おすすめのスポルティーフ人気比較ランキング!【アラヤも】

フットワークが軽い自転車でツーリングに行きたい。スピードが出て荷物も乗る自転車が欲しい。そんなときはランキング形式で紹介している、スポルティーフを愛車に選ぶのがおすすめです。スポルティーフはツーリングバイクの一種で、舗装路の高速移動が得意。一方、日本限定と言えるニッチな車種なので、今回は解りにくい選び方や種類、スポルティーフ化に付いて深く掘り下げます。解説を参考にしながらスポルティーフを選んだり作ったりして、楽しいツーリングを実現して下さい。

スポルティーフとは?

短い旅を想定した日本版のツーリングバイク

スポルティーフは主に日本で発展した自転車です。舗装路で速く走行するロードバイクの思想と、ランドナーという車種の思想を元にしています。両者のメリットを足して2で割ったような自転車。一泊分くらいの小規模な荷物を積載して宿泊施設などに行けることから、ランドナーと同じツーリングバイクの仲間です。厳密に言うと日本で扱われるスポルティーフそのものか、スポルティーフ化した他の車種を指します。

スポルティーフとランドナーの違い

ランドナーは積載量が多い650mmタイヤの自転車

スポルティーフの積載能力は小規模です。一方、ランドナーは長い旅行ができる大規模な荷物も積載できます。同じツーリングバイクの括りですが、日本にはスポルティーフの定義と呼べるセッティングが存在。一番はっきりしている違いはタイヤ外径の差です。ランドナーは650mmを基礎としているのに対し、スポルティーフは700mmタイヤを採用します。

スポルティーフのメリット

ランドナーよりスポーツ走行に強い

外径が大きくなると、タイヤは一漕ぎで遠くまで進みます。同じ太さであれば、700mmは650mmよりスピードを出しやすい傾向です。舗装路でランドナーよりスピードを出せるのがスポルティーフ。タイヤに合わせて主要パーツも一般道を走りやすい組み合わせが増えます。ロードバイクと同じでトレーニングやフィットネス、軽いツーリングなど、一般的なスポーツ走行に強いところが魅力です。

レース用よりも一般的な乗り方に向いている

ロードバイクは多岐に分かれており、レース用の車種もあります。レースはタイムを競う、完走するなどが目的ですよね。レース車のセッティングも目的に合わせていて、例えば速く走る前提で極端に細いタイヤを使うことがあります。一方、スポルティーフは少しマイルド。一般的なスポーツ走行に選ぶセッティングが多く、街乗りや通勤通学などのライトなシーンに用いやすいバイクです。

短いツーリングはランドナーより遥かに得意

ツーリングは日本語で、目的のエリアに出かけるという意味があります。目的地が遠いこともあり、1週間などの旅に出る場合は、積載能力で圧倒しているランドナーが有利です。一方、日帰りや1日など、短いツーリングはスポルティーフの方が得意。舗装路におけるフットワークが軽く、積載能力を生かしやすい荷物量になります。

貴重なので完成した実車に価値がある

スポルティーフは過去に日本で隆盛していたランドナーと、現在国内の道で一般的になったロードバイクの間を取ったような車種です。起源はフランス語ですが、今のところ日本限定車と捉えても差し支えありません。特に新しい完成した実車はレアと言える存在。速く走るツーリングバイクが欲しいとき、発見したらキープする価値があります。また、しっかりメンテを施し大切にしている車体も多く、貴重ゆえに愛着が湧きやすいバイクです。

スポルティーフのデメリット

本格的なオフロードを走るセッティングではない

一般的に見てスポルティーフは細いタイヤを履いています。一部に例外もありますが、細いタイヤは基本的に舗装路向け、つまりオンロード走行が得意です。泥道や砂利道など、オフロードは専用セッティングを施している車両が有利。本格的なオフロードを走行する場合、MTB(マウンテンバイク)などを選ぶのがマストです。同じツーリングバイクであれば太いタイヤを付けるランドナーも、オフロードに対応しています。

完成品が少なくスポルティーフ化とオーダーも一般的な入手方法

スポルティーフは数が少なく、完成した実車を発見できない場合はオーダーメイドするのが普通です。また、他車種のカスタムで定義を満たし、スポルティーフ化する方法も採用されます。非常にマニアックなカスタムだと、ギア比という変速機構の設定まで同一化。特殊なハンドルに変えるなど、内部的な数値や乗り心地を調整する乗り手がいます。一方で数値や乗り心地を外から判断するのは困難。一般的に複数の装備条件を満たしているケースが、スポルティーフ化したバイクと呼ばれています。

スポルティーフの種類

クロモリフレーム

粘り強さと振動吸収力を持つ定番フレーム素材

自転車はブレーキや変速機、タイヤなどのパーツを土台に取り付けて組み上げます。それは、一般的なママチャリもスポルティーフも同じです。パーツ類をコンポーネント、略してコンポと総称するのが一般的。骨組みの土台をフレームと呼びます。クロモリはクロムとモリブデン鋼を混ぜた合金。本格的なスポーツ車種がフレームに採用する定番で、スポルティーフなど、ツーリングバイクの主力のフレーム素材です。

クロモリは粘り強い合金です。路面から伝わる振動を吸収する力があります。振動は乗り手を疲弊させる原因の1つ。移動する距離が長いほど、吸収力の違いが鮮明になります。また、強度を生かして細身にするなど、大胆な軽量化が可能。デザインを追求したフレームが豊富です。ハイレベルにまとまるので万人が乗りやすい素材。スポーツバイクにエントリーするときのおすすめは、クロモリと言われています。

アルミフレーム

エンジニアに意向に添う優秀なフレームがある

クロモリと同じでアルミフレームも、スポルティーフの定義に入ります。アルミのネックは、混ぜている金属によって強度にバラつきがあるところです。高級なアルミは軽くて非常に強靭。しかし、必然的に車体の値段も上がります。安価なアルミは車体のコストを抑えますが、強度を保つ意味で肉厚になり重くなる傾向です。また、振動吸収はクロモリやカーボンが勝っています。

一方、アルミは混ぜる金属の違いで色々な役割を果たせます。エンジニアに意向に添う優秀なフレームを作りやすい素材です。振動吸収は技術で補うことが可能。いい素材であることは確かです。強度低下のリスクを避ける意味で、確認できる場合はメインの番数を選ぶと有利。航空機が用いる7,000番台は、自転車でもトップに入る素材です。コンポが用いる2,000番台や5,000番台、6,000番台もスポーツバイクが用いるアルミです。

カーボンフレーム

軽量かつ強靭で振動吸収力にも長けている

炭素繊維であるカーボンは航空機やモータースポーツの乗り物、ハイエンドクラスのスポーツバイクなどが用います。一部フレームの特殊素材で、非常に高価なところがネックです。また、クロモリやアルミなどの金属と違って溶接ができません。割れてしまうと補修が困難。旅先で破損すると特に困りますね。ランドナーのように長い距離を移動する場合は、避けるのが一般的な考え方です。

一方でスポルティーフの活動範囲にはマッチしています。また、非常に軽くて強靭。粘り強さと高度な振動吸収力も備えています。乗り物との相性が抜群。高級さを鑑みても選ぶ価値は十分にあるでしょう。クロモリ、アルミ、カーボンの3つが、スポルティーフと呼ばれているバイクの主な素材です。

スポルティーフとカスタム向け車種の選び方

スポルティーフに適するタイヤ幅で選ぶ

スポルティーフはロードバイクと同じタイヤ幅を採用

スポルティーフはオンロード走行するバイクが主力にしている、外径700mmのタイヤを採用しています。また、似ているタイヤ幅を選ぶのがスタンダードです。スピード重視のロードバイクは購入時、23Cや25C、28Cのタイヤを付けるのが主流。タイヤ幅は同数の23mm、25mm、28mmです。スポルティーフも同じタイヤを採用しますが、特に25mmと28mmが主力ですよ。

25Cか28Cのタイヤはスポルティーフ化に有利

23Cは非常に細いタイヤです。細いタイヤは単純に置くと垂直に安定しません。停車時や低スピードでバランスを取るのが難しくなります。一方で速く走るとバランスが安定。経験者向けと言われる理由で、タイム向上が目的のレース向け設計です。

スポルティーフはツーリングバイクですよね。近年はレース車向けの23Cを避け、少しマイルドな幅を選ぶ傾向です。フィットネスや短いツーリングに多用される、25Cか28Cのタイヤを採用。カスタムで乗りやすいママチャリに近づけて、30Cなどを付けることもあります。25Cや28Cを初期に履いている車種は、タイヤと支えになっているホイールを交換する必要がありません。スポルティーフ化にとても有利です。

30C以上のタイヤの場合はママチャリとランドナーのような走り心地になる

太いタイヤは細いタイヤより、垂直に置いたとき安定します。低スピードでバランスが安定するため、MTBなどの障害物を乗り越える車種が採用するサイズです。細いタイヤと太いタイヤの中間は、普段の乗りやすさを追求したママチャリが採用している35mm。ランドナーも積極的に採用するタイヤ幅です。長丁場の旅でオンロードが途切れることを考えているランドナーは、38mmなどの太いタイヤを採用することも多々あります。

ママチャリやランドナーは軽いオフロード走行も想定しています。また、スピードよりも万人の乗りやすさを重視している車種です。速度も求めているスポルティーフとは少し違うコンセプト。30Cを越えるタイヤはランドナー、もしくはママチャリの乗り心地に近くなります。スポルティーフの意味を保ちにくいので、25C、28Cなどを中心に選ぶのが基本です。

スポルティーフ化に有利な装備で選ぶ

スポルティーフは基本的にドロップハンドル

装備はタイヤのように明確な決まりがなく、乗り手の好みによって変更されることが多い部分です。多様化しているランドナーと同じで、スポルティーフ化も様々な形が存在。今のところ装備条件を全て揃える必要はない、という考え方が一般的です。

一方、ハンドルはタイヤと同じで一貫したパターンがあります。スポルティーフはモデルを問わず、下向きに曲がっているドロップハンドルがベーシックです。スポルティーフ化するバイクが初めから装備していると、交換する必要がないので有利ですよ。

跳ねた泥で洋服が汚れないようにする泥除けは取り付けるのがマスト

泥除けは乗り手の背中を守る装備です。後輪が跳ね上げる雨水などを防ぐ効果があります。別名はフェンダーやマットガード。泥除けはツーリングバイクの標準装備です。25Cや28Cのタイヤに後付けするほか、初めから装備しているロードバイクを選ぶことも可能。スポルティーフ化にはマストな装備と言えます。初めから付いていたり、取り付けやすかったりする車種がスポルティーフ化に有利です。

積載はフロントバッグのみでも成立する

ランドナーは前輪と後輪の横に大掛かりな荷物を載せる、キャリア(荷台)が付きます。スポルティーフは前輪の上に小さいキャリアを付けて、上にフロントバッグを乗せるのが基本です。近年はフロントバックの種類が拡大して、ドロップハンドル自体にベルトで巻き付けるタイプも増えました。積載としてはフロントバックのみで、スポルティーフとして成立します。伝統の形式にこだわる場合は、前キャリアを付けた方がいいでしょう。

変速機はダブルレバーがおすすめ

ママチャリは変速機のレバーがハンドルに付いていますよね。ロードバイクも同じです。一方、ランドナーやスポルティーフは、Wレバーと呼ばれる構造を伝統的に採用。2つのレバーがフレームに付いており、フロントバックの干渉を防いでいます。Wレバーはスポーツバイク旧来の変速システムです。今でも使っているモデルがありますよ。

例えばスペシャーレランドナーエリートのように、Wレバーは採用していないツーリングバイクが多くあります。しかし、Wレバー変更用の台座を持っているバイクも選ぶことが可能です。また、初めから新式を装備しているロードバイクが存在。伝統の形式にこだわる場合は選択する価値があります。後からWレバーにしやすい台座付きや、初めから採用しているバイクを選ぶのもおすすめです。

スポルティーフ化しやすい車種で選ぶ

スポルティーフ化でポピュラーな車種はタイヤが近いロードバイク

スポルティーフ化される一番ポピュラーな車種はロードバイクです。腰掛けるサドルを交換するケースが多くあります。ペダルを漕ぎやすくしてスピードアップを図るため、ツーリングバイクより薄くて硬いサドルを採用。一般的な乗り方だと、柔らかいサドルの乗り心地が好まれます。気になる場合はランドナーやママチャリと同じ、革のサドルに交換するといいでしょう。

一方でタイヤは700mmが通常。25Cや28Cが主流で、交換の必要はありません。また、前傾姿勢になってスピードを上げやすい、オンロード向きのドロップハンドルを必ず採用しています。フロントバックや泥除けは隆盛と平行して増加。スピードは初めから重視しているので、簡単なスポルティーフ化に大掛かりなカスタムがありません。

クロスバイクはタイヤや用途が似ていてスポルティーフ化しやすい

クロスバイクはMTBから派生した自転車です。オフロードでバランスが取りやすい一直線のバーハンドルや、泥除けを初期装備に採用しています。ドロップハンドルへの移行が必須なのはネック。フレームの形がロードバイクと違うため、ハンドルを交換するときにブレーキ変更などの細かな調整が必要です。よくドロップハンドル化されているモデルを選ぶのがおすすめ。一方、ハンドル交換でロードバイク化するケースが非常に多く、自然な流れでスポルティーフ化できます。

基本的にオンロード走行も想定しており、街乗りバイクとして常日頃から活躍しています。700mmの28Cタイヤも主力です。また、キャンプなどの荷物を載せることが多く、前キャリアの付与を考えているモデルが豊富。峠や林道を走るツーリングバイクとしても活躍しています。活動場所もスポルティーフ寄りと言えるでしょう。

グラベルロードはツーリングバイク化しやすくスポルティーフと同じ場所を走れる

グラベルロードはロードバイクの仲間ですが、オフロード走行できるセッティングを施しています。また、カスタム次第で完全なオフロード型や、完全なオンロード型にすることも可能です。タイヤは700mmと650mmの両方が選択肢。前後にキャリアを付けて大規模な積載ができるため、ランドナー化することもできます。

グラベルロードはMTB用など、非常に太いタイヤを履けます。出だしで採用していることが多々あり、交換したくない場合は28Cや30Cを選ぶと有利です。一方、ロードバイクの仲間でドロップハンドルを採用。オンロードのツーリング参加が前提条件で、初めから高速移動することが可能です。スポルティーフと同じ場所を走れる、非常に拡張性が高い車種。泥除けやフロントバックの後付けも想定内です。

ブレーキの違いで選ぶ

タイヤを挟むブレーキが伝統的なコンポ

伝統的な格好のランドナーはママチャリと同じで、タイヤを直に挟むブレーキが付いています。カンチブレーキや上位版のVブレーキです。ランドナーのスタイルを踏襲しているスポルティーフも同じ。太いタイヤに向いているため、オフロード車が採用することもあります。ディスクブレーキより制動効果が弱い反面、シンプルなので軽いのがメリット。また、安価で製作コストを下げることもできます。

時代にマッチしているのはディスクブレーキ

2,019年を境目に一般的なスポーツバイクは、ディスクブレーキを標準装備とする傾向が高まっています。カンチ、Vブレーキの制動力は街乗りやツーリングに通用しますが、少し時代遅れのシステムです。ディスクブレーキは機械式(メカニカル)と油圧式があり、高度な油圧式は上位クラスが採用。一般的なロードバイクやツーリングバイクは、出だしに機械式を採用する傾向があります。時代にマッチしているのはディスクブレーキです。

機械式ディスクブレーキは悪天候に強い

ディスクブレーキはタイヤを支えるホイールに、円盤形のディスクを付けます。ディスクを挟んでスピードをコントロールする仕組みです。機械式と呼ばれるタイプは、ワイヤーを使ってディスクを挟むのが特徴。安価なコンポではありませんが、タイヤを挟むブレーキより水や泥に強い種類です。悪天候でもスピードコントロールしやすい点が、大きなメリットになっています。

機械式より強力な油圧式は少ない力でコントロールできる

油圧式は自動車のハンドルと同じく、オイルの圧力でディスクを挟むブレーキです。機械式より高価かつ複雑で、オイル漏れなどの特殊なトラブルが増えます。故障確率が機械式よりも高め。一方、水や泥に強いところは同じです。また、さらに強力な制動効果があります。油圧を利用しているため、少ない握力で繊細にスピードをコントロール。女性や子どもが悪天候に見舞われても、強く鋭く減速できるシステムです。

スポルティーフとスポルティーフ化車種のおすすめブランド・メーカー

FUJI(フジ)

Wレバーのロードバイクを扱う

スポルティーフは日本版のツーリングバイクです。日本人の体型や一般的な乗り方を熟知している、国内メーカーから選ぶのは非常に有利と言えます。国内メーカーでスポーツバイクの名門と言えば、プロにバイクや周辺機材を提供しているFUJI。過去にスポルティーフ自身を扱っていた背景があり、現在はWレバーのロードバイクを扱っています。

ARAYA(アラヤ)

エクセラスポティフを扱う国内メジャーメーカー

国内の老舗メーカーで、グラベルロードやクロスバイクは素晴らしい性能を秘めています。また、庶民的なセッティングが多く、そのままの状態で街乗りされるメーカーです。スポルティーフ自身も扱っていて、EXCELLA sportif(エクセラスポティフ)が定番と言える存在。非常におすすめのメーカーと言えるでしょう。

BIANCHI(ビアンキ)

スポルティーフが国内で活躍

イタリアを代表するロードバイクメーカーです。クロモリフレームが非常に優秀で、ツーリングバイクも人気があります。日本に拠点を展開。漫画、アニメに登場することから知名度が特に高いメーカーです。ロードバイクだけでなく、定番的なスポルティーフも日本の舗装路で活躍しています。

JAMIS(ジェイミス)

極めて優秀な拡張性を持つロードバイクがある

アメリカを発祥とするメーカーです。1,988年から続く超ロングセラーロードバイクを扱います。拡張性が非常に優秀。泥除けやキャリアをネジで接続するためのダボ穴が、たくさんフレームに付いています。スポルティーフ化するのに適したフレームが魅力です。

Panasonic(パナソニック)(オーダーなので取り扱いはなし)

オーダーのスポルティーフFSS8を受注している

スポルティーフは日本限定なので新車が貴重です。自転車は車と同じく年式で新しさを判別しますが、最新モデルが皆無だった年もあります。そのため、自転車を組み上げてくれるショップに、スポルティーフ仕様の特別バイクをフルオーダーする方法も一般的。典型例がPanasonicで、FSS8というカスタムスポルティーフを扱います。

おすすめ&人気のスポルティーフ・スポルティーフ化車種ランキング

実車でおすすめのスポルティーフ

BIANCHI-ANCORA(アンコラ) (176,000円)

伝統的なランドナーを踏襲する王道スポルティーフ

28Cタイヤを採用したクロモリフレームのスポルティーフです。スピードを出せるモデルですが、通勤通学など、一般走行もしやすいセッティングになっています。もちろんツーリングでのフットワークは軽快。スポルティーフらしい万能さを見せてくれる自転車です。

Wレバーと泥除けを採用しており、昔のランドナーを彷彿とさせる革サドルも取り付けています。また、ビアンキの人気カラーである、グリーンを採用しているのも特徴です。外見は非常に伝統的。王道の実車と言えるでしょう。

ARAYA- EXS(EXCELLA sportif) (237,600円)

伝統的な外見と近代のスピードが融合

日本のスポルティーフを代表するモデルです。革サドルやWレバー、前輪の上に取り付けたキャリアなど、レトロなツーリングバイクを見事に再現しています。また、タイヤを挟むブレーキもトラディショナルな装備。非常に魅力的なスポルティーフの完成品です。

外見はレトロですが中身は非常に近代的です。タイヤは25Cを初期に採用。新しいロードバイクに搭載するコンポを導入することで、最近のスポーツ走行に対応できるスピードも得ています。軽くて丈夫なクロモリフレームが、新旧のシステムを確実にジョイント。オンロード走行全般を快適にする、優れた実用性があります。

ARAYA-Diagonale (96,800円)

遅いスピードが得意で高速巡行できる性能もある

名前の由来はフランスのサイクリングコース、ディアゴナールです。六芒星の形状で9つのコースが繋がっていて、時間内に自力で走り切るレースが行われていました。平均速度は近代のロードバイクより遅め。要素が受け継がれていて、28Cタイヤによるマイルドな走行も得意です。

一方、ロードバイク寄りの部品をメイン採用しており、本気になれば高速巡行も可能です。粘り強いクロモリフレームが振動を吸収。長距離から来る疲れを軽減して、サイクリストのパフォーマンスを支えます。伝統的な装備をまとめて搭載しており、実車の候補として外せない1台です。

スポルティーフ化におすすめのロードバイク

FUJI-2,021年モデル BALLAD R (83,160円)

性能や取り付ける装備がスポルティーフ化に丁度いい

Wレバー採用のロードバイクで、街乗り仕様にカスタムされることがあります。自立させるスタンドや泥除けを付けて、ママチャリのような日常感が溢れる外見にすることも可能です。ENE CICROなど、市販の前キャリアを付けることも可能。スポルティーフ化しやすいロードバイクです。

タイヤは28Cを採用しており、ロードバイクの中ではマイルドな走り方ができます。また、クロモリフレームの形や色がクラシカルです。性能とデザインの両方がシティライク。街乗り運用を増やしているのも頷けるところです。そもそもロードバイクなので、スピードを求める走行も可能。丁度いいスポルティーフ化ができます。

JAMIS-QUEST SPORT (84,150円)

高度な拡張性がスポルティーフ化を現実にする

25Cタイヤを採用したロードバイクです。泥除けやキャリアを取り付ける拡張性があり、初めから付属品を購入してツーリングバイク化するユーザーもいます。QUESTという名前だけあって、峠や林道などの少しアドベンチャーな場面でも活躍。スポルティーフ化しやすいロードバイクです。

クロモリフレームは非常に粘りがあり、普通のロードバイクより少し跨ぎやすい形になっています。JAMISの技術が伺える優れた設計です。サイクリング向けで初心者にも優しいコンポを搭載。扱いやすいセッティングと良いフレームが揃っています。ロードバイクの中でもコストパフォーマンスが素晴らしいタイプです。

RALEIGH-CRF Carlton-F (195,800円)

装備と伝統のデザインがスポルティーフ化に向いている

クロモリフレームと25Cのタイヤを採用した自転車です。カテゴリーはロードバイクですが、ラレーが純正の泥除けを用意しています。ネジ数は多いものの、自分で取り付けることが可能。サドル下にダボ穴があって、積載を求める場合は後ろ側にキャリアを取り付けることもできます。

Carltonシリーズは装備が充実しているほか、Wレバー台座付きのモデルが存在する背景もあります。そのため、よくツーリング仕様にされているロードバイクです。また、クラシックなイギリスデザインを採用。伝統的と呼べるところも、スポルティーフ化に適した長所でしょう。

スポルティーフ化におすすめのクロスバイク

BIANCH-ROMA 3 DISC (87,780円)

泥除けやキャリアを付けるカスタムが一般的

BIANCHの中でも特に人気があるオリジナルカラー、チェレステを採用しています。おしゃれなモデルとして有名なクロスバイクです。よく街乗りされているため、通勤通学中に見かけることも多いバイク。油圧式ディスクブレーキを搭載しており、ドロップハンドル化してツーリングやフィットネスに使うケースもあります。

初期にオンロード向けの28Cタイヤを採用しており、交換する必要がありません。また、泥除けやキャリアを付けるカスタムも一般的に行われています。スポルティーフ化を自然な流れで行えることから、候補に挙がるクロスバイクです。

ブリヂストン-ANCHOR RL3 FLAT CLARIS MODEL (71,060円)

ドロップハンドル化を想定しているクロスバイク

街乗りとフィットネス、トレーニングとツーリングなど、多彩な走行ができる万能バイクとしてオンロードで活躍しています。泥除けやキャリアを付けて、通勤通学に使うケースも一般的です。ブリヂストンは日本メーカーで、ANCHOR用の泥除けやフロントキャリアを用意。スムーズにツーリングバイクへ移行できます。

ロードバイクと共通のアルミフレームを採用した、長距離移動できるモデルです。ドロップハンドルが苦手な人、使わない人に向けてバーハンドルを付けています。ロードバイクに換装することを見越しており、装備と同じでドロップハンドルの取り付けも簡単。スムーズにスポルティーフ化できるクロスバイクです。

スポルティーフ化におすすめのグラベルロード

BIANCH-VIA NIRONE 7 ALLROAD (188,400円)

32Cタイヤだがスポルティーフ化に十分なスピードを出せる

元々は非常に有名なアルミ製のロードバイクで、色々な層に選ばれています。かなり堅実にできているところがメリットです。全ての性能がハイレベル。バランスがよく扱いやすいことから、入門向けとしてもおすすめです。ロードバイクにオフロード性を求める世情が影響して、グラベルロードへの派生を果たしました。

スポルティーフには少し太い、32Cのタイヤを採用しています。ランドナーとスポルティーフの真ん中に位置するサイズです。形式を重んじる場合は交換することになるでしょう。一方、ロードバイク寄りの設定でスピードは十分。ママチャリのタイヤより少し細いこともあり、乗りやすさ重視で交換しないのも好手です。ランドナー並みの荷物が乗るので、積載に関する心配はありません。

MARIN-NICASIO (89,100円)

スピード重視のセッティングを採用したグラベルロード

クロモリフレームを採用しているグラベルロードです。MTB用のタイヤを付けて完全なオフロード仕様にすることもできます。一方で30Cのタイヤを採用しており、初期はロードバイクに似たスピード重視のセッティングを選択。スポルティーフ化できる走行性能に達しています。

街乗り用のロードバイクは安定感を重視して、カスタムで30Cタイヤを付けることがあります。形式より乗りやすさを求めるなら、タイヤ交換の必要はないでしょう。なお、NICASIOはクロスバイクもラインナップしていて、万能さが人気です。前かごが付くなど、積載を拡張しやすいメリットがあります。スポルティーフ化からは少し遠のくかもしれませんが、ツーリングバイク化するのにおすすめ。ママチャリに近い自転車が好みなら、十分な候補にできます。

まとめ

スポルティーフ自身かカスタムしやすい車両がおすすめ

スポルティーフは貴重な車種です。欲しいときに完成した実車を見つけた場合は選ぶ価値があります。また、オーダー車も一般的。ロードバイクやクロスバイク、グラベルロードをスポルティーフ化するのも正しい選択肢です。他車種をカスタムするときは700mmかつ25mmなど、細めのタイヤを選ぶのがおすすめ。また、全て揃える必要はありませんが、泥除けやWレバーなど、主な装備が付くバイクだと伝統的なスポルティーフも目指せます。

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