外国映画や、アメリカンテイストのお店などで、不思議な動きをする照明を見たことはあるでしょうか。ラバランプやラバライトと呼ばれる、1960年代にイギリスで発明されたインテリア照明です。60年代から70年代を思わせる、レトロでおしゃれなデザインは、今でも人気。そんなラバランプを、ランキングにして紹介します。ビンテージ風から、大きいものまでランクイン。種類や選び方のほかにも、ラバランプの使い方についても解説しています。
ラバランプとは?
イギリスで発明されたインテリアライト
1960年代に、光をアートに変えるという発想から誕生したのが、ラバランプです。アメリカでも流行し、アメリカン雑貨の定番となりました。その後、日本にも上陸し人気に。ラバランプを訳すと「溶岩ランプ」となります。溶岩のように、ゆっくりと形を変えて動く様子が、名前の由来です。
日本での販売店は希少
流行した当時は、雑貨屋などで多く販売されていましたが、模造品が出回るようになってしまう事態に。近年、取り扱う店舗は少なく入手が困難です。現在、ラバランプは、一部のネットショップや、個人輸入で購入できますよ。
ラバランプの仕組み
電球の熱で対流を起こし浮遊物の動きを見せる
ラバランプの管のなかには、リキッドと呼ばれる液体と、ワックスのかたまりが入っています。ラバランプの土台部分に設置した電球の熱で、リキッドとワックスが温められることで対流が生まれ、幻想的な動きを見せてくれる仕組み。リキッドとワックスには、さまざまな色が着色されています。リキッドとワックスの色の組み合わせで、印象が変わりますよ。
ラバランプの種類
ワックスタイプ
定番の型
ワックスは、ラバランプのなかで動きを演出するための大切なパーツ。溶岩が流れているような、幻想的な動きをするのが特徴です。ワックスが伸びたり、伸びたワックスが途切れて丸くなったりと、予測不能な動きから目が離せません。
ワックスが動き出すまでには、明かりを付けてから2時間から6時間程かかります。初回は特に時間がかかるので、余裕をもっておくと安心です。何度か使用して慣らすことで、動き出すまでの時間は短くなってきますよ。
グリッタータイプ
ワックスの代わりにグリッターを入れている
電球の熱であたためられて起きる対流で、グリッターが、きらきらと浮遊します。ワックスのような大きな動きはありませんが、自由に動くグリッターは幻想的。珍しいタイプの、ラバランプを探している人におすすめです。
グリッターは、ゴールドラメや星型などがあります。ゴールドグリッターは、大人っぽい印象になるので、シックなインテリアとも合わせやすくなりますよ。星型なら、プラネタリウムのような、幻想的な雰囲気を楽しめます。
ラバランプの選び方
ワックスで選ぶ
ベーシックなホワイトワックス
ホワイトは、リキッドの色を選ばない、万能なワックスです。リキッドの色が明るくても、自然に派手さを抑えられますよ。初めてラバランプを購入する人や、インテリアに馴染みやすいラバランプを検討している人に、おすすめです。管に色が付いたラバランプの場合は、ホワイトワックスでも、色が付いているように見えます。グラデーションや、まだら模様など、管の配色によってワックスの見え方も変わるので、チェックしてみるといいですよ。
印象が変わる色つきワックス
暖色系のワックスなら、溶岩が流れるような暖かみのある雰囲気になります。寒色系のワックスなら、クラゲが浮遊しているような幻想的な雰囲気に。ワックスの色によって、さまざまなイメージが膨らみます。リキッドとの色の組み合わせで、レトロ風だったり近未来的だったりと、印象も変わるのがラバランプの面白いところです。
リキッドで選ぶ
涼しげな印象ならクリアリキッド
ラバランプは、どこか温かみのある印象を与えてくれます。柔らかい雰囲気よりも、シャープな雰囲気にしたいときには、クリアリキッドがおすすめ。クールなインテリアにも、よく合います。色の面積を抑えられるので、部屋に馴染みやすいですよ。また、クリアリキッドの透明感は、見ているだけで涼しげ。夏のインテリアとしても、ぴったりです。
部屋のアクセントにしたいなら色つきリキッド
色つきリキッドは、存在感が出せるのが特徴。アメリカン雑貨でまとめた場所に置いても、埋もれることなく飾れるのは、うれしいですよね。シンプルな部屋に置けば、部屋のアクセントになってくれます。リキッドとワックスの色が同系色なら、存在感がありながらも、まとまりのある印象に。リキッドとワックスの色が反対色なら、一風変わった印象を与えられます。
ラバランプのおすすめブランド・メーカー
Lava Lamp(ラバランプ)
アメリカの正規メーカー
現在、日本で購入できるのが、こちらのメーカーから販売されているラバランプです。正規品のラバランプが、購入できますよ。リキッドとワックスの色の組み合わせによって、雰囲気が変わるので、飾る場所に合わせて選べます。
MATHMOS(マスモス) (取扱なし)
ラバランプの元祖
MATHMOSは、ラバランプの開発者が創設した、イギリスの照明家具専門ブランドです。現在、残念ながら日本での代理店はありません。個人輸入であれば、MATHMOSのラバランプを購入できるので、気になる人はチェックしてみてくださいね。
ニトリ(取扱なし)
リーズナブルな品揃え
照明インテリアも、豊富に揃うニトリ。残念ながら、現在のところラバランプの販売はありません。ニトリのようなシンプルな雰囲気に合わせるなら、ワックスとリキッドが同系色のラバランプを選んでみると良いですよ。
おすすめ&人気のラバランプランキング
ビンテージ風でおすすめのラバランプ
Lava Lamp-White Wax clear liquid tri-colored globe rainbow base(6,131円)
元気になれそうな配色
レトロポップさ満点の、ラバランプです。シンプルな場所に置くだけで、ぱっと明るくなりますよ。アメリカンレトロの雑貨は、ひとつひとつが賑やかな印象ですよね。そのなかでも埋もれることなく、存在感を放ってくれそうなデザインです。
ワックスはホワイトで、リキッドがクリアになっています。ガラス管の色と、土台部分の色と繋がっているように見えるのがポイント。ワックスが、底から湧き上がるように感じられますよ。ポップで可愛らしい印象があるので、子供部屋のインテリアとしてもおすすめです。
Lava Lamp- BlackWax PurpleLiquid SilverBase5492(6,578円)
怪しげな雰囲気を演出してくれる
パープルリキッドに、ブラックワックスのコンビネーションが、どこか怪しい雰囲気のラバランプです。ロックや、へヴィメタルの世界観が好きな人におすすめ。クールでかっこいい雰囲気を作るのに、ぴったりです。
ラバランプ特有の、変幻自在に動く怪しさが、カラーとマッチしています。個性的でありながら、かっこよさもあるのが魅力的なラバランプです。普段のインテリアとして以外にも、ハロウィーンなどのイベントでも活躍してくれそうですよ。
Lava Lamp- il-214025レインボー(6,215円)
ポップな印象のラバランプ
レインボーカラーが目にも鮮やかな、ラバランプ。明るいポップな色合いは、レトロさも感じられます。土台と先端部分のカラーも、レインボーになっているので、全体的な統一感もありますよ。明るく元気な雰囲気にしてくれるでしょう。
ワックスとリキッドは、どちらも透明タイプ。ワックスとリキッドが入っている管の部分に、色が付いている仕様です。アメリカ雑貨でまとめた部屋にマッチする、ラバランプを探している人におすすめですよ。
Lava Lamp-Purple Wax Blue Liquid Silver Base3328(6,578円)
クールな印象のラバランプ
ブルーリキッドに、パープルワックスの組み合わせが、涼しげな印象のラバランプです。どんな部屋にも溶け込む、クールなデザインが魅力的。ラバランプを初めて購入する人にもおすすめの、手に取りやすい色の組み合わせです。
高さは約37cmありますが、直径は約9cmとコンパクト。縦に長い設計なので、圧迫感なく配置できますよ。スタイリッシュな雰囲気を演出してくれるデザインなので、ニトリのシンプルな雰囲気が好きな人にも、おすすめのラバランプです。
Lava Lamp-WhiteWax ClearLiquid Graffiti Globe BlackBase3334(7,128円)
落ち着いた雰囲気が魅力
土台がブラックベースの、落ち着いた雰囲気があるラバランプ。リキッドとワックスはクリアタイプで、管にレインボーカラーが施されています。レインボーカラーの配色が、明るすぎないので、スタイリッシュな印象です。
ブラックベースになっているので、シンプルな部屋でも馴染んでくれますよ。派手すぎないラバランプを探している人に、おすすめのデザインです。シックな部屋のアクセントとしても、存在感を出してくれますよ。
大きいでおすすめのラバランプ
Lava Lamp- PinkWax-PurpleLiquid-SilverBase 4058(46,200円)
迫力ある大きさが魅力
高さは約68cmと、迫力のあるラバランプ。大きさはありますが、メタリックなシルバーの土台は、圧迫感を減らしてくれるデザインです。パープルのリキッドに、ピンクのワックスが、可愛らしい印象を与えてくれます。
大きさのあるラバランプは、リビングや玄関などの場所に飾るのにぴったり。ひとつあるだけで、空間が華やぎます。単体で置く以外にも、小さいサイズのラバランプと複数並べて置くのもおすすめ。ワックスの動きが一定ではないので、怪しげな雰囲気を演出できます。
Lava Lamp- IL236062オレンジ/パープル(49,500円)
ネオンのような色合い
パープルのリキッドと、オレンジのワックスの色合いは、どこかネオンを思わせるような雰囲気。暗くなってから使い始めると、映えそうな色合いが魅力です。レトロな色合いの、ラバランプを探している人におすすめですよ。
こちらのラバランプも、高さが約60cmの特大サイズ。直径も約20cmと、迫力のサイズ感です。ぱっと目を引く大きさとデザインは、リビングなどの広い空間でも、際立つ存在になりますよ。幻想的な空間にしてくれるでしょう。
Lava Lamp- il-236079グリーン/ブルー(14,300円)
躍動感が味わえる
高さ約40cmと、インテリアとしての存在感は抜群です。リキッドのブルーと、グリーンのワックスは、どこか異空間を感じさせる色の組み合わせが魅力的。土台はシルバーとシンプルなので、ワックスとリキッドの色合いが引き立つデザインです。
大きいラバランプは、ワックスのサイズも大きくなります。そのため、躍動感が出て見応えもありますよ。大きいラバランプを探している人はもちろん、アメリカ雑貨らしい色合いが好きな人にもおすすめです。
グリッターでおすすめのラバランプ
Lava Lamp- Rainbow glitter clear liquid gold base & cap 4836 (7,128円)
ゴールドが大人っぽいラバランプ
レインボーカラーのグリッターが華やかな印象の、ラバランプです。細かいグリッターなので、きらきらと輝いて見えますよ。リキッドが透明なので、グリッターと土台のゴールドが目立ちすぎないデザインが特徴です。
大人っぽい雰囲気があるラバランプは、いろいろな場所に置けます。シンプルな部屋や、リビングのディスプレイとして飾るのもおすすめ。グリッターからこぼれる光は、柔らかいのでリラックスできる雰囲気になりますね。
Lava Lamp- Galaxy Glitter Lamp 5188(7,128円)
宇宙をイメージするようなデザイン
星型のグリッターが入ったタイプです。管にデザインされた青と緑、そして紫のグラデーションは、ライトに照らされると夜空のような雰囲気に。土台部分は、宇宙空間のようなデザインが施されています。天体観測をしている気分が味わえるラバランプです。
照明として使うには暗いので、間接照明やインテリアとして使うのがおすすめ。きらきらと揺れるグリッターが、素敵な空間を演出してくれます。寝る前などに間接照明として点灯しておくと、リラックスできますよ。
Lava Lamp-トルネードスターライト(7,920円)
リキッドを回転させる新しいラバランプ
プロペラのような、回転パーツを搭載しています。竜巻のように、グリッターを回転させるラバランプです。従来のラバランプは、温まるまでに時間がかかりますが、スイッチを入れるだけで、すぐに動き出すのが魅力。青から緑へ変色するLEDライトで、演出してくれますよ。
リキッドが透明で、グリッターもシルバーとシンプルな見た目が特徴的。土台もシルバーなので、置き場所を選ばないデザインがうれしいですね。スタイリッシュでありながら、どこか近未来を想像させるようなデザインのラバランプです。
Lava Lite- Colormax™ ノーザンライト2160(4,823円)
オーロラをイメージしたラバンプ
ラメグリッターの揺らめきと、オーロラカラーの組み合わせは、見ているだけで癒やされますね。ラバランプ全体が、オーロラ観測のできる、アラスカやカナダの夜空をイメージしたようなデザインになっています。ラバランプの明かりで、癒やされたい人におすすめです。
リラックスできる配色なので、ヨガや瞑想のお供に使うのも良いでしょう。カラーで癒しを演出、そしてグリッターのラメが優雅さを演出してくれますよ。間接照明としても活躍してくれる、ラバランプですね。
ラバランプの使い方
ラバライト純正の白熱電球を使う
ラバランプに使われている電球は、家電量販店などで販売されている電球よりも、全長が短い仕様です。また、大きいサイズのラバランプに使われる電球は、球体ではない特殊な形をしています。そのため、ラバランプ純正の電球を使うことが大切。家電量販店などでは入手しにくい電球なので、ラバランプ本体を購入する際に、一緒に電球も揃えておくと安心です。
一日の連続使用時間は10時間以内にする
ラバランプは、電球の熱を利用して使うため、本体に熱がこもりやすい構造です。長時間、点灯していると熱を持ちすぎて危険なため、使用時間は10時間以内を目安に使うようにしましょう。使用中は本体が熱くなっているので、間違って触らないように気をつけるのも大切。特に、子供がいる家庭では、子供が触れない場所に配置すると安心です。
寿命が縮む恐れがあるので揺らさない
ワックスが動き始めるまでに、時間がかかります。揺らすなどして、外から衝撃を与えて動きを出そうとするのは、ワックスの劣化や、寿命が縮む原因のひとつ。揺らすことで、ワックスが分離してしまい、ラバランプ本来の動きが楽しめなくなる場合があります。動き始めるまでの時間経過も、楽しみのひとつにしてみるといいですよ。
捨て方は各自治体に確認する
ラバランプの寿命がきて、使えなくなった場合の捨て方は、各自治体に確認してから処分するようにしましょう。地域によって、ゴミの分別用法や捨て方も違うので、下調べをしておくと安心です。また、ワックスや液体は油を含んでいるので、排水溝に直接流すのではなく、新聞紙に含ませてからなど、対策して捨てましょう。
まとめ
幻想的な空間をつくるならラバランプがおすすめ
間接照明としてだけでなく、部屋の雰囲気を幻想的にしてくれるラバランプ。リキッドとワックスの色の組み合わせで、印象が大きく変わります。ランキングを参考に、お気に入りの組み合わせを見つけてくださいね。