天気の心配をせず洗濯物が干せて、家の中でもっとくつろげるスペースがあるといいなと思うことはないでしょうか。そんな時におすすめなのがサンルームです。サンルームがあれば天候を気にせずいつでも洗濯ができて、家族での憩いの場が増えますよ。そこで、今回はおすすめの人気サンルームをランキング形式でご紹介します。また、サンルームにはさまざまなオプションもあるので詳しく解説します。是非、自分の家にぴったりのサンルームを取り入れて、より快適な住まいを実現させてくださいね。
サンルームのメリット
太陽光を多く取り込むガラス張りの部屋で洗濯物が干せる
サンルームは、物干し竿などを取り付けることで天候を気にせず洗濯物が干せるスペースになります。天気が急変して、干した洗濯物が濡れてしまったという失敗がなくなりますよ。サンルームはガラス張りが基本で太陽光をよく取り込むので、洗濯物が気持ちよく乾きます。
子供の遊び場やくつろぎの空間としておしゃれに活用できる
サンルームは降り注ぐ陽の光の中で、暖かく快適な空間作りが可能です。明るく心地良いサンルームスペースは子供やペットの遊び場、ティータイムができるようなくつろぎのスペースとして最適。カフェ仕様のテーブルと椅子を置いて、おしゃれな空間をつくるのもおすすめです。
サンルームのデメリット
汚れが目立つのでまめな掃除が必要
サンルームは基本ガラス張りのため、内側外側と両方からの汚れが目立つのでまめに拭くようにしましょう。また、ガラス以外に屋根部分の掃除は中性洗剤で行うことが多いものの、家から外側へ出ている長さが長いほど汚れを落とすのが難しくなります。対策として、熱線吸収アクアポリカなど汚れが付着しにくい機能を備えた屋根などにするのがおすすめです。
夏は暑く冬は寒くなりやすい
サンルームは直射日光をよく取り込むので、どうしても気温が高くなりがちです。そのため、オプションで内部日除けを設置したり、熱線をある程度カットできるポリカーボネート素材の屋根にしたりするのがおすすめです。また、外気の影響を直接受けるので、冬は寒くなります。ヒーターを活用するなど室内温度のコントロールをしましょう。囲いや屋根が開閉できる仕様も、通気性が良くなり室内温度調整がしやすくなります。
サンルームの種類
バルコニー囲い
バルコニーをガラスで囲ったタイプで天候に左右されず洗濯物ができる
サンルームはバルコニーに後付けすることができます。バルコニーやベランダに後付けすると、干していた洗濯物が天気の急変で濡れてしまったといった失敗がなくなるうえに、部屋干しと違い直射日光で気持ちよく乾きます。外の汚れや花粉などを洗濯物につけたくないといった方にもおすすめです。
また、バルコニーやベランダにサンルームを設置する場合は既存の土台を活用できるので、基礎工事費用を少しだけ抑えられるメリットがあります。ただし、サンルームのレベルや土台の状況で費用は変動します。施工業者に事前の調査をお願いし、予め費用を把握することが大切です。
テラス囲い
テラスをガラスで囲ったタイプで遊び場やくつろぎスペースに最適
サンルームをテラスに後付けするのは多い事例です。家事の合間に一息できるようなスペースや、子供の遊び場などにするのも良いですよ。ペットを遊ばせるスペースとして活用する例も多く、くつろぎの場としてさまざまな形で利用できます。
費用を抑えようとしてDIYでサンルームをつくろうと考える方もいますよね。しかし、想像以上に高度な作業になるので的確な知識を有する専門業者に依頼するのがおすすめです。完成時はしっかりとしていても数年後に素材選びや建付けの不備が発生し、結局プロに大規模修繕をお願いするようなことがないようにしましょう。
サンルームの選び方
素材で選ぶ
ゆっくりくつろげるような温かみのある雰囲気にしたいなら木調素材
サンルームを、コーヒータイムを過ごすカフェのようなスペースにしたいなら、温もりを感じる木調のフレームがおすすめです。自然素材に見える木目調素材にすると柔らかく優しい雰囲気がでて、草木のある庭との調和も良くなります。リビングと庭をつなぐような一体感を出したい場合に木調のフレームは最適です。くつろぎの空間づくりには、天然素材に見えるものを取り入れてみましょう。
必要な時だけ使える組み立て式が良いならビニール素材だと軽くて便利
サンルームは庭などに独立して組み立てるタイプもあります。ゲストを呼びサンルームでゆっくり過ごしたい時など必要な時にだけ組み立てるタイプで、ビニール素材だと軽くて設置しやすいですよ。植物を育てるために設置し、季節によって出したり片付けたりするのにも向いています。自分の趣味のための空間や、ゲストをもてなすくつろぎのスペースとして活用してみましょう。
扉で選ぶ
リビングと庭を繋げるくつろぎの空間にしたいなら開放感のある全開式
最近は、庭と部屋の一体感を感じられるような家の構造が流行っています。テラス囲いのサンルームは、庭との繋がりを感じさせるのに最適。ガーデンルームとも呼ばれており、一部をドアとして開放したり折り戸で全開にしたりすると、外の空気を感じつつ庭の草花を眺めながら食事やお茶ができます。DIYが好きな方は、作業場として活用するのも良いでしょう。
外の汚れや虫などが部屋に入らないようにしたいなら網戸付きだと安心
サンルームは、ガラス張りの天井やドアを開けたときに虫や汚れなどが入り込む可能性があります。それを避けるためには網戸を付けるのがおすすめ。オプションで網戸を後付けできるタイプもあるのでチェックしてみてくださいね。カーテンレールを付けられるタイプもあるので、レースのような薄地のカーテンを利用するのも良いでしょう。
屋根で選ぶ
日差しが強くならないように調整したいなら日除けが設置できるもの
サンルームは日差しがたっぷりと入るのがメリットですが、カフェスペースにした場合など夏の強い日差しに長時間あたるのは避けたいですよね。そんな時は日除けが設置できるタイプを選ぶようにしましょう。日除けがあれば日差しの強い日中でも快適にコーヒータイムを楽しめますよ。また、ペットや子供も遊びやすいスペースとなり、エクササイズなど趣味や運動にも利用しやすくなります。
暑すぎないようにしたいなら熱線吸収ポリカーボネート製
サンルームの室内温度を高すぎないようにするには、屋根素材を熱線吸収タイプのポリカーボネートにするのがおすすめです。明るさを保ち熱線をカットする屋根素材である熱線吸収ポリカーボネートは、30%から40%の熱をカットしテラス内の温度上昇を抑えてくれます。真夏の炎天下でのサンルーム内を暑くなりづらくし、冷房費の節約にもつながりますよ。
サンルームのおすすめブランド・メーカー
LIXIL(リクシル)
高性能で使いやすく信頼度の高さが魅力
LIXILはドアやキッチンなど住まいのあらゆる場所を開発、提供する信頼度の高い大手メーカーです。サンルームの価格幅は広く、手頃感のあるものからラグジュアリー感のある高級なタイプまであります。使い勝手がよく便利で、高性能なサンルームをお探しの方に最適ですよ。
CAINZ(カインズ)
豊富なオプションとコンパクトさでライフスタイルに寄り添う
エクステリア、インテリアなど住居環境のあらゆる部分をリフォーム、コーディネート提案してくれます。サンルームはオプションが豊富で、コンパクトで高い利便性が期待できます。細かい部分まで要望が叶うシンプルなサンルームをお求めの方におすすめです。
YKK ap(ワイケーケーエーピー)
使い方無限大のテラス囲いと屋根タイプの2タイプ
サンルームは屋根と囲いの2タイプで、シンプルなものからラグジュアリー感あふれるデザインまで幅広く提供しています。テラス囲いのフルオープンタイプは、ホームパーティや趣味を楽しみたい方におすすめ。おしゃれなインテリアをチョイスしてくつろぎの空間を演出できます。
三協アルミ
使用目的や地域環境に適応できる安心設計
玄関ドア、門扉、窓など住宅のあらゆるものを開発する総合建材メーカーです。サンルームは屋外とつながる土間仕様、リビングの延長として使う床仕様など使う目的によって種類が複数あり、リアルな人工木も魅力のひとつ。積雪にも対応した屋根を採用しており、雪の多い地域にお住まいの方におすすめです。
おすすめ&人気のサンルームランキング
バルコニー囲いでおすすめのサンルーム
プラスワン-オリジナルバルコニー囲いサンルーム(429,000円)
くもりガラスにもできて建物に合わせた設計が叶う
急な雨などを心配せずに洗濯物を干して出かけられる、バルコニー囲いのサンルームです。花粉や空気の汚れから、衣服を守ってくれますよ。くもりガラスにもできるので、プライバシー保護をしたい方におすすめです。
建物に合わせて軒天を利用してつくったり、バルコニー下の部屋づくりも可能です。家の外観や予算と相談して、自分の家に合ったサンルームが叶います。夏場など暑い季節の気温上昇を抑えるために、屋根素材を熱線遮断ポリカーボネートにもできます。
ガラス建材の高山-アルミ特殊エクステリア サンルーム全面囲い(1,247,873円)
業界のプロがつくる安心の質
業界のプロがつくる安心のバルコニー囲い仕様サンルームです。リフォーム工事や新築オプションなどにも対応してくれるので、他の気になる箇所の相談をしたい方におすすめですよ。まずは相談にのってもらい、どのようなことができるのか確認してみてくださいね。
ガラスは、抗菌、抗ウイルスガラスを内窓に組み込むことも可能。花粉症などアレルギー体質の家族がいる場合は特におすすめです。家族をウイルスや汚れから守り、毎日天気を気にせず気持ちの良い洗濯ができますよ。
テラス囲いでおすすめのサンルーム
三協アルミ-ラプラス アールタイプ(398,000円)
住宅同等の窓サッシで開閉がスムーズ
多目的スペースや洗濯物干し場として活用できるサンルームです。手軽に庭と部屋をつなぐ第二のリビングを作れますよ。ラプラスの窓サッシは住宅サッシと同等のものを使用しているので、サッシ開閉が快適なものが欲しい方におすすめです。
床材は高い耐久性があり、濡れても安心な塩ビデッキを採用しています。掃除やお洗濯で濡れたものを使用しても、傷みづらく美しい状態を維持できますよ。屋根形状はアールタイプの他にフラットタイプがあるので、お好みで選んでくださいね。
LIXIL-サニージュ R型(574,374円)
エコカラットプラスで快適な湿度を保ち嫌な臭いも軽減
サニージュのサンルームは、室内の空気を吸って吐いて湿度コントロールができ、気になる臭いや有害物質を低減するエコカラットプラスという壁を使用しています。通年過ごしやすく、臭いに敏感な方などにおすすめですよ。ペット臭やたばこの臭いにも有効です。
使いやすさにこだわった上下可動する物干しは、毎日の洗濯物を少しでも楽に快適にしたい方におすすめ。目の高さの楽な姿勢で作業ができ、干したまま衣服を上に上げられます。スッキリとしたデザインは、サンルームの爽やかな雰囲気を損ないません。
CAINZ-ガーデンフェイス 標準タイプ アール屋根(358,000円~)
くもりガラスが選べてプライバシー保護になる
くもりガラス仕様にできて、プライバシー保護ができるサンルームです。洗濯物などを外から見られたくない方におすすめですよ。シンプルな外観ですが、床下をタイルで塞ぎスタイリッシュなデザインにもできます。
目的を叶えられる豊富なオプションも魅力のひとつです。取り付け高さを変えられる竿掛けや天井日除けカーテン、カーテンレールや換気扇もつけられます。コンパクトで利便性の高いサンルームをお探しの方におすすめですよ。
YKK ap-ソラリア スタンダードタイプ(604,000円)
熱線遮断ポリカーボネート素材で暑さを軽減
熱線遮断ポリカーボネート素材の屋根が取り付けられるサンルームです。暑さを防ぎ、サンルーム内の温度を和らげてくれます。ホビールームやペットとの憩いのスペース、雨の日の洗濯物干し場など多目的で活用できますよ。
内面床は、人工ウッドデッキとして人気があるリウッドデッキ仕様で爽やかな雰囲気です。庭とリビングを手軽につないでくれる空間として、第2のリビングになりますよ。パーツによるカラーバリエーションが豊富で、さりげなくおしゃれな演出ができるのが魅力です。
大仙-サンルーム 断熱タイプ(1,380,000円)
断熱性能でエアコンが効きやすく年中快適
外壁パネルの面積が多いサンルームです。断熱性能があり、優しい木目調の外壁で住宅の雰囲気や庭に調和します。外からサンルーム内をあまり見られたくない方におすすめの仕様で、エクササイズのスペースやペットのための空間としても最適です。
木造の増築と比較すると半分以下の価格で済み、取り付けも数日間。サイズは約5.5畳とコンパクトで、断熱性能なのでさまざまな使い方が可能です。エアコンが効きやすく大幅に室内温度を抑えられるので、一年中快適に利用できますよ。
エクステリアストック-テラス囲い フラット屋根タイプ(424,560円)
床高が600mmで現代の住宅サイズにマッチ
シンプルなデザインで、綺麗な外観と室内のすっきりとした空間が特徴のサンルームです。リビングとの段差が少ないのでつまずく心配がなく、スリッパなどをぬぐ必要がありません。出入りがしやすい仕様でリビングの延長上にあるような広さを感じますよ。
床面は濡れてしまっても安全な塩ビ製のデッキです。劣化や変色がしづらいように特殊樹脂コーティング処理がされており耐候性があるので、長く綺麗に使い続けられます。床高が600mmの住宅サイズにお住まいの方にぴったりのサイズ感です。
おしゃれでおすすめのサンルーム
YKK ap-ソラリア 木彫ガーデンルームタイプ デッキ納まり(587,000円)
木調色で庭とリビングをつなぐくつろぎの空間を演出
さまざまな目的で使用できるモダンテイストなサンルームです。全開できる折りたたみ戸は開放感いっぱい。リビングと庭をつなぐくつろぎのスペースとして活用できます。折りたたみ戸には開閉しやすい仕様の取っ手があり便利です。
多用途で使用できますが、特にカフェのような雰囲気のサンルームを設置したい方におすすめのデザインです。本体は木調色のアルミでくつろぎの空間にぴったり。庭の草木とよく調和し、家をよりゴージャスな雰囲気にしてくれます。
LIXIL-ガーデンルーム ZIMA(1,582,400円)
折り戸を全開にして庭に第2のリビングを
折り戸を全開にすると開放感いっぱいで、庭によく調和するサンルームです。庭につながるような空間でくつろげるスペースが欲しい方におすすめですよ。第2のリビング空間をつくり、日々の暮らしを豊かに演出してくれます。
折り戸をすべて開け放つと季節の良い日にはカフェスペースに。家にいながら気持ちの良いティータイムを過ごせます。その他にもBBQやホームパーティ、子供の遊び場や趣味の部屋などにもなる、マルチスペースとして活用してみましょう。
LIXIL-エクシオール 暖蘭物語(1,568,600円)
おしゃれで上品な外観のクラシカルデザイン
トラディショナルで上品な雰囲気のデザインがお好みの方におすすめのサンルームです。フルガラスにするか下段をクラシカルな装飾パネルにすることも可能。プライバシー空間をおしゃれな雰囲気で上手に隠してくれます。
コンテンポラリースタイルはどんなスタイルの住宅にもマッチするシンプルデザイン。ガラスやデザインパネルもすっきりとした印象です。オプションで内部日除けや換気パネルなどを設置でき、温度調節や空気循環が上手くできます。
三協アルミ-パピーナリラ(1,100,000円)
カラーバリエーションが豊富で好みのテイストが見つかる
本体色3色、化粧カバーが7色とカラーバリエーションが豊富なサンルームです。リビングのテイストや家具などに合わせて雰囲気づくりがしやすいですよ。さまざまな住宅スタイルにマッチするカラーコーディネートが可能です。
床は室内と同じ高さで出入りがスムーズ。人工木を敷いた床仕様で、単色とマーブルから選べます。踏み面の広いデザインステップなど、細かいパーツもおしゃれに見せたい方におすすめですよ。ペット向けのオプションもあり、さまざまな要望に応えてくれます。
LIXIL-COCOMA(779,900円)
オプションが豊富でライフスタイルに合わせられる
COCOMAにはさまざまなオプションがラインナップされています。敷地条件やライフスタイルに合わせて、オリジナル感あふれるガーデンライフを実現できますよ。サイドスルータイプは、両サイドがあいているので開放感を取り入れたい方におすすめです。
戸はキャタピラが軽くスムーズな開け閉めが可能。虫を避けて風通しの良い空間にさせる網戸もあり、使いやすい仕様です。日除けとしておしゃれで見た目にも爽やかなロールスクリーンを設置してみてはいかがでしょうか。
サンルームを作る際の注意点
増築する場合は建ぺい率が規定値を超えるか否か事前に確認する
サンルームを一戸建てに増築する場合、建ぺい率が規定値を超えてしまうリスクが伴います。サンルームは部屋とみなされ建築面積が増えるのです。建ぺい率が規定値を超えると、保険契約ができない、契約済み保険でも保険金がもらえないといったリスクが発生します。また固定資産税が増える恐れもあるので、増築する前によく確認することが必須です。固定資産税は一般的なサンルームだと年間1万から2万円程度増えるので、その予算を確保できるか否かも事前に確認しておくことが重要になります。
まとめ
目的の使い方がしやすいサンルームがおすすめ
サンルームは天候を考えずに洗濯したい、くつろぎスペースにしたい、子供の遊び場にしたい、といった目的に合ったつくりにするのがおすすめです。カフェスペースや遊び場にするなら折り戸などの開放的なドアにしたり、洗濯をしたいなら竿掛けセットを追加したりすると良いでしょう。花粉や外にある汚れを取り込みたくなければ、網戸などのオプションをつけるのがおすすめです。夏は暑くなりがちですが、熱さを防ぐ素材の屋根や日除けを設置するなど工夫してみてくださいね。今回はおすすめのサンルームをランキング形式でご紹介しました。是非、目的に合ったサンルームをつくってより快適な暮らしを楽しんでください。