形スケール付きのクッキングマットもあり、パンを同じ大きさで何個も成形するのに便利ですよ。麺やピザを作るときにも使えます。
クッキングマットの種類
シリコン製
軽くて生地がくっつかない
クッキングマットは、シリコン製のものが数多く販売されています。シリコンは、生地がくっつきにくく、耐熱耐冷なので扱いやすいですよ。ずれやすいところがデメリットなので、裏面に滑り止め加工されているマットがおすすめです。
シリコン製には抗菌加工されているものがあり、大腸菌などの繁殖を抑えられるので安心して使えます。また、シリコン製は食洗機対応のタイプもありますよ。手洗いする場合でも、シリコン製は薄いので、乾きやすいです。
木製
まな板のようで扱いやすい
木製のクッキングマットは、まな板より薄くてサイズが大きいです。木製のまな板を使ったことがある方には、慣れているので扱いやすいですよ。木製は、シリコン製と比べて重みがあるので、パンを捏ねるときにずれにくいという利点があります。
木製は、表面が加工されているクッキングマットがあり、打ち粉なしでもくっつかないです。木製はナチュラルでおしゃれなので、出したままにしていてもインテリアに馴染みますよ。毎週のようにお菓子やパン作りをする方におすすめです。
石製
ひんやりしていて粗熱を取ってくれる
石製のクッキングマットには、大理石や御影石があります。どちらも石特有のひんやりとした冷たさがあり、マットの上でゆっくりと発酵させることができますよ。ただし、冬場の寒い室内では発酵が進みにくいので、注意が必要です。冬は暖房の効いた室内での使用がおすすめですよ。
石製はずっしりと重いので、薄いマットでもずれにくいです。特に、力を込めてパン生地を捏ねるときに、使い勝手がいいですよ。表面はつるつるに磨かれているので、生地がくっつきにくいです。色は自然なグレーなので、打ち粉の量が見やすいですよ。
クッキングマットの選び方
サイズで選ぶ
オーブンで使うなら30cm以内
オーブンの庫内のサイズは、30cm前後であることが多いです。念のため、自宅のオーブン庫内を計測してから購入することをおすすめします。小さいオーブンを使っている方には、切って使えるタイプのベーキングマットがおすすめですよ。はさみで簡単にカットできるので、サイズを合わせるのに便利です。カットする場合は無地のマットを選ぶと、見た目が変わらないので違和感がありません。
広く使いたいなら40cm以上
パン生地を捏ねるときには、広いマットの方が使い勝手が良いですよ。40cmから60cmのクッキングマットがおすすめです。マットが広いと、打ち粉が散らばる心配が低いので、後片付けも楽ですね。家族や友達で一緒に作る場合には、80cmの大きなクッキングマットがおすすめです。大きいサイズになるとかさばるので、シリコン製で薄いタイプが収納しやすいですよ。
温度で選ぶ
オーブンで使うなら耐熱200度以上
オーブンで使う場合は、ベーキングマットと呼ばれるタイプのクッキングマットが適しています。溶けるのを防ぐため、必ずオーブン可と書いてあるマットを選んでくださいね。クッキングマットには、電子レンジ可のタイプもあり、作れるお菓子の幅が広がりますよ。クッキングマットとベーキングマットがセットで売られているものもあり、お菓子作り初心者の方におすすめです。
冷凍庫で使うなら耐冷マイナス20度
冷凍庫の温度は、一般的に18度前後が多いです。耐冷仕様なら、お菓子やパンの生地を冷凍保存するときに、そのまま入れられるので便利ですよ。また、耐冷仕様なら冷蔵庫でも使えますね。パン生地を冷蔵庫に入れることで、ゆっくり発酵させることができるので、焼き始めの時間を調節するときに使えますね。夜パン生地を捏ねて朝焼くというときに、そのまま冷蔵庫に入れられると楽ですよ。
片づけやすさで選ぶ
洗いやすさなら食洗機対応
使い終わったクッキングマットには、生地が多少はくっついて残ってしまいます。クッキングマットの洗い方には2通りの種類がありますよ。主に、手洗いと食洗機洗いに分けられます。食洗機対応のクッキングマットなら、手で洗う手間が省けるので、後片付けが楽ですよ。手洗いの場合でも、食洗機対応のマットなら熱いお湯に耐えられるため、生地が洗い流しやすいです。食洗機で洗いたい方は、自宅の食洗機に入るサイズのクッキングマットを選ぶことをおすすめします。
折り畳んで収納するなら柔らかい素材
クッキングマットは40cmから60cmくらいのサイズが多いので、収納場所の確保が必要です。シリコン製のクッキングマットなら、折り畳んで収納できるので、棚の中に入れられます。また、くるくると丸めて輪ゴムで留めることもできるので、綿棒と一緒に収納するのもおすすめですよ。パンやお菓子づくりの道具と一緒に収納すれば、どこにしまったか忘れるという事態を防げますね。
クッキングマットのおすすめブランド・メーカー
cotta(コッタ)
木製のクッキングマット
おしゃれな木製のクッキングマットを販売しているメーカー。スケール付きで使いやすさも抜群ですよ。木製のほかに、シリコン製と大理石製のクッキングマットもあり、自分に合った素材が選べます。
レック
抗菌加工で清潔
調理道具や掃除道具などの、生活用品が揃うメーカーです。抗菌加工のシリコンマットを販売していますよ。キッチンで心配な、大腸菌やブドウ球菌の繁殖を抑制する効果があります。夏場のお菓子作りも安心ですよ。
安田木工所
人工大理石で重厚感がある
人口大理石のキッチングッズや、木のインテリア家具などを販売するメーカーです。人口大理石で、しっかりした造りのクッキングマットを販売しています。人口大理石なので、割れにくいという長所がありますよ。
ニトリ
シンプルな作りのシリコンシート
有名な家具メーカーで、キッチン用品も充実しています。ホワイト1色でシンプルなシリコンシートを販売していますよ。ハサミで好きな大きさにカットできるので、キッチンの幅が狭くても対応できます。
おすすめ&人気のクッキングマットランキング
耐熱性でおすすめのクッキングマット
レック-シリコンマット (3,780円)
抗菌加工で安心
めずらしい抗菌加工のシリコンマットです。抗菌剤入りだと、耐久性が低くなる場合が多いのですが、こちらは黄ばむことなく、きれいが長持ちしますよ。大腸菌とブドウ球菌に効果があるので、食中毒の心配が少なくなります。
裏面には滑り止めの凹凸が付いているので、作業台にぴったりくっつきます。パンを捏ねるときに、力が入れやすいのでおすすめですよ。大きいサイズで90cmありますが、はさみで好きな大きさにカットして使えるところもポイントです。
ヨシカワ-ホームベーカリー倶楽部 (907円)
折り畳めて収納しやすい
シリコン製で目盛り入りのクッキングマット。裏面のシリコンが作業台にぴったりくっつきます。反対に、表面はマット加工されているので生地がくっつきにくいですよ。とても扱いやすいクッキングマットです。
サイズは、横50cmで縦40cmです。キッチンカウンターでパンを捏ねるときに、扱いやすいちょうど良いサイズですよ。厚みが1mmと薄いので、折り畳んだり丸めたりして収納できて、収納スペースが少ないキッチンにおすすめです。
KTJ-クッキングマット (2,280円)
目盛り付きで使いやすい
こちらは、2.5mmと厚みがあるシリコン製のクッキングマットです。1cm刻みのスケールが全体に入っているデザインなので、同じ大きさの小さいパンを焼くときに便利ですよ。円のスケールもあるので、ケーキやピザを切るのにも便利です。
マイナス40度から240度まで対応なので、冷蔵庫や冷凍庫でも使えて扱いやすいですよ。熱い鍋などを上に置いても大丈夫です。収納時には、折り畳んでコンパクトになります。シリコンなので、折り目が付かずにきれいに広がりますよ。
SUPER KITCHEN-大きいサイズクッキングマット (3,262円)
スクレッパー付きで便利
スクレッパーがセットで付いているクッキングマットです。スクレッパーは生地を分割するときに使えて便利ですよ。パン作りに必要な道具が2つ揃うので、パン作り初心者の方におすすめですよ。丸いスケールが書かれているので、ピザ作りにもぴったりです。
サイズは横50cm縦40cmです。厚みが0.7cmなので、丸めて収納できますよ。丸めたときに留められるゴムが付いているので、収納しやすいですね。コックさんの絵がプリントされていて、かわいらしいクッキングマットです。
名古屋工芸-ジャンボミラクルクッキングマット小(3,029円)
リバーシブルで使いやすい
ジャンボと名付けられているように、大きなシリコン製のクッキングマットです。サイズは、横58cm縦80cmと大きめですよ。大きなサイズは広々と使えるので、家族一緒にお菓子作りをするときなどに重宝しますよ。
サイズが大きいと洗うのが難しいですが、こちらは熱湯で洗えるので、簡単に汚れが落とせます。パンやお菓子の生地は、熱湯で洗えるとすぐにきれいになるのでおすすめです。また、リバーシブルなので、裏表を気にせず使えて便利ですよ。
クッキーなどお菓子づくりにおすすめのクッキングマット
cotta-オリジナル ペストリーボード S (4,901円)
木製でおしゃれ
木目が美しいクッキングマットです。木製なので、キッチンに出しっぱなしにしてもおしゃれで様になりますよ。合板に塗装加工しているので、生地がくっつきにくいです。木製なので、まな板のように扱えて洗いやすいですよ。
サイズは2種類あるので、キッチンの大きさに合わせて選べますよ。Sサイズは42cm四方の正方形で、Lサイズは横60cm縦40cmです。どちらも厚みは1.8cmあり、木の重みがあるのでずれにくくなっていますよ。
安田木工所-製パン 製菓ボード (1,480円)
大理石でパンを捏ねやすい
こちらは、人口大理石で作られたクッキングマットです。大理石なので熱伝導率が低く、ひんやりとした冷たさが続きます。生地をじっくり発酵させられますよ。重さが2.2kgあるので、生地を捏ねるときにずれないですよ。
サイズは横53.5cm縦43.5cmです。キッチンでパンを捏ねるのにちょうどいいサイズですよ。スケール付きなので、小さなパンを成型するときに便利です。厚みは6mmと薄いですが、大理石なのでしっかりとした造りになっています。
Adoric–スケッパー付属 ベーキングマット クッキングマット (2,380円)
2枚セットでお得
こちらは、クッキングマットとベーキングマットの2枚セットです。生地を切り分けるスケッパーも付いているので、とてもお得なセットですよ。このセットで必要な道具が揃うので、パン作り初心者におすすめですよ。
クッキングマットは電子レンジで使用できます。ベーキングマットは250度の耐熱仕様で、マットにパンを乗せたままオーブンに入れて使用できます。ベーキングマットにも小さい円のスケールが付いているので、同じ大きさに成形しやすいですよ。
スケーター-こねこねクッキングマット (1,210円)
クッキーのレシピ付き
こちらは、クッキーのレシピが書いてあるクッキングマットです。このマットと材料を用意すれば簡単にクッキーが作れるので、お菓子づくり初心者の方におすすめですよ。円形と直線のスケール付きで、成形するのに便利です。
素材はポリエチレンなので、クッキングマットに生地が付きにくいですよ。裏面の4隅には吸着シートが付いていて、滑りにくいところもポイントです。力を込めてパンを捏ねるときにも、作業台からずれにくいですよ。
cotta–大理石 ペストリーボード (7,040円)
大理石でパンを捏ねやすい
こちらは、天然の大理石で作られたクッキングマットです。大理石は熱伝導率が低いので、いつでも程よい冷たさをキープしてくれます。夜に捏ねた生地を、朝までじっくりと発酵させたいときにおすすめですよ。
サイズは縦40cm横60cmで、生地を捏ねるのに使いやすいサイズです。また、表面がつるつるに研磨されているので、生地がくっつくのを防げますよ。打ち粉が少なくて済むので、パイ生地やタルト生地におすすめです。
洗いやすさでおすすめのクッキングマット
STクラフト-パンこね台 のし台 (4,360円)
御影石だからゴシゴシ洗える
御影石で作られた日本製のクッキングマットです。御影石は大理石よりも丈夫な素材なので、耐久性の高いクッキングマットをお探しの方におすすめです。水濡れに強いので、たくさん洗っても劣化せずに長持ちしますよ。
40cm四方の正方形なので、大き過ぎず洗いやすいサイズですよ。表面はつるつるになるように磨かれているので、生地がくっつきにくいですよ。パン作りやピザ作りなど、生地がくっつきやすい料理におすすめです。
インぺリア- フォリオ シェフ (4,180円)
麺をつくるのにぴったり
こちらは、イタリア製のクッキングマットです。木製のし棒がセットで付いてくるので、麺類やクッキー作りに便利ですよ。哺乳瓶で使われているのと同じシリコン素材で作られているので、とても安全な素材です。
マイナス60度から240度まで対応しています。キッチンマットとして、熱い鍋を置いたり生地を乗せたまま冷蔵庫で冷やしたりとさまざまな使い方ができます。耐熱仕様なので、食洗機で洗えてお手入れが楽ですよ。
cotta–パンこねマット (861円)
洗った後に乾きやすい
耐熱仕様で洗いやすいシリコンマットです。お湯で洗い流せるので、簡単できれいに洗えますよ。薄いシリコンなので、乾くのも早くて後片付けが楽です。ブラウンなので、白い打ち粉が見えやすいところもポイントです。
サイズは、横50cm縦40cmと一般的なサイズです。使わないときは折り畳んだり丸めたりして収納できるので、場所を取りません。丸めると綿棒より細くなるので、綿棒と一緒に保管しておくことができますよ。
SUPER KITCHEN-調理台保護マット ノンスティッククッキングマット (1,399円)
カラーバリエーションが豊富
シリコン製のシンプルなクッキングマットです。サイズは、横60cm縦40cmです。食品グレードのシリコン素材なので、安心して使用できますよ。150度の耐熱仕様で、食洗機を使えてお手入れが楽にできます。
色は6色から選べます。グレーやブラウンなどの落ち着いた色から、オレンジや赤などの派手な色まで揃っています。ワンポイントの絵がかわいいシンプルなデザインなので、調理台保護マットとして敷いて使うのもおすすめですよ。
クッキングマットの使い方
下に滑り止めを敷くと使いやすい
クッキングマットの上で生地を捏ねると、作業台とマットがずれてしまうことがあります。主に木製や石製のクッキングマットはずれやすいので、下に滑り止めを敷くのがおすすめです。滑り止めは100円均一ショップ等で手に入るもので充分ですよ。作業台とマットがしっかり固定されると、生地を捏ねるスピードが上がります。
まとめ
シリコン製のクッキングマットがおすすめ
シリコン製のクッキングマットは、耐熱性でパンなどの生地がくっつきにくいので便利ですよ。丸めて収納できるという利点もあります。みなさんもとっておきのクッキングマットを手に入れて、手づくりパンなどを楽しんでくださいね。