Canon EOS Kiss Mをレビュー!動画撮影やスマホ転送も簡単【夜の撮影にも】

コンパクトデジカメやスマホのカメラでは物足りなくて一眼レフデビューをしたいけれど、高価で難しいモデルは使いこなす自信がないという方も多いと思います。また、あまり体力に自信がないという方やいつもカメラを持ち歩きたいという方は、重いカメラは使いづらいですよね。そこで注目したいのが、一般的な一眼レフカメラに比べて小型軽量で持ち歩きやすいミラーレスカメラ。初心者向けのエントリーモデルなら、カメラに詳しくなくても使いやすいのが魅力です。今回は、モノカリスタッフが、EOS Kissシリーズ初のミラーレスカメラEOS Kiss Mのレンズのラインナップやスペック、作例や口コミなどをご紹介。上位モデルや後継機との比較もあるので、ぜひ参考にしてみてください。

Canon EOS Kiss Mとは?

EOS Kissシリーズ初のミラーレスカメラ

EOS Kiss Mは、2018年3月に発売されたミラーレスカメラです。EOS Kissは、1993年に誕生したエントリーユーザー向けのシリーズ。一眼レフを初めて使う初心者や、子供の写真を撮りたいという子育てママ層などから人気です。EOS Kiss Mは、EOS Kissシリーズ初のミラーレスカメラ。初心者が使いやすいEOS Kissシリーズの中でも小型軽量で持ち歩きやすく価格も手ごろなので、より気軽に購入しやすい一台と言えるでしょう。ミラーレスながら外観が本格的な一眼レフカメラと似ているので、本格的でかっこいいミラーレスカメラが欲しい方にもおすすめです。

Canon EOS Kiss Mの総合評価

エントリーモデルながらかゆいところに手が届く

総合評価95点
機能性★★★★☆
(Bluetooth接続、AF、4K動画)
デザイン★★★★★
(本格的なデザイン、2色展開)
操作性★★★★★
(タッチ操作、分かりやすいメニュー表示、バリアングル液晶)

全画素がAFと撮像の両方を兼ねるセンサーによるデュアルピクセルCMOS AFや、最大143点の測距点、瞳を検知する瞳AFなど、優れたAF機能を備えています。さらに、ミラーレスカメラながらファインダー搭載である点や、バリアングル液晶が採用されている点も魅力でしょう。そのほか、高画質の4K動画撮影や手軽にスマホと共有ができる無線機能など、初心者向けのエントリーモデルでありながらかゆいところに手が届く一台と言えます。

Canon EOS Kiss MとEOS Kiss M2のスペック比較

後継機M2は動画撮影やAF性能がアップ

商品画像
商品名EOS Kiss MEOS Kiss M2
最安価格(2021年8月時点)48,800円84,700円
発売日2018年3月23日2020年11月27日
有効画素数約2410万画素約2410万画素
常用ISO感度100~25600100~25600
映像エンジンDIGIC 8DIGIC 8
センサーサイズAPS-CAPS-C
AF測距点最大143点最大143点
連続撮影速度最大約10コマ/秒最大約10コマ/秒
画像転送
(無線通信​)
スマホ・PC可
(Wi-Fi/Bluetooth)
スマホ・PC可
(Wi-Fi/Bluetooth)
サイズ116.3×88.1×58.7mm116.3×88.1×58.7mm
カラー展開ブラック/ホワイトブラック/ホワイト
重量ブラック約387g/ホワイト約390gブラック約387g/ホワイト約388g

EOS Kiss MはKissシリーズ初のミラーレスカメラなので、明確な前機種は存在しません。2020年11月には、後継機となるEOS Kiss M2が登場しています。2機種のボディサイズはほぼ同じ。重量は、ホワイトのみわずかにKiss M2の方が軽くなっています。有効画素数や検索エンジン、連写速度など、スペック面もほぼ変わりありません。パワーアップしたのは、主にAF性能や動画撮影に関する点です。瞳AFの性能がアップし、サーボAF、動画サーボAFにも対応。測距輝度範囲に関する数値も向上しています。また、Kiss M2はYouTubeのライブ配信や4K縦位置撮影に対応しているので、動画配信用として考えている方はKiss M2が良いかもしれませんね。ただし、Kiss Mには搭載されていたNFCがKiss M2では非対応となっていますので、NFC機能を使いたい方は注意が必要です。

Canon EOS Kiss Mのセット内容・付属品

カメラ本体のみとレンズ付属のセットから選択可能

商品画像
商品名ボディEF-M15-45 IS STM レンズキットEF-M18-150 IS STM レンズキットダブルレンズキット
ダブルレンズキット
最安価格(2021年8月時点)48,800円56,980円86,800円69,200円70,900円
内容・カメラ本体・カメラ本体
・標準ズームレンズ
・カメラ本体
・高倍率ズームレンズ
・カメラ本体
・標準ズームレンズ
・パンケーキレンズ
・カメラ本体
・望遠ズームレンズ
・標準ズームレンズ

ボディのみ、レンズが一つ付いているキット、レンズが二つついているキットから選ぶことができます。キヤノンの他のミラーレスカメラを所持していて使えるレンズがあるという方は、ボディのみを購入するという選択も。キヤノンのEF-Mマウントのレンズを所持しておらず購入してすぐにカメラを使いたい方は、レンズキットを選ぶのが良いでしょう。

セットに含まれるレンズの種類は全部で4つ

各レンズの大きな違いは焦点距離

商品画像
商品名EF-M22mm F2 STMEF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STMEF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMEF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM
レンズタイプパンケーキレンズ標準ズームレンズ高倍率ズームレンズ望遠ズームレンズ
撮影シーン花・テーブルフォト・人物撮影ポートレート・風景撮影旅行・ペット撮影鉄道撮影・スポーツシーン
レンズ単体の最安値(2021年7月時点)12,788円10,600円34,500円17,800円
ピント合わせ手動/自動手動/自動手動/自動手動/自動
ピントが合う最も近い距離0.15m0.25m18~50mm時:0.25m
150mm時:0.45m
1m
対応センサーサイズAPS-CAPS-CAPS-CAPS-C
ズーム幅22mm15~45mm18~150mm55~200mm
開放F値F2F3.5-6.3F3.5-6.3F4.5-6.3
フィルター径43mm49mm55mm52mm
最大径×長さφ60.9 × 23.7 mm(電源OFF時)φ60.9 × 44.5 mmφ60.9×86.5 mmφ60.9×86.5 mm
重量約105g約130g約300g約260g
手ブレ補正機構

各レンズに書かれている15-45などの数字はレンズからイメージセンサーまでの距離を示したもので、焦点距離といいます。焦点距離が小さいと広角で、大きいと望遠で撮影ができるので、レンズを選ぶ時には何を撮影したいかを考えて選ぶと良いでしょう。例えば、記念撮影やスナップ写真、景色を撮りたいなどという場合には焦点距離が15-45mmの標準ズームレンズがおすすめ。子供の運動会など、遠くのものを大きく写したいという場合には望遠レンズや高倍率レンズが付いているキットが良いでしょう。

レンズが一つのセットには標準ズームレンズか高倍率ズームレンズが付属

キットにはレンズが一つのもの、二つのものがあり、レンズが一つのキットには標準ズームレンズが付いているもの、高倍率ズームレンズが付いているものの2種類があります。標準ズームレンズの焦点距離が15-45mmであるのに対し、高倍率ズームレンズは焦点距離が18-150mm。標準ズームに比べて幅広い撮影シーンにマッチしてくれるのが魅力です。旅行や散歩などのスナップ写真から比較的遠くのものを大きく撮りたい時まで対応可能で、撮影シーンに合わせてレンズを交換する手間が省けます。ただし、高倍率ズームレンズのキットは標準ズームレンズのキットよりも高額ですので、必要かどうかをよく検討して選びましょう。

レンズ二つなら標準ズームレンズとパンケーキレンズか望遠ズームレンズが付属

レンズ二つのキットは2種類あり、どちらも汎用性の高い標準ズームレンズが付いています。ダブルレンズキットには標準ズームレンズと焦点距離22mmのパンケーキレンズ、ダブルズームキットには標準ズームレンズと焦点距離55-200mmの望遠レンズが付属。ダブルレンズキットに付いているパンケーキレンズは単焦点レンズで、パンケーキのように薄い形状が特徴です。背景をぼかした写真をよりきれいに撮りたい場合に活躍します。望遠ズームレンズは鉄道や動物の撮影など、遠くのものを大きく写すという使い方をしたい方にぴったり。スマホでは撮れないような迫力のある写真が撮れます。

Canon EOS Kiss Mの特徴

初心者も分かりやすい撮影モードガイド

イラストや写真が付いていて細かい説明が書かれている

撮影モードにはオートモードやマニュアル撮影のほか、魚眼風や水彩風といったさまざまな効果を付けたモードもあります。撮影モードは画面タッチで選択することができ、スマホのような感覚で操作できるので初心者にも簡単。さらに、各モードの特徴が分かる写真と分かりやすい説明が書かれているので、目で見て希望の撮影モードを素早く選ぶことができます。

分かりやすいのは撮影モードだけではなく、メニュー画面も同様です。初心者には分かりにくい用語も詳しく説明が書かれているので、メニューを選ぶ時に迷いません。ある程度カメラに詳しくいちいち説明が出てくるのが煩わしいという方は、メニュー表示のレベルを変えて説明を非表示にすることもできます。

回転でアングルを自由に変えられるバリアングル液晶

ローアングル撮影や自撮りなどに便利

横に開いて回転させることができるバリアングル液晶モニターが搭載されています。ミラーレスカメラの場合、一般的には上に180度開くチルト液晶が採用されていることが多い中、バリアングル液晶が採用されているのは魅力と言えるでしょう。バリアングル液晶は、横に開くだけでなく上下など好きな角度にモニターを回転させることができるので、さまざまな角度で撮影できるのがポイントです。

モニターを横に開いて下向きにし、手前が高くなるように傾けるとハイアングルから、上向きにして手前が低くなるように傾けるとローアングルからの撮影がしやすくなります。また、モニターをレンズ側に回転させれば自撮りにも対応。動画配信用の撮影などに活用したい方にもおすすめです。

扱いやすい小型・軽量ボディ

女性の手にも収まりやすい大きさでかさばらない

ミラーレスカメラの魅力は、やはり一般的な一眼レフカメラに比べて小型・軽量である点が挙げられるでしょう。もちろんEOS Kiss Mも小型・軽量です。ボディにSDカード、バッテリーを入れた状態の重さはブラックが約387g、ホワイトは約390g。15-45mmのレンズとストラップを付けた状態でも約560gと軽量です。実際に持ってみた感じは本当に軽く、重すぎる一眼レフカメラに挫折した経験のある筆者も感動。撮影時に長時間構えていても疲れにくいのは嬉しいですよね。

また、女性の手のひらにすっぽり収まってしまうサイズ感も魅力です。横幅はiphone8の縦の長さよりも短く、少し大きめのコンパクトデジカメと変わらない感じ。一眼レフカメラは大きくて持ち運ぶのが面倒だという方も、EOS Kiss Mなら気軽に持って出かけられます。日常のちょっとしたスナップを撮りたい方や、一眼レフのサブ機としてミラーレスカメラの購入を考えている方にもおすすめです。

ファインダー撮影が楽しめる0.39型EVF

タッチ&ドラッグAFを使えばファインダーを覗いたままピント調整できる

有効画素数236万ドット、0.39型のEVF(電子ビューファインダー)が搭載されており、ファインダーを覗いて撮影することもできます。EVF使用時のピント合わせは、タッチ&ドラッグAFが便利。ファインダーを覗いた状態で液晶モニターにタッチすることで、ピントを合わせたい位置を選択することができます。

EVFで撮影をするとカメラをしっかり支えることができるため、液晶モニターで撮影するよりもぶれにくいのが魅力です。さらに、野外などで液晶モニターが見づらい時にも、ファインダーを使用したほうが撮影しやすいでしょう。一般的にミラーレスカメラにはファインダーが付いていないことが多いので、ファインダーが付いている点を重視して選びたい方にもぴったりです。

Canon EOS Kiss Mの外観をレビュー

ボディ正面

小型のEF-Mレンズでバランスの良いデザイン

ファインダーが付いていることもあり、正面から見ると小型ながら本格的な一眼レフとほぼ同じ形状をしています。デザインにこだわりたい方も満足できるのではないでしょうか。特にブラックは、キヤノンの一眼レフらしさを存分に味わえそうですね。ホワイトは可愛らしく、女性に人気です。EF-Mマウントが採用されており、レンズは一般的な一眼レフカメラよりも小型。小さめのボディにマッチし、バランスの良いすっきりしたデザインになっています。専用のマウントアダプターEF-EOS Mを使用することで、EFレンズやEF-Sレンズも装着することが可能です。

ボディ上面

少し傾斜の付いたシャッターボタンが押しやすい

上面にはアクセサリーシューが付いています。スピードライトやステレオマイクなどを取り付けることができるので、本格的な撮影を行いたい方や、動画撮影時に音声をきれいに録りたい場合にも安心です。シャッターは少し斜めになっており、自然に押しやすい点が魅力。動画撮影ボタンもシャッターのすぐ横の前面に近い位置に付いており、動画配信用の撮影など自撮りをしたい場合には押しやすい位置だと言えるでしょう。しかし、背面側から見ると動画撮影ボタンが見えづらく、自撮りの場合以外はボタンの位置を把握しづらい点がデメリットと感じます。子供やペットなどを撮影したい場合は、撮影ボタンを押すのに少し手間取る方もいるかもしれません。ボタンを押すタイミングが遅くなってしまうことも考えられるので、撮影開始や撮影停止のタイミングより少し早めに指を動画撮影ボタンに軽く乗せておくとよいでしょう。

ボディ背面

ボタン類が右側に集約され操作しやすい

背面にはワイド3.0型のバリアングル液晶モニター、0.39型EVFがあり、右側にはメニューボタンや再生ボタンなどのボタン類が並んでいます。右手の親指を使って楽にボタン操作ができるのが魅力です。初心者にとっては、ボタン類が少ない方が操作に迷いにくく、うっかりよく分からないボタンを押して設定が変わってしまったなどというミスが防げて使いやすいでしょう。しかし、ある程度一眼レフカメラを使っている層からは少し厳しい意見も。ボタンが少ないため、一度ボタンを押してまた画面でタッチするなど、複数の操作が必要になって面倒だという声もあります。ボタンでワンタッチで操作したい場合は、カスタム機能を使って操作ボタンのカスタマイズをし、よく使う機能を割り当てると良いでしょう。

ボディ側面

手になじむ形状と質感で持ちやすい

ボディ側面には、HDMI端子とデジタル端子、Wi-Fiボタンが付いています。Wi-Fiボタンを押すだけで、ワンタッチでスマホとのWi-Fi接続設定などが可能。キヤノンのスマホアプリCameraConnectを使って、簡単に撮影した写真の共有ができます。反対のボディ側面にはNボタンがあり、NFC対応のAndroidスマホとのWi-Fi接続も可能です。また、グリップ部分には滑りにくいコーティングが施されており、質感もチープさがなくいい感じ。手になじんで持ちやすく滑りにくいです。

ボディ底面

バッテリー収納部分のカバーがしっかりしていて安心感がある

ボディ底面には三脚用のネジ穴と、SDカード、バッテリーの収納部分があります。収納部分の蓋はしっかりした作りになっており、カチッと閉まるので安心感が。コンパクトデジカメの場合はバッテリー収納部の蓋の作りがチープなものもあり、壊さないように開け閉めに神経を使ったり、使っているうちに壊れてしまったりするケースも。しっかりした作になっているのは頼もしいですよね。

Canon EOS Kiss Mを使いこなす初心者向け機能紹介

撮影前に設定する機能

クリエイティブアシストモード

初心者でも簡単に印象的な写真に仕上げられる

クリエイティブアシストは、オートモードで使用できる機能です。露出、絞りといったカメラの専門用語を知らなくても、背景をぼかしたり、明るさを変えたりして自分好みの写真を撮ることが可能。コントラストや鮮やかさなど細かい点まで設定ができるので、ミラーレスカメラで手軽にSNS映えする写真を撮りたい方にもおすすめの機能でしょう。

リセットをタッチすれば簡単に設定を元に戻せて安心

カメラでの撮影にあまり慣れていない方のなかには、一度設定を変えてしまうと元に戻せなくなりそうで設定を変えるのが怖いと感じている方もいるのではないでしょうか。クリエイティブアシストにはリセットボタンがあるので、思いっきり設定を変えても大丈夫。リセットの部分をタッチすることで、クリエイティブアシストの設定を元に戻すことができます。設定をワンタッチでその都度戻せるのは便利ですよね。

フィルター効果

水彩風やトイカメラ風などニュアンスのある写真が撮れる

モードダイヤルをフィルターに合わせると、ラフモノクロや魚眼風、ジオラマ風といった特殊効果を付けて撮影できるクリエイティブフィルターを使用した撮影が楽しめます。特に難しい設定をしなくても、いつもとは雰囲気の違った写真が簡単に撮れるのが魅力。カメラを使いこなすのは苦手だと感じている方でも、クリエイティブフィルターを使用すれば写真を撮るのが楽しくなること間違いなしでしょう。

Instagram投稿用の写真を撮影するのにもぴったり

1枚目の写真は水彩風のフィルターで撮影したもの。もともとの風景は新緑がまぶしい感じですが、フィルターで効果を付けるだけで手軽に面白いニュアンスにできます。2枚目の写真を撮影した日は天気が悪く、オートモードで撮影するとあまりきれいな写真が撮れない感じですが、油絵風のフィルターを付けて撮影してみると鮮やかに変化。旅行やテーマパークなどの写真をInstagramなどに投稿したいけれど、天気が悪くていい写真が撮れそうにないなどというときにも活用できそうですね。簡単に設定できるのに、写真が上手になったような気分になれる機能です。

撮影後に使用する機能

Wi-FiやBluetoothの無線機能

写真を簡単にスマホに転送できる

撮った写真をスマホに送りたい時、一度SDカードからパソコンに取り込み、パソコンからメールでスマホに送る、などという手順を踏むのは面倒ですよね。EOS Kiss MはWi-FiやBluetoothなどの無線機能が使用できるので、ダイレクトにスマホに写真を送ることが可能。NFCに対応しているAndroidスマホなら、Nマーク同士を合わせるだけで簡単に接続できるのも魅力でしょう。

自動転送の設定をしておけば転送の手間が省ける

実際にスマホに画像を転送してみると、静止画なら、1枚取り込むのに1秒かかるかかからないかくらいのスピーディーさで感動。自動送信の設定をしておくと、撮影した写真を自動でパソコンやスマホに送信することができます。撮った写真をまとめてスマホに送るのが面倒だという方や、送信するのを忘れてしまいそうだという方におすすめです。実際に筆者がスマホへの自動送信を設定してみたところ、本当に撮った瞬間にスマホの方に送信されました。手間いらずで本当に便利な機能だと思います。

編集機能

スマホやパソコンに転送しなくてもカメラでトリミングやリサイズなどが可能

写真の加工はスマホやパソコンに転送してから、加工アプリや編集ソフトなどで行うイメージを持っている方も多いと思います。しかし、EOS Kiss Mならカメラ内で静止画や動画の編集が可能。画像の回転やリサイズ、トリミングなどを、スマホの写真加工アプリのような感覚でカメラ内で行うことができます。

撮った写真にあとから効果やフィルターなどをプラスできる

写真を撮った後に、やっぱり明るさを変えればよかった、フィルター機能を使って撮ればよかったなどと思うこともあるでしょう。また、撮った写真を後から見返したらイマイチだったということもあると思います。実はクリエイティブアシストやクリエイティブフィルターは、既に撮影済みの写真にも効果を付けることが可能な機能。あまりうまく撮れていない写真も、効果を付けてみるとSNSにアップできるような写真に生まれ変わるかもしれません。

Canon EOS Kiss Mの性能をレビュー

AF性能

目にピントが合う瞳AFは子供を撮影するのに向いている

全画素が位相差AFセンサーとしても働くデュアルピクセルCMOS AFを搭載し、被写体に素早くフォーカスします。測距離点は最大143点で、後から発売されたEOS Kiss M2やEOS M6MarkⅡなどと比べても見劣りしません。また、動いている被写体にピントを合わせ続けると、サーボAFで最高約7.4コマ/秒の連続撮影ができるのも魅力。さらに、瞳AFを「する」に設定することで、カメラが瞳を検知して自動でフォーカス。子供を撮影したい場合などにも便利です。

被写体が動いても目の位置をすばやくとらえてピントが合う

実際に瞳AFを「する」に設定してみると、カメラに近い方の目にピントが合います。顔を動かしてみると、追いかけるように四角い枠が移動し、ある程度すばやく動いてもしっかり瞳にフォーカス。じっとしているのが難しい小さな子供を撮影したい場合などにとても便利な機能ではないでしょうか。瞳AFは、ONE SHOTで顔+追尾優先AFの時に使用できます。

連写性能

シーンに合わせて高速連写と低速連写が選べる

鉄道やスポーツシーンなど、高速で動く被写体を撮影する時には連写撮影が便利です。EOS Kiss Mには高速連写と低速連写があるので、シーンに合わせて選ぶことができるのも魅力。ドライブモードのメニューで、複数枚の写真が並ぶアイコンのHが付いている方を選ぶと高速連写になります。ワンショットAF時なら、最高約10.0コマ/秒の撮影が可能です。

高速連写撮影はスポーツシーンや動物の撮影などに向いている

高速連写撮影は、鉄道を撮影したい時やスポーツシーン、動物などを撮影したい時に向いています。実際にシャッターを切ってみると、まるでマシンガンのような早い連写に気分が高揚。音声から、かなりの速度だということがお分かり頂けるのではないでしょうか。

低速連写撮影は動きの少ない被写体に向いている

そこまで動きの速くない被写体なら、低速連写でも十分でしょう。低速と言っても、音声を聞いていただけると分かるように一般的な連写の速度と大きくは変わらない感じです。運動会の徒競走や、遊んでいる子供の撮影などなら、低速連写でも大丈夫ではないでしょうか。

ベストショットを撮れるチャンスが増えるが書き込みに時間がかかる点に注意

高速連写で飛んでいる鳥を撮影した画像です。連写することで、動物の動きなどを撮影できたり、ベストショットを狙うことができたりというメリットがあるでしょう。ただし、高速連写を使った後は画像の書き込み処理に時間がかかり、画面にBUSYと出て数秒の間操作ができなくなってしまいます。処理の時間はSDカードの書き込みの速さにもよるかもしれませんが、すぐに次の撮影が始められない可能性があるということを念頭に置いておいた方が良いでしょう。

動画撮影

高精密な4K動画撮影が可能

フルHDの約4倍という、高精密な解像度の4K動画も撮影できます。センサーが大きいので、ボケ味のある描写など本格的な撮影が楽しめるのが魅力。動画クリエイターの中にも、EOS Kiss Mを動画撮影中心に使用している方がいるようです。ただし、動画撮影時のAFはデュアルピクセルCMOS AFではなくコントラストAFである点は理解しておきましょう。

動画から静止画を切り出すこともできビデオとカメラの役割を1台で果たしてくれる

実際に撮影してみると、木々の色や花の色などが鮮やかで、細かい部分まで美しく撮影されているなど感じます。気になるシーンがあったら、動画の中から静止画を切り出すことができるのも魅力でしょう。子供の学校行事などにビデオカメラとカメラを2台持って行くという方もいるかもしれませんが、EOS Kiss Mがあれば写真も動画も1台で撮影可能。2台持ち運ぶ手間が省けるでしょう。ただ、正直言って撮影ボタンは押しにくいですね。自撮りなら押しやすいと思いますが、風景の撮影や子供の撮影など、普通に背面から撮影する時には慣れるまで録画ボタンの位置の把握が難しいです。撮影を止めたい時に、少しのぞき込むような感じで撮影ボタンの位置を確認しないとうまく押せないので、ブレてしまうこともあります。

イメージセンサー

APS-CサイズのCMOSセンサーで美しい写真が撮れる

センサーサイズとは、光を取り込むセンサー部分の大きさを指します。EOS Kiss Mには、約2410万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載。背景の美しいボケ味を楽しめるのが魅力です。さらに、映像エンジンはDIGIC8を搭載しており、低ノイズ化、解像度向上など高画質を実現しています。

スマホに比べて被写体が際立った写真を撮ることも可能

実際に撮影すると、被写体がくっきりと際立って背景がボケた写真が誰でも簡単に撮れます。iphone11で撮影した同じアングルの写真と比べてみるとこのような感じに。最近ではスマホのカメラの性能もアップしており、iphone11で撮影した方もそこそこのボケ感が見られます。しかし、EOS Kiss Mで撮影した写真のくっきりと鮮やかな色合いはやはりカメラならではと言えそうですね。

ISO感度

ISO感度は100から25600まで好きな数値に設定可能

ISO感度とは、分かりやすく言うとカメラがどれだけ光をとらえられるかを数値化したものです。ISO感度を上げることで暗闇で撮影してもぶれにくくなりますが、その分ノイズが発生しやすくなるので注意が必要。EOS Kiss Mは、ISO感度を100から25600まで自由に設定することができます。さらに、オートの場合には上限を決めておくことができ、上限は25600まで設定が可能です。

暗くした部屋でISO感度25600で撮影するとフラッシュなしでここまでくっきり

写真は分厚い遮光カーテンをしっかり閉めた暗い部屋で撮影したものです。ISO感度100にしてみるとシャッターが切れるまでに10秒以上かかる感じで、何を撮っているか分からないほどひどくぶれてしまっています。ISO感度を6400にするとシャッターはすぐに切れたものの、少しぶれているかなという感じに。ISO感度を25600にしてみると、ほぼぶれずにきれいに撮れます。ノイズもそこまで出ていないかなという感じです。

Canon EOS Kiss Mのおすすめ撮影シーン・作例

トイカメラ風

フィルター効果を活用するだけでいつもと違った雰囲気に

まだカメラのことがよく分からないけれど、今すぐにニュアンスのある写真を撮ってみたいという方は、クリエイティブフィルターを使ってみましょう。クリエイティブフィルターの中でも、おしゃれな雰囲気になるトイカメラ風がおすすめ。フィルターを選択して撮るだけでいつもとは違った個性的な写真が撮れて、写真を撮るのが楽しくなっていきます。

花火・夜景撮影

通常は撮影が難しい花火も鮮やかに

花火をスマホなどで撮影して、ひどくぶれてしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。EOS Kiss Mで撮影すれば、花火もこんなに綺麗に。花火を撮影する際には三脚を使用し、Mモードでバルブ撮影を行うのがおすすめです。ISO感度は、100に設定しておきましょう。カメラを揺らさないように、リモートコントローラーを使うのがベターです。

花・植物撮影

花びらから滴る雫までくっきりと表現できる

クローズアップモードで撮影すると、花などの被写体に寄った写真を撮ることができます。EOS Kiss Mなら、背景がボケた本格的な花の写真も思いのままに撮影が可能。もっと被写体に寄って迫力のある写真が撮りたい場合は、別売りのEF-Mマウント対応レンズEF-M28mm F3.5 マクロ IS STMを使用するのも良いでしょう。

Canon EOS Kiss Mを使用するメリット

軽いので長時間構えていても腕が疲れない

子供の行事など長時間カメラを構えなくてはならないシーンに向いている

EOS Kiss Mの魅力は、何といっても軽さと小ささではないでしょうか。初めて持ってみてビックリ。筆者は女性の中でも手は小さい方だと思いますが、てのひらにすっぽりと収まってしまいます。そしてとにかく軽いです。筆者は以前、子供の運動会に買ったばかりの一眼レフを持って行ったところ、重すぎてうまく支えられず写真がブレブレになってしまった苦い経験が。しかし、Kiss Mは軽いので長時間でもしっかりホールドできてぶれませんし、何より疲れません。持ち運びやすさ、軽さを求める方には本当におすすめだと思います。

感覚的に操作ができて楽しく撮影ができる

操作が分かりやすいからカメラ初心者でもいろいろチャレンジしてみたくなる

カメラに苦手意識がある方や初心者にとって不安なのは、操作が難しいのではないかという点でしょう。どこかのボタンをうっかり押してしまって色や数値が変わって元に戻せなくなったら困るので、オートモード以外使ったことがないという方もいるかもしれませんね。しかし、EOS Kiss Mは多くの操作をモニター画面をタッチすることで行えて、説明も詳しく書かれているので、スマホアプリをいじる感覚で簡単に操作が可能。初心者でも、オートモードとはまた違った写真が手軽に撮れるので、どんどんステップアップしていきたい気持ちになるでしょう。

スマホカメラよりも本格的な写真を簡単に撮影できる

一味違った写真をSNSにアップしたい方にぴったり

APS-CサイズのCMOSセンサー搭載で本格的な写真が撮影できる点は、スマホカメラで撮影したものとは一味違った写真をSNSにアップしたい方にとってメリットです。スマホカメラの性能も上がってきているのは事実ですが、やはり一眼レフやミラーレスカメラで撮ったものとは背景のボケ感の美しさなどに違いが。さらに、無線機能で撮ってすぐスマホに送れるので、SNSへのアップが手軽な点も魅力でしょう。また、魚眼風や水彩風、トイカメラ風などフィルターもたくさん揃っていますから、スマホでは撮れないような面白い写真をSNSにアップすることができます。

Canon EOS Kiss Mを使用するデメリット

バッテリーの持ち時間が短め

長丁場の運動会などでは予備バッテリーがあると安心

一番のデメリットだと感じたのが、バッテリーの減りの速さです。筆者が1~2時間ほど撮影に出かけたところ、バッテリーが1つ減り、その後無線機能で撮った写真をスマホに送っていたら、途中でバッテリー切れに。高速連写を何度も行ったり4K動画を撮影したりしたので通常より減りが早かった可能性もありますし、バッテリーの状態も関係あるかもしれません。それらの点を考慮しても、数時間にわたって行われる運動会などの場合、やはり途中でのバッテリー切れは避けられないのではないかという印象です。動画も撮影したいという場合は、なおさら注意が必要でしょう。さらに、USB充電などに対応しておらず、予備のバッテリーに入れ替えなくてはならないという点もデメリット。モバイルバッテリーなどを使って急場をしのぐこともできません。運動会や旅行などで使用したい場合には、必ず予備のバッテリーを携帯することをおすすめします。

Canon EOS Kiss Mの口コミ・評判

高評価

小さくて可愛い

私のカメラ。小さくて可愛くて撮りやすい。今朝はお庭のお花を集中して
撮れた

バリアングル機能が便利

Canonの『EOS Kiss M』はエントリー向けだけど、便利なバリアングル液晶搭載とタッチ操作が可能で使い勝手は抜群。軽くて取り回しがしやすいのも良い。付属のレンズが15mmと広角なのも魅力。

写りも良く初めての一台におすすめ

自分が初めて買った一眼カメラです!コンパクトで可愛くて、写りも良くて、初めての一台にオススメです

低評価

レンズの部品が割れた

レンズの根本の部品がパキッと…レンズ交換時に発覚。落とした覚えはないもののカメラ含めて点検入院中

Canon EOS Kiss Mで試し撮りするならレンタル

Canon EOS Kiss Mは格安でレンタルができる

Canon EOS Kiss Mは軽量ボディながら本格的なデザインが魅力ですよね。一般的な一眼レフカメラに比べたら比較的手に入れやすい価格なので、いきなり買ってしまおうと考える方もいるかもしれません。しかし、実際に使ってみたら思っていたのと違う点がある可能性も。一度レンタルして、実際に使ってみるのがおすすめです。公式サイトの説明や口コミなども参考にはなりますが、やはり実際にカメラに触れることができるレンタルにはかないません。操作性や画像の色合い、持ちやすさ、ボタンの位置などが自分の好みに合うかどうか、じっくりと検討できますよ。

Canon EOS Kiss Mをレンタルするならモノカリ

Canon EOS Kiss Mは、カメラレンタルのモノカリでレンタルすることができます。Canon EOS Kiss Mの購入を考えていて操作性を試したい方、友人の結婚式や子供の行事などがあり、本格的なカメラで撮影したい方などにおすすめ。結婚式や行事などで使いたい場合、少し早めにレンタルしておけば、しっかり練習してから当日の撮影を迎えられるでしょう。カメラレンタルのモノカリなら、Canon EOS Kiss Mが8,000円台からレンタルが可能。ダブルズームキットなどレンズが複数付いたキットのレンタルもあり、撮影したいシーンによって選べるのも魅力です。SDカードが付いていて、繁忙期以外なら充電も満タンの状態で借りられるので、開封してすぐに撮影ができますよ。Canon EOS Kiss Mのレンタルをお考えなら、ぜひカメラレンタルのモノカリをチェックしてみてください。

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