おすすめのサクラマスロッド人気比較ランキング!【シマノも】

一度はサクラマスを釣り上げてみたい。サクラマスを海釣りしたい。そんなときはランキング形式で紹介している、サクラマスロッドを用意するのがおすすめです。サクラマスは貴重な魚で、なるべく逃がさないように適切な釣り竿を選ぶのがマスト。一方、専用モデルが少ないので、釣具の知識がないと選びにくい傾向です。そこで今回は種類や、釣り場所に合わせた選び方を解りやすく解説。人気メーカーと人気モデルも掘り下げます。参考にしながら扱いやすいロッド選んで、サクラマス釣りにチャレンジしてみて下さい。

サクラマスロッドとは?

サクラマスの生態に適した性能を持つ釣り竿

マスは河川で一生を終える陸封型の魚です。一方、サケと同じで海に降りて成長する降海型もいます。陸封型のヤマメには、降海型の個体であるサクラマスが存在。海と淡水の両方が釣るエリアです。サクラマスの生態に合うパワーと硬さ、曲がり方を持っていたり、釣るエリアに適していたりする釣り竿を、総称してサクラマスロッドと呼びます。なお、特化型のロッドは極端に稀。基本はマス類に適したロッドや、エリアに適したロッドから選びます。

シーバスロッドとの違い

シーバスロッドはパワー型の傾向がある

シーバスは川と海の境目、汽水域で釣る魚です。釣る場所が似ているので、シーバスロッドをサクラマスロッドの代用にするケースもあります。シーバスのエサを吸い込む食べ方に合わせていて、サクラマスロッドとは性能が別物。丸のみしたときに素早く釣り針を引っかける精度があります。また、逃げるシーバスの動きを力ずくで封じるような、パワー型の傾向があるロッドです。

サクラマスロッドのメリット

サクラマスの食べ方に合っているモデルがある

サクラマスを含むサケ科のマスは、英語で言うとトラウトです。トラウト類はエサを咥えた後に体を曲げて、口の中に納めようと移動します。釣り針やルアーのフックが引っかかると、体を反転させて抵抗。強い振動や負荷が加わるので、トラウト用のロッドは衝撃を吸収できるよう、少し柔軟に設計されています。サクラマスはエサの食べ方に合っている、トラウト専門ロッドでも釣ることが可能です。

サクラマスを釣るときの負荷に耐えられる

サクラマスがエサを食べるときの行動に、パワーや硬さ、曲がり方が合っているロッドは、負荷で破損やトラブルを起こしにくいのがメリットです。適したロッドなら、激しく暴れたときに穂先が折れるのを防いでくれます。また、ラインと呼ぶ釣糸が切れるのを、柔らかさで予防してくれるなどの恩恵もありますよ。

リール調整が必要ないケースもある

ラインやルアーを巻き取るための釣具がリールです。例えばシーバスロッドでサクラマスを釣ると、食べ方が違うため別の負荷がかかります。そのまま釣るケースも一般的ですが、できれば破損を防ぐ意味で、事前にリール調整できると安全。ロッドやリール、ラインにかかる緊張を、知識とテクニックで緩和するのが最良パターンです。

一方、トラウト用のロッドであれば、リール調整なしでダイレクトに釣っても大きな問題はありません。なお、リールは自分のパワーや釣り具、釣り方に合わせて微調整できると便利です。釣りの経験値が増えてきたら、積極的にチャレンジといいでしょう。

サクラマスロッドのデメリット

サクラマス自体を釣り上げるのが難しい

サクラマスは希少な個体です。トラウト専門で釣っていても天然物は10年に1回など、かなり出会う機会が少なくなっています。サクラマス自体を釣るのが高難度。一方、釣ったときの快感は計り知れず、難しいからこそファンが多いのも間違いありません。専用に釣具を調達し、釣り場へ赴くのが楽しみな魚です。

サクラマスはロッド選びが格段に難しい

サクラマスは貴重な魚です。引っかけた後にフックが外れると、千載一遇のチャンスを逃したダメージがあります。なるべく逃がさないために、適切な釣具を用意するのがマスト。ロッド選びが格段に難しい釣りと言えるでしょう。ロッドのスペックは必ず一通り目を通し、長さやパワー、曲がり方などをサクラマスに合わせて選んで下さい。

禁漁区が多いロッドでもある

サクラマスの釣り場は基本的に漁協が管轄しています。釣ってはいけない禁漁区のポイントがあり、サクラマスロッドは指定された場所で使って下さい。また、日釣券を購入して入場するケースが一般的。抽選が行われるケースもあります。管轄漁協のホームページで日程をチェック。しっかり計画して釣り場に赴くのがマストです。

サクラマスロッドの種類

スピニングロッド

取り付けるリールの操作が簡単で飛距離が出やすい

ロッドは取り付けるリールの違いで大きく2つに分かれます。リールはスプールという回転パーツに、ラインを巻き付けているのが特徴です。横向きにラインを巻いているモデルがスピニングリール。スピニングロッドは、スピニングリールを下向きに取り付ける釣り竿です。スピニングリールの特徴に合う設計を採用しています。

スピニングリールは構造上、少しパワーが控えめになります。もう1つのベイトリールに比べ、軽い魚やオモリ、ルアーを得意にしている釣具です。一方、難しい操作がないことから、投げるのは簡単。また、飛距離が出やすいシステムで、ルアーも飛ぶ傾向にあります。スピニングロッドも同じ。ベイトロッドより軽い物に適した種類です。また、投げやすい曲がり方なども、積極的に採用しています。

ベイトロッド

スピニングロッドよりパワーや命中精度が高い

ベイトは進行方向と同じ、縦にラインを巻いているリールです。ベイトロッドはベイトリールを上向きに取り付けます。ブレーキ構造を持っていて、抵抗により飛距離が出にくいタイプ。投げることをキャストと言いますが、親指でブレーキを押してキャスティングします。ルアーが飛び出すと同時にブレーキを緩める操作が必要。慣れが大切になり、経験者向けのリールと言われています。

操作が難しい反面、ブレーキでルアーを狙ったところに着水できます。また、スピニングリールよりパワーがあり、重いルアーを飛ばしたり魚を引き寄せたりするのが得意です。ベイトロッドもベイトリールに合わせており、パワー重視のテクニカルな設計。スピニングロッドより重い物を持ち上げる性能や、ベイトリールで投げやすい曲がり方を採用しています。

サクラマスロッドの選び方

釣るエリアの違いで選ぶ

渓流にはトラウトロッドを選ぶことが多い

サクラマスを含むトラウトには専用のロッドがあります。トラウトロッドと呼ばれているモデルです。マスは渓流、湖などに住む魚。トラウトロッドは淡水エリアに向いている設計です。狭い範囲を得意とする、少し短いロッドが増加。また、トラウトがエサを食べるときの動きに合わせて、曲がりやすい設計が増えます。トラウトロッドはマスを想定した構造なので、サクラマスロッドとしても最適です。

汽水域エリアではシーバスロッドも人気

海水と淡水が混じる汽水域は、海から帰ってきたサクラマスが淡水に体を慣らすポイントです。渓流、池などの限定したエリアより、狙う場所が少し遠くなります。トラウトロッドでは長さが足りず、届かないかもしれません。適した設計と言えば汽水域にターゲットを持つ、シーバスロッドが代表格です。やや長めのモデルが豊富で、トラウトロッドより飛距離を出せる傾向にあります。

テトラポット付近でもシーバスロッドが活躍している

汽水域や堤防などは深い場所が多く、テトラポットエリアなども見かけることができます。物陰は魚が体を預けて休む場所で、サクラマスを釣るポイントとしても王道です。一方、下に魚が逃げ込むため、釣りにくいところはネック。シーバスが逃げる方向を強引に制御できるシーバスロッドなどの竿は、パワーも汽水域に適しています。

海水エリアではジギングロッドなどの海用を選ぶ

海エリアのことをソルトウォーターと呼びます。ジギングはジグ、もしくはメタルジグというルアーの仲間で、沖の回遊魚を釣る方法です。トラウトは基本的に淡水で釣る魚。トラウトロッドは海特化のモデルがありません。そのため、海でサクラマスを釣るときは、ジギングロッド、シーバスロッドなどで代用します。沖を狙うために設計しているので、海のサクラマスまでルアーを飛ばせるモデルが豊富。また、サクラマス向きのルアーを付けやすい種類です。

長さの違いで選ぶ

30m未満の小さい川は7フィート台までが使いやすい

ロッドの長さはフィート表記(ft)が多く、1フィートは約0.3mです。30m未満の小規模な河川や湖でサクラマスを狙うときは、7フィート台までで対応するのがおすすめです。小さい川などは狙うポイントも近い位置になりますよね。川の中に自分が入ると、さらに距離は縮まります。ロッドに長距離キャストを求めるケースが少なめ。7フィート台までにしておくと取り回しがよく、初心者も振り抜きやすい傾向です。

30から50mの中規模エリアは8フィート台も選択肢

30から50mくらいの河川でサクラマスを釣るときは、長尺に差しかかる8フィート台も選択肢になります。狭い河川より水の流れでルアーが抵抗を受けたり、重いルアーで深い場所を探ったりするエリアです。7フィート以下でも問題ありませんが、重いルアーを使うためのパワーが必要。条件を考慮したとき7フィートから9フィート未満のロッドを探すと、選択肢が増えるというイメージです。もちろん、7フィート以下にも通用するモデルが存在。見つけた場合は使用しても大丈夫です。

50m以上のエリアは8から9フィートが対応しやすい

50mを超える河川や汽水域は大規模なエリアです。深い場所、流れの速い場所が増加。中規模エリアよりも長い飛距離やパワーを、ロッドに求めるケースが増えます。8フィートから9フィートまでのモデルが適している傾向。シーバスロッド、ジギングロッドなどの海を視野にした性能が対応しやすくなります。なお、川の中に入る場合は狙うポイントが近くなりますよね。8フィート以下にも対応できるロッドが増えます。

ソルトウォーターは9フィート以上で対応

海は広大なエリアです。長いロッドで遠心力をフル活用し、遠くまで重いルアーを投げる必要があります。飛距離を求めて長尺の部類に入る、9フィート以上のロッドを使うのが一般的。淡水向きのトラウトロッドより飛距離が出る、シーバスロッド、ジギングロッドなどが主力です。なお、11フィート未満のロッドがスタンダード。11フィート以上は冬場に海が荒れて、流れが速いときなどに活用しやすい傾向です。

地域に合うロッドパワーで選ぶ

サクラマスにはML以上のロッドパワーがマスト

サクラマスを釣るときのルアーは、重さ10gから40gくらいがスタンダードです。サクラマスロッドには同程度の重さをキャストするための、パワーが必須になります。ロッドにはロッドパワーというメーカーごとの設定が存在。統一規格ではありませんが、取り付けできるルアーウエイトの範囲は似ています。

サクラマスを釣るときは10gから40gのルアーを広く扱える、ML(ミディアムライト)以上のロッドパワーがおすすめです。ロッドパワーはロッドの型番で判断可能。例えばTTS-822Mであれば、最後尾のM(ミディアム)がロッドパワーです。

淡水エリアが主体の本州はMLかMで対応できる

サクラマスは地域によって釣る場所が違います。本州は基本的に、汽水域を含む淡水エリアが釣っていい場所です。海ほど飛距離を出さなくていいため、軽めのルアーも選択可能。スタンダードは10gから20gくらいのルアーです。適しているロッドパワーはMLとM。また、深い場所を狙うときは沈むスピードと流されにくさを考慮し、30gなどの少し重いルアーを付けることもあります。軽いルアーと重いルアーの両方が使える、1つ上のMH(ミディアムヘビー)も非常に便利です。

海が主体の地域はMH以上が対応しやすい

北海道など、地域によってはサクラマスの川釣りを禁止、もしくは限定しています。川釣りできない場合、広大な海が主なエリアです。飛距離が出るソルト用のロッドと、重いルアーを使うのがスタンダード。20gから40gのような、少し大きいルアーが活躍します。対応しやすいロッドパワーがMH。また、少し強力ですが1つ上のH(ヘビー)を選ぶのも良いですね。Hは30gから100gくらいのルアーを投げる、大型魚用の強力なタイプです。

曲がり方の違いで選ぶ

サクラマスは乗せ調子に合うテーパーが釣りやすい

ロッドは曲がり方を、テーパーという言葉で表記します。おおよそのモデルがスペックにテーパーを記載。サクラマスには乗せ調子という釣り方がおすすめで、合っているテーパーを選ぶと便利です。ロッドの中でも曲がりやすいタイプを使うのが基本。乗せ調子の対局に位置している釣り方が、掛け調子スタイルです。曲がりにくい設定のロッドを使い、それぞれにメリットとデメリットがあります。

掛け調子に合うテーパーで釣っても問題ない

掛け調子を旨とするロッドは曲がりにくいため、魚がエサを咥えたときに反発するのが特徴です。引き上げる力は魚にとって想定外。違和感で口からエサを離しやすいのがネックです。問題を解消するため、釣り人が魚の当りに合わせ、自ら釣り針を引っかけるフッキング技術が必要になります。一方、硬いロッドは引っかけやすく、合わせる技術があれば魚をキープしやすい傾向。硬いロッドから始める初心者も多いので、掛け調子できるモデルをサクラマスに選んでも問題はありません。

掛け調子にはファーストなどのテーパーが合う

魚側を例にすると、シーバスはフッキングで釣りやすい食べ方です。そのため、シーバスロッドは少し曲がりにくい設定のモデルが揃っています。サクラマスを釣るときに選ぶので、掛け調子スタイルも選択肢の1つ。一番曲がりにくいエクストラファーストや、次に曲がりにくいファーストのテーパーが、掛け調子スタイルに選ばれています。

レギュラーかスローは乗せ調子スタイルにおすすめ

乗せ調子は掛け調子より、自力で釣った感覚が減ります。一方、曲がりやすいロッドを選ぶため、魚が違和感を覚えません。ルアーを咥えたまま動いて勝手に引っかかるため、乗って来るという意味で乗せ調子と呼ばれます。

曲がりやすいスローテーパーが乗せ調子の釣り方にマッチ。中間的で自然な曲がり方を見せるレギュラーも、同スタイルに選ばれています。マスの食べ方に合わせて動きを柔軟に追跡するトラウトロッドは、スローやレギュラーが主軸。サクラマスに合っているのも、曲がる傾向があるスローとレギュラーです。

サクラマスロッドのおすすめブランド・メーカー

SHIMANO(シマノ)

淡水と海水の定番ロッドが存在

トラウトロッドの王道メーカーです。軽量なロッドが多く、色々なエリアで多くのシマノ製ロッドが活躍しています。淡水、海水ともにサクラマス向けの定番ロッドが存在。非常に高品質で信頼度が高いメリットもあり、候補にしたとき間違いがありません。

DAIWA(ダイワ)

サクラマスファンからの支持が厚い王道メーカー

シマノと双璧を成す釣具の王道メーカーです。サクラマスの人気ポイントで必ず見かける定番シリーズ、モアザンエキスパートなどを扱っています。ソルトウォーターでの支持率は圧倒的と言えるレベル。もちろん、トラウトロッドやシーバスロッドの性能も、釣り人から支持を得ています。

YAMAGA Blanks(ヤマガブランクス)

シーバス釣りの主力を担いトラウトロッドも揃う

国産の日本品質が根強いファンを獲得しているメーカーです。炭素繊維であるカーボンを加工するのが得意で、非常に強靭かつ美しいロッドが揃います。シーバス釣りにおいて定番と言えるモデルをラインナップ。トラウト用も豊富なので、サクラマスを狙う場合に主力候補となります。

tailwalk(テイルウォーク)

サクラマス専用モデルを扱う貴重なメーカー

サクラマスロッドはトラウト用やシーバス用、ジギング用などから選ぶのが主体です。サクラマス特化のモデルは非常に数が少なくなります。サクラマスに特化したソルト用ロッドを扱っている、テイルウォークなどのメーカーは非常に貴重。必ず選択肢に入ります。

UFMウエダ(現在取り扱いなし)

過去の人気メーカーで代用はモーリスが候補

現在は解散していますが、過去に人気を博したメーカーです。前期はバス用ロッドの受注生産が主体。後期はシーバスロッド、トラウトロッドの名品を排出しています。現状は中古主体で、性能が少し時代遅れのイメージ。代用としては開発者が移籍したモーリスグラファイトワークス、通称モーリスが第一候補です。安達ロッドの名で親しまれたバス用は、すでに復刻版を発表。また、トラウト用の高品質ロッドがあります。

おすすめ&人気のサクラマスロッドランキング

淡水でおすすめのサクラマスロッド

シマノ-カーディフ ネイティブスペシャル S83ML (34,409円)

サクラマスを想定した大型魚狙いのトラウトロッド

降海型の淡水魚はエサが豊富な場所に赴くので、体が大きくなりやすいと言われています。実際にサクラマスは大型のトラウトです。トラウトロッドはカーディフシリーズのように、大型魚用を含んでいると便利。シリーズの中でS83MLは、川の本流や湖で大型のトラウトと格闘することを想定しています。

川の本流は支流が集まる場所で、広くなって水量が増すエリアです。中規模、大規模に該当することが多く、8.3フィートの長さがマッチしています。また、川エリアの主体である5gから26gのルアーを取り付け可能。スピニングリール用なので飛距離も伸びやすいロッドです。サクラマス用のトラウトロッドとしては理想形の1つ。なお、少し長いと感じる場合は、7.7フィートのS77MLも便利です。大型トラウトを想定しています。

ダイワ-シルバークリーク ネイティブスティンガー88MH (39,481円)

ソルトウォーターも想定した大型トラウト用のロッド

ダイワ製の中でも大型トラウトを専門に扱っているシリーズです。全10種が存在しており、どのモデルも基本はサクラマス用として使えます。シリーズの中で、2番目のロッドパワーと長さを採用しているスピニングロッドが88MH。ヤマメを想定した設計で、サクラマスに最適なモデルの1つです。

気持ちよく投げられる場所としては、汽水域である河口、川の本流のような広いエリアです。渓流や支流などの中規模エリアであれば、短くて1つパワーが弱い78Mも役立ちます。88MHの特徴は汎用性の高さ。遠征における海エリアの大遠投も想定していて、30g付近のルアーが付くパワーと、9フィートに近しい長さを備えています。

モーリス-Grass Trail(グラストレイル) GT 804-4 (34,901円)

UFMウエダの意思を継ぐ上級者向けのサクラマスロッド

ハンドメイドのトラウトロッドで、大型も対象魚としています。グラストレイルの製作陣は元UFMウエダのメンバーが中心です。意思を継いだ代表モデルの1つ。1本1本が唯一無二の存在で非常に高品質な仕上がりと言えます。一般的なロッドはカーボンという炭素繊維をメインに構成。一方、グラファイトワークスの名からも伺えますが、モーリスはガラス繊維であるグラス素材を使います。

グラストレイルもグラスロッドと呼ばれる種類です。カーボン製に比べて緩やかに曲がったり元に戻ったりします。しなやかで繊細な曲がり方は、サクラマスなどのトラウトに対する最適解の1つ。一方、少しクセがあって、折らないための慣れやテクニックも必要です。グラス愛用者が好むサクラマスロッドに仕上がっており、主に上級者向けの気質があります。

天龍-レイズスペクトラ Rayz RZS82M (47,400円)

サクラマス向けにカスタムしたトラウトロッド

サクラマス向けにカスタムしたシリーズです。兄に当たるRZ87H(Sakura)というロッドが1本あります。両者ともサクラマス仕様ですが、ひな形である兄は色々なルアーを取り付ける汎用ロッドの代表格。派生して後に発売した弟は、プラッキングという釣り方を見越しています。

プラッキングは硬くて浮力があるルアー、プラグをロッドに付けて釣る方法です。例えばジギングの魚や、シーバスなどを釣るときの入門法としても紹介されます。プラッキング向けのロッドは全般的に扱いやすい傾向。また、レイズ自身は大河川や汽水域で確固たる地位を確立している、非常にトラウト向きのシリーズです。プラッキングスタイルに決めている上級者だけでなく、中級者や初心者にもおすすめと言えます。

ソルトウォーターでおすすめのサクラマスロッド

ダイワ-モアザン ワイズメン AGS 97ML/M-4 (84,700円)

汽水域を中心に活躍するシーバス釣りの主力ハイエンド

汽水域を中心に人気があるハイエンドのロッドです。シーバス釣りにおいて主力として活躍しています。モアザンは多岐に渡るモデルがあり、エキスパートも選択肢の1つ。一方でエリアやルアーの汎用性を考慮したとき、他にもおすすめのモデルがあります。エキスパートもワイズメンも性能は抜群。サクラマスを釣るロッドとしては甲乙をつけがたいので、他要素も加味すると差が解ります。

エキスパートは2分割、ワイズメンは4分割のパーツに分かれている違いがあります。同じ長さであれば、4分割のパーツが短いですよね。遠くへ出かけることが多いサクラマス釣りだと、携帯しやすいワイズメンが少し優位です。また、7gから35gのルアーを、鋭く遠くまで飛ばせるパワーも魅力。ダイワの研究成果をフル活用した1つの完成形で、しなやかさと強靭さを備えているところも魅力です。

テイルウォーク-ケイソン 海サクラマス II 96ML (22,259円)

色々なルアーを飛ばし的確な動きでサクラマスを誘う

9.6フィートの長さからも理解できますが、岸辺から大遠投して海のサクラマスを狙うモデルです。サクラマスは10gから40gのルアーがスタンダード。しかし、少し超える42gまで取り付けることができますよ。

サクラマスは海釣りする機会が少ないので、海専用のロッドも同じように貴重です。レアという意味でも、ケイソンを選択肢に入れる意味は大きいでしょう。ルアーに対して広いキャパシティーがあり、掛け調子向けのファーストを採用。色々なルアーで的確なアクションを起してサクラマスを誘える精度が、最大の持ち味になっています。

ヤマガブランクス-EARLY(アーリー) 103M (31,680円)

サクラマスロッドを海で釣るときの有力候補

北海道の海シーンで実力を発揮しています。遠投性能を重んじているスピニングロッドです。非常に上手い曲がり方を見せるロッドとして有名。スピニングリールの長所を生かし切っており、かなり投げやすい設計です。8gから42gのルアーに対応している、広いキャパシティーも魅力になっています。

アーリーが描くカーブは投げやすさを実現していると共に、サクラマスを捕らえるための柔軟な追従力も実現しています。乗せ調子の見本になり得る存在で、トラウトにフィットした曲がり方と言えるでしょう。また、実際に釣り上げた実績も十分なので、サクラマスロッドを海で釣るときの有力候補に挙がります。

コスパでおすすめのサクラマスロッド

シマノ-ルアーマチック MB S86ML-4 (9,800円)

価格帯を凌駕する濃厚な性能と品質がある

海と淡水でモデルを明確に分けている、超人気シリーズの一角を担っています。シリーズの中で3本用意している、シーバスロッドの1本です。飛距離を重視する場合は9フィート台を選ぶことも可能。8.6フィートのMB S86ML-4は少し操作しやすいため、飛距離よりバランスを取ったモデルです。

主な使い方としてはシーバスが中心。一方で大型サクラマスのようなトラウトや、太刀魚、メバルなどの身近な海水魚にも選ばれます。フィールドに対する柔軟性が優秀。シマノが自社工場を使うことで、同価格帯のベストレベルと呼べる、濃厚な汎用性と品質を生んでいます。とにかくコスパが良好。間違いないサクラマスロッドになり、エントリー用の定番と言える地位を確立しています。

アブガルシア-XROSSFIELD(クロスフィールド) XRFS-1032M (11,734円)

降海型を対象にしている非常に万能なエントリー用ロッド

10gから50gのルアーを取り付ける万能型のロッドです。専門カテゴリーを持つシリーズではなく、1本で色々な場所と釣り方に対応しています。釣り竿は昔、1本を色々な釣り方に使い分けるのが普通でした。近年は専門ロッドが明らかに増加して、数本を多用するのが一般的な考え方です。万能を追求しているクロスフィールドは、原点回帰がコンセプトになっています。

対象魚は多種多様で、サクラマスなどの降海型も含みます。ブラックバス用のロッドとして候補になり、海水と淡水も問いません。また、アブガルシアはベイトロッドの主力メーカーで、低価格ながら頑丈な構造を採用しているのもメリットです。最初の1本には最適な条件。コスパ重視で釣りにエントリーするときの有力候補と言えます。

メジャークラフト-トラパラ ネイティブ TXS-822MH (8,868円)

平均的な性能を採用した入門用のサクラマスロッド

サクラマスを想定しているエントリー用のトラウトロッドです。他社のMHよりも少しパワーダウンしているイメージで、Mレベルに相当する5gから23gの軽いルアーを扱います。天然に生息しているトラウト全般を釣るためのセッティング。河川において多魚種を狙うロッドです。

ファーストとレギュラーの間に位置する、レギュラーファーストをテーパーに採用。多魚種だけでなく掛け調子と乗り調子の中間も意識しています。また、8フィート台でルアーの飛距離を稼ぐことも可能。平均的なバランスで性能を整えており、まさに入門用らしい1本です。メジャークラフトは庶民派として知られており、控えめな価格帯はメーカーのメリットが出た部分です。

まとめ

エリアや釣り方に合うサクラマスロッドがおすすめ

サクラマスを釣るときの基本傾向を、ザックリ解りやすく表すと3つです。淡水では軽いルアーとトラウト用が選ばれていて、汽水域ではシーバスロッドが活躍しています。海ではジギング用などの飛距離が出る長尺ロッドに、重いルアーを付けてキャストするのが一般的。次に乗せ調子で釣るか掛け調子で釣るかを加味し、テーパーを選ぶといいでしょう。

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