テントはキャンプをする上での寝室の役目を。そして、タープはリビングのような役割をしてくれるキャンプを快適に過ごすには欠かせないものですね。そのタープを最大限生かしてくれるのがタープポールです。しかし、どんなタープポールがあるのかわからない。設営の時間をかけたくないと悩むことありませんか?この記事を読めばそんな悩みも解決します。選び方に合わせたタープポールをランキングで掲載していますので、参考にしてみてくださいね。
タープポールの特徴
タープ設営において支柱となる
タープポールは、タープを張る時の2本の支柱になります。この2本でタープを支えるためには素材、強度、太さがあると安心です。キャンプ場現地で木の棒を探し、支えに使う人もいますが少し難易度が高いですよね。その点、タープポールを使えばスムーズに設営できますよ。
タープ設営のバリエーションを増やすことができる
タープにはいくつかホールがあり、タープポールとつなげると設営の形を自由に変える事が出来ます。三角屋根になるように張ったり、片側だけ跳ね上げるなど、設営のバリエーションが広がりますね。1つのタープでいくつもの変化を楽しむことが出来ますよ。
タープポールの種類
メインポール
プライベートな空間を作るタープの屋台骨
メインポールはタープのいわば屋台骨。プライベート空間を守る重要なアイテムです。なぜなら、大きなタープを使うときこそタープの重さ、風や雨の影響を受けやすいからです。ポールの強度は、太さと素材で決まるのでメインポールを選ぶときのポイントにしましょう。
最近ではお座敷スタイルやロースタイルのキャンパーも増えています。そんな時は、メインポールの背丈を低く場合設営するといいでしょう。なぜなら、余計な空間も減って風の影響を受けにくくなるからです。また、風通しを良くしたい、開放感のあるリビング作りをしたいならメインポールを高めに立てるとよいでしょう。
サブポール
タープのレイアウトや急な悪天候に対応
タープ入り口の高さを決めるにはサブポールの高さが重要です。理由は、1つのタープでもサブポールの本数を変えると、その日の天候や気分によってタープのレイアウトを好みの形に出来るからです。また、サブポールとメインポールの色を同じにすると、整った感じになりますよ。
キャンプ中、急な悪天候に悩まされることもありますよね。そんな時は、プッシュ式やスライド式の高さ調節機能付きサブポールを使うと良いですよ。すぐに屋根の傾斜をつけられるので、雨がタープに溜まらず外へ流すことが出来ます。また、周りに人が多く視線を避けたいときも簡単に高さを下げる事ができ、プライベートを守れます。
タープポールの選び方
長さで選ぶ
メインポールは自分の身長プラス100cm程度を目安に
メインポールの高さがタープ内の高さを決めます。しかし、あまりギリギリなのも圧迫感を感じますよね。そんな時は、自分の身長プラス100cm程度を目安にするのがおすすめです。また、ポールの長さが280cmあると大型テントにも対応でき、タープ内で腰をかがまなくても歩き回れるので快適な空間が作れます。さらに、持ち運びのしやすさを考えるなら、収納した時の長さを参考にしましょう。
サブポールは身長より少し高めの180cmから200cm程度を目安に
サブポールはタープのレイアウトをするために必須なアイテムです。急な天候の変化にも対応できるように伸縮機能の付いたものを選ぶと良いでしょう。高さは自分の身長が通れるくらいあればいいので、180cmから200cm程度を目安にすると良いですよ。さらに、サブポールはテントの入り口に日よけや雨よけを作るためのキャノピーポールとしても使用できます。
素材で選ぶ
軽さや錆にくいさを重視するならアルミニウム合金
アルミニウム合金のタープポールの良さは、アルミニウムよりも強度があり合金の錆びにくさが入っているところ。また、スチールよりも軽いのでメインポールにも使われています。さらに、スチール製よりも軽いので持ち運びしやすいです。カラーバリエーションも豊富で、良いことづくめですが、他の素材のデメリットをカバーしている分お値段は少々高めになっています。
風などへの強度の強さを重視するならスチール製
スチール製のタープポールの良さはどっしりとした強度で多少の風にも安心な点と、比較的安価であるということです。しかし、雨や夜露にぬれた場合は乾燥させたり、水滴をふきとっておかないと錆びる原因になります。とはいえ、腐食防止加工などの対策もされています。お手入れをしていれば長く使える素材です。重さが気になるかもしれませんので、車からサイトまでの運ぶ距離がどのくらいあるのか確認しておくと良いでしょう。
太さで選ぶ
メインポールは直径28mmから32mmの太さで天候に左右されない安定感を
メインポールに必要な要素には太さがあります。しかし、太ければ太いほど良いと言うわけではありません。なぜなら、太すぎると今度はタープの方が耐えられなくなり、つなぎ目が破けてしまうことがあるからです。また、重すぎて持ち運びが大変になってしまいます。一辺が4m以上の物、重量があるタープには直系28mmから32mmの太さがあれば、悪天候にも安心して耐えられるでしょう。
サブポールは直径16㎜の太さで状況に応じて使い分ける
サブポールは、タープの補助もそうですがテントの跳ね上げなどにも使われます。ソロ用の小さなタープにも使えます。軽くて取り外しが簡単な物がおすすめですね。また、予備のポールとして車に積んでおくと、メインポールに何かあった時や天気が急変した時は安心です。メインポールほどの強度は必要ないので、サブポールには直径16mmの太さがあればよいでしょう。
長さ調節の構造で選ぶ
持ち運びのしやすさと扱いやすさを重視するならプッシュボタン式
プッシュボタン式のタープポールは、プッシュピンをカチッとはめて使います。良い点は、上から下まで同じ太さであること。そして、操作が簡単というところです。太さが同じということは、風を受けても上までしっかり支えてくれるということ。プッシュボタン式は、サブポールに使ってしまうと、急な天候の変化に対応がしづらいので、メインポールに多く使われている仕組みです。
細かく長さを調節するならスライド式
スライド式のタープポールは、中に入っていたポールが上へスライドします。アウトドアでは天候が変わりやすいもの。急な対応が必要なときにポールをひねるだけで簡単に高さを変え、固定出来ますのが良い所です。上に行くほど太さが細くなるので、ストッパーはきつめにひねるといいですよ。細かな長さ調整ができるため、複数のテントやタープに併用して使いたい人におすすめです。
長さの細かい調整をしつつコンパクトに収納するならプッシュアップ式
プッシュアップ式のタープポールは、外側のポールに穴が開いており、中のポールのプッシュピンがいくつかある穴にはまることで固定できます。指で押し、ポールを引っ張るだけで簡単に高さ調節が可能。ポール自体がスライドするので、コンパクトに収納できるのが魅力です。ピンの穴は細かく設けられているため、スライド式のように微調整することが可能です。ソロ用など小さなタープならメインポールとして使い道もあります。
タープポールのおすすめブランド・メーカー
DOD(ディーオーディー)
高性能ながらも圧倒的なコスパでウサギのマークが特徴
ディーオーディーといえばウサギのマークが有名ですね。デザインやネーミングも個性的なものが多いです。性能もきちんと計算されており、アイテム同士がカスタマイズできる設計になっています。また、コンパクトに収納できるアイテムが多いのも特徴です。
FIELDOOR(フィールドア)
使いやすさと性能も良く他ブランドと比べて比較的安い
デザインも性能もシンプルで使いやすく、キャンプ初心者が手軽に挑戦できるアイテムが多いのが特徴。素材にこだわりがあり、タープポールだけを見てもアルミやスチール、そしてジュラルミンなどの各素材が用意されています。販売方法はインタ―ネットのみです。
LOGOS(ロゴス)
女性にも使いやすい軽さとデザインが魅力的
目を引くオシャレなデザインが女性に人気。長さ調節が細かくできたり軽さもちょうど良く、キャンプ初心者にも使いやすいアイテムが多いのが特徴です。また、ひと工夫されている機能面も面白いですね。デザインや色使いがはっきりしている女性向けのアイテムも多く揃っています。
snow peak(スノーピーク)
安心の永久保証とアイテム全てが連結できる仕組み
スノーピークは保証期間と保証書を廃止。いつでも修理対応してくれるうれしい仕組みになっています。そして、アイテムの網羅性が高くアイテム同士の連結を精密に考え抜いているので、メーカーで揃えると快適なキャンプを楽しめますよ。タープとテントをお揃いで使っている人が多いですね。
おすすめ&人気のタープポールランキング
伸縮機能付きでおすすめのタープポール
フィールドア‐伸縮式アルミテントポール230 (2,980円)
最大直径28mmにアルマイト加工を施し耐久性をプラス
最大直径28mm、太めでしっかりした作りです。最長230cmなので、ロースタイルにすると圧迫感がなくいいかもしれません。収納時は全長94.5cmで折り畳み式より、コンパクトにはなりませんが車で移動される方には気にならない長さでしょう。
伸縮式なのでストッパーがきちんと止まるか心配されますが、しっかりした作りなのでずり落ちてくる心配がありません。また、赤色やマットな黒色がかっこいいと人気です。お値段もお手頃で、キャンプ初心者でも挑戦しやすいタープポールです。
ケメコ-テレスコカーボンFATポール200-2本セット(21,560円)
軽量かつコンパクトでバイクツーリングに最適
カーボン素材は釣り竿の素材として、よく使われてます。そのスペックは、鉄と比べて比重は4分の1、比強度は10倍。テレスコカーボンFATポールは、その炭素繊維を3000本の束として編み込んだ3kカーボンを使用したタープポールです。
最大直径33mmと、ケメコの従来品より剛性と強度がアップしました。また、バイクツーリング用のアイテムを作るブランドなので、ツーリング用としても最適。収納サイズ約55cm、重量は一本340gと軽量化されています。少々高価ですが、長く愛用できるタープポールになりますね。
スームルーム‐タープポール伸縮性ポール (3,650円)
アルミニウム素材で軽量かつ最大250cmまで調節可能
アルミニウム材質なので一本、約580gと軽量。かつアルマイト加工を施しているので、腐食や傷からタープポールを守ってくれます。そのため、海キャンプを考えている人も安心して使用できますね。最大250cmまで伸びるのでタープ内は、圧迫感なく快適に過ごせます。
ワンポールテントを二股化するときも使用可能です。ポールに斜めの荷重がかかっても耐えられる強度があります。また、2本入りでコスパが良いので、TC素材やVC素材の大きいタープのサブポールとして使用するのもおすすめです。
ロゴス-プッシュアップポールR11AE077 (5,346円)
軽量で女性でも持ち運びがラクラクな女性向けのタープポール
ポール2本でわずか670gの軽量。収納サイズが103cmと少し長さはあるものの、持ち運びには便利ですね。また、34段階の高さが調節可能なので、複数のタープに使いたい方にはおすすめです。250cmまでタープを上げる事ができるので、開放感のある空間が作りやすいです。
長さを一気に上げたい時はピンを押して少しひねり、引っ張ると一気に伸ばせます。止める時はピンがはまっているかちゃんと確認しましょう。ポール部品がバラバラになることがないので、設置が楽で女性におすすめなタープポールです。
スノーピーク-ウィングポール210cm TP-003 (5,280円)
ヘビーなタープの能力を最大限に生かしてくれるタープポール
プッシュピン式で、取り外しが簡単。ポールの厚さ1.5mm直径30mmの強靭な太さで大きなタープもしっかり支えます。素材はアルミニウム合金を使っていますので手入れも楽ですね。収納時には、軽さ0.9kg、幅70cmとなりますので持ち運びもしやすいです。
プッシュピン式なのでポール3本で使っても、真ん中のポールを抜いて2本で使う事も出来ます。メインポール、サブポールをスノーピークで揃えることを考えて計算された長さになっています。ぜひ、一緒に揃えてリビング内・入口全て計算された快適な高さを体感してみてください。
コスパでおすすめのタープポール
ラーテルワークス-キャノピーポール8本セット RWS0013 (8,900円)
信頼のブランドに8本セットでこの価格は魅力的
同じブランドのヴァルテント2と一緒に使うと長さがちょうど良くかっこいいです。ポールは一時期売り切れていましたが、2021年3月に再び発売を開始するほどの人気。165cmポール6本と125cmポール2本がセットになっています。太さは19mmなので、サブポールとして使いたい方におすすめです。
付属の収納袋には他の付属袋と違って、バックルが付いてしっかりしています。ポールにもラーテルワークスのロゴが入っており、1本当たりのコスパが良いですが作りも凝っています。長さが2通り入っているので、これ1つ買えば使い方次第でタープの張り方にもバリエーションが出ますね。
ヴァストランド-タープポール 2本セット (5,980円)
強度や耐久性が良くメインポールに最適
最長280cm、太さも直径33mmとメインポール用として満足のいくスペックになっています。また、素材がアルミニウム合金なのでお手入れも楽ですね。ランタンフックをポールに付けたい方は、太すぎて付かない場合があります。あらかじめ太さを考慮するといいですよ。
接続部分のガタつきがなく、ボタンも柔らかくて押しやすいため操作がしやすいです。とても頑丈で突風にも負けない性能のため大型タープに使えるタープポールです。メインポールが欲しい、でもお金はかけたくない方におすすめです。
ヴィアッジョ-タープポール (7,980円)
木目調の見た目が特徴的で性能もハイスペックなメインポール
まず目に引くのは、自然と調和した木目調の外見ですね。自然と調和し、外から見るとまるで本物の木を使っているように見えます。令和3年7月20日以降製品を改良し、見た目だけでなくプッシュピンのボタンが軽く押しやすい仕様になりました。
最大の長さ280cm、太さ直径32mmメインポールとして、十分な性能ですね。色も2色ありますのでテントの色と合わせて選ぶと良いでしょう。アルミ製品ですが、厚さが17mmあるので十分な強度でしょう。一番上のポールだけプッシュアップ式になっているので、細かな調節が出来るところも嬉しいポイントですね。
フューチャーフォックス-タープポール (6,280円)
産業用アルミ部品メーカーの強度抜群なタープポール
「アルミポールのロールスロイス」とメーカーが言っているほど、アルミニウムに対しての専門性が高いブランド。プッシュボタン式のボタンの部分が従来の物よりも大き目になっているので、ボタンが押しやすくなっています。また、可愛いキツネのマークがポールに描かれています。
ポール土台部分の地面との接触部分がゴムキャップではなく円錐状になっています。そのため、ポールが地面に食い込んでくれるので、ずれにくいです。高さは最長240cmと少々低めですが、ロースタイルのキャンプをする方にはむしろちょうどいいかもしれません。
スームルーム-ビッグタープポール (4,380円)
高さ4段階変化可能のアルミニウム合金ポール
4本連結式で最長240cm、太さは直径28mmとメインポールとして優秀な性能です。そして、接続部分はプッシュボタン式なので設置や撤収が簡単にできますね。先端の滑り止めとして、グロメットやロープが抜けないようにゴムストッパ―が付いています。風が強い日は、ストッパーを付けると安心ですね。
分解して収納する時の長さは、本体60cm接続部が約10cmで約70cmくらいになります。また、収納袋に入れた重さは約1.8kgです。丈夫なメインポール2本入りで、多少重いですが自動車で持っていく場合は気にならないのではないでしょうか。大きなタープにおすすめです。
軽量コンパクトでおすすめのタープポール
ディーオーディー-XP1‐630‐BK [コンパクトタープポール] (3,864円)
持ち運びがしやすいサイズに収納でき高さの微調整もしやすい
プッシュボタン式のタープポールで接続部のボタンが大きめになっています。押しやすく、組み替えが簡単に出来ますね。1本の長さが約40cmで高さの調整もしやすく収納時の幅が小さくなるので、女性キャンパーやバイクツーリングにおすすめなタープポールです。
太さが19mmとメインポールには少し細いですが、サブポールとしては十分役割を果たしてくれる性能です。テントの跳ね上げ用としても使用可能ですよ。ウサギのロゴがついた収納袋がかわいいだけでなく、しっかりとして使いやすいです。素材はアルミニウム合金で手入れも楽ですね。
ディーオーディー-XP5-507k [ビッグタープポール](2,980円 )
軽くて丈夫なBIGポール大きなタープにおすすめ
最長250cmのアルミニウム合金ポール、太さは直径28mmとメインポールとして安心できるスペックです。また、先端のロープをひっかける金具が取り外し可能なので、ワンポールテントのメインポールとしてもおすすめです。ランタンポールとして使用するのも良いですよ。
分解した後の収納サイズは58cmとコンパクトになります。持ち運びしやすい、そしてプッシュボタン式なので設置も簡単で、初心者や女性キャンパーにおすすめのタープポールです。地面に着くポールの底面にキャップを付けたい方は、ホームセンターで売っている家具足用のキャップを使うと良いでしょう。
スームルーム-アウトドアポール (1,790円)
軽量なのに丈夫なスチール製のアウトドアポール
1本42cmのポールを5本組むことで1つのポールになります。最大190cmと少し高さが低いものの、直径16mmの太さと素材がスチール製であることから、サブポールとしては十分な性能ですね。そして、 小さな収納袋に収まってしまうコンパクトさ。手軽に持っていけるので、バイクやツーリングにおすすめです。
ポール内部がゴムなどで連結されていないので、片側だけポールの数を減らし日よけにしたり、長さの変化がしやすいです。また、スチール製なのでマグネットを使用している物をくっつける事も出来ます。例えば、マグネット使用の小さなLEDランタンなら自分の好きな高さに照明を付けられますね。
まとめ
メインポールは強度重視、サブポールは伸縮機能付きのものがおすすめです
タープポール選びをする上で、一番重要なのは「手間がかからず早く設営できること」ですよね。メインポールのおすすめはアルミニウム合金で太さは28mmから32mm、プッシュボタン式の物です。大型タープに合わせて、もう少し安価な物が良い場合はスチール製も視野に入れましょう。サブポールのおすすめはアルミで太さ16mm、スライド式がおすすめです。もう少し強度があるものが良い人は、アルミニウム合金の物を購入するとよいですね。自分のキャンプスタイルに合ったタープポールは見つかったでしょうか?この記事が参考になったらうれしいです。