場所を選ばずに仕事の資料をチェックしたり、趣味の動画を楽しんだりできるiPad。最近はオンラインの会議や授業など、利用シーンが増えていると思います。そこで欠かせないのが、イヤホンです。公共空間はもちろん、自宅でも周りの音を気にせずに集中することができますよね。今回はおすすめのiPad用イヤホンを紹介していきます。接続方法に合わせたタイプや、設定の仕方についても解説します。イヤホンが聞こえなくなった時の対処法についても触れていますので、ぜひ参考にしてみてください。
iPad用イヤホンの特徴
音楽や動画を高音質で楽しめる
以前までは高音質と言えばヘッドホンでしたが、近年は高性能のイヤホンも増えています。ハイレゾ音源対応のイヤホンなら、iPadで動画を見るのにぴったりですよね。ワイヤレスイヤホンを使えば、iPadと離れた場所で作業をしていても高音質で音楽を楽しむことが出来ます。
場所を選ばずオンライン会議に集中できる
iPadを使ってオンライン会議に参加するという場面にも欠かせないイヤホン。ノイズキャンセリング機能付きなら、職場でなくても仕事に集中しやすくなります。マイク付きのイヤホンを使って、スマートな働き方を実現しましょう。
設定は簡単にできる
iPadとワイヤレスイヤホンを接続する設定はとても簡単です。iPadの「設定」から「Bluetooth」を選択し、「Bluetooth」をONにしましょう。イヤホンの名前が表示されるので、それをタップするだけです。iPadから10メートルの範囲で使用することができます。
iPad用イヤホンの種類
ワイヤレスタイプ
通勤や通学時などにも邪魔にならない
通勤や通学時にiPadで音楽を聴いたり動画を見たりするときは、Bluetoothで接続するワイヤレスイヤホンがおすすめ。コードが絡まったり引っかかったりする心配がなく、自分の時間を楽しむ事ができます。有線タイプに比べ、出し入れが簡単なのも魅力です。
ワイヤレスタイプは紛失してしまわないかという心配がありますが、耳にフィットする構造のイヤホンも増えてきています。それでも心配という方は、左右一体タイプを試してみてください。動きが制限されることも、落とす心配をすることもなくなりますよ。
有線タイプ
音の遅延が少なく音質も安定している
iPadの映像と音声がずれて、動画やゲームに集中しづらいという時がありますよね。そんな方には、有線タイプのイヤホンがおすすめです。iPadへ直に接続するので音が遅延することが少なく、安定した音質を実感できるでしょう。
ワイヤレスタイプとは異なり、充電の必要がないのも有線タイプイヤホンの強みです。ワイヤレスタイプだと使用できる時間に限りがあります。一方で有線タイプのイヤホンであれば、iPadで映画などを見るときも途中で聞こえなくなるという心配がありません。長時間利用したいという方は有線タイプがおすすめですよ。
iPad用イヤホンの選び方
iPadのモデルに合わせて選ぶ
新型モデルのiPad Pro・iPad Air・iPad miniはイヤホンジャックがないので注意
旧来のiPadやiPhoneはイヤホンジャックが採用されていましたが、近年非搭載モデルが増えてきています。iPadの中では、Pro、Air、miniの新型モデルにはイヤホンジャックが搭載されていないので、注意が必要です。無印のiPadにはイヤホンジャックがありますので、今までと同じイヤホンを使用できますよ。
iPadとiPad miniで使うならLightning端子で接続するものを
iPadはイヤホンジャックのほかに、充電用のLightning端子形のイヤホンも使用することができます。しかし、今後新しく発売されるiPadもイヤホンジャックが非搭載になる可能性もあるので、イヤホンを新調するならLightning端子接続などにしておくのが吉。特に、新型のiPad miniはLightning端子しかないので、これから有線タイプのイヤホンを購入するなら、 Lightning端子接続するものを選ぶと良いでしょう。
iPad ProとiPad Airで使うならUSB type-Cで接続するものを
iPad ProとiPad Air新型モデルの充電用ポートはApple社規格のLightningではなく、USB type‐Cになっています。USB type‐Cとは、台形や長方形ではなく円形で、2014年から普及されたもの。従来のタイプとは異なり、裏表の区別がなく使えるのが特徴です。Apple社以外のスマートフォンやタブレットで採用されているので、他の機器とも使用したい場合は、USB type‐Cで接続できるイヤホンを選ぶと便利です。
音質で選ぶ
より高音質を求めるなら原音に近い音質で聴ける有線タイプがおすすめ
ワイヤレスタイプのイヤホンは不安定な通信性を解決するために音楽信号を高圧縮しているのですが、iPadなどの端末に直接差し込む有線タイプは圧縮する必要がありません。そのため、原音に近い音が楽しめるのです。また先述の通り、音の遅延もありません。高音質で動画やゲームを見たい方は、有線タイプのイヤホンがおすすめですよ。
ワイヤレスタイプなら通信速度が速いバージョン5.0対応のものを
ワイヤレスタイプのイヤホンでも音質にこだわりたいなら、Bluetooth5.0以上に対応したイヤホンが良いでしょう。現在、主流となっているBluetoothのバージョンは4.2ですが、Bluetooth5.0は転送速度が2倍に。従来のワイヤレスイヤホンにありがちだった音の遅延が軽減されています。ただ、Bluetooth5.0に対応していないiPadモデルもありますので、 Bluetoothのバージョンを確認してからイヤホンを購入してください。
機能で選ぶ
ビデオ通話やオンライン会議で使用するならマイク機能が必須
ビデオ通話やオンライン会議に最適な大画面のiPad。相手の声をしっかり聞き取るためのイヤホンは欠かせません。さらにマイク付きのイヤホンであれば、わざわざiPadに近づいて話す手間もなくなります。相手も聞き取りやすくなり、会話がスムーズになりますよ。マイク付きのワイヤレスイヤホンも登場しており、ハンズフリーで会議に挑むことができます。
簡単にボリュームの調節をしたいならリモコン機能付きがおすすめ
iPadで資料を見ながら音楽も聴いているときに、ボリューム調節をしたいタイミングがでてきますよね。そんな時はリモコン機能付きのイヤホンが便利です。いちいちiPadのボタンを探して画面上で操作する必要がなく、ストレスなく音量調節ができます。次の音楽の再生や早送りもできる機能がついているイヤホンもあるのでチェックしてみてください。
iPad用イヤホンのおすすめブランド・メーカー
Apple(アップル)
飽きのこないシンプルなデザインが人気
真っ白で無駄のないデザインが人気のAppleのイヤホン。ワイヤレスのAirPods、有線のEarPodsともに機能面でも申し分ありません。iPadだけでなくiPhoneも持っているなら、互換性の高いAppleのイヤホンを使うと良いでしょう。
SONY(ソニー)
高音質ならやっぱりSONY
国内最大手のテレビやオーディオ機器メーカーであるSONYは、イヤホンの質も別格。ハイレゾ音質やノイズキャンセリング機能が備わったイヤホンが揃っています。重低音に強いEXTRA BASSシリーズや、防水対応のSPORTSシリーズなど、こだわりにあわせたラインナップも魅力です。
audio-technica(オーディオ・テクニカ)
良心的な価格設定と高音質の両立
日本国内のオーディオ機器メーカーとして名高いオーディオ・テクニカ。その一番を魅力は、幅広い価格設定です。学生でも手に取りやすい価格のものから、仕事用の本格的な機能を備えたものまであるので、自分に合ったイヤホンが見つかるでしょう。
Beats by Dr.Dre(ビーツ・バイ・ドクター・ドレー)
Appleにはない個性的なデザイン
2014年にAppleの傘下となったBeats by Dr.Dre。豊富なカラーバリエーションや個性的なデザインが世界中で評価されています。もちろん音質も素晴らしく、多くのアーティストに愛用されているブランドです。
おすすめ&人気のiPad用イヤホンランキング
ワイヤレスでおすすめのiPad用イヤホン
Apple-AirPods Pro (28,655円)
互換性で選ぶならApple
多くのイヤホンで採用されているノイズキャンセリング機能よりも高性能の、アクティブノイズキャンセリング機能を採用。より高い没入感を体験することができます。さらに周囲の音を取り込みたい時のための外部音取り込みモードも搭載されています。
さらにイヤーチップが3種類付属しており、より耳にフィットしやすいようになっています。 AirPodsにはない防水機能まで備わっており、場所を選ばず音に集中することができますよ。iPadとの互換性で考えても、間違いないイヤホンです。
SONY -ワイヤレスイヤホン WF-1000XM4 (28,370円)
業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
発売後、売り切れが続出するほどの人気イヤホンである「1000Xシリーズ」。その最新モデルの「WF-1000X」はあらゆるイヤホンの中でもトップクラスのノイズキャンセリング機能を備えています。周りを気にせずにiPadを使いたいという場面が多い方に一押しのイヤホンです。
ノイズキャンセリングをONにした状態でも、8時間使用できるロングバッテリーも魅力。付属のケースで2回充電すれば24時間使うことができ、外出時にも活躍します。値段を気にせず、高性能のイヤホンをお探しの方におすすめですよ。
Beats by Dr.Dre-Beats Studio Buds (16,010円)
臨場感あふれるサウンドを楽しめる
パワフルでバランスに優れた音が楽しめる完全ワイヤレスイヤホン。独自のアコースティックプラットフォームを採用しています。ノイズキャンセリング機能も搭載されているので、臨場感のある音を楽しめますよ。
Beats by Dr.DreはApple社傘下なので、Siriにも対応。ハンズフリーで操作することができます。Apple社にはない個性的なカラーバリエーションで、お気に入りのイヤホンが見つかるでしょう。
NUARL– ワイヤレスイヤホン N6 (4,970円)
コスパ最強の国内ブランド
「日常に自然になじむ」をコンセプトとした日本人に馴染みやすいデザインのイヤホン。イヤホンもケースも小ぶりで扱いやすいのが特徴。小口径なので、他のイヤホンだと大きすぎるという女性でも使いやすいですよ。
ピュアオーディオイヤホンをそのまま埋め込むことによって、ワイヤレスタイプでありながら高音質を実現。パワフルなサウンドを楽しめます。片側を紛失した際に購入から1年以内であれば、半額で新品一組と交換してくれる保証も嬉しいですね。
Ginova-ワイヤレスイヤホン (3,979円)
驚きの低価格と高性能でぜひ試してみたい商品
中国ブランドですが、楽天市場で売り上げを伸ばしているイヤホンです。13mmの大口径で設計されており、繊細さに富んだ清らかな音を再現することができます。使う人を選ばないスタイリッシュなデザインも特徴ですね。
ワイヤレスイヤホンの中で破格のお値段ですが、ノイズキャンセリング機能やBluetooth5.0対応と機能面で他社に引けを取りません。iPadとの接続もケースを開けるだけと、とても簡単。初めてのワイヤレスイヤホンとしておすすめです。
有線(USB type-C) でおすすめのiPad用イヤホン
audio-technica -イヤホン ATH-CKD3C (3,080円)
オンライン会議に最適な高音質イヤホン
audio-technicaの技術を盛り込んだ有線タイプイヤホンです。高解像度再生、高レスポンスを追求した音響設計を採用しており、どんなシーンでも高音質が実感できます。お手頃価格なのも嬉しいですね。
ボリューム調節がしやすいリモコンには、高音質マイクが内蔵されています。着信応答と終話もリモコン操作でできてしまう優れもの。有線タイプなので音が切れたり遅延したりする心配もありません。オンライン会議やビデオ通話などに最適なイヤホンです。
HACRAY-ステレオイヤホン (3,960円)
高級感あるアルミ素材
ベーシックなデザインのイヤホンですが、アルミ素材のハウジング部分によって高級感があります。マイク付きリモコンはシンプルな1ボタンなので、邪魔にならず使いやすいです。お子様からお年寄りまで幅広い世代の方におすすめですよ。
このステレオイヤホンは4,000円以下とお手頃価格でありながら、ハイレゾ音源対応の高音質を楽しむことができます。カナル型なので、遮音性にも優れていますよ。低価格で音質の良いイヤホンをお探しの方にぴったりです。
ELECOM-USB Type-C用ヘッドホンマイク (2,480円)
L字プラグで使いやすいイヤホン
豊富な品揃えが自慢のELECOMの中でUSB type-Cに対応したイヤホンです。耳になじみやすいデザインにくわえ、イヤーチップも4種類同封されており、使いやすいイヤホンです。カラーバリエーションが多いのも魅力ですね。
iPadなどの端末に差し込むプラグがL字になっているのが特徴。有線イヤホンはプラグ側のコードの根本が断線してしまうことがありますが、その不安を軽減します。扱いやすいのでお子様にもおすすめのイヤホンです。
Lazata–Type C有線イヤホン (1,780円)
マグネットによる吸着機能を装備
なめらかな曲線をもちいた形が目を引くイヤホン。このデザインは人間工学に基づいているので耳にジャストフィットし、音漏れを防ぐだけでなく外部音も遮断してくれます。値段以上のクオリティをもつイヤホンです。
一番の特徴は、イヤホンのカバー部分に磁石が用いられている点。左右のイヤホンが吸着するため、外した後に首の前で留めておくことができます。コードが絡まる心配も軽減し、有線タイプの弱点を克服したイヤホンです。
有線(Lightning)でおすすめのiPad用イヤホン
Apple-EarPods with Lightning Connector (2,133円)
シンプルで使いやすいApple純正製品
Apple純正の有線タイプのイヤホン。ただ白くて丸いデザインに見えますが、耳の形状に基づいた作りになっています。長時間装着していても違和感がなく、ストレスのない付け心地が魅力のイヤホンです。
また純正品とだけあって、リモコン操作も簡単。内部のスピーカーは音の出力を強く、劣化は少なくなるように設計されているので、高音質で楽しむことができます。どなたでも使用感に満足できるイヤホンです。
RHA-MA650i with Lightning (7,602円)
イギリス生まれの高品質イヤホン
スタイリッシュな見た目のイヤホン。ハウジング部分をアルミ素材にすることでエレガントなデザインに仕上がっているだけでなく、摩耗や損傷に対する耐性を保つことができます。購入から3年保証もついており、長く愛用できますね。
有線タイプの中では高価なイヤホンですが、それに匹敵する音質が保証されています。独自の技術でライブミュージックからポッドキャストまであらゆるサウンドに適応。こだわりのあるデザインはノイズキャンセリングも叶え、没入感を体験することができます。音質もデザインも妥協したくないという方におすすめですよ。
KYOHAYA-EAR BASS L JKET43 (2,384円)
遮音性に優れ高音質で楽しめるイヤホン
KYOHAYA(京ハヤ)がスピーカーを作ってきた技術を生かしたイヤホンです。大口径ドライバーを採用し、高音質を実感することができます。遮音性に優れたカナル型なので、場所を選ばず使用できますね。
イヤホンを購入する際にiPadにきちんと接続できるかという心配がありますが、KYOHAYAのイヤホンはApple社のMFi認証を取得しているので大丈夫。iOSがバージョンアップしても変わらず使用することができます。もちろん、Siriにも対応しています。
radius-Lightningイヤホン HP-NEL11 (3,190円)
Apple Musicのハイレゾ音源に対応
簡単に音声調節ができるシンプルでわかりやすいリモコンを採用。さらに音声通話の際に周囲の雑音を取り除くことができるノイズ低減機能を備えたマイクも搭載しています。オンライン会議などに活躍するイヤホンです。
さらに2021年から開始されたApple Musicのハイレゾ再生に対応しています。遮音性に優れたカナル型なので、より音楽を楽しむことができます。iPadで音楽もよく聞くという方におすすめですよ。
iPad用イヤホンが聞こえない場合
ヘッドホンポートに損傷やゴミが付着していないかを確認する
iPadに直に接続する有線タイプのイヤホンで音が聞こえなくなった場合は、接続口であるヘッドホンポートを確認してみましょう。中が損傷していたりゴミが付着していたりする可能性があります。つまようじの尖っていない方にティッシュを巻き付け、優しくふき取ってみてください。
接続が緩んでいないかを確認する
ワイヤレスイヤホンの場合は充電が切れていないか、iPadとイヤホンの距離が離れてBluetooth接続が切断されていないかをチェックしましょう。有線タイプのイヤホンは、動いた拍子などにイヤホンが抜けかけてしまうこともあるので、イヤホンを差し込みなおしてみてください。案外、簡単な理由で聞こえなくなる場合もあるので、すぐに故障だと決めつけずに普段から手入れや使用方法を確認しておくと良いでしょう。
まとめ
iPadのモデルや利用シーンに合わせてiPad用イヤホンを活用しよう
通勤や通学時にiPadで動画や音楽を楽しみたい方はワイヤレスイヤホン、高音質にこだわるなら有線イヤホンがおすすめです。iPadのモデルによって対応しているBluetoothのバージョンやUSBポートに違いがあるので、購入前に確認しておくと良いでしょう。今回はおすすめのiPad用イヤホンをランキング形式で紹介しました。自分の使い方に合わせたイヤホンを選んで、いろんな場所でiPadを活用してみてください。